JP3537101B2 - 金属帯の圧延方法および装置 - Google Patents

金属帯の圧延方法および装置

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JP3537101B2
JP3537101B2 JP12781994A JP12781994A JP3537101B2 JP 3537101 B2 JP3537101 B2 JP 3537101B2 JP 12781994 A JP12781994 A JP 12781994A JP 12781994 A JP12781994 A JP 12781994A JP 3537101 B2 JP3537101 B2 JP 3537101B2
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美智正 井上
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Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通鋼、ステンレス鋼
などの特殊鋼、高合金鉄、アルミニウム、銅などの金属
を連続して圧延するための金属帯の圧延方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、金属帯の圧延を効率的に行う
ために、複数スタンドの圧延機を連続配置したタンデム
圧延設備が用いられている。タンデム圧延設備に供給さ
れる金属帯は、コイル状に巻かれた状態から巻戻され、
タンデム圧延設備中に通板されて圧延された後、再びコ
イル状に巻取られる。1つのコイルからの金属帯につい
ての圧延が終了すると、直ちに次のコイルから巻戻され
る金属帯の圧延を行うため、先行する金属帯の後端部と
後行する金属帯の先端部とは溶接され、複数のコイルか
らの金属帯が順次連続的に通板されて圧延される。圧延
された金属帯の溶接部分は、タンデム圧延設備の出側に
設けられる剪断設備によって切断され、別々のコイルに
巻取られる。このようなタンデム圧延設備を含む先行技
術は、たとえば特開平5−228504号公報に開示さ
れている。
【0003】先行する金属帯と後行する金属帯との溶接
部分は、一般に引張り強度や伸びなどの機械的特性が他
の部分に比較して劣化している。そのような溶接部分を
他の部分と同様に圧延すると、圧延されて断面積が減少
したときに圧延のために加えられている張力に耐えられ
ずに破断してしまうおそれがある。このため、従来は、
金属帯の溶接部分は圧延せずに、溶接部分がタンデム圧
延設備の入側に到達した時点で、金属帯の通板を一時停
止し、全ての圧延機の圧延ロールを開放させた状態で溶
接部分を通板させるようにしている。溶接部分がタンデ
ム圧延設備の出側に到達すると、再び金属帯は停止さ
れ、圧延機の圧延ロールが閉じて金属帯の圧延が再開さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による金属帯
の圧延では、金属帯の溶接部分の前後に、たとえばタン
デム圧延装置の入側から出側までの距離に相当する長さ
の非圧延部分が存在する。その中央付近の溶接部分で切
断すると、先行する金属帯のコイルの終端部分と、後行
する金属帯のコイルの先端部分とが未圧延状態となり、
製品仕様を満たすことができないので、最終的には除去
しなければならない。このため材料の歩留りが低下し、
特に原価の高い材料についてはコストアップの大きな要
因となる。
【0005】金属帯を連続通板しながら、溶接部分が各
スタンドの圧延機に到達した時点で、そのスタンドだけ
圧延ロールを開くことも考えられる。しかしながら、金
属帯を通板しながら圧延ロールの開閉を行うときには、
金属帯表面と圧延ロールとの離脱や接触の際に金属帯表
面に衝撃力が加わり、金属帯の表面にいわゆるタッチマ
ークが付きやすい。
【0006】本発明の目的は、連続通板させる金属帯
を、タッチマーク等の発生を防止しながら効率良く連続
通板することができる金属帯の圧延方法および装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数スタンド
の圧延機に、先行する金属帯の終端と後行する金属帯の
先端とを順次溶接しながら連続通板して圧延する金属帯
の圧延方法において、溶接部分が各スタンドの圧延機に
到達する場合に、先行する金属帯と後行する金属帯との
材質の異同、板幅差および板厚差に応じて予め定める溶
接性の評価基準に従い、溶接性の良好な方で値が小さく
なる評価値を得て、評価値が予め定める判断基準よりも
小さいときに溶接部分をそのまま圧延する連続圧延モー
ドと、評価値が該判断基準よりも大きいときに金属帯の
通板を一時停止して、そのスタンドの圧延機の圧延ロー
ルを開き、金属帯を通板させて溶接部分が圧延ロール間
を通過したら金属帯の通板を一時停止し、圧延ロールを
閉じてから金属帯の通板を再開する逐次圧延モードとを
切換えることを特徴とする金属帯の圧延方法である。
【0008】
【0009】
【0010】また本発明の前記判断基準よりも大きい評
価値には、逐次圧延モードへの切換えを、全部のスタン
ドの圧延機に対して行うか、通板方向下流側のスタンド
の圧延機に対して行うかを判断するための基準が設けら
れ、この基準よりも評価値が小さいか大きいかに従って
逐次圧延モードに切換えられる圧延機について下流側ス
タンドか全スタンドかが決定されることを特徴とする。
【0011】さらに本発明は、複数スタンドの圧延機
に、先行する金属帯の終端と後行する金属帯の先端とを
順次溶接しながら連続通板して圧延する金属帯の圧延装
置において、圧延される金属帯の材質、板幅および板厚
についての情報を予め設定するスケジュール設定手段
と、金属帯の通板に従って、溶接部分の位置を追跡する
トラッキング手段と、トラッキング手段からの出力に応
答し、溶接部分が各スタンドの圧延機に到達する場合
に、スケジュール設定手段を参照し、先行する金属帯と
後行する金属帯との材質の異同、板幅差および板厚差に
応じて予め定める溶接性の評価基準に従い、溶接性の良
好な方で値が小さくなる評価値を得て、評価値が予め定
める判断基準よりも小さいときに溶接部分をそのまま圧
延する連続圧延モードと、評価値が該判断基準よりも大
きいときに金属帯の通板を一時停止して、そのスタンド
の圧延機の圧延ロールを開き、金属帯を通板させて溶接
部分が圧延ロール間を通過したら金属帯の通板を一時停
止し、圧延ロールを閉じてから金属帯の通板を再開する
逐次圧延モードとを切換える切換手段とを含むことを特
徴とする金属帯の圧延装置である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、先行する金属帯と後行する金
属帯との材質の異同、板幅差および板厚差に応じて、溶
接性の評価基準に基づき、溶接性の良好な方で値が小さ
くなる評価値を得る。評価値が予め定める判断基準より
も小さいときには、先行する金属帯と後行する金属帯と
の溶接部分をそのまま圧延し、評価値が判断基準よりも
大きなときには逐次圧延モードによる圧延を行う。逐次
圧延モードでは、溶接部分が到達したスタンドの圧延機
の圧延ロールを開いて圧延ロール間の間隔を広げ、溶接
部分を通過させた後で再び圧延ロールを閉じて金属帯を
通板させながら圧延を行う。圧延ロールの開閉の際には
金属帯の通板を一時停止する。他のスタンドの圧延ロー
ルは、この間には開閉を行わないので、溶接部分付近以
外に未圧延部分が生じるおそれはない。溶接部分を通過
させるために金属帯の通板を一時停止することによっ
て、他のスタンドの圧延機ではタッチマークが発生する
可能性があるけれども、そのスタンドよりも下流側の圧
延機で圧延される際にほとんど解消される。未圧延部分
を減少させることによって、最終的な製品歩留りを向上
させることができる。
【0013】
【0014】
【0015】また本発明に従えば、逐次圧延モードを、
全部のスタンドの圧延機に対して行うか、通板方向下流
側のスタンドの圧延機に対して行うかが切換可能であ
る。逐次圧延モードに切換える判断基準よりも大きい評
価値に対して設けられる基準より評価値が小さいときに
は、圧延の初期の段階であって断面積の減少の割合が小
さい上流側の圧延機では連続圧延モードによる圧延を行
い、下流側の圧延機でのみ逐次圧延を行うので、金属帯
の停止の回数が減ってタッチマークなどが生じるおそれ
がある範囲が減少し、製品歩留りの向上を図ることがで
きる。
【0016】さらに本発明に従えば、圧延される金属帯
の材質、板幅および板厚についての情報はスケジュール
設定手段に予め設定される。金属帯の通板に従って、溶
接部分の位置はトラッキング手段によって追跡される。
切換手段は、トラッキング手段からの出力に応答し、溶
接部分が各スタンドの圧延機に到達する場合に、スケジ
ュール設定手段に設定されている情報に従って、連続圧
延モードと逐次圧延モードとを切換える。スケジュール
設定手段に、コイル間で材質、板幅および板厚の変化が
できるだけ少なくなるような組合わせで圧延スケジュー
ルを設定することによって、できるだけ逐次圧延モード
を行わずに連続圧延モードによる効率的かつ歩留りの良
い圧延を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下図面に従って本発明の実施例につき説明
する。図1は本発明の一実施例の構成を示し、図2は図
1の実施例に用いられる圧延機の構成を示し、図3は圧
延機の構成と板幅の差との関係を示し、図4は溶接部分
の構成を示し、図5は図1の実施例の動作を示し、図6
は本発明の他の実施例の構成および動作を示し、図7は
図6の実施例の圧延機の構成の一部を示す。
【0018】図1において、金属帯1は、複数のペイオ
フリール2,3から巻戻されて供給され、溶接装置4に
よって順次連結される。溶接機4は、先行する金属帯1
の後端と後行する金属帯1の先端とを、たとえばフラッ
シュバット溶接法やミグ溶接法などによって溶接する。
溶接部分での板厚の変化を少なくするため、グラインダ
による研摩も行われる。良好な溶接部分を形成するた
め、金属帯1は溶接時に一時停止する。停止の間にも金
属帯1を下流側に通板させるため、ルーパ装置5が設け
られる。ルーパ装置5は、金属帯1をある程度の長さま
で貯蔵しておき、上流側から金属帯1が供給されなくな
った時点で貯蔵されていた金属帯を下流側に払出す。
【0019】ルーパ装置5の下流側にはタンデム圧延装
置6が設けられる。タンデム圧延装置6は、制御装置7
によって制御され、複数スタンドの圧延機に金属帯1を
順次通板させることによって金属帯1の板厚を所定の板
厚まで減少させる圧延を行う。タンデム圧延装置6の入
側には、溶接部検出器8が設けられ、溶接装置4によっ
て溶接された先行する金属帯1と後行する金属帯1との
溶接部分が到達するか否かを検出する。タンデム圧延装
置6の出側には、剪断装置9が設けられ、溶接部分の近
傍を切断する。タンデム圧延装置6によって圧延された
金属帯1は、テンションリール10によって巻取られ
る。溶接部分が剪断装置9によって切離された後では、
先行する金属帯1はテンションリール10に直ちに巻取
られ、テンションリール10から取外された後、後行す
る金属帯1の先端が再び空のテンションリール10に巻
取られる。
【0020】タンデム圧延装置6には、複数、たとえば
4スタンドの圧延機11,12,13,14が設けられ
る。連続通板される金属帯1の組合わせは、生産計画な
どに併せて、プロセスコンピュータによって実現される
スケジュール設定装置15から制御装置7に与えられ
る。
【0021】図2は、図1の圧延機11〜14のうちの
1つのスタンドの圧延機の構成を示す。図2(A)は圧
延ロールを閉じてワークロール間を相互に接触させた状
態、図2(B)は圧延ロールを開いてワークロール間の
間隔をあけた状態をそれぞれ示す。圧延ロールは、ハウ
ジング20内に6重に構成され、一対のワークロール2
1,22を上下から一対の中間ロール23,24で挟
み、さらにその上下を一対のバックアップロール25,
26で挟むように構成される。ワークロール21,2
2、中間ロール23,24、バックアップロール25,
26の軸線方向両端には、それぞれ軸受として機能する
チョック27,28,29,30,31,32が設けら
れる。下側のバックアップロール26の下方には、圧下
シリンダ33が設けられる。上側のバックアップロール
25の上方には、ロードセルなどによって実現される荷
重検出器34が設けられる。圧下シリンダ33を作動さ
せて、下側のバックアップロール26のチョック32を
下方から押圧すると、下側のバックアップロール26の
チョック32から下側のバックアップロール26、下側
の中間ロール24および下側のワークロール22の順に
押圧力が伝達し、上下のワークロール21,22間で金
属帯の圧延を行う。
【0022】この圧延機には、ロールベンディングのた
めに、開閉シリンダ35a,36a,37,38,39
が設けられている。開閉シリンダ35a,36aの替わ
りに、二点鎖線で示すような開閉シリンダ35b,36
bを用いることもある。ワークロール21,22間の間
隔を開くためにも、開閉シリンダ35a,37,39を
用いることができ、図2(A)に示す状態から図2
(B)に示す状態までチョック27,29,31の位置
を変化させて、ワークロール21を上げることができ
る。下側のワークロール22を下げるためには、圧下シ
リンダ33を下げればよい。
【0023】図3(A)に示すように、中間ロール2
3,24は、軸線方向に、シフトシリンダ41,42に
よってそれぞれ移動させることができ、中間ロールシフ
トによる板幅方向の形状修正が可能である。しかしなが
ら、図3(B)に斜線を施して示すように、先行する金
属帯1aの幅Waと後行する金属帯1bの幅Wbとの差
が大きく、しかもWaよりもWbの方が大きいときに
は、後行する金属帯の耳の部分の中間ロールシフトによ
る板厚コントロールが遅れる部分が生じる。このため、
板幅の差ばかりでなくその変化方向も通板する金属帯の
組合わせにおいては重要である。また板厚の差が大きい
ときには、溶接部分で段差が生じ、衝撃が発生したりす
るおそれがある。このため、板厚の差も重要な条件であ
る。さらに溶接部分は、先行する金属帯と後行する金属
帯との材質の異同に応じて予め定める溶接性によって強
度や伸びが異なるので、材質も重要な要素である。これ
らの各要素を考慮し、たとえばステンレス鋼の通板の際
には、次の表1および表2のような判断基準で連続圧延
モードと逐次圧延モードとを切換手段である制御装置7
によって切換えている。表1は、溶接性の良好な鋼種の
場合を示し、表2は溶接性が不良な鋼種の場合を示す。
なお、「1」は連続圧延モード、「2」は下流側スタン
ドの逐次圧延モード、「3」は全スタンドの逐次圧延モ
ードをそれぞれ示す。また、数値の単位はmmであるけ
れども、記載を省略する。
【0024】なお、通常、母材板厚の薄い方が溶接部の
強度が低下する傾向にある。したがって、表1や表2に
おいて、母材板厚が4.0mm以上のものと、4.0m
m未満のものとを溶接して接続する場合には、薄い方の
板厚の条件に合わせて溶接する。「板幅差」は先行材と
後行材との板幅の差を示し、「先≧後」は先行材の板幅
が後行材の板幅以上である場合を示し、「先<後」は先
行材の板幅が後行材の板幅未満の場合を示す。「板厚
差」は先行材と後行材との板厚の差を示す。「母材の板
厚」は、先行材と後行材とで薄い方の板厚を示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】図4は溶接部分検出のための構成を示す。
先行金属帯1aと後行金属帯1bとの溶接部分45か
ら、たとえばLだけ離れた後行金属帯1bの中央付近に
検出孔46を設け、図1に示す溶接部検出器8によって
光の通過を検出する。溶接部分45は、その時点で溶接
部検出器8からLだけ下流側に位置する。この位置を初
段スタンドの圧延機11の圧下位置にできるだけ近付け
ることによって逐次圧延モードでの非圧延部分の長さを
短くすることができる。
【0028】図5は、図1の実施例の動作を示す。溶接
部検出器8によって溶接部45が到達したことが検出さ
れると、ステップa1から動作を開始する。ステップa
2では、先行金属帯1aの材質、板厚および板幅がスケ
ジュール設定装置15から読出される。ステップa3で
は、後行金属帯1bの材質、板厚および板幅がスケジュ
ール設定装置15から読出される。ステップa4では、
先行金属帯1aと後行金属帯1bとの材質の異同が予め
定めるテーブルに従って判断される。材質が同種と判断
されるときには、ステップa5に移り、板幅と板厚との
差に基づいて、差が小さいときには連続圧延モードが選
択され、差が大きいときには逐次圧延モードが選択され
る。逐次圧延モードの中にも第2の基準値に従って、第
2の基準値よりも差が小さいときには下流側の圧延機の
み逐次圧延モードに切換えられる。ステップa4で異な
る材質と判断されるときには、ステップa6で全てのス
タンドの圧延機が逐次圧延モードとなる。このようにし
て圧延モードの切換えが行われ、ステップa7でモード
切換動作を終了する。逐次圧延モードでは、溶接部分検
出器8によって溶接部分45が検出されてから、各圧延
機1〜4の通板速度に基づいて、溶接部分45の現在位
置を追跡するトラッキング演算をトラッキング手段でも
ある制御装置7によって行う。溶接部分45が各圧延機
1〜4に到達すると、金属帯1の通板が一時停止され、
その圧延機の圧延ロールを開いて溶接部分45を通過さ
せる。通過後、通板を一時停止して圧延ロールを閉じ、
通板を再開する。表1および表2の「2」で示す下流側
スタンドの逐次圧延モードでは、圧延されて断面積が減
少する、たとえば第3スタンドの圧延機3以降で逐次圧
延を行う。
【0029】図6は、本発明の他の実施例の構成を示
す。図1の実施例に対応する部分には同一の参照符を付
す。本実施例の圧延設備50は、第1スタンドの圧延機
51単独でも圧延可能であり、また第2および第3スタ
ンドの圧延機52,53を連続させたタンデム圧延装置
としても圧延可能である。第3スタンドの圧延機53の
下流側には圧延張力を付与するための2Hロール54が
設けられ、剪断装置9によって先行する金属帯と後行す
る金属帯との間の溶接部分が切断された後でも、圧延の
ために必要な張力が後行する金属帯に与えられるように
なっている。
【0030】第1スタンドの圧延機51と第2スタンド
の圧延機52との間には第1スタンドの圧延機51のみ
を使用して圧延された金属帯を巻取るためのテンション
リール55が設けられる。第1スタンドの圧延機51の
みを使用して連続圧延する場合は、剪断装置56によっ
て先行する金属帯と後行する金属帯との間の溶接部分が
切断される。第1スタンドの圧延機51に供給される金
属帯1は、ブライドルロール57を介して供給される。
ブライドルロール57の上流側には、たとえば特開平5
−228504号公報で開示されているような一連の連
続焼鈍装置および脱スケール装置などが設けられる。
【0031】圧延設備50の構成を切換えて、第1スタ
ンドの圧延機51のみを使用する状態から第2および第
3スタンドの圧延機52,53も使用する状態に切換え
る際のスレッディングの便宜を図るため、通板テーブル
58が設けられる。第1スタンドの圧延機51と第2ス
タンドの圧延機52との間の距離が長くなるので、この
間での金属帯1の変形を防止したり調整したり、あるい
は捩れを防止するため、3本ロールによるセンタリング
装置59やサイドガイド60が設けられる。第3スタン
ドの圧延機53と2Hロール54との間、および2Hロ
ール54とテンションリール10との間にもサイドガイ
ド61,62がそれぞれ設けられる。またブライドルロ
ール57からテンションリール10に至るまでの間に、
ピンチロール63,64,65,66,67、押えロー
ル68,69,70,71がそれぞれ配置されている。
【0032】連続圧延モード、または逐次圧延モードで
も溶接部分が到達するまで、通常の圧延を行っている状
態では、ピンチロール63,64,65,66,67は
開放されており、センタリング装置59の中間のロール
は下降している。また、押えロール68,69,70,
71は張力測定のために下降し、サイドガイド60,6
1,62は開放されている。全スタンドの逐次圧延モー
ドで溶接部分が第1スタンドの圧延機51の入側の所定
位置に到達すると、金属帯1の通板は一時停止し、圧延
機51のロールが開き、通板が行われて溶接部分が通過
した後で再び停止し、圧延機が閉じた後で金属帯1の通
板が再開される。溶接部分が第2および第3スタンドの
圧延機52,53および2Hロール54の手前の所定位
置にそれぞれ到達すると、金属帯1の通板が一時停止
し、ロールが開き、溶接部分が通過した後再び停止し、
ロールが下降して閉じることを繰返す。第1スタンドと
第2スタンドとの間には振動防止用のセンタリング装置
59が設けられ、剪断装置9の下流側には金属帯の先端
を把持して導くグリップトランスファ装置72が設けら
れる。なお、溶接部分が通過する際に、ロールが開いて
いるときには、サイドガイド60,61,62は閉じ、
またピンチロール63,64,65,66,67も閉じ
るようにしてもよい。下流側スタンドの逐次圧延モード
では、第2スタンドと第3スタンドとの圧延機52,5
3が逐次圧延を行う。
【0033】図7は、図6の実施例の圧延機52,53
の構成の一部を示す。この圧延機では、ワークロール2
1,22の間が開いたときに、ワークロール21,22
間に弓形ガイド74が挿入可能となっている。弓形ガイ
ド74は、たとえば砲金製であり、ワークロール21,
22の表面を保護するために上流側から挿入される。弓
形ガイド74の移動は案内レール75に沿って行われ、
空気圧シリンダ76によって駆動される。なお、ワーク
ロール21,22の位置は、中間ロール23、バックア
ップロール25の中心位置より、dだけ下流側にずらせ
てある。
【0034】以上の各実施例では、6重あるいは4重構
成の多重圧延機を1つのスタンドに用いるタンデム圧延
装置によって圧延する場合を説明しているけれども、ク
ラスタータイプの圧延機であっても同様である。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、先行する
金属帯と後行する金属帯との材質の異同、板幅差および
板厚差に基づく評価値を得て、評価値が判断基準よりも
小さいときには連続圧延モードで圧延し、金属帯の通板
停止によるタッチマークの付着を防止することができ
る。先行する金属帯と後行する金属帯との差で評価値が
判断基準より大きいときには、溶接部分が到達した圧延
スタンドの溶接機を開閉して圧延する逐次圧延モードに
切換え、溶接部分の圧延を行わないで確実な連続通板を
可能とし、かつ歩留りの低下を抑制することができる。
【0036】
【0037】
【0038】また本発明によれば、逐次圧延モードの中
でも実行範囲を変化させ、先行材と後行材との差が比較
的小さいときには、通板方向の下流側でのみ行って歩留
りの低下を極力避けることができる。
【0039】さらに本発明に従えば、連続通板される金
属帯の溶接部分をトラッキングしながら、圧延スケジュ
ールに従って圧延モードを切換える。連続圧延モードが
できるだけ連続するように圧延スケジュールを設定する
ことによって、歩留り良い効率的な圧延を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す簡略化した正面
図である。
【図2】図1の実施例に用いる圧延機の構成を示す正面
図である。
【図3】図1の実施例の圧延機の動作と板幅変化との関
係を示す模式的な側面図および平面図である。
【図4】溶接部分検出のための構成を示す平面図であ
る。
【図5】図1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の他の実施例の構成および動作を示す簡
略化した正面図およびタイムチャートである。
【図7】図6の実施例の圧延機の構成を示す部分的な正
面図である。
【符号の説明】
1 金属帯 1a 先行金属帯 1b 後行金属帯 2,3 ペイオフリール 4 溶接装置 6 タンデム圧延装置 7 制御装置 8 溶接部検出器 9,56 剪断装置 10,55 テンションリール 11〜14,51〜53 圧延機 15 スケジュール設定装置 21,22 ワークロール 23,24 中間ロール 25,26 バックアップロール 33 圧下シリンダ 34 荷重検出器 35a,35b,36a,36b,37〜39 開閉シ
リンダ 41,42 シフトシリンダ 45 溶接部分 46 検出孔 50 圧延設備 74 弓形ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/00 - 37/78 B21B 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数スタンドの圧延機に、先行する金属
    帯の終端と後行する金属帯の先端とを順次溶接しながら
    連続通板して圧延する金属帯の圧延方法において、 溶接部分が各スタンドの圧延機に到達する場合に、先行
    する金属帯と後行する金属帯との材質の異同、板幅差お
    よび板厚差に応じて予め定める溶接性の評価基準に従
    い、溶接性の良好な方で値が小さくなる評価値を得て、 評価値が予め定める判断基準よりも小さいときに溶接部
    分をそのまま圧延する連続圧延モードと、 評価値が該判断基準よりも大きいときに金属帯の通板を
    一時停止して、そのスタンドの圧延機の圧延ロールを開
    き、金属帯を通板させて溶接部分が圧延ロール間を通過
    したら金属帯の通板を一時停止し、圧延ロールを閉じて
    から金属帯の通板を再開する逐次圧延モードとを切換え
    ることを特徴とする金属帯の圧延方法。
  2. 【請求項2】 前記判断基準よりも大きい評価値には、
    逐次圧延モードへの切換えを、全部のスタンドの圧延機
    に対して行うか、通板方向下流側のスタンドの圧延機に
    対して行うかを判断するための基準が設けられ、この基
    準よりも評価値が小さいか大きいかに従って逐次圧延モ
    ードに切換えられる圧延機について下流側スタンドか全
    スタンドかが決定されることを特徴とする請求項1記載
    の金属帯の圧延方法。
  3. 【請求項3】 複数スタンドの圧延機に、先行する金属
    帯の終端と後行する金属帯の先端とを順次溶接しながら
    連続通板して圧延する金属帯の圧延装置において、 圧延される金属帯の材質、板幅および板厚についての情
    報を予め設定するスケジュール設定手段と、 金属帯の通板に従って、溶接部分の位置を追跡するトラ
    ッキング手段と、 トラッキング手段からの出力に応答し、溶接部分が各ス
    タンドの圧延機に到達する場合に、スケジュール設定手
    段を参照し、先行する金属帯と後行する金属帯との材質
    の異同、板幅差および板厚差に応じて予め定める溶接性
    の評価基準に従い、溶接性の良好な方で値が小さくなる
    評価値を得て、 評価値が予め定める判断基準よりも小さいときに溶接部
    分をそのまま圧延する連続圧延モードと、 評価値が該判断基準よりも大きいときに金属帯の通板を
    一時停止して、そのスタンドの圧延機の圧延ロールを開
    き、金属帯を通板させて溶接部分が圧延ロール間を通過
    したら金属帯の通板を一時停止し、圧延ロールを閉じて
    から金属帯の通板を再開する逐次圧延モードとを切換え
    る切換手段とを含むことを特徴とする金属帯の圧延装
    置。
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