JPH081218A - 金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延操業方法 - Google Patents

金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延操業方法

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JPH081218A
JPH081218A JP6134661A JP13466194A JPH081218A JP H081218 A JPH081218 A JP H081218A JP 6134661 A JP6134661 A JP 6134661A JP 13466194 A JP13466194 A JP 13466194A JP H081218 A JPH081218 A JP H081218A
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JP
Japan
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rolling
metal strip
operation mode
coil
stand
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Withdrawn
Application number
JP6134661A
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English (en)
Inventor
Michimasa Inoue
美智正 井上
Shintaro Kaneyasu
信太郎 兼安
Mitsuyuki Umeo
満之 梅尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一連の連続焼鈍および脱スケール装置に後続
して配置される圧延装置で、操業モードの切換えを効率
的にかつ金属帯の品質低下を招くことなく行う。 【構成】 第1操業モードでは、第1スタンドの圧延機
21を使用して第1の巻取機24で金属帯を巻取る。第
2操業モードに切換える際には、第1コイル群の最後の
コイルからの金属帯の先端を、第2および第3スタンド
の圧延機22,23を開放して通板させ、スレッディン
グしながら第2の巻取機25まで導いて巻取る。後続す
る第2コイル群の最初のコイルの金属帯については、前
方張力を確保して、十分な板厚精度で圧延することがで
きる。第2操業モードから第1操業モードへ切換える際
には、第1操業モードの最後の金属帯に後続する金属帯
を全スタンドに通板しながら第1スタンドの圧延機21
を使って粗圧延し、十分な後方張力を確保してから第1
操業モードに切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通鋼、ステンレス鋼
などを含む特殊鋼、高合金鉄、アルミニウム、銅などの
金属帯を連続通板して、焼鈍および脱スケール、あるい
は脱スケールのみを行い、後続配置される圧延設備で連
続的に圧延する際の操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属帯は、製錬後熱間圧延され、さらに
冷間圧延されて製品化される。熱間圧延と冷間圧延との
間には、熱間圧延組織を消失させて改質するためや、熱
間圧延によって加工硬化した金属帯を軟化させるためな
どに、焼鈍処理が行われる。熱間圧延の過程や、焼鈍処
理の過程では、金属帯の表面に緻密な酸化スケールが形
成され、この酸化スケールを機械的にまたは化学的処理
によって脱スケールしてから冷間圧延する必要がある。
このような、焼鈍および脱スケール装置と、冷間圧延設
備とを連結し一体化して、省工程化を図っている先行技
術は、本件出願人によって、たとえば特開平5−212
410号や、特開平5−228504号として開示され
ている。
【0003】図9は、これらの先行技術による一連の連
続焼鈍および脱スケール装置に後続配設される冷間圧延
設備の構成を示す。金属帯1は、ペイオフリールなどの
巻戻機2から巻戻され、デフレクタロール3を介して前
処理装置4に入る。前処理装置4では、複数のコイルか
らの金属帯のうち、先行するコイルの金属帯の終端と後
行するコイルからの金属帯の先端とを溶接する。このよ
うにして連続化された金属帯1は、入側のルーパ装置5
から焼鈍装置6および脱スケール装置7を介して出側の
ルーパ装置8に通板される。焼鈍装置5および脱スケー
ル装置7では、金属帯1の通板速度を一定に保つ必要が
あるので、入側のルーパ装置5によって前処理装置4に
おける溶接中の通板速度の変動分に対処し、出側のルー
パ装置8によって下流側の通板速度の変動に対処してい
る。ルーパ装置8の下流側には、サイドトリミング装置
9およびブライドルロール10を介して、タンデム圧延
装置が設けられている。
【0004】タンデム圧延装置には、第1スタンドの圧
延機11、剪断機12、デフレクタロール13、巻取機
14、振動防止などのためのセンタリング装置15、第
2スタンド以降の圧延機16、張力付与装置17、剪断
機18、デフレクタロール19および巻取機20が設け
られる。この圧延設備は、第1スタンドの圧延機11に
金属帯1を通板した後、巻取機14によって巻取る操業
モードと、全体の圧延機11,16に通板して巻取機2
0で巻取る操業モードとを切換可能である。このような
切換可能な構成は、たとえば金属帯1としてステンレス
鋼帯を圧延する場合に、JISG4304「熱間圧延ス
テンレス鋼帯」に規定されるNo.1仕上げや、JIS
G4305「冷間圧延ステンレス鋼帯」に規定されるN
o.2D仕上げや、No.2B仕上げなどには第1スタ
ンドの圧延機11のみに通板する操業モードで行い、冷
間圧延としては全体のスタンドの圧延機11,16を使
用する操業モードで行うためである。第1スタンドの圧
延機11のみに通板する操業モードでは、第2スタンド
以降の圧延機16を金属帯1が通らないので、金属帯1
の表面に傷などが付く可能性が少なくなり、品質劣化を
防ぐことができる。また第2スタンド以降の圧延機16
は、休止中にロールの交換などの補修を十分に行うこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すような連続
圧延設備では、金属帯1の必要とする仕上げに応じて、
第1スタンドの圧延機11のみに通板して操業を行うモ
ードと、全てのスタンドの圧延機11,16に通板して
操業を行うモードとを切換えることができる。しかしな
がら、2つの操業モード間の切換えが自動的にかつ圧延
される金属帯1の品質低下を招くことなく行われない
と、一連の設備を効率良く安定して稼働させることがで
きない。全てのスタンドの圧延機を用いて圧延を行う際
には、金属帯1に対して大きな張力を与える必要がある
ので、特に第1スタンドの圧延機のみに通板している操
業モードから切換える際に、いかに切換えるかが重要で
ある。また、第1スタンドの圧延機と第2スタンド以降
の圧延機との間には、巻取機などが配置されるので、ス
タンド間の距離が長くなる。この間で金属帯を蛇行した
りすることなく第2スタンド以降の圧延機にまでうまく
誘導案内する必要がある。さらに全体のスタンドの圧延
機に通板して圧延している状態から、第1スタンドの圧
延機のみに通板して圧延する操業モードに切換える際に
も、全体のスタンドの圧延機を使用して冷間圧延する金
属帯については張力を確保する必要がある。
【0006】本発明の目的は、操業モードの切換えを効
率的にかつ金属帯の品質低下を招くことなく行うことが
できる金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延操業方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一連の連続焼
鈍および脱スケール装置に後続して、第1スタンドの圧
延機、第1剪断機、第1巻取機、第2スタンド以降の圧
延機、張力付与装置、第2剪断機および第2巻取機が順
次配置され、第1スタンドの圧延機のみに通板させて金
属帯を第1巻取機で巻取る第1操業モードと、全てのス
タンドの圧延機に通板させて金属帯を圧延して第2巻取
機で巻取る第2操業モードとを切換可能な設備を用い
て、複数のコイルから巻戻される金属帯を順次溶接しな
がら連続的に圧延し、圧延後に溶接部を切離して別個の
コイルとして巻取る金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延操
業方法において、第1操業モードで圧延する第1コイル
群から第2操業モードで圧延する第2コイル群に切換え
る際に、第1コイル群の最後のコイルからの金属帯の先
端が第1剪断機によって先行コイルからの金属帯の後端
から切離された後で、第2スタンド以降の圧延機のロー
ルを開放状態とし、前記先端を第2巻取機まで導いて、
前記最後のコイルからの金属帯は第2巻取機によって巻
取り、前記最後のコイルからの金属帯の後端に第2コイ
ル群の最初のコイルからの金属帯の先端が溶接された後
では、張力付与装置によって圧延張力を金属帯に付与し
ながら、第2操業モードによる圧延を行うことを特徴と
する金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延操業方法である。
【0008】また本発明は、前記最後のコイルからの金
属帯に対して、第1スタンドの圧延機が形状整形を行う
ことを特徴とする。
【0009】また本発明は、一連の連続焼鈍および脱ス
ケール装置に後続して、第1スタンドの圧延機、第1剪
断機、第1巻取機、第2スタンド以降の圧延機、張力付
与装置、第2剪断機および第2巻取機が順次配置され、
第1スタンドの圧延機のみに通板させて金属帯を第1巻
取機で巻取る第1操業モードと、全てのスタンドの圧延
機に通板させて金属帯を圧延して第2巻取機で巻取る第
2操業モードとを切換可能な設備を用いて、複数のコイ
ルから巻戻される金属帯を順次溶接しながら連続的に圧
延し、圧延後に溶接部を切離して別個のコイルとして巻
取る金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延操業方法におい
て、第2操業モードで圧延する第2コイル群から第1操
業モードで圧延する第1コイル群に切換える際に、第2
コイル群の最後のコイルからの金属帯に後続して、粗圧
延を行うコイルからの金属帯を全スタンドの圧延機に通
板させて、第2スタンド以降の圧延機はロールを開放状
態として、第1スタンドの圧延機のみを使用して粗圧延
を行い、第2巻取機に巻取り、粗圧延を行うコイルから
の金属帯の後端と第1コイル群の最初のコイルからの金
属帯の先端とを第1剪断機で切離し、第1コイル群の金
属帯を第1巻取機に巻取りながら、粗圧延された金属帯
の残余を第2巻取機に巻取ることを特徴とする金属帯の
焼鈍、脱スケール、圧延操業方法である。
【0010】
【作用】本発明に従えば、金属帯は、連続焼鈍および脱
スケール装置に後続して配置される圧延機を使用して、
第1スタンドの圧延機のみに通板して第1巻取機で巻取
る第1操業モードと、第2スタンド以降の圧延機も使用
して第2巻取機で巻取る第2操業モードとを切換えて処
理される。第1操業モードから第2操業モードに切換え
る際には、第1コイル群の最後のコイルからの金属帯の
先端を、第1剪断機で先行コイルからの金属帯の後端か
ら切離された後で、ロールが開放状態である第2スタン
ド以降の圧延機を介して第2巻取機まで導き、第2巻取
機で巻取る。第2コイル群の最初の金属帯の先端が溶接
された後では、圧延張力を張力付与装置によって加えな
がら第2コイル群からの金属帯の圧延を第2操業モード
で連続して行う。第2コイル群からの金属帯に対して
は、圧延に必要な前方張力を張力付与装置によって供給
することができるので、十分な圧延を行うことができ
る。第1コイル群の最後のコイルからの金属帯に対して
は、第2スタンド以降の圧延機のロールを開放状態にし
て通板するので、通板の一時停止などがあってもタッチ
マークなどが付着することがなく、品質の劣化を防ぐこ
とができる。
【0011】また本発明に従えば、第1スタンドの圧延
機が形状整形を行いながら、第1コイル群の最後のコイ
ルからの金属帯の先端を第2スタンド以降の圧延機に導
く。第1剪断装置や第1巻取装置が配置されるために、
第1スタンドの圧延機と第2スタンド以降の圧延機との
間の距離が長くなるけれども、形状整形を行うことによ
って金属帯の先端を通板経路に沿って容易に誘導案内す
ることができる。
【0012】さらに本発明に従えば、第2操業モードか
ら第1操業モードに切換える際に、第1スタンドの圧延
機のみを使用して粗圧延を行うコイルからの金属帯を介
在させる。第2コイル群の最後のコイルからの金属帯に
は、粗圧延を行う金属帯によって大きな圧延張力を確保
することができる。第1コイル群の最初のコイルからの
金属帯の先端と粗圧延する金属帯の後端とが第1剪断機
によって切離される時点では、第1スタンドの圧延機に
よる粗圧延は終了している。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図1〜図8に従
って説明する。図1は本発明の一実施例の簡略化した構
成を示し、図2は図1の実施例の基本的な動作を示し、
図3は図1の実施例に用いる圧延機の簡略化した構成を
示し、図4は図3の圧延機に設けられる弓形ガイドにつ
いての構成を示し、図5および図6は第1操業モードか
ら第2操業モードへ切換える際の動作を示し、図7およ
び図8は第2操業モードから第1操業モードへ切換える
際の動作を示す。
【0014】図1において、第1スタンドの圧延機2
1、第2スタンドの圧延機22、第3スタンドの圧延機
23は全体としてタンデム圧延ラインを構成する。第1
スタンドの圧延機21のみに通板する第1操業モードで
は、第1の巻取機24によって金属帯を巻取る。全スタ
ンドの圧延機21,22,23に通板する第2操業モー
ドでは、第2の巻取機25によって金属帯を巻取る。巻
取られる金属帯を切離すため、圧延機21と巻取機22
との間には第1の剪断機26が設けられ、圧延機23と
巻取機25との間には第2の剪断機27が設けられる。
第3スタンドの圧延機23と第2の剪断機27との間に
は、張力付与装置である2Hロール28が設けられる。
2Hロール28は、たとえば2重圧延機によって実現さ
れ、通板される金属帯に圧延に必要な張力を発生する。
第2の剪断機27の下流側には、グリップトランスファ
29が設けられ、切離された金属帯の先端をつかんで第
2の巻取機25まで誘導案内するために使用される。
【0015】第1スタンドの圧延機21の上流側には、
ブライドルロール30およびピンチロール31が設けら
れる。第1の剪断機26と第1巻取機24との間にもピ
ンチロール32が設けられる。さらにピンチロール32
の下流側にはピンチロール33が設けられる。2Hロー
ル28と第2の剪断機27との間にはピンチロール34
が設けられる。第2の巻取機25の手前にはデフレクタ
ロール35が設けられる。各圧延機21,22,23の
入側には押えロール36,37,38が設けられる。第
3スタンドの圧延機23の出側にも押えロール39が設
けられる。押えロール36,37,38は、金属帯に作
用している張力を測定するために設けられる。押えロー
ル39は張力および金属帯の形状を測定するために設け
られる。第1スタンドの圧延機21と第2スタンドの圧
延機22との間には、この間の距離が比較的長いことか
ら、振動防止のためのセンタリング装置40と、操業モ
ード切換時のスレッディングの便宜のためのベルトラッ
パ41、送板テーブル42およびサイドガイド43も設
けられる。センタリング装置は3本のロールを含み、中
間のロールを下降させる作動状態と、中間のロールを上
昇させる不作動状態とを切換えることができる。第3ス
タンドの圧延機23の出側にもサイドガイド44が設け
られ、デフレクタロール35の手前にもサイドガイド4
5が設けられる。第2および第3スタンドの圧延機2
2,23と2Hロール28とには、ロールの開放状態
で、入側から弓形ガイド46,47,48を挿入して、
ロールおよび金属帯の表面を保護することができる。以
上の各部分は、制御装置49からの制御指令に従って動
作する。制御装置49には、金属帯の通板スケジュール
がスケジュール設定装置50によって与えられる。
【0016】図2は、図1の制御装置49の動作を示
す。制御装置49は、スケジュール設定装置50から与
えられる通板スケジュールに従って操業モードを切換え
ながら金属帯の焼鈍、脱スケールおよび圧延処理を行
う。ステップa1からスタートし、ステップa2では現
在の圧延中の金属帯コイルに対する操業モードが第1操
業モードであるか第2操業モードであるかを判断する。
現在の操業モードが第1操業モードであるときには、ス
テップa3に移り、次の圧延予定の金属帯コイルに対す
る操業モードが第1操業モードであるか否かを判断す
る。次の操業モードも第1操業モードであるときには、
ステップa4で第1操業モードによる操業を継続して行
う。ステップa2で現在の操業モードが第2操業モード
であると判断されるときには、ステップa5に移り次の
操業モードが第2操業モードであるか否かを判断する。
次の操業モードが第2操業モードであるときには、ステ
ップa6に移り、第2操業モードを継続して行う。ステ
ップa3で次の操業モードが第1操業モードではないと
判断されるときには、ステップa7に移り、第1操業モ
ードから第2操業モードの切換えを行い、以下ステップ
a6に移る。ステップa5で次の操業モードが第2操業
モードでないと判断されるときには、ステップa8で第
2操業モードから第1操業モードへ切換え、ステップa
4に移る。ステップa4の第1操業モードおよびステッ
プa6の第2操業モードが1つのコイルからの金属帯に
ついて終了すると、ステップa2に戻る。
【0017】図3は、図1の実施例の圧延機22,23
の構成を示す。第1スタンドの圧延機21の構成につい
ては、たとえば特開平5−212410号公報の図2お
よび図3ならびに図4および図5に開示されている。圧
延機22,23は、6つのロールを有する6重圧延機と
して構成される。一対のワークロール51,52の上下
に一対の中間ロール53,54が配置され、さらにその
上下に一対のバックアップロール55,56が配置され
る。ワークロール51,52、中間ロール53,54、
バックアップロール55,56は、それぞれチョック5
7,58;59,60;61,62によって軸線方向の
両側から軸支される。下側のバックアップロール56の
下方には、圧下シリンダ63が配置され、上側のバック
アップロール55の上方には荷重検出器64が配置され
る。圧延に必要な圧下力は、圧下シリンダ63が発生す
る。荷重検出器64は、たとえばロードセルなどを含ん
で実現され、圧下力を計測する。チョック57〜61内
には、開閉シリンダ65,66,67,68,69が配
置され、圧下シリンダ63も利用して、図3(A)に示
すワークロール51,52間を閉鎖した状態から、図3
(B)に示すワークロール51,52間を開放した状態
に切換えることができる。ハウジング70は圧延機全体
を支持する。
【0018】図4は、図1の実施例の圧延機22,23
の構成の一部として、弓形ガイド46,47に関連する
構成を示す。弓形ガイド46は、たとえば砲金製であ
り、ワークロール51,52の表面を保護するため、ま
た金属帯にも疵をつけないようにするため、ロールの開
放状態で挿入される。弓形ガイド46は、空気圧シリン
ダ71によって駆動され、案内レール72に沿って移動
する。
【0019】図5および図6は、図2のステップa7の
第1操業モードから第2操業モードへの切換動作を示
す。ステップb1から動作を開始し、ステップb2で
は、第2スタンド以降の圧延機22,23のロール間を
開き、弓形ガイド46,47をロール間に挿入する。ス
テップb3で、2Hロール28を開いてオープンさせ
る。ステップb3では2Hロール28のロール間に弓形
ガイド48を挿入しておく。ステップb4で、第1スタ
ンドの圧延機21を少しだけ圧延する粗延状態とする。
第1スタンドの圧延機21は開放状態でもよいけれど
も、粗延状態とすれば金属帯の形状整形が可能となり、
後工程への誘導案内が容易となる。ステップb5で残り
のロールを開とする。ステップb6で、サイドガイド4
3,44,45を、通板すべき金属帯の公称板幅に対し
て片側について50mmだけ大きくした状態に開いて待
機する。
【0020】次にステップb10では、第1操業モード
として通板する第1コイル群の最後のコイルからの金属
帯の先端と、先行するコイルからの金属帯の後端との溶
接部が第1の剪断機26の位置に到達するか否かを判断
する。溶接部が剪断機26の位置まで到達すると、ステ
ップb11で金属帯の通板を停止し、ピンチロール3
1,32および押えロール36を下げる。次にステップ
b12で剪断機26によって金属帯を切離した後、ステ
ップb13で先行コイルからの金属帯を第1の巻取機2
4で巻取り、巻取り終了後はコイルカーを用いて搬出す
る。ステップb14では、ピンチロール32を開き、ベ
ルトラッパ41を下げ、送板テーブル42を所定位置に
準備させる。
【0021】ステップb20では通板を再開して、切離
された最後のコイルからの金属帯の先端がピンチロール
32からたとえば200mm程度過ぎるまで待つ。次に
ステップb21でピンチロール32を閉じる。ステップ
b22では、溶接部の先端がピンチロール33から20
0mm程度過ぎるまで待つ。ステップb23ではピンチ
ロール33を閉じて金属帯を圧下する。次にステップb
24では、溶接部がサイドガイド43から1000mm
過ぎるまで待つ。ステップb25では、サイドガイド4
3を迅速に閉じる。
【0022】次にステップb30では、溶接部がサイド
ガイド44から1000mm過ぎるまで待つ。ステップ
b31ではサイドガイド44を迅速に閉じ、サイドガイ
ド43を迅速に開く。ステップb32では、溶接部がピ
ンチロール34を200mm程度過ぎるまで待つ。ステ
ップb33ではピンチロール34を閉じ、圧延機22,
23の弓形ガイド46,47をロール間から逃がす。
【0023】ステップb40では、溶接部がグリップト
ランスファ29の位置から1000mm程度となるまで
待つ。ステップb41で、グリップトランスファ29が
動き始めながら、金属帯の先端をつかみ誘導案内を行
う。ステップb42でサイドガイド44を開く。
【0024】ステップb50では、金属帯の先端がサイ
ドガイド45まで到達するのを待つ。ステップb51で
サイドガイド45を閉じ、同時にグリップトランスファ
29は金属帯の先端を離し、減速、停止する。
【0025】ステップb60で、金属帯の先端がデフレ
クタロール35に到達するまで待つ。デフレクタロール
35に到達したら、ステップb61で、デフレクタロー
ル35を閉じ、サイドガイド45を開く。
【0026】ステップb70では、金属帯の先端が第2
の巻取機25に数巻まで巻付けられるのを待つ。ステッ
プb71でピンチロール31〜34およびデフレクタロ
ール35を全て開いた状態とする。ステップb72でセ
ンタリング装置40は作動状態とする。センタリング装
置40の中間ロールが上昇状態であれば、下降状態とす
る。
【0027】ステップb100で、第2コイル群の最初
のコイルからの金属帯の先端と第1コイル群の最後のコ
イルからの金属帯の後端との溶接を行う。ステップb1
10では、この溶接部が第1スタンドの圧延機21を通
過するまで待つ。ステップb111では、金属帯を走行
させながら圧延機のゲージ変換を行うFGCによって、
第1スタンドの圧延機21を粗圧延状態から圧延状態に
変更する。第1スタンドの圧延機が開放状態のときは、
溶接部が通過してから停止させ、ワークロールを閉じて
圧延状態に変更する。ステップb112では、溶接部が
センタリング装置40の入側ロールの手前200mmに
達するまで待つ。ステップb113ではセンタリング装
置40の中間のロールを上昇させて不作動状態とする。
ステップb114で溶接部が出側ロールを通過した後
で、ステップb115で、中間のロールを下降させて、
再びセンタリング装置40を作動状態とする。
【0028】ステップb120では、溶接部が第2スタ
ンドの圧延機22を通過するのを待つ。通過後ステップ
b121で通板を停止し、ステップb122で弓形ガイ
ド46をワークロール間から退避させる。ステップb1
23では第2スタンドの圧延機22への圧延剤のスプレ
ーを開始し、ステップb124で第2スタンドの圧延機
の圧下を開始する。ステップb125では押えロール3
7を下げ、ステップb126で第2スタンドの圧延機2
2に設けられるブラシロールをセット状態にして圧延ラ
インへの通板を再開する。
【0029】ステップb130では、溶接部が第3スタ
ンドの圧延機23を通過するのを待つ。通過したらステ
ップb131でラインを停止し、ステップb132で弓
形ガイド47を退避させて第3スタンドの圧延機23へ
の圧延剤のスプレーを開始する。ステップb133で
は、第3スタンドの圧延機23を圧下させ、押えロール
38を下降させる。ステップb134で、第3スタンド
の圧延機23に設けられるブラシロールをセット状態と
してライン通板を再開する。ステップb135では、溶
接部が形状検出のための押えロール39を通過するのを
待つ。通過したらステップb136で、押えロール39
を下降させる。これによって、金属帯の板幅方向の形状
が測定可能な状態となる。
【0030】ステップb140では、溶接部が2Hロー
ル28を通過するのを待つ。通過したらステップb14
1でライン停止、すなわち金属帯の通板を停止し、ステ
ップb142で2Hロール28の弓形ガイド48を退避
させて逃がす。ステップb143で2Hロール28を閉
じて圧下を行い、2Hロール28用の圧延剤のスプレー
を開始して、後続する金属帯に圧延張力を付与し、圧延
を開始可能にする。同時に2Hロール28用のブラシロ
ールもセットする。2Hロール28は、金属帯に対して
圧延に必要な前方張力を付与するために用いられてい
る。2Hロール28が圧下状態にあると、剪断機27に
よって金属帯を切り離した後でも、2Hロール28に対
して上流側の圧延機22,23で必要となる圧延張力を
確保することができる。ステップb144でライン通板
を再開する。
【0031】ステップb150では、溶接部がピンチロ
ール34を過ぎるのを待つ。溶接部がピンチロール34
を通過したら、ステップb151でピンチロール34と
デフレクタロール35を閉じ、ステップb152で剪断
機27によって金属帯を走間カットする。走間カット
は、剪断機27が金属帯の通板に合せて移動しながら先
行金属帯と後行金属帯とを切り離す動作である。切り離
された後、ステップb153で先行金属帯は閉じた状態
のデフレクタロール35によって案内されながら第2の
巻取機25に巻取られる。後行金属帯は、先行金属帯の
巻取り、巻取られたコイルの払出し、次の巻付け準備が
完了するまで、通板速度を可能な限り低速にして圧延し
ながらステップb40以下と同様に、グリップトランス
ファ29を用いて巻取機25まで誘導する。後行金属帯
の先端をグリップトランスファから解放して、巻取機2
5に巻付ければ、第2操業モードでの圧延が連続的に可
能な状態となる。
【0032】図7および図8は、図2のステップa8に
相当する第2操業モードから第1操業モードへの切換動
作を示す。ステップc1では、第2コイル群の最後のコ
イルからの金属帯の終端と粗延を行う金属帯の先端とを
溶接する。粗延を行うコイルは、第1群のコイルの中か
ら、大きな圧延張力を加えないでも圧延が可能な数%程
度の圧延が必要なものを選択する。粗延の際には大きな
圧延張力は不要であるけれども、そのような圧延張力が
付加されていること自体は差し支えない。したがって、
先行する第2のコイル群からのコイルの金属帯について
の圧延が完全に終了するまでは、後行する粗延を行う金
属帯にも大きな圧延張力を付加したままとする。
【0033】ステップc10では、溶接部が第1スタン
ドの圧延機21を通過するのを待つ。溶接部が第1スタ
ンドの圧延機21を通過したら、ステップc11で、走
間ゲージ変更(FGC)によって第1スタンドの圧延機
21を限界に近い大きな圧下率で圧延する状態から軽く
圧延する粗延状態に切換える。ステップc12で、溶接
部がセンタリング装置40の入側ロール手前200mm
に到達すると、ステップc13でセンタリング装置40
のうちの中間のロールが上昇して開く。ステップc14
で溶接部がセンタリング装置40の出側ロールを通過す
ると、ステップc15でセンタリング装置4の中間ロー
ルが再び下降して閉じ、溶接部を除く他の部分について
の振動防止や蛇行防止の作用を継続する。
【0034】ステップc20で、第2スタンドの圧延機
22の手前に溶接部が到達すると、ステップc21でラ
イン停止して金属帯の通板を停止し、ステップc22で
は第2スタンドの圧延機22のロールを開く。ステップ
c23で弓形ガイド46を挿入し、押えロール37を上
昇させる。ステップc24で、ライン通板を再開する。
【0035】ステップc30では、溶接部が第3スタン
ドの圧延機23の手前に到達するのを待つ。到達した
後、ステップc31で、金属帯のライン通板を停止し、
ステップc32で第3スタンドの圧延機23および2H
ロール28を開放状態とし、ステップc33で圧延機2
3のワークロール間および2Hロール28のロール間に
弓形ガイド47,48をそれぞれ挿入する。ステップc
34では、押えロール38,39を上昇させ、ステップ
c35でライン通板を再開する。このようにステップc
22で第2スタンドの圧延機22のワークロール間が開
放されてオープン状態となり、ステップc32で第3ス
タンドの圧延機23のワークロール間が開放されてオー
プン状態となっているので、第2スタンドおよび第3ス
タンドの圧延機22,23のワークロールを抜取って交
換整備することが可能となる。また、先行金属帯の圧延
が終了した後は、後行金属帯である粗延を行う金属帯に
対して、大きな張力を付与する必要はないので、ステッ
プc32でロール間を開いて2Hロール28による張力
の付与も停止する。
【0036】ステップc40では、溶接部がピンチロー
ル34を通過するのを待つ。通過したら、ステップc4
1で、ピンチロール34とデフレクタロール35とを下
げて閉じ、ステップc42で剪断機27によって金属帯
を走間カットする。次にステップc43で、切離された
先行金属帯を巻取機25に巻取り、コイルとして払出
し、次の巻付の準備を行う。この間ステップc44で
は、後行金属帯を低速で通板し、ステップc45で巻付
準備完了後の巻取機25へ巻付け、数巻まで巻付けば、
ステップc46でピンチロール34およびデフレクタロ
ール35を開き、後行金属帯の巻取機25による巻取り
を続ける。
【0037】ステップc100では、粗延を行う金属帯
からのコイルの後端と第1コイル群からの最初の金属帯
の先端部分とが溶接される。
【0038】ステップc110では、溶接部が第1の剪
断機26に到達するのを待って、ステップc111で金
属帯のライン通板を停止させる。ステップc111で
は、金属帯の通板停止と同時に、センタリング装置40
の中間ロールが上昇する。ステップc112では、ピン
チロール31〜34およびデフレクタロール35が閉じ
る。ステップc113では、サイドガイド44が閉じ
る。このとき、ステップc114で、剪断機26による
金属帯の溶接部近傍の切断が行われる。
【0039】ステップc115で切離された先行金属帯
のライン通板を再開し、ステップc116で溶接部がピ
ンチロール32の手前側200mmに到達するのを待
つ。到達すると、ステップc117で、ピンチロール3
2を開く。ステップc120で、先行金属帯の後端が送
板テーブル42を過ぎたら、ステップc121で送板テ
ーブル42を上昇させて、第1の巻取機24の巻取動作
に支障のない位置まで退避させる。ステップc122で
はベルトラッパ41を用いて、切り離された後行コイル
である第1コイル群の最初のコイルからの金属帯の先端
を捕捉する準備を行い、ステップc123でその後行金
属帯の先端の巻付が可能なように第1の巻取機24の準
備を行う。
【0040】ステップc114で切離された後行金属帯
は、ステップc123で巻取機24への巻付け準備が完
了するまで停止される。準備が完了すると、直ちにステ
ップc124で通板を再開する。ステップc125で
は、溶接部がピンチロール32に到達するのを待ち、通
過したらステップc126でピンチロール32を閉じ
る。ステップ127では、後行金属帯の先端を巻取機2
4に数巻まで巻付け、ステップc128でピンチロール
32を開き、ステップc130から第1操業モードに切
換えられる。
【0041】先行金属帯については、ステップc131
で、先行金属帯の後端がピンチロール33の手前200
mmに到達すると、ステップc132でピンチロール3
3のロールを開く。ステップc133で先行金属帯の後
端がサイドガイド43の手前に到達すると、ステップc
134でサイドガイド44を閉じ、ステップc135で
サイドガイド43を開放状態とする。
【0042】ステップc140で、先行金属帯の後端が
サイドガイド44の手前に到達すると、ステップc14
1でサイドガイド45を閉じ、ステップc142でサイ
ドガイド44を開放する。ステップc143で、先行金
属帯の後端がピンチロール34の手前200mmに到達
すると、ステップc144でピンチロール34のロール
を開放する。
【0043】ステップc150で先行金属帯の後端がサ
イドガイド45の手前に到達すると、ステップc151
でサイドガイド45を開放状態とする。ステップc15
2で先行コイルの後端がデフレクタロール35の手前に
到達すると、ステップc153でデフレクタロール35
が開放状態となり、ステップc155で第2の巻取機2
5に先行金属帯を巻取る。先行金属帯の巻取が完了する
と、ステップc160で巻取機25は停止し、先行金属
帯を巻取ったコイルの払出しを行う。
【0044】以上の動作では、第1コイル群の最初のコ
イルである後行コイルの第1の巻取機24への巻付けを
第1優先で考えてある。また、粗延を行った金属帯より
も前に圧延する第2コイル群の金属帯については、圧延
の後方張力を確保することができるので、板厚精度を十
分に確保することができる。また、第1操業モード内で
は、第1スタンドの圧延機21による粗圧延を行わなく
てもよい。冷間圧延を必要とせず、しかも形状が比較的
良好な金属帯や、次工程として別の冷間圧延ラインに供
給する金属帯などは、単に通板するだけでよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1操業
モードから第2操業モードに切換える際に、第1コイル
群の最後のコイルからの金属帯を先に全スタンドの圧延
機に通板し、圧延張力が確保可能な状態になってから第
2コイル群の圧延を行うことができる。第1コイル群の
最後のコイルからの金属帯は、第2スタンド以降の圧延
機のロールを開放した状態で通板するので、通板する際
に表面に欠陥が生じにくく、品質低下を抑制することが
できる。
【0046】また本発明によれば、第1スタンドの圧延
機を用いて形状整形しながら第1群のコイルの最後のコ
イルからの金属帯の先端を第2スタンド以降の圧延機に
誘導案内することができる。第1スタンドの圧延機と第
2スタンド以降の圧延機との間の距離は第1剪断機や第
1巻取機が設けられているために比較的長くなるけれど
も、第1スタンドの圧延機を用いて金属帯の形状を整え
ながら金属帯の先端を押出すので、容易に金属帯の誘導
案内を行うことができる。
【0047】さらに本発明によれば、第2操業モードか
ら第1操業モードまで切換える際に、全体のスタンドの
圧延機に通板しながら第1スタンドの圧延機のみを用い
て粗圧延を行う。粗圧延を行う金属帯が後続するので、
第2コイル群のコイルからの金属帯には最後まで十分な
圧延張力を付与することができる。第1コイル群のコイ
ルからの金属帯の先端と粗圧延を行う金属帯の後端との
切離しは第1スタンドの圧延機による粗圧延が終了して
から行われるので、第2操業モードへの切換えを金属帯
の品質低下なく円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の簡略化した電気的構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の実施例の基本的な操業モードを示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1の実施例に用いる圧延機の構成を示す簡略
化した正面図である。
【図4】図1の実施例の圧延機に用いられる弓形ガイド
に関連する構成を示す部分的な正面図である。
【図5】図1の実施例の第1操業モードから第2操業モ
ードに切換える動作を示すフローチャートである。
【図6】図1の実施例の第1操業モードから第2操業モ
ードに切換える動作を示すフローチャートである。
【図7】図1の実施例の第2操業モードから第1操業モ
ードへ切換える動作を示すフローチャートである。
【図8】図1の実施例の第2操業モードから第1操業モ
ードへ切換える動作を示すフローチャートである。
【図9】先行技術による一連の連続焼鈍および脱スケー
ル装置に後続して配置される圧延設備の構成を示す簡略
化した正面図である。
【符号の説明】
21,22,23 圧延機 24,25 巻取機 26,27 剪断機 28 2Hロール 29 グリップトランスファ 41 ベルトラッパ 42 送板テーブル 46,47,48 弓形ガイド 49 制御装置 50 スケジュール設定装置 51,52 ワークロール 63 圧下シリンダ 65〜69 開閉シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連の連続焼鈍および脱スケール装置に
    後続して、第1スタンドの圧延機、第1剪断機、第1巻
    取機、第2スタンド以降の圧延機、張力付与装置、第2
    剪断機および第2巻取機が順次配置され、第1スタンド
    の圧延機のみに通板させて金属帯を第1巻取機で巻取る
    第1操業モードと、全てのスタンドの圧延機に通板させ
    て金属帯を圧延して第2巻取機で巻取る第2操業モード
    とを切換可能な設備を用いて、複数のコイルから巻戻さ
    れる金属帯を順次溶接しながら連続的に圧延し、圧延後
    に溶接部を切離して別個のコイルとして巻取る金属帯の
    焼鈍、脱スケール、圧延操業方法において、 第1操業モードで圧延する第1コイル群から第2操業モ
    ードで圧延する第2コイル群に切換える際に、第1コイ
    ル群の最後のコイルからの金属帯の先端が第1剪断機に
    よって先行コイルからの金属帯の後端から切離された後
    で、第2スタンド以降の圧延機のロールを開放状態と
    し、前記先端を第2巻取機まで導いて、前記最後のコイ
    ルからの金属帯は第2巻取機によって巻取り、 前記最後のコイルからの金属帯の後端に第2コイル群の
    最初のコイルからの金属帯の先端が溶接された後では、
    張力付与装置によって圧延張力を金属帯に付与しなが
    ら、第2操業モードによる圧延を行うことを特徴とする
    金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延操業方法。
  2. 【請求項2】 前記最後のコイルからの金属帯に対し
    て、第1スタンドの圧延機が形状整形を行うことを特徴
    とする請求項1記載の金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延
    操業方法。
  3. 【請求項3】 一連の連続焼鈍および脱スケール装置に
    後続して、第1スタンドの圧延機、第1剪断機、第1巻
    取機、第2スタンド以降の圧延機、張力付与装置、第2
    剪断機および第2巻取機が順次配置され、第1スタンド
    の圧延機のみに通板させて金属帯を第1巻取機で巻取る
    第1操業モードと、全てのスタンドの圧延機に通板させ
    て金属帯を圧延して第2巻取機で巻取る第2操業モード
    とを切換可能な設備を用いて、複数のコイルから巻戻さ
    れる金属帯を順次溶接しながら連続的に圧延し、圧延後
    に溶接部を切離して別個のコイルとして巻取る金属帯の
    焼鈍、脱スケール、圧延操業方法において、 第2操業モードで圧延する第2コイル群から第1操業モ
    ードで圧延する第1コイル群に切換える際に、 第2コイル群の最後のコイルからの金属帯に後続して、
    粗圧延を行うコイルからの金属帯を全スタンドの圧延機
    に通板させて、第2スタンド以降の圧延機はロールを開
    放状態として、第1スタンドの圧延機のみを使用して粗
    圧延を行い、第2巻取機に巻取り、 粗圧延を行うコイルからの金属帯の後端と第1コイル群
    の最初のコイルからの金属帯の先端とを第1剪断機で切
    離し、 第1コイル群の金属帯を第1巻取機に巻取りながら、粗
    圧延された金属帯の残余を第2巻取機に巻取ることを特
    徴とする金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延操業方法。
JP6134661A 1994-06-16 1994-06-16 金属帯の焼鈍、脱スケール、圧延操業方法 Withdrawn JPH081218A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6372003B1 (en) 1996-07-30 2002-04-16 Nissan Chemical Industries, Ltd. Polishing abrasive of crystalline ceric oxide particles having surfaces modified with hydroxyl groups
CN109894475A (zh) * 2019-02-28 2019-06-18 北京首钢股份有限公司 一种冷轧连退设备劣化趋势预警方法及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6372003B1 (en) 1996-07-30 2002-04-16 Nissan Chemical Industries, Ltd. Polishing abrasive of crystalline ceric oxide particles having surfaces modified with hydroxyl groups
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