JP2602291B2 - 熱間圧延設備、及び圧延方法 - Google Patents

熱間圧延設備、及び圧延方法

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JP2602291B2 JP63188448A JP18844888A JP2602291B2 JP 2602291 B2 JP2602291 B2 JP 2602291B2 JP 63188448 A JP63188448 A JP 63188448A JP 18844888 A JP18844888 A JP 18844888A JP 2602291 B2 JP2602291 B2 JP 2602291B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱間圧延設備、及び圧延方法に係り、特に、
熱間スラブ材を減厚して薄板製品を製造するに好適な熱
間圧延設備、及び圧延方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の熱間薄板製造設備は、スラブ材を粗圧延する数
台の粗圧延機と6〜7台の仕上圧延機により構成されて
いるが、このような圧延設備は巨大な生産量向きの設備
としては好適であるが、設備費も膨大なものとなつてい
る。
しかるに、最近では生産量が大きくなく、小まわりが
効き、且つ経済変動の影響を受け難い小規模熱間薄板製
造設備を求める要望が大となつている。そのような設備
の代表的例は特開昭58−202906号公報に開示されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記特開昭58−202906号公報の例は、1台の可逆粗圧
延機と、2台の可逆仕上圧延機と、この仕上圧延機の前
後に設けた巻取機とで構成されており、従来の圧延設備
に比較し、配置される圧延機の総台数は1/3〜1/4となつ
ており、経済的な設備である。しかるに、本設備では、
圧延機を支持するテーブル設備が長大であること、及び
これに於ける熱間圧延材からの放熱による圧延材の温度
降下が無視で出でない等の欠点がある。
以上の理由を、代表的な製品板厚2.5mm程度の薄板製
品を製造する場合について説明する。当該設備の圧延素
材としてのスラブの厚みは、通常80〜150mm程度で各製
造所の条件により任意のものが選ばれる。しかしなが
ら、スラブ材の厚みがどのように選定されようとも、粗
圧延機で可逆圧延されることにより、この圧延機での最
終了パスは概略次のように行われる。即ち、最終の2パ
ス前の正パス圧延では、板厚が約80mm→52mm、次の逆パ
スでは52mm→25mm、最終正パスでは25mm→12mmのように
減厚圧延され、後続する仕上圧延機に送られる。
一方、そのような圧延パスに於ける圧延材の長さは、
1mm幅当りの製品重量が15kg/mm程度のものが要求される
から、最終パスの2パス前の圧延では、即ち前述の板厚
52mmに減厚する正パス圧延では、圧延材長は36.7m、次
の逆パス圧延では板厚25mmで圧延材長は76.4mとなる。
そして最終パスでは板厚が12mmで圧延材長は159mmとな
る。
板厚が25mmとなる圧延では、圧延材長76.4mと大き
く、この長さを吸収できる長大なテーブル設備が必要で
あると共に、次の圧延、即ち12mm減厚圧延の終了するま
で放冷が行われ圧延材の温度が低下する問題がある。
又、仕上圧延機に送られて来た圧延材を仕上圧延来2台
可逆圧延にて薄板材の製品を製造するには、圧延所要が
長くなるとによる圧延材の温度が低下することにより要
求される品質が得られぬと云う問題がある。
本発明の目的は、粗圧延時の圧延効率を向上し、熱間
圧延設備の設備長を短くして、圧延材の温度低下を小さ
くし、更に、高品質の製品を得ることができる熱間圧延
設備及び圧延方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、粗圧延設備と仕上圧延設備を配置して、
熱間のスラブ材を順次減厚圧延する熱間圧延設備におい
て、前記粗圧延設備は少なくとも1台の可逆式粗圧延機
を有し、前記仕上圧延設備は複数の仕上圧延機を有し、
前記複数の仕上圧延機のうち先頭の仕上圧延機の入側及
び出側に、圧延材の巻取り及び巻戻しを行う巻取機を配
設したことにより達成される。
また、上記目的は、熱間のスラブ材を順次減厚圧延す
る熱間圧延設備において、粗圧延設備と仕上圧延設備と
をそれぞれ単独に配置し、更に、前記粗圧延設備は少な
くとも1台の可逆式粗圧延機を有し、前記仕上圧延設備
は少なくとも1台の仕上圧延機を備え、該可逆式粗圧延
機の入側と出側のそれぞれに圧延材の巻取り及び巻戻し
を行う巻取機を配設し、該巻取機には、前記圧延材の先
端に曲率を与えて該圧延材を曲げるベンディングローラ
と、曲げられた該圧延材の曲率を巻取りの中心として該
圧延材を巻取るガイドローラとを設けることにより達成
される。
また、上記目的は、粗圧延設備と仕上圧延設備を配置
して、熱間のスラブ材を順次減厚圧延し、熱間薄板を製
造する熱間圧延設備において、少なくとも1台の可逆式
粗圧延機と複数の仕上圧延機群とからなり、該粗圧延機
の入側と出側のそれぞれに、圧延材の巻取り、及び巻戻
しを行う巻取機を配設すると共に、前記仕上圧延機まで
の間にもう1つの巻取機を設けたことにより達成され
る。
また、上記目的は、通常の圧延は粗圧延機入側巻取機
に巻き取られた圧延材を巻き出し、粗圧延機と仕上圧延
機でタンデム圧延し、仕上圧延機後方の巻取機で巻取
り、仕上圧延機入側の巻取機以後で圧延トラブルが発生
した際には、巻取機入側の剪断機により、該圧延材を途
中より切断し、切断された該圧延材の先進部を巻取機出
側のピンチローラにて早送りし、切断された該圧延材の
後進部を該巻取機にて巻取ることにより達成される。
〔作用〕
本発明においては、1250℃から1050℃までの高温状態
での圧延を粗圧延機のみにて実施し、仕上圧延機とは全
く分離しているので、粗圧延機のロール傷付が仕上圧延
過程の材料表面品質に影響を及ぼすことはない。更に、
粗圧延機,仕上圧延機共にそれぞれ単独に、かつ、直近
に巻取機、又はステツケルコイラーを配置することがで
きるので、材料先後端部の温度低下を防止できるため、
板厚偏差の発生を防ぐことが可能である。
また、本発明のように、粗圧延機の入側、及び出側
に、必要に応じて材料先端に曲率を与え曲げるベンデイ
ングローラと、以後その先端曲率を巻き取り中心として
材料を上方に巻き取るガイドローラを有した巻取・巻出
し可能な巻取機を設置することにより、板厚40mmまでの
材料の巻取りが可能となる。
この場合、例えば製品板厚2.0mmの薄板製品を製造す
るパススケジユールの例においては、5パス目以降の圧
延材料を巻取ることが可能となる。従つて、加熱炉,粗
圧延機間においては4パス目の材料長さ28.6mを展開
し、粗圧延機・走間剪断機間においては3パス目の材料
長さ20.0mを展開する搬送テーブルを有すれば良いこと
になる。即ち、設備上の余裕を考え、加熱炉・粗圧延機
間30m、粗圧延機・走間剪断機間25mに設備長を短縮する
ことができる。また、この粗圧延機入側、及び出側の巻
取機を仕上圧延機の如くステツケルコイラーとすると、
8パス目、9パス目の圧延を粗圧延機にて実施すること
が可能となり、粗圧延機と仕上圧延機の間の生産能力ア
ンバランスも解消される。
また、粗圧延設備と仕上圧延設備を配置して、熱間の
スラブ材を順次減厚圧延する熱間圧延設備おいて、前記
粗圧延設備は少なくとも1台の可逆式粗圧延機を有し、
前記仕上圧延設備は複数の仕上圧延機を有し、前記複数
の仕上圧延機のうち先頭の仕上圧延機の入側及び出側
に、圧延材の巻取り及び巻戻しを行う巻取機を配設した
ことにより、粗圧延時の圧延効率向上し、熱間圧延設備
の設備長を短くして、圧延材の温度低下を小さくし、更
に、高品質の製品を得ることができる。
また、熱間のスラブ材を順次減厚圧延する熱間圧延設
備において、粗圧延設備と仕上圧延設備とをそれぞれ単
独に配置し、更に、前記粗圧延設備は少なくとも1台の
可逆式粗圧延機を有し、前記仕上圧延設備は少なくとも
1台の仕上圧延機を備え、該可逆式粗圧延機の入側と出
側のそれぞれに圧延材の巻取り及び巻戻しを行う巻取機
を配設し、該巻取機には、前記圧延材の先端に曲率を与
えて該圧延材を曲げるベンディングローラと、曲げられ
た該圧延材の曲率を巻取りの中心として該圧延材を巻取
るガイドローラとを設けることにより、粗圧延時の圧延
効率向上し、熱間圧延設備の設備長を短くして、圧延材
の温度低下を小さくし、更に、高品質の製品を得ること
ができる。
また、少なくとも1台の可逆式粗圧延機と複数の仕上
圧延機群とからなり、該粗圧延機の入側と出側のそれぞ
れに圧延材の巻取り、及び巻戻しを行う巻取機を配設す
ると共に、前記仕上圧延機までの間にもう1つの巻取機
を設けることにより、前述の可逆粗圧延機の入側に設置
された巻取機に巻かれている熱間圧延材を、巻きだし前
記粗圧延機で圧延し、仕上圧延機前に設置された加熱方
式の巻取機で一単巻き取り、その後巻出し、仕上圧延機
で圧延するため、圧延材が加熱されること、及び先後端
が逆転することにより、圧延材の仕上圧延に必要な温度
が確保されると同時に、圧延材温度の均一化が画れる。
又、厚物材で比較的温度降下の小さい場合は、可逆粗圧
延機の入側に設置の巻取機より巻き出された圧延材を粗
圧延機と数基の仕上圧延機によりタンデム圧延すること
が出来、この場合は仕上圧延機サイドで圧延トラブルが
発生した際は、仕上圧延機入側設置の巻取機前面の剪断
機で圧延材を切断し、後続の圧延材を前記巻取機で巻取
り、先端部圧延材の処理後、再度圧延することが出来
る。更に、仕上圧延機群の先頭の仕上圧延機の入側,出
側に巻取り、巻戻し可能な巻取機を設置しているので、
粗圧延後、圧延材長が長くなり設備長が長大になる直
前、かつ、放熱で温度低下が問題になり始める圧延材の
厚さ時点で巻取り、巻戻すため、温度低下抑制の効果が
ある。
また、巻取りコイルからの放熱を少なくするための圧
延材放熱防止断熱カバー、あるいは加熱装置を設けた
り、あるいは酸化スケール防止のための雰囲気保持装置
を設けるなどして、放熱防止効果や酸化スケール発生防
止効果を一層増大させることができる。
〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
該図において、圧延材料の素材となるスラブは加熱炉
11で1250℃に加熱され、粗圧延機12においてパススケジ
ユールの概略7パス目まで可逆圧延される。粗圧延機12
の入側・出側には、それぞれベンデイングローラ3本1
3,14,15,16,17,18、及びガイドローラ2本19,20,21,22
によつて構成され、圧延材料の巻取り、巻戻しが可能な
巻取機23,24が配置される。入側・出側の2本の下ベン
デイングローラ13,14,16,17は、一方を回転支持、他方
を上下動可能なシリンダー25,26に結合されたフレーム2
7,28に固定されている。巻取り、巻戻し作業を伴わない
4パス目まではフレーム27,28は下端位置にセツトさ
れ、前後の搬送テーブルローラ29,30と同調して運転さ
れ、粗圧延機12による可逆圧延された材料の搬送を助け
る。5パス目においては、第1図(b)の如く出側の下
ベンデイングローラフレーム28はシリンダー26によつて
押し上げられ、圧延材料の先端は、2本の下ベンデイン
グローラ2本16,17と上ベンデイングローラ18の間で曲
率を与えられ、そのまま上方にあるガイドローラ21,22
の上にて、自身の曲率を回転中心として巻取られる。材
料後端が粗圧延機12を抜けると、粗圧延機12の出側巻取
機24と共に停止し、逆方向運転を開始し、出側巻取機24
において巻取られた圧延材料は巻戻しされ、粗圧延機12
に送り込まれる。入側巻取機23は同様の動作原理にて6
パス目の材料を巻取りする。6パス目の粗圧延が終了す
ると、出側の下ベンデイングローラフレーム28は下端位
置にセツトされ、その後7パス目の粗圧延を開始する。
圧延材料はそのまま仕上圧延機32の方向には搬送され、
走間剪断機31によつて先端不規則形状部を剪断され仕上
圧延機32へ送られる。仕上圧延機32の入側、及び出側に
は材料の搬送を補助するピンチローラ33,34シリンダに
より上下移動可能なデフレクターガイド35,36、同じく
シリンダーにより上下移動可能なインサイドガイド37,3
8、材料挿入用スリツトを有するマンドレル39,40、円筒
形加熱炉41,42により構成されるステツケルコイラー43,
44が配置されている。粗圧延機12より材料が搬送される
時は、入側デフレクターガイド35は下端位置,出側デフ
レクターガイド36、出側インサイドガイド38は上端位置
にセツトされ、仕上圧延機32によつて8パス目を終了し
た材料を出側マンドレル40へ導き、巻取を開始する。
粗圧延機12と走間剪断機31の間の距離は第3パス目の
圧延長さ17.2mに余裕を加え25mとしてあるので、この時
点で圧延材料は粗圧延機12の入側巻取機23から巻出さ
れ、粗圧延機12,仕上圧延機32の圧延を受けた後、仕上
圧延機32の出側ステツケルコイラー44に巻取られてい
る。これは設備全長を最短とする為に必要な圧延方法で
ある。仕上圧延で第8パス目を終了すると、仕上圧延機
32の出側ステツケルコイラー44と共に停止し、入側デフ
レクターガイド35,入側インサイドガイド37が上端位置
にセツトされた後第9パス目の圧延を開始し、入側ステ
ツケルコイラー43に巻取られる。この後、同様に第10パ
ス目、第11パス目の可逆圧延を繰り返した後、最終第12
パス目の圧延を行う。この時、出側デフレクターガイド
36は下端位置にセツトされ、材料はそのままダウンコイ
ラー45へ導かれる。ダウンコイラー45へ至る途中におい
て、材料は必要に応じ水冷却され、必要温度にまで冷却
される。材料はダウンコイラー45において巻取りを完了
した後、製品として出荷される。尚、第1図において粗
圧延機12は4段圧延機,仕上圧延機は6段圧延機として
記述されているが、共に2段圧延機,4段圧延機,6段圧延
機でも機能上何ら変わりはない。また、仕上圧延機32と
ダウンコイラー45との間の距離は材料の板厚,速度,必
要冷却温度及び冷却装置能力によつて決定される。
更に、第1図の例では、粗圧延機12の入側、及び出側
に設けられた巻取機23、24は、ステツケルコイラーの如
く、材料加熱装置がない為、材料温度確保の点から粗圧
延機12では第7パスまでしか実施できず、前述の粗圧延
機12と仕上圧延機32の間の生産能力アンバランスの問題
は依然として残つている。
これを解決する為の他の実施例を第2図に示す。第1
図と異なり、粗圧延機12の入側、及び出側にも、仕上圧
延機32と同様のステツケルコイラー43,44を配置したも
のである。この場合、第1図にて述べた材料の温度低下
の心配がなくなり、第9パス目まで粗圧延機12で実施す
ることができる。この為、粗圧延と仕上圧延の圧延時間
をほぼ等しく、即ち、生産能率上のネツクになつていた
仕上圧延機32の圧延時間を減少させることができるの
で、結果として全設備の生産能率を向上させることがで
きる。
第3図は同じく他の実施例を示す。第1図,第2図に
おいて、、粗圧延機12,仕上圧延機32共、それぞれ1台
の案を示したが、これはどちらか、また共に2台連続で
も何ら機能上問題がなく、その場合の実施例を示す。
このような本実施例とすることにより、粗圧延機の入
側、及び出側に材料の巻取機を設置し、粗圧延パスの最
終−3,最終−2パス目の材料を搬送テーブル上に展開す
る必要がない。また、粗圧延の最終パス材料は、粗圧延
機の入側巻取機から材料を巻出しながら粗圧延機と仕上
圧延機で同時に圧延を実施した後、仕上圧延機の出側ス
テツケルコイラーにて巻取りを行うため、加熱炉・粗圧
延機間の距離、粗圧延機・仕上圧延機入側操作剪段機間
の距離を従来の一般的ミニミルの1/2〜1/3に縮小するこ
とができ、設備全長を大巾に短縮することが可能とな
り、設備長の短いミニミルを提供することが可能とな
る。
ところで、上記した設備でより薄い製品を得るには、
粗圧延機と仕上圧延機間で圧延温度が低下すると云う問
題と、仕上圧延機で圧延トラブルが発生し仕上圧延機が
停止すると、圧延材が粗圧延機入側から粗圧延機を経由
して仕上圧延機にて続いている圧延機の処理に問題があ
る。
上記問題を解決するための実施例を以下に示す。第4
図に仕上圧延機前に加熱式巻取機を設置した小規模熱間
薄板製造設備を示す。本設備は連続鋳造機51より鋳造さ
れるスラブが加熱炉、又は均熱炉経由して、又は直接可
逆式粗圧延機52に搬送され、粗圧延機52で数パス圧延の
正パス圧延後、巻取り巻出し可能な出側巻取機54に巻取
られて、差出し逆パスで巻取り巻出可能な入側巻取機53
で巻取られることにより設備長、特にテーブル長を短縮
した粗圧延設備と、ここから搬送された圧延材の表面の
酸化スケールを除去するデスケーリング装置60,数基の
仕上圧延機61で一方向タンデム圧延し、該圧延材を巻取
るダンコイラ62より構成される仕上圧延設備間に、圧延
材の先後段のクロツプを切断するシヤー55と、入口ピン
チローラ57,可動壁59を有する加熱炉式巻取り,巻出し
自在な巻取機56,出側ピンチローラ58により構成される
中間巻取り装置により構成される。薄物圧延材は、入側
巻取機53より巻出され粗圧延機52により圧延された後、
先端をシヤー55により切断され、加熱式巻取機56により
巻かれ、入側ピンチローラ57を介して圧延が続行され、
後端のクロツプをシヤー55にて切断、可動壁59の移動に
より加熱炉入側の開口部は閉じ、出側に開口部を生じし
める。この開口部より、巻取機56の逆転、及びピンロー
ラ58により、圧延材を送り出し、デスケーリング装置60
でスケール除去し、仕上圧延機61で連続圧延により所定
の厚みに圧延したダウンコイラー62で巻取る。
高品質を得るには、仕上圧延前のデスケーリングは不
可欠の条件であるが、これによる温度降下は大きく、薄
物圧延において粗圧延から連続的に直接仕上圧延するに
際しての圧延材の温度降下の問題は、粗圧延後、加熱式
巻取機で一たん巻取り、巻取り圧延することにより、圧
延材の温度降下を小さくすることと、先後段が逆転する
ことにより、圧延材の温度の均一化が画られることによ
り、デスケーリングによる温度降下分は保証されると共
に、粗圧延に降してもスラブの高温化を画る必要もなく
なる。温度降下の問題ない厚物材については、入側巻取
機53より粗圧延機52で圧延後、シヤー55により先後端を
切断,直接デスケーリング装置60に搬送し、仕上圧延機
61と粗圧延機52のタンデム圧延とにより、ダウンコイラ
62で巻取るとになるが、この場合の圧延材は、入側巻取
機53とダウンコイラ62の間に渡るが、仕上圧延機間で圧
延トラブルが発生した際は、シヤー55で圧延材途中より
切断し、先進部を出側ピンチローラ58により早送りし、
後進部を加熱式巻取機で巻取り、トラブル解消後、当該
巻取機より巻き出し圧延を続行する。前述の薄物材につ
いては、すでに当該巻取り機に巻かれているので、先進
部をガスカツト等で切断し処理すると、同時に後進部は
当該巻取機で巻き取りトラブル解消後に巻出し、圧延を
続行する。第5図は粗圧延機52の出入側に加熱炉巻取機
53を配置し、中間の巻取機をベンデングローラ式巻取機
63にすることにより、仕上圧延機61の台数を3台以下で
極薄板材を製造する時の配置を示す。粗圧延で巻取る最
初の正パスを当該巻取機で巻取り、次のパスはベンデン
グローラ式巻取機63と巻取機53間の逆パス、次に巻度機
53と巻取機54の正パス、次に巻取機54と巻取機53の逆パ
ス、最終パスは巻取機53より粗圧延機52と仕上圧延機61
とのタンデム圧延する、これはベンデング式巻取機63で
厚いものを巻くことにより、粗圧延機52と仕上圧延機61
間の距離を短縮し、加熱炉式巻取機で高温圧延を薄いレ
ベルまで実施し、最終パスはスピードアップして圧延す
ることにより、圧延材の温度を確保するものである。
第6図は、仕上圧延機61の前面の巻取機に、マンドレ
ル加熱式巻取機64を配置した場合を示し、この場合は多
少効率が悪化するが第4図の配置、第5図の配置で説明
した圧延方法が併用出来ることと、これにより圧延材を
コイルのまま搬出する機能を付与することが出来ると云
う特徴を有する。
第7図は仕上圧延機前面の巻取機にベンデングローラ
式下巻型巻取機65を配置した場合を示す。圧延方法につ
いては第3図の配置で説明したことと同様な事が可能で
あるが、圧延材の温度降下の点よりは、第3図の配置実
例より多少劣るも、その効果は大きい。
本実施例の構成とすることにより、以下に示す効果が
得られる。
(1)粗圧延より、仕上圧延に至る途中で、圧延材の巻
取り、巻出しの方向変換の可能な加熱式巻取機により巻
取り巻出しすることにより、圧延材の温度降下を小さく
し、最適な圧延温度と均一な温度で仕上圧延が可能とな
り、より薄い製品を高品質で製造出来、且つ、省エネル
ギ方式の設備量の小さい、小規模熱間薄至設備の提供が
出来る。
(2)前記、粗圧延機と仕上圧延機とのタンデム圧延に
際して、仕上圧延機サイドにて圧延トラブルが発生時
に、圧延材の途中をシヤーで切断し後部を当該巻取機で
巻取り、先端部を処理後、再度圧延仕上圧延機で圧延出
来るので、歩留りの向上が画れると共に、安全な操業に
効果的なものである。
次に、本発明の更に他の一実施例を第8図で説明す
る。第8図において素材である熱間スラブ71は図示され
ていない連続鋳造設備により製造され、任意の長さに切
断され、直接、又は均熱炉72で一定時間保持され、後方
の圧延設備へと供給される。
まず、素材熱間スラブ71は、可逆式粗圧延機73により
正・逆圧延が行なわれる。ここで素材スラブ厚がたとえ
ば40mm程度の薄スラブであれは正圧延のみでもよい。
又、本例では、この可逆式圧延機73に1対の作業ロー
ルを有する2段圧延機を用いるているが、勿論、目的に
より4段圧延機、あるいはそれ以上の多段圧延機を使用
してもよい。
可逆式粗圧延機73は、圧延材温度低下抑制、及び生産
量確保のために、たとえば、スラブ厚220mmから仕上圧
延機群に送られる厚み19mmまで、出来るだけ少ないパス
で短時間の処理ができるよう、圧下量の大にとれる作業
ロール径を選択するのがのぞましい。
ここで仕上圧延機群へ送られる圧延材の厚みは、温度
低下抑制上、仕上圧延機能力とクロツプシヤの能力から
決まる出来るだけ厚いものとすべきである。
次に、可逆式粗圧延機73で最終パスを完了した圧延材
は、仕上圧延機前のシヤー74にて粗圧延で発生した先
端、及び後端のフイシユテールやタングが切断される。
先端のクロツプが切断された圧延材71は、次に複数の
仕上圧延機群の先頭の仕上圧延機75に送り込まれる。本
実施例では、仕上圧延機75の入側、及び出側に、第9図
に示す如く、それぞれ2本の下ベンデンイングローラ7
8,78′、及び1本の上ベンデイングローラ79,79′の合
計3本ローラよりなる圧延材曲げローラ装置とコイル支
持ローラ80,80′より構成される巻取装置76,77が備えら
れている。
まず、仕上圧延機75の第1パスの正パス時は、入側巻
取機76の下ベンデイングローラ78はシリンダ81により、
これらのローラを支持するフレーム82とガイド板83をブ
ラケツトに設けられる支点を中心に下降させ、第9図
(a)の状態に待機させ、圧延材71を通板させるための
役目を果たさせるようにしている。一方、出側の巻取機
77は、第9図(a)に示されるように、下ベンデイング
ローラ78′、及びガイド板83′はシリンダ81′により上
方に、即ち圧延材71を巻取るための位置にリフトアツプ
される。そして、仕上圧延機75で圧延した圧延材71は、
下ベンデイング・ローラ78′と上ベンデイングローラ7
9′により、円弧状に曲げられ、矢印A方向に送られて
コイル84′が形成される。このコイル84′は、コイル支
持ローラ70′により支持される。以上の第1の正パス圧
延終了後は、出側巻取機77のコイルは、第9図(b)に
示すように、A方向とは反対の方向に回転巻戻し状態で
仕上圧延機5に送り込まれ、第2の逆パス圧延を行う。
この時、入側巻取機76は、第1パスにおける出側巻取機
77と同様の状態で第2逆パス圧延後の圧延材71を矢印方
向に巻取る。第2の逆パス圧延終了後、最終の第3の正
パス圧延が第10図に示すように行われる。即ち、入側巻
取機76に巻き取られたコイル74は、矢印B方向とは反対
の方向に回転巻戻され仕上圧延機5で第3の正パス圧延
を行うと同時に、その後に配設されている少なくとも1
基以上の一方向の仕上圧延機85により圧延が行なわれ、
熱間薄板製品86が得られる。この第3の正パス時、出側
巻取機77の下ベンデイングローラ78′はシリンダ81′に
より、これらのローラを支持するフレーム82′とガイド
板83′をブラケツトに設けられる支点を中心に下降さ
せ、第10図のように圧延材を通板させる役割を果たさ
せ、その後に続く仕上圧延機群85にスムームに送ること
が出来る。仕上圧延機群85により、圧延された圧延材86
は、その後方のピンチローラ87によりガイドされ、ダウ
ンコイラ88に巻き取られ製品コイル89が得られる。な
お、仕上圧延機75の入出側に設置されている巻取機76,7
7には、巻取られたコイル84,84′の温度低下防止するた
めに、保温ボツクス90,90′によりカバーされる。又必
要に応じ加熱装置を設置してもよい。
さらに、以上の実施例に示した仕上圧延機5の入出側
の巻取機76,77のタイプは、下方から上方に巻き取るア
ツプコイルタイプであるが、ドラムを用いるもの、ある
いはSTELCOタイプの巻取機のように上方から下方に巻取
るもの等各種のものを使用してもよい。
なお、本実施例では、仕上圧延機75の入側、及び出側
に巻取り、巻戻し可能な巻取機76,77を設置してある
が、仕上圧延機75の第1の正パス後の圧延材厚さが比較
的厚く、また圧延長も短い場合には、出側の巻取機は設
置しないか、あるいは使用せず、その後の少なくとも1
基以上の仕上機(本実施例では75の2基)の作業ロール
間を第1の正パス圧延後の厚みより大きい開度を設定で
きるようにして圧延を行い、第2の逆パス時は、入側の
巻取り機で巻き取り、第3の正パス時に、巻戻しながら
仕上圧延機75、及びその後の仕上圧延機群75で同時圧延
することもできる。
さらに、熱間薄板製品厚が比較的厚い場合には、可逆
式粗圧延機73による粗圧延後、前記仕上圧延機75の入出
側巻取り機76,77を使用せず、75、及びその後の少なく
とも1基以上の仕上圧延基よつて熱間薄板製品を製造す
ることもできる。
また、製品品質レベルの緩かなものについては、可逆
式粗圧延機73による粗圧延後、前記仕上延機75、及び入
出側に設置されている巻取機76,77のみを使用して熱間
薄製品を製造することもできる。
このような本実施例によれば、 1).可逆式圧延機は仕上圧延機兼用でないため、板ク
ラウン、形状をそれ程考慮する必要がないため、作業ロ
ール径を大き目にとることにより、スラブ厚が大の時点
から大きな圧下量をかけることが出来効率のよい圧延が
出来る。
2).可逆式粗圧延機での最終パス厚みは、従来技術に
よる厚と同等にとれ、温度低下抑制の点からも有効であ
る。
3).可逆式粗圧延機による最終パス圧延後の厚みが従
来技術と同程度、かつ、圧延長が長くなる所で仕上圧延
機群の先頭の仕上圧延機の出側に設置された巻取り、巻
戻し可能な巻取機で巻き取られ、巻き戻され、かつ次の
パスでも該仕上圧延機の入側に設置された巻取機で巻取
り、巻戻しされるため、設備長の短縮及び巻取ることに
よる温度低下抑制にきわめて有効である。
4).可逆式粗圧延機による圧延で発生した圧延材の先
端、及び後端とフイツシユテール、又はタング部を仕上
圧延機群の先頭の仕上圧延機の前でクロツプカツトする
ため、先頭仕上圧延材の出側、及び入側に設置した巻取
り機に良好に巻取ることが可能である。
〔発明の効果〕
本発明の熱間圧延設備及び圧延方法によると、粗圧延
時の圧延効率が向上し、熱間圧延設備の設備長を短くし
て、圧延材の温度低下を小さくし、更に、高品質の製品
を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱間圧延設備において粗圧延機の入側
と出側に巻取機を設置した例を示し、第1図(a)は全
体構成図、第1図(b)は粗圧延機付近の拡大図、第1
図(c)は仕上圧延機付近の拡大図、第2図は第1図の
他の実施例を示し、第2図(a)は全体構成図、第2図
(b)は粗圧延機付近の拡大図、第2図(c)は仕上圧
延機付近の拡大図、第3図は第1図の更に他の実施例を
示し、第3図(a)は全体構成図、第3図(b)は粗圧
延機付近の拡大図、第3図(c)は仕上圧延機付近の拡
大図、第4図は本発明の熱間圧延設備において第1図に
示した実施例に加え仕上圧延機との間に更にもう1台の
巻取機を設置した例を示す全体構成図、第5図,第6
図、及び第7図は第4図の他の実施例をそれぞれ示す全
体構成図、第8図は本発明の熱間圧延設備において先頭
仕上圧延機の入側と出側に巻取機を配置した例を示す全
体構成図、第9図(a),(b)は第8図の実施例にお
ける圧延機の巻取状態を示す拡大図、第10図は第8図の
実施例における圧延材の最終巻出しから製品を得る状態
を示す図である。 12,52,73……粗圧延機、23,24,43,44,53,54,56,76,77…
…巻取機、31,55,74……シヤー、32,61,75,85……仕上
圧延機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関谷 輝男 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 昭59−137107(JP,A)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粗圧延設備と仕上圧延設備を配置して、熱
    間のスラブ材を順次減厚圧延する熱間圧延設備におい
    て、前記粗圧延設備は少なくとも1台の可逆式粗圧延機
    を有し、前記仕上圧延設備は複数の仕上圧延機を有し、
    前記複数の仕上圧延機のうち先頭の仕上圧延機の入側及
    び出側に、圧延材の巻取り及び巻戻しを行う巻取機を配
    設したことを特徴とする熱間圧延設備。
  2. 【請求項2】前記巻取機に、前記圧延材の放熱を少なく
    するための放熱防止カバー若しくは熱量を供給する加熱
    装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の熱間圧延
    設備。
  3. 【請求項3】前記巻取機は、前記圧延材の先端に曲率を
    与えて該圧延材を曲げるベンディングローラと、曲げら
    れた該圧延材の曲率を巻取りの中心として該圧延材を巻
    取るガイドローラを有することを特徴とする請求項1記
    載の熱間圧延設備。
  4. 【請求項4】前記巻取機に、該圧延材の酸化スケール防
    止のための雰囲気保持装置を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の熱間圧延設備。
  5. 【請求項5】熱間のスラブ材を順次減厚圧延する熱間圧
    延設備において、粗圧延設備と仕上圧延設備とをそれぞ
    れ単独に配置し、更に、前記粗圧延設備は少なくとも1
    台の可逆式圧延機を有し、前記仕上圧延設備は少なくと
    も1台の仕上圧延機を備え、該可逆式粗圧延機の入側と
    出側のそれぞれに圧延材の巻取り及び巻戻しを行う巻取
    機を配設し、該巻取機には、前記圧延材の先端に曲率を
    与えて該圧延材を曲げるベンディングローラと、曲げら
    れた該圧延材の曲率を巻取りの中心として該圧延材を巻
    取るガイドローラとを設けることを特徴とする熱間圧延
    設備。
  6. 【請求項6】前記仕上圧延機の入側と出側に、圧延材の
    巻取り及び巻戻しを行う巻取機を配設することを特徴と
    する請求項5記載の熱間圧延設備。
  7. 【請求項7】前記仕上圧延機の入側と出側に配設された
    巻取機は、加熱炉付巻取機であることを特徴とする請求
    項6記載の熱間圧延設備。
  8. 【請求項8】粗圧延設備と仕上圧延設備を配置して、熱
    間のスラブ材を順次減厚圧延し、熱間薄板を製造する熱
    間圧延設備において、少なくとも1台の可逆式粗圧延機
    と複数の仕上圧延機群とからなり、該粗圧延機の入側と
    出側のそれぞれに、圧延材の巻取り、及び巻戻しを行う
    巻取機を配設すると共に、前記仕上圧延機までの間にも
    う1つの巻取機を設けたことを特徴とする熱間圧延設
    備。
  9. 【請求項9】前記粗圧延機と仕上圧延機との間に配設さ
    れている前記2台の巻取機間に剪断機を設けたことを特
    徴とする請求項8記載の熱間圧延設備。
  10. 【請求項10】前記仕上圧延機の入側に位置する前記巻
    取機の下部を、巻取り方向と巻出し方向を変換できるよ
    う可動式とし、かつ、該巻取機の入側と出側に各々ピン
    チローラを設けたことを特徴とする請求項8記載の熱間
    圧延設備。
  11. 【請求項11】通常の圧延は粗圧延機入側巻取機に巻き
    取られた圧延材を巻き出し、粗圧延機と仕上圧延機でタ
    ンデム圧延し、仕上圧延機後方の巻取機で巻取り、仕上
    圧延機入側の巻取機以後で圧延トラブルが発生した際に
    は、巻取機入側の剪断機により、該圧延材を途中より切
    断し、切断された該圧延材の先進部を巻取機出側のピン
    チローラにて早送りし、切断された該圧延材の後進部を
    該巻取機にて巻取ることを特徴とする圧延方法。
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