JPH0780508A - 鋳造熱間圧延連続設備 - Google Patents

鋳造熱間圧延連続設備

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JPH0780508A
JPH0780508A JP22546393A JP22546393A JPH0780508A JP H0780508 A JPH0780508 A JP H0780508A JP 22546393 A JP22546393 A JP 22546393A JP 22546393 A JP22546393 A JP 22546393A JP H0780508 A JPH0780508 A JP H0780508A
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JP
Japan
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rolling
continuous casting
hot rolling
roll
equipment
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JP22546393A
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English (en)
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Tomoaki Kimura
智明 木村
Yasutsugu Yoshimura
泰嗣 芳村
健一 ▲吉▼本
Kenichi Yoshimoto
Kenji Horii
健治 堀井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンパクトな設備でホットストリップを消費エ
ネルギーが少なく製造原単位が少ない小,中規模生産す
る鋳造熱間圧延連続設備を提供することにある。 【構成】連続鋳造設備の下流側に切断機,均熱炉を配置
し、粗圧延機と仕上圧延機の間に巻取り機,巻戻し機を
配置し、前記連続鋳造設備,切断機,均熱炉,粗圧延
機,巻取り機,巻戻し機、及び仕上圧延機を同一線上に
配置し、前記連続鋳造設備で鋳造した鋳片を前記切断機
で切断した後逆送りすることなく一方向へ導き前記粗圧
延機で粗圧延を行い、粗圧延後のスラブを前記巻取り機
で巻取り、その後前記巻戻し機で巻戻して前記仕上圧延
機で圧延を行い薄板のコイルを製造するようにした鋳造
熱間圧延連続設備である。 【効果】本発明によれば、ホットストリップをコンパク
トな設備で小,中規模に生産することを実現できる鋳造
熱間圧延連続設備を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属板の鋳造熱間圧延連
続設備に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造工程と熱間圧延工程とを連続化
することは従来の製鋼工場と圧延工場とを別工場とする
方式に対して大幅な省エネルギー,省力化を達成するも
のであり近年この連続化を具体的に採用した設備が増え
つつある。
【0003】この連続化により、製鋼工場と圧延工場と
の間のスラブの運搬をなくし省力化をはかることがで
き、また、設備投資も少なくできる等メリットがある。
【0004】そして、連続鋳造工程と熱間圧延工程とを
連続化する場合、生産する材料や生産量,原料の入手方
法,設備コスト,ランニングコスト,エネルギー消費
量,製造人件費等を総合的に検討して最適な設備とする
ことが望まれている。
【0005】上記のように連続鋳造工程と熱間圧延工程
とを連続化する方式を大別すると粗圧延機で数回圧延し
た後、仕上圧延機列へ送り該仕上圧延機列に1回通過さ
せて製品板厚まで圧下する方式と上記した粗圧延機を無
くし仕上圧延機列へ直接スラブを送り該仕上圧延機列を
1回通過させるだけで製品板厚まで圧下する方式とがあ
る。
【0006】しかしながら、スラブが厚い場合、前記し
た仕上圧延機列に1回通過させて製品板厚まで圧下する
方式に限界がでてくる。200mmのスラブを仕上圧延機
列に1回通過させることのみで最終板厚1.6mm までに
圧下することは圧延温度を確保すること、及びそのため
に増加する圧延スピードが制約条件となり装置として現
実的に存在し得ず粗圧延機を設置する必要がでてくる。
【0007】また、スラブが薄い場合、前記した粗圧延
機を省略することができ設備費の低減や生産コスト低減
の可能性を有することとなる。この薄スラブを鋳造し粗
圧延機無しに連続鋳造と熱間圧延とを連続化する方式の
発明の一つとして特開昭63−132703号公報に記載された
ものがある。この特開昭63−132703号公報には、比較的
薄いスラブを鋳造してコンパクトな設備で年間100万
トン程度の中規模生産を行う方式を提案しており、この
提案を実現するために、最大3個から4個の圧延ロール
スタンドで連続的に圧延を行うものである。そして、特
開昭63−132703号公報には、前段の圧延機は大径の作業
ロールで圧延すること、後段の圧延機は作業ロールまた
は補強ロールを駆動すること、及び連続鋳造設備と熱間
圧延設備との間でスラブを中間貯蔵することが記述され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連続鋳
造装置で鋳造される鋳片の厚さは現在まで実用化できて
いるのはスラブ厚さが50mm前後以上であり、特開昭63
−132703号公報に記載されたものにおいては熱間圧延で
最終製品として要求される板厚が2.0mm 以下の場合に
このニーズに応えることができない。つまり、この場
合、圧延機の台数を5〜6台にする必要があり、圧延材
の温度を確保しつつ圧延するために最終段出側速度を7
00m/min 前後としなければならない。最終段出側速
度が700m/min 前後となると圧延機のモーター容量
も大きくなるため従来の大型熱間仕上圧延機列並の設備
となってしまうという問題点がある。従って、前記の連
続鋳造装置の能力から圧延機列を1回通過させて製品板
厚2.0mm 以下まで圧下する方式が設備的に粗圧延機を
配置した方式よりもコストメリットがなければその方式
の存在意義が薄れてくる。
【0009】本発明は上記した問題点に鑑みなされたも
のであり、コンパクトな設備で消費エネルギーが少なく
製造原単位が少ない小,中規模の生産が可能な鋳造熱間
圧延設備を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明では、連続鋳造設備と、該連続鋳造設備に
より鋳造される鋳片の進行方向に粗圧延機及びタンデム
状に配置された仕上圧延機から構成される熱間圧延設備
を配置し、前記鋳片を前記熱間圧延設備へ連続的に供給
し所定の形状に圧延する鋳造熱間圧延連続設備におい
て、前記連続鋳造設備の下流側に切断機,均熱炉を配置
し、前記粗圧延機と仕上圧延機の間に巻取り機,巻戻し
機を配置し、前記連続鋳造設備,切断機,均熱炉,粗圧
延機,巻取り機,巻戻し機、及び仕上圧延機を同一線上
に配置し、前記連続鋳造設備で鋳造した鋳片を前記切断
機で切断した後逆送りすることなく一方向へ導き前記粗
圧延機で粗圧延を行い、粗圧延後のスラブを前記巻取り
機で巻取り、その後前記巻戻し機で巻戻して前記仕上圧
延機で圧延を行い薄板のコイルを製造するようにしたも
のである。
【0011】或いは、上記目的を達成するために本発明
では、連続鋳造設備と、該連続鋳造設備により鋳造され
る鋳片の進行方向に粗圧延機及びタンデム状に配置され
た仕上圧延機から構成される熱間圧延設備を配置し、前
記鋳片を前記熱間圧延設備へ連続的に供給し所定の形状
に圧延する鋳造熱間圧延連続設備において、前記連続鋳
造設備の下流側に切断機,均熱炉を配置し、前記粗圧延
機と仕上圧延機の間に巻取り機,巻戻し機を配置し、前
記連続鋳造設備,切断機,均熱炉,粗圧延機、及び巻取
り機を同一線上に配置し、前記巻戻し機、及び仕上圧延
機は前記同一線上以外の方向に配置し、前記連続鋳造設
備で鋳造した鋳片を前記切断機で切断した後逆送りする
ことなく一方向へ導き前記粗圧延機で粗圧延を行い、粗
圧延後のスラブを前記巻取り機、で巻取り、その後前記
巻戻し機で巻戻して前記仕上圧延機で圧延を行い薄板の
コイルを製造するようにしたものである。
【0012】なお、本発明による鋳造熱間圧延設備にお
いては、前記連続鋳造設備より鋳造される鋳片の厚み
は、40mm〜100mmであるものである。
【0013】また、本発明による鋳造熱間圧延設備にお
いて、好ましくは、前記切断機の出側に近接した位置
に、誘導加熱炉を配置するものであり、好ましくは、前
記均熱炉は、前記誘導加熱炉で加熱された鋳片の温度と
ほぼ同一の温度に保つように構成するものであり、更に
好ましくは、前記均熱炉は、前記切断機で切断後の鋳片
を2ケ以上内部に保持できるトンネル状の炉であるもの
である。
【0014】また、本発明による鋳造熱間圧延設備にお
いて、好ましくは、前記粗圧延機は、同一ハウジング内
に複数の圧延ロール群を近接して並べた粗圧延機である
ものであり、更に好ましくは、この同一ハウジング内に
複数の圧延ロール群を近接して並べた粗圧延機は、2段
圧延機を同一ハウジング内に2列並べた粗圧延機である
ものである。
【0015】また、本発明による鋳造熱間圧延設備にお
いて、好ましくは、前記仕上圧延機での圧延を強圧下か
つ低速で行うものである。
【0016】また、本発明による鋳造熱間圧延設備にお
いて、好ましくは、前記仕上圧延機の少なくとも1台の
圧延機は、作業ロールを該作業ロールの駆動部が圧延に
必要な駆動トルクに耐えることができない径である小径
なものとし、該作業ロールを反圧延板側で支えるロール
を駆動するようにした小径作業ロール非駆動圧延機とし
たものであり、好ましくは、前記小径作業ロール被駆動
圧延機は、上下作業ロールの軸心を作業ロールと接触す
る他のロールの軸心に対して圧延方向出側にオフセット
し前記作業ロールに加わる駆動接線力を圧延荷重の水平
分力で低減可能とする圧延機であり、更に好ましくは、
前記小径作業ロール被駆動圧延機は、上下作業ロールと
接触する他のロールの軸心に対して上下作業ロールの軸
心を圧延方向出側にオフセットする量を調節可能に構成
したものである。
【0017】また、本発明による鋳造熱間圧延設備にお
いて、好ましくは、前記仕上圧延機の入側に、圧延板先
端部を減厚する先端減厚装置を配置したものである。
【0018】また、好ましくは、前記粗圧延機及び仕上
圧延機の少なくとも1台の圧延機の作業ロールに、ハイ
ス系のロールを用いたものである。
【0019】また、好ましくは、前記粗圧延機及び仕上
圧延機の少なくとも1台の圧延機に、ロール研削装置を
備えたものである。
【0020】また、好ましくは、前記粗圧延機は、板ク
ラウンを制御できる圧延機であり、好ましくは、上下作
業ロールを互いにクロスさせロール間のギャップを変え
得るようにしたものである。
【0021】また、好ましくは、前記仕上圧延機は、板
クラウン及び板形状を制御できる圧延機であり、好まし
くは、上下作業ロールを互いにクロスさせロール間のギ
ャップを変え得るようにしたものである。
【0022】また、本発明による鋳造熱間圧延設備にお
いて、好ましくは、前記粗圧延機及び仕上圧延機は、上
下作業ロール,上下中間ロール,上下補強ロールの少な
くとも一対のロールに対しておのおの略同一形状のイニ
シャルクラウンを互いに点対象となるべく付与し上下作
業ロールまたは上下中間ロールをロール軸方向に移動さ
せ板クラウン及び板形状を制御できるようにしたもので
ある。
【0023】また、好ましくは、前記仕上圧延機は、作
業ロール或いは中間ロールにロールベンディング装置を
設け、該ロールのたわみを調節して板クラウン及び板形
状を制御可能に構成したものである。
【0024】また、好ましくは、前記仕上圧延機は、作
業ロール及び補強ロールをペアとして上下でクロスさ
せ、ロール間のギャップのプロフィールを変えて板クラ
ウンや板形状を制御し得るようにした4段圧延機とした
ものである。
【0025】また、好ましくは、前記仕上圧延機は、作
業ロールをロール軸方向に移動させて圧延によるロール
の摩耗を分散させ、摩耗によるロールギャップの変化を
小さくし得るようにし、或いは、前記作業ロール軸方向
移動に加えて作業ロールベンディング装置を設けロール
のたわみを調節し板クラウン及び板形状を制御可能に構
成したものである。
【0026】更に、好ましくは、前記仕上圧延機は、中
間ロールをロール軸方向に移動させ、或いはこれに加え
て作業ロール又は中間ロールにロールベンディング装置
を設け、該ロールのたわみを調節し板クラウンや板形状
を制御できる6段圧延機としたものである。
【0027】
【作用】粗圧延を複数パス行う場合、連続鋳造設備と熱
間圧延設備とを直線的に配置するとこの直線距離が長く
なり設備が大型となってしまう。
【0028】粗圧延機で1パス圧延のみ行い仕上圧延機
へと圧延材を送る場合、コイルの巻取り能力やコンパク
トな仕上圧延機で効率良く圧延するため粗圧延機の出側
の圧延材板厚を40mm〜18mm前後にすることが望まれ
る。
【0029】本発明では、前記連続鋳造設備,切断機,
均熱炉,粗圧延機,巻取り機,巻戻し機、及び仕上圧延
機を同一線上に配置し、或いは、前記連続鋳造設備,切
断機,均熱炉,粗圧延機、及び巻取り機を同一線上に配
置し、前記巻戻し機、及び仕上圧延機は前記同一線上以
外の方向に配置し、前記連続鋳造設備で鋳造した鋳片を
前記切断機で切断した後逆送りすることなく一方向へ導
き前記粗圧延機で粗圧延を行い、粗圧延後のスラブを前
記巻取り機で巻取り、その後前記巻戻し機で巻戻して前
記仕上圧延機で圧延を行い薄板のコイルを製造するよう
にすることで、粗圧延を1パス圧延とし、また、連続鋳
造設備より鋳造される鋳片を切断後1パス粗圧延し、直
ちに巻取りコイル状にし、その後このコイルを巻戻しつ
つ仕上圧延機へと送ることにより、コンパクトな鋳造熱
間圧延連続設備としたものである。
【0030】また、連続鋳造設備と粗圧延機との間に切
断後の鋳片を保持できる均熱炉を設けることにより鋳片
の温度低下を防止しつつ仕上圧延機へと送ることができ
るものである。そして、好ましくは、2ケ以上内部に保
持できるトンネル状の加熱手段を持つ炉とすることによ
り炉内で鋳片を任意の時間保定し鋳片に延性を持たせ、
その後の圧延で割れが生じないようにすることができる
ものである。
【0031】熱間圧延設備側で事故が発生したときは鋳
造速度を遅くすることが有効な手段となるが、鋳造速度
が遅くなると鋳片の温度低下も著しくなるためこのまま
では所望の圧延をできなくなる。この温度低下をさける
ため、本発明では、連続鋳造設備の鋳片切断機の出側に
近接して誘導加熱等の鋳片加熱手段を設け、切断前から
鋳片を加熱できるようにするものである。この場合、鋳
造速度が遅くなると誘導加熱等の鋳片加熱手段を通過す
る時間も長くとれることから遅い程下がる鋳片温度をよ
り高めることができるので効率的なものとなる。
【0032】なお、コンパクトな設備で小,中規模の生
産を実現するために本発明では、連続鋳造設備より鋳造
される鋳片の厚みを40mm〜100mmとするものであ
る。
【0033】また、1パスの粗圧延で効率良く圧延する
ため同一ハウジング内に複数の圧延ロール群を近接して
並べ、該粗圧延機入側でデスケーリング後1パスで複数
段の粗圧延を行う際、スケールの再発生量を少なくする
ようにする。そして、仕上圧延を効率良くできる厚みま
で粗圧延を行うものである。
【0034】粗圧延機の台数は入側スラブ厚及び出側板
厚にもよるが複数段の圧延を必要とする場合、複数台の
圧延機を配置する必要がある。該複数台の圧延機を従来
の如くそれぞれハウジングにロールを納めたのでは設備
が大型となり粗圧延機でリバースする方式よりも大型と
なるところであるが、本発明のように、同一ハウジング
内に複数の圧延ロール群を近接して並べることでコンパ
クトな粗圧延機を提供し得、粗圧延機入側でデスケーリ
ング後1パス複数段の粗圧延を行う際のスケールの再発
生量を少なくするようにすることもできる。
【0035】一方、仕上圧延を低速でしかも各スタンド
で強圧下するようにして、仕上圧延機台数を少なくする
ことでコンパクトな設備を提供することができる。
【0036】低速強圧下圧延の観点から小径作業ロール
圧延機が好ましい。作業ロールが小径であるほど、圧延
での接触弧長が短くなるので圧延荷重が小さくなり、駆
動トルクも小さくなり、かつ、ロールの昇温を少なくす
ることができる。
【0037】比較的小径の作業ロールとした場合、作業
ロールではその駆動系が圧延駆動トルクに耐えなくなる
ので該作業ロールを支える補強ロールあるいは中間ロー
ルを駆動するようにするものである。
【0038】更に、粗圧延機は板クラウンを調節できる
ようにし、仕上圧延機は板クラウンや板形状を調節でき
るようにしてもよいものであり、また、粗圧延機及び仕
上圧延機列の作業ロールにハイス径ロールを採用するこ
と、及び、圧延機にロール研磨装置を設置することによ
り、消費エネルギーが少なく製造原単位が少ない小,中
規模の生産が可能となるものである。
【0039】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を用いて
説明する。
【0040】図1は鋳造熱間連続圧延設備の概略構成を
示すものであり、鋳片17を連続的に鋳造する連続鋳造
設備1,鋳造先頭にあるダミーバー部を切断し切離する
か、或いは、任意の長さのスラブ18に切断する切断機
2、前記の切断されたダミーバー部を鋳造方向からずら
し、かつ、スラブ18の温度を任意の温度に保ちつつ断
熱的状態で送る均熱炉3,スラブ18の幅を調節する幅
圧延機4,スラブ18の表面のスケールを粗圧延前に取
除く粗デスケーリング装置5,2列2段に構成された粗
圧延機6,シャー7,巻取り機8,巻戻し機9から巻出
されたストリップ19の先端を減厚する減厚装置10,
仕上圧延機前の仕上デスケーリング装置11,仕上No.
1スタンド12,仕上No.2スタンド13,仕上No.3
スタンド14,ストリップ冷却ゾーン15及びコイル1
6等で製鋼と圧延を直結した鋳造熱間圧延連続設備を示
す。
【0041】ここで、2列2段に構成された粗圧延機6
は一つのハウジングの中に2段圧延機を2列近接して並
べて配置したものであり1回の圧延材通過で2回圧延で
きるようになっている。個別のハウジングを有する圧延
機に比べ設備を短くすることができ、かつ、2回の圧延
の間でのスケールの発生を少なくできるメリットがあ
る。
【0042】仕上No.1スタンド12,仕上No.2スタ
ンド13,仕上No.3スタンド14は小径の作業ロール
を有する6段圧延機である。この圧延機において小径の
作業ロールの駆動系とした場合、この小径の作業ロール
は駆動トルクに耐え得ないので中間ロールもしくは補強
ロールを駆動するようにしてある。さらに、仕上No.1
スタンド12の前に配置した減厚装置10でストリップ
19の先端を減厚し小径の作業ロールゆえの噛込みの問
題を解消するものである。
【0043】減厚装置10の一例としては図3に示す通
りであり、ハウジング22に上下一対の回転しないロー
ル20,21が設けてあり、シリンダー23によりロー
ルに荷重を与え、ストリップ19の先端をプレスするも
のである。
【0044】図2は、図1に示した実施例を上面から見
た図である。連続鋳造設備1,切断機2,均熱炉3,幅
圧延機4,粗デスケーリング装置5,粗圧延機6,シャ
ー7,巻取り機8,巻戻し機9,減厚装置10,仕上デ
スケーリング装置11,仕上No.1スタンド12,仕上
No.2スタンド13,仕上No.3スタンド14,ストリ
ップ冷却ゾーン15及びコイル16を同一直線上に配置
し、コンパクトな設備構成としたものである。
【0045】また、図4に示すように、連続鋳造設備
1,切断機2,均熱炉3,幅圧延機4,粗デスケーリン
グ装置5,粗圧延機6,シャー7及び巻取り機8を同一
直線上に配置し、巻出し機9,減厚装置10,仕上デス
ケーリング装置11,仕上No.1スタンド12,仕上N
o.2スタンド13,仕上No.3スタンド14,ストリッ
プ冷却ゾーン15及びコイル16を前記同一直線上以外
で、前記同一直線と平行に配置しても良く、また、スペ
ースの関係を考慮し、図5に示すように、前記同一直線
と直角方向に配置しても良い。
【0046】なお、巻取り機8と巻出し機9の間は、図
示はないが巻取り機8で巻取られたコイルをコイル搬送
手段より移送するものである。
【0047】以上説明した鋳造熱間連続圧延設備におい
ては、スラブ18の厚みが70mmの場合は、2列2段粗
圧延機6で最小18mm程度まで圧延することができる。
また、3台の仕上6段圧延機12,13,14では低速
強圧下で出側速度300m/min で1.6mm 程度まで圧
延できる。よって、仕上圧延機12,13,14の出側
からコイル16までの距離も50m程度とかなり短いも
のにできる。そして、連続鋳造設備1からコイル16ま
での距離は全長で180m〜200mとコンパクトな設
備にすることができる。
【0048】なお、図示はしないが切断機2で鋳片を切
断すること無しに連続的に粗圧延機へと送り、連続的に
粗圧延を行いシャー7にて分割する方式もできる。
【0049】図6は本発明の第2の実施例である鋳造熱
間圧延連続設備を示す図である。
【0050】切断機2の次に誘導加熱炉24を近接配置
し鋳片17を切断前から加熱できるようにするものであ
る。つまり、熱間圧延設備1側で事故が発生したとき
は、鋳造速度を遅くすることが有効な手段となるが、鋳
造速度が遅くなると鋳片17の温度低下も著しくなるた
めこのままでは所望の圧延ができなくなる。この温度低
下を避けるため連続鋳造設備1の切断機の出側に近接し
て誘導加熱炉24を設け、切断前から鋳片17を加熱で
きるようにするものである。この場合、鋳造速度が遅く
なると誘導加熱炉3によるスラブ18の加熱時間を長く
とれることからスラブ18の温度をより高めることがで
きる。
【0051】また、スラブ18を断熱的状態でおくる均
熱炉3の中にスラブ18を2ケ以上入れられるようにし
てある。スラブ18の長さが20mで断熱炉3が40m
とするとスラブ18の進行速度を5m/min とした場
合、均熱炉3内にスラブ18が8min 保定されることに
なる。スラブ18に圧延に耐える所望の延性を生ぜしむ
るには材質やスラブ18の温度にもよるが最低でも5mi
n 程度は保定したいところであり、このニーズを達成す
るために前記のように2ケ以上入れられるようにするも
のである。
【0052】なお、図示はしないが均熱炉3の任意の位
置でスラブ18の進行方向にほぼ平行にスラブ18を保
管できる炉を配置してスラブ18を進行方向ライン外に
運び出しこの炉に保管できるようにし熱間圧延設備側で
の長い時間の事故の際スラブ温度を極力下げないように
することもできる。
【0053】次に、図1及び図6において説明した本発
明の実施例において仕上圧延機に適用できる圧延機につ
いて説明する。
【0054】図7に示す圧延機は、小径作業ロール被駆
動圧延機を示し上下中間ロール25,26を軸方向(矢
印方向)に移動可能なロールとしたものである。また、
上下作業ロール25,26に上下方向(矢印方向)のロ
ールベンディング力が作用するようにしてある。この場
合、駆動ロールは上下中間ロール27,28かまたは上
下補強ロール29,30となる。尚、図示はしていない
が上下中間ロール27,28にも上下作業ロール25,
26と同様にロールベンディング力を与えるようにする
こともできる。以上のロールの軸方向移動やロールベン
ディング力によって板クラウンや板形状を調節すること
ができる。さらに、上下作業ロール25,26を上下中
間ロール27,28と同様に軸方向に移動可能とするこ
ともでき、この作業ロールの軸方向移動を周期的に行う
ことで作業ロールの摩耗を分散することができ圧延中の
ロールの使用時間を長く、かつ、板クラウンや板形状の
すぐれた圧延を達成できる。
【0055】図8に示す圧延機は、小径作業ロール被駆
動圧延機の場合であり、上下作業ロール31,32の軸
心が作業ロールと接触する他のロールの軸心に対して圧
延方向出側にδだけオフセットするようにしたものであ
る。このようにオフセットすることで作業ロール31,
32に作用する駆動接線力F1 は作業ロールに対し圧延
方向入側に作用し圧延荷重の作業ロールに作用する水平
方向の分力F2 は圧延方向出側に作用するので作業ロー
ルに作用する水平力を少なくすることができる。尚、ス
トリップ37の入出側には張力が作用しておりこの力を
も加味してオフセット量δを圧延状態に合わせて変化さ
せ作業ロールに作用する水平力を少なくするように調節
できるようにしてある。
【0056】次に、図1及び図6において説明した本発
明の実施例において粗圧延機及び仕上圧延機に適用でき
る圧延機について説明する。
【0057】図9に示す圧延機は、上の作業ロール38
と補強ロール40及び下の作業ロール39と補強ロール
41とがそれぞれ一緒に上下で反対方向にクロスするよ
うにした(ペアクロス)圧延機である。このようにロー
ルをクロスすることで上下作業ロール間のギャッププロ
フィールを変化させることができ板クラウンや板形状を
調節することが可能となる。
【0058】尚、粗圧延機が2段圧延機である場合は上
下作業ロールをそれぞれ反対方向にクロスする方式があ
り、このことにより前記同様に板クラウンを調節するこ
とが可能となる。また、粗圧延機及び仕上圧延機が4段
以上の圧延機の場合には作業ロールのみをクロスする方
式によっても同様の効果を得ることができる。
【0059】また、図10に示す圧延機は、上下作業ロ
ール42,43と上下中間ロール44,45と上下補強
ロール46,47とがあり、上下作業ロール42,43
または上下中間ロール44,45または上下補強ロール
46,47の少なくとも一対のロールに対しておのおの
略同一形状のイニシャルクラウンを互いに点対象となる
べく付与したものであり上下中間ロール44,45及び
または上下作業ロール42,43を図7に示す圧延機と
同様に軸方向に移動させたりロールベンディング力を付
与することで板クラウンや板形状を調節することができ
る。
【0060】図11に示す圧延機は、上下作業ロール4
8,49或いはまた上下補強ロール50,51の少なく
とも一対のロールに対しておのおの略同一形状のイニシ
ャルクラウンを互いに点対象となるべく付与したもので
あり上下作業ロール48,49を軸方向に移動させたり
ロールベンディング力を付与することで板クラウンや板
形状を調節することができる。
【0061】以上のように、鋳造熱間圧延連続設備にお
いては、仕上圧延機における圧延を低速強圧下であるこ
と、連続鋳造設備と熱間圧延設備とを連結することで同
一スラブ幅の圧延が長時間続くこと等がありロールは過
酷な条件のもとで使用されることとなる。
【0062】これに対してはロール研磨装置を設置する
ことでロール摩耗の増加があってもロール組替周期を短
くすることなく操業できるようにするものである。
【0063】また、熱間圧延用ロールとして最近適用が
拡大されつつある耐摩耗性,耐肌荒れ性に優れたハイス
ロールを用いることで摩耗量を従来のニッケルグレーン
ロールに較べ1/4〜1/5に少なくできるのでロール
を長時間使用できロール組替周期を大幅に延長すること
ができるなどのメリットがある。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、ホットストリップをコ
ンパクトな設備で消費エネルギーが少なく製造原単位が
少ない小,中規模に生産することを実現できる鋳造熱間
圧延連続設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である鋳造熱間圧延連続
設備を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例である鋳造熱間圧延連続
設備を上面から見た図である。
【図3】本発明の第1の実施例で示した減厚装置の一例
を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例である鋳造熱間圧延連続
設備の応用例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例である鋳造熱間圧延連続
設備の応用例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例である鋳造熱間圧延連続
設備を示す図である。
【図7】本発明の各実施例の仕上圧延機に適用できる圧
延機の概略図である。
【図8】本発明の各実施例の仕上圧延機に適用できる圧
延機の概略図である。
【図9】本発明の各実施例の粗圧延機及び仕上圧延機に
適用できる圧延機の概略図である。
【図10】本発明の各実施例の粗圧延機及び仕上圧延機
に適用できる圧延機の概略図である。
【図11】本発明の各実施例の粗圧延機及び仕上圧延機
に適用できる圧延機の概略図である。
【符号の説明】
1…連続鋳造設備、2…切断機、3…均熱炉、4…幅圧
延機、5…粗デスケーリング装置、6…2列2段粗圧延
機、7…シャー、8…巻取り機、9…巻戻し機、10…
減厚装置、11…仕上デスケーリング装置、12…仕上
No.1スタンド、13…仕上No.2スタンド、14…仕
上No.3スタンド、15…ストリップ冷却ゾーン、16
…コイル、17…鋳片、18…スラブ、19…ストリッ
プ、24…誘導加熱炉。
フロントページの続き (72)発明者 堀井 健治 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造設備と、該連続鋳造設備により鋳
    造される鋳片の進行方向に粗圧延機及びタンデム状に配
    置された仕上圧延機から構成される熱間圧延設備を配置
    し、前記鋳片を前記熱間圧延設備へ連続的に供給し所定
    の形状に圧延する鋳造熱間圧延連続設備において、 前記連続鋳造設備の下流側に切断機,均熱炉を配置し、 前記粗圧延機と仕上圧延機の間に巻取り機,巻戻し機を
    配置し、 前記連続鋳造設備,切断機,均熱炉,粗圧延機,巻取り
    機,巻戻し機、及び仕上圧延機を同一線上に配置し、 前記連続鋳造設備で鋳造した鋳片を前記切断機で切断し
    た後逆送りすることなく一方向へ導き前記粗圧延機で粗
    圧延を行い、粗圧延後のスラブを前記巻取り機で巻取
    り、その後前記巻戻し機で巻戻して前記仕上圧延機で圧
    延を行い薄板のコイルを製造するようにしたことを特徴
    とする鋳造熱間圧延連続設備。
  2. 【請求項2】連続鋳造設備と、該連続鋳造設備により鋳
    造される鋳片の進行方向に粗圧延機及びタンデム状に配
    置された仕上圧延機から構成される熱間圧延設備を配置
    し、前記鋳片を前記熱間圧延設備へ連続的に供給し所定
    の形状に圧延する鋳造熱間圧延連続設備において、 前記連続鋳造設備の下流側に切断機,均熱炉を配置し、 前記粗圧延機と仕上圧延機の間に巻取り機,巻戻し機を
    配置し、 前記連続鋳造設備,切断機,均熱炉,粗圧延機、及び巻
    取り機を同一線上に配置し、 前記巻戻し機、及び仕上圧延機は前記同一線上以外の方
    向に配置し、 前記連続鋳造設備で鋳造した鋳片を前記切断機で切断し
    た後逆送りすることなく一方向へ導き前記粗圧延機で粗
    圧延を行い、粗圧延後のスラブを前記巻取り機、で巻取
    り、その後前記巻戻し機で巻戻して前記仕上圧延機で圧
    延を行い薄板のコイルを製造するようにしたことを特徴
    とする鋳造熱間圧延連続設備。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の鋳造熱間圧
    延連続設備において、 前記切断機の出側に近接した位置に、誘導加熱炉を配置
    したことを特徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の鋳造熱間圧延連続設備に
    おいて、 前記均熱炉は、前記誘導加熱炉で加熱された鋳片の温度
    とほぼ同一の温度に保つように構成されていることを特
    徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
  5. 【請求項5】請求項1又は請求項2に記載の鋳造熱間圧
    延連続設備において、 前記均熱炉は、前記切断機で切断後の鋳片を2ケ以上内
    部に保持できるトンネル状の炉であることを特徴とする
    鋳造熱間圧延連続設備。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    鋳造熱間圧延連続設備において、 前記連続鋳造設備より鋳造される鋳片の厚みは、40mm
    〜100mmであることを特徴とする鋳造熱間圧延連続設
    備。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    鋳造熱間圧延連続設備において、 前記粗圧延機は、同一ハウジング内に複数の圧延ロール
    群を近接して並べた粗圧延機であることを特徴とする鋳
    造熱間圧延連続設備。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の鋳造熱間圧延連続設備に
    おいて、 前記同一ハウジング内に複数の圧延ロール群を近接して
    並べた粗圧延機は、2段圧延機を同一ハウジング内に2
    列並べた粗圧延機であることを特徴とする鋳造熱間圧延
    連続設備。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    鋳造熱間圧延連続設備において、 前記仕上圧延機での圧延を強圧下かつ低速で行うことを
    特徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記仕上圧延機の少なくとも1台の圧延機は、作業ロー
    ルを該作業ロールの駆動部が圧延に必要な駆動トルクに
    耐えることができない径である小径なものとし、該作業
    ロールを反圧延板側で支えるロールを駆動するようにし
    た小径作業ロール被駆動圧延機としたことを特徴とする
    鋳造熱間圧延連続設備。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記仕上圧延機の入側に、圧延板先端部を減厚する先端
    減厚装置を配置したことを特徴とする鋳造熱間圧延連続
    設備。
  12. 【請求項12】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記粗圧延機及び仕上圧延機の少なくとも1台の圧延機
    の作業ロールに、ハイス系のロールを用いたことを特徴
    とする鋳造熱間圧延連続設備。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記粗圧延機及び仕上圧延機の少なくとも1台の圧延機
    に、ロール研削装置を備えたことを特徴とする鋳造熱間
    圧延連続設備。
  14. 【請求項14】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記粗圧延機は、板クラウンを制御できる圧延機である
    ことを特徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
  15. 【請求項15】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記仕上圧延機は、板クラウン及び板形状を制御できる
    圧延機であることを特徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
  16. 【請求項16】請求項14に記載の鋳造熱間圧延連続設
    備において、 前記板クラウンを制御できる圧延機は、上下作業ロール
    を互いにクロスさせロール間のギャップを変え得るよう
    にしたことを特徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
  17. 【請求項17】請求項15に記載の鋳造熱間圧延連続設
    備において、 前記板クラウン及び板形状を制御できる圧延機は、上下
    作業ロールを互いにクロスさせロール間のギャップを変
    え得るようにしたことを特徴とする鋳造熱間圧延連続設
    備。
  18. 【請求項18】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記粗圧延機及び仕上圧延機は、上下作業ロール,上下
    中間ロール,上下補強ロールの少なくとも一対のロール
    に対しておのおの略同一形状のイニシャルクラウンを互
    いに点対象となるべく付与し上下作業ロールまたは上下
    中間ロールをロール軸方向に移動させ板クラウン及び板
    形状を制御できるようにしたことを特徴とする鋳造熱間
    圧延連続設備。
  19. 【請求項19】請求項10に記載の鋳造熱間圧延連続設
    備において、 前記小径作業ロール被駆動圧延機は、上下作業ロールの
    軸心を作業ロールと接触する他のロールの軸心に対して
    圧延方向出側にオフセットし前記作業ロールに加わる駆
    動接線力を圧延荷重の水平分力で低減可能とする圧延機
    であることを特徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の鋳造熱間圧延連続設
    備において、 前記小径作業ロール被駆動圧延機は、上下作業ロールと
    接触する他のロールの軸心に対して上下作業ロールの軸
    心を圧延方向出側にオフセットする量を調節可能に構成
    したことを特徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
  21. 【請求項21】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記仕上圧延機は、作業ロール或いは中間ロールにロー
    ルベンデイング装置を設け、該ロールのたわみを調節し
    て板クラウン及び板形状を制御可能に構成したことを特
    徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
  22. 【請求項22】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記仕上圧延機は、作業ロール及び補強ロールをペアと
    して上下でクロスさせ、ロール間のギャップのプロフィ
    ールを変えて板クラウンや板形状を制御し得るようにし
    た4段圧延機であることを特徴とする鋳造熱間圧延連続
    設備。
  23. 【請求項23】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記仕上圧延機は、作業ロールをロール軸方向に移動さ
    せて圧延によるロールの摩耗を分散させ、摩耗によるロ
    ールギャップの変化を小さくし得るようにし、 或いは、前記作業ロール軸方向移動に加えて作業ロール
    ベンディング装置を設けロールのたわみを調節し板クラ
    ウン及び板形状を制御可能に構成したことを特徴とする
    鋳造熱間圧延連続設備。
  24. 【請求項24】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の鋳造熱間圧延連続設備において、 前記仕上圧延機は、中間ロールをロール軸方向に移動さ
    せ、或いはこれに加えて作業ロール又は中間ロールにロ
    ールベンディング装置を設け、該ロールのたわみを調節
    し板クラウンや板形状を制御できる6段圧延機であるこ
    とを特徴とする鋳造熱間圧延連続設備。
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