JPH10180334A - 熱間圧延設備 - Google Patents

熱間圧延設備

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JPH10180334A
JPH10180334A JP34481896A JP34481896A JPH10180334A JP H10180334 A JPH10180334 A JP H10180334A JP 34481896 A JP34481896 A JP 34481896A JP 34481896 A JP34481896 A JP 34481896A JP H10180334 A JPH10180334 A JP H10180334A
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roll
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rolls
strip
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Shoichi Hashimoto
正一 橋本
Kanji Hayashi
寛治 林
Akira Sako
彰 佐古
Tatsu Takeguchi
達 武口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を大がかりなものにすることなく効果的
に圧延材の蛇行を防止することができる熱間圧延設備を
提供する。 【解決手段】 タンデム式仕上圧延機Fにおける最終
スタンド圧延機F7のワークロール7の入側に、上下一対
のセラミックス製のピンチロール10をレバー11や油
圧シリンダ13等を用いて最終スタンド圧延機F7のハウ
ジング8に外付けして配置し、帯鋼4の後端部が最終ス
タンド一つ手前の圧延機F6のワークロールを尻抜けした
時、帯鋼4を最終スタンド圧延機F7のワークロール7と
一対のピンチロール10との2箇所で挟持し、その拘束
効果により蛇行を防止して絞り込みの発生を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚板や帯鋼等の熱
間圧延設備に関し、特に帯鋼熱間圧延設備において薄物
の帯鋼を圧延する際の帯鋼後端部の絞り込みを防止する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な帯鋼熱間圧延設備では、分塊ミ
ル又は連続鋳造装置の下流側に加熱炉が設けられ、加熱
炉の出側ラインに連続してスラブを粗圧延して帯鋼(シ
ートバー)とするリバース式の粗圧延機が設けられる。
この粗圧延機の下流側には、粗圧延された帯鋼を仕上げ
圧延する仕上圧延機が配置されると共に、この仕上圧延
機の下流側に位置して、前記仕上げ圧延されて冷却され
た後の帯鋼(ストリップ)をコイル状に巻き取るダウン
コイラが配置される。前記仕上圧延機には、複数スタン
ド(例えば7スタンド)の圧延機が列設されたタンデム
式の圧延機や、ワークロールを挟んでその前面及び後面
にコイラファーネスを有する可逆式の圧延機が用いられ
る。
【0003】従って、前記連続鋳造装置等で製造され
た、例えば厚さ250mm のスラブは所定の長さに切断され
た後、加熱炉で加熱・保温される。この加熱炉から出た
スラブは、粗圧延機による多段階(例えば3段階)のリ
バース圧延で厚さ30mm〜50mmの帯鋼に圧延されて仕上圧
延機に送られる。この仕上圧延機で複数段階の圧延もし
くは複数回の反復圧延により厚さ2.3mm 以下に仕上げ圧
延され帯鋼は、冷却装置を通って巻取機に巻き取られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した帯鋼熱間圧延
設備にあっては、複数スタンドの圧延機を列設してなる
仕上圧延機が用いられている場合、帯鋼の後端部が仕上
圧延機における各々のスタンドの圧延機を尻抜けする
と、帯鋼の後端部の拘束がなくなるため、帯鋼の後端部
が板幅方向へ蛇行してしまう。更に、薄物の帯鋼の場合
は、この蛇行により、帯鋼の後端部がサイドガイドへの
衝突等によって折れ込んで通板される現象、いわゆる絞
り込みが発生する。特に、板厚が薄くなる後段側の圧延
機を尻抜けした場合、帯鋼の剛性が低いために絞り込み
が発生し易くなる。
【0005】従って、最終段の手前の圧延機を尻抜けし
た場合、帯鋼の板厚がより薄くなっていることに加えて
拘束力が最も低下しているので、前記絞り込みが特に発
生し易くなる。絞り込みが発生した帯鋼の後端部を噛み
込んで圧延すると、圧延機のワークロールに疵が付き、
ワークロールに割れや折損が発生する虞がある。このた
め、ワークロールに疵が付いた場合、ワークロールアッ
センブリを直ちに組み替える必要があり、時間あたりの
ロール組替え回数が増加し、装置のダウンタイムが増大
するという問題点があった。
【0006】また、近年ワークロールの寿命を長くして
その時間あたりのロール組替え回数を減少させるため
に、ロール表面の材料として高速度工具鋼を用いたハイ
スロールが仕上圧延機のワークロールに用いられてい
る。しかし、ハイスロールは熱膨張が大きく帯鋼の蛇行
の原因となるため前述した絞り込みが一層発生し易くな
ってしまうと共に、ロール表面に割れが発生した場合に
その進展が早い。このため、仕上圧延機の最終段にはハ
イスロールを使用することができないのが現状となって
いる。
【0007】また、ワークロールを挟んでその前面及び
後面にコイラファーネスを有する可逆式の仕上圧延機が
用いられている場合でも、帯鋼が圧延されて薄くなって
いると、後端部が前面コイラファーネスピンチロールま
たは後面コイラファーネスピンチロールを尻抜けする
と、この後端部が板幅方向へ蛇行して絞り込みが発生し
易くなる。従って、前述した複数スタンドの圧延機を列
設してなる仕上圧延機を用いた場合と同様の課題が生じ
ることになる。
【0008】また、厚板熱間圧延設備においても、帯鋼
熱間圧延設備のような絞り込みの発生までは到らない
が、1基又は2基の可逆式圧延機を厚板の後端部が尻抜
けすると、帯鋼熱間圧延設備の仕上圧延機と同様に厚板
の後端部の拘束がなくなるため、厚板の後端部が板幅方
向へ蛇行する。これにより、熱膨張が大きく厚板の蛇行
の原因となるハイスロールは尚更使用することができな
いという問題点があった。
【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、装置を大がかりなものにすることなく効果的に圧延
材後端部の蛇行を防止することができる熱間圧延設備を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る熱間圧延設備は、下記のように構成され
る。 (1)圧延材を仕上げ圧延する仕上圧延機を備え、該仕
上圧延機の圧延ロール上流側及び下流側の少なくとも何
れか一方に配置されて同圧延ロールとの間で前記圧延材
を拘束し得る一対のロールを前記仕上圧延機のハウジン
グに外付けしたことを特徴とする。前記外付けとは、ロ
ール及びその支持部材の全部を外付けすることに限ら
ず、ロールの一部を外付けすることやその支持部材の一
部を外付けすることも含む。
【0011】(2)スラブを加熱する加熱炉と、この加
熱されたスラブを粗圧延して帯鋼とする粗圧延機と、こ
の粗圧延された帯鋼を所定の板厚に仕上げ圧延する仕上
圧延機と、この仕上げ圧延された帯鋼をコイル状に巻き
取るダウンコイラとを備え、前記仕上圧延機は複数スタ
ンドの圧延機を列設してなると共に、同仕上圧延機の少
なくとも最終スタンド圧延機の圧延ロール入側及び出側
の少なくとも何れか一方に配置されて同圧延ロールとの
間で前記帯鋼を拘束し得る一対のロールを前記仕上圧延
機のハウジングに外付けしたことを特徴とする。
【0012】(3)加熱炉で加熱されたスラブを複数回
往復通板させて所定板厚の帯鋼に仕上げ圧延する可逆式
仕上圧延機と、この仕上げ圧延された帯鋼をコイル状に
巻き取るダウンコイラとを備え、前記可逆式仕上圧延機
の圧延ロールの前面及び後面の少なくとも何れか一方に
配置されて同圧延ロールとの間で前記帯鋼を拘束し得る
一対のロールを前記可逆式仕上圧延機のハウジングに外
付けしたことを特徴とする。
【0013】(4)加熱炉で加熱されたスラブを複数回
往復通板させて所定板厚の厚板に仕上げ圧延する可逆式
仕上圧延機を備え、該可逆式仕上圧延機の圧延ロールの
前面及び後面の少なくとも何れか一方に配置されて同圧
延ロールとの間で前記厚板を拘束し得る一対のロールを
前記可逆式仕上圧延機のハウジングに外付けしたことを
特徴とする。
【0014】(5)中厚又は薄スラブ連続鋳造装置で製
造された厚さ100mm 以下のスラブを所定長さに切断する
シャーと、この切断されたスラブを加熱する加熱炉と、
この加熱されたスラブを所定の板厚に仕上げ圧延する仕
上圧延機と、この仕上げ圧延された帯鋼をコイル状に巻
き取るダウンコイラとを備え、前記仕上圧延機は複数ス
タンドの圧延機を列設してなると共に、同仕上圧延機の
少なくとも最終スタンド圧延機の圧延ロール入側及び出
側の少なくとも何れか一方に配置されて同圧延ロールと
の間で前記帯鋼を拘束し得る一対のロールを前記仕上圧
延機のハウジングに外付けしたことを特徴とする。
【0015】(6)前記外付けとは、圧延機のハウジン
グの内側又は外側に配される前記拘束用ロールの少なく
とも一部を前記ハウジングの外面から支持するものであ
ることを特徴とする。
【0016】(7)前記拘束用ロールは、ハウジング壁
面に中間部が枢支されたレバーの一端部に支持されて同
ハウジング内に位置された上拘束用ロールと、該上拘束
用ロールと対接し得るようハウジングに支持された下拘
束用ロールとからなり、前記レバーの他端部とハウジン
グ壁面との間に圧下シリンダを介装したことを特徴とす
る。
【0017】(8)前記拘束用ロールはアクチュエータ
により駆動されるレバーを用いて外付けされることを特
徴とする。
【0018】(9)前記拘束用ロールは溶射を含みセラ
ミックスで形成されることを特徴とする。
【0019】(10)前記拘束用ロールは耐熱鋼で形成
されることを特徴とする。
【0020】[作用] (1)項によれば、圧延材の後端部が仕上圧延機の圧延
ロールを尻抜けする時、圧延材を仕上圧延機の圧延ロー
ルと一対のロールとの少なくとも2箇所で挟持し、その
拘束効果により蛇行を防止する。また、前記一対のロー
ルは仕上圧延機のハウジングに外付けしたので、可及的
に圧延ロールに近づけて設置できてその拘束効果の増大
が図れると共に、設置スペースや設置コストの削減が図
れる。
【0021】(2)項によれば、熱間粗圧延された帯鋼
がタンデム式の仕上圧延機により所要の板厚に順次熱間
仕上圧延される際に、後端部が圧延機の圧延ロールを尻
抜けする時、帯鋼を圧延機の圧延ロールと一対のロール
との少なくとも2箇所で挟持し、その拘束効果により蛇
行を防止して絞り込みの発生を回避する。
【0022】(3)項によれば、熱間粗圧延された帯鋼
が可逆式仕上圧延機により所要の板厚に順次熱間仕上圧
延される際に、後端部が圧延機の圧延ロールを尻抜けす
る時、帯鋼を圧延機の圧延ロールと一対のロールとの少
なくとも2箇所で挟持し、その拘束効果により蛇行を防
止して絞り込みの発生を回避する。
【0023】(4)項によれば、可逆式仕上圧延機によ
りスラブを複数回往復通板させて所定板厚の厚板に仕上
げ圧延する際に、厚板の後端部が可逆式仕上圧延機の圧
延ロールを尻抜けする時、厚板を前記圧延ロールと一対
のロールとの少なくとも2箇所で挟持し、その拘束効果
により蛇行を防止する。
【0024】(5)項によれば、中厚又は薄スラブ連続
鋳造装置で製造されたスラブを所定板厚の帯鋼に仕上げ
圧延する際に、帯鋼の後端部が仕上圧延機の圧延ロール
を尻抜けする時、帯鋼を前記圧延ロールと一対のロール
との少なくとも2箇所で挟持し、その拘束効果により蛇
行を防止して絞り込みの発生を回避する。
【0025】(6)項によれば、簡単かつコンパクトな
構造で外付けが図れ、拘束用ロールを可及的に圧延ロー
ルに近接でき、その拘束効果の増大が図れる。
【0026】(7)項によれば、上拘束用ロールの外付
け部材のコンパクト化が図れると共に、拘束用ロールを
ハウジング内に位置させて圧延ロールに近接でき、その
拘束効果の増大が図れる。
【0027】(8)項によれば、簡単かつコンパクトな
構造で外付けが図れ、拘束用ロールを可及的に圧延ロー
ルに近接でき、その拘束効果の増大が図れる。
【0028】(9)項によれば、ロール温度が上昇しに
くいため、ロール冷却不要で板温が下がらない。
【0029】(10)項によれば、ロール温度が上昇し
ても支障ないため、ロール冷却不要で板温が下がらな
い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱間圧延設備
を実施例により詳細に説明する。
【0031】[第1実施例]図1は本発明の第1実施例
を示す一般的な帯鋼熱間圧延設備の概略構成図、図2は
タンデム式仕上圧延機の最終スタンドの側面図である。
【0032】図1に示すように、図示しない連続鋳造装
置等で製造されたスラブ1が加熱炉2内で加熱・保温さ
れる。この加熱炉2の出側ラインに連続してリバース式
の粗圧延機R1,R2,R3が設けられると共に、この粗圧延機
R1,R2,R3の出側ラインに連続して仕上圧延機Fが設けら
れる。仕上圧延機Fに連続して冷却装置3が設けられ、
仕上圧延機Fで仕上げ圧延された帯鋼4は冷却装置3で
冷却された後に巻取機5によってコイル状に巻き取られ
る。図中6はホットランテーブルで、Pはパスラインを
示す。
【0033】仕上圧延機Fは、複数スタンド(図示例で
は7スタンド)の圧延機F1〜F7が列設され、その内の最
終スタンド圧延機F7の圧延ロール(ワークロール)7の
入側近傍には、上下一対のセラミックス製(セラミック
ス溶射も含む)ピンチロール10が配置される。
【0034】図2に示すように、前記ピンチロール10
は前記最終スタンド圧延機F7のハウジング8に外付けさ
れる。即ち、ハウジング8の内部には、ワークロール7
が支持され、このワークロール7にはバックアップロー
ル9によって圧下力が作用するようになっている一方、
ハウジング8の入側壁面には、上下一対のレバー11の
基端部がそれぞれブラケット12を介して枢支されると
共に、これらレバー11の中間部とハウジング8の入側
壁面との間に油圧シリンダ13が装設される。そして、
これらレバー11の先端部にロールチョック14を介し
て、何れか一方が駆動で他方が連れ回りとなる(両方連
れ回りでもよい)ピンチロール10がそれぞれ支持され
る。
【0035】従って、前記油圧シリンダ13の伸縮によ
りレバー11が上下方向に揺動し、前記ピンチロール1
0の帯鋼4に対する挾持力(圧下力)が調整可能とな
る。。
【0036】このように構成されるため、図示しない連
続鋳造装置等から例えば厚さ250mmで排出されたスラブ
1は、先ず、図示しない切断装置により所定の長さに切
断された後、加熱炉2で加熱・保温される。次に、加熱
炉2を出たスラブ1は、粗圧延機R1,R2,R3によるリバー
ス圧延で例えば3段階に順次圧延されて厚さ35mm程度の
帯鋼(シートバー)4にされて仕上圧延機Fに送られ
る。この仕上圧延機Fで、7スタンドの圧延機F1〜F7
よる7段階の圧延とピンチロール10の軽圧下により、
厚さ1.2mm 程度に仕上げ圧延された帯鋼(ストリップ)
4は、冷却装置3及びホットランテーブル6を通って巻
取機5に巻き取られる。
【0037】上記圧延工程において、今帯鋼4の後端部
が仕上圧延機Fにおける最終スタンド一つ手前の圧延機
F6のワークロールを尻抜けした時、帯鋼4を最終スタン
ド圧延機F7のワークロール7と一対のピンチロール10
との2箇所で挟持するため、その拘束効果により蛇行を
防止して絞り込みの発生を回避する。この結果、仕上圧
延機Fの最終スタンド圧延機F7のワークロール7にもハ
イスロールを使用することができ、ロール寿命の延命が
図れる。
【0038】上記拘束効果は、最終スタンド圧延機F7
ワークロール7と一対のピンチロール10との距離が短
ければ短いほど大きくなるが、本実施例では、前記一対
のピンチロール10を最終スタンド圧延機F7のハウジン
グ8に外付けしたので、前記距離を可及的に縮小できる
と共に、既存のハウジング8が使用可能となる利点があ
る。
【0039】また、本実施例では、前記一対のピンチロ
ール10を最終スタンド圧延機F7のハウジング8にレバ
ー11及び油圧シリンダ13等を用いてコンパクトに外
付けしたので、設置スペースや設置コストの削減も図れ
る。
【0040】また、本実施例では、前記一対のピンチロ
ール10を熱伝導率の低いセラミックス(セラミックス
溶射も含む)で形成したので、帯鋼4の熱がピンチロー
ル10に伝わりにくくロール温度が上昇しにくいため、
ロール冷却不要で板温が下がらないという利点もある。
【0041】また、本実施例では、最終スタンド圧延機
F7の入側に一対のピンチロール10を設けたため、従
来、無張力で圧延していた板の先尾端部長さを短くで
き、先尾端部の板厚精度・板形状の向上が図れる。つま
り、従来、帯鋼の最終スタンド圧延機における仕上げ圧
延開始時や帯鋼の先端部が巻取機に巻き取られるまで、
帯鋼は充分な張力が掛からない状態で圧延されることと
なり、その間の板厚制御が不安定になる場合があった
が、本実施例においては、ピンチロール10による帯鋼
4の軽圧下支持は、仕上げ圧延中常に行っているので、
帯鋼4の先端部が巻取機5に巻き取られるまでの間にお
いても、帯鋼4に充分な張力が付与された状態に維持さ
れており、帯鋼4の仕上げ圧延開始直後から終了直前ま
で板厚の制御等の形状制御が安定して行い得る効果があ
る。尚、帯鋼4の先端部が巻取機5に巻き取られるまで
の間及び帯鋼4の後端部が最終スタンド圧延機F7の一つ
手前の圧延機F6のワークロールを尻抜けした時のみピン
チロール10による帯鋼4の軽圧下支持を行うようにし
て、帯鋼4の仕上げ圧延開始直後及び帯鋼4の仕上げ圧
延終了直前のみに帯鋼4への張力付与を行ってもよい。
【0042】[第2実施例]図3は本発明の第2実施例
を示すタンデム式仕上圧延機の最終スタンドの側面図で
ある。
【0043】図に示すように、本実施例は、第1実施例
における一対のピンチロール10をレバー11の基端部
寄りに取り付けると共に、油圧シリンダ13をレバー1
1の先端部に連結した例である。
【0044】これによれば、第1実施例と同様の作用・
効果に加えて、第1実施例と比較して一対のピンチロー
ル10を最終スタンド圧延機F7のワークロール7に対し
より近づけられると共に、てこ比の増大で油圧シリンダ
13の容量を減少できるという利点が得られる。
【0045】[第3実施例]図4は本発明の第3実施例
を示すタンデム式仕上圧延機の最終スタンドの側面図で
ある。
【0046】図に示すように、本実施例は、第2実施例
における下ピンチロール10を、最終スタンド圧延機F7
のハウジング8の入側壁面に固設されたステイ15上
に、パスライン調整ライナー16を敷いてロールチョッ
ク14により支持した例であり、これによるも第2実施
例と同様の作用・効果が得られる。
【0047】[第4実施例]図5は本発明の第4実施例
を示すタンデム式仕上圧延機の最終スタンドの側面図
(同図(a))とそのA−A線断面図(同図(b))で
ある。
【0048】図に示すように、本実施例は、第1実施例
におけるレバー11の中間部をブラケット12を介して
最終スタンド圧延機F7のハウジング8の入側壁面に枢支
する共に、ピンチロール10をレバー11の基端部に取
り付けて前記ハウジング8内に位置させた例である。
【0049】これによれば、第1実施例と同様の作用・
効果に加えて、第1実施例と比較してピンチロール10
を最終スタンド圧延機F7のワークロール7に対しより近
づけられるという利点が得られる。
【0050】[第5実施例]図6は本発明の第5実施例
を示すタンデム式仕上圧延機の最終スタンドの側面図
(同図(a))とそのB−B線断面図(同図(b))で
ある。
【0051】図に示すように、本実施例は、第4実施例
における下ピンチロール10をハウジング8に支持させ
てスピンドル19aを介して電動機19で駆動させるよ
うにした例である。
【0052】これによれば、第4実施例と同様の作用・
効果に加えて、第4実施例と比較して外付け部材が少な
くて済む利点が得られる。尚、本実施例において、上ピ
ンチロール10が下ピンチロール10と同様にハウジン
グ8の外面内側より支持されている構造としてもよく、
その場合には、少なくとも上下いずれかのピンチロール
10の両端の軸受とハウジング8との間に昇降手段を設
け、ピンチロール10を上下昇降可能としておけばよ
い。
【0053】[第6実施例]図7は本発明の第6実施例
を示すタンデム式仕上圧延機の最終スタンドの側面図で
ある。
【0054】図に示すように、本実施例は、第5実施例
における一対のピンチロール10をハウジング8の入側
壁面に対する取付構造と同様の取付構造でハウジング8
の出側壁面に取り付けた例である。
【0055】これによれば、第5実施例と同様の作用・
効果に加えて、圧延工程において、帯鋼4の後端部が仕
上圧延機Fにおける最終スタンド一つ手前の圧延機F6
ワークロールを尻抜けした際に、帯鋼4を最終スタンド
圧延機F7のワークロール7と該ワークロール7入側及び
出側のピンチロール10との3箇所で挟持することがで
き、これにより前述した2箇所で挾持する各実施例のも
のより大きい拘束効果で蛇行を防止できるという利点が
得られる。
【0056】[第7実施例]図8は本発明の第7実施例
を示すタンデム式仕上圧延機の最終スタンドの側面図で
ある。
【0057】図に示すように、本実施例は、第1実施例
における下ピンチロール10を、ワークロール7出側の
基礎17に固設された軸受箱ベース18上に、パスライ
ン調整ライナー16を敷いてロールチョック14により
支持すると共に、第1実施例における上ピンチロール1
0をハウジング8の出側壁面に支持させた例である。
【0058】これによれば、第1実施例と同様の作用・
効果に加えて、第1実施例と比較して外付け部材が少な
くて済む利点が得られる。
【0059】[第8実施例]図9は本発明の第8実施例
を示す帯鋼熱間圧延設備における可逆式仕上圧延機の側
面図である。
【0060】図に示すように、粗圧延機R1,R2,R3(図1
参照)の出側ラインに可逆式圧延機20と、前面コイラ
ファーネスピンチロール21及び後面コイラファーネス
ピンチロール22が配置され、パスラインPの上方に前
面コイラファーネス23、ゲート24、ガイド25及び
後面コイラファーネス26、ゲート27、ガイド28が
配置されている。そして、可逆式圧延機20のワークロ
ール29の前面及び後面(パスラインP上流及び下流)
に、上下一対のピンチロール10が、可逆式圧延機20
のハウジングに外付けされて配置される。
【0061】これによれば、帯鋼4をピンチロール10
で挟持(軽圧下)しながら、可逆式圧延機20によって
複数回往復移動させて圧延し、所定の板厚に熱間仕上圧
延する。この際、帯鋼4の後端部が前面コイラファーネ
スピンチロール21又は後面コイラファーネスピンチロ
ール22を尻抜けしたときに、帯鋼4の板厚が例えば2.
3mm 以下に圧延されていると蛇行するが、本実施例で
は、可逆式圧延機20のワークロール29とその前面及
び後面のピンチロール10との3箇所で挟持し、その拘
束効果で蛇行を防止して絞り込みの発生を回避すること
ができる。
【0062】[第9実施例]図10の(a),(b),
(c)は本発明の第9実施例を示す、中厚,薄スラブ連
続鋳造装置を備えた帯鋼熱間圧延設備の各々の概略構成
図である。
【0063】図10の(a)では、例えば厚さが90mm程
度のスラブを製造し得る中厚スラブ連続鋳造装置31A
のパスライン下流側に、スラブを所定の長さに切断する
シャー32及び切断されたスラブを加熱,保温する加熱
炉2を介して、粗圧延機R1,R 2 を配置し、これらの粗圧
延機R1,R2 による1パスの粗圧延で前記スラブを厚さが
30mm程度の帯鋼4にしてコイルボックス33に一旦巻き
取る。その後、コイルボックス33から巻き出された帯
鋼4は複数スタンド(図中では5スタンド)の4段圧延
機からなる仕上圧延機Fにより5段階に仕上圧延され
て、例えば厚さ1.2 mmの帯鋼4にされ、冷却装置3を通
って巻取機5に巻き取られる。
【0064】そして、前記仕上圧延機Fの最終スタンド
圧延機F5のワークロール7の入側近傍に、第1実施例と
同様にハウジング8に外付けされて、上下一対のセラミ
ックス製(セラミックス溶射も含む)ピンチロール10
が配置される。
【0065】図10の(b)では、例えば厚さが60mmの
スラブを製造し得る薄スラブ連続鋳造装置31Bのパス
ライン下流側に、シャー32及び加熱炉2を介して、粗
圧延機R1,R2 を配置し、これらの粗圧延機R1,R2 による
1パスの粗圧延で厚さが30mm程度の帯鋼4にしてコイラ
ーに一旦巻き取って保熱炉34で保温する。その後、コ
イラーから巻き出された帯鋼4は複数スタンド(図中で
は6スタンド)の4段圧延機からなる仕上圧延機Fによ
り6段階に仕上圧延されて、例えば厚さ1.2 mmの帯鋼4
にされ、冷却装置3を通って巻取機5に巻き取られる。
【0066】そして、前記仕上圧延機Fの最終スタンド
圧延機F6のワークロール7の入側近傍に、第1実施例と
同様にハウジング8に外付けされて、上下一対のセラミ
ックス製(セラミックス溶射も含む)ピンチロール10
が配置される。
【0067】図10の(c)では、例えば厚さが50mmの
スラブを製造し得る薄スラブ連続鋳造装置31Cのパス
ライン下流側に、シャー32及び加熱炉2を介して、複
数スタンド(図中では7スタンド)の4段圧延機からな
る仕上圧延機Fが直結され、加熱炉2から出たスラブが
仕上圧延機Fにより7段階に仕上圧延されて、例えば厚
さ1.2 mmの帯鋼4にされ、冷却装置3を通って巻取機5
に巻き取られる。
【0068】そして、前記仕上圧延機Fの最終スタンド
圧延機F7のワークロール7の入側近傍に、第1実施例と
同様にハウジング8に外付けされて、上下一対のセラミ
ックス製(セラミックス溶射も含む)ピンチロール10
が配置される。
【0069】これらの設備においても、圧延工程におい
て、帯鋼4の後端部が仕上圧延機Fにおける最終スタン
ド一つ手前の圧延機のワークロールを尻抜けした時、帯
鋼4を最終スタンド圧延機のワークロール7と一対のピ
ンチロール10との2箇所で挟持するため、その拘束効
果により蛇行を防止して絞り込みの発生を回避する。
【0070】[第10実施例]図11は本発明の第10
実施例を示す厚板熱間圧延設備の概略構成図である。
【0071】図示のように、所定板厚のスラブ1を加熱
する加熱炉2のパスライン下流側に、粗圧延機Rを配置
し、この粗圧延機Rにより1パスで粗圧延された厚板4
Aを可逆式圧延機20により複数回往復通板させて所定
の板厚(例えば6mm 以上)に仕上げ圧延する。仕上げ圧
延された厚板4Aは、図示しないホットレベラへ送ら
れ、熱間矯正の後冷却床で冷却される。
【0072】そして、前記可逆式圧延機20のワークロ
ール29の前面(パスラインP上流)に、上下一対のピ
ンチロール10が、可逆式圧延機20のハウジングに外
付けされて配置される。
【0073】この設備においても、圧延工程において、
厚板4Aを可逆式圧延機20のワークロール29とその
前面のピンチロール10との2箇所で挟持し、その拘束
効果で蛇行を防止できる。
【0074】尚、粗圧延機Rのない厚板熱間圧延設備も
あり、これにおいても上記実施例と同様に構成すること
により、同様の作用・効果が得られる。
【0075】また、第6,第7及び第9実施例を除く各
実施例では、最終スタンド圧延機や可逆式圧延機20の
ハウジングの入側(前面)に上下一対のピンチロール1
0を外付けしたが、これらの実施例においてハウジング
の出側(後面)に外付けしても、帯鋼4の拘束効果は得
られ、蛇行を防止することができる。
【0076】また、タンデム式仕上圧延機においては、
最終スタンド圧延機に加えてその他のスタンドの圧延機
の入側及び出側の少なくともいずれか一方に、上記各実
施例と同様に上下一対のピンチロール10を配置しても
良い。
【0077】また、上下一対のピンチロール10に代え
て両方駆動の上下一対のスキンパスロールを用いても同
様の作用・効果が得られる。また、これらピンチロール
10及びスキンパスロールの材質はセラミックスに限定
されず、ロールが高温となっても支障ない耐熱鋼(ロー
ル冷却不要)やロール冷却を必要とするその他の材質を
用いても良い。
【0078】また、本発明は、上記各実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能で
あることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5の発明によれば、
圧延機のハウジングに一対のロールを外付けして、当該
圧延機の圧延ロールとの間で圧延材を拘束するようにし
たので、設置スペースの制約を受けないコンパクトな装
置で圧延材の蛇行を防止でき、特に薄物の帯鋼を圧延す
る際はその後端部の絞り込みの発生を回避することがで
きる。依って、仕上圧延機の圧延ロールにハイスロール
を使用することができ、ロール寿命の延命が図れる。
【0080】請求項7の発明によれば、上拘束用ロール
の外付け部材のコンパクト化が図れると共に、拘束用ロ
ールをハウジング内に位置させて圧延ロールに近接で
き、その拘束効果の増大が図れる。
【0081】請求項6及び請求項8の発明によれば、簡
単かつコンパクトな構造で外付けが図れ、圧延ロールに
対し一対のロールを可及的に近づけて、拘束効果の増大
が図れる。
【0082】請求項9及び請求項10の発明によれば、
ロール冷却不要で板温が下がらないので、帯鋼の出側温
度等を高精度に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す帯鋼熱間圧延設備の
概略構成図である。
【図2】同じくタンデム式仕上圧延機の最終スタンドの
側面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すタンデム式仕上圧延
機の最終スタンドの側面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示すタンデム式仕上圧延
機の最終スタンドの側面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示すタンデム式仕上圧延
機の最終スタンドの側面図(同図(a))とそのA−A
線断面図(同図(b))である。
【図6】図6は本発明の第5実施例を示すタンデム式仕
上圧延機の最終スタンドの側面図(同図(a))とその
B−B線断面図(同図(b))である。
【図7】本発明の第6実施例を示すタンデム式仕上圧延
機の最終スタンドの側面図である。
【図8】本発明の第7実施例を示すタンデム式仕上圧延
機の最終スタンドの側面図である。
【図9】本発明の第8実施例を示す帯鋼熱間圧延設備に
おける可逆式仕上圧延機の側面図である。
【図10】同図(a),(b),(c)は本発明の第9
実施例を示す、中厚,薄スラブ連続鋳造装置を備えた帯
鋼熱間圧延設備の各々の概略構成図である。
【図11】本発明の第10実施例を示す厚板熱間圧延設
備の概略構成図である。
【符号の説明】
1 スラブ 2 加熱炉 3 冷却装置 4 帯鋼 4A 厚板 5 巻取機 7 ワークロール 8 ハウジング 10 ピンチロール 11 レバー 13 油圧シリンダ 14 ロールチョック 20 可逆式圧延機 29 ワークロール 31A 中厚スラブ連続鋳造装置 31B,31C 薄スラブ連続鋳造装置 R, R1,R2,R3 粗圧延機 F(F1〜F7) 仕上圧延機 P パスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武口 達 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延材を仕上げ圧延する仕上圧延機を備
    え、該仕上圧延機の圧延ロール上流側及び下流側の少な
    くとも何れか一方に配置されて同圧延ロールとの間で前
    記圧延材を拘束し得る一対のロールを前記仕上圧延機の
    ハウジングに外付けしたことを特徴とする熱間圧延設
    備。
  2. 【請求項2】 スラブを加熱する加熱炉と、この加熱さ
    れたスラブを粗圧延して帯鋼とする粗圧延機と、この粗
    圧延された帯鋼を所定の板厚に仕上げ圧延する仕上圧延
    機と、この仕上げ圧延された帯鋼をコイル状に巻き取る
    ダウンコイラとを備え、前記仕上圧延機は複数スタンド
    の圧延機を列設してなると共に、同仕上圧延機の少なく
    とも最終スタンド圧延機の圧延ロール入側及び出側の少
    なくとも何れか一方に配置されて同圧延ロールとの間で
    前記帯鋼を拘束し得る一対のロールを前記仕上圧延機の
    ハウジングに外付けしたことを特徴とする熱間圧延設
    備。
  3. 【請求項3】 加熱炉で加熱されたスラブを複数回往復
    通板させて所定板厚の帯鋼に仕上げ圧延する可逆式仕上
    圧延機と、この仕上げ圧延された帯鋼をコイル状に巻き
    取るダウンコイラとを備え、前記可逆式仕上圧延機の圧
    延ロールの前面及び後面の少なくとも何れか一方に配置
    されて同圧延ロールとの間で前記帯鋼を拘束し得る一対
    のロールを前記可逆式仕上圧延機のハウジングに外付け
    したことを特徴とする熱間圧延設備。
  4. 【請求項4】 加熱炉で加熱されたスラブを複数回往復
    通板させて所定板厚の厚板に仕上げ圧延する可逆式仕上
    圧延機を備え、該可逆式仕上圧延機の圧延ロールの前面
    及び後面の少なくとも何れか一方に配置されて同圧延ロ
    ールとの間で前記厚板を拘束し得る一対のロールを前記
    可逆式仕上圧延機のハウジングに外付けしたことを特徴
    とする熱間圧延設備。
  5. 【請求項5】 中厚又は薄スラブ連続鋳造装置で製造さ
    れた厚さ100mm 以下のスラブを所定長さに切断するシャ
    ーと、この切断されたスラブを加熱する加熱炉と、この
    加熱されたスラブを所定の板厚に仕上げ圧延する仕上圧
    延機と、この仕上げ圧延された帯鋼をコイル状に巻き取
    るダウンコイラとを備え、前記仕上圧延機は複数スタン
    ドの圧延機を列設してなると共に、同仕上圧延機の少な
    くとも最終スタンド圧延機の圧延ロール入側及び出側の
    少なくとも何れか一方に配置されて同圧延ロールとの間
    で前記帯鋼を拘束し得る一対のロールを前記仕上圧延機
    のハウジングに外付けしたことを特徴とする熱間圧延設
    備。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    前記外付けとは、圧延機のハウジングの内側又は外側に
    配される前記拘束用ロールの少なくとも一部を前記ハウ
    ジングの外面から支持するものであることを特徴とする
    熱間圧延設備。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4又は5において、
    前記拘束用ロールは、ハウジング壁面に中間部が枢支さ
    れたレバーの一端部に支持されて同ハウジング内に位置
    された上拘束用ロールと、該上拘束用ロールと対接し得
    るようハウジングに支持された下拘束用ロールとからな
    り、前記レバーの他端部とハウジング壁面との間に圧下
    シリンダを介装したことを特徴とする熱間圧延設備。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5又は6におい
    て、前記拘束用ロールはアクチュエータにより駆動され
    るレバーを用いて外付けされることを特徴とする熱間圧
    延設備。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7又は
    8において、前記拘束用ロールは溶射を含みセラミック
    スで形成されることを特徴とする熱間圧延設備。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7又
    は8において、前記拘束用ロールは耐熱鋼で形成される
    ことを特徴とする熱間圧延設備。
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CN102836874A (zh) * 2011-06-23 2012-12-26 株式会社神户制钢所 轧制装置及短码材的轧制方法
CN106583444A (zh) * 2017-01-22 2017-04-26 北京科技大学 一种复合式多功能实验轧机机组及其可逆轧机
CN111778658A (zh) * 2019-04-03 2020-10-16 李雅 一种一浸多轧式低带液量轧车
CN117600229A (zh) * 2023-10-13 2024-02-27 宜兴市惠华复合材料有限公司 一种铝镍双金属复合带材及其生产方法

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