JP3385684B2 - 熱間圧延設備および熱間圧延方法 - Google Patents

熱間圧延設備および熱間圧延方法

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JP3385684B2 JP30464893A JP30464893A JP3385684B2 JP 3385684 B2 JP3385684 B2 JP 3385684B2 JP 30464893 A JP30464893 A JP 30464893A JP 30464893 A JP30464893 A JP 30464893A JP 3385684 B2 JP3385684 B2 JP 3385684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱間圧延設備の改良
に関し、連続鋳造機から仕上圧延機までのコンパクト化
を図るとともに、品質の良い熱間圧延材を得ることがで
きるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延設備は、スケールブレーカと粗
圧延機と仕上圧延機とで構成されており、仕上圧延機出
側の帯板の温度がFe−C平衡図のA3 変態点の温度よ
り僅かに高い温度とするのが最適で、このような温度と
なるように各圧延機の圧延スケジュールが決定されて熱
間圧延を行うようにしている。
【0003】この熱間圧延設備を構成する粗圧延機の配
列は、初期の半連続式から生産能力の増加、コイル重量
の大型化の要求にともなって連続式となり、最近では、
設備費の削減、運転費の削減の要求から、両者を組み合
わせたスリークォータ式が採用されている。
【0004】一般に熱間圧延設備の生産能力は、半連続
式の場合には粗圧延機の能力により、連続式の場合には
仕上圧延機の能力により決まり、両者を組み合わせたス
リークォータ式の場合には粗圧延機と仕上圧延機の能力
のバランスが取れたものとなる。
【0005】これら熱間圧延設備のいずれの粗圧延機の
配列においても、粗圧延機と仕上圧延機の圧延速度が大
巾に異なるため、粗圧延機と仕上圧延機との間にデイレ
ーテーブルを設置する必要があり、このデイレーテーブ
ル上の高温の帯板(被圧延材)の温度低下を防止するた
め、コイル重量の増大にともなって圧延機の高速化や仕
上圧延機の増設などが図られてきた。
【0006】また、最近では、粗圧延機と仕上圧延機の
間にデイレーテーブルに替えてコイルボックスを設け、
粗圧延した高温帯板を一旦コイルボックス内に巻き取
り、これを巻き戻して帯板の尾端から仕上圧延機に送る
技術が開発され、コイルに巻き取ることによって帯板の
温度低下を大巾に改善し、ほぼ一定の圧延速度で帯板の
先端から後端まで圧延することができるようになった。
【0007】このコイルボックスを設けた設備では、帯
板の温度低下が少なくなることにより、粗圧延機に供給
される被圧延材の加熱温度を低く設定でき、圧延速度も
一定にできることから加速が不要となって圧延動力の削
減ができ、さらに圧延速度を下げることもできるため仕
上圧延機を7スタンドから5スタンドに削減することが
でき、設備費の大幅な削減が実現している。
【0008】また、コイルボックスの設置と組み合わせ
て、粗圧延機の上流において、連続鋳造した高温の帯板
(被圧延材)を直接加熱炉に装入する熱片装入や直接圧
延する方法も実用化され、大幅な省エネルギが図られて
いる。
【0009】さらに、薄スラブ連続鋳造機の開発によ
り、粗圧延機を取り除いた熱間圧延設備が実用化されて
おり、従来厚みが210mm程度であった連続鋳造材に代
わり、厚みを50mm前後にして連続鋳造し、この薄スラ
ブを直接加熱炉に装入して所定温度に均熱後、粗圧延機
を通過させること無く、直接仕上圧延機で仕上圧延を行
うようにしている。
【0010】このような薄スラブを用いることで、仕上
圧延機で圧延される被圧延材は、その上流で一定温度に
均熱され、一定速度で圧延でき、しかも薄スラブからの
圧延であるので大幅な省エネルギとなる。
【0011】次に、熱間圧延設備を構成する仕上圧延機
は、通常5〜7スタンドで構成されており、昭和30年
代までは6スタンドで構成することが多かったが、昭和
40年代には、生産能力の向上およびコイルの大型化に
伴って7スタンドで構成することが多くなっていた。
【0012】この仕上圧延機のスタンド数を増すこと
は、圧延範囲を薄い方に拡大できること、各スタンドを
通過するごとにロールとの接触で被圧延材の温度が低下
するため仕上圧延機出側の製品温度をA3 変態点温度近
傍に保つ必要から圧延速度を上げることになり、生産能
力の増大となる。また、コイルの大型化を図る場合に、
粗バーの長さを長くすること無く、厚みを厚くすること
で対応でき、また厚い粗バーを用いることで、温度低下
を少なくすることができるようになる。さらに、圧延機
1台当りの負荷を軽くすることができ、圧延材の形状や
プロフィルを改善することができるとともに、ロールの
肌荒れを軽減することもできる。
【0013】このような最近の熱間圧延における問題点
をまとめると、次のようになる。すなわち、当初開発さ
れた半連続式の設備では、粗圧延に時間がかかりすぎ、
圧延したバーの温度が大巾に低下するため、コイル重量
に制限があり、生産能力が大巾に制限を受けていた。
【0014】また、連続式の設備では、その生産性が著
しく大きいが、多品種少量生産の要求に対しては不都合
であり、しかも設備費が膨大となる。
【0015】さらに、半連続式と連続式の両者を組み合
わせたスリークォータ式の設備でも大きな設備費を要し
ていた。
【0016】そこで、生産性を損なわずに熱間圧延設備
をどこまでコンパクトにし得るかが課題となっていた。
【0017】このような課題を解決する熱間圧延設備と
して半連続式の粗圧延機とコイルボックスならびに仕上
圧延機を組わせた熱間圧延設備が開発され、スリークォ
ータ式の圧延設備と同等の品質並びに生産性を確保する
と同時に、大幅な設備費の削減を実現したものとして注
目を浴びていた。
【0018】しかしながら、このコイルボックスを用い
る熱間圧延設備においても、薄スラブ連続鋳造機と直結
した圧延設備に比べると、連続鋳造機自身のコストや粗
圧延機および前後面のテーブルを必要とするため、まだ
まだ設備費は高い。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このような設備費の面
で優れている薄スラブ連続鋳造機と組み合わせた圧延設
備においても、次のような解決しなければならない課題
がある。
【0020】すなわち、粗圧延機を省略し、薄スラブ連
続鋳造機に5〜6スタンドの仕上圧延機を組み合わせた
熱間圧延設備では、薄スラブの厚みが50mm前後であ
り、従来の粗圧延機出側の厚みより厚いスラブから5〜
6スタンドで1.2〜2.5mmのコイルを熱間圧延しよ
うとすると、極めて高い圧下をかけることが必要で、従
来の粗圧延機で与えていた圧下分も仕上圧延機で与える
ようにしなければならない。
【0021】このためには、各スタンドにおける圧延温
度を高い温度に設定して変形抵抗を低減し、高い圧下を
かけることになる。
【0022】しかし、熱間圧延の圧延条件の一つとして
仕上圧延機出側のコイル(製品)の温度はA3 変態点の
少し上の860℃程度に設定する必要があることから、
被圧延材の温度が低い場合には、圧延速度を上昇させ、
逆に被圧延材の温度が高い場合には、圧延速度を下げる
ようにし、圧延速度で対応できない場合には、被圧延材
の厚さや温度を変更しなければならい。
【0023】したがって、薄スラブ連続鋳造機と組み合
わせた熱間圧延設備では、薄スラブの温度上昇にともな
い圧延速度を大巾に下げなくてはならず、高圧下に対応
して、特に上流スタンドでの圧延速度を下げなければな
らない。
【0024】また、熱間圧延の圧延条件の一つとして高
圧下で圧延する場合にも、単位幅当りの圧延荷重をほぼ
2.0ton /mm以内に設定することが一応の目安とさ
れ、こうすることにより、ロール表面の黒皮の剥離を防
止し、ロールバンディングおよびロール肌荒れによるス
トリップや圧延機の振動を防止するようにしており、圧
延荷重を下げるために被圧延材を薄くしたり、圧延温度
を上げることで対処しなければならない。
【0025】そこで、従来の粗圧延機を用いて粗圧延し
た帯板を被圧延材として熱間圧延を行う従来設備(粗ー
仕上圧延式と称する)と薄スラブ連続鋳造機で作った薄
スラブを直接仕上圧延機で圧延する設備(仕上圧延直結
式と称する)とのパススケジュールを比較すると、たと
えば従来の粗ー仕上圧延式の設備により粗圧延された3
0mm厚さのバーを6スタンドの仕上圧延機で1.6mmに
圧延する場合と、仕上圧延直結式の設備により連続鋳造
された50mm厚さの薄スラブを6スタンドの仕上圧延機
で1.8mmのコイルに圧延する場合および連続鋳造され
た70mm厚さの薄スラブを6スタンドの仕上圧延機で
2.0mmのコイルに圧延する場合について示すと、表1
のようになり、熱間圧延の圧延条件として必要な圧延速
度および単位幅当りの圧延荷重において、目標厚みが厚
いにもかかわらず入側バー厚の厚い仕上圧延直結式の設
備の方が負荷が高く、かなりの無理があり、特に第2ス
タンドにおいて著しい差異があることが分かる。
【0026】
【表1】
【0027】また、同様に熱間圧延の圧延条件を比較す
るため、たとえば5スタンドの仕上圧延機とコイルボッ
クスを粗圧延機に組み合わせた熱間圧延設備(コイルボ
ックス結合式と称する)により26mmの厚さのバーを
2.0mmのコイルに熱間圧延する場合と、薄スラブ連続
鋳造機と5スタンドの仕上圧延機を組み合わせた仕上圧
延直結式の設備により50mm厚さの薄スラブを2.0mm
のコイルに熱間圧延する場合のパススケジュールを比較
すると、表2に示すようになり、表1の場合と同様に圧
延速度および単位幅当りの圧延荷重において仕上圧延直
結式の設備の方が負荷が高く、かなりの無理があり、特
に第2、第3スタンドにおいて著しい差異があることが
分かる。
【0028】
【表2】
【0029】これらパススケジュールの比較からも薄ス
ラブ連続鋳造機と5〜6スタンドの仕上圧延機を組み合
わせた仕上圧延直結式の設備では、従来の粗ー仕上圧延
式の設備やコイルボックス結合式の設備に比べ、単位幅
当りの圧延荷重が大巾に増加することから、バー温度を
上げる必要があることが分かるが、たとえばSPHC材
の変形抵抗は、バー温度を上げてもデスケーリングで冷
却されること、および高圧下のためバー温度を上げても
変形抵抗はあまり変化せず、たとえばコイルボックス結
合式と仕上圧延直結式の場合の変形抵抗を比較すると、
図2(a)に示すようになってしまう。
【0030】したがって、この変形抵抗の比較から、仕
上圧延直結式の設備では、圧延ロールとバーとの接触弧
の長さが長い分だけ圧延力が増加してしまう。
【0031】また、仕上圧延直結式の設備では、仕上圧
延機の出側のコイルの温度をほぼ860℃一定に保つ場
合バー温度を上げた分だけ圧延速度を下げる必要があ
り、たとえば各スタンド間の圧延速度をコイルボックス
結合式の場合と比較すると、図2(b)のようになり、
仕上圧延直結式の場合の圧延速度が大巾に小さくなって
しまう。
【0032】さらに、圧延速度の違いにより仕上圧延機
の各スタンド間を通過する時間は、図3に示すようにな
り、仕上圧延直結式の場合の圧延速度が低いことにとも
ない通過時間も大巾に長くなってしまい、特に仕上圧延
機の上流側での差異が大きい。 また、薄スラブ連続鋳
造機と5〜6スタンドの仕上圧延機を組み合わせた設備
では、従来の粗ー仕上圧延式の設備やコイルボックス結
合式の設備に比べ、バー温度が高い分、また圧延速度が
遅くなる分、スケールが発生してしまい、ロールドイン
スケールとなり、コイルの品質を大巾に劣化させる。
【0033】このスケールの発生は圧延温度と密接な関
係があり、仕上圧延直結式の設備の場合、高圧下を必要
とし、バー温度を上げる一方、コイルの温度をほぼ86
0℃に保つため圧延速度を下げることから、各スタンド
間の温度降下も大きくなってしまい、この温度低下を補
償するため、より高い温度での圧延が必要となり、スケ
ール発生が助長される。
【0034】そこで、コイルボックス結合式の設備の場
合と仕上圧延機直結式の設備の場合の温度降下を比べて
みる。バー厚みはそれぞれ26mm、50mmとし、最終板
厚さは両設備ともに2.0mmとした場合のパススケジュ
ールを表2に示すように、コイルボックス結合式では、
バー温度1029℃が最終スタンドで861℃になり、
168℃温度が下がっている。
【0035】仕上圧延機直結式では、バー温度1093
℃が最終スタンドで870℃になり、223℃温度が下
がっている。
【0036】この温度降下は非定常熱伝達と仮定した数
1に基づいており、バー厚さhとバー速度vの積h・v
が小さければ小さいほど温度が下がることに対応する。
すなわち、コイルボックス結合式のh・vは約860mm
・mpm に対し、仕上圧延直結式では、約550mm・mpm
となり、仕上圧延直結式の方が温度降下が大きいことが
分かる。
【0037】また、圧延動力の総計はコイルボックス結
合式が約24000kw、仕上圧延直結式が約2000
0kwとなり、圧延速度の遅い仕上圧延直結式の方が仕
事量が少なく加工熱も小さくなることが分かる。
【0038】その結果、仕上圧延直結式では、各スタン
ドでの温度低下を補償するため、より高い温度での圧延
の必要があり、スケール発生が一層助長されてしまう。
【0039】
【数1】
【0040】なお、数1中のθはt時間後のバー温度、
θ0 はバーの初期温度、θf は境界の温度、αは熱伝達
率、Sは熱伝達面積、Cはバーの比熱、γはバーの比重
量、Vはバーの体積、hはバーの厚み、vはバーの速
度、Lは走行区間の長さ、tは区間Lの通過時間であ
る。
【0041】また、スケールの発生量は一般的に、図4
に示すように、放物線則に従うことが知られており、ス
ケールの重量増加量をΔw、時間をt、反応速度定数を
Kとすれば、次式の関係がある。
【0042】(Δw)2 =K・t ここで、KはArrhenius の式により、K=Aexp (−Q
/RT)で与えられ、Aは頻度因子、Qは拡散の活性化
エネルギ、Rはガス定数、Tは絶対温度である。
【0043】したがって、仕上圧延直結式の設備では、
圧延温度が高い分、スケールは発生し易く、さらに圧延
速度が遅い分、スケールが多く発生してしまう。
【0044】一方、デスケーリングについてみると、粗
圧延機がある場合には、粗圧延機のスタンド間などで何
回もデスケーリングのする機会があるとともに、仕上圧
延機の前でもデスケーリングすることができるが、仕上
圧延直結式の設備の場合には、粗圧延機が省略されてい
る結果、デスケーリングの機会は仕上圧延機の前の1回
とスタンド間のみであり、しかも圧延速度が遅いためデ
スケーリングによる温度降下を防止する必要から十分な
デスケーリングを行うことができないのが現状であり、
コイルの品質は粗ー仕上圧延式やコイルボックス結合式
で圧延されたコイルと比べると、非常に悪い表面性状と
なってしまう。
【0045】また、加熱炉を経て仕上圧延機に送られる
連続鋳造されたスラブが仕上圧延直結式の場合のように
薄い場合には、均一加熱に要する時間が5〜20分程度
で済むことからこの薄スラブに発生するスケール層は薄
くなるが、機械的性質は厚さの影響を受け、一般的には
厚さが薄いほど強固となって密着することが知られてお
り、この点からも十分なデスケーリングが出来ないこと
が多く、コイルの表面品質を大巾に劣化させてしまう。
【0046】以上のように、薄スラブ連続鋳造機と仕上
圧延機とで構成した仕上圧延直結式の圧延設備では、仕
上圧延機に直接送り込まれる薄スラブの厚さが50mm程
度と厚いことに問題があり、従来の圧延プロセスとして
経験工学的な知見から仕上圧延機は長い年月に渡って5
〜7スタンドで構成し、8〜9スタンドとすることはな
く、2mm前後の厚さのコイルを圧延する場合の仕上圧延
機に供給するバーの厚さを5スタンドの場合は26mm前
後、6スタンドの場合は30mm前後、7スタンドの場合
は40mm前後とすることが標準となっていることと比較
しても仕上圧延直結式の設備で5〜6スタンドで50mm
厚みのスラブから直接仕上圧延することは、これまでの
経験工学に基づく圧延条件と大巾に異なる条件となって
いる。
【0047】そこで、連続鋳造機で50mmよりも薄いス
ラブを作ることも考えられるが、浸漬ノズルと鋳型との
隙間の関係から実用化されているスラブの厚さは50mm
が限度であり、これ以上薄くする研究も行われている
が、隙間の減少に伴うパウダの巻き込みなど解決しなけ
ればならない問題も多い。
【0048】また、熱間圧延設備のコンパクト化を図る
ことができる設備として、1〜3基で構成した熱間リバ
ース圧延機と圧延機の前後に加熱可能なマンドレルを設
けた巻取機を配置した設備が提案されている。
【0049】この設備では、熱間リバース圧延機を1基
で構成する場合は、正転・逆転のパスを繰り返し、板厚
が薄くなったら圧延機前後の巻取機で巻き取り・巻き戻
しを行う。
【0050】また、2基の熱間リバース圧延機で構成す
る場合は、第1圧延機を粗圧延機として正転・逆転のパ
スを繰り返し、板厚が薄くなったら第2圧延機を単独
で、あるいは第1圧延機とタンデムで正転・逆転の仕上
パスを繰り返し、板厚が薄くなると圧延機列の前後に設
けた巻取機で巻き取り・巻き戻しを行う。
【0051】さらに、3基の熱間リバース圧延機で構成
する場合は、第2圧延機の前面および第3圧延機の後面
に巻取機を設けておき、第1圧延機を粗圧延機として正
転・逆転のパスを繰り返し、板厚が薄くなったら第2圧
延機、第3圧延機をタンデムにして正転・逆転の仕上パ
スを繰り返し、板厚が薄くなると巻取機で巻き取り・巻
き戻しを行うように構成している。
【0052】このような1〜3基の熱間リバース圧延機
で構成する場合、巻取機で巻き取り、巻き戻す板厚は2
0mm未満となり、たとえば2.0mm前後の板厚まで圧延
する場合は4mm前後で巻き取り、巻き戻しを行う必要が
あり、巻き取り、巻き戻しの板厚が薄いと、温度低下が
著しく、デスケーリングできないのが実情である。
【0053】また、正転・逆転の繰返し回数が多く、特
に薄板での圧延時間が大幅に長くなるためスケールが多
量に発生するが、圧延速度を下げればデスケーリングに
よる温度降下が著しく、逆に圧延速度を上げれば十分な
デスケーリングができない。
【0054】したがって、この設備では、得られる圧延
材は表面品質が極めて悪くなり、しかも圧延時間が大幅
に長くなるため、生産性も著しく低下する。
【0055】この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、生産性やコイルの品質を損なわず
に設備のコンパクト化を図ることができる熱間圧延設備
および熱間圧延方法を提供しようとするものである。
【0056】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、第1の発明の熱間圧延設備は、厚み
50〜90mmの連続鋳造された高温帯板を厚み1.2〜
13.0mmまで4,5あるいは6基の圧延機列で熱間圧
延する熱間圧延設備において、第1圧延機を正転方向お
よび逆転方向に圧延可能な圧延機で構成するとともに、
ロールギャップを開いた非圧延状態を保持可能に構成
し、第1圧延機の上流側に第1圧延機で逆転圧延された
厚さ20〜35mmの被圧延材を一旦巻き取って巻き戻す
巻取機と被圧延材表面のスケールを除去するためのスケ
ールブレーカを設け、巻取機で巻き取られた被圧延材を
第2圧延機以降の圧延機と第1圧延機とをタンデム圧延
機として圧延可能に構成する一方、各圧延機の上下流側
の搬送用テーブルも第1圧延機による正逆転圧延の際お
よび全圧延機によるタンデム圧延の際に圧延速度に調和
して被圧延材の搬送を可能に構成したことを特徴とする
ものである。
【0057】また、第2の発明の熱間圧延設備は、第1
の発明の構成に加え、第1圧延機の正転圧延方向の下流
側にも逆転圧延の第1圧延機入側およびタンデム圧延の
第2圧延機入側の被圧延材のスケールを除去するスケー
ルブレーカを設けたことを特徴とするものである。
【0058】さらに、第3の発明の熱間圧延設備は、厚
み90〜150mmの連続鋳造された高温帯板を厚み1.
2〜13.0mmまで4,5あるいは6基の圧延機列で熱
間圧延する熱間圧延設備において、第1圧延機および第
2圧延機を正転方向および逆転方向に圧延可能な圧延機
で構成するとともに、ロールギャップを開いた非圧延状
態を保持可能に構成し、第1圧延機の上流側に第1圧延
機および第2圧延機で逆転圧延された厚さ20〜35mm
の被圧延材を一旦巻き取って巻き戻す巻取機と被圧延材
表面のスケールを除去するスケールブレーカを設け、巻
取機で巻き取られた被圧延材を第3圧延機以降の圧延機
と第1圧延機および第2圧延機とをタンデム圧延機とし
て圧延可能に構成する一方、各圧延機の上下流側の搬送
用テーブルも第1圧延機および第2圧延機による正逆転
圧延の際および全圧延機によるタンデム圧延の際に圧延
速度に調和して被圧延材の搬送を可能に構成したことを
特徴とするものである。
【0059】また、第4の発明の熱間圧延設備は、第1
〜第3の発明のそれぞれの構成に加え、前記圧延機列を
構成する第1圧延機の上作業ロールと下作業ロールをそ
れぞれ独立して駆動可能に構成したことを特徴とするも
のである。
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】また、第の発明の熱間圧延方法は、厚み
50〜90mmの連続鋳造された高温帯板を正転方向およ
び逆転方向に圧延可能かつロールギャップを開いた状態
に保持可能な第1圧延機と正転方向の圧延を行う第2圧
延機以降の圧延機とで4,5あるい6基の圧延機列を構
成して厚さ1.2〜6mmに熱間圧延するに際し、第1圧
延機で正転方向および逆転方向の圧延をパス数を選択し
て厚み20〜30mmの板厚にして第1圧延機上流側の巻
取機で被圧延材を一旦巻き取ったのち、これを巻き戻し
て第1圧延機および第2圧延機以降の全圧延機でタンデ
ム圧延することを特徴とするものである。
【0064】
【0065】また、第の発明の熱間圧延方法は、第
の発明の構成に加え、前記圧延後の目標板厚さが2.0
〜8.0mmの範囲の場合には、第1圧延機で正転方向お
よび逆転方向の圧延を行ない厚み20〜30mmの板厚に
して第1圧延機上流側の巻取機で被圧延材を一旦巻き取
り、第1圧延機のロールギャップを開いて非圧延状態に
したのち、前記被圧延材を巻き戻して第2圧延機以降の
圧延機でタンデム圧延することを特徴とするものであ
る。
【0066】さらに、第の発明の熱間圧延方法は、第
の発明の構成に加え、前記圧延後の目標板厚さが6〜
13mmの範囲の場合には、第1圧延機および第2圧延機
以降の全圧延機で直接タンデム圧延することを特徴とす
るものである。
【0067】
【作用】第1の発明の熱間圧延設備によれば、連続鋳造
された高温帯板を直接熱間圧延する設備を4〜6基の仕
上圧延機列で構成し、第1圧延機をリバース圧延でき
ロールギャップを開いた状態で圧延できるようにし、第
2圧延機以降を被圧延材の搬送ができるようにするとと
もに、全ての圧延機でタンデム圧延できるように構成
し、さらに、第1圧延機の上流に巻取機とスケールブレ
ーカを配置するようにしており、連続鋳造機で50〜9
0mm厚さに鋳造し、この高温帯板を第1圧延機だけの正
逆転圧延による第1パスと第2パスとで4〜6基の全圧
延機列での仕上圧延の開始厚さに適した厚さに圧延して
第1圧延機の上流側の巻取機で巻き取るようにし、巻き
取られた帯板を全圧延機を用いたタンデム圧延によって
第3パス以降のパスにより1.2〜2.5mmまで仕上圧
延するとともに、第1圧延機の上流側のスケールブレー
カで第1圧延機に送られる帯板のデスケーリングを行う
ようにしている。また、第1圧延機で正逆転圧延を行っ
た後、最終目標板厚さによって第1圧延機を非圧延状態
にして第2圧延機以降で圧延するなどパス数を選べるよ
うになるとともに、第1圧延機のロールの摩耗状態をで
きるだけ第2圧延機以降に近づけることができるように
なる。
【0068】これにより、仕上圧延機列の第1圧延機で
これまでの粗圧延に相当する圧延を第2圧延機以降と無
関係に任意の圧延速度で行うことができ、これを巻取機
で巻き取るので、設備のコンパクト化ができるととも
に、帯板の温度低下を防止でき、デスケーリングの機会
も多く、コイルの表面品質を良好に保つことができるよ
うになる。
【0069】また、第2の発明の熱間圧延設備によれ
ば、第1の発明の構成に加え、第1圧延機の下流側にも
スケールブレーカを設置するようにしており、第2パス
や第4パスにおいてもデスケーリングを行うことができ
るようになり、一層表面品質の良いコイルを得ることが
できる。
【0070】さらに、第3の発明の熱間圧延設備によれ
ば、第1の発明とほぼ同様な構成とし、第1圧延機と第
2圧延機で正逆転圧延ができ、第1圧延機をロールギャ
ップを開いた状態で圧延できるようにしており、連続鋳
造機からの帯板が90〜150mm厚さであっても、全圧
延機によるタンデム圧延に適した厚さまで圧延してから
仕上圧延を行うことができ、無理のないパススケジュー
ルで表面品質の良いコイルを得ることができるようにな
る。そして、最終目標板厚さによって第1圧延機を非圧
延状態にして第2圧延機以降で圧延するなどパス数を選
べるようになるとともに、第1圧延機のロールの摩耗状
態をできるだけ第2圧延機以降に近づけることができる
ようになる。
【0071】また、第4の発明の熱間圧延設備によれ
ば、第1圧延機の上作業ロールと下作業ロールをそれぞ
れ独立して駆動できるようにしており、正逆転圧延の
際、高温帯板に上下方向の反りなどが生じてもロール速
度を変えて円滑に噛込みができるようにしたり、噛み込
んだ後2つの駆動モータの負荷バランスを取るように制
御することもできるようになる。
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】また、第の発明の熱間圧延方法によれ
ば、目標板厚さを1.2〜6mmの範囲とする場合に第1
圧延機を正逆転したり、ロールギャップを開いた状態に
できるようにしておき、第1圧延機でのパス数を変えて
正逆転圧延を行って一旦巻き取り、さらに第1圧延機以
降の全ての圧延機をタンデムとして圧延するようにして
おり、第1圧延機の正転方向の圧延(1パス)、第1圧
延機の正逆転方向の圧延(2パス)、第1圧延機を使用
しない圧延(0パス)等でパス数を選ぶことができ、最
も薄い板の圧延ができるようにしている。
【0076】
【0077】また、第の発明の熱間圧延方法によれ
ば、目標板厚さをA〜Bmmの範囲とする場合には、第1
圧延機で正逆転圧延を行って一旦巻き取り、第1圧延機
のロールギャップを開いて第2圧延機以降の圧延機をタ
ンデムとして圧延することで第の発明の場合に比べて
1パス減らすようにして、少し厚い板の圧延を能率的に
できるようにしている。
【0078】さらに、第の発明の熱間圧延方法によれ
ば、目標板厚さを6〜13mmの範囲とする場合には、第
1圧延機および第2圧延機以降の全ての圧延機をタンデ
ムとして直接圧延するようにしており、第の発明の場
合に比べて2パス減らすようにして、さらに厚い板の圧
延を能率的にできるようにしている。
【0079】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1はこの発明の熱間圧延設備の一実施例
にかかる概略平面図である。
【0080】この熱間圧延設備10では、連続鋳造機1
1が備えられ、熱間圧延されるコイルの厚み、たとえば
1.2〜13mmに応じて熱間圧延の素材となる被圧延材
を連続鋳造し、たとえば厚みが50〜90mmの被圧延材
を連続鋳造したり、これより厚い90〜150mmの被圧
延材を連続鋳造できるようになっている。
【0081】また、この連続鋳造機11では、鋳造速度
が0.5〜6.0mpm の範囲で鋳造できるようにしてあ
り、通常4.0mpm 程度で連続鋳造する。
【0082】このような50〜90mmまたは90〜15
0mmの厚さの被圧延材を鋳造速度0.5〜6.0mpm で
連続鋳造するとき、厚み50mmとすれば薄スラブ連続鋳
造の場合と同等の品質となり、90mm以上とすれば、5
0mm前後の薄スラブ連続鋳造の場合に比べ、浸漬ノズル
と鋳型との隙間が大きく、パウダの巻き込みや介在物の
混入も少なく、表面割れなども少なく、安定した品質と
なる。
【0083】この連続鋳造機11では、2本の被圧延材
が連続鋳造できるように構成してあり、熱間圧延ライン
への被圧延材の供給が支障なく行われるようになってい
る。
【0084】このような連続鋳造機11の出側には、2
本の被圧延材を切断するためのフライングシヤ12が設
置してあり、熱間圧延すべきコイルの重量に対応して連
続鋳造された被圧延材を鋳造速度に同期して切断する。
このフライングシヤ12は、熱間圧延ラインへの被圧延
材の供給厚さに応じて50〜90mmまたは90〜150
mm厚さのものが切断ができる能力を備え、切断する連続
鋳造された被圧延材は、通常800℃以上となっている
が、この場合にも支障なく切断できるようにしてある。
【0085】なお、この連続鋳造された被圧延材の切断
には、フライングシヤ12に限らず、ガスカッタなど連
続鋳造に同期して切断できる装置であれば良い。
【0086】このフライングシヤ12の下流には、均熱
炉13が設置され、フライングシヤ12で切断された8
00℃以上の被圧延材を均一に加熱して、均熱炉13の
出口部では、被圧延材の温度を1200℃以下にする。
【0087】この均熱炉13としては、誘導加熱装置で
構成したり、ガスや油などを燃焼させる加熱装置で構成
され、たとえば連続鋳造された被圧延材を熱間圧延ライ
ンと直角方向にウォーキングビーム等で搬送しながら均
一に加熱して熱間圧延ラインに供給できるようにしてあ
る。
【0088】この均熱炉13の下流には、巻取機14と
してコイルボックスが設置してあり、被圧延材を熱間圧
延ラインの第1圧延機または第1圧延機および第2圧延
機で逆転方向に圧延した高温帯板(被圧延材)を一旦巻
き取ることができるようにしてある。
【0089】この巻取機14には、ゲート機構などが備
えられ、通常の圧延方向(正転方向)に被圧延材が送ら
れる場合には、巻取機14と干渉すること無く円滑に通
過できるようにしてあり、巻取速度は第1圧延機または
第1圧延機および第2圧延機で逆転方向に圧延する場合
の圧延速度に調和して駆動されるので、通常300mpm
までの巻き取りができるように構成してある。また、こ
の巻取機14では、第1圧延機または第1圧延機および
第2圧延機で逆転方向に圧延した高温帯板を巻き取る
が、その厚さは熱間圧延されるコイルの厚さに応じて仕
上圧延機に供給する厚みを変えることから、厚みが20
〜35mmの範囲の高温帯板が巻き取れるようにしてあ
り、巻取温度は950℃以上となる。
【0090】この巻取機14の下流には、シヤ15が設
置してあり、巻取機14で一旦巻き取られた高温帯板を
巻き戻す場合の高温帯板先端や後端等を切断することが
できるようにしてあり、一旦巻き取った高温圧延材の一
部に不良部分が生じた場合にこれを切断して仕上圧延を
行うことで無駄を極力無くすことができるようにしてい
る。
【0091】したがって、このシヤ15では、厚みが2
0〜35mmの高温帯板を切断することができ、帯板の温
度も平均900℃以上であっても切断できるように構成
してある。また、このシヤ15は熱間圧延ライン上に設
けられ、通常は高温帯板が通過するため、シヤ15の間
を支障なく高温帯板が通過できるように高温帯板をガイ
ドするガイドロールを設置するようにしてある。
【0092】このシヤー15の下流には、スケールブレ
ーカ16が設置され、たとえば高圧水をスプレーしてデ
スケーリングを行うハイドロスケールブレーカで構成さ
れ、被圧延材が通常の圧延方向(正転方向)に圧延され
る場合にデスケーリングを行う。
【0093】また、このスケールブレーカ16にも回動
させたり、上下方向に移動させるなどの退避機構が設け
てあり、通常の圧延方向と逆方向(逆転方向)に被圧延
材が送られる場合には、スケールブレーカ16の水切り
装置などと被圧延材が干渉すること無く円滑に通過でき
るようにしてある。
【0094】このスケールブレーカ16の下流には、竪
型ミルで構成されたエッジャ17が設置され、仕上圧延
機列、特に第1圧延機または第1圧延機および第2圧延
機による正逆転圧延の際、高温帯板の厚みが厚い段階で
高温帯板の幅方向を圧延して規制する。
【0095】なお、この竪型ミルで構成されたエッジャ
17はスケールブレーカ16の下流、すなわち、第1圧
延機の上流側に設置するだけでなく、第1圧延機の下流
側にも設置するようにして幅方向圧延を行うようにして
も良く、一層形状の良い高温帯板を得ることができる。
【0096】このエッジャ17の下流には、4〜6基の
圧延機で構成された仕上圧延機列18が設置してあり、
熱間圧延で作られるコイルの板厚に応じて各圧延機の圧
下率が約10%から約60%の範囲となるように定めら
れ、たとえばこの実施例では、5基の圧延機で構成さ
れ、第1圧延機19〜第5圧延機23が設置してある。
【0097】この圧延機列18は、第1圧延機19のみ
が正逆転可能なリバース圧延機で構成され、第1圧延機
19のみによる正逆転圧延ができるとともに、第1圧延
機19から第5圧延機23までの全てを用いたタンデム
圧延ができるように構成してある。
【0098】また、このような圧延を実現するため、通
常のタンデム圧延を行い得る構成のほか、第1圧延機1
9で正逆転圧延を行う場合、第2圧延機20以降の圧延
機20〜23が被圧延材の搬送機構を構成するようにな
っており、第2圧延機20〜第5圧延機23の圧延ロー
ルが第1圧延機19の圧延速度に調和して正転方向およ
び逆転方向に被圧延材である高温帯板を搬送できるよう
に圧延ロールの駆動モータ等の駆動機構が構成してあ
る。これと同時に、各圧延機19〜23の上流側および
下流側に設けられるテーブルローラも第1圧延機19の
圧延速度に調和して正転方向および逆転方向に被圧延材
である高温帯板を搬送できるように駆動モータ等の駆動
機構が構成してある。
【0099】さらに、第1圧延機19は、通常の仕上圧
延を行う場合のタンデム圧延のほか、この第1圧延機1
9のみでタンデム圧延の開始に適した高温帯板の厚さま
で正逆転圧延を行うが、この正逆転圧延はタンデム圧延
の場合と異なり、圧延速度を自由に設定しても他の圧延
機20〜23に何等影響が及ばないことから、高速での
圧延を行うようにしてある。すなわち、第1圧延機19
のロール周速は、第1圧延機19の正逆転圧延の際、正
転方向(通常の圧延方向)では、ハイドロスケールブレ
ーカ16によるデスケーリング能力が十分期待できる通
板速度である80〜120mpm となるように設定され、
逆転方向では、高温帯板の温度低下を防止するため高速
で圧延する必要があり、通板速度を200〜300mpm
に設定する。
【0100】そして、第1圧延機19はロールギャップ
を開いた非圧延状態に保持できるようになっており、下
作業ロールをパスライン上に位置させるなどして被圧延
材の搬送状態を確保して第2圧延機20以降に通板でき
るようにしてある。
【0101】また、第1圧延機19から第5圧延機23
までの全ての圧延機列18を用いるタンデム圧延の場合
には、圧延機列18の最終出側において、高温帯板(コ
イル)が熱間圧延条件の一つであるA3 変態点近傍の温
度ほぼ860℃を満たすように各圧延機19〜23のロ
ール周速を設定する。
【0102】さらに、第1圧延機19は、たとえば4段
圧延機で構成するが、上下作業ロールを共用のモータで
駆動するようにしたり、あるいは上下作業ロールを別々
の駆動モータで駆動できるようにして正逆転圧延の際、
高温帯板に上下方向の反りなどが生じてもロールの速度
を変えて円滑に噛込みができるようにし、噛み込まれた
ら2つの駆動モータの負荷バランスを取るように制御す
るように構成することもできる。
【0103】また、第1圧延機19での正逆転圧延の
際、第2圧延機20以降の圧延機21〜23のロールギ
ャップは通過する高温帯板のほぼ板厚さ以上に設定でき
るようになっており、こうすることにより第2圧延機2
0以降をリバース圧延の際の被圧延材の搬送機構として
機能させることができ、さらに、作業ロールはロールバ
ランス力以上で保持して作業ロールと控えロールとの間
にスリップが発生しないようにするか、あるいは作業ロ
ール自重が高温の被圧延材に負荷される程度で駆動する
ことができるようにしてデスケーリングによる水が第2
圧延機20以降にいかないように水切りを行うことがで
きるように構成する。
【0104】さらに、第1圧延機19から第5圧延機2
3で構成される仕上圧延機列18には、入側にそれぞれ
サイドガイドが設けられるが、第1圧延機19によるリ
バース圧延の正転方向の圧延においては、第1圧延機1
9の入側サイドガイドはその開度を高温帯板の幅に対応
して設定され、第2圧延機20以降の入側サイドガイド
は第1圧延機19で圧延された高温帯板に対応して広く
設定できるようにしてあり、逆転方向の圧延において
は、第2圧延機20以降の入側サイドガイドの開度は圧
延された高温帯板の板幅に対応した幅に設定され、出側
となる第1圧延機19の入側サイドガイドはその開度を
逆転圧延後の板幅に対応して広幅に調整することができ
るように構成されている。
【0105】また、この仕上圧延機列18の各圧延機1
9〜23の間には、タンデム圧延の際の高温帯板の弛み
などを調整するためルーパーが設置されるが、第1圧延
機19のみによる正逆転圧延の際は、ルーパーはパスラ
イン上に停止した状態とされ、ルーパーとして機能しな
いようにすることができるようにしてある。
【0106】さらに、第1圧延機19の入側や第5圧延
機23の出側に設けられる高温帯板の搬送用のテーブル
やランナウトテーブルも第1圧延機19のみによる正逆
転圧延の際、逆転方向に高温帯板を搬送できるように構
成してある。
【0107】また、この仕上圧延機列18では、高温帯
板のデスケーリングの機会を増大するため、第1圧延機
19の出側にもスケールブレーカ24が設置され、第1
圧延機19による逆転圧延の際、高温帯板を入側でデス
ケーリングするのに使用されるとともに、さらに必要に
応じてタンデム圧延の際の第2圧延機20の入側でのデ
スケーリングにも使用され、これにより最大4回のデス
ケーリングの機会を得ることができる。
【0108】さらに、デスケーリングの機会を増加する
ため、第3圧延機以降においても各圧延機の入側にデス
ケーリングできる装置を設けるようにしても良い。
【0109】このような仕上圧延機列18の下流には、
高温帯板の冷却装置25が配置され、さらに冷却後の帯
板を巻き取る巻取機としてダウンコイラ26が設置して
ある。
【0110】なお、これら主要機器のほか、ロール組替
装置やコイルの搬送コンベアなど種々の機器や装置が必
要に応じて付属して設けられる。
【0111】また、熱間圧延設備として厚みが90〜1
50mmの連続鋳造された高温帯板を用いて1.2〜6mm
までのコイルを圧延する場合には、第1圧延機19のみ
による2パスでの圧延によってタンデム圧延に適した厚
さが18〜35mm程度まで圧延することが難しいことか
ら、第1圧延機19と第2圧延機20を正逆転可能な圧
延機で構成し、2台の圧延機によるタンデム圧延で正逆
転圧延を行って巻取機14で巻き取るようにし、この
後、全ての圧延機19〜23で熱間圧延の条件を満たす
ようにタンデム圧延を行うように構成する。
【0112】この場合の第2圧延機20の構成は、既に
説明した第1圧延機19と同一の構成であれば良い。
【0113】次に、このように構成した熱間圧延設備1
0の動作とともに、熱間圧延方法について、具体的なパ
ススケジュールにしたがって説明する。この熱間圧延設
備10による熱間圧延方法は、具体的なパススケジュー
ルを示した表3のように、仕上圧延機列18の第1圧延
機19だけを用いて高温帯板Wを正逆転圧延する正逆転
圧延工程と、全ての圧延機19〜23を用いてタンデム
圧延により所定の板厚みのコイルを熱間圧延に必要な圧
延条件を満足させて圧延する仕上圧延工程とで構成され
ている。
【0114】
【表3】
【0115】この正逆転圧延工程は、第1圧延機19の
みによる正逆転圧延で連続鋳造機11で50〜90mmに
連続鋳造された高温帯板Wを5基の仕上圧延機列18に
よる圧延を無理無く行える厚み(各圧延機の圧下率が全
て60%以下にできる)まで高温帯板Wを圧延し、これ
を中間巻取機となる巻取機14で一旦巻き取る工程であ
る。
【0116】すなわち、連続鋳造機11で50〜90mm
の厚みに連続鋳造された高温帯板Wはフライングシヤ1
2で所定長さに切断されて均熱炉13で800℃前後か
ら1200℃程度に加熱されて第1圧延機19に供給さ
れる。
【0117】そして、第1圧延機19を正逆転圧延可能
な状態とするとともに、第2圧延機20以降は各圧延機
20〜23に備えた機構によりロールギャップを開くと
ともに、被圧延材である高温帯板Wの正逆転方向の搬送
装置として機能するように設定したり、ロールバランス
の調整、サイドガイドやルーパー等の調整により正逆転
圧延に支障のない状態にしておく。
【0118】この後、第1圧延機19の正転方向の圧延
を行い第1パスの圧延を行う。この第1パスの正転方向
の圧延により、たとえば60〜80mmの高温帯板Wを
1.6mmのコイルにする場合には、45mm程度に圧延す
るが、第1圧延機19のみを単独で運転することから、
他の圧延機との間の運転条件を考慮する必要がないの
で、任意の圧延速度を選択して圧延することができる。
【0119】そこで、この第1パスの正転方向の圧延で
は、スケールブレーカ16を構成するハイドロスケール
ブレーカによるデスケーリングに適した通板速度である
80〜120mpm 程度で圧延を行う。
【0120】こうして第1パスの圧延の後、第1圧延機
19による逆転方向の圧延を行なって第2パスの圧延と
し、圧延後の高温帯板を巻取機14で巻き取る。
【0121】この第2パスの圧延では、その後のタンデ
ム圧延を無理無く行える適当な厚み、たとえば20〜3
5mm程度まで圧延するが、上記の1.6mmのコイルを得
る場合には、たとえば24mmの厚みまで圧延する。
【0122】この第2パスの圧延においても、独立して
行うため、他の圧延機との運転条件を考慮する必要がな
いことから、任意に選択することができ、高温帯板Wの
温度低下を防止するため、たとえば通板速度を200〜
300mpm で圧延する。
【0123】この第2パスの圧延を行う場合には、第1
パスの後、正転から逆転への切り替えが必要となるが、
第1パスでの高温帯板Wが仕上圧延機列18を抜けてラ
ンナウトテーブルに至ってから切り替えること無く、第
1圧延機19を高温帯板Wが抜けた後ただちに切り替え
を行う。
【0124】こうすることにより、高温帯板Wは第2圧
延機20以降の圧延機の作業ロール上などに位置するこ
ともあるが、各圧延機の作業ロールやテーブル等、さら
にはランナウトテーブルが逆転圧延の際の搬送装置とし
て機能するように構成してあるので、支障なく第2パス
を行うことができ、圧延時間の短縮や設備のコンパクト
化を図ることもできる。
【0125】また、この第2パスの逆転方向の圧延にお
いてもスケールブレーカ24により入側でのデスケーリ
ングを行う。
【0126】こうして第2パスの逆転方向の圧延を行っ
た後、1050℃程度の高温帯板を巻取機14で巻き取
るようにしているので、厚みが24mm前後と薄く長くな
ってもわずかなスペースに巻き取ることができ、圧延設
備をコンパクト化することができるとともに、巻き取る
ことで温度低下を防止することができる。
【0127】次に、全ての圧延機を用いるタンデム圧延
により巻取機14から巻き戻した厚みが24mm程度の高
温帯板の熱間仕上圧延を行う。
【0128】このタンデム圧延は、第1圧延機19から
第5圧延機23までの全ての圧延機を用いて行うため、
各圧延機のロールギャップやロール速度を調整し、熱間
圧延の圧延条件を満たすようにする。
【0129】すなわち、第5圧延機23の出側のコイル
温度がA3 変態温度より僅かに高い、たとえば860℃
となるようにするとともに、各圧延機での単位幅当りの
圧延荷重の最大がほぼ2.0ton /mm前後となり、圧下
率も約10〜60%の範囲内となるようにする。
【0130】このようなタンデム圧延の圧延条件に基づ
く各圧延機のロールギャップやロール速度の設定を、巻
取機14から巻き戻される高温帯板Wの温度をスケール
ブレーカ16の上流あるいは下流に設けた温度検出器の
検出値に基づいて行うようにし、実際の高温帯板Wの温
度により形状精度の良いコイルを得るようにする。
【0131】このタンデム圧延の際には、第1圧延機1
9の入側でスケールブレーカ16によりデスケーリング
を行うとともに、第2圧延機20の入側でもスケールブ
レーカ24によりデスケーリングを行うことで、合計4
回のデスケーリングを行う。
【0132】この仕上圧延機列18の全ての圧延機を用
いるタンデム圧延では、圧延開始の高温帯板の厚みがこ
れまでの仕上圧延機と5段の仕上圧延機を組み合わせて
用いる従来の熱間圧延の場合の圧延条件とほぼ同一であ
るので、圧延速度も早く、パス数が増加しても生産能力
を高く保持することができる。
【0133】こうして全ての圧延機19〜23を用いて
タンデム圧延された圧延材は、冷却装置25で冷却され
た後、ダウンコイラ26に巻き取られる。
【0134】また、連続鋳造機11で厚みが90〜15
0mmの高温帯板を連続鋳造して供給する場合には、第1
圧延機19と第2圧延機20を用いて正逆転圧延するよ
うにし、これによって厚みが18〜35mm程度まで第1
パス〜第4パスの圧延を行った後、全ての圧延機19〜
23を用いてタンデム圧延を行うようにする。
【0135】この場合の圧延は、第1パス〜第4パスが
それぞれ2台の圧延機をタンデム圧延機として圧延を行
う点が上記の正逆転圧延と異なるだけであり、その後の
全ての圧延機によるタンデム圧延は入側の高温帯板の温
度条件などが若干異なることによるパススケジュールの
相違があるのみであり、説明は省略する。
【0136】なお、この第1圧延機19および第2圧延
機20による正逆転圧延を連続鋳造された90〜150
mm厚さの高温帯板に適用する場合に限らず、先に説明し
た厚みが50〜90mmの連続鋳造された高温帯板の圧延
に適用するようにしても良く、各圧延機の圧下率を低下
することができるようになる。
【0137】このような熱間圧延設備10および熱間圧
延方法によれば、第1圧延機19または第1圧延機19
および第2圧延機20を逆転式として第1パスと第2パ
ス、あるいは第1〜第4パスの圧延を行うようにしたの
で、従来の半連続式やスリークォータ式の粗圧延機が不
要となり、薄スラブ連続鋳造機から直接仕上圧延機で熱
間圧延する仕上圧延直結式の設備の場合とほぼと同等の
設備長さにすることができ、しかも表面品質の良好なコ
イルを能率良く圧延することができる。
【0138】さらに、この熱間圧延設備10および熱間
圧延方法によれば、第1圧延機19または第1圧延機1
9および第2圧延機20を逆転式として第1パスと第2
パスの圧延を行うようにしたので、従来の半連続式やス
リークォータ式の粗圧延機と同様に高速で圧延すること
ができ、高温帯板の温度低下を防止することができると
ともに、少なくとも2回のデスケーリングを行うことが
できる。
【0139】また、連続鋳造機11から巻取機14を介
して仕上圧延機列18に高温帯板を供給する設備であっ
ても、薄スラブ連続鋳造機と組み合わせた仕上圧延直結
式の熱間圧延設備の場合と異なり、圧延機ごとの圧下率
を全て60%以下にすることができ、無理のない圧下パ
ターンを設定することができる。
【0140】さらに、熱間圧延設備に供給する連続圧延
による高温帯板の厚みを50〜90mmまたは90〜15
0mmとしたため、薄スラブ連続鋳造された高温帯板を用
いる場合に比べ、厚みが厚い分だけデスケーリングによ
る温度低下を軽減することができ、特に、正逆転圧延に
よる第1パスおよび第2パスまたは第1〜第4パスにお
いて、任意の圧延速度を設定できるので、表面デスケー
リング性に最適な圧延速度にすることができる。
【0141】また、第3パス以降の全ての圧延機列18
を用いるタンデム圧延を高温帯板の厚みが24mm前後か
ら行うことができるので、圧延速度も早く、スケールの
発生を抑えることができ、表面品質の良好なコイルを得
ることができる。
【0142】さらに、この熱間圧延設備10および熱間
圧延方法によれば、第1および第2パスの正逆転圧延
と、第3パス以降のタンデム圧延とを組み合わせるよう
にしているので、デスケーリングの機会を多く得ること
ができ、発生したスケールを十分除去することができ、
これまでの半連続式やスリークォータ式などの粗圧延機
を用いる熱間圧延設備の場合と同様の表面品質とするこ
とができ、薄スラブ連続鋳造機と組み合わせた仕上圧延
直結式の熱間圧延設備によるコイルと比べると、表面品
質の大幅な向上を図ることができる。
【0143】また、薄スラブ連続鋳造機と組み合わせた
仕上圧延直結式の熱間圧延設備に比べて、第1パスおよ
び第2パスの正逆転圧延を行った後、第3パス以降の仕
上圧延を開始するようにしたので、各圧延機19〜23
での圧延荷重を抑えることができ、作業ロールの肌荒れ
が、とくに正逆転圧延に使用しない第2スタンドまたは
第3スタンド以降で良好となり、コイルの表面品質を良
好に保つことができる。
【0144】さらに、第1パスおよび第2パスの圧延速
度を任意に設定することができるとともに、第3パス以
降も高温で厚みの薄い高温帯板からタンデム圧延を行う
ようにしているので、いずれも圧延速度が早く、パス回
数が増加しても生産能力が余り落ることがない。
【0145】また、この熱間圧延設備10および熱間圧
延方法によれば、連続鋳造される高温帯板を、薄スラブ
連続鋳造機で50mmのスラブを連続鋳造して用いるもの
に比べて、50〜90mmまたは90〜150mmと厚くす
ることができるので、これにより、連続鋳造の速度を下
げることができ、介在物やパウダの巻き込みが防止され
るとともに、モールド内での湯流れが安定する。さら
に、連続鋳造の際の冷却速度が遅くでき、内部の割れが
防止できる。
【0146】また、高温帯板の厚みが厚い分だけ、その
長さを短くでき、連続鋳造機11の下流の均熱炉13の
炉長を短くすることができ、熱間圧延設備10自体のコ
ンパクト化を図ることができる。
【0147】以上の熱間圧延設備および熱間圧延方法で
は、連続鋳造された厚さが50〜90mmあるいは90〜
150mmのスラブから最終目標板厚さ1.2〜6.0mm
前後に熱間圧延する場合を説明したが、この熱間圧延設
備10を用いて目標板厚さがさらに厚い板を熱間圧延す
る場合について、その熱間圧延方法とともに、説明す
る。
【0148】この熱間圧延方法においては、目標板厚さ
に応じてパス数を変えて圧延するようにしており、たと
えば図5に示すように、上記実施例と同様の7パスの圧
延(同図(c)参照)、これより厚い板に圧延する場合
の6パスの圧延(同図(b)参照)、さらに厚い板に圧
延する場合の5パスの圧延(同図(a)参照)を行う。
【0149】この熱間圧延設備10による7パスの圧延
は、既に説明したように、第1圧延機19を正逆転して
2パスの圧延を行って第1圧延機19の上流側の巻取機
14で一旦巻き取る正逆転圧延工程と、その後に全ての
圧延機19〜23を用いて行う5パスのタンデム圧延に
よる仕上圧延工程とで構成され、合計7パスの圧延が行
われる。
【0150】これにより、厚さが50〜90mmのスラブ
や90〜150mmのスラブから1.2〜6mmの目標板厚
さの熱間圧延材を得ることができ、そのパススケジュー
ルの一例が表3に示したものである。
【0151】次に、この熱間圧延設備10により目標板
厚さが厚い場合には、6パスによる圧延で対応すること
ができ、仕上圧延機列18の第1圧延機19だけを用い
て高温帯板Wを正逆転圧延する2パスの正逆転圧延工程
と、第2圧延機以降の4基の圧延機20〜23を用いて
タンデム圧延により所定の板厚みのコイルを熱間圧延に
必要な圧延条件を満足させて圧延する4パスの仕上圧延
工程とで構成され、合計6パスの圧延となる。この6パ
スの圧延による目標板厚さが2.0〜8.0mmの場合の
具体的な圧延スケージュールを示したものが表4であ
り、これにしたがって説明する。
【0152】
【表4】
【0153】この正逆転圧延工程は、第1圧延機19の
みによる正逆転圧延で連続鋳造機11で50〜90mmに
連続鋳造された高温帯板Wを第1圧延機19を除く4基
の仕上圧延機列18による圧延を無理無く行える厚み
(各圧延機の圧下率が全て60%以下にできる)まで高
温帯板Wを圧延し、これを中間巻取機となる巻取機14
で一旦巻き取る工程である。
【0154】すなわち、連続鋳造機11で50〜90mm
の厚みに連続鋳造された高温帯板Wはフライングシヤ1
2で所定長さに切断されて均熱炉13で800℃前後か
ら1200℃程度に加熱されて第1圧延機19に供給さ
れる。
【0155】そして、第1圧延機19を正逆転圧延可能
な状態とするとともに、第2圧延機20以降は各圧延機
20〜23に備えた機構によりロールギャップを開くと
ともに、被圧延材である高温帯板Wの正逆転方向の搬送
装置として機能するように設定したり、ロールバランス
の調整、サイドガイドやルーパー等の調整により正逆転
圧延に支障のない状態にしておく。
【0156】この後、第1圧延機19の正転方向の圧延
を行い第1パスの圧延を行う。この第1パスの正転方向
の圧延により、たとえば50〜90mmの高温帯板Wを
3.5mmのコイルにする場合には45mm程度に圧延する
が、第1圧延機19のみを単独で運転することから、他
の圧延機との間の運転条件を考慮する必要がないので、
任意の圧延速度を選択して圧延することができる。
【0157】そこで、この第1パスの正転方向の圧延で
は、スケールブレーカ16を構成するハイドロスケール
ブレーカによるデスケーリングに適した通板速度である
80〜120mpm 程度で圧延を行う。
【0158】こうして第1パスの圧延の後、第1圧延機
19による逆転方向の圧延を行なって第2パスの圧延と
し、圧延後の高温帯板を巻取機14で巻き取る。
【0159】この第2パスの圧延では、その後のタンデ
ム圧延を無理無く行える適当な厚み、たとえば20〜3
0mm程度まで圧延するが、上記の3.5mmのコイルを得
る場合には、たとえば24mmの厚みまで圧延する。
【0160】この第2パスの圧延においても、独立して
行うため、他の圧延機との運転条件を考慮する必要がな
いことから、任意に選択することができ、高温帯板Wの
温度低下を防止するため、たとえば通板速度を200〜
300mpm で圧延する。
【0161】この第2パスの圧延を行う場合には、第1
パスの後、正転から逆転への切り替えが必要となるが、
第1パスでの高温帯板Wが仕上圧延機列18を抜けてラ
ンナウトテーブルに至ってから切り替えること無く、第
1圧延機19を高温帯板Wが抜けた後ただちに切り替え
を行う。
【0162】こうすることにより、高温帯板Wは第2圧
延機20以降の圧延機の作業ロール上などに位置するこ
ともあるが、各圧延機の作業ロールやテーブル等、さら
にはランナウトテーブルが逆転圧延の際の搬送装置とし
て機能するように構成してあるので、支障なく第2パス
を行うことができ、圧延時間の短縮や設備のコンパクト
化を図ることもできる。
【0163】また、この第2パスの逆転方向の圧延にお
いてもスケールブレーカ24により入側でのデスケーリ
ングを行う。
【0164】こうして第2パスの逆転方向の圧延を行っ
た後、1050℃程度の高温帯板を巻取機14で巻き取
るようにしているので、厚みが20〜30mm前後と薄く
長くなってもわずかなスペースに巻き取ることができ、
圧延設備をコンパクト化することができるとともに、巻
き取ることで温度低下を防止することができる。
【0165】次に、目標板厚さが2.0〜6.0mmと厚
いことから第1圧延機を除く4基の圧延機20〜23を
用いる4パスのタンデム圧延により巻取機14から巻き
戻した厚みが24mm程度の高温帯板の熱間仕上圧延を行
う。
【0166】このタンデム圧延は、第1圧延機19のロ
ールギャップを開いた状態とし、この第1圧延機19の
下作業ロールをパスライン上に位置させるとともに、テ
ーブルやランナウトテーブル等を搬送装置として機能す
るようにし、この状態で第2圧延機20から第5圧延機
23までの4基の圧延機を用いて行うため、これら4基
の各圧延機のロールギャップやロール速度を調整し、熱
間圧延の圧延条件を満たすようにする。
【0167】すなわち、第5圧延機23の出側のコイル
温度がA3 変態温度より僅かに高い、たとえば860℃
となるようにするとともに、各圧延機での単位幅当りの
圧延荷重がほぼ2.0ton /mm以下となり、圧下率も約
10〜60%の範囲内となるようにする。
【0168】このようなタンデム圧延の圧延条件に基づ
く各圧延機のロールギャップやロール速度の設定を、巻
取機14から巻き戻される高温帯板Wの温度をスケール
ブレーカ16の上流あるいは下流に設けた温度検出器の
検出値に基づいて行うようにし、実際の高温帯板Wの温
度により形状制度の良いコイルを得るようにする。
【0169】このタンデム圧延の際には、非圧延状態の
第1圧延機19の入側でスケールブレーカ16によりデ
スケーリングを行うとともに、第2圧延機20の入側で
もスケールブレーカ24によりデスケーリングを行うこ
とで、合計4回のデスケーリングが行なえる。
【0170】こうして第1圧延機19のタンデム圧延の
際に非圧延状態として目標板厚さの熱間圧延材を得るこ
とができ、しかも作業ロールの使用を減らして摩耗を抑
えることもでき、作業ロールの使用頻度が他の圧延機に
比べて多く摩耗などが進み易い第1圧延機19の圧延ロ
ールの寿命を長くすることができる。
【0171】この仕上圧延機列18の4基の圧延機を用
いるタンデム圧延では、圧延開始の高温帯板の厚みがこ
れまでの4基の仕上圧延機を組み合わせて用いる従来の
熱間圧延の場合の圧延条件とほぼ同一であるので、圧延
速度も早く、パス数が増加しても生産能力を高く保持す
ることができる。
【0172】こうして4基の圧延機20〜23を用いて
タンデム圧延された圧延材は、冷却装置25で冷却され
た後、ダウンコイラ26に巻き取られる。
【0173】次に、この熱間圧延設備10により目標板
厚さがさらに厚い場合には、5パスによる圧延で対応す
ることができ、仕上圧延機列18の5基の圧延機19〜
23をそのまま用いてタンデム圧延により所定の板厚み
のコイルを熱間圧延に必要な圧延条件を満足させて圧延
する仕上圧延工程のみで構成される。この5パスの圧延
による目標板厚さが6〜13mmの場合の具体的な圧延ス
ケージュールを示したものが表5であり、これについて
説明する。
【0174】
【表5】
【0175】この場合の圧延は、従来行われている5基
の圧延機を用いる熱間仕上圧延と同様のパススケジュー
ルであり、説明は省略する。
【0176】このような目標板厚さが6〜13mmの場合
にもこの熱間圧延設備10を用いて従来と同一のパスス
ケジュールで簡単に対応することができる。
【0177】なお、これら発明は上記実施例に限らず、
この発明の要旨を逸脱しない範囲で各構成要素を変更し
ても良いことは言うまでもない。
【0178】
【発明の効果】以上、実施例とともに具体的に説明した
ように第1の発明の熱間圧延設備によれば、連続鋳造さ
れた高温帯板を直接熱間圧延する設備を4〜6基の仕上
圧延機列で構成し、第1圧延機をリバース圧延でき、ロ
ールギャップを開いた状態で圧延できるようにし、第2
圧延機以降を被圧延材の搬送ができるようにするととも
に、全ての圧延機でタンデム圧延できるように構成し、
さらに、第1圧延機の上流に巻取機とスケールブレーカ
を配置するようにしたので、連続鋳造機で50〜90mm
厚さに鋳造し、この高温帯板を第1圧延機だけの正逆転
圧延による第1パスと第2パスとで4〜6基の全圧延機
列での仕上圧延の開始厚さに適した厚さに圧延して第1
圧延機の上流側の巻取機で巻き取るようにし、巻き取ら
れた帯板を全圧延機を用いたタンデム圧延によって第3
パス以降のパスにより1.2〜2.5mmまで仕上圧延す
るとともに、第1圧延機の上流側のスケールブレーカで
第1圧延機に送られる帯板のデスケーリングを行うこと
ができる。また、第1圧延機で正逆転圧延を行った後、
最終目標板厚さによって第1圧延機を非圧延状態にして
第2圧延機以降で圧延するなどパス数を選べるようにな
るとともに、第1圧延機のロールの摩耗状態をできるだ
け第2圧延機以降に近づけることができ、ロールの寿命
増大と熱間圧延材の品質の向上を図ることができる。
【0179】これにより、仕上圧延機列の第1圧延機で
これまでの粗圧延に相当する圧延を第2圧延機以降と無
関係に任意の圧延速度で行うことができ、これを巻取機
で巻き取るので、設備のコンパクト化ができるととも
に、帯板の温度低下を防止でき、デスケーリングの機会
も多く、コイルの表面品質を良好に保つことができる。
【0180】また、第2の発明の熱間圧延設備によれ
ば、第1の発明の構成に加え、第1圧延機の下流側にも
スケールブレーカを設置するようにしたので、第2パス
や第4パスにおいてもデスケーリングを行うことがで
き、一層表面品質の良いコイルを得ることができる。
【0181】さらに、第3の発明の熱間圧延設備によれ
ば、第1の発明とほぼ同様な構成とし、第1圧延機と第
2圧延機で正逆転圧延ができ、第1圧延機をロールギャ
ップを開いた状態で圧延できるようにしたので、連続鋳
造機からの帯板が90〜150mm厚さであっても、全圧
延機によるタンデム圧延に適した厚さまで圧延してから
仕上圧延を行うことができ、無理のないパススケジュー
ルで表面品質の良いコイルを得ることができる。そし
て、最終目標板厚さによって第1圧延機を非圧延状態に
して第2圧延機以降で圧延するなどパス数を選べるよう
になるとともに、第1圧延機のロールの摩耗状態をでき
るだけ第2圧延機以降に近づけることができ、ロールの
寿命増大と熱間圧延材の品質の向上を図ることができ
る。
【0182】また、第4の発明の熱間圧延設備によれ
ば、第1圧延機の上作業ロールと下作業ロールをそれぞ
れ独立して駆動できるようにしたので、正逆転圧延の
際、高温帯板に上下方向の反りなどが生じてもロール速
度を変えて円滑に噛込みができるとともに、噛み込んだ
のち2つの駆動モータの負荷バランスを取るように制御
することも可能となる。
【0183】
【0184】
【0185】
【0186】また、第の発明の熱間圧延方法によれ
ば、目標板厚さを1.2〜6mmの範囲とする場合に第1
圧延機を正逆転したり、ロールギャップを開いた状態に
できるようにしておき、第1圧延機でのパス数を変えて
正逆転圧延を行って一旦巻き取り、さらに第1圧延機以
降の全ての圧延機をタンデムとして圧延するようにした
ので、第1圧延機の正転方向の圧延(1パス)、第1圧
延機の正逆転方向の圧延(2パス)、第1圧延機を使用
しない圧延(0パス)等でパス数を選ぶことができ、最
も薄い板の圧延がコンパクトな圧延設備で実現できる。
【0187】
【0188】また、第の発明の熱間圧延方法によれ
ば、目標板厚さをA〜Bmmの範囲とする場合には、第1
圧延機で正逆転圧延を行って一旦巻き取り、第1圧延機
のロールギャップを開いて第2圧延機以降の圧延機をタ
ンデムとして圧延することで第の発明の場合に比べて
1パス減らすようにして、少し厚い板の圧延を能率的に
できるとともに、第1圧延機のロール摩耗を最少限に抑
えることができる。
【0189】さらに、第の発明の熱間圧延方法によれ
ば、目標板厚さを6〜13mmの範囲とする場合には、第
1圧延機および第2圧延機以降の全ての圧延機をタンデ
ムとして直接圧延するようにしたので、第の発明の場
合に比べて2パス減らすようにして、さらに厚い板の圧
延を能率的に行うことができる。
【0190】また、これらの熱間圧延設備および熱間圧
延方法によれば、設備のコンパクト化を図ると同時に、
表面形状の良いコイルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の熱間圧延設備の一実施例にかかる概
略平面図である。
【図2】仕上圧延直結式とコイルボックス結合式の各ス
タンドの変形抵抗および圧延速度を示すグラフである。
【図3】仕上圧延直結式とコイルボックス結合式の仕上
ミル各区間の通過時間を示すグラフである。
【図4】時間とスケール厚さの関係を示すグラフであ
る。
【図5】この発明の熱間圧延方法の一実施例にかかり、
目標板厚さに応じたパス数の変更の説明図である。
【符号の説明】
10 熱間圧延設備 11 連続鋳造機 12 フライングシヤ 13 均熱炉 14 巻取機 15 シヤ 16 スケールブレーカ 17 エッジャ 18 仕上圧延機列 19 第1圧延機 20 第2圧延機 21 第3圧延機 22 第4圧延機 23 第5圧延機 24 スケールブレーカ 25 冷却装置 26 ダウンコイラ W 高温帯板(被圧延材)
フロントページの続き (72)発明者 馬場 晴三 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第二工 場内 (56)参考文献 特開 平1−254302(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/00 - 11/00 B21B 45/06 - 45/08 B21C 47/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み50〜90mmの連続鋳造された高温帯
    板を厚み1.2〜2.5mmまで4,5あるいは6基の圧
    延機列で熱間圧延する熱間圧延設備において、第1圧延
    機を正転方向および逆転方向に圧延可能な圧延機で構成
    するとともに、ロールギャップを開いた非圧延状態を保
    持可能に構成し、第1圧延機の上流側に第1圧延機で逆
    転圧延された厚さ20〜35mmの被圧延材を一旦巻き取
    って巻き戻す巻取機と被圧延材表面のスケールを除去す
    るためのスケールブレーカを設け、巻取機で巻き取られ
    た被圧延材を第2圧延機以降の圧延機と第1圧延機とを
    タンデム圧延機として圧延可能に構成する一方、各圧延
    機の上下流側の搬送用テーブルも第1圧延機による正逆
    転圧延の際および全圧延機によるタンデム圧延の際に圧
    延速度に調和して被圧延材の搬送を可能に構成したこと
    を特徴とする熱間圧延設備。
  2. 【請求項2】前記第1圧延機の正転圧延方向の下流側に
    も逆転圧延の第1圧延機入側およびタンデム圧延の第2
    圧延機入側の被圧延材のスケールを除去するスケールブ
    レーカを設けたことを特徴とする請求項1記載の熱間圧
    延設備。
  3. 【請求項3】厚み90〜150mmの連続鋳造された高温
    帯板を厚み1.2〜13.0mmまで4,5あるいは6基
    の圧延機列で熱間圧延する熱間圧延設備において、第1
    圧延機および第2圧延機を正転方向および逆転方向に圧
    延可能な圧延機で構成するとともに、ロールギャップを
    開いた非圧延状態を保持可能に構成し、第1圧延機の上
    流側に第1圧延機および第2圧延機で逆転圧延された厚
    さ20〜35mmの被圧延材を一旦巻き取って巻き戻す巻
    取機と被圧延材表面のスケールを除去するスケールブレ
    ーカを設け、巻取機で巻き取られた被圧延材を第3圧延
    機以降の圧延機と第1圧延機および第2圧延機とをタン
    デム圧延機として圧延可能に構成する一方、各圧延機の
    上下流側の搬送用テーブルも第1圧延機および第2圧延
    機による正逆転圧延の際および全圧延機によるタンデム
    圧延の際に圧延速度に調和して被圧延材の搬送を可能に
    構成したことを特徴とする熱間圧延設備。
  4. 【請求項4】前記圧延機列を構成する第1圧延機の上作
    業ロールと下作業ロールをそれぞれ独立して駆動可能に
    構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の熱間圧延設備。
  5. 【請求項5】厚み50〜90mmの連続鋳造された高温帯
    板を正転方向および逆転方向に圧延可能かつロールギャ
    ップを開いた状態に保持可能な第1圧延機と正転方向の
    圧延を行う第2圧延機以降の圧延機とで4,5あるい6
    基の圧延機列を構成して厚さ1.2〜6mmに熱間圧延す
    るに際し、第1圧延機で正転方向および逆転方向の圧延
    をパス数を選択して厚み20〜30mmの板厚にして第1
    圧延機上流側の巻取機で被圧延材を一旦巻き取ったの
    ち、これを巻き戻して第1圧延機および第2圧延機以降
    の全圧延機でタンデム圧延することを特徴とする熱間圧
    延方法。
  6. 【請求項6】前記圧延後の目標板厚さが2.0〜8.0
    mmの範囲の場合には、第1圧延機で正転方向および逆転
    方向の圧延を行ない厚み20〜30mmの板厚にして第1
    圧延機上流側の巻取機で被圧延材を一旦巻き取り、第1
    圧延機のロールギャップを開いて非圧延状態にしたの
    ち、前記被圧延材を巻き戻して第2圧延機以降の圧延機
    でタンデム圧延することを特徴とする請求項記載の熱
    間圧延方法。
  7. 【請求項7】前記圧延後の目標板厚さが6〜13mmの範
    囲の場合には、第1圧延機および第2圧延機以降の全圧
    延機で直接タンデム圧延することを特徴とする請求項
    記載の熱間圧延方法。
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