JP5830037B2 - 熱間板材製造設備及び熱間板材製造方法 - Google Patents

熱間板材製造設備及び熱間板材製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表面品位を低下させることなく薄板材の生産量を上げることに好適な熱間板材製造設備及び熱間板材製造方法に関する。
非特許文献1では、長いスラブを用いるいわゆるセミエンドレス圧延に関する新熱間圧延設備が紹介されている。これによれば、厚さが約70mmの長い薄スラブを連続鋳造後に直送して圧延することで、不安定な板先尾端部の圧延回数が減り、その結果極薄材の製造が可能となることが記載されている。
さらに、非特許文献1には、連続鋳造機の鋳造速度は6m/minであり、年間の生産量は130万トン等の記述がある。そして、図7では2ストランドの場合の検討があり、セミエンドレス圧延とバッチ圧延の組み合わせで必要メカニカルクラウン量の検討が行われている。
また、特許文献1では、図25で連続鋳造機を2ストランド配置し、鋳造したスラブを連続鋳造機出側でミルラインに設置されている加熱炉に搬送し、加熱炉の出側で圧延前にスラブを接合して複数のスラブを連続的に圧延する方式が示されている。そして、各ストランドの均熱炉に蓄えられるスラブは1本分であり、そのスラブを加熱炉へと横行させるようにしている。
また、特許文献2では、連続鋳造機が2ストランドで圧延設備が1ラインの設備が示されている。ここでは旋回テーブル又は平行テーブルがあって、これらのテーブルが連続鋳造ラインから圧延設備のラインへスラブを搬送できるようになっている。
さらに、特許文献2の設備には、前記テーブルの入側に、搬送する際のスラブの長さの複数分の長さのスペースがあり、連続鋳造を安定的に等速で生産しつつ、生産された薄スラブを圧延設備へ供給可能なように工夫されている。
また、非特許文献2では、図1において、粗圧延機で任意の厚さに圧延された粗バーは接合装置の前でコイルボックスによって巻き取っている例が示されている。コイルボックスは、先行材との接合のタイミングに合わせて後行材としての粗バーを巻き出すタイミング調整と粗バーの待機中の保温の機能を有する。
特開平7−303904号公報 特表2007−529319号公報 特開2001−232403号公報 特開平6−315708号公報 特開2007−181868号公報
「塑性と加工」第44巻第508号(2003-5) 「薄スラブ連鋳における新熱間圧延設備」 「三菱重工技報」Vol.46No.3(2009) 「熱間エンドレス圧延用バー接合装置の開発」
ところで、連続鋳造では、高速化に対するニーズはあるものの6m/min程度が鋳造速度の限界となっている。これに対して、圧延設備では圧延材の温度が所望の温度範囲のうちに圧延を行うことが求められる。これは、圧延材の温度が低くなると所望の材質を得られないことや圧延材の変形抵抗が増加して圧延機に作用する負荷が増大するためである。そのため、圧延速度は圧延設備の入側で鋳造速度の2〜3倍となる。
従って、非特許文献1に開示されたような新熱間圧延設備において、連続鋳造機1ストランドの場合、連続鋳造機がフルに稼働しても、圧延設備は圧延していない時間が存在し、圧延設備の持つ生産能力を十分に活かしきれていないこととなる。一方、2ストランドとする場合、スラブを圧延設備へ搬送するために、圧延設備のライン延長線上に無いストランドは、少なくともコイル1本分に相当するスラブ長さの短いスラブを生産することとなり、この短いスラブ毎にバッチ圧延を行うこととなるため、不安定な板先尾端部の圧延回数が多くなり、圧延トラブルが発生する機会が増える問題があった。特に、薄板材の圧延ではこれらの圧延トラブルが発生し易くなるため、薄板材の生産が制約を受けることとなる。即ち、薄板材の生産量の増加が抑制されるのである。
また、連続鋳造機を2ストランド配置した特許文献1の設備にあっては、均熱炉がスラブを加熱炉へと横行させる部分にしかないことから、横行中も連続鋳造機から鋳造されたスラブの供給が継続するため、横行中のこれらスラブの干渉を避けるため、横行中は鋳造速度を極端に低速に抑える等の対応が必要となってくる。特に、厚さが70mm程度の薄スラブの連続鋳造では、鋳造速度を途中で大幅に変更することは、鋳造条件が不安定となるため操業側として極力避けたいが、やむなく鋳造中に速度を変更することとなる。
また、連続鋳造機が2ストランドで圧延設備が1ラインの特許文献2の設備にあっては、短いスラブ毎にバッチ圧延を行うこととなるため、不安定な板先尾端部の圧延回数が多くなり、圧延トラブルが発生する機会が増える問題があった。特に、薄板材の圧延ではこれらの圧延トラブルが発生し易くなるため、薄板材の生産が制約を受けることとなる。即ち、薄板材の生産量の増加が抑制されるのである。
また、粗バーが接合装置の前でコイルボックスによって巻き取られる例が開示された非特許文献2の設備にあっては、コイルボックスが粗バーを巻き取った時に板間の摩擦により粗バーの表面に擦り疵等が発生することから、表面疵厳格材に適用した場合、鋼帯の表面品位に影響を及ぼすことが特許文献4等で既に知られているので、巻き取ることで表面品位が得られないような材料のエンドレス圧延はできないという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑み提案されたもので、その目的は、複数ストランドによるエンドレス圧延を可能にして薄板材の生産量を上げることができる熱間板材製造設備及び熱間板材製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明に係る熱間板材製造設備は、
圧延設備の入側の当該圧延設備のライン延長線上に配置され、少なくともコイル1本分に相当するスラブ長さ以上の長さを有するミル前炉と、
前記ミル前炉の入側に配置され、スラブをミル前炉へと搬送可能な搬送炉と、
前記搬送炉の入側に配置された複数のスラブ生産ラインと、
前記ミル前炉の出側に配置された接合機と、
前記複数のスラブ生産ラインのうち少なくとも1つのスラブ生産ラインの前記搬送炉の入側に配置され、複数コイル分に相当するスラブ長さ以上の長さを有する連続鋳造機出側炉と、
前記連続鋳造機出側炉の入側に配置された連続鋳造機と、
を備える熱間板材製造設備であって、
前記連続鋳造機とその出側の前記連続鋳造機出側炉とを配置したスラブ生産ラインが少なくとも2つ設置され、
1つの前記連続鋳造機とその出側の前記連続鋳造機出側炉を圧延設備のライン延長線上に配置して、当該1つの前記連続鋳造機はコイル複数本分に相当し且つ前記搬送炉の長さ以上のスラブ長さの長いスラブを生産し、
他の少なくとも1つのスラブ生産ラインの前記連続鋳造機は少なくともコイル1本分に相当し且つ前記搬送炉を通過可能であるスラブ長さの短いスラブを生産し、
前記搬送炉は前記長いスラブを直送により前記ミル前炉に搬送する一方、前記短いスラブを横行又は旋回により前記ミル前炉に搬送し、
前記接合機は前記短いスラブ同士、又は前記複数の短いスラブと前記長いスラブを接合し、
前記圧延設備は複数の前記短いスラブと前記長いスラブとを交互に圧延する
ことを特徴とする。
また、
圧延設備の入側の当該圧延設備のライン延長線上に配置され、少なくともコイル1本分に相当するスラブ長さ以上の長さを有するミル前炉と、
前記ミル前炉の入側に配置され、スラブをミル前炉へと搬送可能な搬送炉と、
前記搬送炉の入側に配置された複数のスラブ生産ラインと、
前記ミル前炉の出側に配置された接合機と、
前記複数のスラブ生産ラインのうち少なくとも1つのスラブ生産ラインの前記搬送炉の入側に配置され、複数コイル分に相当するスラブ長さ以上の長さを有する連続鋳造機出側炉と、
前記連続鋳造機出側炉の入側に配置された連続鋳造機と、
を備える熱間板材製造設備であって、
1つの前記連続鋳造機とその出側の前記連続鋳造機出側炉を圧延設備のライン延長線上に配置して、当該1つの前記連続鋳造機はコイル複数本分に相当し且つ前記搬送炉の長さ以上のスラブ長さの長いスラブを生産し、
前記複数のスラブ生産ラインのうち他の少なくとも1つのスラブ生産ラインは、前記搬送炉の入側に圧延機を配置すると共に該圧延機の入側に加熱炉を配置されて、前記加熱炉から他のスラブ生産ラインのスラブより厚いスラブを抽出して前記圧延機で少なくとも1回圧延した、少なくともコイル1本分に相当し且つ前記搬送炉を通過可能であるスラブ長さの短いスラブを生産し、
前記搬送炉は前記長いスラブを直送により前記ミル前炉に搬送する一方、前記短いスラブを横行又は旋回により前記ミル前炉に搬送し、
前記接合機は前記短いスラブ同士、又は複数の前記短いスラブと前記長いスラブを接合し、
前記圧延設備は複数の前記短いスラブと前記長いスラブとを交互に圧延する
ことを特徴とする。
また、
前記圧延設備は複数の圧延スタンドからなり、前記接合機を前記複数の圧延スタンドの最初の圧延スタンドと前記ミル前炉との間に配置したことを特徴とする。
また、
前記圧延設備は粗圧延機と仕上圧延機とを備え、前記接合機を粗圧延機と仕上圧延機との間に配置したことを特徴とする。
また、
前記接合機の出側にシヤーを設置したことを特徴とする。
また、
前記ミル前炉の出側に接合機を配置し、該接合機の出側に粗圧延機を配置し、該粗圧延機の出側に仕上圧延機を配置すると共に、粗圧延機と仕上圧延機との間にシヤーを設置したことを特徴とする。
また、
前記複数の圧延スタンドの最初の圧延スタンドと前記ミル前炉との間の距離が30m以下であることを特徴とする。
上記の課題を解決するための本発明に係る熱間板材製造方法は、
複数のスラブ生産ラインの内の連続鋳造機と複数コイル分に相当するスラブ長さ以上の長さを有する連続鋳造機出側炉を備えた少なくとも1つのスラブ生産ラインで生産されたスラブを搬送炉を経由してミル前炉へ搬送し、該ミル前炉へと搬送されたスラブをミル前炉出側で接合機により接合して複数スラブを連続的に圧延可能にする熱間板材製造方法であって、
前記搬送炉の入側に前記連続鋳造機出側炉を配置すると共に該連続鋳造機出側炉の入側に連続鋳造機を配置した少なくとも2つの前記スラブ生産ラインで、前記連続鋳造機から前記連続鋳造機出側炉及び搬送炉を経由してミル前炉へスラブを供給し、
前記圧延設備のライン延長線上に1つの前記連続鋳造機とその出側の連続鋳造機出側炉を配置した前記スラブ生産ラインの連続鋳造機で、コイル複数本分に相当し且つ前記搬送炉の長さ以上のスラブ長さの長いスラブを生産する一方、
他の少なくとも1つの連続鋳造機とその出側の連続鋳造機出側炉を配置したスラブ生産ラインの連続鋳造機で、少なくともコイル1本分に相当し且つ前記搬送炉を通過可能であるスラブ長さの短いスラブを生産して、
前記長いスラブを直送にて前記ミル前炉へ供給すると共に、前記短いスラブを前記搬送炉を横行又は旋回させて前記ミル前炉へ供給し前記短いスラブ同士又は前記短いスラブと前記長いスラブをミル前炉出側で接合しつつ、複数の前記短いスラブと前記長いスラブとを交互に圧延す
ことを特徴とする。
また、
複数のスラブ生産ラインのうちの連続鋳造機と複数コイル分に相当するスラブ長さ以上の長さを有する連続鋳造機出側炉を備えた少なくとも1つのスラブ生産ラインで生産されたスラブを搬送炉を経由してミル前炉へ搬送し、該ミル前炉へと搬送されたスラブをミル前炉出側で接合機により接合して複数スラブを連続的に圧延可能にする熱間板材製造方法であって、
前記搬送炉の入側に前記連続鋳造機出側炉を配置すると共に該連続鋳造機出側炉の入側に連続鋳造機を配置し、
前記圧延設備のライン延長線上に1つの前記連続鋳造機とその出側の連続鋳造機出側炉を配置した前記スラブ生産ラインの連続鋳造機でコイル複数本分に相当し且つ前記搬送炉の長さ以上のスラブ長さの長いスラブを生産する一方、
前記複数のスラブ生産ラインのうち前記搬送炉の入側に圧延機を配置すると共に該圧延機の入側に加熱炉を配置した少なくとも1つのスラブ生産ライン前記加熱炉から他のスラブ生産ラインのスラブより厚いスラブを抽出して前記圧延機で少なくとも1回圧延した、少なくともコイル1本分に相当し且つ前記搬送炉を通過可能であるスラブ長さの短いスラブを前記搬送炉を経由してミル前炉へ供給して、
前記長いスラブを直送にて圧延することと、前記短いスラブを前記搬送炉を横行又は旋回させて前記ミル前炉へ供給し前記短いスラブ同士又は短いスラブと長いスラブをミル前炉出側で接合しつつ圧延することの両方を可能にする
ことを特徴とする。
また、
前記短いスラブと長いスラブをミル前炉出側で接合しつつ圧延するときは、複数本つないだ状態の短いスラブと長いスラブがつながった状態で圧延することを特徴とする。
また、
前記接合機と該接合機出側の圧延スタンドとの間にシヤーを配置し、接合不良が生じたときに接合不良部と前記圧延スタンドとの間で圧延材を分断することを特徴とする。
本発明に係る熱間板材製造設備及び熱間板材製造方法によれば、複数のスラブ生産ラインで生産したスラブを搬送炉を経由してミル前炉へと搬送し、ミル前炉の出側に配置された接合機で接合することで、複数スラブのエンドレス圧延を可能にしたので、表面品位を低下させることなく、かつ圧延設備の持つ生産能力を十分に生かして薄板材の生産量を上げることができる。
本発明の実施例1を示す熱間板材製造設備の概略構成側面図である。 図1の要部平面図である。 図1のA部詳細図である。 本発明の実施例2を示す図1のA部に相当する図である。 本発明の実施例3を示す熱間板材製造設備の要部側面図である。 本発明の実施例4を示す熱間板材製造設備の要部側面図である。 本発明の実施例5を示す要部平面図である。 本発明の実施例6を示す要部平面図である。 本発明の実施例7を示す要部平面図である。 本発明の圧延機へ供給されるスラブの第1の作用状態図である。 本発明の圧延機へ供給されるスラブの第2の作用状態図である。 本発明の圧延機へ供給されるスラブの第3の作用状態図である。 本発明の圧延機へ供給されるスラブの第4の作用状態図である。 従来の圧延機へ供給されるスラブの作用状態図である。
以下、本発明に係る熱間板材製造設備及び熱間板材製造方法を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示す熱間板材製造設備の概略構成側面図、図2は図1の要部平面図、図3は図1のA部詳細図である。
図1に示すように、溶鋼がレードル10からタンディッシュ11に注がれ、タンディッシュ11からスラブ連鋳機(連続鋳造機)12へと注がれる。このスラブ連鋳機12内で溶鋼が凝固し高温のスラブWとなる。スラブWは連鋳機出側炉(連続鋳造機出側炉)14へ進み、連鋳機出側炉14ではスラブWの温度降下が抑制され、また、スラブW内の温度分布の均一化が図られる。スラブ連鋳機12の出側のシヤー13AはスラブWが所望の長さになったところで切断するものである。
図2に示すように、前記スラブ連鋳機12は第1スラブ連鋳機12aと第2スラブ連鋳機12bがあり、それぞれの出側には複数コイル分に相当するスラブ長さ以上の長さを有する第1連鋳機出側炉14a、第2連鋳機出側炉14bが設置されている。第1連鋳機出側炉14a内にはコイル複数本分に相当するスラブ長さの長いスラブWaが生産され、第2連鋳機出側炉14b内にはコイル1本分に相当するスラブ長さの短いスラブWbが生産されている。
前記連鋳機出側炉14の出側には搬送炉15が設けられている。この搬送炉15も第1連鋳機出側炉14aと第2連鋳機出側炉14bに対応して第1搬送炉15aと第2搬送炉15bが設置され、短いスラブWbは第2搬送炉15bによってミルラインへと搬送され(図2中矢印参照)、その後、ミル前炉16へと搬送される。ミル前炉16内で短いスラブWbは圧延中の先行材の後端を追いかけ、接合機17で接合される前に追い付きを完了し、その後接合される。接合された後は、粗圧延機18で圧延され、また、仕上圧延機19で圧延されて、所望の厚さのストリップSに圧延された後、冷却装置20→シヤー前ピンチローラ21→シヤー13B→コイラ前ピンチローラ22を経てカローゼルコイラ23で巻き取られる。即ち、カローゼルコイラ23で巻き取られながら、途中でシヤー13Bでカットされつつ1コイルずつ巻き取られるのである。
尚、コイラは、カローゼルコイラ23に限定するものではなく、熱延で一般に用いられている複数のダウンコイラとすることも可能である。非特許文献1の図2に記載されているように、粗圧延機18と仕上圧延機19との間には図示していないが、中間冷却装置を設けて、オーステナイト域及びフェライト域両者の圧延に対応できるようにすることも可能である。また、短いスラブWbは最短でコイル1本分に相当する長さであるが、設備的に可能な場合、コイル2本分や3本分など搬送炉15を通過可能な長さであれば良い。
図3に示すように、前記接合機17のまわりには特許文献3、非特許文献2及び特許文献5に記載されている各種装置が配置されている。即ち、接合機17は、特許文献3及び非特許文献2に記載されているように、先行材の後端と後行材の先端を重ね合わせてせん断しつつ接合を完了する方式としている。この接合機17の接合時間は極短時間であり、接合機17自体は基礎に固定されたペンジュラム式接合機となっている。
接合機17の入側には接合前デスケーリング装置33がある。接合前デスケーリング装置33は、接合の前に重ね合わされた面となる面の酸化スケールを極力少なくするように、ミル前炉16を出たスラブWの表面から酸化スケールを除去するものである。重ね合わせ装置34は、特許文献3に記載されているように、先行材の後端を下降して後行材の先端が先行材の後端の上に重なるようにしている。
接合機17の出側にはクロップ除去装置35が設置されており、接合時に生じたクロップを除去するようになっている。このクロップ除去装置35の動作は特許文献5に記載されたものと同様である。尚、図3中30はスラブ切断機、31はサイドガイド、32はピンチロールで、36は粗圧延前デスケーリング装置である。また、本発明は、接合方式を限定するものではなく、短時間で接合できる方式であれば良い。
図4は本発明の実施例2を示す図1のA部に相当する図である。
図示のように、接合機17と粗圧延機18との間にシヤー13Cを設置している。その他の構成は実施例1と同様なので重複する説明は省略する。
即ち、複数本の短いスラブWbを連続的に圧延している時や長いスラブWaを圧延している時で、途中でスラブWを分断したい時にこのシヤー13Cで分断するのである。これによれば、圧延中に圧延ロールに疵がついて、ロールを交換したい時、途中でスラブWを切断することでそれまで圧延していた部分は圧延し巻取りまで完了し、その後、ロール交換等を行うことが可能となる。
また、接合不良が発生して、接合後直ちに分断したいときもこのシヤー13Cが有効である。このシヤー13Cで分断しない場合、圧延状態でライン停止となる時がある。圧延状態でライン停止すると圧延中の多くのロールを交換する必要がでるため、圧延再開までの準備に時間を要する場合がある。シヤー13Cで分断後は、上流に残ったスラブWはミル前炉16方向に後退させて、次の圧延に備えることが可能である。ミル前炉16の出側に設置したスラブ切断機30は、圧延トラブルで低温になった部材を切断しつつ処理するために利用するものである。
ところで、スラブWがミル前炉16を出ると空冷ゾーンに入る。そこで、最初に圧延するまでの距離が長くなるとスラブWの温度降下が大きくなる。70mm程度の厚さのスラブWの場合、粗圧延前のスラブ進行速度は10〜30m/minと比較的低速である。そのため、ミル前炉16から最初の圧延スタンドまでの距離Lが30mの場合、1〜3minを要する。70mm程度の厚さの場合、約0.5℃/sで温度が降下するので、30〜90℃程度の温度降下となるが、この程度の温度降下であれば、圧延温度は確保可能である。
さらに、温度降下が大きくなると、ミル前炉16を含めた上流の炉内温度を高くするなどの配慮が必要となり、エネルギー使用量が増加する問題に至る。ミル前炉16を出たスラブWの先端部を速く搬送しミル手前で圧延速度に落とすことも考えられるが、スラブWの圧延温度が進行方向で変化することとなり、圧延条件が変化していくため圧延が難しくなる。そのため、スラブWがミル前炉16を出るときの速度はほぼ圧延中の速度となる。
この場合、スラブWの先端部は特に温度降下が大きくなるため、ミル前炉16を出たスラブWの先端の温度が低い場合、圧延する前に粗圧延機18の入側のシヤー13Cでスラブ先端をカットすることも可能である。
尚、図示しないが、図4で接合機17とシヤー13Cが近接している場合は、接合機17とシヤー13Cの駆動用モータを共用することも可能である。シヤー13Cは主に接合不良が生じた時に緊急分断の機能のみであるため、その設備コストを極力抑えることが求められる。駆動用モータを共用することで設備費の低減の効果がある。
図5は本発明の実施例3を示す熱間板材製造設備の要部側面図である。
図示のように、接合機17を粗圧延機18と仕上圧延機19の間に配置している。この場合も接合機17と仕上圧延機19の最初の圧延スタンドとの間にシヤー13Dを設置している。その他の構成は実施例2と同様なので重複する説明は省略する。
即ち、スラブWの厚さが厚いときは、粗圧延機18の入側では接合装置17が大型になってしまう場合がある。そこで、粗圧延後の厚さとなったところで接合するようにした例である。
ところで、粗圧延機18を一方向に圧延して所望の板厚に仕上げることができるスラブWの厚さが本発明に採用される。スラブWの厚さが100mmを越えるような場合、粗圧延機18が1〜3台必要となる。このようにスラブWの厚さが厚い場合は、粗圧延機18を出たあとに50mm程度以下の厚さになってから接合することが好ましい。スラブWの厚さが70mm程度の場合は、実施例1や2のように粗圧延機18の前で接合することも、本実施例のように粗圧延機18で圧延したあとに接合することも可能である。
一方、粗圧延機でリバース圧延するような方式の場合、非特許文献2に記載されているように、粗圧延後にコイルボックスで粗バーを巻き取ることとなる。巻き取ることで粗バーの温度降下を防止し、接合のタイミングを調整するようにしている。これに対して、本発明はミル前炉16内に後行スラブを滞留させて、保温と接合のタイミングを調整するようにしているので、コイルボックスを不要として、複数本のスラブWを接合しつつ連続的に圧延することが可能となる。
また、ミル前炉16の長さは少なくとも短いスラブWbが1本収容できる長さとしている。短いスラブWbが搬送炉15bからミル前炉16方向へ移動し短いスラブWbの後端がミル前炉16に入ったときに当該搬送炉15bを動かすことが可能となる。即ち、短いスラブWbの後端がミル前炉16に入ってから次の短いスラブWbの搬送のために搬送炉15bを横行させるのである(図2の矢印参照)。短いスラブWbの後端がミル前炉16に入り、次の短いスラブWbの後端がミル前炉16に入るまでの時間は連続的に圧延する際のスラブ1本の圧延時間に相当する。このスラブ1本の圧延時間のうちに次の短いスラブWbを供給することで、複数本の短いスラブWbを接合しつつ連続的に圧延することが可能となる。
図6は本発明の実施例4を示す熱間板材製造設備の要部側面図である。
図示のように、接合機17をミル前炉16と粗圧延機18との間に配置し、シヤー13Dを仕上圧延機19の入側に配置している。その他の構成は実施例3と同様なので重複する説明は省略する。
即ち、接合不良が発生したときは、仕上圧延機19の前のシヤー13Dで分断してシヤー13D出側のストリップSの圧延を継続し、シヤー13D入側の圧延材はシヤー13Dが切断後に停止させ、ミル前炉16とシヤー13Dとの間に停止した圧延材はミル前炉16出側のスラブ切断機30で分断して圧延ラインから排出し、スラブ切断機30の入側のスラブWは後退してミル前炉16内に納め、次の圧延に備えるのである。
因みに、接合不良が発生した際、圧延材をシヤー13Dで分断しないときは、仕上圧延機19も圧延状態でライン停止となる。圧延材を圧延した状態で停止させることを噛み留め状態というが、この噛み留め状態では、仕上圧延機19の作業ロールは圧延材と接しているところが局部的に加熱されてダメージを受ける。そのため、多くの作業ロールを交換する必要が出てくる。そこで、本実施例の方式とすることで、少なくとも仕上圧延機19では、この噛み留め状態を避けることができる。粗圧延機18は噛み留め状態となり、作業ロール交換を必要とする場合もある。
また、実施例2のように、粗圧延機18の前に接合機17を配置した場合、主に接合不良時のみシヤー13Cが機能する。接合不良は通常の操業で頻発することはないが、そのために、シヤー13Cを配置することは設備コストを高いものとし、また、保全コストも発生する。一方、本実施例のように、仕上圧延機19の入側のシヤー13Dは、粗圧延後の圧延材先端や後端のフィッシュテールやタングのような形状部分をカットすることにも使用できる。そのため、接合時に接合不良が発生した際の分断と通常の圧延における粗圧延後の圧延材先端や後端のカットの2つの機能を有しており、有効に活用することが可能である。尚、ここで、接合不良とは、接合機17における接合時に接合条件が所望の状態でなかった場合や接合と同時に接合部に生ずるクロップがはずれなかった状態など、このままの状態で圧延することができない状態をいう。
図7は本発明の実施例5を示す要部平面図である。
これは、実施例1における搬送炉15の変形例を示すもので、第2スラブ連鋳機12bから供給される短いスラブWbは第2搬送炉15bまで到達してから、第2搬送炉15bが旋回し、ミルラインの延長線上にある第1搬送炉15aも図示のように旋回して、第2搬送炉15bから第1搬送炉15aへ移され、その後第1搬送炉15aがミルラインの延長線上に戻るように旋回してからミル前炉16方向へ短いスラブWbを搬送する方式である。
また、ミル前炉16出側に接合機17が配置され、短いスラブWbを接合しつつ仕上圧延機19で連続的に圧延するようにもなっている。本実施例では、実施例1などの粗圧延機18は存在せず、仕上圧延機19のみが配置されている。仕上圧延機19は、圧延スタンド間隔が6m程度で数スタンド(図示例では6スタンド)が配置されている。スラブ厚さが薄い場合、このように粗圧延機18を無くすことも可能である。さらに、短いスラブWbを数本圧延した後、長いスラブWaを単独で圧延することもできるし、短いスラブWbに長いスラブWaをつないで短いスラブWb数本と長いスラブWaとを連続的に圧延することもできる。
図8は本発明の実施例6を示す要部平面図である。
これは、実施例5に対してさらに第3スラブ連鋳機12cのラインを設置したものである。
一般に、スラブ連鋳機12の生産に比べて、圧延設備は圧延温度を確保する観点から2〜3倍の生産能力を有する。スラブ連鋳機12を第1〜第3スラブ連鋳機12a〜12cの3台とすることで、連鋳〜圧延のシステムとして最も生産性の高い設備となり得る。本実施例では、第1〜第3スラブ連鋳機12a〜12cはいずれも短いスラブWbを生産してミル前炉16出側で接合しつつ連続的に圧延できるようにしたものである。
単位時間の生産能力の差が存在するためにスラブ連鋳機12から生産されたスラブWを切ること無しに仕上圧延機19を通すことはできなかったが、本実施例の方式とすることで、切れ目なく圧延でき、仕上圧延機19を休めることなく効率的な生産を実現することができる。ここで、第1スラブ連鋳機12aで長いスラブWaを生産する方式も採用可能である。
尚、圧延後のストリップ厚さが厚い場合は、先尾端部の圧延トラブルが発生せず、接合せずにバッチで圧延したほうが生産性が上がる場合がある。そのようなときは、エンドレス圧延に代えてバッチ圧延を選択して圧延することもできる。また、材質によっては、接合が難しい材質も存在する。このような材料で薄板材や極薄板材の生産を行う場合は、第1スラブ連鋳機12aで長いスラブWaを生産して、該長いスラブWaを走間板厚変更を行いながら、薄板材の生産を行うことが好ましい。
このように、3ストランドとすることで、スラブ連鋳機12の生産量を増やし、仕上圧延機19の能力を最大限に利用することが可能となる。しかも、接合しながら圧延することで、先尾端部の圧延回数を減らして薄板材の生産を行いやすくすることができる。板先尾端部の通板による薄板材の圧延トラブルを回避して、薄板材の圧延を安定的に行うことができる。さらに、接合の難しい材料であっても長いスラブWaとして、走間板厚変更を用いることで薄板材の生産が可能となる。即ち、多くの鋼種で連続的な圧延が可能となり、生産の難しい薄板材の圧延比率を高めて生産量を確保することができるのである。
図9は本発明の実施例7を示す要部平面図である。
これは、第1連鋳機出側炉14aに平行して圧延ラインが配置されている。この圧延ラインの入側から、第1スラブ連鋳機12aや第2スラブ連鋳機12bで生産されるスラブWよりも厚い厚スラブWcが加熱炉入側テーブル40→加熱炉41→加熱炉出側テーブル42を経由して圧延機43に供給される。圧延機43では少なくとも1回圧延して厚スラブWcをその後の粗圧延機18や仕上圧延機19で所望の板厚が得られる厚さまで圧延した後、圧延機出側テーブル44及び第3搬送炉15を経由してミル前炉16へ搬送される。ミル前炉16出側では先行材の後端に接合して連続的に圧延することも可能である。
このように厚スラブWcとすることで、第1及び第2スラブ連鋳機12a,12bでは生産が難しい表面品質の良い板材の圧延ができるようになり、この圧延設備で生産できる鋼種を拡大することが可能となる。尚、図9において、第2スラブ連鋳機12bが無い場合、即ち、第1スラブ連鋳機12aからの薄めのスラブWaが第1搬送炉15aを経由してミル前炉16から圧延設備へと供給されると共に圧延ラインにおいて厚スラブWcが圧延されたあとのスラブが第3搬送炉15cを経由してミル前炉16から圧延設備へと供給される方式も本発明は包含する。
以上の各実施例において、ミル前炉16内に後行スラブを滞留させて、保温と接合のタイミングを調整するようにしているので、コイルボックスを不要として、複数本のスラブWを接合しつつ連続的に圧延することが可能となる。
因みに、非特許文献2の図1によれば、粗圧延機で任意の厚さに圧延された粗バーは接合装置の前でコイルボックスによって巻き取っている。コイルボックスは、先行材との接合のタイミングに合わせて巻き出すタイミング調整と粗バーの待機中の保温の機能を有する。
また、特許文献4には、一般に、コイルボックスを適用すれば、全長の保熱効果を有するが、粗バーを巻き取った時の板間の摩擦により表面に擦り疵等を発生し、表面疵厳格材に適用した場合、鋼帯の表面品位に影響を及ぼしていた等の記載がある。このように、巻き取ることで表面品位が得られないような材料も存在し、そのような材料はコイルボックスで巻き取ってから接合するエンドレス圧延はできなかった。
そこで、本発明のミル前炉16は、少なくともコイル1本分に相当するスラブ長さ以上の長さを有しているので、このミル前炉16内で短いスラブWbは圧延中の先行材の後端を追いかけるタイミング調整と保温のコイルボックスと同様の2つの機能を有する。そして、コイルボックスのように巻取りを行わないので、巻取りによる表面品位の問題からエンドレス圧延が出来なかった鋼種においても、エンドレス圧延が可能となる。
次に、各実施例に基づいて、圧延機に供給されるスラブの状態を図面を用いて説明する。
先ず、図1等における2ストランドにおいて、スラブの厚さは70mm、幅1200mm、鋳造速度は6m/minとする。長いスラブWaは第1スラブ連鋳機12aで生産され、短いスラブWbは第2スラブ連鋳機12bで生産される。長いスラブWaの長さは165mであり5コイル分の長さとなっている。短いスラブWbの長さは33であり、1コイル分の長さである。1コイル分の重量は21.8tonである。
長いスラブWaを鋳造するために必要な時間は、鋳造速度が6m/minなので、165m/6m/min=27.50minである。短いスラブWbを鋳造するために必要な時間は、同様に、33/6m/min=5.50minである。一方、圧延後の厚さが1.4mmのとき、1コイル分のストリップSの長さは1650mとなり、圧延機出側速度が800m/minのとき、1コイル分の圧延時間は2.06minとなる。また、5コイル分の圧延時間は10.30minである。
図10は、圧延機へ供給されるスラブの第1の作用状態図を示し、長いスラブWaを圧延したあとの次に短いスラブWbを5枚接合して圧延している。長いスラブWaの面A1と次の長いスラブWaの面A2は、スラブ連鋳機12で生産される初期にはつながり合った面であり、図1に示すスラブ連鋳機12の出側のシヤー13Aによって分断された面である。長いスラブWaと短いスラブWbの5枚の圧延時間が27.50minよりも短いので、長いスラブWaと短いスラブWbをスラブ連鋳機12の生産を阻害することなく、継続的に圧延が可能となる。
図11は、圧延機へ供給されるスラブの第1の作用状態図を示し、長いスラブWaと短いスラブWbの一枚目をつなぎ、合計10コイル分を連続して圧延できるようにしたものである。これによって、次の圧延までの未圧延時間(アイドル時間)を3.45minから6.90minへと拡大できるので、実際の操業では必要となる圧延機の作業ロール交換や簡単な整備もこのアイドル時間を利用することが可能となる。連続圧延のコイル数を多くすることは、このように長いアイドル時間を生み出す効果を有している。
ここで、接合が難しい材料である場合、第1の作用状態図の方式で長いスラブWaを接合の難しい材料とすることで、先尾端部の圧延回数を減らすことが可能となり、不安定な板先尾端部の圧延回数を減らすことができ、薄板材の生産を行いやすくすることができる。尚、短いスラブWbも接合が難しいときは、第1の作用状態図の短いスラブWbを一枚ずつ圧延する。この場合、短いスラブWbで圧延する圧延後の厚さを長いスラブWaよりも厚くして板先尾端部の圧延トラブルが生じにくくなるように、圧下スケジュールに配慮することとなる。
次に、図8等における3ストランドや図9等における第1連鋳機出側炉14aに平行して圧延ラインを配置したものにおいて、スラブの厚さは70mm、幅1200mm、鋳造速度は6m/minとする。長いスラブWaは第1スラブ連鋳機12aで生産され、短いスラブWb1は第2スラブ連鋳機12bで生産され、もう1つの短いスラブWb2は第3スラブ連鋳機12c又は前記圧延ラインで生産される。長いスラブWaの長さは165mであり5コイル分の長さとなっている。短いスラブWb1及びWb2の長さは33であり、1コイル分の長さである。1コイル分の重量は21.8tonである。
長いスラブWaを鋳造するために必要な時間は、鋳造速度が6m/minなので、165m/6m/min=27.50minである。短いスラブWb1及びWb2を鋳造するために必要な時間は、同様に、33/6m/min=5.50minである。一方、圧延後の厚さが1.8mmのとき、1コイル分のストリップSの長さは1283mとなり、圧延機出側速度が800m/minのとき、1コイル分の圧延時間は1.60minとなる。また、5コイル分の圧延時間は8.00minである。
図12は、圧延機へ供給されるスラブの第3の作用状態図を示し、長いスラブWaを圧延したあとの次に短いスラブWb1を5枚接合して圧延している。その次に、短いスラブWb2を5枚圧延している。これによって、長いスラブWaと短いスラブWb1及びWb2をスラブ連鋳機12の生産を阻害することなく、継続的に圧延が可能となる。長いスラブWaの面A1と次の長いスラブWaの面A2は、スラブ連鋳機12で生産される初期にはつながり合った面であり、図1に示すスラブ連鋳機12の出側のシヤー13Aによって分断された面である。
図13は、圧延機へ供給されるスラブの第4の作用状態図を示し、長いスラブWaと短いスラブWb1の一枚目をつなぎ、合計10コイル分を連続して圧延できるようにしたものである。これによって、次の圧延までの時間が1.17minから1.75〜3.50minへと拡大できる。このアイドル時間はロール組替が必要な場合は、3.50min、1.75min、1.75minの各アイドル時間を6min、0.5min、0.5minと配分することで、6minのアイドル時間を圧延機の作業ロール交換や簡単な整備に利用することが可能となる。連続圧延のコイル数を多くすることは、このように長いアイドル時間を生み出す効果を有している。
ここでは、短いスラブWb1及びWb2をそれぞれ5枚まとめているが、短いスラブWb1及びWb2を交互に5枚つないで連続圧延することも可能である。
以上のように、連続圧延を行うことでアイドル時間を生み出すことが可能となり、生産性を向上することが可能となる。
因みに、図14は従来の圧延機へ供給されるスラブの作用状態図を示すもので、図12において、短いスラブWb1と短いスラブWb2とを1枚ずつ圧延したときを示すもので、アイドル時間を0.5minとしたときのものである。図12に比べてピッチ27.50minが29.50minへ2.00min長くなっている。鋳造速度が6m/minのときは、少なくとも27.50minピッチで圧延されなければならないため、ピッチが29.50minとなれば鋳造速度を5.6m/minへ落とさなければならなくなる。これでは生産性が93%に低下する。
非特許文献2の図11に示されているように、先端の通板速度は通常の圧延部よりも遅くなっているので、前記29.50minはさらに延びることが考えられることから、1枚ごとに圧延することは数枚を連続的に圧延することに比べて生産性が劣ることとなる。さらに、圧延機の作業ロール交換や簡単な整備のための時間を作り出そうとすると鋳造速度をさらに下げる必要がでてくることから、生産性はさらに下がることが考えられる。
本発明に係る熱間板材製造設備及び熱間板材製造方法は、表面品位を低下させることなく、圧延設備の持つ生産能力を十分に生かして圧延材の生産量を上げることができるので、薄板材の製造設備に用いて好適である。
10 レードル
11 タンディッシュ
12 スラブ連鋳機(連続鋳造機)
12a 第1スラブ連鋳機
12b 第2スラブ連鋳機
12c 第3スラブ連鋳機
13A,13B,13C,13D シヤー
14 連鋳機出側炉
14a 第1連鋳機出側炉
14b 第2連鋳機出側炉
14c 第3連鋳機出側炉
15 搬送炉
15a 第1搬送炉
15b 第2搬送炉
15c 第3搬送炉
16 ミル前炉
17 接合機
18 粗圧延機
19 仕上圧延機
20 冷却装置
21 シヤー前ピンチローラ
22 コイラ前ピンチローラ
23 カローゼルコイラ
30 スラブ切断機
31 サイドガイド
32 ピンチロール
33 接合前デスケーリング装置
34 重ね合せ装置
35 クロップ除去装置
36 粗圧延前デスケーリング装置
40 加熱炉入側テーブル
41 加熱炉
42 加熱炉出側テーブル
43 圧延機
44 圧延機出側テーブル
W スラブ
Wa 長いスラブ
Wb 短いスラブ
Wc 厚スラブ
S ストリップ
L ミル前炉から最初の圧延スタンドまでの距離

Claims (11)

  1. 圧延設備の入側の当該圧延設備のライン延長線上に配置され、少なくともコイル1本分に相当するスラブ長さ以上の長さを有するミル前炉と、
    前記ミル前炉の入側に配置され、スラブをミル前炉へと搬送可能な搬送炉と、
    前記搬送炉の入側に配置された複数のスラブ生産ラインと、
    前記ミル前炉の出側に配置された接合機と、
    前記複数のスラブ生産ラインのうち少なくとも1つのスラブ生産ラインの前記搬送炉の入側に配置され、複数コイル分に相当するスラブ長さ以上の長さを有する連続鋳造機出側炉と、
    前記連続鋳造機出側炉の入側に配置された連続鋳造機と、
    を備える熱間板材製造設備であって、
    前記連続鋳造機とその出側の前記連続鋳造機出側炉とを配置したスラブ生産ラインが少なくとも2つ設置され、
    1つの前記連続鋳造機とその出側の前記連続鋳造機出側炉を圧延設備のライン延長線上に配置して、当該1つの前記連続鋳造機はコイル複数本分に相当し且つ前記搬送炉の長さ以上のスラブ長さの長いスラブを生産し、
    他の少なくとも1つのスラブ生産ラインの前記連続鋳造機は少なくともコイル1本分に相当し且つ前記搬送炉を通過可能であるスラブ長さの短いスラブを生産し、
    前記搬送炉は前記長いスラブを直送により前記ミル前炉に搬送する一方、前記短いスラブを横行又は旋回により前記ミル前炉に搬送し、
    前記接合機は前記短いスラブ同士、又は複数の前記短いスラブと前記長いスラブを接合し、
    前記圧延設備は複数の前記短いスラブと前記長いスラブとを交互に圧延する
    ことを特徴とする熱間板材製造設備。
  2. 圧延設備の入側の当該圧延設備のライン延長線上に配置され、少なくともコイル1本分に相当するスラブ長さ以上の長さを有するミル前炉と、
    前記ミル前炉の入側に配置され、スラブをミル前炉へと搬送可能な搬送炉と、
    前記搬送炉の入側に配置された複数のスラブ生産ラインと、
    前記ミル前炉の出側に配置された接合機と、
    前記複数のスラブ生産ラインのうち少なくとも1つのスラブ生産ラインの前記搬送炉の入側に配置され、複数コイル分に相当するスラブ長さ以上の長さを有する連続鋳造機出側炉と、
    前記連続鋳造機出側炉の入側に配置された連続鋳造機と、
    を備える熱間板材製造設備であって、
    1つの前記連続鋳造機とその出側の前記連続鋳造機出側炉を圧延設備のライン延長線上に配置して、当該1つの前記連続鋳造機はコイル複数本分に相当し且つ前記搬送炉の長さ以上のスラブ長さの長いスラブを生産し、
    前記複数のスラブ生産ラインのうち他の少なくとも1つのスラブ生産ラインは、前記搬送炉の入側に圧延機を配置すると共に該圧延機の入側に加熱炉を配置されて、前記加熱炉から他のスラブ生産ラインのスラブより厚いスラブを抽出して前記圧延機で少なくとも1回圧延した、少なくともコイル1本分に相当し且つ前記搬送炉を通過可能であるスラブ長さの短いスラブを生産し、
    前記搬送炉は前記長いスラブを直送により前記ミル前炉に搬送する一方、前記短いスラブを横行又は旋回により前記ミル前炉に搬送し、
    前記接合機は前記短いスラブ同士、又は複数の前記短いスラブと前記長いスラブを接合し、
    前記圧延設備は複数の前記短いスラブと前記長いスラブとを交互に圧延する
    ことを特徴とする熱間板材製造設備。
  3. 前記圧延設備は複数の圧延スタンドからなり、前記接合機を前記複数の圧延スタンドの最初の圧延スタンドと前記ミル前炉との間に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱間板材製造設備。
  4. 前記圧延設備は粗圧延機と仕上圧延機とを備え、前記接合機を粗圧延機と仕上圧延機との間に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱間板材製造設備。
  5. 前記接合機の出側にシヤーを設置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱間板材製造設備。
  6. 前記ミル前炉の出側に接合機を配置し、該接合機の出側に粗圧延機を配置し、該粗圧延機の出側に仕上圧延機を配置すると共に、粗圧延機と仕上圧延機との間にシヤーを設置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱間板材製造設備。
  7. 前記複数の圧延スタンドの最初の圧延スタンドと前記ミル前炉との間の距離が30m以下であることを特徴とする請求項に記載の熱間板材製造設備。
  8. 複数のスラブ生産ラインの内の連続鋳造機と複数コイル分に相当するスラブ長さ以上の長さを有する連続鋳造機出側炉を備えた少なくとも1つのスラブ生産ラインで生産されたスラブを搬送炉を経由してミル前炉へ搬送し、該ミル前炉へと搬送されたスラブをミル前炉出側で接合機により接合して複数スラブを連続的に圧延可能にする熱間板材製造方法であって、
    前記搬送炉の入側に前記連続鋳造機出側炉を配置すると共に該連続鋳造機出側炉の入側に連続鋳造機を配置した少なくとも2つの前記スラブ生産ラインで、前記連続鋳造機から前記連続鋳造機出側炉及び搬送炉を経由してミル前炉へスラブを供給し、
    前記圧延設備のライン延長線上に1つの前記連続鋳造機とその出側の連続鋳造機出側炉を配置した前記スラブ生産ラインの連続鋳造機で、コイル複数本分に相当し且つ前記搬送炉の長さ以上のスラブ長さの長いスラブを生産する一方、
    他の少なくとも1つの連続鋳造機とその出側の連続鋳造機出側炉を配置したスラブ生産ラインの連続鋳造機で、少なくともコイル1本分に相当し且つ前記搬送炉を通過可能であるスラブ長さの短いスラブを生産して、
    前記長いスラブを直送にて前記ミル前炉へ供給すると共に、前記短いスラブを前記搬送炉を横行又は旋回させて前記ミル前炉へ供給し前記短いスラブ同士又は前記複数の短いスラブと前記長いスラブをミル前炉出側で接合しつつ、前記複数の短いスラブと長いスラブとを交互に圧延する
    ことを特徴とする熱間板材製造方法。
  9. 複数のスラブ生産ラインのうちの連続鋳造機と複数コイル分に相当するスラブ長さ以上の長さを有する連続鋳造機出側炉を備えた少なくとも1つのスラブ生産ラインで生産されたスラブを搬送炉を経由してミル前炉へ搬送し、該ミル前炉へと搬送されたスラブをミル前炉出側で接合機により接合して複数スラブを連続的に圧延可能にする熱間板材製造方法であって、
    前記搬送炉の入側に前記連続鋳造機出側炉を配置すると共に該連続鋳造機出側炉の入側に連続鋳造機を配置し、
    前記圧延設備のライン延長線上に1つの前記連続鋳造機とその出側の連続鋳造機出側炉を配置した前記スラブ生産ラインの連続鋳造機でコイル複数本分に相当し且つ前記搬送炉の長さ以上のスラブ長さの長いスラブを生産する一方、
    前記複数のスラブ生産ラインのうち前記搬送炉の入側に圧延機を配置すると共に該圧延機の入側に加熱炉を配置した少なくとも1つのスラブ生産ラインで前記加熱炉から他のスラブ生産ラインのスラブより厚いスラブを抽出して前記圧延機で少なくとも1回圧延した、少なくともコイル1本分に相当し且つ前記搬送炉を通過可能であるスラブ長さの短いスラブを、前記搬送炉を経由してミル前炉へ供給して、
    前記長いスラブを直送にて圧延することと、前記短いスラブを前記搬送炉を横行又は旋回させて前記ミル前炉へ供給し前記短いスラブ同士又は短いスラブと長いスラブをミル前炉出側で接合しつつ圧延することの両方を可能にする
    ことを特徴とする熱間板材製造方法。
  10. 前記短いスラブと長いスラブをミル前炉出側で接合しつつ圧延するときは、複数本つないだ状態の短いスラブと長いスラブがつながった状態で圧延することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の熱間板材製造方法。
  11. 前記接合機と該接合機出側の圧延スタンドとの間にシヤーを配置し、接合不良が生じたときに接合不良部と前記圧延スタンドとの間で圧延材を分断することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の熱間板材製造方法。
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