JPH03276839A - 自動車用ウェザーストリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車のトランクリッドやバックドア等と
車体開口縁との間をシールするように車体開口縁側に装
着されるウェザ−ストリップの改良に関する。

従来の技術 第５図は、−例として自動車のトランクリッド７に対す
るシールのために車体開口縁に装着されるウェザ−スト
リップ１を示している。このウェザ−ストリップｌは、
車体パネル４の端末を折り曲げて形成した車体開口縁の
フランジ５に嵌着する断面略Ｕ字形のウェルト部２と、
このウェルト部２の頂部に付帯形成された断面略円形も
しくは略菱形をなす中空状の中空シール部３とから大略
構成されている。上記ウェルト部２は、通常ソリッドゴ
ムにて形成され、またトランクリッド７に圧接する中空
シール部３はスポンジゴムにて形成されている。そして
、上記中空シール部３には、内部に閉じ込められたエア
が該中空シール部３の自由な変形を阻害することのない
ように、適宜な間隔でエア抜き孔６が開口形成されてい
る。このエア抜き孔６は、中空シール部３内部への雨水
の侵入を考慮して、中空シール部３の車内側部分に設け
られている。

尚、この種のウェザ−ストリップｌは、同−新面形状に
押出成形してなる一般部の端部同士を所謂ジヨイント成
形することによって互いに連結しである。これは、押出
成形による一般部の端部を所定の成形金型に両側から差
し込み、両者間に生じるキャビティ内にゴム材料を注入
して一般部同士を連結するものである。またコーナ一部
を比較的広く型成形し、ジヨイント成形部とする場合も
ある。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、中空シール部３のエア抜き孔６を車内側
に向けて形成した上記従来の構成では、トランクリッド
７を閉めた際に、中空シール部３内部の空気が密閉空間
であるトランクルーム内に押し出される形となるので、
エア排出が必ずしも円滑に行われず、エア抜き孔６の効
果が不十分となりやすい。つまり、トランクリッド７等
が締まりにくくなり、所謂ドア閉栓が悪いという不具合
があった。

課題を解決するための手段 そこで、この発明は、車体開口縁に沿って形成されたフ
ランジに嵌着する断面略Ｕ字形のウェルト部と、このウ
ェルト部の頂部に付帯形成された中空ソール部とを有し
、かつ押出成形された一般部を適宜にジヨイント成形し
てなる自動車用ウェザ−ストリップにおいて、上記中空
シール部の車外側部分にエア抜き孔を開口形成し、かつ
ジヨイント成形部内部に、ウェルト部内側のフランジ車
外側と上記中空シール部内部とを連通ずる連通路を形成
したことを特徴としている。

作用 上記構成では、中空シール部内部がエア抜き孔を介して
非密閉空間である車外側に連通するので、変形時のエア
排出が非常に円滑に行われる。

また上記エア抜き孔を介して中空シール部内に侵入した
雨水は、ジヨイント成形部に形成された連通路を通して
ウェルト部内側、詳しくはフランジより車外側へ導かれ
、外部へ排出される。

実施例 以下、この発明の一実施例を第１図〜第３図に基づいて
詳細に説明する。尚、この実施例は前述した従来例と同
様にトランクリッド７用のものであり、上記従来例と同
一部分には同一符号を付しである。

このウェザ−ストリップｌは、第１図に示すように、押
出成形された一般部ＩＡを適宜箇所でジヨイント成形部
ＩＢにより連結したもので、第１図、第２図には一般部
ＩＡの断面が、第３図にはジヨイント成形部ＩＢの断面
がそれぞれ示されている。

第１図、第２図に示すように、このウェザ−ストリップ
１は、一般ａＥ（ＩＡにおいては、車体パネル４端末の
フランジ５に嵌着する断面略Ｕ字形のウェルト部２と、
このウェルト部２の頂部に付帯形成された中空シール部
３を有している。

上記ウェルト部２は、例えばソリッドゴムからなり、内
部に芯金１１が埋設されている。また上記ウェルト部２
の車内側脚部１２および車外側脚部１３の内側対向面に
は、それぞれ一対の７ランジ保持リツプ１４が形成され
ており、フランジ５を両側から挾持している。そして、
車外側脚部１３の先端外側には、内側のフランジ保持り
一１ブ１４ａと連続するような形でアウタリップ１５が
形成されている。このアウタリップ１５は、第２図。

第３図に示すように、車体パネル４の平坦面に当接し、
該車体パネル４との間をシールしている。

トランクリッド７に圧接する中空シール部３は、例えば
スポンジゴムからなり、略円形もしくは略菱形の中空状
に形成されている。そして、この中空シール部３の車外
側部分に、第１図に示すように、適宜な間隔でエア抜き
孔６が開口形成されている。これによって、中空シール
部３の内部は、第２図に示すように、非密閉空間である
外部と常時連通している。

一方、型成形されるジヨイント成形部ＩＢは、第３図に
示すように、上記−股部ＩＡの外形状にほぼ沿うように
成形されている。このジヨイント成形部ＩＢの内部には
、−股部ＩＡにおける中空シール部３の内部と連通する
空間２２およびウェルト部２の内側空間と連通ずる空間
２３が中子によって形成されている。そして、中空シー
ル部３側の空間２２とウェルト部２側の空間２３とを連
通ずるように、連通路１６が細長いスリット状に形成さ
れている。上記連通路１６は、フランジ５よりも車外側
に片寄って位置しており、車内側には、フランジ５の上
端縁を覆うように略り字形断面をなすガイドリップ１７
が設けられている。つまり、中空シール部３側の空間゛
２２は、ウェルト部２側の空間２３のフランジ５より車
外側に連通している。

従って、車外側に開口したエア抜き孔６を通して中空シ
ール部３内に侵入した水滴は、上記連通路１６を通して
ウェルト部２側の空間２３詳しくはフランジ５より車外
側に案内される。

そして、このウェルト部２側の空間２３内に流入した水
滴をさら′に車外に排出するために、ジヨイント成形部
ＩＢにおける車外側のフランジ保持リップ１４ａ−に切
欠部１８が形成されている。

さらに、車体パネル４側には、第３図に示すように上記
切欠部１８から若干オフセットした位置に、フランジ５
側からドリップ部２１側へ向けて凹部２０が形成されて
いる。

従って、上記切欠部１８を通して流れ出た水滴は、アウ
タリップ１５．１５−とフランジ保持リップ１４ａ、１
４ａ−と車体パネル４との３者からなる断面三角形状の
間隙１９内に一旦流入し、かつここから凹部２０を通し
てドリップ部２１側へ排出される。

尚、上記凹部２０の形成に代えて、アウタリップ１５に
部分的に切欠部を形成し、間隙１９内から車外へ水滴を
排出するようにしても良い。

発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係る自動車用
ウェザ−ストリップにおいては、中空シール部の車外側
部分にエア抜き孔を開口形成したので、中空シール部内
部の空間が非密閉空間である車外側に連通ずることにな
り、トランクリッド等を締めた際のエア排出が非常に円
滑に行われる。

そのため、トランクリッド等のドア閉栓が向上する。

また、車外側に開口したエア抜き孔を通して中空シール
部内に侵入した雨水は、ジヨイント成形部内部の連通路
を通して速やかに車外側に排出されるので、中空シール
部内に雨水が溜まるような不都合はない。そして、上記
連通路は、ジヨイント成形時に型成形によって容易に得
ることができ、複雑な加工を必要としない利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る自動車用ウェザ−ストリップの
一実施例を示す斜視断面図、第２図はこのウェザ−スト
リップの一般部における断面形状を示す断面図、第３図
は第１図におけるｌｌｌ−１線に沿った断面を示す斜視
断面図、第４図は自動車の後部を示す斜視図、第５図は
従来におけるウェザ−ストリップを示す第４図の■−■
線に沿った断面図でる。 ｌ・・・ウェザ−ストリップ、ＩＡ・・・−股部、ＩＢ
・・・ジヨイント成形部、２・−・ウェルト部、３・・
・中空シール部、５−・・フランジ、１６・・・連通路
、１７・・−ガイドリップ、１８−・・切欠部。 １−−−−−−−ウ１サーストリ一ノワ゛ＩＡ−−−−
−一般部 １Ｂ−−−−−−二ンー３Ａソトｄ（形肯Ｐ２−−−−
−−−ウニ）レト８ｐ ３−−−−−−一土？ンール詐 第８図 １Δ 第２図 ７ 第４図 第５図 ／７

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車体開口縁に沿って形成されたフランジに嵌着す
   る断面略Ｕ字形のウエルト部と、このウエルト部の頂部
   に付帯形成された中空シール部とを有し、かつ押出成形
   された一般部を適宜にジョイント成形してなる自動車用
   ウェザーストリップにおいて、上記中空シール部の車外
   側部分にエア抜き孔を開口形成し、かつジョイント成形
   部内部に、ウエルト部内側のフランジ車外側と上記中空
   シール部内部とを連通する連通路を形成したことを特徴
   とする自動車用ウェザーストリップ。