JPH0326668Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0326668Y2
JPH0326668Y2 JP6808783U JP6808783U JPH0326668Y2 JP H0326668 Y2 JPH0326668 Y2 JP H0326668Y2 JP 6808783 U JP6808783 U JP 6808783U JP 6808783 U JP6808783 U JP 6808783U JP H0326668 Y2 JPH0326668 Y2 JP H0326668Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
terminal
load
feedback loop
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6808783U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59174711U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6808783U priority Critical patent/JPS59174711U/ja
Publication of JPS59174711U publication Critical patent/JPS59174711U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0326668Y2 publication Critical patent/JPH0326668Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は増幅器の改良に関する。
従来より、音楽信号を忠実に増幅、伝送すると
いう目的から、総合利得が直流領域まで平担な周
波数特性を有する直流増幅器が公知であるが、こ
の種の増幅器は、総合利得が直流領域まで平担で
あるために、大振幅の音楽信号が増幅、伝送され
る際に生じる混変調、各半導体の温度変化(音楽
信号のエンベロープに追従する)、及び電源電圧
の変動により増幅器内で不要な超低域振動(出力
のドリフト等)が発生し、これらが、低域ノイズ
としてそのまま出力される欠点があつた。
このような欠点を改良するものとして、最近で
は、増幅器出力の低域振動成分を検出増幅した
後、入力側に負帰還して、この低域振動成分を減
衰するようにした構成の増幅器が実用化された。
この種の増幅器を第1図において説明すると、
1は総合利得が直流領域まで平担な周波数特性を
有する公知の増幅器で、初段の増幅器として非反
転入力、反転入力を有する差動型電圧増幅段を具
備し、この増幅器1の非反転入力から入力された
音楽信号は増幅されて出力端子ハを経て負荷ZL
に供給されると共に、この出力信号は帰還抵抗
R1を介して反転入力に帰還されて、負帰還ルー
プが構成される。
上記出力信号は、直流サーボ増幅回路例えばミ
ラー積分回路2を介して、このミラー積分回路2
のカツトオフ周波数ω1及びこのカツトオフ周波
数ω1から6dB/octで減衰する高域減衰特性によ
つて定まる周波数領域の超低周波領域から直流領
域における不要な低域振動成分が検出、増幅され
て出力される。
この検出出力は位相反転回路3を介して位相反
転された後、帰還量の分割用抵抗R1を介して増
幅器1の反転入力に帰還されて、増幅型負帰還ル
ープが形成される。
以上の構成の増幅器は、第3図に示すように、
入力信号(音楽信号)の周波数領域では、帰還抵
抗R1による帰還量βfが増幅型負帰還ループの帰
還量βsより大きく、超低周波領域から直流領域で
は、増幅型負帰還ループによる帰還量βsが帰還抵
抗R1による帰還βfよりはるかに大きくなり、結
局、総合帰還量は帰還抵抗R1による帰還βfと増
幅型負帰還ループによる帰還量βsを総合したもの
となる。
従つて、増幅器の総合仕上り利得は、同図に示
すように、カツトオフ周波数ω2 ω2=1/CR から6dB/octで減衰する低域減衰特性となる。
ここで、C=3.3uF、R=47kΩとすると、カツ
トオフ周波数ω2は約1Hzとなる。
このような構成の増幅器は、増幅器1の出力信
号からミラー積分回路2を介して不要な低域振動
成分が検出、増幅された後、増幅器1の入力側へ
負帰還されるので、超低周波領域から直流領域に
おける不要な低域振動成分が減衰されると共に、
安定度が著しく向上する特徴を有する。
ところが、このような構成の増幅器においても
次のような欠点があつた。即ち、増幅器1の出力
は負荷ZLを介してシヤーシに接地されるが、電気
的にはこの負荷ZLの接地インピーダンス等のため
に、実際には第1図に示すように、負荷ZLの信号
基準点イが増幅器1の信号基準点ロに対してイン
ピーダンスzを介してフロートされており、か
つ、このインピーダンスzに直列に他回路等の共
通インピーダンスや他回路の回路電流による誘導
等により寄生電源e2が存在する。
このため負荷ZLの両端には、増幅器1の出力を
負荷ZLとインピーダンスzとで分圧した成分、及
び寄生電源を同様に負荷ZLとインピーダンスzと
で分圧した成分、つまり、負荷ZL、インピーダン
スz及び寄生電源e2による不要な寄生信号成分が
表われて、歪、ノイズ等の原因になつていた。
このような従来欠点を改良した構成として、本
願と同一人の出願に係る実願昭54−095385号に記
載のものが提案されている。これを第2図におい
て説明する。
図において、1は増幅器、2はミラー積分回
路、3は位相反転回路で、ミラー積分回路2を介
して不要な低域振動成分を検出、増幅した後増幅
器1の入力側へ負帰還して、増幅型負帰還ループ
を構成した点は第1図の従来例と同一であるが、
増幅器1の出力を積分抵抗Rを介して差動型増幅
器4の反転入力に入力すると共に、その出力をコ
ンデンサCを介して上記反転入力に入力してミラ
ー積分回路2を構成し、この増幅器4の非反転入
力を負荷ZLの接地側端子即ち負荷ZLの信号基準点
イに接続した構成を有する。
即ち、負荷ZLの接地側端子(信号基準点イに生
じた寄生信号成分を増幅器4、位相反転回路3及
び増幅器1を介して、利得1で負荷ZLの正側端子
ハに帰還して、この帰還信号成分と上記寄生信号
成分とを互いにキヤンセルして、負荷ZLの両端の
信号が入力信号に比例するようにした構成であ
る。
即ち、増幅器1の利得A1、増幅器4の利得A2
が充分大きく A1,A2》2 かつ、 A1A2》R1 A1A2R2ZL》A1R1(ZL+z) A1ZL》z A1A2R2ZL》A1z(2R2+R1) とすれば、負荷ZLの両端ハ、イの電圧V1,V2は、 V1=(2R2+R1)(ZL+z)(1+jωCRA2
)/A2R2ZL(1+jωCR)e1+e2 V2=z(2R2+R1)(1+jωCRA2)/A2R2
ZL(1+jωCR)e1+e2 となり、従つて、負荷ZLの両端の電圧VLは VL=V1−V2 =(2R2+R1)(1+jωCRA2)/A2R2ZL(1+jωCR
)e1 となり、負荷ZLの両端の電圧VLには、負荷ZL
インピーダンスz及び寄生信号e2による寄生信号
成分がキヤンセルされて、発生しない。つまり、
増幅器1の信号基準点ロと負荷ZLの信号基準点イ
が等価的に同一なつたことになる。
また、負荷ZLの接地側端子(信号基準点イ)か
ら増幅器4、位相反転回路3、増幅器1を経てこ
の増幅器1の出力端子即ち負荷ZLの正側端子ハま
での利得Tは、 T=A1A2R2(1+jωCR)/{R1+(2+A1
)R2}{1+(1+A2)jωCR}+A1A2R2 となり、上記の条件即ち A1,A2》2 A1R2》R1 を満足すれば、 T≒1 となり、全周波数領域にわたつて利得が近似的に
1となる。つまり、負荷ZLの接地側端子(信号基
準点イ)に生じる寄生信号成分が増幅器4、位相
反転回路3及び増幅器1を経て、負荷ZLの正側端
子ハに利得1で帰還されることがわかる。
また、増幅型負帰還ループと負荷ZLの接地側端
子イに生じる寄生信号成分を増幅器1を経てその
出力端子(負荷の正側端子)ハに利得1で帰還す
る正帰還ループとを単に並列に形成することな
く、この正帰還ループを増幅型負帰還ループを構
成するミラー積分回路2を共用して形成したの
で、次のような特徴がある。
すなわち、増幅型負帰還ループは超低周波領域
から直流領域において帰還量βSが増大して、増幅
器の総合仕上り利得を減少させており、一方で
は、正帰還ループは、全周波数帯域にわたつて、
負荷ZLの接地側端子イから負荷ZLの正側端子ハま
での利得が1である必要があるので、増幅型負帰
還ループと正帰還ループを別々に形成した場合、
両ループとも入力信号の周波数帯域において利得
が1で、超低周波領域から直流領域にしたがつて
利得が増大していくような帰還回路が必要とな
り、また、これらの帰還回路は、直流における利
得つまりオープンループの利得が同一で、かつ、
時定数を一致させることが必要となるが、これら
の条件を満足させることは実際上不可能である。
ところが、以上の構成では、上記のようにミラ
ー積分回路2を構成する増幅器4を、増幅型負帰
還ループに対しては反転増幅器として、正帰還ル
ープに対しては非反転増幅器として機能するよう
に構成して、増幅型負帰還ループを構成するミラ
ー積分回路2を共用して正帰還ループを形成した
ので、増幅型負帰還ループ、正帰還ループとも上
記のような困難な条件を十二分に満足することが
でき、また、その構成も著しく単純である特徴が
ある。
以上が実願昭54−95385号によつて提案された
増幅器であるが、従来、この種の増幅器と複数個
の負荷(スピーカー、ヘツドホン等)との実際の
結線は第4図に示す構成であつた。
図において説明すると、上記した増幅型負帰還
ループおよび正帰還ループを具備する増幅器5の
出力側端子6、接地側端子7を第1の負荷たとえ
ばスピーカー8が接続されるスピーカー正側端子
8a、スピーカー接地側端子8bにそれぞれ接続
するとともに、増幅器5の接地側端子7を電源回
路9の接地点(ブスアース板、シヤーシ等)10
に接続する。
また、第2の負荷たとえばヘツドホンが接続さ
れるヘツドホンジヤツク11のヘツドホン正側端
子11a、ヘツドホン接地側端子11bを増幅器
5の出力側端子6、電源回路9の接地点10にそ
れぞれ接続する。
以上の構成は、スピーカー8に対しては、その
スピーカー接地側端子8bと増幅器5の接地側端
子7が直接接続されており、スピーカー接地側端
子8bにおける寄生信号成分が検出されるため、
このような寄生信号成分をキヤンセルするための
正帰還ループの効果を十分に発揮できるが、ヘツ
ドホンに対してはこのような正帰還ループの効果
は十分ではなかつた。
すなわち、ヘツドホン接地側端子11bは電源
回路9の接地点10を介して増幅器5の接地側端
子7に接続されており、この接地点10にはヘツ
ドホン接地側端子11bから接地点に流れ込む電
流に比例した電位差を生じ、さらに、ステレオ増
幅器においては、左右チヤンネルのヘツドホン接
地側端子が共通に接続されて接地点10に接続さ
れるため、このような現象は顕著になる。したが
つて、ヘツドホン接地側端子11bと増幅器5の
接地側端子7とが同電位にならず、この接地側端
子7における寄生信号成分が検出される。このた
め、ヘツドホン接地側端子11bにおける寄生信
号成分を検出し、これを利得1でヘツドホン正側
端子11aに正帰還して、不要な寄生信号成分を
キヤンセルする正帰還ループの本来の目的を十分
に実現することができなかつた。
本考案はこのような従来欠点を改良したもの
で、以下図において説明する。図中、第4図の従
来例と同等部分については同一符号を付し、その
説明は省略する。
第5図において説明すると、ミラー積分回路2
を構成する差動型増幅器4の非反転入力を、1回
路2接点のスイツチ12の可動接点13に接続
し、第1,第2の固定接点14a,14bをスピ
ーカー接地側端子8b、ヘツドホン接地側端子1
1bにそれぞれ接続した構成である。
以上の構成によれば、スイツチ12の可動接点
13を第1の固定接点14a側に倒した場合、ス
ピーカー接地側端子8bがスイツチ12を介して
差動型増幅器4の非反転入力に接続され、同様
に、可動接点13を第2の固定接点14b側に倒
した場合、ヘツドホン接地側端子11bがスイツ
チ12を介して差動型増幅器4の非反転入力に接
続される。したがつて、スピーカー、ヘツドホン
のいずれのポジシヨンにおいても、負荷の接地側
端子における寄生信号成分が検出され、これが増
幅器5を介して負荷の正側端子に利得1で正帰還
されるので、負荷の接地側端子における不要な寄
生信号成分がキヤンセルされ、正帰還ループ本来
の目的が実現できる。
第6図は、スイツチ12としてヘツドホンジヤ
ツク11に内蔵されているスイツチを代用した他
の実施例を示し、その動作は第5図の実施例と同
様である。
さらに、本考案は、第7図に示すように、増幅
器5の出力側端子7、差動型増幅器4の非反転入
力に互いに連動する第1,第2のスイツチ15,
16を接続し、この第1,第2のスイツチ15,
16を介してスピーカー8、ヘツドホンを接続す
るように構成してもよいことは明らかである。
以上のように、本考案は、増幅器1の出力端子
6を積分抵抗Rを介して差動型増幅器4の反転入
力に接続し、当該反転入力をコンデンサCを介し
て上記差動型増幅器4の出力に接続してミラー積
分回路2を構成し、当該ミラー積分回路2の出力
を上記増幅器1の入力側に負帰還して増幅型負帰
還ループを形成し、かつ、上記差動型増幅器4の
非反転入力を接地端子7に接続し、当該接地端子
7に生じる寄生信号成分を上記差動増幅器4、増
幅器1を介して出力端子6に利得1で帰還する正
帰還ループを形成した増幅器において、上記出力
端子6を第1,第2の負荷の正側端子8a,11
aにそれぞれ接続するとともに、上記第1,第2
の負荷の接地側端子8b,11bをスイツチ12
を介して上記差動型増幅器4の非反転入力に選択
的に切換えて接続するようにしたので、当該増幅
器を第1,第2の負荷に接続したいずれのポジシ
ヨンにおいても、負荷の接地側端子における不要
な寄生信号成分を検出し、この寄生信号成分を利
得1で負荷の正側端子に正帰還して、不要な寄生
信号成分をキヤンセルする正帰還ループ本来の目
的を十分に実現できる優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の増幅器の構成を示す
図、第3図は同、増幅器の帰還量および総合仕上
り利得を示す図、第4図は従来の増幅器の構成を
示す図、第5図は本考案の増幅器の構成を示す
図、第6図及び第7図は同、他の実施例を示す図
である。 1は増幅器、2はミラー積分回路、4は差動型
増幅器、6は出力端子、7は接地端子、8a,8
bは第1図の負荷の正側端子、接地側端子、11
a,11bは第2の負荷の正側端子、接地側端子
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 増幅器1の出力側端子6を積分抵抗Rを介して
    差動型増幅器4の反転入力に接続し、当該反転入
    力をコンデンサCを介して上記差動型増幅器4の
    出力に接続してミラー積分回路2を構成し、当該
    ミラー積分回路2の出力を上記増幅器1の入力側
    に負帰還して増幅型負帰還ループを構成し、か
    つ、上記差動型増幅器4の非反転入力を上記増幅
    器1の接地側端子7に接続し、当該接地側端子7
    に生じる寄生信号成分を上記差動型増幅器4、増
    幅器1を介して出力側端子6に利得1で帰還する
    正帰還ループを形成した増幅器において、上記出
    力側端子6を第1,第2の負荷の正側端子8a,
    11aにそれぞれ接続するとともに、上記第1,
    第2の負荷の負側端子8b,11bをスイツチ1
    2を介して上記差動型増幅器4の非反転入力に選
    択的に切り換えて接続するようにするとともに、
    上記第1,第2の負荷の負側端子8b,11bを
    それぞれシヤーシ、ブスアース板などの接地点に
    接続したことを特徴とする増幅器。
JP6808783U 1983-05-07 1983-05-07 増幅器 Granted JPS59174711U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6808783U JPS59174711U (ja) 1983-05-07 1983-05-07 増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6808783U JPS59174711U (ja) 1983-05-07 1983-05-07 増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59174711U JPS59174711U (ja) 1984-11-21
JPH0326668Y2 true JPH0326668Y2 (ja) 1991-06-10

Family

ID=30198273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6808783U Granted JPS59174711U (ja) 1983-05-07 1983-05-07 増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59174711U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4613932B2 (ja) * 2007-06-07 2011-01-19 オンキヨー株式会社 増幅回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59174711U (ja) 1984-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04160914A (ja) アイソレータ回路
JPH0326668Y2 (ja)
US4367442A (en) Distortion correction circuit for a power amplifier
JPH0424882B2 (ja)
EP0043699B1 (en) Operational amplifier
JPS6340902Y2 (ja)
JPH07307625A (ja) アンバランス−バランス変換回路
JPS6040014Y2 (ja) 増幅器
JPH0448009Y2 (ja)
JPS6224977Y2 (ja)
JP2523937B2 (ja) 高周波信号分配回路
JPH0691387B2 (ja) 電荷増幅器
JPH0321064Y2 (ja)
JPS6117619Y2 (ja)
JPS6223137Y2 (ja)
JPH018004Y2 (ja)
JPH0321055Y2 (ja)
JPH0310244B2 (ja)
JPS6122346Y2 (ja)
JPH0514577Y2 (ja)
JPS6324714Y2 (ja)
JPH0490208A (ja) 電力増幅回路
JPS6233406Y2 (ja)
JPH0427213Y2 (ja)
JPS6333725B2 (ja)