JPH0448009Y2 - - Google Patents

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JPH0448009Y2
JPH0448009Y2 JP7559884U JP7559884U JPH0448009Y2 JP H0448009 Y2 JPH0448009 Y2 JP H0448009Y2 JP 7559884 U JP7559884 U JP 7559884U JP 7559884 U JP7559884 U JP 7559884U JP H0448009 Y2 JPH0448009 Y2 JP H0448009Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は増幅器の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来より、音楽信号を忠実に増幅、伝送すると
いう目的から、総合利得が直流領域まで平坦な周
波数特性を有する直流増幅器が公知であるが、こ
の種の増幅器は、総合利得が直流領域まで平坦で
あるため、大振幅の音楽信号が増幅、伝送される
際に生じる混変調、各半導体の温度変化(音楽信
号のエンベロープに追従する)、及び電源電圧の
変動により増幅器内で不要な超低域振動(出力の
ドリフト等)が発生し、これらが低域ノイズとし
てそのまま出力される欠点があつた。
このような欠点を改良するものとして、最近で
は、増幅器出力の低域振動成分を検出増幅した
後、入力側に負帰還して、この低域振動成分を減
衰するようにした構成の増幅器が実用化された。
この種の増幅器を第2図において説明すると、
21は増幅器であつて1は総合利得が直流領域ま
で平坦な周波数特性を有する公知の増幅器で、初
段の増幅段として非反転入力、反転入力を有する
差動型電圧増幅段を具備し、この増幅器1の非反
転入力から入力された音楽信号源12の信号(電
圧値e1)は増幅されて正側端子○ハを経て次段増幅
器11の入力インピーダンスに相当する負荷11
a(インピーダンス値ZL)に供給されると共に、
この出力信号は帰還抵抗1a(抵抗値R1)を介し
て反転入力に帰還されて、負帰還ループが構成さ
れる。
上記出力信号は、直流サーボ増幅回路例えばミ
ラー積分回路2を介して、このミラー積分回路2
のカツトオフ周波数ω1及びこのカツトオフ周波
数ω1から6dB/octで減衰する高域減衰特性によ
つて定まる周波数領域の超低周波領域から直流領
域における不要な低域振動成分が検出、増幅され
て出力される。
この検出出力は位相反転回路3を介して位相反
転された後、帰還量の分割用抵抗1b(抵抗値
R1)を介して増幅器1の反転入力に帰還されて、
増幅型負帰還ループが形成される。
このような構成の増幅器21は、増幅器1の出
力信号からミラー積分回路2を介して不要な低域
振動成分が検出、増幅された後、増幅器1の入力
側へ負帰還されるので、超低周波領域から直流領
域における不要な低域振動成分が減衰されると共
に、安定度が著しく向上する特徴を有する。
ところが、このような構成の増幅器21におい
ても次のような欠点があつた。即ち、増幅器1の
出力は負荷11a(インピーダンスZL)を介して
シヤーシに接地されるが、電気的にはこの負荷1
1aの接地インピーダンス等のために、実際に
は、すなわち等価回路的には第2図に示すよう
に、負荷11aの信号基準点○イが増幅器1の信号
基準点○ロに対してインピーダンス11b(インピ
ーダンス値z)を介してフロートされており、か
つ、このインピーダンス11bに直列に他回路等
の共通インピーダンスや他回路の回路電流による
誘導等により寄生電源11c(電圧e2)が存在す
る。
このため負荷11aの両端には、増幅器1の出
力を負荷11aとインピーダンス11bとで分圧
した成分、及び寄生電源11cを同様に負荷11
aとインピーダンス11bとで分圧した成分、つ
まり、負荷11a、インピーダンス11b及び寄
生電源11cによる不要な寄生信号成分が現われ
て、歪、ノイズ等の原因になつていた。
このような従来欠点を改良した構成として、本
願と同一人の出願に係る実願昭54−095385号(実
開昭56−15112号)に記載のものが提案されてい
る。これを第3図において説明する。
図において、31は増幅器であつて1は増幅
器、2はミラー積分回路、3は位相反転回路で、
ミラー積分回路2を介して不要な低域振動成分を
検出、増幅した後増幅器1の入力側へ負帰還し
て、増幅型負帰還ループを構成した点は第2図の
従来例と同一であるが、増幅器1の出力を積分抵
抗1b(抵抗値R)を介して差動型増幅器4の反
転入力に入力すると共に、その出力をコンデンサ
1e(容量値C)を介して上記反転入力に入力し
てミラー積分回路2を構成し、この増幅器4の非
反転入力を負荷11aの接地側端子即ち負荷11
aの信号基準点○イに接続した構成を有する。
即ち、負荷11aの接地側端子(信号基準点○イ
に生じた寄生信号成分を増幅器4、位相反転回路
3及び増幅器1を介して、利得「1」で負荷11
aの正側端子○ハに帰還して、この帰還信号成分と
上記寄生信号成分とを互いにキヤンセルして、負
荷11aの両端の信号が入力信号に比例するよう
にした構成である。
即ち、増幅器1の反転入力の接地抵抗1cの値
をR2とし増幅器1の利得をA1、増幅器4の利得
をA2とすると、負荷11aの接地側端子(信号
基準点○イ)から増幅器4、位相反転回路3、増幅
器1を経て、この増幅器1の出力端子即ち負荷1
1aの正側端子○ハまでの利得Tは T=A1A2R2(1+jωCR)/{R1+(2
+A1)R2}{1+(1+A2)jωCR}+A1A2R2 となる。ここで A1,A2 ≫ 2 A1R2 ≫ R1 を満足すれば、 T ≒ 1 となり、全周波数領域にわたつて利得が近似的に
「1」となる。つまり、負荷11aの接地側端子
(信号基準点○イ)に生じる寄生信号成分が増幅器
4、位相反転回路3及び増幅器1を経て、負荷zL
の正側端子○ハに利得「1」で帰還されることがわ
かる。
ここで、信号基準点○イに増幅器1の出力を負荷
11aとインピーダンス11bとで分圧した成分
と寄生電源11cの信号を負荷11aとインピー
ダンス11cで分圧した信号の総和である寄生信
号成分eNが発生したとすると、当該寄生信号成分
は前述のごとく利得「1」で負荷11aの正側端
子○ハに帰還される。
したがつて負荷11aの両端にそれぞれ寄生信
号成分eNが発生するので相互にキヤンセルされて
負荷11aには寄生信号成分eNが印加されない。
つまり、増幅器31の信号基準点○ロと負荷11
aの信号基準点○イが等価的に同一になつたことに
なる。
〔考案の解決すべき問題点〕
以上が実願昭54−95385号(実開昭56−15112)
によつて提案された構成であるが、一般的には増
幅器31の出力レベルが可変できることが要望さ
れる。
そして、出力を可変する手段としては増幅器の
入力段に可変抵抗器を介在せしめる、又は出力段
に可変抵抗器を介在せしめることが行なわれるが
S/N等から考えて出力段に可変抵抗器を介在せ
しめることが多用される。
第4図は第3図に示す回路の出力段に可変抵抗
器5を介在せしめたもので41は増幅器、1,
2,3,4,11はそれぞれ増幅器、ミラー積分
回路、位相反転回路、増幅器、次段増幅器であ
る。
このような増幅器41では新たに次の問題が発
生する。
すなわち、第3図に示す増幅器31が所望の効
果を得るためには信号基準点○イから正側端子○ハに
至る帰還利得が「1」であることが条件となるが
第4図に示す増幅器41では可変抵抗器5の値に
よつて帰還利得が「1」にならない事である。
つまり、第4図において可変抵抗器5の摺動子
5aからホツト側端子5bまでの抵抗値を(1−
k)R5、接地側端子5cまでの抵抗値をkR5(た
だしk≦1)とすると、信号基準点○イに発生する
寄生信号成分eNは正側端子にはkeNとして表わさ
れる。
したがつて、寄生信号成分が完全にキヤンセル
されなくなり負荷11aには寄生信号成分の一部
が印加される欠点を有する。
〔考案の構成〕
この考案は上記問題点を解決するため、出力段
に接続したレベル調節手段による減衰率n(n>
1)を補正するため、ミラー積分回路2と信号基
準点○イとの間に増幅率nの増幅回路を設け、信号
基準点○イと正側端子○ハに至る帰還利得を前記減衰
率の値にかかわらず「1」に保つようにした増幅
器である。
〔実施例〕
第1図はこの考案の実施例の増幅器の回路図、
第1図aは実施例の実際の回路構成図、第1図b
は第1図aの等価回路図、10は増幅器、11は
次段増幅器、GND1は増幅器10のシヤーシアー
ス、GND2は次段増幅器11のシヤーシアースで
あつて、1は増幅器、2はミラー積分回路、3は
位相反転回路、4は増幅器、1a,1b,1cは
抵抗、12は音楽信号源、11aは入力インピー
ダンスに相当する負荷(ZL)、11bはインピー
ダンス(z)、11cは寄生電源(e2)であり、
第4図と同様の回路構成である。
8は非反転入力を信号基準点○イに、出力をミラ
ー積分回路4の非反転入力に、反転入力を可変抵
抗器6の摺動子6aにそれぞれ接続した増幅器7
と、抵抗片の一端6bを前記増幅器7出力に、他
端6cを固定抵抗9b(抵抗値mR6)を介して接
続した可変抵抗器6(抵抗値mR5)より構成さ
れる増幅回路である。
一方、増幅器1の出力も可変抵抗器5(抵抗値
R5)を介して正側端子○ハと接続される。
すなわち、可変抵抗器5の抵抗片の一端5bが
増幅器1出力に、他端5cが固定抵抗9a(抵抗
値R6)を介してアースに、摺動片5aが正側端
子○ハにそれぞれ接続される。
なお、固定抵抗9a,9bはそれぞれ保護抵抗
である。すなわち可変抵抗器5と固定抵抗9aが
レベル調節手段を、可変抵抗器6と固定抵抗9b
が増幅回路8の利得調節手段を構成する。
そして可変抵抗器5,6の入力−出力減衰率k
(k≦1)を同じにし、同じ摺動片の動きで同じ
減衰率が得られるように連動する。
今、可変抵抗器5の摺動片5aと接地間の抵抗
値をkR5+R6、可変抵抗器6のそれをkmR5+
mR6とし、信号基準点○イに正側端子○ハに印加さ
れる信号の負荷11aとインピーダンス11bと
で分圧された成分、および寄生電源11cの負荷
11aとインピーダンス11bとで分圧した成分
の和である寄生信号成分eNが現われるものとする
と、増幅回路8の出力は(R5+R6)eN/(kR5
+R6)となり、当該出力は利得「1」で帰還さ
れるので増幅器1出力も同じとなる。
したがつて、可変抵抗器5の出力は R5+R6/kR5+R6eN ×kR5+R6/R5+R6=eN となり、正側端子○ハには信号基準点○イに表われる
寄生信号成分と同レベルの信号成分が帰還され
る。
したがつて負荷11aの両端には寄生信号成分
eNが相互にキヤンセルされて発生しない。
〔考案の効果〕
この考案によれば、増幅器10の出力端に可変
抵抗器5等のレベル調節手段を設けた場合であつ
ても、レベル調節手段の減衰率に関係なく常に信
号基準点○イから正側端子○ハに至る帰還回路の利得
を「1」に保持することができ負荷11aには寄
生信号成分が印加されなくなる長所を有する。
なおこの考案実施例において出力レベル調節手
段、および増幅回路8の増幅率を変化する手段と
して可変抵抗器5,6を使用した例を示したが、
勿論他の手段、たとえば電子ボリユーム等を用い
た場合であつても同等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案実施例の増幅器の回路図、第
2図乃至第4図は従来の増幅器の回路図である。 1は増幅器、2は直流サーボ増幅回路、11a
は負荷、5はレベル調節手段、8は増幅回路であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 総合利得が直流領域まで平坦な周波数特性を
    有する増幅器1の出力信号を直流サーボ増幅回
    路2を介して所定の周波数以下の低域振動成分
    を検出、増幅した後、前記増幅器1の入力側へ
    負帰還して増幅型負帰還ループを形成した増幅
    器において、前記増幅器1と負荷11aとの間
    にレベル調節手段5を接続し、前記負荷11a
    の接地側を増幅回路8の入力側と前記増幅器の
    接地端子とに接続し、前記増幅回路8の出力を
    前記直流サーボ増幅回路2入力側に接続すると
    ともに、前記レベル調節手段5の減衰率の逆数
    と前記増幅回路8の増幅率とを同じにし、前記
    負荷11aの接地側に生じる寄生信号成分を前
    記増幅回路8、直流サーボ増幅回路2、増幅器
    1、レベル調節手段5を得て、当該レベル調節
    手段5の出力に利得「1」で帰還して、前記寄
    生信号成分を打ち消すようにしたことを特徴と
    する増幅器。 2 レベル調節手段が可変抵抗器5で構成され、
    かつ増幅回路8が一方の入力を負荷11aの接
    地側に、他方の入力を可変抵抗器6の摺動片6
    aに、出力を直流サーボ増幅回路2の入力にそ
    れぞれ接続した増幅器7と、当該増幅器7出力
    に抵抗片の一端6bを接続し、他端6cを接地
    した前記可変抵抗器6から構成され、前記可変
    抵抗器5,6の減衰率を同じにしたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の増
    幅器。
JP7559884U 1984-05-22 1984-05-22 増幅器 Granted JPS60186709U (ja)

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