JPH018004Y2 - - Google Patents

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JPH018004Y2
JPH018004Y2 JP11287880U JP11287880U JPH018004Y2 JP H018004 Y2 JPH018004 Y2 JP H018004Y2 JP 11287880 U JP11287880 U JP 11287880U JP 11287880 U JP11287880 U JP 11287880U JP H018004 Y2 JPH018004 Y2 JP H018004Y2
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amplifier
load
resistor
input
differential amplifier
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JP11287880U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は不要な超低域信号成分および寄生信号
成分を除去した増幅器に関する。
従来より、オーデイオ用増幅器として直流増幅
器が公知であるが、この直流増幅器は、総合利得
が直流領域まで平坦であるために、大振幅の信号
が増幅、伝送される際に生じる混変調、各半導体
の温度変化、電源電圧の変動等により増幅器内で
不要な超低域信号成分(出力のドリフト等)が発
生し、また、負荷の接地側の寄生インピーダンス
や寄生信号成分によつて歪み、ノイズが増大する
等の欠点を有していた。
このような欠点を改良するものとして、本願出
願人は先に、増幅器の出力から検出、増幅した所
定の周波数以下の超低域信号成分を増幅器の入力
側へ負帰還して、即ち、超低周波領域から直流領
域において帰還を多くかけて、超低域信号成分を
減衰させると共に、負荷の接地側に生じる寄生信
号成分を上記負帰還ループ、増幅器を経てこの増
幅器の出力(負荷の正側)に利得「1」で帰還し
て、この帰還成分(利得が「1」であるから寄生
信号成分と等しい)と上記寄生信号成分とを打消
すようにして、上記不要な超低域信号成分と寄生
信号成分を除去するようにした増幅器を提案した
(実願昭54−95385号)。
即ち、第1図において説明すると、入力信号es
を差動型増幅器1の非反転入力+に入力し、その
出力を負荷ZLに供給すると共に帰還抵抗R1を介
して反転入力−に帰還して信号帰還回路を構成す
る。増幅器1の出力を直流サーボ増幅回路たとえ
ばミラー積分回路2に入力して、その出力にミラ
ー積分回路2のカツトオフ周波数およびこのカツ
トオフ周波数から6dB/octで減衰する高域減衰
特性によつて定まる超低周波領域から直流領域に
おける不要な超低域信号成分を得、この超低域信
号成分を位相反転回路3を介して位相反転した
後、帰還量の分割用抵抗R1を介して増幅器1の
反転入力−に帰還して、サーボ帰還回路を構成す
る。
一方、負荷ZLの接地側をミラー積分回路2を構
成する差動型増幅器4の非反転入力+に接続し、
負荷ZLの接地側に生じる寄生信号成分を増幅器
4、位相反転回路3、増幅器1を経て負荷ZLの正
側へ利得「1」で帰還する。
以上の構成は、ミラー積分回路2によつて不要
な超低域信号成分が検出、増幅された後、増幅器
1の入力側へ負帰還されるので、すなわち、超低
周波領域から直流領域においてサーボ帰還回路の
帰還量が信号帰還回路の帰還量よりはるかに大き
くなり帰還が深くかかり、上記した不要な超低域
信号成分が著しく減衰されるとともに、安定度が
著しく向上する。
また、負荷ZLの接地側イに生じる寄生信号成分
が増幅器4、位相反転回路3、増幅器1を経て負
荷ZLの正側ハに利得「1」で帰還されるので、負
荷ZLの両端イ〜ハの電圧は上記帰還成分と寄生信
号成分がキヤンセルされて入力信号に比例した電
圧となる。すなわち、増幅器1,4の利得をそれ
ぞれA1,A2、入力信号をes、寄生信号源をen、
寄生インピーダンスをzとし、 A1,A2≫2 かつ、 A1R2≫R1 A1A2R2ZL≫A1R1(ZL+z) A1ZL≫z A1A2R2ZL≫A1z(2R2+R1) とすれば、負荷ZLの両端ハ,イの電圧V1,V2は、 V1=(2R2+R1)(ZL+z)(1+jωCRA2
)/A2R2ZL(1+jωCR)es+en V2=z(2R2+R1)(1+jωCRA2)/A2R2
ZL(1+jωCR)es+en となり、従つて、負荷ZLの両端の電圧VLは VL=V1−V2 =(2R2+R1)(1+jωCRA2)/A2R2ZL(1+jωC
R)es となり、負荷両端の負荷VLは、寄生信号成分が
キヤンセルされて、入力信号esに比例した電圧と
なる。
以上のように、実願昭54−95385号で提案され
た増幅器は、不要な超低域信号成分および寄生信
号成が除去されて、負荷ZLの両端の電圧VLが入
力信号に比例した電圧となる利点を有するが、一
方では、サーボ帰還回路が直流サーボ増幅回路
2、位相反転回路3の2回路からなり、回路構成
が複雑になる欠点を有している。
本考案はこのような点に鑑み考案されたもの
で、以下第2図において説明する。
第2図において、入力信号を入力抵抗R1を介
して第1の差動型増幅器5の反転入力−に入力
し、その出力を負荷ZLに供給すると共に帰還抵抗
R2を介して反転入力−に帰還して信号帰還回路
を構成する。第1の差動型増幅器5の出力を直流
サーボ増幅回路たとえばミラー積分回路2に入力
して、その出力にミラー積分回路2のカツトオフ
周波数から6dB/OCTで減衰する高域減衰特性
によつて定まる超低周波領域から直流領域におけ
る不要な超低域信号成分を得、この超低域信号成
分を第2の抵抗R4を介して第1の差動型増幅器
5の非反転入力+に入力してサーボ帰還回路を構
成すると共に、この非反転入力+を第1の抵抗
R3を介して接地する。一方、ミラー積分回路2
を構成する第2の差動型増幅器4の非反転入力+
を抵抗Rを介して負荷ZLの接地側に接続して、負
荷ZLの接地側に生じる寄生信号成分を第2、第1
の差動型増幅器4,5を経て負荷ZLの正側へ利得
「1」で帰還する。
以上の構成は、サーボ帰還回路によつて同様に
不要な超低域信号成分が著しく減衰されると共
に、入力信号をes、寄生信号源をen、寄生インピ
ーダンスをZとし、第1、第2の差動型増幅器
5,4の利得A1,A2が十分大きく、かつ、ZL
Zとし R2/R1=R4/R3 となるようにすれば、負荷ZLの両端ハ,イの電圧
V1,V2は V1=−jωCR/(1+jωCR)・R2/R1・es+en V2=−Z/ZL・jωCR/(1+jωCR) ・R2/R1・es+en となり、従つて、負荷ZLの両端の電圧VLは、 VL=V1−V2 =−jωCR/(1+jωCR)・R2/R1・es となり、同様に負荷ZLの両端の電圧VLは寄生信
号成分がキヤンセルされて、入力信号esに比例し
た電圧となる。
以上のように、本考案は、第1の差動型増幅器
5を反転増幅器として使用したので、サーボ帰還
回路が直流サーボ増幅回路の一回路で構成でき、
回路構成が著しく単純になる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は先願に係る増幅器の構成を示す図、第
2図は本考案の増幅器の構成を示す図である。 2は直流サーボ増幅回路、5は増幅器である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力信号を入力抵抗R1を介して第1の差動型
    増幅器5の反転入力に入力し、当該第1の差動型
    増幅器5の出力を負荷ZLの正側端子ハに接続する
    とともに帰還抵抗R2を介して上記第1の差動型
    増幅器5の反転入力に接続し、当該第1の差動型
    増幅器5の出力を積分抵抗Rを介して第2の差動
    型増幅器4の反転入力に接続し、当該反転入力を
    コンデンサCを介して上記第2の差動型増幅器4
    の出力に接続してミラー積分回路2を構成し、か
    つ、上記第2の差動型増幅器4の非反転入力を抵
    抗Rを介して上記負荷ZLの接地側端子イに接続
    し、上記第2の差動型増幅器4の出力を第2の抵
    抗R4を介して上記第1の差動型増幅器5の非反
    転入力に接続するともに、当該非反転入力を第1
    の抵抗R3を介して接地した増幅器であつて、上
    記第1、第2の差動型増幅器5,4の利得A1
    A2、負荷ZL、負荷ZLの接地側における寄性イン
    ピーダンスZ、帰還抵抗R2、第1の抵抗R3、
    第2の抵抗R4との間に、 A1,A2≫2 ZL≫z R2/R1=R4/R3 なる関係をもたせたことを特徴とする増幅器。
JP11287880U 1980-08-08 1980-08-08 Expired JPH018004Y2 (ja)

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JPS5736011U JPS5736011U (ja) 1982-02-25
JPH018004Y2 true JPH018004Y2 (ja) 1989-03-02

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ID=29473918

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