JPH0325973Y2 - - Google Patents

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JPH0325973Y2
JPH0325973Y2 JP18943882U JP18943882U JPH0325973Y2 JP H0325973 Y2 JPH0325973 Y2 JP H0325973Y2 JP 18943882 U JP18943882 U JP 18943882U JP 18943882 U JP18943882 U JP 18943882U JP H0325973 Y2 JPH0325973 Y2 JP H0325973Y2
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JP18943882U
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JPS5991855U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は無数の連続気孔を有する多孔性印判を
街の印舗において簡単に提供できる印材に関する
ものである。
(従来の技術) 無数の連続気孔を有する多孔性印判は、捺印の
都度印字面にインクを付着させることなく反覆捺
印を行えるので近時急速に普及されているが、従
来のこの種多孔性印判は全体が無数の連続気孔を
有する多孔性ゴムや多孔性合成樹脂などの多孔性
プラスチツクスよりなる多孔性印面体を印判ホル
ダーに接着剤をもつて接着して印判としているた
め、多孔性印面体に吸蔵させたインクが接着剤に
触れてインク中の溶剤により接着能が劣化し、使
用中に印判ホルダーより剥離され易く、しかも、
全体が多孔質で保形性に乏しいために印字を彫刻
により形成し難い等種々の問題点がある。
そこで、表面に印字部を形成した無数の連続気
孔を有する多孔性材よりなる主体の裏面にインク
の流通を許さないプラスチツクス薄膜層を一体に
層着しておくことにより印判ホルダーとの間に介
在した接着剤の接着能がインク中の溶剤により劣
化することを防ぐようにした考案が実願昭57−
161975号(実開昭59−67259号)として先に提案
されているが、この先願の考案は印字部を専門工
場において無数の連続気孔を有する多孔性材より
なる主体とともに鋳造するタイプであつて、受注
から納品まで1週間程度かかり、街の印舗におい
て非多孔性のゴム板に注文に応じ印字部を彫刻し
て印面体とする場合と同様の簡単な手数で多孔性
印判を提供できる多孔性の印材の開発が業界にお
いて強く要望されている。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は前記のような要望に応えて街の印舗に
おいて非多孔性のゴム板に印字部を彫刻して印面
体とする場合と同様の簡単な手数で多孔性印判を
提供できるうえに、インク中の溶剤により多孔性
印面体を印判ホルダーに接着させている接着剤の
接着能が劣化することもない安価な多孔性の印材
を目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決した本考案に係る印材
は、表面を印字彫刻用の平面部とする無数の連続
気孔を有する多孔性材よりなる板状の印材主体の
裏面にインクの流通を許さないプラスチツクス薄
膜層を一体に層着し、該プラスチツクス薄膜層の
外表面に剥離自在な当紙により覆われた接着剤層
を層着したことを特徴とするものである。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。
1は塩化ビニル樹脂等の合成樹脂やNBR等の
合成ゴム等のプラスチツクス材を素材とした無数
の連続気孔を有する多孔性材よりなる板状の印材
主体であつて、該印材主体1の裏面には、該印材
主体1に対する接着性がよい例えば該印材主体1
と同系の非多孔質プラスチツクスフイルムよりな
る外表面を接着剤付着面とするインクの流通を許
さないプラスチツクス薄膜層2が一体に層着され
ている。なお、プラスチツクス薄膜層2を印材主
体1に層着する手段は印材主体1を成形する際に
成形型内に予めプラスチツクスフイルムをセツト
しておきこれに印材主体の原料を供給して加熱加
圧するか、印材主体1を成形後熱ラミネート法に
よりプラスチツクスフイルムを層着すればよいも
ので、印材主体1とプラスチツクス薄膜層2との
間にインク中の溶剤の影響を受ける接着剤を介在
させることがないことは勿論である。4は前記プ
ラスチツクス薄膜層2の外表面に付着した粘着性
の接着剤層であつて、該接着剤層4はシリコンコ
ーテイング紙など周知の剥離自在な当紙3により
覆つてある。なお、印剤主体1の表面は印字彫刻
用の平面部5が残されていることが必須の要件で
あるが、第1図に示す第1の実施例であるマスタ
ー印付回転印のマスター印に使用されるマスター
印字の素材となる印材のように、印材主体1の表
面の印字彫刻用の平面部5の外周および中央に細
幅の輪郭部6,6が該平面部5と細溝7を介して
形成するとともに中央にり回転印の印字部に臨む
窓孔8を透設したものとするか、第2図に示す第
2の実施例のように、各種印判の大きさに合わせ
て裁断、彫刻して印字体を提供できるようにした
適当大の板状のものとしてもよい。
(作用) このように構成されたものは、街の印舗におい
て非多孔性のゴム板に印字部を彫刻して印面体と
する場合に用いる周知の彫刻台上に当紙3が当接
するようにセツトして板状の印材主体1の表面の
印字彫刻用の平面部5に印字を彫刻して印面体と
したうえ、当紙3を剥離して接着剤層4を露出さ
せて該接着剤層4をもつて印判ホルダーに貼着す
れば、即座に印判となるものであつて、印材主体
1が無数の連続気孔を有する多孔性よりなるもの
であるから、その印字面側をインクに触れさせれ
ば、印材主体1中に適量のインクが吸蔵されて捺
印の都度印字面にインクを付着させることなく反
覆捺印を行うことができるものであるが、この
間、印材主体1の裏面にはインクの流通を許さな
いプラスチツクス薄膜層2が一体に層着されてい
るので、該プラスチツクス薄膜層2を印判ホルダ
ーに貼着している接着剤層4には印材主体1に吸
蔵されているインクが流出することなく、従つ
て、接着剤層4の接着能がインク中の溶剤により
劣化して使用中に印判ホルダーより印面体が剥離
するようなおそれは全くないものである。さら
に、無数の連続気孔を有する板状の印材主体1は
強度的に不充分なうえに弾性が大きな多孔質材で
あつて、引張強度が足りないうえに彫刻し難いも
のであるにも拘らず、裏面に一体に層着されてい
るプラスチツクス薄膜層2と当紙3との補強、保
形効果によつて強度が増すうえに彫刻作業が容易
となり、従来は街の印舗において注文を受けると
専門工場において印字が鋳造された印面体の加工
を依頼していた多孔性の印判を、非多孔性の一般
のゴム印と同様街の印舗において彫刻し、印判ホ
ルダーに当紙3を剥離したうえ貼着するだけの簡
単な手数で客に手渡しできることとなり、多孔性
の印判の流通過程を大幅に変えることができる大
きな利点があるものである。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、捺印の
都度印字面にインクを付着させることなく反覆捺
印できる多孔性印判をその印面体が印判ホルダー
より剥離することのない耐久性に優れたものとす
ることができるのみならず、街の印舗において非
多孔性のゴム板に印字部を彫刻して印面体とする
場合と同様の簡単な手数で印字部を彫刻して印面
体とし、これを当紙を剥離して印判ホルダーに接
着するだけで多孔性印判として顧客にその場で提
供できるもので、多孔性の印判の流通過程を大幅
に変えた多孔性の印材として実用価値極めて大な
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す一部切欠
斜視図、第2図は本考案の第2の実施例を示す一
部切欠斜視図である。 1:印材主体、2:プラスチツクス薄膜層、
3:当紙、4:接着剤層、5:印字彫刻用の平面
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面を印字彫刻用の平面部5とする無数の連続
    気孔を有する多孔性材よりなる板状の印材主体1
    の裏面にインクの流通を許さないプラスチツクス
    薄膜層2を一体に層着し、該プラスチツクス薄膜
    層2の外表面に剥離自在な当紙3により覆われた
    接着剤層4を設けたことを特徴とする印材。
JP18943882U 1982-12-15 1982-12-15 印材 Granted JPS5991855U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18943882U JPS5991855U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 印材

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JP18943882U JPS5991855U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 印材

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Publication Number Publication Date
JPS5991855U JPS5991855U (ja) 1984-06-21
JPH0325973Y2 true JPH0325973Y2 (ja) 1991-06-05

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JPS5991855U (ja) 1984-06-21

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