JPS60220781A - ゴム印字体の製造方法 - Google Patents

ゴム印字体の製造方法

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JPS60220781A
JPS60220781A JP7810784A JP7810784A JPS60220781A JP S60220781 A JPS60220781 A JP S60220781A JP 7810784 A JP7810784 A JP 7810784A JP 7810784 A JP7810784 A JP 7810784A JP S60220781 A JPS60220781 A JP S60220781A
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rubber
substance
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porous
molding
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孝信 山本
Kenji Fukutake
福武 健治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は表面に凹凸レリーフの印字面を有するゴム印
字体の製造方法に関する。より詳しくは非多孔性のゴム
ベース層の表面に薄手の多孔性ゴム被覆層が一体形成さ
れた断面構造のゴム印字体を製造する方法に関する。
すなわち、第1図に示す如き回転印においては。
ヘルド状のゴム印字体へが手送り回転操作可能に巻き掛
けられており、このゴム印字体Aの表面には凹凸レリー
フの印字面1が一定間隔置きに突出形成されている。ま
た、第2図に示す如きゴム印においては、柄2の下面に
同じく凹凸レリーフの印字面1が形成されたゴム印字体
Aが貼着されている。そのほか認め印等もある。この発
明はかかるゴム印字体Aを対象とする。
〔背景技術〕
これらのゴム印字体Aが通常の非多孔性ゴム材(いわゆ
る赤ゴム)で成形されたものでは、これの表面(印字面
)に水溶性インクが乗り難い。紙面への押印時に印影が
掠れがちになる。これはゴム印字体Aの表面にインクを
積極的に吸着補足する手段が無いからである。
(本発明のゴム印字体の基本構造) そこで2本出願人は先に第3図に示す如き断面構造のゴ
ム印字体Aを提案した(実願昭57−194190号、
同5B−96086’i))。これの基本構造は厚手の
非多孔性・ゴムベース層3の表面に極薄の多孔性ゴム被
覆層4を一体に積層形成したものである。これによると
きは多孔性のゴム被覆層4の微細な気孔の中にインクが
吸着され、押印時の圧縮変形でインクが表面に絞り出さ
れるので1紙面に対するインクの転写性が全面的に向上
できた。
この種のゴム印字体Aと似て非なるものに連続捺印を目
的とする自動印判のゴム印字体がある。
この自動印判におけるゴム印字体aは1例えば第5図に
示す如く空隙率の大きい多孔性の第1ゴム層5の表面に
、空隙率の小さい多孔性の第2ゴム層6を積層形成し、
第1ゴム屓5に吸蔵したインクを第2ゴム層6に移行さ
せて第2ゴム層6の表面を紙面に押圧するものである。
これでは第1ゴム層5ば勿論のこと第2ゴム層6もイン
クを吸蔵させるために厚い。その結果、全体の腰が弱く
紙面に押すと多孔性ゴム層5・6が全体に大きく圧縮変
形して、過剰なインクで印影がベタついて不鮮明になる
。つまり圧縮性が過剰であるためにゴム印字体を強く押
し過ぎないように接当規制するストッパ一手段が不可欠
である。それに、これらの多孔性ゴム層5・6は空隙率
が一般に60〜90%程度に設定されているので当然に
脆弱であり5突出部字部が欠落しやすい。いずれにせよ
5本発明が対象とするゴム印字体Aにおける多孔性ゴム
被覆層4は厚みが0.05〜0.5龍程度のものであっ
て、6〜7回程度の連続押印は可能であるが連続押印を
主目的としておらず、この点で自動印判のゴム印字体a
とは根本的に異なるものである。
(従来のゴム印字体の製造方法) この種のゴム印字体Aは、第6図に示すごとく適当な厚
さを有する未加硫のシート状第1ゴム物質3aの表面に
、塩化ナトリウムなどの易溶性物質およびトルエンなど
の溶剤を混合した未加硫の液状第2ゴム物質4aを薄く
塗布する。次に金型にいれて加熱加圧下で両ゴム物質3
a・4aを同時に加硫するとともに、印字面1を含む全
体形状を成形する。そして、この成形品を液の中に入れ
てゴム物質4aから易溶性物質を抽出し、最後に所望の
幅員に切断してゴム印字体Aをつくっていた。しかると
きは、第1ゴム物質3aで非多孔性のゴムベース層3が
構成され、第2ゴム物質4aで多孔性のゴム被覆層4が
形成されて第3図の断面構造になっていた。
(従来の製造方法によるときの問題点) −この従来方
法で問題なのは第1ゴム物質3aに第2ゴム物質4aを
塗布したのち1両ゴム物質3a・4aを同時に加硫成形
する点である。
すなわち、成形時に両ゴム物質3a・4aは金型内で所
定の凹凸レリーフを有するように圧縮を受けるが、この
とき両ゴム物質3a・4aは共に未加硫状態にあるから
金型内で流動する余地がある。しかるに、製品ゴム印字
体の印字面1に形成されるべき凹凸レリーフは均一では
なく大小・粗密があり、しかもゴムベース層3を構成す
る第1ゴム物質3aはかなりの厚手であるが、ゴム被覆
層4を構成する第2ゴム物質4aは塗布厚で0.05〜
0.5 m■という極薄である。そのため、第1ゴム物
質3aと第2ゴム物質4aとが成形時に金型内で流動し
て混じり合い、特に第2ゴム物質4aが第1ゴム物質3
aの表面で部分的に厚く又は薄くなる。
製品化したときの従来のゴム印字体の断面は概して第7
図に示すようである。つまり。
(11印字面1の突部における肩部7に第2ゴム物質4
aが特に厚く偏って該肩部7でゴム被覆層4□が必要以
上に分厚くなる。これは押印したとき印影が型崩れして
シャープではなくなることを意味する。
(2)第2ゴム物質4aが第1ゴム物質3aの中に大き
く回り込んで(符号8で示す部分)、ゴムベース層3の
中にまでゴム被Tie、屓4が巣くった状態で形成され
る。こうなると、ゴムベース層3の元来の機能が半減し
て腰が弱くなり過ぎ、押印時に印影が型崩れすることは
勿論のこと、多孔性ゴム被覆N4の回り込みで該当部分
8から突出印字部が欠損しやすくなる。
(31印字面1の前記肩部7を除く突出端面に、ゴム被
覆層4が形成されずにイムベース層3が部分的に露出し
た状態となり(例えば符号9で示す部分)、押印時に該
当部分9が先当りして印影が掠れる。とくにゴム印字体
の表面の凹底面、なかでも第1図に示す回転即用のゴム
印字体では隣接する印字面1・1間に溝10が形成され
るが、この溝底面108などには殆どゴム被覆層4が形
成されない状態となる。この溝部分にゴム被覆層4が所
定の厚みで或いは全く形成されなくても機能的にはさほ
どの支障を生じない。しかし、一般には通常の非多孔性
ゴム材のみで形成されたゴム印字体(いわゆる赤ゴムと
称されているもの)と区別するために、ゴム被覆層4を
青色などに着色するが、そうした場合に部分的な色度わ
りの箇所が多数出現して商品化するに難が出る。
これらの従来方法による欠点は、思うに印字面1のレリ
ーフの深さが一定でも大小(印字面1の突部の幅)がさ
まざまであり、凹凸が複雑に密集している場合もあれば
逆に粗い場合もあり、これに伴って金型で加硫成形した
とき、ゴムベース層3も含めて表面が凹凸状に成形され
るわけだから。
第2ゴム物質4aの未加硫状態での塗布厚が一定であっ
ても、製品化したときにゴム被覆層4の厚みがレリーフ
によって当然に影響を受けることによる。一般にはレリ
ーフの粗いところでは多孔性ゴム被覆層4の厚みは大き
くなり、密なるところでは逆に薄くなる傾向が認められ
る。
更に困難なことに、印字面1の全体の面積が小さいゴム
印字体では一般に印字面1のレリーフが細かくて密であ
るところ、多孔性ゴム被w層4の厚みは薄く設定する必
要がある。なぜなら、同じ力で紙面に押しつけても印字
面1の面積が小さいときは単位面積当りの受圧力は面積
の大きいものより強くなるため、印字面1の型部れを防
止するうえでゴム被覆層4の厚みを薄く設定しなければ
ならないからである。しかし、第2ゴム物質4aの塗布
厚はある限度を越えて薄くするとゴムベースN3の一部
が外部に露出する事態を招くので限界があり(本発明者
の経験では0.05 itsが限界)。
総じてゴム被覆層4が部分的に厚くなり過ぎる傾向があ
る。すなわち、活字の大きさで4号以下の小さいものに
なると、第8図に示すごとく突出印字部が完全にゴム被
覆層4のみで構成されるといった事態を招きがちであり
、これでは突出印字部が脆弱で欠損を受けやすい。印字
面1の面積が大きいゴム印字体においても印字面1にお
けるゴム被覆層4の厚みムラを招き、この場合は逆にゴ
ムベース層3がゴム被覆rfi4を突き破って外部に露
出しがちである。
つまるところ従来の製造方法では第2ゴム物質4aの塗
布厚をいかに注意深く均一化しようとも。
印字面1のレリーフによって製品後のゴム被覆層4に厚
みムラが生じることが避けられなかったのである。
〔発明の目的と内容〕
この発明は、かかる従来の不具合を解消するために提案
されたものであり、基本的には第3図に示すごとき断面
構造のゴム印字体を得るについて。
印字面1のレリーフに大小や粗密があっても、非多孔性
ゴムベース層3の表面に多孔性ゴム被覆層4が全面にわ
たって均一に加硫成形できるようにすることを第1の目
的とする。
上記の目的を達成するために、この発明では非多孔性ゴ
ムベース層3の印字面側の表面に多孔性ゴム被覆層4が
薄く一体に積層形成された。第3図に示す断面構造のゴ
ム印字体Aを製造するについて、第4図に示すごとく未
加硫のシート状第1ゴム物質3aを金型で加硫成形して
表面に所定のレリーフを有する一次成形品11を得る工
程と。
この−次成形品11の表面に易溶性物質を含む未加硫の
液状第2ゴム物質4aを均一に塗布する工程と、−次成
形品11を一次成形用のものと同一形状の金型で加硫し
て二次成形する工程と、二次成形品13から前記易溶性
物質を抽出する工程とを経て、第1ゴム物質3aで非多
孔性ゴムベース層3を構成し、第2ゴム物質4aで多孔
性ゴム被覆層4を構成する基本形態とする。この基本的
な製造方法は本出願人によって提案済である(特願昭5
8L−232517号)。これで注目すべきは一次成形
用と二次成形用の金型が同−又は別体でも同一形状のも
のであって、二段階に成形するようにした点である。
但し5本発明者等は実際に一次成形品11にそのまま第
2ゴム物質4aを塗布して直ちに二次成形に移したとこ
ろ、−次成形品11が二次成形用金型にスムーズに入ら
ないことを知った。とくに−次成形品11が大判の場合
に顕著であった。これは−次成形品11が半加硫成形状
態に止めたとしても3%程度の収縮が必ず生じることに
よる。
そのため、−次成形品11をいらいち引き伸しながら二
次成形用金型に互いの凹凸レリーフを合致させるよう入
れなければならず、この作業が至極面倒であり、この作
業中に一次成形時の凹凸レリーフが型部れして製品不良
を招いていた。なりの大判になると一次成形品11を二
次成形用金型に入れられなくなるといった事態も生じて
いた。
そこで2本発明ではかかる不具合も解消することを第2
の目的とするものであり、その特徴とするところは未加
硫の第1ゴム物質3aの裏面に目の密な非伸縮性布14
を裏張りして第1ゴム物質3aを一次成形し、以後は前
述した要領で成形するようにしたものである。この非伸
縮性布14は多くの場合が再使用に供することもあって
二次成形後に剥ぎ取られる。しかるときは、−次成形品
11はその第1ゴム物質3aが非伸縮性布14の目に食
い込んでいるので、収縮が可及的に抑えられ、この−次
成形品11を二次成形用金型にそのままスムーズに入れ
ることができる。
具体的に第1図に示す回転即用のゴム印字体Aを得るに
ついては次の工程を経て製造することになる。
第1工程: まず、第4図+alに示すごとく、未加硫のシート状第
1ゴム物質3aの裏面側に目の密な非伸縮性布14を裏
張りしたのち、この第1ゴム物質3aを金型に入れて加
硫成形し1表面に所定のレリーフを有する一次成形品1
1を得る。第4図(b)はこの−次成形品11を示す。
この−火成形に際しては形ができて金型から取り出せる
程度の半加硫状態(通常は50〜70%程度の加硫状態
)にし。
完全に加硫しないことが望まれる。
第2工程: 第4図(C1に示すごとく、−次成形品11の表面に易
溶性物質12および溶剤を含む第2ゴム物質4aをスプ
レーガンなどで均一に塗布する。このときの第2ゴム物
質4aの塗布厚は製品化したときのゴム被覆層4の厚み
を0.05〜0.51に′するに必要な厚みである。因
に、レリーフの凹所にゴム物質4aが多く溜ることは実
際上全く支障がなかった。
第3工程: 第2ゴム物質4a中の溶剤を飛ばして適度に乾燥したの
ち、−次成形品11を一次成形用金型と同一形状の金型
に入れて両ゴム物質3a°4aを完全に加硫成形し、第
4図+dlに示すごとく二次成形品13を得る。この際
の二次成形用金型は一次成形用金型と同じものを使用し
てもよいが、連続成形の都合で一次成形用金型と同一形
状の別の金型を使用してもよい。
第4工程: 二次成形品13を適当な液の中に漬は込んで加硫済の第
2ゴム物質4a中に混合せる前述の易溶性物質12を抽
出する。
かくして得られたシート状の二次成形品13を裁断して
所望形状の製品ゴム印字体Aをつくれば。
第1ゴム物質3aで非多孔性ゴムベース層3が。
第2ゴム物質4aで多孔性ゴム被覆層4がそれぞれ構成
されて第3図の断面構造になる。
ゴムヘースIW3を構成するゴム物質3aとゴム被覆層
4を構成するゴム物質4aとは、好ましくは互いに相溶
性を有する同一物質、一般にはNBR(アクニロニトリ
ル・ブタジェン・ゴム)からなる。天然ゴム(NR)を
用いることもできる。
非多孔性のゴムベース層3は軟らかくなり過ぎると、多
孔性ゴム被覆層4の厚みを極力小さくしても特にゴム印
字体Aの受圧面積が小さいときに形部れする。また、ゴ
ムベース層3が硬くなり過ぎると5押し心地が悪くなる
とともに、とくにゴム印字体Aの面積が大きいときに凹
凸を有する紙面への密着性が、薄い多孔性ゴム被覆層4
だけでは対応し切れなくなって印影が部分的に掠れるこ
とになる。したがって、ゴムベース層3のゴム硬度とし
ては45°〜70°、好ましくは52°〜68°、さら
に好ましくは62”〜64゛の範囲内であることが望ま
れる。ゴムベース層3は厚みが不足すると本来の機能が
発揮されず、W−すぎると特に印字面1の面積が小さい
ときに腰が弱くなって型崩れを招くので、第3図におい
て印字面1を有する突出印字部分で1.0〜1.5 v
sm程度に設定することが推奨される。
多孔性ゴム被覆層4の厚みは一般に9.5 vanを越
えるとこれ自体の圧縮変形性が高くなり過ぎ、従来の自
動印判にみられる多孔性ゴム層におけると同様に、ゴム
印字体Aの面積の大小にかかわらず(特に小さい場合に
顕著であるが)、インクを保有し過ぎて印影の型崩れと
インク過多によるベタつきを生じる。逆に厚みが0.0
5 龍より下回ると。
ゴムベース層3の一部が外部に露出するおそれがあり、
かつゴム被覆層4がインクを吸着補足するという元来の
機能が十二分に発揮されず、ゴム印字体Aの面積が大き
いときに僅かでも紙面に片当り状態になると転写不良を
招く。従ってゴム被覆層4の印字面1における平均的な
厚みは0.05〜0.5Hの範囲であることが望まれる
。この厚みはすなわち第1ゴム物質3aの表面に対する
第2ゴム物質4aの塗布厚で決定される。尤も、当業界
で汎用されている数字印の大きさの単位としては特大号
、初号、1号、2号、3号、4号、5号。
6号が知られており2例えば特大号や初号といった大き
さでは1.5 ill程度の厚みでも使用に耐えるし、
逆に4号以下になると0.5 +n厚では厚過ぎて印影
の型崩れ、インクのベタつきは避けられず。
第2ゴム物質4aの塗布厚は相対的なものである。
易溶性物質12としては一般に塩化ナトリウムが使用さ
れるが、その他の糖類でもよい。通常使用される塩化ナ
トリウムの場合、ゴム1重量部に対して3〜6重量部、
更に好ましくは3.5〜4重量部を混合し、多孔性ゴム
被覆層4の空隙率は60〜90%好ましくは68〜70
%に設定する。
6重量部を越えるとゴム被覆層4が極端に脆弱になって
耐久性の点で問題があり、3重量部以下になるとインク
の付着性が不満足になるからである。
第2ゴム物質4aを熔解する溶剤もトルエンその他のゴ
ム用であれば何でもよい。
ここで注目すべきは前記非伸縮性布14の存在である。
この非伸縮性布14としては綿布その他の耐熱性の合成
樹脂布であって、目の密な非・伸縮性のものを使用する
。これらの条件を満足するときは無数の小孔を有する合
成樹脂シートであってもよい。そして、非伸縮性布14
は充分な腰の強さを有するものであることが望まれる。
それは二次成形後に二次成形品13から剥ぎ取ることを
予想してのことである。この非伸縮性布14の使用によ
り、−次成形後に第1ゴム物質3aは非伸縮性布14の
目の中に食い込んで一次成形品11が従来のように収縮
せず、ために−次成形品11が二次成形用金型にスムー
ズに凹凸レリーフを合致させて入れられることになる。
本発明で言う金型とは第1図に示すごとき回転即用のゴ
ム印字体Aを対象とするときはパターンが定まっていて
大量生産されるので通常の継続使用する金型を意味する
ことになるが、これに限られない。例えば、第2図に示
すごときゴム印用のゴム印字体Aでは一品製作ものであ
るから、フェノール樹脂製の母型を使用するが、かかる
母型も金型の概念に含まれるものであることは言うまで
もない。因に、−品製作のゴム印字体Aと言うも。
これが単一で製作されることは稀であり、一般には数個
まとめて製作されるので、小さくても200cn+経度
の大きさを有する金型になるであろう。
〔実施例〕
非伸縮性布14を裏張りした未加硫のシート状第1ゴム
物質3aを金型に入れて表面に所定のレリーフを有する
一次成形品11を得た。この−次成形品11は50%程
度の半加硫状態に止めた。
次に、−次成形品11の表面に塩化ナトリウムとトルエ
ンを含む液状の第2ゴム物質4aをスプレ−ガンで0.
07 *m厚に噴霧塗布し9次に乾燥後の一次成形品1
1を同じ一次成形時の金型に入れて再び加硫成形し、こ
の場合は完全に加硫して二次成形品13を得た。次に二
次成形品13から前記非伸縮性布14を剥ぎ取ったのち
、この二次成形品13を水の中に漬けて前述の塩化ナト
リウムを溶解抽出した。最後に所望の幅員に切断してゴ
ム被rft層4の厚みが0.05 mlの第3図に示す
回転印に用いる4号活字のゴム印字体A(数字印)をつ
くった。しかるときは、−次成形品11の収−縮が殆ど
無く、これをそのまま二次成形用金型に凹凸レリーフを
合致させて簡単に入れられ、−次成形品11は半加硫状
態に止めたので、製品化したときのゴムベース層3とゴ
ム被5.層4との結着力がよく確保できた。そして多孔
性ゴム被覆層4の厚みは凹凸レリーフの大小や粗密に影
響を受けず。
全面的に均一に仕上がり、かつゴム被mJJ4がゴムベ
ース層3から全く剥離しないものが得られた。
〔変形例〕
なお、ゴム印字体Δはゴムベース層3の下面に非伸縮性
布14を剥ぎ取らずに一体結着した断面構造としてもよ
い。ゴムベース層3とゴム被覆層4との間に7両者3・
4の結着強度をより強固にするために接着剤層を介在さ
せたり2両者3・4間に該ゴムベース層3よりも硬い1
例えば70゜〜90°程度のゴム硬度を有する中間層を
介在させるなどの変形も本発明の予想するところである
また、−次成形は前述したように第1ゴム物質3aを半
加硫状態に止めることが望ましいが、金型からの一次成
形品11の取り出しの容易化を図るなどのために一次成
形時に第1ゴム物質3aを完全に加硫するようにしても
よいであろう。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、基本的には厚
手の非多孔性ゴムベース層3に薄手の多孔性ゴム被覆層
4を一体に積層形成した断面構造のゴム印字体Aを製造
するについて、まず厚手の非多孔性ゴムベース層3を構
成する未加硫のシート状第1ゴム物質3aを金型で加硫
成形しておき。
次にこの一次成形品11の表面に薄手の多孔性ゴム被覆
Jii4を構成する第2ゴム物質4aを均一に塗布した
のち、同一形状の金型で加硫して二次成形するものとし
た。つまり、この二次成形時には既に一次成形されたゴ
ムベース層3の凹凸レリーフにゴム被覆層4をこの凹凸
レリーフに沿わせて薄く成形するものであるから、ゴム
被覆層4は印字面1のレリーフの大小や粗密によく対応
して全面的にムラのない均一な厚みに仕上げることがで
きる。また、二次成形のときに一次成形時の成形不良部
分も修正するので、レリーフもシャープで端正に仕上が
る利点を有する。
そのうえで、−次成形に先立って第1ゴム物質3aの裏
面側に目の密な非伸縮性布14を裏張りしておくものと
したので、−次成形品11は第1ゴム物質3aが非伸縮
性布14に食い込んで収縮が積極的に抑えられことにな
り、−次成形品11が二次成形用金型に簡単に入れられ
る。したがって、大判のゴム印字体Aを製造する際にも
作業が楽になり2作業能率の向上を図れるとともに、−
次成形品11を無理に引き伸ばす必要がないので高精度
に仕上げることができる利点をも有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が対象とするゴム印字体を使った回転印
を例示する一部縦断正面図である。第2図は本発明が対
象とするゴム印字体を使ったゴム印を例示する斜視図で
ある。 第3図は本発明方法によって得られるゴム印字体の断面
図、第4図fa)・fb)・fc)は該ゴム印字体の製
造工程を順次的に説明するそれぞれの概略断面図である
。 第5図は従来の自動印判における多孔性ゴム印字体の断
面図である。 第6図は本発明が対象とするゴム印字体の従来例におけ
る製造工程途中の状態を示す概略断面図。 第7図と第8図はその従来方法によって得られたゴム印
字体の不良状態をそれぞれ示す概略断面図である。 1・・・・・印字面。 3・・・・・非多孔性ゴムベース層。 3a・・・・第1ゴム物質。 4・・・・・多孔性ゴム被覆層。 4a・・・・第2ゴム物質。 11・・・・−次成形品。 12・・・・易溶性物質、  13・・・・二次成形品。 14・・・・非伸縮性布。 発 明 者 白木 孝信 同 福武 健治 第2図 第3図 第 4 図(a) 第 4 図(、) 第 4 図(b) 第 tl 図(d)第S図 第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非多孔性ゴムベース層3の印字面側の表面に。 多孔性ゴム被覆層4が薄く一体に積層形成されたゴム印
    字体Aを製造するについて、裏面側に非伸縮性布14を
    裏張りした未加硫のシート状第1ゴム物質3aを金型で
    加硫成形して表面に所定のレリーフを有する一次成形品
    11を得る工程と、この−次成形品11の表面に易溶性
    物質12を含む未加硫のゴム物質4aを均一に塗布する
    工程と。 −次成形品11を同一形状の金型で加硫して二次成形す
    る工程と、二次成形品13を液に入れて第2ゴム物質4
    a中の易溶性物質12を抽出する工程とからなるゴム印
    字体の製造方法。
JP7810784A 1984-04-17 1984-04-17 Gomuinjitainoseizohoho Expired - Lifetime JPH0238391B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7810784A JPH0238391B2 (ja) 1984-04-17 1984-04-17 Gomuinjitainoseizohoho

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JP7810784A JPH0238391B2 (ja) 1984-04-17 1984-04-17 Gomuinjitainoseizohoho

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6313775A (ja) * 1986-07-04 1988-01-21 Sanbii Kk 日付印判
EP1731323A3 (en) * 2005-06-07 2007-01-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing material, method of manufacturing the printing material and stamp having the printing material
CN112297314A (zh) * 2020-10-20 2021-02-02 依合斯电梯扶手(上海)有限公司 一种橡胶扶手带生产冷端模压方法

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