JPS637158B2 - - Google Patents

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JPS637158B2
JPS637158B2 JP55130375A JP13037580A JPS637158B2 JP S637158 B2 JPS637158 B2 JP S637158B2 JP 55130375 A JP55130375 A JP 55130375A JP 13037580 A JP13037580 A JP 13037580A JP S637158 B2 JPS637158 B2 JP S637158B2
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JP
Japan
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roll
pattern
embossed
sheet
printed
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JP55130375A
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Kazuo Suzuki
Shuichi Moriizumi
Hisashi Takeda
Chukei Kato
Kenji Kogo
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Lonseal Corp
Original Assignee
Lonseal Corp
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Publication date
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Publication of JPS5756212A publication Critical patent/JPS5756212A/ja
Publication of JPS637158B2 publication Critical patent/JPS637158B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/22Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length
    • B29C43/24Calendering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C43/22Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length
    • B29C43/222Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length characterised by the shape of the surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C43/22Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length
    • B29C43/30Making multilayered or multicoloured articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/44Compression means for making articles of indefinite length
    • B29C43/46Rollers
    • B29C2043/461Rollers the rollers having specific surface features
    • B29C2043/463Rollers the rollers having specific surface features corrugated, patterned or embossed surface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エンボス模様を有する離型紙を用い
た新規な柄ずれのない印刷・エンボスシートの製
造方法に関し、更に詳しくは、エンボス模様を有
する離型紙面に透明もしくは半透明合成樹脂塗膜
を構成し、該塗膜面に多色刷印刷を行つた後、カ
レンダーロールによつて裏打層シートを積層する
ことを特徴とする印刷・エンボスシートの製造方
法に関するものである。
従来、トラツク、ジープ、クレーン車、ブルド
ーザ、ダンプカーなどの荷役用、作業用車輛の座
席の被覆材として格子柄や幾何学模様の印刷を施
した塩化ビニルレザーが用いられているが、これ
らのレザーの多くは、印刷模様がひどく歪んで柄
ずれを起している。例えば、格子柄の場合、正し
く縦及び横の線が配列されていて始めて格子柄と
しての価値を示すが、この様な柄ずれがあつたの
では、いかに荷役車、作業車とはいえ著しく商品
価値を損なう結果となつている。
本発明者らは、かかる背景において種々研究の
結果、新規な柄ずれのない印刷・エンボスシート
を製造する方法に到達するに至つた。その実施の
一例を図面について説明するとエンボス模様2,
3を有する離型紙1を用い、該離型紙1のエンボ
ス模様2,3面にドクター刃法又はロールコータ
ー法により表面皮膜4となる透明もしくは半透明
合成樹脂塗料4′を塗布した後、之れを乾燥炉1
6に通して充分乾燥する工程を第1工程とし、こ
の場合、エンボス模様を有する離型紙1は此種の
技術分野において周知の形態のもので、例えばク
ラフト紙等のベース紙の一面に、離型性シリコン
等の離型剤を焼付けた後、該シリコン塗布面か
ら、所望するエンボス模様の逆シボ模様を押刻し
た物で、一般に市販されているタイプのものが使
用できる。離型剤はシリコンの他にフツ素系樹
脂、ポリエチレンワツクス等があるが、いずれの
ものでも実施に使用でき、エンボス模様面は必ず
これら離型剤で処理された面でなければならな
い。これは逆シボ模様面に塗料4′を流し込んだ
後、乾燥・成膜したものを剥離することから不可
欠な条件であり、さもないと塗料4′は全て逆シ
ボ模様面に浸透して乾燥後、この成膜塗膜4を剥
離することが不可能となる。したがつてエンボス
模様面という表現は特に断りを入れなくとも離型
性を有するエンボス模様面の意味である。離型紙
1上に付されるエンボス模様2,3は革シボ類を
最も一般的であるが、格子柄、幾何柄などの大柄
の印刷模様に対しては適当ではない。したがつて
この様な印刷模様に対しては杉綾織状の布帛シボ
が適しており、このシボは革シボに比してシボが
深いため、エンボス模様2,3は立体感に富んだ
ものとなる。この様にエンボス模様2,3は凹凸
差の大きい、即ちシボ深さの深いものが適してい
るが、花柄や動物柄の様に1つの印刷模様が、そ
れぞれ意味あいを表現している場合は、毛シボ、
砂壁シボのように微細なエンボス模様が適してい
る。
この様な性能・性状のエンボス模様2,3面
に、透明もしくは半透明の合成樹脂塗料4′を塗
布する。この合成樹脂塗料4′は、得られた製品
の表面皮膜4を構成するをもつて、極めて重要な
構成要素である。例えば、得られたエンボスシー
トが座席シートの被覆材として用いられる場合は
感触、耐摩耗性、耐候性という性能が要求される
ので2液反応型ポリウレタン、又は湿気硬化型1
液性ポリウレタンあるいはアクリル樹脂などが用
いられる。また用途として衣料など柔軟性が要求
される例では柔軟な合成樹脂、例えば軟質塩化ビ
ニル樹脂ペーストなどが良く、靴用、鞄用及びサ
ンダル用などではポリアミノ酸樹脂が適してい
る。
この様な合成樹脂塗料4′の離型紙1への塗布
は通常、第5図に示した様にエンボス模様の凹部
3に塗料4′を充填し、その凸部2には塗料がな
るべく残らない様な塗布方法が好ましい。したが
つてこの様な塗布方法としてはドクター刃法、ロ
ールコーター法が適している。ドクター刃法の場
合は第1図にその工程を模式的に示したが、ロー
ル状11に巻かれた離型紙1のエンボス模様2,
3面に固定刃としてドクター刃12を当接してお
く。ドクター刃12と離型紙1との接触は離型紙
1が無理なく前方に移送される最少限の接触と
し、そのためにはドクター刃12を離型紙1に多
少押しつける程度が良い。したがつて離型紙1は
駆動ロール13,14に懸架されている無端コン
ベアーベルト15上に離型紙1を載置、移送す
る。ロールコーター法の場合もドクター法と同様
固定ロールとし、ロールを離型紙1に密接させた
状態で塗料をエンボス模様の凹部3に擦り込むよ
うに塗布する。塗料4′は出来るだけ凹部3にの
み充填され、凸部2には塗料が残存しないのが最
も良いが、多少の残存は許容出来る。但しリバー
ルロールコーターの様に、一定厚の塗料膜厚を離
型紙1上に載置して行く方法では、凸部2上にも
かなり厚く塗料膜が載置され、未乾燥状態での塗
料膜面は平坦になり、乾燥後もこの平坦さはその
侭残つてしまうことになる。この様な場合は塗料
中に含まれる樹脂分を極端に少なくすることによ
つて塗料膜の平坦さを解消することが出来るが、
樹脂分が少ない分だけ表面塗膜4が薄くなつてし
まうという欠点が生じる。しかし乍ら固定刃法で
あれば凹部3に多く充填され凸部2には殆んど塗
料が載らないか、塗布されても僅かなために、こ
の平坦さは全く生ぜず、得られた製品における立
体感及び印刷模様5とエンボス模様2′,3′との
相互作用が充分発揮される。
この様にして固定ドクター刃12によつて合成
樹脂塗料4′を塗布した後、乾燥炉16によつて
乾燥又はゲル化せしめ冷却ロール群17によつて
冷却しロール状18に巻きとる。この工程で取得
された中間品は第5図に示す構造となる。
合成樹脂塗料4′が2液性ポリウレタンの様に
反応硬化型塗料の場合、乾燥炉を通しただけでは
硬化が完了しないが、この場合の乾燥度はロール
状18に巻取つた際に粘着せず、ブロツキングな
どを起こさぬ程度まで乾燥する。そしてロール状
18に巻いた侭、半日又は1昼夜放置することに
より硬化反応が進行し完全な塗料膜となる。
この様にして得られた乾燥塗料膜面上に、グラ
ビヤ印刷法、捺染法、フレキソ印刷法など適宜の
印刷法によつて1色又は2色以上の印刷インキに
より幾何柄、格子柄、花柄、抽象柄などの印刷模
様を印刷した後、これを乾燥する工程を第2工程
とする。この第2工程を第2図によつて説明する
と、第1工程で得られた合成樹脂塗料4′を塗布
した離型紙1をロール状18に巻き取つたものを
印刷機の巻出装置部にセツトし、印刷ロール21
によつて、塗料4′膜面上に印刷模様5を施す。
印刷インキ20はインキ皿19中にあり、印刷ロ
ール21とバツクアツプゴムロール22との間に
離型紙(1)は導入される。塗料4′膜面上に印刷さ
れた離型紙1は乾燥炉23で乾燥され、冷却ロー
ル群24により冷却後、ロール状25に巻取られ
る。第2図では1色印刷の実施例を示したが、印
刷部21,22を2セツトにすれば2色印刷が、
3セツトにすれば3色印刷が行なえるのは勿論で
あり、ここではそれら多色印刷の原形とし1色印
刷の例を掲げたにすぎない。この様にして印刷さ
れた構成を第6図に示す。第6図の場合、合成樹
脂塗料4′膜は印刷5部を含めて平坦に表現され
ているが、実際には離型紙1の凹部3に充填され
た塗料膜は乾燥に伴ない肉やせを示し、僅かなが
らへこみ現象を示す。このへこみ現象は溶液型の
塗料の場合、含有する樹脂分の少ない程顕著であ
り、樹脂分の多いもの程少なく平坦になる。しか
し乍らドクター刃法、ロールコーター法による塗
布法の場合、樹脂分100%の塗料であつても凹部
3の部分はへこみ現象を呈するのが特徴であつ
て、この点においてリバースロールコーター法と
は基本的に異なるのである。
この様に凹部3の部分にへこみが出来た塗料膜
面であつても金属印刷ロール21とバツクアツプ
ゴムロール22間を通して、若干の押圧力を加え
て印刷すると、このへこみがあつても、へこみが
押圧力によつて平らにされた状態で印刷されるを
もつて、へこみ内部まで正確に印刷が行なわれ
る。捺染法の場合はこの押圧力が加わらないが、
へこみ部に印刷インキ20が余分に流入し他の部
分との比較で濃淡効果が出てくるので、グラビヤ
法とは異つた印刷効果が得られる。
第2工程の場合、離型紙1と一体になつた形で
塗料膜面上に印刷模様5が施されるので、印刷時
のテンシヨン不均一による印刷模様5の歪みが生
ぜず、また多色印刷の場合は1色目の印刷と2色
目の印刷との間のテンシヨンの不均一による柄ず
れも生じないので、所定の印刷模様が正しく施さ
れるという効果が得られる。この点、従来のシー
ト又はレザーでは1色印刷法においても、シート
又はレザーに加わるテンシヨンが不均一な場合、
印刷模様が左右で歪んだり、長手方向、即ち印刷
が行なわれている過程で変化したりする。これは
シート又はレザーにシワが入らぬ様、シート又は
レザーに張力を加えておく必要があり、その張力
によつてシート又はレザーが延伸されてしまうこ
とに起因する。この張力によるシート又はレザー
の延伸は多色印刷の場合は柄ずれの原因となり、
シート・レザーでは正確な柄合わせは不可能とさ
れて来た所以である。しかし乍ら本発明の場合
は、離型紙という、張力が加わつても延伸しない
材料の上での印刷なのでこれらの歪みや柄ずれは
全く生ぜず、極めて正確な印刷が可能となり、し
かも、凹部3のへこみの中までも、キツチリと印
刷されるので得られた製品における印刷効果はエ
ンボス模様効果に同調した立体感にとんだものと
なるのである。
この様にして得られたロール状の印刷物25は
次に第3工程におけるカレンダーロールの積層用
巻出し装置(図示せず)にセツトし、バツクアツ
プゴムロール27と積層ロール28との間で、カ
レンダーロール26で圧延された合成樹脂シート
6と積層される。この場合シート6はカレンダー
ロールでの加工温度、通常の場合は160℃−180℃
の温度に加熱されており、印刷面と積層される場
合も、この温度よりも低下しているものの、かな
り熱い高温状態で積層される。
合成樹脂シート6、特に熱可塑性軟質合成樹脂
シートの場合、高温では文字通り可塑性を示し、
離型紙1の凹部3のへこみに対してもシート自身
が積層装置27,28の押圧力によつて変形しな
がら入りこみ、塗料4′膜面と完全な密着積層を
示す。この合成樹脂シート6は軟質塩化ビニル樹
脂、半硬質塩化ビニル樹脂、硬質塩化ビニル樹脂
などの多種の塩化ビニル樹脂、酸ビ−エチレン共
重合体、ABS樹脂と塩化ビニル樹脂の硬質、半
硬質混合物、NBR−塩化ビニル樹脂混合物のよ
うなゴム質混合物など各種の熱可塑性合成樹脂及
び混合合成樹脂が用いられる。カレンダー加工さ
れる場合、熱可塑性合成樹脂は圧延条件に応じて
可塑化されているので積層装置27,28でこの
可塑性を保持している合成樹脂であれば硬質、軟
質いずれでも使用可能である。第3図に示す方法
とは別に、カレンダーロールの最下部のロールに
バツクアツプゴムロールを設置し、最下部ロール
とこのバツクアツプゴムロール間で圧延シート6
と離型紙1とを積層する方法は硬質系シートの場
合に極めて有効であり、またシート6の厚さが
0.8〜1.0mmと比較的厚い場合も有効な方法であ
る。
また積層装置27,28によつて圧延された合
成樹脂シート6を積層する場合、第3図に示すよ
うに基布7を同時に積層することも出来る。この
場合はロール状29に巻いた基布7を巻戻しなが
ら金属積層ロール28に沿つて合成樹脂シート6
の上面に供給する。合成樹脂シート6の下面は印
刷された塗料膜が塗布されている離型紙1が供給
されているので、両面同時積層されることにな
る。基布7はその積層面に熱活性化型の接着剤を
予め塗布しておくことにより合成樹脂シート6の
熱によつて活性化し完全な積層が得られる。
この様にして合成樹脂シート6を積層した後、
冷却ロール群30により冷却され、次いでピンチ
ロール31を経た所で製品32を離型紙1とに剥
離し、塗料4′膜を合成樹脂シート6の表面に転
着して表面皮膜4とし、シート6とともに巻取る
工程を第4工程とする。
第3図に示す工程によつて得られる製品は基布
7を有するものであるが、基布7を用いない場合
は第9図に示すようにシート状のものとなる。い
ずれの場合も、離型紙1の凹部3に充填された塗
料4′膜は転着された表面皮膜4において凸部
3′となり離型紙1の凸部2の部分は表面皮膜4
の凹部2′を形成する。この凸部3′と凹部2′と
によるエンボス模様2′,3′が前述の革シボ模
様、杉綾織模様を構成し、この皮膜4を通して皮
膜4の下部にある印刷模様5が透視される。しか
もこの透視はエンボス模様2′,3′によつて相剰
的に行なわれ、立体的な質・量感をもたらすこと
になる。第3工程における圧延シート6は通常の
熱可塑性合成樹脂の他、発泡剤を加えた発泡性熱
可塑性合成樹脂も使用でき、発泡性熱可塑性合成
樹脂の場合はカレンダー加工時の温度は非発泡性
熱可塑性合成樹脂に較べて幾分低めであるが(例
えば155−165℃)積層装置27,28での積層に
は全く支障のない可塑性を持つているので前記と
同様、基布7との同時積層も極めて容易である。
但し発泡性熱可塑性合成樹脂シートを積層した場
合は、冷却ロール群で積層物全体を冷却しロール
状に巻取つた後、発泡炉に通し210−220℃の温度
で加熱発泡6″せしめる必要がある。発泡後、冷
却ロールにより冷却し離型紙1を剥離すれば第1
0図に示す構造の発泡レザーが得られる。発泡レ
ザーの場合、発泡は離型紙と積層した侭行なうの
で、エンボス模様の消失は全くなく、印刷模様の
歪みや乱れも全く生じない。
次に実施例により本発明の具体的態様を述べ
る。
実施例 1 (1) 塗料膜の構成 旭ロール製離型紙デザインNo.AR−25を用い、
そのエンボス模様面上に下記配合1の塗料をドク
ター刃法により塗布した。この離型紙の最大シボ
深さは0.32m/mで、極めて凹凸の大きいエンボ
ス模様付離型紙である。
離型紙AR−25 坪 量 165g/m2 紙 厚 0.18mm 最大シボ深さ 0.32mm シボ形状 革シボ 配合 1 塩ビペースト樹脂 100重量部 DOP 60重量部 アクリル樹脂溶液(40%) 100重量部 ミネラルスピリツト 10重量部 配合1による塗料は樹脂分74%、粘度5600cps
で塗布量は120g/m2(ウエツト)であつた。塗
料を塗布した後、80℃の乾燥炉で3分間、100℃
の乾燥炉で2分間乾燥させた所、凹部に塗料膜が
形成され最大シボ深さは0.12m/mであつた。
(2) 印刷 3色グラビヤ印刷機により格子縞を印刷した。
1色目は濃青色タテ縞、2色目は濃茶ヨコ縞、3
色目は1色目のタテ縞の両端に赤色で添えタテ縞
を印刷した。これらの印刷は通常の壁紙印刷と同
様、柄ずれの全くない、極めて正確な印刷であつ
た。
1色印刷−乾燥−2色印刷−乾燥−3色印刷−
乾燥の順で行ない、冷却後、ロール状に巻取つ
た。
(3) 合成樹脂シートの積層 上記(2)で印刷した離型紙を24インチ径の逆L型
4本ロールカレンダーの背後にある基布巻出し装
置にセツトした。カレンダーでは下記配合2によ
る0.35m/m厚のクリーム色の非発泡性軟質塩ビ
シートを圧延し、積層ロールとバツクアツプゴム
ロール間でこの圧延された合成樹脂シートを積層
した。
配合 2 塩化ビニル樹脂(=1050) 100重量部 DOP 60重量部 エポキシ化大豆油 5重量部 Ba−Zn系液状安定剤 2.5重量部 重カル 50重量部 TiO2(粉末) 5重量部 黄色顔料 適量重量部 カレンダー加工温度 170℃ この場合、基布は用いなかつた。
(4) 製品 カレンダーの積層装置により合成樹脂シートを
積層し、これを冷却した後、離型紙を剥離する
と、離型紙の凹部に形成された塗料膜は、該合成
樹脂シートに転着されて、このシートの表面皮膜
となると共に表面がシボ模様となる柄ずれの全く
ない、淡い革シボ模様を有する極めて美麗な印
刷・エンボスシートが得られた。このシートはシ
ボの部分はドライな感触を持ち、しかも全体とし
ては極めて柔軟な感触のシートで、印刷模様のシ
ボの凹凸に応じて深みのある透視効果を呈してお
り、自動車用ドアサイドシートとして好適であつ
た。ウエルダー加工及びドアー周辺部の絞り加工
も従来の軟質塩ビシートと全く同様の方法で加工
出来るものであつた。
実施例 2 実施例1の(3)圧延シートの積層時に積層装置に
両面メリヤス布を供給し、離型紙との積層と同時
に基布を積層する以外、実施例1と同様であつ
た。
実施例2で得られた印刷・エンボスレザーは従
来の格子縞レザーとは異なり、タテ縞、ヨコ縞の
歪みや乱れが全くなく、赤色の添え縞も極めて明
確且つ美しく整合された極めて高品質のレザーで
あつた。これは作業車用、荷役用、農業用自動車
の座席の被覆材として好適であつた。またこのレ
ザーは長期に亘る使用においても、エンボス模様
の消失や摩耗がなく、したがつて印刷模様の色落
ちも全くないものであつた。
実施例 3 実施例1の(3)に代えて下記の配合3の発泡性塩
化ビニルシートを用いた。
配合 3 塩化ビニル樹脂(=1050) 100重量部 DOP 80重量部 エポキシ化大豆油 5重量部 アゾジカルボンアミド 6重量部 Ba−Zn−Mg系粉末状安定剤 3.5重量部 TiO2(粉末) 5重量部 黄色顔料 適量重量部 カレンダー加工温度 160℃ 圧延シートの厚さは0.4m/m厚で積層時には
両面メリヤスを同時に積層した。
次いで210℃に加熱されている発泡炉に入れ2
分間加熱し、離型紙を含めた厚さ1.48m/mの発
泡レザーを得た。この場合の発泡倍率は2.75倍で
あつた。離型紙を剥離した後の発泡レザーは総厚
1.30m/mで表面の凹凸エンボス模様を有した、
柄ずれのない格子状印刷・エンボスレザーを得
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の製造方法の実施の一例を示すも
ので第1図は第1工程、第2図は第2工程、第3
図は第3及び第4工程を示す説明図、第4図乃至
第8図は4−4線、5−5線、6−6線、7−7
線、8−8線に沿える拡大断面図、第9図及び第
10図は他の実施例の断面図であり、図中、1は
離型紙、2,3はエンボス模様で2はその凸部、
3は凹部、4′は透明もしくは半透明合成樹脂塗
料、4は転着された表面皮膜、5は印刷模様、6
は合成樹脂シート、6″は発泡シート、7は基布
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の第1工程乃至第4工程よりなることを
    特徴とする柄ずれのない印刷・エンボスシートの
    製造方法。 第1工程:エンボス模様を有する離型紙のエンボ
    ス模様面に、ドクター刃法又はロール
    コーター法により、表面皮膜となる透
    明もしくは半透明合成樹脂塗料を塗布
    し、これを充分乾燥する工程。 第2工程:該乾燥塗料膜面上に1色又は2色以上
    の印刷インキにより幾何柄、格子柄、
    花柄、抽象柄などの印刷模様を印刷
    し、乾燥・冷却後、ロール状に巻取る
    工程。 第3工程:上記のロール状に巻取られた印刷物を
    カレンダーロールの積層用巻出し装置
    にセツトし、之を巻出しつつ該印刷面
    上にカレンダーロールにより圧延され
    た合成樹脂シートを熱時・押圧・積層
    する工程。 第4工程:圧延シートを積層した後、これら積層
    物を充分冷却し、離型紙を剥離する工
    程。 2 第3工程においてカレンダーロールによつて
    圧延されたシートが他の面に基布を熱時・押圧・
    積層する事を特徴とする前記第1項記載の柄ずれ
    のない印刷・エンボスシートの製造方法。 3 第3工程においてカレンダーロールによつて
    圧延されたシートが発泡性合成樹脂であることを
    特徴とする前記第1項記載の柄ずれのない印刷・
    エンボスシートの製造方法。
JP55130375A 1980-09-18 1980-09-18 Manufacture of print and embossed sheet free from displacement of pattern Granted JPS5756212A (en)

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