JPH0221244Y2 - - Google Patents

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JPH0221244Y2
JPH0221244Y2 JP1984055242U JP5524284U JPH0221244Y2 JP H0221244 Y2 JPH0221244 Y2 JP H0221244Y2 JP 1984055242 U JP1984055242 U JP 1984055242U JP 5524284 U JP5524284 U JP 5524284U JP H0221244 Y2 JPH0221244 Y2 JP H0221244Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は柄の下面にゴム印字体を固着したゴム
印に関し、このゴム印字体の断面構造に改良を加
えたものである。
すなわち、ゴム印字体が主体となる非多孔性ゴ
ムベース層の裏面側に多孔性ゴムクツシヨン層
を、表面側に極薄の多孔性ゴム被覆層をそれぞれ
一体に積層形成したものとし、以てゴム印字体に
適度のクツシヨン性とインクの良好な付着性とを
付与したものである。
〔従来の技術〕 第2図は本出願人が先に提案した連結式柄付き
ゴム印を示す(実開昭58−55968号公報)。これで
は単位のゴム印1を順次連結して行けるものとな
つている。
かかる連結式柄付きゴム印では、とくに下端印
字面の高さ方向の位置ずれを確実に防止する必要
がある。ひとつのゴム印において、その印字面が
他のものより低いと捺印不良ないしは捺印不能を
招くからである。
この点、単位のゴム印1は従来一搬に第7図に
示すごとく柄2の下面に別体のスポンジ体20を
介してゴム印字体3を接着剤21,22で貼着し
ている。このスポンジ体20はゴム印字体3の紙
面への当たり、つまり押し心地を良好するととも
に、ゴム印字体3の下端印字面3aが凹凸を有す
る紙面へもよく密着するように働く。
ところが、この種のスポンジ体20は一般に厚
さ10mm、前後左右幅が1m程度のガス発泡させた
スポンジ原反から切り出して得ており、製造時に
厚みムラを生じることが避けられない。そのた
め、前述のゴム印1を数個連結して行つたとき、
各ゴム印字体3の下端印字面3aの高低が不揃い
になり、部分的に鮮明な押印が出来ないゴム印1
が出る、といつた不具合が生じていた。
かかる不具合は、第8図に示すごとく非多孔性
ゴム印字層25の裏面にスポンジ層26を一体に
積層形成したゴム印字体3を使用すれば解消でき
る。第8図は実公昭36−3806号公報に示されてい
るものであり、これによればゴム印字層25にス
ポンジ層26を接着する手間も省略できる。
また別の従来技術として、第9図に示すものが
ある(実公昭50−31048号公報)。この場合のゴム
印字体3は下端に印字面3aを有する印字層27
の裏面(上面)にインク吸蔵層28ついで柄2へ
の接着層29を順に積層形成し、全体を多孔性に
する。ただし、気孔率が接着層29、印字層2
7、インク吸蔵層28の順で大きくなるように設
定したものである。
更に別の従来技術として、第10図に示すもの
がある(実公昭35−6506号公報)。この場合のゴ
ム印字体3は印字層30と多孔性スポンジ層31
とを一体に積層形成してなるが、金型成形時に印
字層30は気泡を押しつぶして印字面3aに気泡
を有しないようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第8図の従来例ではゴム印字層25が
非多孔性であるから、この印字面3aへのインク
付着性が悪く、ひいては紙面へのインクの転写性
が悪い。従つて、この点で印影が掠れがちであ
る。
第9図の従来例は連続捺印を目的とする自動印
判用であつて、インクのボタ落ち防止の為にイン
ク吸蔵層28にインクを吸蔵しておき、これから
インクを印字層27に移行させるものである。こ
れでは凹凸レリーフの印字面3aも全体が多孔性
となつて脆弱であり、凸出印字部が欠落しやす
い。ゴム印字体3の全体が多孔性で弾性に富み過
ぎるから、紙面に押圧したとき、ゴム印字体3が
過剰に圧縮変形して印影が型崩れし、かつ過剰な
インクでベタつく。従つて、別に紙面へ押し過ぎ
ないようにストツパー手段を備えたものでなけれ
ばならず、第2図に示すごときゴム印には到底使
用できない。それに接着層29は気泡が殆ど存在
しないとは言え、インクの滲透を許すであろうか
ら、柄2に接着剤を介して接着したとき、この接
着剤がインクと接触し、ゴム印字体3の全体が柄
2から剥離しやすいものとなる。
第10図の従来例では印字層30が全体に多孔
性であると、インクがスポンジ層31にまで滲透
して、元来の用をなさないであろうから、記載通
りに印字層30の表面は気孔を有しない筈であ
る。そうだとすれば、印字面3aへのインクの乗
りが悪い。印字層30は薄く、全体がスポンジ層
31で形成されているので、腰が弱すぎて紙面へ
の当たり具合によつては印影の型崩れを招くこと
必至である。
これを要するに、第9図および第10図の従来
例では、ゴム印字体3の主体部が非多孔性のゴム
層で形成されていない点に問題がある。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来の不具合を解消するため
に提案されたものである。
本考案の目的は、紙面への押し心地の良さ、お
よび紙面への密着性を確保したゴム印字体を有す
るゴム印を得るにある。
本考案の目的は、印字面の高さにバラつきのな
い高精度なゴム印字体を備えたゴム印を得るにあ
る。
本考案の目的は、ゴム印字体が安価に量産で
き、柄の下面にも簡単に貼着できるゴム印を得る
にある。
本考案の目的は、ゴム印字体の印字面に対する
インクの付着性が良好なゴム印を得る。
本考案の目的は、ゴム印字体の印字面が欠落す
ることなく、耐久性に優れたゴム印を得るにあ
る。
本考案の目的は、ゴム印字体が適度の腰の強さ
を有し、印影が型崩れすることなく鮮明な捺印を
可能とするゴム印を得るにある。
本考案の目的は、長期にわたつて使用するも柄
の下面からゴム印字体が剥離し難いゴム印を得る
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は大要、第1図に示すごとく柄2の下面
に固着されるゴム印字体3が、扁平板部10と該
扁平板部10の表面側に一体に突出形成される印
字部11とからなるゴム印を前提とする。
そのうえで、本考案のゴム印字体3は前記扁平
板部10の裏面側に多孔性のクツシヨンゴム層1
2を一体に積層形成したものとし、クツシヨンゴ
ム層12を介してゴム印字体3を柄2の下面に直
接に貼着する。
かつ、本考案ではゴム印字体3の扁平板部10
と印字部11とが、ゴム硬度が52〜68゜の厚手の
非多孔性ゴムベース層15の表面に、ゴム硬度が
80゜以上で0.1〜0.4mm厚の非多孔性中間ゴム層16
を、次いで0.05〜0.5mm厚の多孔性ゴム被覆層1
7をそれぞれ一体に積層形成し、この多孔性ゴム
被覆層17が外表面の印字面3aを構成するもの
とした。
〔考案の効果〕
(1) ゴム印字体3は従来のスポンジ体20(第7
図)に代わるクツシヨンゴム層12が裏面に一
体成形されている。
したがつて第1に、安価に量産できる。
第2に、クツシヨンゴム層12も同時に成形
するので、これ自体の厚みも均一化でき、ゴム
印字体3の印字面3aの高さおよび平面度をバ
ラつきなく高精度に確保できる。とくに第2図
に示すごとき連結式柄付きゴム印に適用して有
効である。
(2) ゴム印字体3はあくまでも非多孔性ゴムベー
ス層15をベースにして腰の強さを確保し、そ
のうえでクツシヨンゴム層12のクツシヨン性
能を生かすものとした。
したがつて、紙面への当たり、すなわち押し
心地がよく、凹凸を有する紙面にも印字面3a
の密着性が良好で鮮明な捺印を期待できる。
とくに、紙面に強く押しても非多孔性ゴムベ
ース層15が主体となつているので、ゴム印字
体3の全体が大きく圧縮変形することはなく、
印影の型崩れをよく防止できる。このことは、
汎用されている連続捺印目的の自動印判と比較
して明らかなように、紙面への印字面3aの接
当圧を規制するストツバー手段を必ずしも要し
ないことを意味し、ストツパーなしのゴム印な
どに適用するとき極めて有効である。
(3) ゴム硬度が52〜68゜の厚手の非多孔性ゴムベ
ース層15の表面に、ゴム硬度が80゜以上で0.1
〜0.4mm厚の硬度の非多孔性中間ゴム層16を、
次いで0.05〜0.5mm厚の多孔性ゴム被覆層17
をそれぞれ一体に積層形成し、印字面3aのみ
が極薄の多孔性ゴム被覆層17で構成されるも
のとした。
したがつて第1に、水溶性インクでも印字面3
aへの付着性(乗り)が良く、この点でも紙面へ
のインクの転写性が良好に確保でき、鮮明な捺印
を保証する。しかも、硬質の非多孔性中間ゴム層
16が多孔性ゴム被覆層17の押印時における過
剰な圧縮変形を良く防止し、印影の型崩れ防止を
保証する。更に、該中間ゴム層16は押印時にゴ
ム被覆層17に吸着させたインクを紙面側に積極
的に押し出す機能を果たすので、これらの点でも
インクの転写性を飛躍的に向上できることにな
る。
第2に、多孔性ゴム被覆層17は0.05mm厚以上
に設定してあるので、非多孔性のゴムベース層1
5および中間ゴム層16の一部が前記ゴム被覆層
17を突き破つて印字面3aに臨出することがな
く、高品質を確保できる。
第3に、多孔性ゴム被覆層17は0.5mm厚以下
と薄肉に設定してあるので、前述のストツパーな
しで印字面3aを紙面に押圧しても印影が型崩れ
したり、過剰なインクの滲み出しで印影がベタつ
くことがなく、この点でも鮮明にしてシヤープな
捺印を保証する。
第4に、扁平板部10から突出する印字部11
は全体が多孔性にならず、非多孔性ゴムベース層
15で構成されて僅かに外表面のみが多孔性ゴム
被覆層17で構成されたものとなるので、この突
出印字部11が脆弱化して欠落するといつたこと
をよく防止でき、耐久性に優れたものにできる。
(4) 多孔性ゴム被覆層17に含まれたインクは非
多孔性ゴムベース層15に浸透せず、クツシヨ
ンゴム層12にまで至らない。したがつて、多
孔性のクツシヨンゴム層12を接着剤13を介
して柄2の下面に直接に貼着した状態におい
て、接着剤13にまでインクが浸透しないの
で、柄2からゴム印字体3が剥離することも長
期にわたつてよく防止できる。
〔第1実施例〕 第1図ないし第4図は本考案を連結式柄付きゴ
ム印に適用した第1実施例を示す。
単位のゴム印1は縦長の四角柱状に形成された
プラスチツク製の柄2の下面にゴム印字体3が貼
着され、柄2の上端面にゴム印字体3の印字に対
応する見出し4が入れてある。
各ゴム印1は柄2の下方寄りの中間部分が前後
方向に広幅となるよう形成されており、この広幅
部分5でゴム印1が左右方向に並べて連結され
る。
すなわち、各ゴム印1において広幅部分5の左
右の一側面、図では右側面5aに該側面5aより
も突出する第1突部6を縦向きに形成するととも
に、この第1突部6の左右両側に該側面5aより
も沈む第1凹部7,7を形成する。一方、反対側
の左側面5bには前述の第1凹部7,7にそれぞ
れ密嵌入し得る形状の第2突部8,8を該側面5
bよりも突出させて形成するとともに、この第2
突部8,8間に前述の第1突部6が密嵌入し得る
形状で上下端が開放状の第2凹部9を該側面5b
よりも沈ませて形成する。
しかるときは、ひとつのゴム印1の柄2の右側
面5aに別のゴム印1の柄2の左側面5bを重ね
て互いに押圧し合い、第1突部6を第2凹部9
に、第2突部8,8を第1凹部7,7にそれぞれ
嵌合すると、無理抜き可能ではあるが、互いに不
測に抜け外れないように嵌合連結できる。この状
態で連結したゴム印1どうしが前後および上下方
向に正しく位置決めされ、かつずれ止めされて並
列する。
さて、ゴム印字体3であるが、まず形状的にみ
ると、第1図に示すごとく扁平板部10とこれの
表面側に一体に突出形成される印字部11と、扁
平板部10の裏面側に一体に形成される多孔性の
クツシヨンゴム層12とからなり、該クツシヨン
ゴム層12が柄2の下面に接着剤13で直接に貼
着されている。
このクツシヨンゴム層12の厚みは厚すぎると
ゴム印字体3これ全体の腰が弱くなり過ぎて印影
が型崩れし、薄すぎると本来の機能を十二分に発
揮できないので、ゴム印字体3の全厚の1/2〜1/
7、更に好ましくは1/3〜1/5程度の範囲内に設定
することが望ましい。具体的には多用されている
2号〜4号文字のもので、ゴム印字体3の全厚を
3mmとするとき、クツシヨンゴム層12の厚みは
0.7mmに設定し、印字部11の厚みは1mmに設定
した。
次に、ゴム印字体3の断面構造をみると、扁平
板部10と印字部11とはゴム硬度が52゜〜68゜の
通常のゴム材からなる非多孔性ゴムベース層15
の表面に、ゴム硬度が80゜以上の非多孔性中間ゴ
ム層16を一体に積層形成するとともに、該中間
ゴム層16の表面に多孔性ゴム被覆層17を薄く
一体に積層形成し、従つてゴムベース層15の裏
面に前述の多孔性クツシヨンゴム層12が一体に
積層形成されるものとした。
因に、ゴム印字体3の全厚の変化および印字の
号数変化によつて多少変動するが、概ね中間ゴム
層16の厚みは0.1〜0.4mm、多孔性ゴム被覆層1
7の厚みは0.05〜0.5mmに設定して好適である。
多孔性のゴム被覆層17およびクツシヨンゴム層
12は空隙率(発泡率)が60〜80%、一般には70
%程度に設定され、従来(第7図)のスポンジ体
20に匹敵する柔らかさを有するものとした。
かかるゴム印字体3の製造は、例えば第5図に
示すごとく未加硫のシート状第1ゴム物質15a
の表面に未加硫のシート状第2ゴム物質16aを
重ね、この第2ゴム物質16aの表面に、塩化ナ
トリウムなどの易溶性物質およびトルエンなどの
溶剤を混合した未加硫液状の第3ゴム物質17a
を薄く塗布し、第1ゴム物質15aの裏面に塩化
ナトリウムなどの易溶性物質を含む未加硫のシー
ト状第4ゴム物質12aを重ねる。これらのゴム
物質12a,15a,16a,17aとしては互
いに相溶性を有する、好ましくは同一物質、一般
にはNBR(アクリロニトリル、ブダジエン、ゴ
ム)が最適であるが、天然ゴム(NR)であつて
もよい。次に、フエノール樹脂製の母型19に第
3ゴム物質17a側が面するように載せて加熱加
圧下でゴム物質12a,15a,16a,17a
を同時に加硫するとともに、表面側に印字面3a
を含む全体形状を成形する。そして、この成形品
を液の中に入れて第3、第4物質17a,12a
から易溶性物質を抽出し、最後に所望の幅員に切
断してゴム印字体3をつくる。
しかるときは、第1ゴム物質15aで非多孔性
ゴムベース層15が、第2ゴム物質16aで硬質
の非多孔性中間ゴム層16が、第3ゴム物質17
aで多孔性ゴム被覆層17が、第4ゴム物質12
aで多孔性クツシヨンゴム層12がそれぞれ一体
に積層形成されて、第1図に示す断面構造のもの
となる。
なお、第1ないし第4ゴム物質12a,15
a,16a,17aを同時に加硫成形する場合に
は、これらゴム物質が互いに流動して混じり合
い、特に第3ゴム物質17aが第2ゴム物質16
aの表面で流動してゴム被覆層17に厚みムラが
生じ、ゴム被覆層17が中間ゴム層16からゴム
ベース層15にまで回り込んだり、中間ゴム層1
6がゴム被覆層17を突き破つて表面に突出する
状態で成形されたりする不具合が招くことがあ
る。したがつて、シート状の第1、第2、第4ゴ
ム物質15a,16a,12aを重ねて母型(金
型)にて半加硫状態で一次成形し、この一次成形
品の表面に第3ゴム物質17aを塗布したのち、
一次成形品を同じ形状の母型にて加硫成形し、こ
の二次成形品から易溶性物質を抽出するようにし
てもよい。
本案のゴム印1はかくして得たゴム印字体3の
裏面側すなわちクツシヨンゴム層12側をを柄2
の下面に接着剤13を介して直接に貼着したもの
である。しかるときはクツシヨンゴム層12が従
来(第7図)のスポンジ体20の機能を果たし、
クツシヨンゴム層12がゴム印字体3と共に一体
成形されているので、成形時の厚みムラはゴム印
字体3これ全体でも最大で0.05mm以下に抑えられ
る。例えば0.7mm厚のクツシヨンゴム層12を介
在させた4号文字のゴム印1の場合において、ゴ
ム印1の印字面3aが0.2mm程度まで高さ誤差が
あつても該クツシヨンゴム層12でよく吸収で
き、その結果、第2図に示すごとく単位のゴム印
1を5個、6個と連結して行つても全てを支障な
く押印できることを確認した。
また、本案のゴム印字体3によるときは、印字
面3aを構成する表面側のゴム被覆層17が多孔
性であるから、これへのインク付着性がよくな
り、従つて押印時のインク転写性能が飛躍的に向
上した。そのうえで、硬質の非多孔性中間ゴム層
16が多孔性ゴム被覆層17の押印時における過
剰な圧縮変形を良く防止し、印影の型崩れ防止を
保証する。更に、硬質の中間ゴム層16は押印時
にゴム被覆層17に吸着せるインクを紙面側に積
極的に押し出す機能を果たし、この点でもインク
の転写性能を向上させるものとなつた。
〔変形例〕
図示例の全容は以上の通りであるが、本考案は
これらに限られるものではない。例えば、本考案
は第2図に示す如き連結式柄付きゴム印に適用し
て特に好適なものであるが、第6図に示す如く柄
2を下面に広幅のゴム印字体3が貼着されたゴム
印、例えば「住所」などの押印用などにも適用で
きる。これらにおいても、広幅のゴム印字面3a
の平面度が確保されていないと印影が不鮮明にな
つたり、一部が掠れたりするが、かかる不具合が
よく防止できることになるからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るゴム印の要部を下から見
た一部切欠き斜視図である。第2図ないし第4図
は本考案が対象とするゴム印の一例である連結式
柄付きゴム印を示しており、第2図は連結状態に
おける一部切欠き斜視図、第3図は単位のゴム印
の斜視図、第4図は単位のゴム印の要部の横断平
面図である。第5図は本考案の構成部材のひとつ
であるゴム印字体の製造工程を説明する概略縦断
面図である。第6図は本考案が対象とするゴム印
の別実施例を示す、下から見た一部切欠き斜視図
である。第7図と第8図と第9図と第10図はそ
れぞれ異なる従来例を示すゴム印字体の縦断面図
である。 2……柄、3……ゴム印字体、3a……ゴム印
字体の印字面、10……ゴム印字体の扁平板部、
11……ゴム印字体の印字部、12……ゴム印字
体のクツシヨンゴム層、13………接着剤、15
……非多孔性ゴムベース層、16……非多孔性中
間ゴム層、17……多孔性ゴム被覆層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 柄2の下面にゴム印字体3が固着されたゴム印
    において、 ゴム印字体3は扁平板部10と、この扁平板部
    10の表面側に一体に突出形成される印字部11
    と、扁平板部10の裏面側に一体に積層形成され
    る多孔性のクツシヨンゴム層12とからなり、 前記柄2の下面に該クツシヨンゴム層12が直
    接に貼着され、 扁平板部10と印字部11とは、ゴム硬度が52
    〜68゜の厚手の非多孔性ゴムベース層15の表面
    に、ゴム硬度が80゜以上で0.1〜0.4mm厚の非多孔性
    中間ゴム層16が、次いで0.05〜0.5mm厚の多孔
    性ゴム被覆層17がそれぞれ一体に積層形成され
    てなることを特徴とするゴム印。
JP5524284U 1984-04-13 1984-04-13 ゴム印 Granted JPS60166562U (ja)

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