JPH0440946Y2 - - Google Patents

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JPH0440946Y2
JPH0440946Y2 JP19419082U JP19419082U JPH0440946Y2 JP H0440946 Y2 JPH0440946 Y2 JP H0440946Y2 JP 19419082 U JP19419082 U JP 19419082U JP 19419082 U JP19419082 U JP 19419082U JP H0440946 Y2 JPH0440946 Y2 JP H0440946Y2
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rubber
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printed
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porous
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JP19419082U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は表面に印字部が突出形成されたゴム
印字体に係り、印字面へのインクの付着性を改善
して印字面に付着したインクの紙面への転写性を
良好にすることを主眼とする。
第1図に示す如き回転印においてはベルト状の
ゴム印字体7が手送り回転操作可能に巻き掛けら
れており、このゴム印字体7の表面に印字部11
が一定間隔置きに突出形成されている。また、第
6図に示す如きゴム印においては印台15の下面
に印字部11を突出形成したシート状のゴム印字
体7が貼着されている。本考案はかかるゴム印字
体を対象とする。
この種のゴム印字体を通常のゴム材で成形した
とき、その印字面に水溶性インクが付着し難いた
め、紙面に押印したときの転写性が悪い。そのた
め従来からゴム印字体の表面をサンドペーパーな
どで粗面仕上げする方法などが採られているが、
加工コストが高くつく割りにはインクの転写性が
さほど良好にならない。
これらの方式とは別に、連続押印を可能にする
ために、非多孔性のゴムベース層の表面に多孔性
ゴム層を一体に形成し、この多孔性ゴム層にイン
クを吸蔵させる構造のものが広く知られており、
これによるときは紙面へのインクの転写性は当然
に良好なものになる。しかし、これでは多孔性ゴ
ム層にインクを吸蔵させるために、この多孔性ゴ
ム層が厚くなり過ぎる。その結果、印字部の腰が
弱く、紙面に強く押すと多孔性ゴム層が大きく圧
縮変形して、過剰なイングで印影がベタついて不
鮮明になる傾向が認められる。また、圧縮性が過
剰であるためゴム印字体の一部が紙面に片当り状
態になつてて印影がかすれる。更に、多孔性ゴム
層はゴムベース層の表面に一層又は二層で形成す
るにせよ、空隙率が一般に60〜90%程度に設定さ
れるので、当然に脆弱になりとくに突出形成した
印字部が欠落しやすい。
そこで本考案は、ゴム印字体の断面構造に改良
を加えて、印字面へのインクの付着性ひいては紙
面へのインクの転写性を改善し、印字面を含む印
字部の過度な弾性変形および圧縮変形を抑えて印
影の崩れやベタつきを可及的に防止し、印字部の
欠落も良く防止し得るようにすることを目的とす
るものであり、その特徴とするところは、非多孔
性のゴムベース層の表面に一体に突出形成する印
字部を、該ゴムベース層と同一の非多孔性ゴム物
質で構成し、ゴムベース層の、印字部の表面を含
む表面全体に、多孔性のゴム被覆層を0.2〜0.5mm
の厚さで一体に被覆形成した点にある。この多孔
性ゴム被覆層の厚さは、0.5mmを越えると圧縮性
が高くなり過ぎて従来のインク吸蔵層と同様の欠
点を生じることになり、0.2mm以下になると成形
時にゴムベース層が外表面に露出するおそれがあ
るので、0.2〜0.5mmの範囲でなければならず、こ
の点でゴム被覆層は従来のインク吸蔵層と本質的
に異なる。本考案のゴム被覆層による連続押印は
せいぜい5〜6回程度であり、これは従来のイン
ク吸蔵層によるそれの1/4程度である。
以下、その詳細を図面に基づき説明する。
まず、第1図および第2図は回転印を例示して
おり、1は上面板2および左右側面板3,3を有
する門形の枠体で、この枠体1の左右側面板3,
3間には上部に支軸4を、下端にブリツジ5をそ
れぞれ架設し、該支軸4に図上8個のダイヤル6
を左右に並べて可回転に支持し、各ダイヤル6の
筒軸部6aとブリツジ5との間に無端状ベルト状
のゴム印字体7を巻き掛け、各ダイヤル6で各ゴ
ム印字体7が個別に手送り回転操作されるものと
なつている。
第3図において、各ゴム印字体7は表面に溝9
を介して印字台10が長手方向にわたつて一定間
隔置きに形成され、各印字台10に図ではアラビ
ア数字からなる印字部11が突出形成されてお
り、非多孔性のゴムベース層12を基本構造体と
してその外表面に0.2〜0.3mm厚のゴム被覆層13
が全面的に被覆形成され、このゴム被覆層13で
各印字部11の突出端面すなわち印字面14が構
成された断面構造になつている。もつとも印字台
10のなかには印字部11が形成されていない場
合もある。
このゴム印字体7の製造に際しては、第4図に
示す如く、1.5〜2.3mmの厚さを有する未加硫のシ
ート状ゴム物質12aの表面に、塩類・糖類など
の易溶性物質およびトルエンなどの溶剤を混合し
た未加硫のゴム物質13aをハケ又はヘラで約
0.5mm厚に塗る。次に金型内に入れて加熱加圧下
でゴム物質12a,13aを加硫するとともに、
成形したのち、液のなかに入れてゴム物質13a
から易溶性物質を抽出する。そして適宜な幅員に
切断してゴム印字体7をつくる。しかるときは、
第1のゴム物質12aで非多孔性のゴムベース層
12が構成され、第2のゴム物質13aで多孔性
のゴム被覆層13が構成される。第2ゴム物質1
3aの塗布厚を0.5mmにしたときのゴム被覆層1
3の厚さは約0.3mm程度になる。ゴム被覆層13
の空隙率は60〜90%好ましくは68〜70%に設定す
る。そして、金型にもよるが、溝9の厚さは0.6
〜1.0mm、印字部11の高さは1.8mm程度に設定す
ることになる。
ゴムベース層12とゴム被覆層13とを構成す
るゴム物質12a,13aは互いに相溶性を有す
る。好ましくは同一物質、一般にはNBR(アクニ
ロニトリル・ブタジエン・ゴム)からなる。天然
ゴム(NR)がポリ塩化ビニル、塩化ビニル・塩
化ビニリデン共重合体などを用いることもでき
る。
回転印のなかには日付印など無端ベルト状のゴ
ム印字体7を使用したもの一切を含む。
また、第5図は本考案をいわゆる柄付ゴム印に
適用した場合を例示しており、これは印台15の
下端にゴム印字体7を弾性マツト部材16を介し
て貼着してなり、このゴム印字体7が前述の例と
同様の断面構造になつている。
また、本考案は第6図に示す如き宛名押印用な
どのゴム印にも同様に適用できること云うまでも
ない。
以上のようにした本考案に係るゴム印字体7に
よれば、ゴムベース層12の表面に0.2〜0.5mm厚
の薄いゴム被覆層13が一体に被覆形成され、こ
のゴム被覆層13で突出印字部11の印字面14
が構成されている。したがつて、印字面14に対
するインクの付着性がよく紙面へのインク転写性
も良好である。二義的に数回の連続押印も可能に
なる。そして、印字部11の表面の多孔性のゴム
被覆層13を除く躯体が、非多孔性のゴムベース
層12と同一の非多孔性ゴム物質で形成され、か
つ、その表面のゴム被覆層13は0.2〜0.5mmとい
う薄さであつて、この印字部11は充分に腰が強
く、過度の弾性および圧縮変形が防止されている
ので、紙面に強く押しても印影が形崩れしたり、
インクがベタついたりしない。片当りの状態にな
つても印字部11が大きく圧縮する余地がないの
で、紙面に印字体7の表面を全体的に均一に押し
つけることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転印の一部切欠き正面図、第2図は
第1図におけるA−A線断面図である。第3図は
回転印に使用する本考案のゴム印字体の断面図、
第4図はそのゴム印字体の製造途中の状態を示す
断面図である。第5図と第6図は本考案に係るゴ
ム印字体をそれぞれ異なる形態のゴム印に適用し
た例を示す正面図と斜視図である。 7……印字体、10……印字台、11……印字
部、12……ゴムベース層、12a……ゴムベー
ス層を構成するゴム物質、13……ゴム被覆層、
13a……ゴム被覆層を構成するゴム物質、14
……印字面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 表面に印字部11が突出形成されたゴム印字体
    において、 非多孔性のゴムベース層12と、 ゴムベース層12の表面に、ゴムベース層12
    と同一の非多孔性ゴム物質で一体に突出形成され
    た印字部11と、 ゴムベース層12の、印字部11の表面を含む
    表面全体に、0.2〜0.5mmの厚さで一体に被覆形成
    された、多孔性のゴム被覆層13とからなること
    を特徴とするゴム印字体。
JP19419082U 1982-12-22 1982-12-22 ゴム印字体 Granted JPS5997065U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19419082U JPS5997065U (ja) 1982-12-22 1982-12-22 ゴム印字体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19419082U JPS5997065U (ja) 1982-12-22 1982-12-22 ゴム印字体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5997065U JPS5997065U (ja) 1984-06-30
JPH0440946Y2 true JPH0440946Y2 (ja) 1992-09-25

Family

ID=30417473

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JP19419082U Granted JPS5997065U (ja) 1982-12-22 1982-12-22 ゴム印字体

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JPS5997065U (ja) 1984-06-30

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