JP2521256Y2 - 捺印用マット - Google Patents

捺印用マット

Info

Publication number
JP2521256Y2
JP2521256Y2 JP7695690U JP7695690U JP2521256Y2 JP 2521256 Y2 JP2521256 Y2 JP 2521256Y2 JP 7695690 U JP7695690 U JP 7695690U JP 7695690 U JP7695690 U JP 7695690U JP 2521256 Y2 JP2521256 Y2 JP 2521256Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamp
marking
paper
mat
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7695690U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0437378U (ja
Inventor
克己 伊藤
重生 徳永
Original Assignee
シヤチハタ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シヤチハタ工業株式会社 filed Critical シヤチハタ工業株式会社
Priority to JP7695690U priority Critical patent/JP2521256Y2/ja
Publication of JPH0437378U publication Critical patent/JPH0437378U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2521256Y2 publication Critical patent/JP2521256Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Carpets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、白抜き文字(インキの付着していない部分
で文字や絵を形成させたもの)の多孔質大型印判で捺印
用紙に捺印する際に用いる捺印用マットに関するもので
ある。
(従来技術) 従来、多孔質の大型印判で捺印する際、材質が硬質の
プラスチック、ゴム等で平滑な捺印マットを使用してい
た。
一般に、印判の印面2には、凸部15で形成される凸文
字と、凹部16で形成される白抜き文字(インキの付着し
ていない部分で文字や絵を形成させたもの)の2種類が
ある(第2図(b)参照)凸部15で形成される凸文字
は、どんなに大型印判化しても、捺印用紙に当接する凸
部15の面積が小さいため印面2と捺印用紙3の間に空気
の溜まり10は発生しない。また、凹部16で形成される白
抜き文字であっても、捺印用紙3が上質紙等の普通紙で
ある場合、平滑な捺印用マットを用いても捺印用紙自体
の空気の通りがある為、空気の溜まり10は発生しない。
次に、凹部16で形成される白抜き文字は、捺印用紙3
に当接する凸部15の面積が大きいため空気の溜まり10が
発生し、印影の写らない部分が発生する(第1図・第4
図参照)。
本考案でいう、多孔質の大型印判1とはインキ自給式
の多孔質の印面で印面面積が1500mm2以上のものをい
い、捺印用紙3とは、コート紙・アート紙・合成紙等の
表面がコートしてあり空気を通さなくかつ、平滑である
ものをいう。
次に、第1図・第2図・第2図(a)・第2図(b)
・第2図(c)より前記の空気の溜まる理由を説明す
る。
一般に、多孔質印判は、易可溶性物質とゴムを混合
し、板状にして、金型により加圧・加熱成形して、印面
を形成する。この時、金型精度は±0.1mm程度であるか
ら、当然のごとく成形された印面は均一でなく高低差が
ある。
前記、印面の高低差を改良するために、金型精度を上
げればよいが、金型自体高価となりコスト高となる。従
って、金型精度±0.1mm程度の金型がよく使われ、印面
の高低差は必ず生じる。
白抜き文字で前記印面を有する印判を押すと、凸面の
うち最高部12から徐々に捺印用紙3に接触していき、凸
部15のうち最低部11に空気の溜まり10が生じる。インキ
自給式の多孔質ゴムであり最低部11の周りと捺印用紙の
関係は、捺印用紙3が、合成紙であるため空気の流通は
無く、吸盤状態になり空気の溜まり10はどこへも逃げる
ことができない。
前記、空気の溜まり10は、捺印用マット4が平滑で硬
いために、さらに最低部の印面を押上げる。
空気の溜まり10を無くするため捺印圧を大きくすれ
ば、鮮明捺印された部分はインキが沢山付着してしま
い、捺印圧を大きくしても鮮明捺印は得られない。
従って、前記空気溜まりが生じると印影ムラを生じ、
本出願人が所望する印影を得ることは出来ない。
(考案が解決しようとする課題) 従来の改良目的は前述の通り、多孔質の大型印判1の
凹部16で形成される印影をもつ印判で捺印用紙3がコー
ト紙・アート紙・合成紙等であり、さらに平滑な捺印用
マット4の場合に印面2と捺印用紙3との間に溜まった
空気により、その部分の印面2と捺印用紙3が接触せ
ず、所望の印影が得られない点にある。
よって、前記印面2と捺印用紙3との間の空気溜まり
を効率よく外に逃がすために、捺印用マットの表面に不
連続で微細な無数の小突起5を設け、低コストで印影の
むらを無くす、捺印用マット4を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 白抜き文字を有する多孔質の大型印判1で、捺印用紙
3に捺印する際、用いる捺印用マット4の表面上に、不
連続で微細な無数の小突起5を設けた事を特徴とする捺
印用マットである。
(作用) 前記、第4図・第4図(a)より空気溜まりは、次の
順序で解消される。
不連続で微細な無数の小突起5をもった捺印用マット
の上に捺印用紙3を載せ、印判で捺印する際、空気の溜
まり10は印面2と捺印用紙3の間に生じる。
の際、捺印用紙3は、空気の溜まり10の圧力で押さ
れ、捺印用マット4の表面にある不連続で微細な無数の
小突起5の影響を受け、捺印用紙の表面が凹凸の状態と
なる。
空気の溜まり10の空気17は、前記捺印用紙の表面の凹
凸の凹の部分を通り四方八方に分散し、印面2と捺印用
紙3の間から空気17が抜ける。
空気の溜まり10が無くなれば、普通の捺印力で捺印す
れば印面2に高低差があっても、鮮明な捺印が得られ
る。
(実施例) 次に、実施例について第2図・第2図(a)・第2図
(b)・第2図(c)・第2図(d)・第3図・第4図
について詳細に説明する。
1は、大型印判である。
2は、印面であり、大型印判1の下端に固定保持され
ている。
材質は、インキ自給式の多孔質ゴムである。印面2を
有する大型印判1は、大型の丸型印判であり、印面は直
径60mmで、白抜き文字で、凹部16の幅は2mm,長さ50mm
(白抜き部分の面積約130mm2)である。特に、大型印判
は、丸形、角型は間わない。
3は、捺印用紙であり、コート紙・アート紙・合成紙
等、表面が、コートされ、空気の通らない紙である。
捺印用紙の厚さは、200μm以下のものが有効であ
る。
4は、捺印用マットであり、この表面に小突起5を不
連続に無数に設けてある。
ここで第3図において、小突起5の形状は間わない
が、寸法は、小突起5の頂点8と小突起5aの頂点8aは、
同一平面上にあり、頂点8と頂点8aの幅6は、約0.3〜
0.8mm程度であり、頂点8と谷9までの深さ7は、40〜6
0μmである。
厚さは1〜5mm,材質は、硬質プラスチック・ゴム・ガ
ラス等表面を前記形に加工できる材質であれば何でも良
い。
10は、印面2の低部11と捺印用紙3の間に生じる空気
の溜まりである。
この印判1を前記捺印用マット(材質:硬質PVC、厚
さ:2mm、小突起の形状:半球、幅:0.5mm、深さ:40μ
m)上で捺印用紙に手で捺印すると鮮明捺印できた。
また、自動捺印機に大型印判1をセットし、前記捺印
用マットを使用し、アート紙にて自動捺印すると鮮明に
捺印できた。
比較の為、従来のゴム質の捺印用マットにて、手で捺
印しても、自動捺印機にて捺印しても、鮮明捺印が出来
なかった。
(効果) 以上の構成及び、作用から捺印時に印面2と捺印用紙
3との間の空気溜まり10に溜まる空気を効率よく外に分
散させ、鮮明な印影を得る事にある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の捺印用マットの作用断面説明図 第2図は本考案の実施例を示す斜視図 第2図(a)は印面の説明図 第2図(b)は印面AA断面説明図 第2図(c)は印面の拡大断面説明図 第2図(d)は本考案捺印用マットの拡大斜視図 第3図は本考案捺印用マットの拡大断面図 第4図は本考案捺印用マットの作用断面説明図 第4図(a)は本考案捺印用マットを使用した時の空気
の作用説明図 1:大型印判、2:印面 4:捺印用マット、5:小突起 6:幅、7:深さ 8:頂点、8a:頂点 9:谷、10:空気の溜まり 11:最低部、12:最高部 15:凸部、16:凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】白抜き文字を有する多孔質の大型印判1
    で、捺印用紙3に捺印する際、用いる捺印用マット4の
    表面上に、不連続で微細な無数の小突起5を設けた事を
    特徴とする捺印用マット。
JP7695690U 1990-07-19 1990-07-19 捺印用マット Expired - Lifetime JP2521256Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7695690U JP2521256Y2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 捺印用マット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7695690U JP2521256Y2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 捺印用マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0437378U JPH0437378U (ja) 1992-03-30
JP2521256Y2 true JP2521256Y2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=31618893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7695690U Expired - Lifetime JP2521256Y2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 捺印用マット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2521256Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0437378U (ja) 1992-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1498281A3 (en) Printing method using printing plate
JP2521256Y2 (ja) 捺印用マット
EP0909653A3 (en) Stencil printing method and stencil printing machine
CN111655499A (zh) 改进的压模
JPH0755065Y2 (ja) ホットスタンピング転写用版
JPS6139572Y2 (ja)
JPS6356300U (ja)
JPH0726126Y2 (ja) 押圧着色スタンプ
JPS608076U (ja) 刻印装置
JPS5835490Y2 (ja) 熱可塑性合成樹脂板を基板とした箔押し転写表示板
JPH0632375Y2 (ja) バ−コ−ド等の印刷用印版
JPS5826129Y2 (ja) 謄写印刷装置
JPH0718841U (ja) 輪転式パッド印刷機におけるインキ転写ロール
JPS62131825U (ja)
JPS58128098U (ja) エンボス成形機
JPS63191050U (ja)
JPH0381762U (ja)
JPH04102869U (ja) 速乾性油性インキ用ゴム印字体
JPS6135958B2 (ja)
JPH0370964U (ja)
JPH0164464U (ja)
JPH0384166U (ja)
JPH0574865U (ja) 孔版印刷用原板
ATE214002T1 (de) Druckblatt für stempel
JPS6044674U (ja) 凹凸を設けたコップ下敷き

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term