JPS5923008Y2 - 多孔性ゴム印判 - Google Patents

多孔性ゴム印判

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JPS5923008Y2
JPS5923008Y2 JP1978147492U JP14749278U JPS5923008Y2 JP S5923008 Y2 JPS5923008 Y2 JP S5923008Y2 JP 1978147492 U JP1978147492 U JP 1978147492U JP 14749278 U JP14749278 U JP 14749278U JP S5923008 Y2 JPS5923008 Y2 JP S5923008Y2
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JP
Japan
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stamp
sheet
porous rubber
porous
rubber
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JP1978147492U
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JPS5563763U (ja
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佑司 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴム式印判の改良に係り、1回のスタンプバ
ットへの当接に依り10以りの連続捺印を可能とした多
孔性ゴム印判に関する。
従来、ゴム式印判としては、第1図に示す如く、木製等
の把持部1の下面にスポンジ等の弾性材シー1へ2を貼
着すると共に、その下面に天然ゴム系等の印面シー1−
3を固着したものが広く利用されている。
ところか、この様なゴム式印判は、印面シートをスタン
プバットに1回当接する事に依る連続捺印回数が2〜3
回程度であって、それ以上になれが捺印が極めて十鮮明
になるという致命的な欠点があった。
斯くの如き欠点を解決するものとしては、例えは゛第2
図に示す如く、外ケース4の中に内ケース5を摺動自在
に挿嵌し、該内ケース5内にインキ吸蔵体6と浸透印判
7とを固着して構成した所謂浸透型印判が知られている
然しなから、この様な浸透型印判は、構造が相当複雑で
ある為にコストが非常に高くなり、一般事務用等にまで
は広く普及しにくい難点があった。
又、浸透印判の硬度が40〜50°と比較約款かい為に
印字する場合には軽く押圧する等の手加減を要し、操作
に相当の熟練が必要であった。
更に、インキ吸蔵体から内ケースの内面を伝ってインキ
か゛漏れ易く、紙面を汚損する恐れが多分にあると共に
、外ケースに依って捺印箇所が隠蔽される為に狭い紙面
枠内へは正確に捺印し難くかった。
本考案は、斜上の問題点に鑑み、これを解消する為に創
案されたもので、その目的とする処は、構造が簡単で極
めて安価に製造し得ると共に、1回のスタンプバットへ
の当接に依り10回以上の連続的珪つ鮮明な捺印ができ
、更に朱肉や油性インキバットを使用した場合でも印面
シートが化学的に侵されず、然も把持部と印面シーI・
間の接着力も低下せず、長期に亘って良好に捺印できる
多孔性ゴム印判を提供するにある。
本考案の多孔性ゴム印判は、把持部と、この下面側に貼
着された印面シー1〜とから戊り、前記印面シートをニ
トリル系合成ゴム製の薄板にすると共に、印面シートの
印面側表層部を多孔性ゴム層に、他層部を無孔ゴム層に
夫々した事に特徴が存する。
つまり、把持部の下面側に印面シートの無孔ゴム層側を
接着し、多孔後ゴム層をスタンプバットに接当した後に
捺印する様にしたものである。
本考案に依れば、把持部と印面シートの二物品に依り構
成されているので、構造が簡単であると共に、極めて安
価に製造し得る。
印面シーl−は、ニトリル系合成ゴム製の薄板に為され
てその印面側表層部が多孔性ゴム層にしであるので、1
回のスタンブパツI・への接当に依り10回以上の連続
曲性つ鮮明な捺印ができる。
印面シー)・は、二)〜リル系合成ゴム製で゛あるので
、朱肉や油性インキバットを使用しても化学的に侵され
る事がない。
印面シー1−は、無孔ゴム層を備え、これを介して把持
部に貼着しているので、多孔性ゴム層に含浸したインキ
接着部分に到る事がなく、この為、把持部と印面シー1
〜間の接着力が低下して印面シートか把持部から剥離す
る事がない。
その結果、長期に頁って良好な捺印が行なえる。
更に、本考案に依れば、印面シー1〜の無孔ゴム層を把
持部に接着するので、その接着面積が増大して強力な接
着か期待できる。
接着部分が含浸インキに依り侵されないので、使用でき
る接着剤の範囲が広くなる。
印面シートの印面側表層部のみを多孔性ゴム層にして他
層部は無孔ゴム層のままにして置くので、加工時間が半
減され、それだけ安価にする事ができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図は、本考案に係る多孔性ゴム印判の要部を縦断し
て示す正面図である。
図に於て、1は木材又はプラスチック等の把持部であり
、3はその下面に合成樹脂製接着剤等に依って貼着され
ている印面シートである。
印面シー刊・3は、ニトリル系合成ゴムにて略3mm程
度の厚さの薄板状に作製され、二層3a、3bから或っ
ている。
即ち、印面シート3の印面側表層部、例えば厚さ略1m
m程度の部分は多孔性ゴム層3bに為されていると共に
、その他の深層部はニトリル系ゴム部分、つまり無孔ゴ
ム層3aとして残している。
印面シート3の印面には、所望の文字3′が形成されて
いる。
印面シート3は、ニトリルをベースにした合成ゴム原料
を母材とし、圧縮成型により製作されている。
即ち、アクリロニトリルを35〜50%含有する所謂中
高ニトリルをベースにして、これに微粉硫黄等の加硫剤
とエステル系等の可塑剤を混入し、更に、硬度を所望の
値に上げるための変性フェノール樹脂等の補強性充填剤
と気泡を形成するのに必要とする形孔剤、例えば加硫温
度に耐え且つ水溶解性で゛ある食塩等の微粉末を夫々適
宜量加えて原材料を構成し、該原材料と小量の有機発泡
材との混合物を、別途に形成した母型と共に150〜1
6σCの高温下で圧縮成型して一次成型品を作成する。
次いで゛、この一次成型品を水又は低温湯内に漬は込み
、その表層部のみの形孔剤等を滲出させることに依り形
成される。
上述の方法に依り、印面シー1−3のとりわけ多孔性ゴ
ム層3bはASCA−C型硬度計による硬度が50〜6
0’、気泡率が50〜70%、気泡径が20〜40ミク
ロンの範囲の特性を有するように構成されている。
尚、前記特性を有する印面シー1−を使用した場合のテ
スI・結果は、次の通りである。
即ち、印面シーI・は、厚さが2.5mmで面積が30
X 90 mmであり、その印面には70の文字が形
成されている。
この印面シー 1・をスタンプパットへ通常の捺印押圧
力で1〜2秒間軽く押付け、通常の便箋紙面へ連続的に
捺印した場合、平均値で20回の鮮明な捺印が゛できる
而して、前記印面シー1〜に依る21〜23回目の捺印
と、通常のゴム式印判の印面シートに依る3〜4回目の
捺印との鮮明度が、略等しい結果も得た。
更に、スタンプパラI〜のインキが゛、油性でも水性で
もその結果には大きな差異を生じない。
印面シートの多孔性ゴム層の硬度、気泡率及び気泡径は
、前述の各範囲内に選定した場合には最良のテスト結果
が得られ、その中でも気泡率と気泡径は、テスト結果に
大きな影響を与える事が判明した。
この様な印面シートを有する多孔性ゴム印判は、吸蔵さ
れたインキが無孔ゴム層に依って完全に遮断され、把持
部と印面シート間の接着力に経年変化を生ずる恐れが全
くなく、沫っ使用し得る接着剤の範囲も広くなる。
印面シートの製造工程に於ても、形孔剤を滲出させるの
に要する時間が著しく短縮され、加工性等か゛向上する
尚、先の実施例では、所謂抽出方法に依り印面シー1〜
を形成したが、別設これに限定される事はなく、例えば
NBR等の合成ゴムの微粉末(100〜150メツシユ
)に適宜量の熱可塑性樹脂の微粉末を結合剤として加え
、これを母型上に盛り上げてその厚みが略%位になるま
で、140〜180°Cの温度で徐々に圧縮成型すると
いう所謂焼結成形方法に依り形成する事もできる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、従前のゴl、式印判の要部を縦断して示す正
面図。 第2図は、従前の浸透型印判の縦断面図。 第3図は、本考案の実施例に係る多孔性ゴム印判の要部
を縦断して示す正面図である。 1・・・・・・把持部、3・・・・・・印面シー1−1
3a・・・・・・無孔ゴム層、31)・・・・・・多孔
性ゴム層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 把持部と、この下面側に貼着された印面シートとから戊
    り、前記印面シートを二)〜リル系合成ゴム製の薄板に
    すると共に、印面シートの印面側表層部を多孔性ゴム層
    に、他層部を無孔ゴム層に夫々した事を特徴とする多孔
    性ゴム印判。
JP1978147492U 1978-10-25 1978-10-25 多孔性ゴム印判 Expired JPS5923008Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978147492U JPS5923008Y2 (ja) 1978-10-25 1978-10-25 多孔性ゴム印判

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5563763U JPS5563763U (ja) 1980-05-01
JPS5923008Y2 true JPS5923008Y2 (ja) 1984-07-09

Family

ID=29128997

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JP1978147492U Expired JPS5923008Y2 (ja) 1978-10-25 1978-10-25 多孔性ゴム印判

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JPS603060U (ja) * 1983-06-22 1985-01-10 サンビ−株式会社 ゴム印

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JPS5563763U (ja) 1980-05-01

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