JPH0325074Y2 - - Google Patents

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JPH0325074Y2
JPH0325074Y2 JP19336686U JP19336686U JPH0325074Y2 JP H0325074 Y2 JPH0325074 Y2 JP H0325074Y2 JP 19336686 U JP19336686 U JP 19336686U JP 19336686 U JP19336686 U JP 19336686U JP H0325074 Y2 JPH0325074 Y2 JP H0325074Y2
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area
hepa filter
work area
ceiling
process area
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JP19336686U
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トンネル形状のクリーンルーム内に
その軸に沿う方向にプロセス域と作業域とを平行
に形成し、天井面にHEPAフイルタ層(高性能
フイルタ層)を設置すると共にその背後の天井裏
に給気プレナムを形成したトンネル状の清浄作業
室の清浄空気吹出構造に関する。
〔従来の技術〕
第1図に従来の代表的なトンネル状のクリーン
ルームの空気吹出構造を示す。第1図はトンネル
状クリーンルームの軸とは直角方向の断面を示し
たものであり、図示の断面形状が紙面の表裏方向
に実質上同一寸法をもつて長く延びている。すな
わち、両壁面2と3、第一天井4、床面5が紙面
の表裏方向に互いに平行に延びており、天井部に
は第一天井4から所定の距離を離して第二天井が
形成されている。この第二天井はHEPAフイル
タ層で形成され、このHEPAフイルタ層の裏側
では第一天井4との間で給気プレナムPが形成さ
れている。この給気プレナムPにはフアン6,7
から空気が吐出され、天井面のHEPAフイルタ
層を経て室内に清浄空気が吹き出される。室内の
空気は両壁面2,3の裏側に排気され、その一部
または全部がフアン6,7に還気として吸い込ま
れる。
室内においては、両壁面2,3に沿う壁近くに
プロセス域Aが、そして中央部に作業域Bがそれ
ぞれ長手方向に形成され、プロセス域Aには清浄
雰囲気下で作業を行なうことが必要な製造機器類
Mが配列され、作業域Bでは作業を行なう作業員
の通路または作業場所となる。プロセス域Aは作
業域Bよりも高い清浄度に維持するために、プロ
セス域Aに対応する天井面に配置するHEPAフ
イルタ8から吹き出される気流の速度の方が、作
業域Bに対応する天井面に配置するHEPAフイ
ルタ9のそれより大きくするのが通常である。例
えばプロセス域Aでは約0.4m/s、作業域Bで
は約0.2m/sと設定する。またプロセス域Aで
垂直層流が得られるように通常はアイリツド10
(垂れ壁)が両域の境界において天井部より垂直
に吊り下げられる。
第2図は、プロセス域AのHEPAフイルタ8
と作業域BのHEPAフイルタ9をチヤンバー内
に設置し各チヤンバー内にプレナムPを形成した
以外は第1図と実質上同じトンネル状の従来のク
リーンルームを示しており、このような構造でも
プロセス域Aの気流の吹出速度を作業域Bのそれ
よりも約2倍程度とし、またアイリツド10が設
置されるのが通常である。
以上が従来のトンネル状クリーンルームの代表
的な構造および気流パターンであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のクリーントンネルの天井面のHEPAフ
イルタ層は水平に設けられていた。したがつて、
吹出気流は垂直方向に下降することになるが、例
えアイリツドがプロセス域Aと作業域Bとの境に
設けられていても、そのアイリツドは作業位置ま
で下げるわけにはゆかないので、アイリツドの下
方では作業域Bとプロセス域Aとの間で交差汚染
が生じていた。特にプロセス域Aと作業域Bとで
吹出気流の速度が異なる場合に、その速度差によ
つて巻き込み気流が発生し、更にはプロセス域A
に設置される機械の大きさや形状によつて気流に
乱れが生じてトンネルの軸方向およびこれと直角
方向にコンタミネーシヨンが起こり易かつた。ま
た、アイリツドの存在は室内空間を区切るので室
を狭い感じにすると共に場合によつて作業の邪魔
になることもあり、さらに塵埃がこれに付着集積
した場合には汚染源にもなりかねなかつた。
本考案はこのような従来のクリーントンネルの
問題点をHEPAフイルタの設置構造を工夫する
ことによつて解決することを目的とする。
〔問題点を解決する手段〕
前記の目的を達成せんとする本考案の要旨とす
るところは、トンネル形状のクリーンルーム内に
その軸に沿う方向にプロセス域Aと作業域Bとを
平行に形成し、天井面にHEPAフイルタ層を設
置すると共にその背後の天井裏に給気プレナムP
を形成したクリーンルームにおいて、プロセス域
Aに対応する天井面から作業域Bに対応する天井
面に向けて漸次濾材面積が減少するように
HEPAフイルタの層厚を変化させたことを特徴
とするクリーンルームの清浄空気吹出構造にあ
る。
以下に図面の実施例に従つて本考案の内容を具
体的に説明する。
〔実施例〕 第3図は、本考案に従うクリーンルームの清浄
空気吹出構造の一実施例を示したもので、プロセ
ス域Aに対応する天井面のHEPAフイルタaの
層厚Haを作業域Bに対応する天井面のHEPAフ
イルタbの層厚Hbより厚くすると共に、HEPA
フイルタaとHEPAフイルタbとの間に、厚み
に変化をもたせたHEPAフイルタcを設け、各
HEPAフイルタa,bおよびcの吸込面側を水
平面に整合させた例を示している。また、第4図
は各HEPAフイルタa,bおよびcの吹出面側
を水平面に整合させた以外は第3図と同様な例を
示している。いずれの例においても、HEPAフ
イルタcはプロセス域Aと作業域Bとの境界部分
に適当な幅をもつて配置され、プロセス域Aに対
応する天井面から作業域Bに対応する天井面に向
けてHaからHbへと層厚が連続的に減少してい
る。
第5図は本考案に従うHEPAフイルタの構造
を図解的に示したもので、フレーム13で枠組み
されたガスケツト14の開口面積内にフイルタ濾
材12が屏風状のセパレータ15を挟んで一定ピ
ツチで折り返しながら装着される点では従来の
HEPAフイルタの構造と変わりはないが、フイ
ルタ濾材12の折り返しピツチは一定にしながら
折り返し高さを変化させたものである。すなわ
ち、フイルタ濾材12の折り返しのピツチの幅は
一定にしたうえで、プロセス域Aに対応する
HEPAフイルタaの折り返し高さHaから作業域
Bに対応するHEPAフイルタbの折り返し高さ
HbまでHEPAフイルタcの折り返し高さ(つま
りHEPAフイルタの層厚)を連続的に減少させ
たものである。
この層厚の変化を与えることよつて風量を変化
させることができる。すなわち、第3図や第4図
のように天井面に設置した場合に、給気プレナム
PからこのHEPAフイルタを通じて吹き出され
る空気の抵抗はaの領域はbの領域よりも小さ
く、そしてcの領域ではaからbの方向に向けて
漸次大きくなる(フイルタ濾材12の面積がaか
らbに向かつて漸次減少するのでこれにつれて抵
抗が漸次増加する)から、プロセス域Aが作業域
Bよりも大きな風速が得られると共に、cの領域
ではプロセス域Aから作業域Bに向けて漸次風速
が連続的に減少することになる。
したがつて、プロセス域Aと作業域Bとの間の
領域では従来のように風速に段差が生じることな
く、プロセス域Aの風速から作業域Bの風速に連
続して変化する幅を持つた中間帯域が形成される
ことになり、プロセス域Aと作業域Bとの交差汚
染が防止されることになる。
この場合、第3図のようにHEPAフイルタa,
bおよびcの吸込面側を水平面に整合させた配置
ではcの領域では吹出面が傾斜することになるの
で作業域Bに向かう方向の吹出気流がこの中間帯
域で得られるし、第4図のようにHEPAフイル
タa,bおよびcの吹出面側を水平面に整合させ
た配置では、中間帯域でも垂直方向の吹出気流が
得られることになる。いずれにしても、プロセス
域Aから作業域Bに向かつて段差のない連続した
風速変化の中間帯域が形成され、この中間帯域の
存在によつてプロセス域Aと作業域Bとの気流の
吹出速度差による巻き込み現象が防止される。そ
して、本考案の場合には従来のようなアイリツド
を設置することは本考案の効果をむしろ損なう結
果にもなり、アイリツドは全く不要化する。
なお、HEPAフイルタa,bおよびcは第5
図に図解的に示したように全領域にわたつてフイ
ルタ濾材12が連続したものを使用してもよい
し、a,c,bをそれぞれユニツト化したものを
使用して各ユニツトをつなぎ合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトンネル状クリーンルームの一
例を示すトンネル軸に直角方向の略断面図、第2
図は従来のトンネル状クリーンルームの他の例を
示す第1図同様の略断面図、第3図は本考案に従
うトンネル状クリーンルームの清浄空気吹出構造
の例を示す略断面図、第4図は本考案に従うトン
ネル状クリーンルームの清浄空気吹出構造の他の
例を示す略断面図、そして第5図は本考案に従う
HEPAフイルタの構造例を図解的に示した斜視
図である。 2,3……側壁、4……第一天井、5……床
面、6,7……フアン、10……アイリツド、1
2……フイルタ濾材、A……プロセス域、B……
作業域、P……給気プレナム、M……作業機械
類、a……プロセス域Aに対応する天井面の
HEPAフイルタ、b……作業域Bに対応する天
井面のHEPAフイルタ、c……プロセス域Aと
作業域Bの中間の天井面の層厚が連続的に変化し
たHEPAフイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トンネル形状のクリーンルーム内にその軸に沿
    う方向にプロセス域Aと作業域Bとを平行に形成
    し、天井面にHEPAフイルタ層を設置すると共
    にその背後に給気プレナムPを形成したクリーン
    ルームにおいて、プロセス域Aに対応する天井面
    から作業域Bに対応する天井面に向けて漸次濾材
    面積が減少するようにHEPAフイルタの層厚を
    変化させたことを特徴とするクリーンルームの清
    浄空気吹出構造。
JP19336686U 1986-12-16 1986-12-16 Expired JPH0325074Y2 (ja)

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JP19336686U JPH0325074Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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JP19336686U JPH0325074Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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JPS6399141U JPS6399141U (ja) 1988-06-27
JPH0325074Y2 true JPH0325074Y2 (ja) 1991-05-31

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