JP3331420B2 - 通風パネルユニット及びこれを用いた床構造 - Google Patents

通風パネルユニット及びこれを用いた床構造

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フリーアクセス床等と
称されるビル等の構造物の二重構造の床を構成するのに
適する通風パネルユニット及びこれを用いた床構造に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り床面を通風パネルユニットの寸法に対応させて複数区
分に分割し、通風パネルユニットを少なくとも1以上の
区分に用い、他の区分には通風パネルユニットのパネル
上面と面一に配置可能なパネルユニットを用いたフリー
アクセス床と称される二重床構造が知られている。この
構造の床に用いられている通風パネルユニットは、床面
の一部を構成するための矩形のパネルをスラブ上に固定
した支持脚上に取り付け、パネルとスラブの間にダクト
と軸流ファンを配し、軸流ファンからダクト内に吹き出
したエアを、パネルに設けた吹き出し口から室内に給気
するようにしたものがある。
【0003】しかしながら軸流ファンを用いると、エア
の吹き出し方向とファンの回転軸の方向とが一致するた
め下吸い込み、上吹き出しとなり、通風パネルユニット
としての全高が高くなる。従ってスラブ上面からパネル
までの間隔が大きくなり、従来の例では約150ないし
200mmもの間隔を必要としていた。
【0004】ところが例えば10階建て程度のビルであ
っても、上記の所要寸法を合計すれば1階分のスペース
に近いものになってしまうため、特に高層のオフィスビ
ルが増えている近年では、フリーアクセス床を構成する
場合、このような通風のための寸法を極力小さくしてス
ペース利用の効率化を図ることが求められている。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なしたもので、全高を従来より大きく減らすことができ
る通風ユニットを提供し、またこれを用いて省スペース
化を図った床構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通風パネル
ユニットは上記目的を達成するために、床面の一部を構
成するための矩形のパネルと、該パネルに略面一にして
取り付ける吹き出し口と、上記パネルより寸法が小さい
矩形の平面形状を有し、上記パネルの下面に上記吹き出
し口と略同心に取り付けるダクト部とからなり該ダクト
部が、四周を囲んで通風路を形成するケーシングと、該
ケーシングに取り付け、該ケーシング内に水平方向で給
気するクロスフローファンとからなる構成としたもので
ある。
【0007】本発明に係る通風パネルユニットは、上記
クロスフローファンを、上記ケーシングに一対対向させ
て取り付ける構成とすることができる。
【0008】本発明に係る通風パネルユニットは、上記
ケーシング内に上記通風路の下面を画定する整流体を配
してなり、該整流体が、上記一対のクロスフローファン
の間の中央位置で、上方へ突出する断面山形の整流部を
備える構成とすることができる。
【0009】本発明に係る通風パネルユニットは、上記
パネルの下面に上記吹き出し口を避けて第2の整流体を
配してなり、該第2の整流体が、上記クロスフローファ
ン側から上記吹き出し口側へかけて上向きに傾斜する断
面形状を有する構成とすることができる。
【0010】本発明に係る通風パネルユニットは、上記
整流体または上記整流体と上記第2の整流体の少なくと
も一方とが、遮音材からなる構成とすることができる。
【0011】本発明に係る床構造は上記目的を達成する
ために、上記請求項1ないし5のいずれかの通風パネル
ユニットを少なくとも1以上用い、他の床面部分を上記
通風パネルユニットのパネル上面と面一にしてなる構成
としたものである。
【0012】本発明に係る床構造は上記目的を達成する
ために、床面を上記請求項1ないし5のいずれかの通風
パネルユニットの寸法に対応させて複数区分に分割し、
上記いずれかの通風パネルユニットを少なくとも1以上
の区分に用い、他の区分には上記通風パネルユニットの
パネル上面と面一に配置可能なパネルユニットを用い、
上記各通風パネルユニット及びパネルユニットを位置可
変としてなる構成としたものである。
【0013】
【実施例】図1ないし図4は本発明に係る通風パネルユ
ニットの一実施例を示す。図示のように本実施例に係る
通風パネルユニットは主に、パネル1、吹き出し口2、
ダクト部3からなり、一例として約95mmの高さを有
する構成となっている。
【0014】パネル1は床面の一部を構成するための矩
形のもので、例えば500mmx500mmの正四角形
の平面形状を有し厚さが約20mmのステンレスパネル
等から構成する。なお図示の例ではパネル1上に、厚さ
が約5〜7mmのカーペット4が敷いてある。
【0015】吹き出し口2は、パネル1に対して略面一
にして取り付けるもので、図4に示すように、放射状に
孔5を複数設けたカバー6と、その下側に組み合わせる
円筒部7とからなる。この吹き出し口2としては、例え
ば特開平3−99158号公報、実開平1−16024
9号公報、実開平4−32442号公報、実開平4−1
36443号公報等に示されたようなものを用いること
ができる。これらの吹き出し口は、エアの吹き出し方向
が図1中に矢印で示すようにそれぞれ異なる角度をもっ
て上方へ向かうようになっており、周囲のエアを攪拌し
て素早く混合され、適当に減速された吹き出し速度でも
って室内に供給されるようになっているものである。な
お図示の例では吹き出し口2の厚さがパネル1とほぼ同
等に描いてあるが、このような吹き出し口に本発明が限
定されることではない。また図中8は吹き出し量制御用
のコントローラーであり、このコントローラー8として
は従来公知のものを用いればよい。
【0016】ダクト部3は、パネル1の下面に吹き出し
口2と略同心に取り付けてあり、四周を囲んで通風路を
形成するケーシング9と、ケーシング9外周に取り付け
る一対のクロスフローファン10、10とケーシング9
内に配する第1、第2の整流体11、12とから構成し
てあり、全体としてはパネル1よりも縦横寸法が小さい
矩形の平面形状を有する。ケーシング9は4枚の穴明き
板材を矩形に組み合わせてなるもので、図示の例では高
さが約75mmとなっている。
【0017】クロスフローファン10、10は、ケーシ
ング9に対向させて取り付けてあり、ケーシング9によ
って形成される通風路内にエアを吹き出すようになって
いる。このクロスフローファン10は図示の例では、例
えば幅が約300mm、高さ及び幅が約60mmの外形
寸法を有し、吹き出し側の側縁をケーシング9を構成す
る板材の外側面にパッキン等を介して固定してある。な
おクロスフローファン10をケーシング9に取り付ける
には、妨振材等を用いてパネル1に直接に振動や音が伝
わらないようにするとよい。
【0018】第1の整流体11は厚さ12mm程度のグ
ラスウール等の遮音材からなり、ケーシング9内の通風
路の下面を画定している。この第1の整流体11は一対
のクロスフローファン10、10間の中央位置に上方側
へ突出する断面山形の整流部13を備えている。第2の
整流体12もグラスウール等の遮音材からなり、図3に
示すように、クロスフローファン10側から吹き出し口
2の円筒部7側へかけて上向きに傾斜する断面形状を有
する。もちろんこの整流体12は、吹き出し口2を避け
て配してある。このため、クロスフローファン9から水
平方向に吹き出されたエアーは、第2の整流体12及び
第1の整流体11の整流部13の斜面に沿って上方へと
吹き出し方向を変え、スムーズにかつ静粛に吹き出し口
2から室内へ吹き出される(図3参照)。
【0019】図5は上述の通風パネルユニット及び従来
公知の床パネルユニットを用いて構成したフリーアクセ
ス床構造の一実施例を示す。この実施例の床面は、上記
通風パネルユニットの寸法に対応させて複数区画に区分
してある。図中X印を付したものが本発明に係る通風パ
ネルユニット20で、印を付していないものが公知の床
パネルユニット21であり、詳細な図示は省略するがこ
れら各ユニット20、21は位置を可変としてある。も
ちろん各パネルユニット20、21のパネル上面は面一
になっている。
【0020】また図中22は床下に対してエアを吹き出
すためのエアコン装置で、框23で区切られた室内はこ
のエアコン装置22で全体的に温度調整され、本発明に
係る通風ユニット20は局所的な温度調整に用いられ
る。なお上述のように、通風パネルユニット20のダク
ト部3がパネル1の下面に吹き出し口2と略同心に取り
付けてあり、パネル1よりも縦横寸法が小さいしてある
ため、エアコン装置22から吹き出されたエアはダクト
部3によって循環を阻止されることなく、ダクト部3の
外周をも流れるようになっている。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る通風パネルユニットは以上
説明してきたようなものなので、全高が従来の通風ユニ
ットよりも大幅に小さくできるようになるという効果が
ある。
【0022】また本発明に係る床構造は上述の通風パネ
ルユニットを用いることにより通風のための寸法を極く
小さなものとすることができ、これによって省スペース
化を図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通風パネルの一実施例を一部破断
して示す斜視図である。
【図2】図1の通風パネルの平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う部分断面図である。
【図4】図示の実施例に用いた吹き出し口の斜視図であ
る。
【図5】本発明に係る床構造の一実施例を部分的に示す
平面図である。
【符号の説明】
1 パネル 2 吹き出し口 3 ダクト部 4 カーペット 8 コントローラー 9 ケーシング 10 クロスフローファン 11 第1の整流体 13 整流部 12 第2の整流体 20 通風パネルユニット 21 床パネルユニット 22 エアコン装置
フロントページの続き (72)発明者 北川 透 東京都板橋区新河岸1丁目7番10号 カ スタムエース株式会社内 (72)発明者 奥澤 敏雄 東京都台東区雷門2丁目11番9号 株式 会社サンオー内 (72)発明者 山本 邦康 東京都墨田区両国2丁目10番8号 高砂 熱学工業株式会社関東支店内 審査官 青木 良憲 (56)参考文献 特開 平2−256899(JP,A) 特開 平5−79689(JP,A) 実開 平4−36544(JP,U) 実開 平3−107652(JP,U) 実開 昭57−41883(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/068 E04F 15/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面の一部を構成するための矩形のパネ
    ルと、該パネルに略面一にして取り付ける吹き出し口
    と、上記パネルより寸法が小さい矩形の平面形状を有
    し、上記パネルの下面に上記吹き出し口と略同心に取り
    付けるダクト部とからなり、該ダクト部が、四周を囲ん
    で通風路を形成するケーシングと、該ケーシングに取り
    付け、該ケーシング内に水平方向で給気するクロスフロ
    ーファンとからなることを特徴とする通風パネルユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上記クロスフローファンを、上記ケーシ
    ングに一対対向させて取り付けることを特徴とする請求
    項1の通風パネルユニット。
  3. 【請求項3】 上記ケーシング内に上記通風路の下面を
    画定する整流体を配してなり、該整流体が、上記一対の
    クロスフローファンの間の中央位置で上方へ突出する断
    面山形の整流部を備えることを特徴とする請求項2の通
    風パネルユニット。
  4. 【請求項4】 上記パネルの下面に上記吹き出し口を避
    けて第2の整流体を配してなり、該第2の整流体が、上
    記クロスフローファン側から上記吹き出し口側へかけて
    上向きに傾斜する断面形状を有することを特徴とする請
    求項3の通風パネルユニット。
  5. 【請求項5】 上記整流体または上記整流体と上記第2
    の整流体の少なくとも一方とが、遮音材からなることを
    特徴とする請求項3または4の通風パネルユニット。
  6. 【請求項6】 上記請求項1ないし5のいずれかの通風
    パネルユニットを少なくとも1以上用い、他の床面部分
    を上記通風パネルユニットのパネル上面と面一にしてな
    ることを特徴とする床構造。
  7. 【請求項7】 床面を上記請求項1ないし5のいずれか
    の通風パネルユニットの寸法に対応させて複数区分に分
    割し、上記通風パネルユニットを少なくとも1以上の区
    分に用い、他の区分には上記通風パネルユニットのパネ
    ル上面と面一に配置可能なパネルユニットを用い、上記
    各通風パネルユニット及びパネルユニットを位置可変と
    してなることを特徴とする床構造。
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