JPH03241129A - バルコニー付組立住宅 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はバルコニー付組立住宅に関する。

（従来の技術） 組立住宅とは、運搬可能な一定の大きさの箱型の、且つ
内部、外部の仕上げられた住宅ユニットを予め工場で生
産し、この複数個を建築現場に運び、現場で組み立てて
、１戸の住宅となすものである。

この組立住宅は、工期が短く且つ寸法精度の良い標準化
された住宅となる特徴があることから、近年、だんだん
広く採用されている。

そして、従来、組立住宅をバルコニー付住宅とするには
、住宅ユニットの上にバルコニーを取り付けてバルコニ
ー付住宅とするか、実公昭６３−４９４４３号公報に記
載ある如く、ユニットに小さいバルコニーを予め工場で
取り付けてバルコニー付ユニットとし、このバルコニー
付ユニットト他のユニットとを組み立てて、バルコニー
付住宅としていた。

（発明が解決しようとする課題） しかし、住宅に対する要求が多様化して、ユニットの上
にバルコニーを取り付けるような比較的大きいバルコニ
ーを設けた住宅か、小さいバルコニーを設けた住宅だけ
では満足できなくなり、この中間のバルコニーを設けた
住宅を必要とするようになった。

そこで、ユニット住宅の特徴を生かすために、工場で中
間の大きさのバルコニーをユニットに取す付ケ、このバ
ルコニー付ユニットと他のユニットとを組み立てて、バ
ルコニー付住宅を施工したところ、バルコニーの重量が
重過ぎて、バルコニーと住宅ユニットとの接続部で折れ
るという問題のあることが判明した。

かかる問題を解決するためには、通常、バルコニーの先
端部に柱を設けて、バルコニーをこの柱で支持する方法
で解決するのが普通の方法であるが、この方法では現場
で柱を設けるという煩瑣な工程が増加して好ましい方法
でない。

本発明は、かかる煩瑣な柱を設けるという工程を行うこ
となく、施工できるバルコニー付組立住宅を目的とする
。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記問題点を解決し、上記目的を遠戚するため
になされたバルコニー付組立住宅であって、上階の住宅
ユニットの柱下部の側面または床梁の側面にバルコニー
の床フレームを固定したバルコニー付住宅ユニットを、
下階の住宅ユニットの上に、前記上階の住宅ユニ７）と
バルコニーとが載るように、据え付け、前記上階の住宅
ユニットの床梁及びバルコニー床フレームを下階の住宅
ユニットの天井梁に固定するようになしたのである。

（作　用） 本発明においては、下階の住宅ユニットの上に、上階の
住宅ユニットとバルコニーとが載せられ、下階の天井梁
に、上階の住宅ユニットの床梁とバルコニーの床フレー
ムとが固定される。従って、バルコニー及び上階の住宅
ユニットの荷重はその下の下階の住宅ユニットが支える
。そのために、上階の住宅ユニットとバルコニーとの接
続部には過大な荷重が掛からなく、この接続部が折れる
ということはない。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら、説明する
。

第１図はバルコニー付組立住宅を組み立てた状態の一部
を示す斜視図、第２図はバルコニーを持ち上げ、住宅ユ
ニットに取り付けている状態の一部を示す斜視図である
。

図において、１は２階の住宅ユニットであり、図には柱
１１、天井梁１２、折倒の床梁１３、妻側の床梁１４と
が見えている。１５は柱１１に設けられたバルコニー接
続用通孔である。

２はバルコニーであり、先端の床フレーム２２、ユニッ
ト側の床フレーム２４、先端の床フレーム２２とユニッ
ト側の床フレーム２４との間を掛は渡された床フレーム
２３、手摺りフレーム２１、手摺りの柱２７とからなる
。２６はバルコニー２の床フレーム２４に取り付けられ
た取り付けようピースであり、このピース２６には接続
用通孔２８が開けられている。この接続用通孔２８と柱
１１に設けられたバルコニー接続用通孔１５とを合わせ
、これらにボルトを通し、ナツトで締めつけてバルコニ
ー２を住宅ユニット１に取り付ける。

３は１階の住宅ユニットであり、図では柱３１と折倒の
天井梁３２、妻側の天井梁３３、ユニットの中間に設け
られた天井梁３４とが見えている。

４はバルコニー２の手摺りフレーム２１に取り付けられ
たナツトである。

５はバルコニー２の床フレーム２２に設けられたナツト
である。

次に、このバルコニー付ユニットの取り付は状態及びそ
のときの作用について説明する。

先ず、バルコニー２の手摺りフレーム２１に設けられた
ナツト４にアイボルト４１を螺入し、又、バルコニー２
の床フレーム２２に設けられたナツト５にアイボルト５
１を螺入する。

次に、第２図に示されるように、アイボルト４１及び５
１にワイヤーを掛け、バルコニー２を吊り上げ、２階の
住宅ユニットｌの柱１１の下部に設けられた接続用通孔
１５と、バルコニー２に設けられた接続用通孔２８とを
合わせ、ボルトとナツトとで両者を結合して、バルコニ
ー２と２階の住宅ユニット１とを接続する。

次に、このようにして接続された２階の住宅ユニット１
とバルコニー２とを同時に持ち上げて、１階の住宅ユニ
ット３の上に載せる。

この際、２階の床梁１３が１階の天井梁３２の上に、２
階の床梁１４が１階の中間の天井梁３４の上に、又、バ
ルコニーの床フレーム２２が１階の住宅ユニットの天井
梁３３の上になるように、２階の住宅ユニット及びバル
コニーを１階の住宅ユニットに載せる。

次に、２階の住宅ユニット１の床梁１４と１階の住宅ユ
ニット３の天井梁３４とをボルトとナツトとで固定する
。又、バルコニーの床フレーム２２と１階の住宅ユニッ
ト３の天井梁３３とをボルトとナンドで固定する。

すると、２階の住宅ユニット１の荷重は１階の天井梁３
２．３４に掛り、バルコニー２の荷重は１階の天井梁３
４．３３に掛る。そして、２階の住宅ユニット１とバル
コニー２との接続部である柱１１の、下部に設けられた
接続用通孔とバルコニー２の接続用通孔２６とを結合し
ているボルトとナツトには過大な荷重が掛からない。従
って、ここの接続部が折れるというようなことはない。

このように、１階の住宅ユニットの上に２階の住宅ユニ
ットとバルコニーとを載せた後、組立住宅の仕上げをす
るとバルコニー付組立住宅が完成する。

（発明の効果） 本発明においては、下階の住宅ユニットの上に、上階の
住宅ユニットとバルコニーとが載っているから、この両
者の荷重は下階の住宅ユニットに掛り、両者の接続部に
過大な荷重が掛からない。従って、接続部が折れるとい
うことはない。

そのため、バルコニーの先端に柱を設ける必要がなく、
単に、下階の住宅ユニットの上に上階の住宅ユニットと
バルコニーを載せ、下階の住宅ユニットの天井梁に上階
の住宅ユニットの床梁とバルコニーの床フレームとを固
定するだけで、バルコニー付住宅が出来上がるので極め
て便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明バルコニー付組立住宅を組立てた状態の
一部を示す斜視図、第２図はバルコニーを持ち上げ、住
宅ユニットに取り付けている状態の一部を示す斜視図で
ある。 ｉ　−−−−−−−・・・−上階の住宅ユニット１１−
柱 １４−床梁 ２−−−一−・−・−・バルコニー ２２．２４−床フレーム ３・−−一−−・−・−下階の住宅ユニット３３．３４
−天井梁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）上階の住宅ユニットの柱下部の側面または床梁の
   側面にバルコニーの床フレームを固定したバルコニー付
   ユニットを、下階の住宅ユニットの上に、前記上階の住
   宅ユニットとバルコニーとが載るように、据え付け、前
   記上階の住宅ユニットの床梁及びバルコニー床フレーム
   を、下階の住宅ユニットの天井梁に固定することを特徴
   とするバルコニー付組立住宅。