JPH08165725A - 壁パネルの組み付け構造および壁パネル - Google Patents

壁パネルの組み付け構造および壁パネル

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JPH08165725A
JPH08165725A JP6310181A JP31018194A JPH08165725A JP H08165725 A JPH08165725 A JP H08165725A JP 6310181 A JP6310181 A JP 6310181A JP 31018194 A JP31018194 A JP 31018194A JP H08165725 A JPH08165725 A JP H08165725A
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JP
Japan
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wall panel
floor
panel
nut
communication hole
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JP6310181A
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English (en)
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Nobuo Nezuka
信夫 根塚
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み付け作業を簡易に行うことができ、現場
作業の省力化が可能な壁パネルの組み付け構造および工
業化の要請にも対応した壁パネルを提供する。 【構成】 1階壁パネル10は、芯材を枠組みした枠体
12と、枠体12の建屋内方側に貼付けた面材14と、
枠体12の上端建屋外方側に取付けられた胴差20と、
胴差し20および枠体12の外面を覆って貼付けられた
防水シート16およびサイディング18とを含み、芯材
12aのボルト50挿通位置には、胴差20と芯材12
aを貫通する連通孔24を有し、芯材12aの下面には
ナット付き座金52が固定されている。壁パネルの組み
付け構造は、1階壁パネル10と、その上に載置された
2階壁パネル30とを、ボルト50を2階壁パネル30
側から、2階壁パネル30の連通孔44および1階壁パ
ネル10の連通孔24内を貫通させ、ナット付き座金5
2と螺合させて連結することによりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるパネル工法に
より組み立てられる複数階の建屋における壁パネルの組
み付け構造に係り、特に、組み付け作業の簡素化を図っ
た壁パネルの組み付け構造および壁パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるパネル工法により組み立
てられる複数階の建屋において、2階より上、いわゆる
階上の壁パネルの組み付け構造としては、図4に示す構
造が知られている。この構造例においては、立設された
1階壁パネル110と、その1階壁パネル110が設け
られた位置に胴差120および2階床パネル130を介
して配置された2階壁パネル100とは、ボルト140
により連結されている。1階壁パネル110の芯材11
2、胴差120および2階床パネル130の芯材132
との間には、互いに連通するボルト140挿通用の連通
孔114、122がそれぞれ画成されており、1階壁パ
ネル110上端に胴差120および2階床パネル130
とを設置した状態で、ボルト140を胴差120および
床パネル130側から連通孔122、114に挿通す
る。そして、1階壁パネル110に設けられた開口部1
16を利用してボルト140の下側ねじ部142を座金
146を介してナット148で締めることで、ボルト1
40が連通孔114、122内を貫通した状態で固定さ
れる。なお、ボルト140は、落下防止用の座金150
を備え、図4に示すように、胴差120および床パネル
130上面に係止して、ナット締め前にボルト140が
落下するのを防止するようにしている。
【0003】2階壁パネル100は、芯材102に画成
されたボルト140挿通用の連通孔104にボルト14
0を挿通させて所定位置に立設される。そして2階壁パ
ネル100に設けられた開口部106を利用して、上側
ねじ部144を座金146を介してナット148で締め
ることで、2壁壁パネル100が組み付け固定されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の壁パネルの組み付け構造では、一方のナットを
固定した状態で他方のナットを回転させる必要があるた
め、階上側での作業と階下側での作業との2段階の作業
が必要であり、作業効率が悪く、それだけ作業時間もの
びるという問題点があった。また、階下側での作業は、
高所作業となるので脚立等の足場が必要であり、しか
も、脚立等の足場から作業者が上向きの姿勢で、階下の
壁パネルに設けられた開口部を利用して行う作業である
ので、やりにくく、かつ手元も暗く、作業性が大変悪い
という問題点があった。さらに、上述した壁パネルの組
み付け作業が行われる際には、階下の壁部を構成する外
壁以外の壁パネル、例えば、間仕切り壁パネルの組み立
て立設作業も終了しているので、脚立等の移動がしにく
いという問題点もあった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、組み付け作業を簡易に行うことができ、現場作業
の省力化が可能な壁パネルの組み付け構造および工業化
の要請にも対応した壁パネルを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、パネル工法により組み立て
られる複数階の建屋の、床部材上に立設された階上壁パ
ネルと前記床部材の下位に位置する支持部材とを、前記
床部材を介してボルトにて連結する壁パネルの組み付け
構造において、前記階上壁パネルの芯材、前記床部材お
よび前記支持部材は、それぞれ相互に連通する前記ボル
ト挿通用の連通孔を有し、前記階上壁パネルの芯材上面
の連通孔位置または前記支持部材下面の連通孔位置のい
ずれか一方には、ナットが予め固定されていて、前記ボ
ルトは、前記ナットの他方側から前記連通孔に挿通され
て前記ナットに螺合されることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、パネル工法により
組み立てられる複数階の建屋の、胴差および床パネル上
に立設された階上壁パネルと、前記胴差および床パネル
の下位に位置する階下壁パネルとを、前記胴差および床
パネルを介して連結する壁パネルの組み付け構造におい
て、前記階上壁パネルの芯材、前記胴差および床パネル
の少なくともどちらか一方、および前記階下壁パネルの
芯材は、それぞれ相互に連通する前記ボルト挿通用の連
通孔を有し、前記階上壁パネルの芯材上面の連通孔位置
または前記階下壁パネルの芯材下面の連通孔位置のいず
れか一方には、ナットが予め固定されていて、前記ボル
トは、前記ナットの他方側から前記連通孔に挿通されて
前記ナットに螺合されることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、芯材を枠組みした
枠体と、前記枠体の少なくとも建屋側内面に取付けた面
材とを含み、前記枠体の上端および下端の少なくともど
ちらか一方には、前記胴差が取付けられ、少なくとも前
記枠体の外面を覆って仕上げ材が取付けられ、前記胴差
および胴差が取付けられた芯材には上下方向に連通する
ボルト挿通用の連通孔が穿設され、前記芯材の前記胴差
当接面の反対側の面の連通孔位置には、前記連通孔に挿
通されるボルトと螺合するナットが固定されることを特
徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明にあっては、階上の壁パネ
ルを固定する際に、床パネルを介して階上壁パネルの下
部に位置する支持部材、例えば壁パネル、梁あるいはマ
グサ等に、階上壁パネルの芯材、前記床部材および前記
支持部材がそれぞれ有する、相互に連通する連通孔内
に、階上壁パネルの芯材上面の連通孔位置または支持部
材下面の連通孔位置のいずれか一方に予め固定されたナ
ットの他方側からボルトを差し込み、この固定されたナ
ットにボルトを螺合させることにより階上壁パネルが床
部材を介して支持部材と連結されることとなる。
【0010】上述したように、階上壁パネルの芯材上面
の連通孔位置または支持部材下面の連通孔位置のいずれ
か一方にナットが固定されていることにより、この固定
されたナットの他方側からボルトを差し込み回すだけで
壁パネルと支持部材が床部材を介して連結されることと
なり、両側からのナット締め作業が不要となり、作業工
程が減ることにより、作業時間も短縮される。よって、
壁パネルの組み付け作業が従来と比して極めて簡易とな
り作業の効率化が図れる。
【0011】また、ナットは、支持部材下面の連通孔位
置に取付けられていることが好ましく、この場合は、支
持部材側からの高所での上向きの作業を一切要せず、足
場も不要で、またボルトの締め付けも行いやすく、壁パ
ネルの組み付け作業の大きな作業性向上が図れる。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、階上の壁
パネルを固定する際に、階上壁パネルの芯材、胴差およ
び床パネルの少なくともどちらか一方および階下壁パネ
ルの芯材がそれぞれ有する、相互に連通する連通孔内
に、階上壁パネルの芯材上面の連通孔位置または階下壁
パネルの芯材下面の連通孔位置のいずれか一方に予め固
定されたナットの他方側からボルトを差し込み、この固
定されたナットにボルトを螺合させることにより階上壁
パネルが胴差および床パネルを介して階下壁パネルと連
結されることとなる。
【0013】上述したように、階上壁パネルの芯材上面
の連通孔位置または支持部材下面の連通孔位置のいずれ
か一方にナットが固定されていることにより、この固定
されたナットの他方側からボルトを差し込み回すだけで
階上壁パネルと階下壁パネルが胴差および床パネルを介
して連結されることとなり、両側からのナット締め作業
が不要となり、作業工程が減ることにより、作業時間も
短縮される。よって、壁パネルの組み付け作業が従来と
比して極めて簡易となり作業の効率化が図れる。
【0014】また、ナットは、階下壁パネルの芯材下面
の連通孔位置に取付けられていることが好ましく、この
場合は、階下側からの高所での上向きで行う手元が暗い
作業を一切要せず、足場も不要で、またボルトの締め付
けも行いやすく壁パネルの組み付け作業の大きな作業性
向上が図れる。
【0015】請求項3記載の発明にあっては、壁パネル
が、ボルト挿通用の連通孔および芯材に固定されたナッ
トを有し、さらに予め工場段階において取付けられた胴
差および仕上げ材を有することにより、請求項2記載の
発明と同様の作用効果に加えて、現場作業項目がより減
少し、さらなる現場作業の省力化による施工時間の短縮
化が可能となる。また、工業化の要請にも対応したもの
である。請求項2記載の発明と同様に、請求項3記載の
発明に係る壁パネルにおいても、ナットは、芯材の下面
側の連通孔位置に取付けられていることが好ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は本実施例に係る壁パネルの組み付け
構造を示す断面図であり、図2は本実施例に係る壁パネ
ルの組み付け状態を分解して示す断面図である。
【0018】本実施例に係る壁パネルの組み付け構造
は、図1に示すように、所定位置に立設された1階壁パ
ネル10上に、2階の床パネル60を設置し、その1階
壁パネル10および床パネル60上に2階壁パネル30
を設置するもので、1階壁パネル10と2階壁パネル3
0とは、床パネル60を介してボルト50により連結さ
れているものである。
【0019】1階壁パネル10は、芯材を枠組みした枠
体12と、枠体12の建屋内方側に貼付けた面材14
と、枠体12の上端建屋外方側に取付けられた胴差20
と、胴差し20および枠体12の外面を覆って貼付けら
れた防水シート16と、防水シート16を介して胴差し
20および枠体12の外面を覆って貼付けられたサイデ
ィング18とを含み、構成されている。
【0020】1階壁パネル10は、胴差20と胴差20
が取付けられた芯材12aのボルト50挿通位置に、胴
差20と芯材12aを貫通する連通孔24を有する。
【0021】連通孔24は、胴差20に形成された切欠
き22と、芯材12aに形成された貫通孔13とからな
り、図1に示すように、1階壁パネル10の上端に、胴
差20の側面26と当接して床パネル60が敷込まれた
状態で、ボルト50挿通用の連通孔24となるものであ
る。
【0022】芯材12aの下面には、連通孔24位置
に、面材14に設けられた開口部17を利用して、ナッ
ト付き座金52が取付けられている。
【0023】ナット付き座金52は、図3(A)に示す
ように、座金54と、座金54表面に予め固定されたナ
ット56とから構成されており、座金54とナット56
とを一体化形成したものである。ナット付き座金52
は、芯材12a下面に接着材58にて接着固定されてい
る。
【0024】2階壁パネル30は、胴差40の取付け位
置が異なり、かつ座金付きナット52を備えていないこ
とを除けば、1階壁パネル10と同様の構成となってい
る。すなわち、2階壁パネル30は、芯材を枠組みした
枠体32と、枠体32の建屋内方側に貼付けた面材34
と、枠体32の下端建屋外方側に取付けられた胴差40
と、胴差し40および枠体32の外面を覆って貼付けら
れた防水シート36と、防水シート36を介して胴差し
40および枠体32の外面を覆って貼付けられたサイデ
ィング38とを含み、構成されている。
【0025】2階壁パネル30は、胴差40と胴差40
が取付けられた芯材32aのボルト50挿通位置に、胴
差40と芯材32aを貫通する連通孔44を有し、連通
孔44の構造は1階壁パネル10の連通孔24の場合と
同様である。
【0026】2階の床部を構成する床パネル30は、芯
材を枠組みした枠体62の片面に面材64を貼付けて形
成されたものである。
【0027】上述した構成の1階壁パネル10、2階壁
パネル30および床パネル60は、すべて予め工場で製
造されて建築現場に搬送されるものである。
【0028】次に、本実施例に係る壁パネルの組みつけ
構造の施工方法について、図2に基づいて説明する。
【0029】現場に搬送された1階壁パネル10は基礎
(図示せず)上の所定位置に立設される。
【0030】次に、胴差20の側面26と床パネル60
の外面66とを当接させて、1階壁パネル10上に床パ
ネル60を敷込む。
【0031】そして、1階壁パネル10の連通孔24内
にボルト50を胴差20側から差し込み、下側ねじ部5
1aをナット付き座金52のナット56に螺合させて1
階壁パネル10と床パネル60とを連結する。その後、
2階壁パネル30を、胴差20上面より突出するボルト
50を連通孔44内に挿通させて、1階壁パネル10お
よび床パネル60上面に渡って載置する。1階壁パネル
10上に2階壁パネル30を載置させた状態で、連通孔
24と連通孔34とは互いに連通する。そして、面材3
4に設けられた開口部37を利用して、ボルト50の上
側ねじ部51bに座金55を介してナット57を螺合さ
せて、1階壁パネル10と2階壁パネル30とを床パネ
ル60を介して連結し、壁パネルの組み付けが完了す
る。
【0032】上述したように、1階壁パネル10の芯材
12aの下面に予めナット付き座金52が取付けられて
いることにより、ボルト50の締付け作業は床パネル6
0上からのみで足りる。よって、従来例のように、脚立
等の足場を用いて上向きの姿勢で1階側からボルト締め
作業を行う必要が一切なく、壁パネルの組み付け作業は
簡易なものとなる。
【0033】また、図1に示すように、連通孔24は工
業上および作業上の問題からボルト径より大きめに設定
されているが、工場にてボルト挿通位置に合わせてナッ
ト付き座金52を取付けておくことにより、ボルト50
の位置合わせはナット56に螺合させることで容易に行
うことができ、現場作業の簡易化および工業化による精
度の向上が図られる。
【0034】さらに、1階壁パネル10および2階壁パ
ネル30は、胴差20,40およびサイディング18,
38を予め備えたものであるので、両部材の連結作業終
了と同時に外壁部も構築されることとなり、現場作業は
省力化される。よって、施工時間の短縮によるコスト削
減が図られる。
【0035】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形が可
能である。
【0036】例えば、本実施例においては、ナット付き
座金を接着剤を用いて1階壁パネルの芯材に固定した
が、ナット付き座金の変形例として、図3(B)および
図3(C)に示すものが挙げられる。
【0037】図3(B)に示すナット付き座金70は、
座金72の一部を切り起こして、座金72の取付け面7
8側に突出する一対の爪部76a,76bを形成したも
のである。ナット付き座金70は、例えば、1階壁パネ
ルの芯材下面に取付け面78を当接させて、ナット付き
座金70と芯材とを万力等の治具により圧締し爪部76
a,76bを芯材内に埋め込むことにより固定される。
この場合は接着剤等の接着手段を要さないという利点が
ある。
【0038】図3(C)に示すナット付き座金80は、
座金82にビス孔86を形成したものである。ナット付
き座金80は、ビス88または釘等により1階壁パネル
の芯材下面に固定される。この場合は固定を強固なもの
とすることができる。
【0039】また、1階壁パネルの面材を貼付ける前に
ナット付き座金の固定を行えば、1階壁パネルの面材に
開口部を設ける必要はない。さらに、本実施例において
は、予め一体化形成されたナット付き座金を用いたが、
別体の座金とナットをそれぞれ芯材下面に取付けてもよ
いし、場合に応じて座金は用いずナットのみを取付けて
もよい。
【0040】1階壁パネルおよび2階壁パネルは、必ず
しも胴差および、またはサイディングを備えているもの
でなくとも足り、また、木質パネル工法による複数階の
建屋における階上と階下の壁パネルの組付け構造であれ
ば、1階、2階に限定されず、もちろん2階と3階の場
合でもよい。さらに、階下側の部材は壁パネルに限定さ
れず、例えば、梁、マグサ等の階上壁パネルを支持する
部材であれば本発明は適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載およ
び請求項2記載の発明によれば、階上および階下側から
のナット締め作業がどちらか一方側からのみで足り、作
業工程が減ることにより、作業時間も短縮される。よっ
て、壁パネルの組み付け作業が従来と比して極めて簡易
となり作業の効率化が図れる。
【0042】また、ナットは、支持部材下面または壁パ
ネルの芯材下面の連通孔位置に取付けられていることが
好ましく、この場合は、階下側からの高所での上向き姿
勢で行う作業を一切要せず、足場も不要で、またボルト
の締め付けも行いやすく、壁パネルの組み付け作業の大
きな作業性向上が図れる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、壁パネル
が、ボルト挿通用の連通孔および芯材に固定されたナッ
トを有し、さらに予め工場段階において取付けられた胴
差および仕上げ材を有することにより、請求項2記載の
発明と同様の作用効果に加えて、現場作業項目がより減
少し、さらなる現場作業の省力化による施工時間の短縮
化が可能となる。また、工業化の要請にも対応したもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る壁パネルの組み付け構造を示す
断面図である。
【図2】本実施例に係る壁パネルの組み付け状態を分解
して示す断面図である。
【図3】同図(A)〜(C)は、ナット付き座金を示す
斜視図である。
【図4】従来の壁パネルの組み付け構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 1階壁パネル 30 2階壁パネル 12,32 枠体 12a,32a 芯材 14,34 面材 17,37 開口部 18,38 サイディング 20,40 胴差 24,44 連通孔 50 ボルト 52 ナット付き座金 54 座金 56 ナット 60 床パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 G 6951−2E 2/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル工法により組み立てられる複数階
    の建屋の、床部材上に立設された階上壁パネルと前記床
    部材の下位に位置する支持部材とを、前記床部材を介し
    てボルトにて連結する壁パネルの組み付け構造におい
    て、 前記階上壁パネルの芯材、前記床部材および前記支持部
    材は、それぞれ相互に連通する前記ボルト挿通用の連通
    孔を有し、 前記階上壁パネルの芯材上面の連通孔位置または前記支
    持部材下面の連通孔位置のいずれか一方には、ナットが
    予め固定されていて、 前記ボルトは、前記ナットの他方側から前記連通孔に挿
    通されて前記ナットに螺合されることを特徴とする壁パ
    ネルの組み付け構造。
  2. 【請求項2】 パネル工法により組み立てられる複数階
    の建屋の、胴差および床パネル上に立設された階上壁パ
    ネルと、前記胴差および床パネルの下位に位置する階下
    壁パネルとを、前記胴差および床パネルを介して連結す
    る壁パネルの組み付け構造において、 前記階上壁パネルの芯材、前記胴差および床パネルの少
    なくともどちらか一方、および前記階下壁パネルの芯材
    は、それぞれ相互に連通する前記ボルト挿通用の連通孔
    を有し、 前記階上壁パネルの芯材上面の連通孔位置または前記階
    下壁パネルの芯材下面の連通孔位置のいずれか一方に
    は、ナットが予め固定されていて、 前記ボルトは、前記ナットの他方側から前記連通孔に挿
    通されて前記ナットに螺合されることを特徴とする壁パ
    ネルの組み付け構造。
  3. 【請求項3】 芯材を枠組みした枠体と、前記枠体の少
    なくとも建屋側内面に取付けた面材とを含み、 前記枠体の上端および下端の少なくともどちらか一方に
    は、前記胴差が取付けられ、少なくとも前記枠体の外面
    を覆って仕上げ材が取付けられ、 前記胴差および胴差が取付けられた芯材には上下方向に
    連通するボルト挿通用の連通孔が穿設され、 前記芯材の前記胴差当接面の反対側の面の連通孔位置に
    は、前記連通孔に挿通されるボルトと螺合するナットが
    固定されることを特徴とする壁パネル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010144448A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Misawa Homes Co Ltd 建物の配線構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010144448A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Misawa Homes Co Ltd 建物の配線構造

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Effective date: 20030617