JP2012077463A - バルコニーユニット、バルコニーユニットの組み付け方法、治具、及び、建物用ユニットの吊り方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物本体の躯体に組み付け可能であり、該躯体に組み付けられたときに該躯体の外側に張り出すバルコニーユニットであって、バルコニーユニット側胴差片を有し、該バルコニーユニット側胴差片が、隙間を隔てて直線状に並ぶように前記躯体に設けられた一組の躯体側胴差片と連結して、該一組の躯体側胴差片とともに前記躯体において胴差として機能し、前記バルコニーユニット側胴差片が前記隙間内に位置した状態で前記一組の躯体側胴差片の各々と連結されることによって、前記躯体に組み付けられることを特徴とするバルコニーユニット。
【選択図】図4
Description
本発明のバルコニーユニットについては、建物本体の躯体に組み付けるにあたり、先ず、躯体に設けられた一組の躯体側胴差片の間に設けられた隙間にバルコニーユニット側胴差片を位置させる。これにより、バルコニーユニット側胴差片と各躯体側胴差片との接合作業(換言すると、バルコニーユニットの建物本体の躯体への組み付け作業)が建物本体の内側から行えるようになる。この結果、建物本体の外側で作業スペースを確保しづらい環境であっても、バルコニーユニットを建物本体の躯体に容易に組み付けることが可能となる。
かかる構成であれば、バルコニーユニットの構成要素として当該ユニットに組み込まれている部品が多ければ多いほど、バルコニーユニットを建物本体の躯体に組み付けた後に当該バルコニーユニット周りで行う作業が軽減する。これにより、建物本体の外側に作業スペースを確保する必要性が緩和される結果、建物本体の外側に作業スペースを要さずにバルコニーユニットを建物本体の躯体に容易に組み付けられる、という本発明の効果がより有効に奏されることになる。
かかる方法によれば、上述したように、バルコニーユニットの建物本体の躯体への組み付け作業を建物本体の内側から行えるようになる。また、当該組み付け作業を行っている間、バルコニーユニット各部と建物本体側の部材との干渉を容易に回避することが可能である。
かかる手順により、バルコニーユニットの組み付け作業をより容易に行うことが可能となる。
かかる治具によれば、建物用ユニットを建物本体の躯体に組み付けるにあたり、当該建物用ユニットの吊り位置の調整を簡易に行えるようになる結果、建物用ユニットの吊り作業を適切に行うことが可能になる。
かかる構成であれば、建物用ユニットを二点吊りすることが可能となり、当該建物用ユニットの吊り姿勢を安定させることが可能になる。
かかる構成であれば、建物用ユニット側胴差片に治具の係合部を簡易に係合させ、かつ、その係合状態を安定させることが可能になる。
かかる構成であれば、吊り位置の調整をより容易に行うことが可能になる。
かかる方法によれば、上述した構成の治具を用いるため、建物用ユニットの吊り位置の調整を簡易に行えて当該建物用ユニットを適切に吊ることが可能になる。
本実施形態のバルコニーユニット10を説明するにあたり、当該バルコニーユニット10を用いて完成される建物1の全体構成例について、図1、図2、図3A及び図3Bを参照しながら説明する。図1は、建物1の全体構成例を示しており、具体的には建物1の模式側面図である。図2は、バルコニー部3の斜視図である。図3Aは、建物本体2の躯体20を示しており、具体的には躯体20中の基本構成要素(いわゆる軸組み)を示す模式斜視図である。図3Bは、図3Aに記されたX−X断面を示す図である。
次に、本実施形態のバルコニーユニット10の構成例について図4及び図5A〜図5Gを参照しながら説明する。図4は、本実施形態のバルコニーユニット10の斜視図である。図5A〜図5Hは、本実施形態のバルコニーユニット10の組立手順図であり、バルコニーユニット10の組立状態は図5Aから図5Hへと遷移する。
上述したように、本実施形態のバルコニーユニット10には、建物1が完成した段階で建物本体2の躯体20の一部として機能する部材(具体的には、バルコニーユニット側胴差片15)が、建物本体2の躯体20に組み付けられる前の時点で備えられている。これにより、建物本体2の躯体20に容易に組み付けることが可能なバルコニーユニット10が実現される。以下、本実施形態のバルコニーユニット10の有効性について説明する。
バルコニーユニット10の組み付け方法は、以下に説明する組み付け作業において実践されるものである。当該組付け作業は、図6に示すように、上記構成のバルコニーユニット10、及び、バルコニーユニット10を受け入れる状態にある躯体20をそれぞれ準備する工程から始まる(S001)。その後、後述する被操作梁22aを傾けて該被操作梁22aの姿勢を切り替える工程(S002)と、該被操作梁22aの長手方向一端部にバルコニーユニット側胴差片15を固定する工程(S003)と、固定されたバルコニーユニット側胴差片15が所定位置に位置するように該被操作梁22aの姿勢を再び切り替える工程(S004)と、当該所定位置に位置したバルコニーユニット側胴差片15を上述した一組の躯体側胴差片21a、21bの各々に連結する工程(S005)と、を経てバルコニーユニット10の組み付け作業が完了する。以下、各工程について詳述する。
本工程S001は、バルコニーユニット10の組み付け作業に際して、バルコニーユニット側胴差片15を備えた状態のバルコニーユニット10を、組立工場から建設現場まで搬送する工程である。本実施形態のバルコニーユニット10において、該バルコニーユニット10が有するバルコニーユニット側胴差片15の所定箇所には、セットボルト16が取り付けられている(例えば、図7(B)参照)。このセットボルト16は、バルコニーユニット10が建物本体2の躯体20に組み付けられる際に、該躯体20に形成された係合穴23a(係合穴23aについては後述する)に係合するものであり、その下端部がバルコニーユニット側胴差片15の下端から幾分突出した状態で該バルコニーユニット側胴差片15に取り付けられている。なお、本実施形態におけるセットボルト16の突出量は、約40mmである。
本工程S002は、被操作梁22aの長手方向一端部が隙間に臨んだ状態にあるときに、被操作梁22aを傾けて被操作梁22aの姿勢を切り替える工程である。具体的に説明すると、本工程S002が実行される前の段階で、被操作梁22aは、その長手方向一端部が隙間に臨んでおり、かつ、その長手方向が水平方向に沿っている状態にある。かかる状態にある被操作梁22aの姿勢を、以降、第一姿勢と呼ぶ。その後、本工程S002の実行により、被操作梁22aは、その長手方向一端部が長手方向他端部よりも上方に位置した状態になるように傾けられる。かかる状態にある被操作梁22aの姿勢を、以降、第二姿勢と呼ぶ。なお、本実施形態における第二姿勢とは、セットボルト16の突出量に応じた分だけ、被操作梁22aの長手方向一端(前端)が長手方向他端(後端)よりも上方に位置した状態の姿勢である。
本工程S003は、被操作梁22aの姿勢を第一姿勢から第二姿勢に切り替える工程S003の後に行われ、姿勢が第二姿勢にある状態の被操作梁22aの長手方向一端部に、吊り上げられた状態のバルコニーユニット側胴差片15を固定する工程である。
本工程S004は、被操作梁22aの長手方向一端部にバルコニーユニット側胴差片15を固定した後に実行され、被操作梁22aの姿勢を第二姿勢から第一姿勢に戻す工程である。本工程S004により、被操作梁22aの長手方向一端部に固定されたバルコニーユニット側胴差片15が、一組の躯体側胴差片21a、21bの間の隙間内に位置し、当該一組の躯体側胴差片21a、21bに挟まれるようになる。すなわち、本工程S004は、被操作梁22aの操作を通じて、バルコニーユニット側胴差片15が一組の躯体側胴差片21a、21bの間の隙間内に配置されるように、当該バルコニーユニット側胴差片15及び当該バルコニーユニット側胴差片15が備えられたバルコニーユニット10を移動させる工程である。
本工程S005は、その前の工程S004において一組の躯体側胴差片21a、21bと同じ高さに位置するようになったバルコニーユニット側胴差片15を、前記一組の躯体側胴差片21a、21bの各々と連結する工程である。本工程S005により、バルコニーユニット側胴差片15は、建物本体2の躯体20において一組の躯体側胴差片21a、21bとともに胴差21の一部として機能するようになる。そして、本工程S005の完了を以って、バルコニーユニット10の組み付け作業が完了する。
上述したように、本実施形態のバルコニーユニット10の組み付け方法では、一組の躯体側胴差片21a、21bの間の隙間に長手方向一端部が臨んだ状態にある一の床梁22(すなわち、被操作梁22a)を傾けて、床梁22の姿勢を第一姿勢から第二姿勢に切り替え、当該姿勢が第二姿勢であるときに、前記長手方向一端部にバルコニーユニット側胴差片15を固定する。その後、バルコニーユニット側胴差片15が固定された床梁22の姿勢を第一姿勢に戻すことにより、バルコニーユニット側胴差片15が上記の隙間内に位置して一組の躯体側胴差片21a、21bに挟まれるようになる。
前述したように、バルコニーユニット10を建物本体2の躯体20に組み付けるにあたり、該バルコニーユニット10をクレーン等によって吊り上げる必要がある。この際、バルコニーユニット10の各部に損傷を与えず、かつ、安定した吊り姿勢を維持することが求められる。また、バルコニーユニット10の吊り姿勢については、比較的容易に調整できることが望ましい。本実施形態では、上記の課題を解決するために、以降に説明する治具30を用いたバルコニーユニット10の吊り方法を採用している。以下、当該治具30の構成例、及び、当該治具30を用いたバルコニーユニット10の吊り方法について説明する。
先ず、本実施形態に係る治具30に関して、その構成例を図10〜図12に基づいて説明する。図10は、治具30の正面図であり、図11は、図10におけるY−Y断面図である。図12は、治具30が取り付けられた状態のバルコニーユニット10を示す図である。図11には後述する支持プレート32の長手方向が、図12にはバルコニーユニット10の前後方向が、それぞれ矢印にて示されている。なお、以下の説明では、支持プレート32の長手方向において係合部31が取り付けられている側を固定端側とも呼び、その反対側を自由端側とも呼ぶ。
次に、本実施形態のバルコニーユニット10を、上記構成の治具30を用いて吊る吊り方法について説明する。当該吊り方法は、以下に説明する吊り作業において実践される。以降、図14(A)及び図14(B)を参照しながら、当該吊り作業について説明する。図14(A)及び図14(B)は、治具30を用いたバルコニーユニット10の吊り作業に関する手順を示す図である。
本実施形態の治具30及び当該治具30を用いたバルコニーユニット10の吊り方法により、バルコニーユニット10の吊り位置の調整を簡易に行えるようになる。この結果、バルコニーユニット10の吊り作業を適切に行うことが可能になる。
上記の実施形態には、主として本発明のバルコニーユニット10及び当該バルコニーユニット10の組み付け方法、並びに、バルコニーユニット10を吊る際の治具30及び当該治具30を用いてバルコニーユニット10を吊る吊り方法について説明した。しかし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。また、上述した材質や形状等は本発明の効果を発揮させるための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
3b 外壁部、3c 軒天部、3d 排水部、3e 排水ライン、3f 排水口、
10 バルコニーユニット、11 床ユニット、11a 床フレーム(フレーム)、
11b 床板、11c 床支持部、11d 中間アーム、11e 桁、
11f 外壁支持部材、11g 差込溝、12 外壁、12a 手摺、
13 軒天板、14 排水ユニット(排水機構)、14a 排水栓ソケット、
14b バルコニーユニット側樋、
15 バルコニーユニット側胴差片、15a 上側フランジ部、15b 下側フランジ部、
16 セットボルト、20 躯体、21 胴差、21a,21b 躯体側胴差片、
22 床梁、22a 被操作梁(梁部材)、23 受け部材、23a 係合穴、
30 治具、31 係合部、32 支持プレート(支持部材)、
33 吊り位置調整機構、
34 駆動機構、34a ボールねじ(回転ねじ体)、34b ナット、34c 被操作部、
34d 係止部材、35 連結部材、
36 スライド部材、36a 側壁、36b 底壁、36c ガイドローラ
37 被固定部、38 シャックル取付け部、38a 取付け穴、39 補強リブ、
40 単管、40a 支持部材、41 ジャッキ、41a 留め具、
50 シャックル(吊具)、51 架台、52 フック、S 空間
Claims (9)
- 建物本体の躯体に組み付け可能であり、該躯体に組み付けられたときに該躯体の外側に張り出すバルコニーユニットであって、
バルコニーユニット側胴差片を有し、
該バルコニーユニット側胴差片は、隙間を隔てて直線状に並ぶように前記躯体に設けられた一組の躯体側胴差片と連結して、該一組の躯体側胴差片とともに前記躯体において胴差として機能し、
前記バルコニーユニット側胴差片が前記隙間内に位置した状態で前記一組の躯体側胴差片の各々と連結されることによって、前記躯体に組み付けられることを特徴とするバルコニーユニット。 - 請求項1に記載のバルコニーユニットにおいて、
該バルコニーユニットは、前記バルコニーユニット側胴差片と、該バルコニーユニット側胴差片が固定されたフレームとを有し、
前記バルコニーユニットが前記躯体に組み付けられる前の段階で、前記バルコニーユニットは、
前記フレームに支持される床板と、
該床板が支持される側とは反対側で前記フレームに支持される軒天板と、
前記床板の周囲に配置され、前記床板とともに前記バルコニーユニット内の空間を仕切る外壁と、
前記空間内の液状水を前記空間の外側に向けて排出するための排水機構とのうち、少なくともいずれか一つを更に有することを特徴とするバルコニーユニット。 - 建物本体の躯体に組み付けたときに該躯体の外側に張り出すバルコニーユニットを、前記躯体に組み付ける組み付け方法であって、
隙間を隔てて直線状に並ぶように設けられた一組の躯体側胴差片を備えた前記躯体と、前記一組の躯体側胴差片と連結し、該一組の躯体側胴差片とともに前記躯体において胴差として機能するバルコニーユニット側胴差片を備えた前記バルコニーユニットと、
をそれぞれ準備する工程と、
前記一組の躯体側胴差片が並ぶ方向と交差するように前記躯体に設けられた梁部材、の長手方向の一端部が前記隙間に臨んだ状態にあるときに、前記梁部材を傾けて前記梁部材の姿勢を、前記長手方向が水平方向に沿った第一姿勢から、前記一端部が前記長手方向の他端部よりも上方に位置した第二姿勢に切り替える工程と、
前記姿勢が前記第二姿勢であるときに、前記一端部に前記バルコニーユニット側胴差片を固定する工程と、
前記一端部に前記バルコニーユニット側胴差片を固定した後に、前記一端部に固定された前記バルコニーユニット側胴差片が前記隙間内に位置して前記一組の躯体側胴差片に挟まれるように、前記姿勢を前記第二姿勢から前記第一姿勢に戻す工程と、
前記一組の躯体側胴差片に挟まれた前記バルコニーユニット側胴差片を、前記一組の躯体側胴差片の各々に連結する工程と、
を有することを特徴とするバルコニーユニットの組み付け方法。 - 請求項3に記載のバルコニーユニットの組み付け方法において、
前記梁部材を傾けて前記姿勢を前記第一姿勢から前記第二姿勢に切り替える工程では、
前記一端部が前記他端部よりも上方に位置するように前記一端部を持ち上げ、
前記姿勢を前記第二姿勢から前記第一姿勢に戻す工程では、
前記長手方向が前記水平方向に沿うように前記一端部を落下させることを特徴とするバルコニーユニットの組み付け方法。 - 建物本体の躯体に組み付けられる建物用ユニットを吊るための治具であって、
前記躯体に設けられた躯体側胴差片と連結して該躯体側胴差片とともに前記躯体において胴差として機能する建物用ユニット側胴差片が前記建物用ユニットの後端部に備えられているときに、前記建物用ユニット側胴差片と係合する係合部と、
該係合部を長手方向の一端部において支持し、前記係合部が前記建物用ユニット側胴差片に係合した際に前記長手方向が前記建物用ユニットの前後方向に沿う支持部材と、
前記治具が取り付けられた前記建物用ユニットを吊る際の吊り位置を規定し、前記長手方向に沿って移動することにより、前記長手方向において前記吊り位置を調整するための吊り位置調整機構と、
を備えることを特徴とする治具。 - 請求項5に記載の治具において、
前記係合部と前記支持部材と前記吊り位置調整機構とをそれぞれ一組ずつ備えるとともに、
一方の前記吊り位置調整機構と他方の前記吊り位置調整機構とを連結する連結部材を更に備え、
一方の前記吊り位置調整機構と他方の前記吊り位置調整機構には、それぞれ、前記建物用ユニットを吊る際に用いる吊具を取り付けるために、取付け穴が形成されていることを特徴とする治具。 - 請求項6に記載の治具において、
前記建物用ユニット側胴差片がH型鋼を有するときに、
一方の前記係合部と他方の前記係合部は、それぞれ鉤状で、前記H型鋼のフランジの端部に引掛かることによって前記H型鋼に係合することを特徴とする治具。 - 請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の治具において、
前記吊り位置調整機構を前記長手方向に沿って移動させるための駆動機構を有し、
前記駆動機構は、
中心軸方向が前記長手方向に沿った状態で前記支持部材に回転自在に支持され、前記中心軸方向の一端部に備えられた被操作部が操作されることによって回転する回転ねじ体と、
該回転ねじ体が挿入され、該回転ねじ体の回転によって前記中心軸方向に沿って移動するナットと、を有し、
前記吊り位置調整機構は、
前記ナットが固定されており、前記回転ねじ体の回転による前記ナットの移動に伴って前記長手方向に沿ってスライドするスライド部材を有することを特徴とする治具。 - 建物本体の躯体に組み付けられて建物の一部をなす建物用ユニットであって、前記躯体に設けられた躯体側胴差片と連結して該躯体側胴差片とともに前記躯体において胴差として機能する建物用ユニット側胴差片を後端部に有する建物用ユニットを、治具を用いて吊る吊り方法であって、
前記建物用ユニット側胴差片と係合する係合部と、該係合部を長手方向の一端部において支持する支持部材と、前記治具が取り付けられた前記建物用ユニットを吊る際の吊り位置を規定し、前記長手方向に沿って移動可能な吊り位置調整機構と、を備える前記治具を前記建物用ユニットに取り付ける工程と、
前記吊り位置を調整する工程と、を有し、
前記治具を前記建物用ユニットに取り付ける工程では、前記長手方向が前記建物用ユニットの前後方向に沿うように前記係合部を前記建物用ユニット側胴差片に係合し、
前記吊り位置を調整する工程では、前記吊り位置調整機構を前記長手方向に沿って移動させることにより、前記長手方向において前記吊り位置を調整することを特徴とする建物用ユニットの吊り方法。
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JP2021004462A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 大和ハウス工業株式会社 | 張り出しパネルユニット及び張り出しパネル構造 |
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