JP6542315B2 - レール状部材 - Google Patents

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Description

本発明は、レール状部材に関する。さらに詳しくは、開き戸を引戸に変更するためのレール状部材に関する。
公衆トイレなどの扉には、垂直方向の軸周りに旋回する開き戸が設置されていることが多い。このような公衆トイレの開き戸は、図1および図2に示される構造であることが多い。具体的には、図1および図2に示されるように、公衆トイレなどに用いられている扉構造は、トイレの室内を外部に対して仕切っている壁部W1、W2を有している。直線状に配置された一対の壁部W1、W2の間には、開き戸Dにより開閉される開口部Aが形成されている。一対の壁部W1、W2の上端と天井Rとの間には、空間SPが形成され、一対の壁部W1、W2は、開口部Aを跨いでその上端面同士を断面が略C字状の笠木部材Mにより接続されている。
このような開き戸Dが用いられている扉構造において、近年、使い勝手の良い引戸に変更したいという需要が増えている。そして、上述した扉構造の場合、開き戸Dを引戸に変更する場合には、壁部W1、W2などの既存の設備を取り除いて、引戸に適した構造を新設することにより、改修工事が行われているのが実情である。
しかし、この場合には、既存の設備を活かすことができないため、改修費用が高くなってしまううえ、改修工事に多大な時間がかかってしまう。
そこで、本発明はかかる問題点に鑑みて、床面から立設した一対の壁部と、長手方向に対して垂直方向の断面が略C字状であり、一対の隔壁の上端面同士を繋ぐように設けられた笠木部材と、一対の壁部の間に設けられた開き戸とを有する扉構造において、開き戸を引戸に変更する際に、既存の設備を利用することができ、かつ、容易に引戸を設置することができるレール状部材を提供することを目的とする。
本発明のレール状部材は、床面から立設した一対の壁部と、長手方向に対して垂直方向の断面が略C字状であり、一対の壁部の上端面同士を繋ぐように設けられた笠木部材と、一対の壁部の間に設けられた開き戸とを有する扉構造における開き戸を引戸に変更するためのレール状部材であって、前記レール状部材は、前記一対の壁部の上端面に対向する前記笠木部材の底部に取り付けられる取付部と、前記取付部から延び、前記笠木部材の底部から立設する一対の立設部のうちの一方の立設部に、上部から嵌め込み可能な凹部を有する嵌合部と、前記嵌合部から延び、引戸を案内可能な案内部とを有することを特徴とする。
また、前記笠木部材の立設部は、底部に対して略垂直に延びる垂直部と、垂直部の上端から内側に折れ曲がった折曲部とを有し、前記嵌合部は、板状に形成された前記取付部に対して略垂直に延びる第1延在部と、前記第1延在部に対して略平行に延びる第2延在部と、前記第1延在部と前記第2延在部とをつなぐ接続部とを有し、前記第1延在部、前記第2延在部、および、前記接続部により囲まれた部分が前記凹部を構成していることが好ましい。
また、前記第1延在部および前記第2延在部は、前記折曲部の垂直部からの突出長さに対応した距離で離間し、前記取付部に対して垂直な方向となる前記凹部の深さが前記立設部の高さに対応していることが好ましい。
また、前記第2延在部が、前記垂直部の外面に接触可能に構成されていることが好ましい。
また、前記案内部が、前記引戸の上端に設けられたローラ部材を吊り下げる吊下部を有していることが好ましい。
本発明のレール状部材によれば、床面から立設した一対の壁部と、長手方向に対して垂直方向の断面が略C字状であり、一対の隔壁の上端面同士を繋ぐように設けられた笠木部材と、一対の壁部の間に設けられた開き戸とを有する扉構造において、開き戸を引戸に変更する際に、既存の設備を利用することができ、かつ、容易に引戸を設置することができる。
上方に空間を有する、開き戸が設けられた壁部を有する扉構造の一例を示す正面図である。 図1に示す扉構造の上面図である。 本発明の一実施形態のレール状部材の斜視図である。 図3に示されるレール状部材を端部側から見た図である。 図1に示される扉構造の笠木部材に本実施形態のレール状部材を取り付ける前の状態を示す図である。 図5に示される状態から、本実施形態のレール状部材を笠木部材に仮固定した状態を示す図である。 図6に示される状態から、レール状部材に引戸が取り付けられた状態を示す図である。 図1に示される扉構造にレール状部材および引戸が取り付けられた改修後の扉構造を示す上面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態のレール状部材を説明する。なお、以下の実施形態はあくまで一例であり、レール状部材は以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態のレール状部材は、たとえば共用のトイレなど、所定の扉構造において、開き戸を引戸に変更する際に用いられる。まず、本実施形態のレール状部材が適用される所定の扉構造の一例について説明する。図1および図2に示されるように、所定の扉構造は、床面Fから立設した一対の壁部W1、W2と、長手方向に対して垂直方向の断面が略C字状(図5参照)であり、一対の壁部W1、W2の上端面同士を繋ぐように設けられた笠木部材Mと、一対の壁部W1、W2の間に設けられた開き戸Dとを有している。
一対の壁部W1、W2は、たとえば、トイレなどに設けられたパーティションなどである。一対の壁部W1、W2は床面Fから立設し、壁部W1、W2の上方には開放した空間SPを有している。一対の壁部W1、W2は、その表面が互いに略同一面上に位置するように、開き戸Dの幅(図1および図2における左右方向の長さ)の分だけ互いに離間して並んでいる。
壁部W1、W2の上端には笠木部材Mが取り付けられている。笠木部材Mは、断面が略C字状を呈した細長い部材である。笠木部材Mは、壁部W1、W2の上端面に固定されているとともに、離間して並んでいる一対の壁部W1、W2を笠木部材Mを介して繋げている。笠木部材Mは、たとえば複数のトイレのように、複数の開き戸Dが並んで設けられている構造の場合は、複数の壁部を互いに繋げるように構成されている。
一対の壁部W1、W2の端面(木口面)の間には、開き戸Dが開閉する開口部Aが形成されている。具体的には、開口部Aは、一方の壁部W1の端面と、他方の壁部W2の端面と、笠木部材Mの下端により画定され、本実施形態では、略矩形状に形成されている。
断面が略C字状の笠木部材Mは、開放した部分が上側を向くように壁部W1、W2の上端に取り付けられている。笠木部材Mは、図5に示されるように、壁部W1、W2の上端に取り付けられる底部M1と、底部M1から立設する一対の立設部M21、M22とを有している。立設部M21、M22は、底部M1に対して略垂直に延びる垂直部M211、M221と、垂直部M211、M221の上端から内側に折れ曲がった折曲部M212、M222とを有している。一方の立設部M21の折曲部M212の自由端と、他方の立設部M22の折曲部M222の自由端との間には、所定の隙間Gを有している。
笠木部材Mの底部M1は、一対の壁部W1、W2の上端面に所定の固定手段により固定される。所定の固定手段は特に限定されず、たとえば、ネジや接着剤等、公知の固定手段を用いることができる。
なお、上述した所定の扉構造はあくまで一例であり、本実施形態のレール状部材が取り付けられる扉構造は上述した構造に限定されない。
つぎに、上述した開き戸を有する扉構造を引戸を有する扉構造に変更するためのレール状部材について説明する。
図3および図4に示されるように、本実施形態では、レール状部材1は、一対の壁部W1、W2の上端面に対向する笠木部材Mの底部M1に取り付けられる取付部2と、取付部2から延び、笠木部材Mの底部M1から立設する一対の立設部M21、M22のうちの一方の立設部M21に、上部から嵌め込み可能な凹部Cを有する嵌合部3と、嵌合部3から延び、引戸SD(図8参照)を案内可能な案内部4とを有している。
レール状部材1は、既存の扉構造に取り付けられて、開き戸Dを引戸SDに変更することを可能にする。レール状部材1は、長尺のレール状の部材であり、少なくとも引戸SDがスライドする範囲に設けられる。レール状部材1の材料は特に限定されず、金属や樹脂とすることができるが、引戸SDを支持するために剛性の高い金属であることが好ましい。レール状部材1は、本実施形態では、レール状部材1の長手方向に沿って、長手方向に垂直な断面が同一の形状を呈しているが、長手方向で部分的に異なる断面を有するように構成されていてもよい。
案内部4は、レール状部材1が笠木部材Mに取り付けられた後、開き戸Dから変更される引戸SDを案内する部位である。案内部4は、レール状部材1が笠木部材Mに取り付けられたときに、壁部W1、W2の表面に対して垂直な方向に突出した位置に位置付けられる。案内部4は、レール状部材1の長手方向に沿って設けられ、引戸SDの移動範囲で引戸SDを案内するように構成されている。
案内部4は、引戸SDを案内することができればその形状や構造は限定されず、引戸SDの構造に応じた案内部が設けられる。本実施形態では、引戸SDは、引戸SDの上端に転動可能なローラ部材RL(図7参照)を有しており、案内部4は、図3および図4に示されるように、ローラ部材RLを吊り下げる吊下部41を有している。本実施形態では、引戸SDは、図7に示されるように、引戸SDの厚さ方向に一対のローラ部材RLを有し、それぞれのローラ部材RLを支持する一対の吊下部41が案内部4に設けられている(ローラ部材RLは、引戸SDの長さ方向には複数セット設けられている)。なお、ローラ部材RLは、引戸SDの厚さ方向に1つだけ設けられていてもよい。また、引戸SDは、ローラ部材RLを有するものに限定されない。たとえば、引戸SDは、案内部4に対してスライドすることができる係合部を有していてもよく、係合部を有する引戸の場合、案内部4には、引戸の係合部に係合する被係合部を有していてもよい。
本実施形態では、案内部4は、図3および図4に示されるように、長手方向の両端が開放した略矩形箱状に形成されている。案内部4は、吊下部41に指示されるローラ部材RLから引戸SDの上端に向かって延びるロッド部材RD(図7参照)が引戸SDのスライド時にスライド方向に移動できるように、案内部4の下面側に長手方向に沿ったスリットSLが形成されている。案内部4の吊下部41の両側には、レール状部材1を軽量化するために長手方向に沿って延びる空洞が形成されている。なお、案内部4の端面は、図3では開放した状態とされ、この端面側から、引戸SDのローラ部材RLを差し込んで、引戸SDを案内部4に取り付けることができる。なお、案内部4の端面は、図示しない閉鎖部材により閉鎖してもよい。
また、引戸SDを上端側において吊り下げる場合、引戸SDの下端側の振れ止めを行う振れ止め装置(図示せず)を、たとえば、壁部W1、W2の下端側に設けてもよい。
また、本実施形態では、案内部4の下端面は、レール状部材1が笠木部材Mに取り付けられたときに、笠木部材Mの下端面と面一か、または、笠木部材Mの下端面よりも上方に位置するように構成されている。この場合、たとえば、複数のトイレの個室が並んでおり、その複数のトイレの個室の壁部全体に亘ってレール状部材1を取り付けて、一部は引戸SDに変更して、他の個室は開き戸Dのままとしても、一部の引戸SD用に取り付けられたレール状部材1が、開き戸Dとが干渉することがない。すなわち、複数あるトイレの個室のうちの1つのみを引戸Dに変更し、他のトイレの個室は開き戸Dのままとして、後にトイレの個室全体を、引戸Dに変更しようとする場合に、将来の引戸SDへの変更を見越してレール状部材1を複数のトイレの壁部全体に亘って設けたとしても、開き戸Dを開いたときに、レール状部材1に当たることがない。
取付部2は、レール状部材1を笠木部材Mに固定するための取付部位である。取付部2は、笠木部材Mに取り付けられる。取付部2の形状は、レール状部材1を笠木部材Mに取り付けることができれば、特に限定されない。本実施形態では、取付部2は、細長い板状に形成されている。なお、取付部2は、レール状部材1の長手方向の全体に設けられている必要はなく、長手方向の一部のみに設けられていてもよい。
取付部2は、後述するように笠木部材Mの折曲部M212、M222の間の隙間Gから入れることができる大きさに形成され、笠木部材Mの底部M1に固定される。取付部2の笠木部材Mの底部M1への固定方法は特に限定されないが、たとえば、ネジ等の公知の固定部材により取り付けることができる。本実施形態では、取付部2は、取付部2の長手方向にネジをネジ込みやすくするための凹溝21を有している。また、本実施形態では、取付部2の短手方向となる幅の大きさは、取付部2を笠木部材Mの立設部M21、M22の間の空間に入れることができれば特に限定されないが、隙間Gの幅よりも小さく構成されている。
嵌合部3は、笠木部材Mの一方の立設部M21に上部から嵌め込まれる。嵌合部3は、立設部M21に対して上部から嵌め込むことができるように形成された凹部Cを有している。凹部Cは、下方側に開口した、笠木部材Mの一方の立設部M21を収容できる大きさに形成されている。凹部Cは、本実施形態では、レール状部材1の長手方向に沿って形成された凹溝である。なお、凹部Cは、一方の立設部M21に嵌め込まれて、立設部M21と係合することができれば、レール状部材1の長手方向の一部に設けられていてもよい。
より具体的には、本実施形態では、嵌合部3は、板状に形成された取付部2に対して略垂直に延びる第1延在部31と、第1延在部31に対して略平行に延びる第2延在部32と、第1延在部31と第2延在部32とをつなぐ接続部33とを有している。第1延在部31、第2延在部32および接続部33により、嵌合部3は断面が略U字状に構成され、第1延在部31、第2延在部32および接続部33により囲まれた部分が凹部Cを構成している。なお、第1延在部31、第2延在部32および接続部33は、それぞれレール状部材1の長手方向の全体に亘って設けられているが、レール状部材1の長手方向の一部のみに設けられていてもよい。
レール状部材1は、上述したように、笠木部材Mの底部M1に取り付けられる取付部2と、笠木部材Mの一方の立設部M21に上部から嵌め込み可能な凹部Cを有する嵌合部3と、引戸SDを案内可能な案内部4とを有している。これにより、上述した所定の扉構造において、開き戸Dを引戸SDに変更する際に、壁部W1、W2や笠木部材Mなどの既存の設備を利用することができ、かつ、容易に引戸SDを設置することができる。すなわち、引戸SDを取り付ける際は、開き戸Dを取り外した後、レール状部材1の嵌合部3を笠木部材Mの一方の立設部M21に上部から嵌め込む。後はネジ等の所定の固定部材でレール状部材1を固定して、引戸SDをレール状部材1に取り付けるだけで作業が完了する。そのため、複雑な作業や、補強作業などは不要であり、作業にかかる時間は非常に短くなる。また、壁部W1、W2などを新たに新設する必要がないため、改修費用が大幅に短縮される。
また、本実施形態では、第1延在部31および第2延在部32は、折曲部M212の垂直部M211からの突出長さに対応した距離で離間し、取付部2に対して垂直な方向となる凹部Cの深さが立設部M21の高さに対応している。すなわち、凹部Cの下方に開口した開口幅が、折曲部M212の突出長さに対応し、凹部Cの深さが立設部M21(垂直部M211)の高さに対応しているため、上方からレール状部材1を笠木部材Mの立設部M21に嵌め込んだ後は、ネジなどにより固定をしなくてもレール状部材1が所定の姿勢で安定しやすい(仮固定状態)。そのため、レール状部材1が固定された状態とほぼ同じ状態となる所定の姿勢で安定し、レール状部材1の取付部2の固定作業を容易に行うことができ、高所に位置するレール状部材1を固定時まで手などにより保持し続ける必要がない。
また、本実施形態では、第2延在部32が、垂直部M211の外面に接触可能に構成されている。第2延在部32は、垂直部M211の外面に対向して、垂直部M211の外面と常時接触しているか、または、案内部4に引戸SDが支持されたときに、垂直部M211の外面と接触し得る。これにより、案内部4に引戸SDが支持された状態で加わる負荷を、第2延在部32と垂直部M211とが当接することにより、その負荷を支持する。そのため、レール状部材1の取付部2と笠木部材Mとの間の(ネジなどによる)接合部に負荷が集中することがなく、レール状部材1が笠木部材Mから脱落することを抑制することができる。
つぎに、本実施形態のレール状部材を用いた扉構造の改修方法について説明する。
まず、図1および図2に示される開き戸Dを有する扉構造から、開き戸Dを取り外して、引戸SD用の開口部Aを形成する。この状態において、壁部W1、W2、壁部W1、W2の上端に設けられた笠木部材Mは残されている。
つぎに、図5および図6に示されるように、壁部W1、W2の上端に設けられた笠木部材Mの一方の立設部M21に対して、立設部M21がレール状部材1の凹部Cに入るように、上方から下方に向かってレール状部材1を移動させる。
この状態において、レール状部材1は、図6に示されるように、ネジScにより取付部2を笠木部材Mに固定していなくても、嵌合部3が立設部M21と係合しているため、仮固定状態となり、壁部W1、W2の上端側で安定する。そのため、作業者の手などにより、レール状部材1を保持し続ける必要がなく、作業が楽になる。
レール状部材1を上述した仮固定状態とした後、レール状部材1を笠木部材M、壁部W1、W2に固定するために、図7に示されるように、取付部2の凹溝21にネジScをねじ込む。これにより、レール状部材1を、既存設備である、壁部W1、W2、笠木部材Mに固定することができる。
つぎに、案内部4の端部から、引戸SDのローラ部材RLを吊下部41に吊り下げて、引戸SDの取り付けが完了する。この状態で、図8に示されるように、引戸SDが開き戸Dが設けられていた開口部Aをスライド移動することにより開閉することができるようになる。以上のような簡単かつ短時間の作業で、従来は複雑であったトイレなどの改修工事が完了する。用いる部材としては、レール状部材1および引戸SDぐらいであるので、改修に必要な費用も大幅に短縮することができる。
また、引戸SDが吊り下げられた状態では、上述したように、嵌合部3の第2延在部32が、笠木部材Mの垂直部M211の外面と当接して、レール状部材1と笠木部材Mとの間の接合部(ネジ接合部)に加わる負荷を低減することができる。そのため、引戸SDを含む扉構造の強度も確保される。
1 レール状部材
2 取付部
21 凹溝
3 嵌合部
31 第1延在部
32 第2延在部
33 接続部
4 案内部
41 吊下部
A 開口部
C 凹部
D 開き戸
F 床面
G 隙間
M 笠木部材
M1 底部
M21、M22 立設部
M211、M221 垂直部
M212、M222 折曲部
RD ロッド部材
RL ローラ部材
Sc ネジ
SD 引戸
SL スリット
SP 空間
W1、W2 壁部

Claims (2)

  1. 床面から立設した一対の壁部と、長手方向に対して垂直方向の断面が略C字状であり、一対の壁部の上端面同士を繋ぐように設けられた笠木部材と、一対の壁部の間に設けられた開き戸とを有する扉構造における開き戸を引戸に変更するためのレール状部材であって、
    前記レール状部材は、
    前記一対の壁部の上端面に対向する前記笠木部材の前記底部に取り付けられる、細長い板状の取付部と、
    前記取付部の一側縁のみから延び、前記笠木部材の底部から立設する一対の立設部のうちの一方の立設部に、上部から嵌め込み可能な凹部を有する嵌合部と、
    前記嵌合部から前記取付部とは反対方向に延び、引戸を案内可能な案内部とを有し、
    前記笠木部材の一対の立設部のそれぞれは、前記底部に対して略垂直に延びる垂直部と、前記垂直部の上端から内側に折れ曲がった折曲部とを有し、
    前記嵌合部は、板状に形成された前記取付部に対して略垂直に延びる第1延在部と、前記第1延在部に対して略平行に延びる第2延在部と、前記第1延在部と前記第2延在部とをつなぐ接続部とを有し、
    前記第1延在部、前記第2延在部、および、前記接続部により囲まれた部分が前記凹部を構成し、
    前記第1延在部および前記第2延在部は、前記折曲部の垂直部からの突出長さに対応した距離で離間し、
    前記取付部に対して垂直な方向となる前記凹部の深さが前記立設部の高さに対応し、
    前記第2延在部が、前記垂直部の外面に接触可能に構成されている、レール状部材。
  2. 前記案内部が、前記引戸の上端に設けられたローラ部材を吊り下げる吊下部を有している請求項1記載のレール状部材。
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