JP6941260B2 - レンジフードおよびレンジフードの設置方法 - Google Patents

レンジフードおよびレンジフードの設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、レンジフードおよびレンジフードの設置方法に関する。
従来から、厨房などに設置されるレンジフードに関して、フード本体の前面下部にスイッチの操作部が突出するように取り付けられており、該スイッチの操作部を突出させる開口部を有し、かつフード前面を開閉する前面パネルを備えるレンジフードが知られている。たとえば、特許文献1は、レンジの上方に設けられるフード、およびこのフード内に設けられた排気用ファンを有するレンジフードファンにおいて、スイッチおよび他の電気部品からなり、かつ前記フードの前面にスイッチの操作部が位置するように取付けられたスイッチアッセンブリーと、前記スイッチの操作部を突出させる開口部を有し、かつフード前面を開閉する前面パネルとを具備するレンジフードを開示する。
実開昭59−174548号公報
しかし、レンジフードのフード本体と天井の間に設けられる幕板(前板)などの側面板を取り付ける際に、天井や壁面を傷つけてしまう恐れがあり、慎重な取り付け作業が必要なために施工性が良くなかった。たとえば、正面側の側面板にはスイッチボタン等の側面板から突出するなどして表出する部分がある場合が多いが、このような部分があると、スイッチボタンとそれを嵌合する孔等の開口部とを嵌め合わせる作業が、厨房等の施工現場で必要となる。そうすると、天井面や壁面に平行な方向の動きを伴う作業が必要となるため、天井面や壁面が側面板の端部により傷がついてしまう場合があった。
また、側面板をフード本体に取り付ける場合、意匠上ネジの頭部等が表面に表れることは好ましくないため隠れた場所で取り付けることが望ましいが、そのように側面板を取り付けようとすると、レンジフードの部材を一旦取り外して側面板をフード本体の内側からネジ止め等した後、再度すべての部材を取り付ける必要があるので施工性が良くなかった。また、かかる部材の取り外しと取り付けにより、部材に傷がつく場合もあった。
そこで、本発明では、天井や壁面に傷をつけることがなく、また部材の取り外しなども必要がなく、施工性が向上したレンジフードおよびその設置方法を提供する。
上記課題を解決するために、フード本体と、フード本体の側面に備えられる側面板と、フード本体にスライド可能に備えられ、側面板から表出する表出部を有する可動部と、を備えるレンジフードであって、フード本体は、側面板に係合する第一係合部を備え、側面板は、表出部が表出する開口部と、第一係合部と係合する第一被係合部とを備え、第一係合部と第一被係合部が係合していない状態かつ開口部から表出部が表出した状態において、側面板と可動部は、第一被係合部が第一係合部に係合する方向にスライド可能であり、第一係合部と第一被係合部が係合した状態で側面板がフード本体に取り付けられたことを特徴とするレンジフードが提供される。
これによれば、側面板を天井面や壁面と取り付け状態に対して比較的遠い位置から近づく方向にスライドさせて取り付けることによって側面板が天井や壁面に接触することなく天井や壁面に傷をつけることがないため、施工性が向上したレンジフードを提供することができる。また、側面板をスライドさせて取り付ける際、側面板から表出する部分も一緒にスライドすることで天井面や壁面に垂直な方向以外の方向に動かす必要がなく、また部材の取り外しなども必要がないため、施工性が向上したレンジフードを提供することができる。
さらに、第一被係合部が第一係合部に係合する方向は上方向であることを特徴としてもよい。
これによれば、天井の近傍に設置する場合、側面板を上方向にスライドさせて取り付けることによって天井を傷付けることがないため、施工性が向上する。
さらに、フード本体は、側面板に係合する第二係合部を備え、側面板は、第二係合部と係合する第二被係合部とを有し、第二係合部と第二被係合部が係合した状態で開口部から表出部が表出可能であって、第一係合部と第一被係合部が係合した状態においては第二係合部と第二被係合部が係合していないことを特徴としてもよい。
これによれば、側面板をフード本体に取り付ける際に、一旦第二係合部に引っ掛けることで、仮の位置決めができ、安定して次の動作に移ることができるため施工性が向上する。また、側面板を取り付ける際、第二係合部に係合した状態で開口部と表出部の位置が概ね適合するため、側面板が表出部に接触して表出部を傷付けることがないと共に容易に開口部と表出部の位置合わせができる。
さらに、側面板は、表出部を開口部に案内するガイド部を有することを特徴としてもよい。
これによれば、表出部を開口部に案内するガイド部を設けることで、容易に開口部と表出部の位置合わせができる。
さらに、ガイド部は、表出部が開口部から表出した状態で前記可動部を支持することを特徴としてもよい。
これによれば、ガイド部が可動部を支持することで、側面板をスライドさせる際または側面板をフード本体に取り付けた状態で可動部の姿勢が維持でき、表出部に負荷がかからず、傷がつくことを防止できる。
さらに、第一係合部と第一被係合部が係合した状態を保持する保持具をさらに備え、第一係合部は、側面板がフード本体から離れることを防止する前垂れ防止部を備えることを特徴としてもよい。
これによれば、側面板が、フード本体から離れたり、側面板が被係合部が係合部に係合する方向とは逆方向に移動したりして脱落することを防止することができる。
上記課題を解決するために、第一係合部と第二係合部を有するフード本体と、フード本体の側面に備えられ、開口部と第一被係合部と第二被係合部とを有する側面板と、フード本体にスライド可能に備えられ、側面板の開口部から表出する表出部を有する可動部と、を備えるレンジフードの設置方法であって、フード本体を壁または天井に取り付け、側面板の第二被係合部をフード本体の第二係合部に係合し、側面板の開口部から表出部を表出させ、側面板を可動部と共に第一係合部が係合する方向にスライドし、側面板の第一被係合部をフード本体の第一係合部に係合し、側面板とフード本体を保持具により第一係合部と第一被係合部が係合した状態で保持するレンジフードの設置方法が提供される。
これによれば、側面板を天井面や壁面に垂直な方向にスライドさせて取り付けることによって天井や壁面に傷をつけることがないため、施工性が向上したレンジフードの設置方法を提供することができる。また、側面板をスライドさせて取り付ける際、側面板から表出する部分も一緒にスライドすることで天井面や壁面に垂直な方向以外の方向に動かす必要がなく、また部材の取り外しなども必要がないため、施工性が向上したレンジフードの設置方法を提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、天井や壁面に傷をつけることがなく、また部材の取り外しなども必要がなく、施工性が向上したレンジフードおよびその設置方法を提供することができる。
本発明に係る第一実施例のレンジフードの、(A)上面図、(B)底面図、(C)背面図、(D)正面図、(E)右側面図、(F)A−A断面における断面図。 本発明に係る第一実施例のレンジフードの、(A)右斜め上から見た場合の斜視図、(B)右斜め下から見た場合の斜視図。 本発明に係る第一実施例のレンジフードのフード本体の、(A)上面図、(B)正面図、(C)右斜め下から見た場合の斜視図、(D)右側面図。 本発明に係る第一実施例のレンジフードの側面板の、(A)正面図、(B)左斜め後ろの上方からみた場合に斜視図、(C)背面図、(D)左斜め後ろの下方から見た場合の斜視図、(E)右側面図。 本発明に係る第一実施例のレンジフードにおいて、側面板をフード本体に取り付ける過程を示す模式図。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る各実施例について説明する。
<第一実施例>
図1および図2を参照し、本実施例に係るレンジフード100を説明する。レンジフード100は、厨房の調理器(図示せず)の上方や周辺の天井面や壁面の近傍に設置される。レンジフード100は、フード本体10とフード本体10の正面側の側面に備えられる側面板20とを備えるが、工場出荷時には両者は別体として出荷され、厨房に搬入してフード本体10が壁面等に備え付けられた後、側面板20がフード本体10に取り付けられて一体となる。その取り付け方は後述する。なお、本実施例では、側面板20はフード本体10の正面側の側面のみに取り付けられる例を示すが、もちろんこれに限定されず、フード本体10の背面のみが壁面に接し、側面が壁面に接しない場合は、その側面に別の側面板を備えてもよい。
フード本体10は、その外観形状は直方体をなし、内部に送風機60と、底面側に、送風機60が発生させる空気の流れを吸い込む吸込み口17を有する内面パネル40と、吸込み口17の下方に空気の流れを整流する整流板50と、上面側に、空気を屋外に排出するためのダクト(図示せず)に接続するダクト接続部19と、フード本体10を壁面に取り付けるための本体留め金具18とを有する。なお、内面パネル40の背面側には調理器上で調理する手元を照らすための照明41が備えられる。
側面板20は、正面側の側面に備えられ、レンジフード100の意匠上重要な部分であり、フード本体10に取り付けられた場合には、左右側面の面(つら)はフード本体10の左右側面の面(つら)と一致し、底面の面(つら)はフード本体10の底面の面(つら)と一致すると共に、上面の面である上端20Uは、厨房の天井に当接しても当接しなくてもよい。側面板20は、その下部の中央に開口部23を有する。開口部23には、側面板20がフード本体10に取り付けられた場合には、その開口部23に適合するように設けられたスイッチボタン14が嵌り込み、スイッチボタン14は側面板20の正面側の面(つら)からわずかに突出し正面側に表出している。
フード本体10は、その正面側の側面に、その側面の面方向にスライド可能にスイッチボックス13(可動部)を備える。本実施例では、スイッチボックス13は、上下方向にスライド可能に設けられており、詳細は後述する。スイッチボックス13は、たとえばレンジフード100をオンオフしたり風量を指示したりするためのスイッチボタン14(表出部)を備える。本実施例では、スイッチボタン14は、スイッチボックス13から正面側へ少なくとも側面板20の板厚以上突出し、正面視および側面視から視認可能に表出している。しかし、これに限定されず、スイッチボタン14は、スイッチボタン14の正面側の面と側面板20の正面側の面とが面一となるようにまたはわずかに凹むようにスイッチボックス13から正面側へ突出していてもよい。かかる場合であっても、スイッチボタン14(表出部)は、正面視において側面板20から表出している。
図3および図4を参照し、フード本体10と側面板20についてより詳細に説明する。フード本体10は、スライド可能に備えられ、側面板20から表出するスイッチボタン14(表出部)を有するスイッチボックス13(可動部)と、側面板20に係合する第一係合部11を備える。スイッチボックス13は、フード本体10に対してスライド可能に備えられるが、本実施例では、フード本体10に設けられた長孔131に段付きねじ132を介して固定されず保持されることでスライド可能となっている。
本実施例では、長孔131の長径は上下方向(縦方向)に設けられているので、スイッチボックス13は、フード本体10に対して側面の面方向であって上下方向(縦方向)にスライド可能となっている。もちろん、これに限定されず、長孔131の長径が左右方向(横方向)に設けられた場合には、スイッチボックス13は、フード本体10に対して側面の面方向であって左右方向(横方向)にスライド可能となる。なお、スイッチボックス13が段付きねじ132で保持されることで、スライド部分を一定のクリアランスで固定することができ、さらに、段付きねじ132はスライド部分に溝がないため、スムーズにスライドできるので、作業性が良い。
第一係合部11は、フード本体10の正面側の上端部付近に設けられ、側面板20が備える第一被係合部21と係合する。この両者の係合のしかたについて説明する。側面板20をフード本体10に取り付けようとする時、スイッチボックス13は、固定されず緩くスライド可能に長孔131に保持されているので自重により最も下の位置に存する。この時、レンジフード100の施工者は、側面板20の開口部23をスイッチボックス13から突出しているスイッチボタン14に位置を合わせて嵌め合わせるような前後方向(横方向または水平方向)の作業を行うこととなる。
この場合、この作業は天井面に対して平行な方向の動きを伴う作業となるが、スイッチボックス13が最も下の位置にあるので、たとえ側面板20が取り付けられた場合に天井面に当接または近接するような場合であっても、この作業時には、天井面と側面板20の上端20Uの間にはスイッチボックス13のスライド移動距離に相当する長さの隙間がある状態である。したがって、施工者は、側面板20の上端20Uが天井面に衝突したり引っ掻いたりして傷がつかないかどうか気を遣う必要はなく、施工性が向上する。
この時には、側面板20の第一被係合部21は、フード本体10の第一係合部11の下方に離れて位置しており、両者は係合していない状態である。この状態から、施工者は、スイッチボタン14が開口部23に嵌め合わされた状態で側面板20を上方向(天井の方向)へスライドさせる。スイッチボックス13はスライド可能に備えられているので、段付きねじ132が長孔131の長径方向に移動することで、側面板20と共に上方向にスライド移動する。側面板20が上方向にスライド移動すると、第一被係合部21は第一係合部11に徐々に接近する。第一係合部11と第一被係合部21は、第一係合部11の下面と第一被係合部21の上面が当接することで、互いに係合する。第一係合部11と第一被係合部21が互いに係合し、その状態で固定されることで、側面板20がフード本体10に取り付けられた状態となる。側面板20の上方向へスライドさせる作業は、天井面に対しては垂直な方向の作業であり、天井面と取り付け状態に対して比較的遠い位置から近づく方向にスライドする作業となるので、天井に傷をつけるなどの心配がないため、施工性が向上する。すなわち、天井面から比較的遠く、天井面に誤って接触する恐れの少ない位置で仮固定したのちにスライドするため、天井に傷をつけるなどの心配がない。
側面板20が取り付けられた場合に天井面に上端20Uが当接するようなレンジフード100である場合、スイッチボタン14を嵌め合わせた位置から第一係合部11の下面と第一被係合部21の上面が係合する位置までの距離は、スイッチボタン14を嵌め合わせた時にある天井面と側面板20の上端20Uの間の隙間の長さと一致することが好ましい。なお、スイッチボックス13がスライド移動する長孔131の長径は、少なくともその距離に等しいかそれ以上である。
すなわち、開口部23にスイッチボタン14を嵌め合わせたばかりの状態、換言すれば、第一係合部11と第一被係合部21が係合していない状態かつ開口部23からスイッチボタン14(表出部)が表出した状態において、側面板20とスイッチボックス13(可動部)は、第一係合部11の下面と第一被係合部21の上面が係合する位置まで、第一被係合部21が第一係合部11に係合する方向(上方向)にスライド可能である。そして、第一係合部11と第一被係合部21が係合した状態で、フード本体10と側面板20が互いに固定されることで側面板20がフード本体10に取り付けられたものとなる。
このように、側面板20を天井面に垂直な方向にスライドさせて取り付けることによって側面板が天井や壁面に接触することなく天井に傷をつけることがないため、施工性が向上したレンジフード100を提供することができる。また、側面板20をスライドさせて取り付ける際、側面板20から表出するスイッチボタン14も一緒にスライドすることで、天井近傍で天井面に垂直な方向以外の方向に動かす必要がなく、また部材の取り外しなども必要がないため、施工性が向上したレンジフード100を提供することができる。
なお、第一係合部11と第一被係合部21が係合した状態で、フード本体10と側面板20をネジやボルトとナットなどの保持具を用いて互いに固定することでその状態を保持し、側面板20がフード本体10に取り付けられたものとなる。これにより、側面板20が、第一被係合部21が第一係合部11に係合する方向とは逆方向(下方向)に移動して脱落することを防止できる。第一係合部11と第一被係合部21が互いに係合した位置において、フード本体10の下部にある第一保持具孔31と側面板20の下部にある第二保持具孔32が適合する。この状態で、ネジ等の保持具(図5(E)における30)により適合した両孔を貫通させて固定する。保持具30で固定する位置は、第一保持具孔31と第二保持具孔32が適合した位置の背面側から取り付けられることにより、レンジフードの前面側からは見えないため意匠上好ましい。
また、第一係合部11は、側面板20がフード本体10から離れて脱落することを防止する前垂れ防止部15を備えてもよい。前垂れ防止部15は、第一係合部11の正面側の端部から斜め下方向に延在してなり、第一係合部11に係合している状態の第一被係合部21が手前方向に抜けてしまうことを防止し、側面板20がフード本体10から離れて手前方向(正面側方向)に脱落することを防止する。
また、側面板20は、第一被係合部21の背面側の端部から下方に延在する第二被係合部22を備え、フード本体10は、その第二被係合部22を一旦係合させるために第一係合部11や前垂れ防止部15の正面側の端部よりさらに手前側(正面側)にフード本体10から延在する第二係合部12を第一係合部11の下方に備えてもよい。第二係合部12が第一係合部11の下方に設けられる位置は、第二被係合部22が第一被係合部21の背面側の端部から下方に延在する距離よりも離れた位置である。さらに、第二係合部12と第二被係合部22が係合した状態で、開口部23からスイッチボタン14(表出部)が表出するために適合した位置となるように構成されることが好ましい。
そうすると、第二係合部12と第二被係合部22が係合した状態では、第一係合部11と第一被係合部21が係合しておらず、開口部23からスイッチボタン14が表出可能であって、第一係合部11と第一被係合部21が係合した状態においては第二係合部12と第二被係合部22が係合していないこととなる。このような構成にすることで、側面板20をフード本体10に取り付ける際に、一旦第二係合部12に引っ掛けることで、仮の位置決めができ、安定して次の動作に移ることができるため施工性が向上する。また、側面板20を取り付ける際、第二係合部12に係合した状態で開口部23とスイッチボタン14の位置が概ね適合するため、側面板20がスイッチボタン14に接触してスイッチボタン14を傷付けることがないと共に容易に開口部23とスイッチボタン14の位置合わせができる。
また、側面板20は、スイッチボタン14を開口部23に案内するガイド部24を有してもよい。ガイド部24は、側面板20の裏側であって開口部23の下方でスイッチボタン14を有するスイッチボックス13に適合するように設けられる。ガイド部24は、側面板20の裏側から背面側へ突出し、スイッチボタン14が側面板20の裏側に当接する前にスイッチボックス13に当接するように設けられる。これにより、容易に開口部23とスイッチボタン14の位置合わせができる。なお、本実施例ではガイド部24の他に左右方向にスイッチボタン14の位置合わせをするための左右案内部25を備えており、スイッチボタン14の左右方向の位置合わせも同時にされるようになっている。
また、ガイド部24は、スイッチボタン14が開口部23から表出した状態で、スイッチボックス13の下側に当接して、スイッチボックス13を支持するように構成してもよい。このように、ガイド部24がスイッチボックス13を支持することで、側面板20をスライドさせる際または側面板20をフード本体10に取り付けた状態でスイッチボックス13の姿勢が維持でき、スイッチボックス13が自重で下がらないためスイッチボタン14の下側が開口部に接触することがなく、スイッチボタン14に負荷がかからず、傷がつくことを防止できる。
図5を参照して、レンジフード100の設置方法を説明する。上述したように、レンジフード100は、第一係合部11と第二係合部12を有するフード本体10と、フード本体10の側面に備えられ、開口部23と第一被係合部21と第二被係合部22とを有する側面板20と、フード本体10に上下方向にスライド可能に備えられ、側面板20の開口部23から表出するスイッチボタン14(表出部)を有するスイッチボックス13(可動部)と、を備える。
本図(A)は、別体として存するフード本体10と側面板20を示す。まず、フード本体10を本体留め金具18を使って壁または天井に取り付けておく。本図(B)に示すように、まず、側面板20の第二被係合部22を、フード本体10の第二係合部12に引っ掛けて仮留めする。そうすると、第二係合部12は側面板20の重量を支えることができるため、その後の施工作業が容易となる。この状態において、ガイド部24がスイッチボックス13の下端に当接してスイッチボックス13の上下位置をガイドするため、スイッチボタン14の位置は開口部23の位置に上下方向において適合している。また、この状態では、側面板20の上端20Uと天井面との間にはスライド距離以上の幅の隙間がある状態である。
本図(B)の状態から、側面板20を背面側方向へ押すと、第二被係合部22が、第一被係合部21がフード本体10に当接するまで第二係合部12を摺動し、側面板20の開口部23からスイッチボタン14を表出させる本図(C)で示す状態となる。この作業は、天井面に対して平行な方向の動きを伴うが、側面板20の上端20Uと天井面との間にはスライド距離以上の幅の隙間がある状態であると共に、第一被係合部21が第二係合部12を摺動させながら天井面に対して平行な方向の動きをするので、側面板20を持ち上げたりする必要がないため、側面板20の上端20Uにより天井を傷つけたりする心配がないため施工性が良い。また、ガイド部24は、この状態では、スイッチボックス13の下面に当接して下側からスイッチボックス13を支持しており、容易に位置合わせを行うことができる。
本図(C)の状態から、側面板20を上方向へ押し上げて第一係合部11が第一被係合部21に係合する方向にスライドさせると、ガイド部24はスイッチボックス13を下側から支持しているので、段付きねじ132を介して長孔131にスライド可能に保持されているスイッチボックス13は、側面板20と共に上方向へスライドする。このように、側面板20をスイッチボックス13と共に第一係合部11が第一被係合部21に係合する方向すなわち上方向へスライドさせることは、側面板20を天井面に対して垂直な方向の動きを有する作業なので、天井を引っ掻いたりする心配がなく施工性がよい。また、第一係合部11が第一被係合部21に係合する以前に側面板20の上端20Uが天井には到達しないように設計されていることが施工者は分かっているので、天井に衝突させる心配がなく施工性がよい。
本図(C)の状態から、側面板20を上方向へ押し上げて第一係合部11が第一被係合部21に係合するまでスライドさせると、側面板20の第一被係合部21がフード本体10の第一係合部11に係合した、本図(D)に示す状態となる。この状態では、側面板20の上端20Uは天井面に最も近接した状態となる。また、この状態では、第一被係合部21が前垂れ防止部15に手前側で係合することになるので、側面板20が手前側に離れて脱落することを防止できる。また、この状態では、側面板20の第二保持具孔32は、フード本体10の第一保持具孔31の背面側から適合する位置に配置される。
本図(D)の状態において、互いに適合する位置にある第一保持具孔31と第二保持具孔32を貫通させるように保持具30を取り付けて、側面板20とフード本体10を第一係合部11と第一被係合部21が係合した状態で保持し、フード本体10に側面板20を固定させて取り付ける。これにより、本図(E)に示すように側面板20がフード本体10に取り付けられた状態となる。こうすることで、側面板20が、第一被係合部21が第一係合部11に係合する方向とは逆方向(下方向)に移動して脱落することを防止できる。また、この状態では、ガイド部24はスイッチボックス13を下側から支持しているので、スイッチボックス13の姿勢が維持でき、スイッチボックス13が自重で下がらないためスイッチボタン14の下側が開口部に接触することがなく、スイッチボタン14に負荷がかからず、傷がつくことを防止できる。
上述したようなレンジフード100の設置方法を行うことで、側面板20を天井面に垂直な方向にスライドさせて取り付けることによって天井に傷をつけることがないため、施工性が向上したレンジフード100の設置方法を提供することができる。また、側面板20をスライドさせて取り付ける際、側面板20から表出する部分も一緒にスライドすることで天井面に垂直な方向以外の方向に動かす必要がなく、また部材の取り外しなども必要がないため、施工性が向上したレンジフード100の設置方法を提供することができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、適用例、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
たとえば、上記実施例では、表出部と可動部をスイッチボタンとスイッチボックスとしたが、側面板から表出するセンサとそのセンサの制御機構を収めるセンサボックスでもよいし、側面板から表出するLED等の照明とその制御機構を収める照明ボックスであってもよい。
また、上記実施例では、側面板をスライドさせる方向は正面側で上下方向(縦方向)としたが、これだけでなく、正面側で左右方向(横方向)に、側面側において前後方向(横方向)や上下方向(縦方向)であってもよく、側面板が側面側でスライドする場合天井面だけでなく壁面にも対しても傷をつけることが懸念される場合があるので、本発明は有効である。
また、第一係合部11と第一被係合部21および第二係合部12と第二被係合部22は、両方とも正面側の概ね横幅に亘り設けられており、十分な係合なすように構成されているが、たとえば数か所(正面側両端部と中央部など3か所)に分かれて設けられてもよい。また、これらが、正面側の概ね横幅に亘り設けられていることで、側面板が補強されて変形しにくくなり、さらに側面板を取り付ける際に左右方向にずれないという効果も有する。
100 レンジフード
10 フード本体
11 第一係合部
12 第二係合部
13 スイッチボックス(可動部)
131 長孔
132 段付きねじ
14 スイッチボタン(表出部)
15 前垂れ防止部
17 吸込み口
18 本体留め金具
19 ダクト接続部
20 側面板
21 第一被係合部
22 第二被係合部
23 開口部
24 ガイド部
25 左右案内部
30 保持具
31 第一保持具孔
32 第二保持具孔
40 内面パネル
41 照明
50 整流板
60 送風機

Claims (7)

  1. フード本体と、
    前記フード本体の側面に備えられる側面板と、
    前記フード本体にスライド可能に備えられ、前記側面板から表出する表出部を有する可動部と、
    を備えるレンジフードであって、
    前記フード本体は、前記側面板に係合する第一係合部を備え、
    前記側面板は、前記表出部が表出する開口部と、前記第一係合部と係合する第一被係合部とを備え、
    前記第一係合部と前記第一被係合部が係合していない状態かつ前記開口部から前記表出部が表出した状態において、前記側面板と前記可動部は、前記第一被係合部が前記第一係合部に係合する方向にスライド可能であり、
    前記第一係合部と前記第一被係合部が係合した状態で前記側面板が前記フード本体に取り付けられたことを特徴とするレンジフード。
  2. 前記第一被係合部が前記第一係合部に係合する方向は上方向であることを特徴とする請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記フード本体は、前記側面板に係合する第二係合部を備え、前記側面板は、前記第二係合部と係合する第二被係合部とを有し、前記第二係合部と前記第二被係合部が係合した状態で前記開口部から前記表出部が表出可能であって、前記第一係合部と前記第一被係合部が係合した状態においては前記第二係合部と前記第二被係合部が係合していないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンジフード。
  4. 前記側面板は、前記表出部を前記開口部に案内するガイド部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のレンジフード。
  5. 前記ガイド部は、前記表出部が前記開口部から表出した状態で前記可動部を支持することを特徴とする請求項4に記載のレンジフード。
  6. 前記第一係合部と前記第一被係合部が係合した状態を保持する保持具をさらに備え、
    前記第一係合部は、前記側面板が前記フード本体から離れることを防止する前垂れ防止部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のレンジフード。
  7. 第一係合部と第二係合部を有するフード本体と、
    前記フード本体の側面に備えられ、開口部と第一被係合部と第二被係合部とを有する側面板と、
    前記フード本体にスライド可能に備えられ、前記側面板の前記開口部から表出する表出部を有する可動部と、
    を備えるレンジフードの設置方法であって、
    前記フード本体を壁または天井に取り付け、
    前記側面板の前記第二被係合部を前記フード本体の前記第二係合部に係合し、
    前記側面板の前記開口部から前記表出部を表出させ、
    前記側面板を前記可動部と共に前記第一係合部が係合する方向にスライドし、
    前記側面板の前記第一被係合部を前記フード本体の前記第一係合部に係合し、
    前記側面板と前記フード本体を保持具により前記第一係合部と前記第一被係合部が係合した状態で保持する、
    レンジフードの設置方法。
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