JP2010129427A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】吊り下げパイプにより天井面から吊り下げられる照明器具において、天面に存在する電源穴等を覆って虫や粉塵の侵入を防ぐことのできる照明器具を提供する。
【解決手段】吊り下げパイプ60により天井面から吊り下げられて使用される照明器具100であって、天井面200に対向する面である天面板24と、天面板24の一部に設けられ天井面側が開口する溝部20とを備える器具本体10と、吊り下げパイプ60の下端部に連結されるとともに、器具本体10の溝部20の開口を覆うように器具本体10に装着される吊り下げ補助部材40とを備え、器具本体10の天井面側に取り付け用穴や電源穴30を要している場合でも、取り付け用穴や電源穴30から虫や粉塵等が照明器具10内に入ることを防ぐことができる。
【選択図】図2
【解決手段】吊り下げパイプ60により天井面から吊り下げられて使用される照明器具100であって、天井面200に対向する面である天面板24と、天面板24の一部に設けられ天井面側が開口する溝部20とを備える器具本体10と、吊り下げパイプ60の下端部に連結されるとともに、器具本体10の溝部20の開口を覆うように器具本体10に装着される吊り下げ補助部材40とを備え、器具本体10の天井面側に取り付け用穴や電源穴30を要している場合でも、取り付け用穴や電源穴30から虫や粉塵等が照明器具10内に入ることを防ぐことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、照明器具に関するものであり、特に、吊り下げパイプにより天井面から吊り下げられる照明器具に関する。
従来技術では、天井に取付けられる吊下用パイプに取付ける照明器具において、吊下用パイプにネジによって照明器具を取付ける技術が特許文献1に開示されている。また、吊下用パイプを照明器具に備えられたパイプ導入孔に挿入後、照明器具をスライドして吊下用パイプの係合部をパイプ導入孔の一部である係止孔に係合させて仮取付けし、仮取付け後に照明器具がスライドして係合部が係止孔から外れるのを防止する技術が開示されている(特許文献2、特許文献3参照)。
特開平8−64023号
実開平4−88611号
特開2006−185880号
しかしながら、吊下用パイプにネジによって照明器具を取付ける技術では、照明器具を作業者が支えながらネジで固定する作業が必要であり、作業性に劣っている。
また、照明器具をスライドして吊下用パイプの係合部に照明器具の係止孔を係合させて取付けた後、係合部と係止孔とが外れるのを防止する技術では、照明器具のパイプ導入孔の一部から照明器具の内部に虫や粉塵等が入り込む恐れがある。特に、天井直付け用と天井吊下用を兼用する照明器具は、照明器具本体の天井側の面である天面に、取付用の穴や電源穴等を要しているため、取付用の穴、電源穴等から虫や粉塵等が照明器具の内部に入り込み、電気・電子部品の故障の原因となる恐れがある。
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、天井面から吊り下げられて使用される照明器具において、吊り下げパイプへの照明器具の取り付けの作業性を向上させるとともに、照明器具の内部への虫や粉塵等の侵入を防止することができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明に係る照明器具は、吊り下げパイプにより天井面から吊り下げられる照明器具であって、
前記天井面に対向する面である天面板と、天面板の一部に設けられ天井面側が開口する溝部とを備える器具本体と、
前記吊り下げパイプの下端部に連結されるとともに、前記器具本体の前記溝部の開口を覆うように前記器具本体に装着される吊り下げ補助部材とを備えることを特徴とする。
前記天井面に対向する面である天面板と、天面板の一部に設けられ天井面側が開口する溝部とを備える器具本体と、
前記吊り下げパイプの下端部に連結されるとともに、前記器具本体の前記溝部の開口を覆うように前記器具本体に装着される吊り下げ補助部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係る照明器具は、吊り下げパイプにより天井面から吊り下げられる照明器具であって、前記天井面に対向する面である天面板と、天面板の一部に設けられ天井面側が開口する溝部とを備える器具本体と、前記吊り下げパイプの下端部に連結されるとともに、前記器具本体の前記溝部の開口を覆うように前記器具本体に装着される吊り下げ補助部材とを備えているので、器具本体の天井面側に取り付け用穴や電源穴を設けている場合でも、取り付け用穴や電源穴から虫や粉塵等が照明器具内に侵入するのを防ぎ、電子部品等の故障の原因となることを防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態1.
本実施の形態に係る照明器具100は、天井面に固定された吊り下げパイプに連結されて使用される照明器具である。本実施の形態に係る照明器具100について、図1〜図5を用いて以下に説明する。
本実施の形態に係る照明器具100は、天井面に固定された吊り下げパイプに連結されて使用される照明器具である。本実施の形態に係る照明器具100について、図1〜図5を用いて以下に説明する。
図1は、実施の形態1に係る照明器具100の図であり、(a)は照明器具100を下方向から見た斜視図であり、(b)は照明器具100を上方向から見た斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明器具100を上方向から見た分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係る照明器具100において、吊り下げ補助部材の装着時を示す図である。図4は、実施の形態1に係る照明器具100の図3におけるA端部の拡大図である。図5は、実施の形態1に係る照明器具100の図3におけるB端部の拡大図である。
図1(a)に示すように、吊り下げパイプ60は上端部が天井面200に固定されている。また、吊り下げパイプ60は、器具本体10にも連結されるので、照明器具100は吊り下げパイプ60により天井面200から吊り下げられる状態となる。
通常の照明器具では、設置される天井面に吊り下げパイプが設置(固定)されており、照明器具(器具本体)が吊り下げパイプに直接取り付けられることにより、照明器具が天井面から吊り下げられた状態となり使用されることが多い。このとき、空気中の粉塵や虫などが照明器具の天井側の面(天面)等に空いている取り付け穴や電源穴等に入り込む可能性がある。また、照明器具の内部に粉塵や虫等が侵入することで電子部品等の故障の原因となる虞がある。
本実施の形態に係る照明器具100では、図1(b)、図2に示すように、吊り下げパイプ60は、器具本体10とは別部品である吊り下げ補助部材40に連結され、吊り下げパイプ60が連結する吊り下げ補助部材40が器具本体10の天井面側の面に空いている取り付け穴や電源穴等を塞ぐように装着されることにより、照明器具100(すなわち器具本体10)が天井面200から吊り下げられるところが特徴の1つである。
図1(b)に示すように、吊り下げパイプ60は、その下端部が吊り下げ補助部材40に設けられたパイプ穴50に通された状態で固定されている。また、吊り下げ補助部材40は、器具本体10の天井面側の面(天面)に装着される。
図2は、実施の形態1に係る照明器具100を上方向から見た分解斜視図である。また、図3は、実施の形態1に係る照明器具100において、吊り下げ補助部材40の装着時を示す図である。
図2に示すように、器具本体10は、器具本体10の天井面側に、天井面200に対向する面である天面板24と、天面板24の一部に設けられ天井面側が開口する溝部20とを備えている。本実施の形態の照明器具100は、直管型の電球を装着する照明器具を想定しているので、天井面側の面は細長い矩形である。溝部20は、天面板24の両端(すなわち、器具本体10の両端)まで延在して天面板24の両端の側面(すなわち、器具本体10の両端の器具本体側面28)に凹部27を形成するように形成される。
溝部20は、天井面200に対向する面である溝部底面25と、側面である一対の溝部内側面26とから構成され、内側が凹形状の凹部27を形成する溝である。器具本体10は、実質的には溝部20の溝部底面25を器具本体10の天面とし、溝部底面25に電源穴30が形成されている。また、照明器具100が直付け・吊り下げ兼用照明器具である場合には、溝部底面25に照明器具直付けのための取り付け穴が空いているものとする。
本実施の形態の照明器具100は、直管型の電球を装着する照明器具を想定しているので、天井面側の面は細長い矩形である。図2に示すように、器具本体10は、長辺方向に細長い矩形の天面を有するため、器具本体10の天面のほぼ全面を溝部底面25とする溝部20が形成されている。しかし、例えば、円形電球を装着するための照明器具の場合などのように、天面が円形や多角形等の場合がある。そのような場合でも、本実施の形態を適用することができる。例えば、円形の天面を有する器具本体の場合は、円形の天面の略中心を横切るような溝部を形成し、その溝部の底面に電源穴や照明器具直付けのための取り付け穴を形成することで本実施の形態の構成を適用することができる。
吊り下げ補助部材40は、吊り下げパイプ60の下端部に連結されるとともに、器具本体10の溝部20の開口を覆うように器具本体10に装着される部材である。すなわち、吊り下げ補助部材40は、溝部の内側に形成された凹部27を覆うことを特徴とする。また、吊り下げ補助部材40は、金属で形成された金具を想定しているが、例えば、耐久性、耐熱性のある樹脂等から形成される部材でも構わない。
図2に示すように、吊り下げ補助部材40は、部材上面部42と、部材上面部42の両端から下方へ延設された1対の部材側端面部43と、各部材側端面部43の下辺から吊り下げ補助部材40の外側方向略水平に延設された1対の部材端面部41とから構成される。すなわち、吊り下げ補助部材40の長辺方向の断面は、略帽子状(あるいは略Ω状)となる。また、部材上面部42には、吊り下げパイプ60を連結するためのパイプ穴50が設けられている。
一方の部材端面部41の端辺411から他方の部材端面部41の端辺411までの長さ(すなわち、吊り下げ補助部材40の長辺方向の長さ)は、器具本体10の長辺方向の長さに等しくなるように形成される。また、吊り下げ補助部材40の幅L1は、溝部の開口の幅L2と略等しくなるように形成される。また、図4に示すように、部材側端面部43の高さH1は、溝部20の深さH2と略等しくなるように形成される。したがって、吊り下げ補助部材40を溝部20に嵌めた状態(図1(b)の状態)では、器具本体10の天面板24と部材上面部42とが略平面状(フラット)になり隙間無く溝部20の開口を塞ぐことができる。
また、吊り下げ補助部材40を溝部20に嵌めた状態(図1(b)の状態)では、部材端面部41は溝部20の溝部底面25に当接して設置され、一対の部材端面部41の内側(一対の部材側端面部43の内側)には、溝部20の溝部内側面26と溝部底面25と部材上面部42の内側の面と部材側端面部43の内側の面とからなる略密閉された空間が形成される。照明器具100において、例えば、電源ケーブルを電源穴30から吊り下げパイプ60の内部に通すような場合には、この空間を利用することで作業が容易になるとともに、美感も向上するという効果を奏する。
図3は、実施の形態1に係る照明器具100において、吊り下げ補助部材40に器具本体10を装着する状態を示す図である。図4は、実施の形態1に係る照明器具100の図3におけるA端部の拡大図である。図5は、実施の形態1に係る照明器具100の図3におけるB端部の拡大図である。図4及び図5を用いて、A端部及びB端部の位置決め、保持、固定方法について説明する。
図3に示すように、吊り下げ補助部材40は、器具本体10の溝部20の内側に嵌合可能であるとともに、溝部20の内側を長辺方向にスライド可能である。
吊り下げ補助部材40を器具本体10に装着する場合には、作業者は、まず、吊り下げ補助部材40の部材端面部41の端辺411を、溝部底面25の底面端辺251から内側(Q方向)に少しずらして配置し、P方向にスライドさせる。スライドさせることにより、後述するように、A端部で吊り下げ補助部材40が位置決めされ保持されるとともに、B端部で吊り下げ補助部材40が器具本体10に固定される。
図4に示すように、器具本体10は、天面板24(器具本体10)の両端のうちの一方の端(A端部)の溝部20の溝部底面25に、吊り下げ補助部材40を位置決めする係止爪21を備えている。係止爪21は、溝部底面25の端部(底面端辺251付近)に設けられる。吊り下げ補助部材40は、1対の部材端面部41のうちの一方の部材端面部41(A端部の部材端面部41)が係止爪21に係止されることにより器具本体10に位置決めされる。すなわち、吊り下げ補助部材40をP方向にスライドさせて、部材端面部41の端辺411を係止爪21に差し込むことにより、吊り下げ補助部材40及び部材端面部41が係止され位置決めされる。さらに、部材端面部41は係止爪21に差し込まれているので、A端部の部材端面部41は係止爪21に保持されている。
図5に示すように、器具本体10は、A端部(一方の端)ではないB端部(他方の端)の溝部20の溝部内側面26に、吊り下げ補助部材40を固定するための突起部23を備える。突起部23は、溝部内側面26の両側の対向する位置に1つずつ設けられる。つまり、突起部23はB端部に2箇所設けられる。
突起部23は、例えば、溝部内側面26の一部を切り起こし成型することにより形成される。突起部23は、板バネ状に形成され、力を加えない状態では、図5に示すように溝部20の幅方向内側に突き出ている。突起部23は、突起部23を押し縮める方向に力を加えられると、溝部内側面26の方向に押し縮まり、突き出し部分が小さくなるかあるいは突き出し部分が無くなり、溝部内側面26の突起部23の部分がフラット(平面状)になる。
吊り下げ補助部材40は、A端部で位置決めするとともに、B端部で部材端面部41と部材側端面部43とからなる角部45に突起部23を引っ掛けることで器具本体10に固定される。吊り下げ補助部材40は、A端部において係止爪21により位置決め保持されているのでP方向には動かない。したがって、B端部では、吊り下げ補助部材40がQ方向に動いて係止爪21から外れてしまわないようにすることで吊り下げ補助部材40を固定することができる。また、吊り下げ補助部材40は、A端部において係止爪21に部材端面部41が差し込まれているので上下方向に動かないように保持されている。したがって、B端部においても上下方向に動かないようにすることにより上下方向にも固定される。
図3に示す状態では、突起部23は、部材側端面部43の内側にある状態である。図3に示す状態から、吊り下げ補助部材40をP方向にスライドさせると、吊り下げ補助部材40は部材側端面部43の左右の側辺431(図5参照)を溝部内側面26に当接しながらスライドする。側辺431が突起部23に到達したところでさらにスライドさせることにより、側辺431は突起部23を押し縮めながらスライドし、突起部23を乗り越え、側辺431が突起部23を乗り越え終えると、突起部23はバネ力により内側に突き出る。これにより、部材側端面部43が突起部23の突き出しによりQ方向に移動するのを防止することができる。また、突起部23は溝部底面25から吊り下げ補助部材40(部材端面部41)の板幅分だけ上方に形成される。したがって、部材端面部41は、溝部底面25と突起部23の突き出し部分とに挟まれ、上下方向に固定される。すなわち、突起部23は、角部45に引っ掛かり、部材側端面部43のQ方向への移動を押さえるとともに、部材端面部41の上下方向の移動も押さえることができる。
また、吊り下げ補助部材40は、器具本体10の備えるネジ穴29(図2参照)に対応する位置に、器具本体10にネジ止めするためのネジ止穴44を備え、A端部及びB端部で仮固定をした後に、ネジ止めをしてもよい。ネジ止めは、A端部あるいはB端部の一方でもよいし、両方の端部でネジ止めしても構わない。
また、本実施の形態の吊り下げ補助部材40では、吊り下げ補助部材40が器具本体10に装着された際に、溝部内側面26に当接する側面は備えていない場合を説明した。しかし、吊り下げ補助部材40は、溝部20の溝部内側面26に当接するように部材上面部42の側辺から下方に延設された部材側部を備えていても構わない。吊り下げ補助部材40の部材上面部42の側面に曲げ加工を施すこと(断面コの字状の形状)により、吊り下げ時のたわみを防止することができる。
本実施の形態に係る照明器具100によれば、吊り下げ補助部材40を要することにより、器具本体10の天井面側に空いている穴から虫や粉塵等の侵入を防ぐことができ、虫や粉塵等の侵入による電気、電子部品の故障を少なくすることができる。
また、本実施の形態に係る照明器具100によれば、器具本体10の天井面側の面に内側に凹部27を有する溝部20を設けることにより、吊り下げ補助部材40の位置決めが容易に出来る。
また、本実施の形態に係る照明器具100によれば、吊り下げ補助部材40に器具本体10をスライドさせることにより、照明器具100を取り付けることが出来るため、施工性がよい。
吊り下げ補助部材40を溝部20に嵌めた状態(図1(b)の状態)では、器具本体10の天面板24と部材上面部42とが略平面状(フラット)になる。また、部材端面部41は、溝部20の底面に当接して設置されるが、一対の部材端面部41の内側には、溝部20の溝部内側面26と溝部底面25と部材上面部42の内側の面と部材側端面部43の内側の面とからなる略密閉された空間が形成される。この空間内で電源ケーブル等を、溝部20の底面にある電源穴30から吊り下げパイプを通すことができ、外観の美観が向上するとともにケーブルの取り扱い等も容易となる。
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1で説明した吊り下げ補助部材40とは形状の異なる吊り下げ補助部材401と、吊り下げ補助部材401が取り付けられる器具本体10とからなる照明器具400について説明する。
本実施の形態では、実施の形態1で説明した吊り下げ補助部材40とは形状の異なる吊り下げ補助部材401と、吊り下げ補助部材401が取り付けられる器具本体10とからなる照明器具400について説明する。
図6は、実施の形態2に係る照明器具400のA端部(B端部も同様)を示す図である。図7は、実施の形態2に係る照明器具400において、吊り下げ補助部材401を取り付けた状態を示す図である。実施の形態2に係る照明器具400において、実施の形態1と異なるところは、吊り下げ補助部材401の形状と吊り下げ補助部材401を器具本体10に取り付ける取り付け方法である。図6、図7において、実施の形態1と同様の構成部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
器具本体10は、天井面側の面に溝部20を備える。器具本体10は、溝部20の両側端(両端付近)の溝部内側面26に、吊り下げ補助部材401を係止・固定するための係止突起部201を備える。すなわち、A端部の溝部内側面26の両側であり、対向する位置に1つずつの係止突起部201を備える。B端部にも同様に、B端部の溝部内側面26の両側であり、対向する位置に1つずつの係止突起部201を備える。すなわち、溝部20は両端付近の4箇所に係止突起部201を備える。
係止突起部201は、例えば、溝部内側面26の一部を切り起こし成型することにより形成される。係止突起部201は板バネ状に形成され、力を加えない状態では、溝部20の幅方向(短辺方向)内側に突き出した突き出し部分を備える。係止突起部201は、係止突起部201を押し縮める方向に力を加えることにより、溝部内側面26の方向に押し縮まり、突き出し部分が小さくなるかあるいは突き出し部分が無くなり、溝部内側面26の係止突起部201の部分がフラット(平面状)になる。本実施の形態の係止突起部201は、矩形状である。また、係止突起部201は、溝部底面25から所定の高さ分高い位置に設けられる。これは、溝部底面25と係止突起部201の突き出し部分の下辺(下面)で、吊り下げ補助部材401の一部を挟んで、上下方向の固定を行うためである。
吊り下げ補助部材401は、部材上面部42を備える。部材上面部42は、実施の形態1で説明したものと同様に、吊り下げパイプ60を連結するパイプ穴50を備えるとともに、溝部20の天井面側の開口を覆う(塞ぐ)面である。
また、吊り下げ補助部材401は、部材上面部42の長辺(長辺方向の側辺)から下方に延設された部材側部402を備え、短辺方向断面略コ字状(あるいはU字状)に形成される。部材側部402は、吊り下げ補助部材40が器具本体10の溝部20に取り付けられた際に、溝部20の溝部内側面26に当接するように形成される。すなわち、部材側部402の高さN1は、溝部内側面26の高さN2に略等しく、部材側部402の長辺方向の長さ(すなわち、部材上面部42の長辺方向の長さ)は、器具本体10の長辺方向の長さと略等しくなっている。このため、吊り下げ補助部材401が溝部20に嵌められ器具本体10に装着されると(図7の状態)吊り下げ補助部材401の部材上面部42と天面板24とが略平面状(フラット)になる。
また、吊り下げ補助部材401の部材側部402には、溝部内側面26と当接した場合に、係止突起部201に対応する位置に係止突起部201を引っ掛けるための係止穴403が設けられる。本実施の形態の係止穴403は、係止突起部201の形状に合わせた矩形状である。本実施の形態では、溝部20の側端(端部付近)に2つずつ合計4つの係止突起部201が設けられているので、吊り下げ補助部材401の部材側部402にも、側端(端部付近)に2つずつ合計4つの係止穴403が設けられる。例えば、吊り下げ補助部材40の撓み防止のために、さらに、溝部20の中央付近に係止突起部201を設けてもよい。その場合は、中央付近の係止突起部201に対応する係止穴403を、吊り下げ補助部材401にも設ければよい。
次に、吊り下げ補助部材401を器具本体10に取り付ける方法について説明する。まず作業者は、実施の形態1と同様に、吊り下げ補助部材401を、吊り下げ補助部材401の端部を溝部20の端部から少しQ方向にずらした位置で、溝部20に嵌める。そして、吊り下げ補助部材401をP方向にスライドさせる。吊り下げ補助部材401は、部材側部402の端部が係止突起部201に到達した時点で、さらに力を加えられてP方向にスライドさせることで、部材側部402が係止突起部201を押し縮めながら(押しつぶしながら)スライドする。そして、係止穴403が係止突起部201の位置になるまでスライドしたところで、係止突起部201が係止穴403に嵌り、押し縮める力がなくなることで、係止突起部201がバネ力により係止穴403から溝部20の内側に突き出て、係止穴403に引っ掛かる。この動作は、4箇所の係止突起部201及び係止穴403において、ほぼ同時に動作する。
これにより、吊り下げ補助部材401は、左右方向・上下方向に器具本体10に固定される。本実施の形態では、溝部20の内側の凹部27を塞ぐ面は設けなかった。つまり、吊り下げ補助部材401を器具本体10に装着した状態で、器具本体10の端部は開口しているが、虫や粉塵の侵入を防ぐ効果を向上させるために、溝部20の端部の開口(凹部27)を覆う面を設けてもよい。このとき、吊り下げ補助部材40は、溝部底面25側が開口する略箱状の形状となる。
また、本実施の形態では、吊り下げ補助部材401をP方向にスライドさせて器具本体10に取り付ける。このため、器具本体10に設けられる4つの係止突起部201は、P方向にいくにしたがって徐々に突き出し部分が大きくなるテーパー状の板バネ状に形成するのが好ましい。このような形状とすることで、吊り下げ補助部材40の部材側部402が係止突起部201を押し縮める際にスムーズにスライドさせることができる。
また、図7に示す縦方向に吊り下げ補助部材401をスライドさせて取り付けることもできる。この場合は、係止突起部201は、上から下にいくにしたがって徐々に突き出し部分が大きくなるテーパー状の板バネ状に形成するのが好ましい。
本実施の形態に係る照明器具400によれば、従来器具本体へ直接吊り下げパイプを取り付けていたので、吊り下げ時には吊り下げパイプ取り付け部(連結部)の強度が弱かったが、器具本体10に溝部20(凹部)を設け、溝部20に吊り下げ補助部材40を取り付けることで、吊り下げ時の強度を強くすることができる。
本実施の形態に係る照明器具400によれば、吊り下げ補助部材40が溝部20に嵌って装着された際に、溝部内側面26の係止突起部201と吊り下げ補助部材40の部材側部402の係止穴403とで吊り下げ補助部材40を固定するので、吊り下げ補助部材40が重みによりたわむのを防ぐことができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、溝部を備えない器具本体と、その器具本体の天面を覆うように取り付けられる吊り下げ補助部材410について説明する。図8は、実施の形態3に係る照明器具300の分解斜視図である。実施の形態1と同様の構成部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、溝部を備えない器具本体と、その器具本体の天面を覆うように取り付けられる吊り下げ補助部材410について説明する。図8は、実施の形態3に係る照明器具300の分解斜視図である。実施の形態1と同様の構成部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態に係る照明器具300は、器具本体70の本体天面75に吊り下げ用穴73が空いている照明器具である。吊り下げ用穴73は、吊り下げパイプ60に取り付けられたナット80が通過できる大きさの径を備えた大径穴部71と、ナット80が通過できない小さい径である小径穴部72とからなる鍵穴型(だるま型)の穴である。本体天面75には溝部はなく平面状であり、電源穴30や取り付け用の取り付け穴等が設けられている場合もある。本実施の形態に係る吊り下げ補助部材410は、略平面状である。
図8を用いて、吊り下げ補助部材410を器具本体70に取り付ける方法について説明する。まず、吊り下げパイプ60に吊り下げ補助部材410が仮取り付けする。通常、吊り下げパイプ60をパイプ穴50に通し2つのナット80で共締めして固定するが、仮取り付けでは、2つのナットを締めて固定してしまわずに2つのナットの間に間隔を設けておく。吊り下げパイプ60を吊り下げ補助部材40に仮取り付けした状態で、吊り下げパイプ60の下端部(及び下方のナット80)を器具本体70の吊り下げ用穴73の大径穴部71に挿入する。挿入した後、吊り下げ補助部材410がR方向にスライドするように器具本体70をスライドさせ、吊り下げパイプ60及びナット80を小径穴部72の位置に移動させる。吊り下げパイプ60及びナット80が小径穴部72の位置にある状態で、ナット80を締めることにより器具本体70と吊り下げ補助部材410とを共締めして固定する。
本実施の形態によれば、本体天面75が吊り下げ補助部材410で覆われ、電源穴30取り付け穴等を塞いで虫や粉塵等の侵入を防ぐことができる。
図8では、吊り下げ補助部材410の長辺方向の長さは、外観性を考慮して本体天面75の長辺方向の長さと略等しくなるようになっている。しかし、これに限られず、本体天面75において、電源穴30や取り付け穴等の穴のある部分を塞ぐことができる長さの吊り下げ補助部材410を用いることができ、部品の長さ(大きさ)を小さくしてコスト削減をすることができる。
以上、実施の形態1〜3について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
10 器具本体、20 溝部、21 係止爪、23 突起部、24 天面板、25 溝部底面、26 溝部内側面、27 凹部、28 器具本体側面、29 ネジ穴、30 電源穴、40 吊り下げ補助部材、41 部材端面部、42 部材上面部、43 部材側端面部、44 ネジ止穴、45 角部、50 パイプ穴、60 吊り下げパイプ、70 器具本体、71 大径穴部、72 小径穴部、73 吊り下げ用穴、80 ナット、100 照明器具、200 天井面、201 係止突起部、251 底面端辺、300 照明器具、400 照明器具、401 吊り下げ補助部材、402 部材側部、403 係止穴、410 吊り下げ補助部材、411 端辺、431 側辺。
Claims (7)
- 吊り下げパイプにより天井面から吊り下げられる照明器具において、
前記天井面に対向する面である天面板と、天面板の一部に設けられ天井面側が開口する溝部とを備える器具本体と、
前記吊り下げパイプの下端部に連結されるとともに、前記器具本体の前記溝部の開口を覆うように前記器具本体に装着される吊り下げ補助部材とを備える
ことを特徴とする照明器具。 - 前記溝部は、前記天面板の両端まで延在して前記天面板の両端の側面に凹部を形成し、
前記吊り下げ補助部材は、前記凹部を覆うことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。 - 前記吊り下げ補助部材は、前記溝部の開口を覆う部材上面部と、前記凹部を覆うように前記部材上面部の両端から下方に延設された1対の部材側端面部と、前記部材側端面部の下辺から、前記吊り下げ補助部材の外側方向に略水平に延設された1対の部材端面部とを備え、
前記器具本体は、前記天面板の両端のうちの一方の端の前記溝部の底面に、前記吊り下げ補助部材を位置決めする係止爪を備え、
前記吊り下げ補助部材は、前記1対の部材端面部のうちの一方の部材端面部が前記係止爪に係止されることにより前記器具本体に位置決めされる
ことを特徴とする請求項2に記載の照明器具。 - 前記器具本体は、さらに、前記天面板の両端のうちの他方の端の前記溝部の内側面に、前記吊り下げ補助部材を固定する突起部を備え、
前記吊り下げ補助部材は、前記1対の部材端面部のうちの他方の部材端面部と前記他方の部材端面部に連続する部材側端面部とからなる角部に前記突起部を引っ掛けることにより前記器具本体に固定される
ことを特徴とする請求項3に記載の照明器具。 - 前記吊り下げ補助部材は、さらに、前記溝部の内側面に当接するように前記部材上面部の側辺から下方に延設された1対の部材側部を備えることを特徴とする請求項4に記載の照明器具。
- 前記吊り下げ補助部材は、前記溝部の開口を覆う部材上面部と、前記溝部の内側面に当接するように前記部材上面部の側辺から下方に延設された1対の部材側部とを備え、
前記器具本体は、前記天面板の両端の前記溝部の内側面に、前記吊り下げ補助部材を係止する係止突起部を備え、
前記吊り下げ補助部材は、さらに、前記1対の部材側部における前記係止突起部に対応する位置に、前記係止突起部と係合する係止穴を備え、前記係止穴に前記係止突起部を係合させることにより前記器具本体に係止されることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。 - 前記吊り下げ補助部材は、前記溝部の内側をスライドすることにより前記器具本体に装着されることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の照明器具。
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2008
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