JP2004079241A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】灯具本体の落下を防止でき且つ施工作業が容易な照明器具を提供する。
【解決手段】灯具本体10の先端部に取り付けたラッチ部材61と蓋体20の先端部に取り付けたラッチ受け金具80とでラッチ装置6を構成し、蓋体20の先端部に設けたロック用フック83と灯具本体10の先端部に設けたロック部72とで落下防止装置7を構成している。蓋体20を閉める時には、蓋体20の先端部が灯具本体10の先端部に近づくように蓋体20を回動させれば、ロック部72の誘導片73にロック用フック83が当接し、ラッチ押え金具70が撓むので、ロック用フック83をロック部72のロ字状のロック体72aの内側に容易に導入することができる。そして、蓋体20を閉じた状態でラッチ部材61を手操作してラッチ突起61aをラッチ受け金具80の係止片82に引掛係止させることで、蓋体20が灯具本体10の上面を塞いだ状態を保持することができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポールやアームなどの支柱の先端部に取り付けて使用する照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、いわゆる道路灯としてポールやアームなどの支柱の先端部に取り付けて使用する照明器具が提供されている。この種の照明器具は、例えば、図8ないし図10に示すように、上面開口した箱状であってランプ31を保持するとともに一端部がポールからなる支柱50の先端部51(図10および図11参照)に取り付けられる灯具本体10と、灯具本体10の上面を開放する位置と塞ぐ位置との間で開閉自在となるように灯具本体10の上記一端部に蝶番40によって枢着された蓋体20とで構成される外郭1を備え、外郭1内にランプ31、ランプ31を着脱自在に保持するランプソケット32、反射板33などが収納されている。なお、灯具本体10の下壁にはランプ31の光を外部へ取り出すための窓孔(図示せず)が形成されており、灯具本体10の内側に、窓孔を覆うガラス板のような透光板16を保持した窓枠17が取着されている。
【0003】
また、灯具本体10には、図10に示すように、電源電線34が接続される端子台35、電源電線34のアース線が接続されるアース端子36なども取り付けられている。なお、電源電線34は端子台35の近傍において灯具本体10に取着される押え金具37によって押えられている。
【0004】
ところで、上述の照明器具は、蓋体20を閉じた状態で簡単に開かないように、蓋体20において支柱50から遠い側の他端部(先端部)に設けたラッチ部材41と、灯具本体10において支柱50から遠い側の他端部(先端部)に設けたラッチ受け部43とからなるラッチ装置を備えており、ラッチ部材41をラッチ受け部43に引掛係止して蓋体20により灯具本体10の上面を塞いだ状態を保持させている。
【0005】
また、上述の照明器具では、ラッチ部材41をラッチ受け部43に引掛係止させるのを忘れたり、ラッチ受け部43へのラッチ部材41の引掛係止が外力によって外れた状況において、振動や風などによって蓋体20が開くのを防止するために、ラッチ部材41を蓋体20へ固定する開き防止ねじ42をラッチ部材41に設け、蓋体20を閉じた状態で開き防止ねじ42を締め付けることでラッチ部材41を蓋体20に対して動かないように固定するようになっている。なお、この開き防止ねじ42を灯具本体10に対して締め付けるようにした構造のものも提案されている。
【0006】
また、上述の照明器具は、支柱50の先端部51に取り付けられるものであるから、比較的高い位置に配置されるが、自動車などが支柱50に衝突した衝撃などで灯具本体10が破損して落下するのを防止するために、図11に示すように、支柱50の円筒状の先端部51の内部空間にあらかじめ、径方向に沿ってワイヤ引掛用の丸棒52を配置して丸棒52の両端部を先端部51の内周面に溶接しておき、落下防止用ワイヤ38の一端側を丸棒52に引っ掛け、落下防止用ワイヤ38の他端側を図10に示すように灯具本体10に固定ねじ39を用いて取り付けるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成の照明器具では、施工時に、支柱50の先端部51にあらかじめ設けられた丸棒52と灯具本体10とを落下防止用ワイヤ38で繋ぐ必要があり、施工作業が面倒であった。しかも、支柱50の先端部51の内周面にあらかじめ丸棒52の両端部を溶接しておく必要があり、施工時には丸棒52を取り付けることができなかった。また、施工時に、蓋体20を閉めてから、ラッチ部材41をラッチ受け部43に引掛係止し、その後、開き防止ねじ42を締め付ける必要があり、施工作業がさらに面倒となっていた。しかも、開き防止ねじ42を締め付ける作業を忘れてしまうこともあった。
【0008】
また、上記従来構成の照明器具では、固定ねじ39の取付部位よりも灯具本体10の先端側で灯具本体10が破断した場合、破断箇所よりも先端側の部分に対して落下防止用ワイヤ38が落下防止機能を果たさなくなるので、ラッチ部材41がラッチ受け部43に引掛係止されていない状態では、破断箇所よりも先端側の部分が落下してしまう恐れがある。そこで、灯具本体10の先端側の部分の落下を防止するためには固定ねじ39の取付部位を灯具本体10の先端により近い位置に設けることが望ましいが、透光板16の上方を落下防止ワイヤ38が通ると、落下防止ワイヤ38によって光が遮られてしまうので、固定ねじ39の取付部位を透光板16よりも灯具本体10の先端に近い位置に設けることは難しかった。
【0009】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、灯具本体の落下を防止でき且つ施工作業が容易な照明器具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、上面開口し光源を保持するとともに支柱に取り付けるための取付部を一端部に有する灯具本体と、灯具本体の上面を開放する位置と塞ぐ位置との間で開閉自在となるように灯具本体の支柱側の上記一端部に枢着される蓋体と、灯具本体および蓋体それぞれにおいて支柱から遠い側の各先端部の一方に取り付けたラッチ部材を他方に取り付けたラッチ受け部材に引掛係止して蓋体により灯具本体の上面を塞いだ状態を保持するラッチ装置と、上記各先端部の一方に設けたロック用フックと他方に設けたロック部とが上下方向において互いに引っ張り合うように噛み合うことにより灯具本体の落下を防止する落下防止装置とを備えてなることを特徴とするものであり、蓋体を閉めた状態でラッチ部材がラッチ受け部材に引掛係止されていない場合に、何らかの外力により灯具本体が破断したとしても、破断箇所よりも支柱側の部分は支柱に保持され、破断箇所よりも先端側の部分ではロック用フックとロック部とが上下方向において互いに引っ張り合うように噛み合うことにより、破断箇所よりも先端側の部分が落下防止装置を介して蓋体に保持されて落下が防止されるので、従来のような落下防止用ワイヤを設ける必要がないから、支柱にあらかじめ丸棒を溶接しておく必要がなく、しかも、施工時に落下防止用ワイヤの一端側を丸棒に引っ掛けてから他端側を灯具本体に固定ねじで固定するための作業が不要となり、さらにラッチ部材が蓋体ないし灯具本体に対して動かないように固定するための開き防止ねじを設ける必要もないから、従来に比べて施工作業が容易になる。また、蓋体を閉めた状態でラッチ部材をラッチ受け部材に引掛係止するのを忘れたりラッチ部材が破損してラッチ受け部材から外れていたとしても、振動や風などによって蓋体が開くのを防止することができる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ロック部は、前記蓋体を閉じた状態で前記ロック用フックが内側に配置されるロ字状の形状に形成されたロック体と、ロック体の上端縁から斜め上方へ延設され前記蓋体を閉じる時に前記ロック用フックをロック体の内側へ誘導する誘導片とを有するので、前記蓋体を容易に閉じることが可能となるとともに、前記蓋体を閉じる作業を行うだけで別の作業を行うことなしに前記ロック用フックをロック体の内側に配置することが可能となる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記ロック用フックは、前記ラッチ受け部材から連続一体に延設されているので、前記ロック用フックを個別部品として設ける場合に比べて部品点数を削減することができ、組立作業が容易になるとともに低コスト化を図れる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記ロック用フックは、上記各先端部の一方の一部と、前記ラッチ受け部材とで構成されているので、前記ロック用フックを個別部品として設ける場合に比べて部品点数を削減することができ、組立作業が容易になるとともに低コスト化を図れる。また、請求項3の発明に比べて前記ロック用フックで受けることのできる荷重を大きくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態の照明器具は、図1ないし図3に示すように、上面開口した箱状であって光源であるランプ31を保持するアルミダイカスト製の灯具本体10と、灯具本体10の上面を開放する位置と塞ぐ位置との間で開閉自在となるように灯具本体10の一端部(図1(a)における左端部)に蝶番40によって枢着されたアルミダイカスト製の蓋体20とで構成される外郭1を備えている。
【0015】
灯具本体10は、上記一端部に、道路などに立設したポールからなる支柱50の先端部(上端部)51に取り付けるための筒状の取付部11が設けてあり、取付部11の上端縁から内方へ内鍔片11aが延設されている。一方、支柱50の先端部51は、円筒状に形成されており、灯具本体10の取付部11に下方から挿入することによって先端部51の先端縁が内鍔片11aの下面に当接して上下方向における灯具本体10の位置決めがなされるようになっている。また、取付部11には、外側面に頭部が露出し先端面が取付部11の内部空間に臨む複数本の取付ボルト14が設けてある。したがって、支柱50の先端部51に灯具本体10を取り付ける際には、灯具本体10の取付部11に支柱50の先端部51を挿入し、取付ボルト14を締め付けて取付ボルト14の先端面を支柱50の先端部51の外周面に当接させる(圧接させる)ことによって、灯具本体10を支柱50の先端部51に取り付けることができる。
【0016】
外郭1の内部空間は、灯具本体10の下壁から上方へ突設された仕切壁10aと、蓋体20の上壁から下方へ突設された仕切壁20aとで独立した2つの空間に分割されており、図1(a)の左右方向において支柱50側の空間が電源接続室2、支柱50から遠い先端側の空間がランプ収納室3となっている。なお、蓋体20の仕切壁20aは、灯具本体10の仕切壁10aよりも厚肉に形成されており、蓋体20の仕切壁20aの下端縁に形成した凹部20dに、灯具本体10の仕切壁10aの上端縁が弾接するパッキン22を保持している。
【0017】
ランプ収納室3には、ランプ31、ランプ31を着脱自在に保持するランプソケット32、ランプ31の光を下方へ反射させる反射板33などが収納されている。ただし、ランプソケット32は灯具本体10に取り付けられ、反射板33は蓋体20に取り付けられている。反射板33は下面開口したドーム状の形状に形成されている。一方、蓋体20においてランプ収納室3に対応した部分は当該部分の中央部が上方に膨らんだドーム状の形状に形成されている。なお、電源接続室2には、ランプ31に給電するための電源電線(図示せず)を接続する端子台(図示せず)などが収納されている。
【0018】
灯具本体10の下壁においてランプ収納室3に対応する部位にはランプ31の光を下方へ取り出すための窓孔15が形成されており、灯具本体10の内側には窓孔15を覆うガラス板のような透光板16を保持する窓枠17が取着されている。
【0019】
また、灯具本体10の周壁の上端縁から突起10bを突設するとともに、蓋体20の周壁の下端縁に突起10bが入り込む凹部20bを設けてある。ここに、凹部20bの開口幅は突起10bの厚さ寸法よりも大きく設定してあるが、蓋体20を閉じた状態でランプ収納室3が密閉されるように、凹部20b内にパッキン21を収納してある。したがって、蓋体20を閉じた状態では、突起10bがパッキン21を弾性変形させた形で凹部20b内に入り込んで、ランプ収納室3が密閉されることになり、透光板16の上面が汚れるのを防止することが可能となる。
【0020】
ところで、本実施形態の照明器具では、灯具本体10において支柱50から遠い側の先端部(図1(a)における右端部)に取り付けたラッチ部材61を蓋体20に取り付けたラッチ受け部材たるラッチ受け金具80に引掛係止して蓋体20により灯具本体10の上面を塞いだ状態を保持するラッチ装置6と、蓋体20の先端部に設けたロック用フック83と灯具本体10の先端部に設けたロック部72とが上下方向において互いに引っ張り合うように噛み合うことにより灯具本体10の落下を防止する落下防止装置7とを備えている。
【0021】
ここにおいて、ラッチ部材61は、断面く字状の形状であって、一端部にラッチ突起61aが突設され、他端部が矩形環状のリンク62に軸着されており、リンク62およびラッチ押え金具70を介して灯具本体10に取り付けられている。したがって、ラッチ部材61を手操作してラッチ部材61を上下方向へ起伏させることができ、ラッチ部材61を上下方向に起伏させることでリンク62が揺動するようになっている。
【0022】
ラッチ押え金具70は、弾性を有する金属材料(例えば、弾性を有する板金など)により形成され、灯具本体10の先端部(図1(a)における右端部)の上部に設けた取付台部18の下面に2本の固定ねじ76,76を用いて取り付けられる押え片71と、取付台部18を囲むロ字状の上記ロック部72とが連続一体に形成されている。ここに、取付台部18の下面にはリンク62を軸着する軸受凹部18aが形成されている。また、灯具本体10は、取付台部18の左右両側よりも下側の方が内側へ落ち込んでおり、ロック部72を断面L字状に折曲してある。また、ロック部72は、蓋体20を閉じた状態でロック用フック83が内側に配置されるロ字状の形状に形成されたロック体72aと、ロック体72aの上端縁から斜め上方へ延設され蓋体20を閉じる時にロック用フック83をロック体72aの内側へ誘導する誘導片73とを有する。また、ロック体72aの内縁には蓋体20が閉じた状態からわずかに開いた時にロック用フック83が係合可能なロック溝72bが形成されている。
【0023】
ラッチ受け金具80は、剛性の高い金属材料により形成されており、蓋体20の先端部(図1(a)における右端部)の下部に設けた取付台部28の先端面に2つの取付ねじ86,86を用いて取り付けられる矩形板状の取付片81と、取付片81の上端縁から斜め上方へ延設されラッチ突起61aが引掛係止される係止片82と、取付片81の下端縁から下方へ延設されたJ字状の上記ロック用フック83とを連続一体に備えている。なお、係止片82とロック用フック83とは取付片81の厚み方向において互いに異なる方向へ延設されている。
【0024】
しかるに、一端部が灯具本体10に枢着された蓋体20を閉める時には、蓋体20の他端部である先端部が灯具本体10の先端部に近づくように蓋体20を回動させれば、ロック部72の誘導片73にロック用フック83が当接し、ラッチ押え金具70が図1(b)における右側へ倒れるように撓む(変形する)ので、ロック用フック83をロック体72aの内側に容易に追い込むことができる(導入することができる)。ここに、ロック用フック83がロック体72aの内側に導入される瞬間にラッチ押え金具70は撓む前の形に戻る。そして、蓋体20を閉じた状態で上述のようにラッチ部材61を手操作してラッチ突起61aを図3に示すようにラッチ受け金具80の係止片82に引掛係止させることで、蓋体20が灯具本体10の上面を塞いだ状態を保持することができるようになっている。
【0025】
しかして、本実施形態の照明器具では、蓋体20を閉めた状態でラッチ部材61がラッチ受け部材たるラッチ受け金具80に引掛係止されていない場合に、何らかの外力により灯具本体10が図1(a)の左右方向の途中で破断したとしても、破断箇所よりも支柱50側の部分は支柱50に保持され、破断箇所よりも先端側の部分ではロック用フック83とロック部72とが上下方向において互いに引っ張り合うように噛み合う(ロック用フック83がロック溝72aに係合する)ことにより、破断箇所よりも先端側の部分が落下防止装置7を介して蓋体20に保持されて落下が防止されるので、図8ないし図10に示した従来構成の照明器具のような落下防止用ワイヤ38を設ける必要がないから、支柱50にあらかじめ丸棒52(図11参照)を溶接しておく必要がなく、しかも、施工時に落下防止用ワイヤ38の一端側を丸棒52に引っ掛けてから他端側を灯具本体10に固定ねじ39(図10参照)で固定するための作業が不要となり、さらにラッチ部材41(図8および図9参照)が蓋体20ないし灯具本体10に対して動かないように固定するための開き防止ねじ42(図8および図9参照)を設ける必要もないから、従来構成に比べて施工作業が容易になる。また、本実施形態の照明器具では、蓋体20を閉めた状態でラッチ部材61をラッチ受け部材たるラッチ受け金具80に引掛係止するのを忘れたりラッチ部材61が破損してラッチ受け金具80から外れていたとしても、振動や風などによって蓋体20が開くのを防止することができるという利点もある。
【0026】
また、上述のロック部72は、蓋体20を閉じた状態でロック用フック83が内側に配置されるロ字状の形状に形成されたロック体72aと、ロック体72aの上端縁から斜め上方へ延設され蓋体20を閉じる時にロック用フック83をロック体72aの内側へ誘導する誘導片73とを有するので、蓋体20を容易に閉じることが可能となるとともに、蓋体20を閉じる作業を行うだけで別の作業を行うことなしにロック用フック83をロック体72aの内側に配置することが可能となる。
【0027】
また、ロック用フック83は、ラッチ受け金具80の取付片81から連続一体に延設されているので、ロック用フック83を個別部品として設ける場合に比べて部品点数を削減することができ、組立作業が容易になるとともに低コスト化を図れる。
【0028】
(実施形態2)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じであって、図4ないし図7に示すように、蓋体20の先端部(図4における右端部)に設けた取付台部28とラッチ受け部材たるラッチ受け金具80とでロック用フックを構成しており、このロック用フックとラッチ押え金具70とで落下防止装置7を構成している点などが相違する。また、本実施形態では、ロック部72のロック体72aは実施形態1のように断面L字状には折曲していない。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0029】
しかるに、一端部(図4における左端部)が蝶番40によって灯具本体10に枢着された蓋体20を閉める時には、蓋体20の他端部である先端部が灯具本体10の先端部に近づくように蓋体20を回動させれば、ロック部72の誘導部73に取付台部28の下部が当接し、ラッチ押え金具70が図6(b)における右側へ倒れるように撓む(変形する)ので、取付台部28およびラッチ受け金具80からなるロック用フックをロック体72aの内側に容易に追い込むことができる(導入することができる)。ここに、ロック用フックがロック体72aの内側に導入される瞬間にラッチ押え金具70は撓む前の形に戻る。そして、蓋体20を閉じた状態でラッチ部材61を手操作してラッチ突起61aを図7に示すようにラッチ受け金具80の係止片82に引掛係止させることで、蓋体20が灯具本体10の上面を塞いだ状態を保持することができるようになっている。なお、取付台部28の下部は、誘導片73へ当接する際に誘導片73が破損したり引っ掛かるのを防止するために、図6(a)に示すように丸みをつけてある(先端面に近づくほど徐々に灯具本体10からの距離が大きくなるように滑らかに傾斜させてある)。
【0030】
しかして、本実施形態の照明器具では、実施形態1と同様、蓋体20を閉めた状態でラッチ部材61がラッチ受け部材たるラッチ受け金具80に引掛係止されていない場合に、何らかの外力により灯具本体10が図4の左右方向の途中で破断したとしても、破断箇所よりも支柱50側の部分は支柱50に保持され、破断箇所よりも先端側の部分ではロック用フックとロック部72とが上下方向において互いに引っ張り合うように噛み合うことにより、破断箇所よりも先端側の部分が落下防止装置7を介して蓋体20に保持されて落下が防止されるので、図8ないし図10に示した従来構成の照明器具のような落下防止用ワイヤ38を設ける必要がないから、支柱50にあらかじめ丸棒52(図11参照)を溶接しておく必要がなく、しかも、施工時に落下防止用ワイヤ38の一端側を丸棒52に引っ掛けてから他端側を灯具本体10に固定ねじ39(図10参照)で固定するための作業が不要となり、さらにラッチ部材41(図8および図9参照)が蓋体20ないし灯具本体10に対して動かないように固定するための開き防止ねじ42(図8および図9参照)を設ける必要もないから、従来構成に比べて施工作業が容易になる。また、本実施形態の照明器具では、蓋体20を閉めた状態でラッチ部材61をラッチ受け部材たるラッチ受け金具80に引掛係止するのを忘れたりラッチ部材61が破損してラッチ受け金具80から外れていたとしても、振動や風などによって蓋体20が開くのを防止することができるという利点もある。
【0031】
また、本実施形態の照明器具では、ロック用フックが、蓋体20の先端部の一部である取付台部28と、ラッチ受け部材たるラッチ受け金具80とで構成されているので、ロック用フックを個別部品として設ける場合に比べて部品点数を削減することができ、組立作業が容易になるとともに低コスト化を図れる。また、実施形態1に比べてロック用フックで受けることのできる荷重を大きくすることができる。
【0032】
なお、上記各実施形態では、灯具本体10の先端部にラッチ部材61を取り付けるとともに、蓋体20の先端部にラッチ受け部材たるラッチ受け金具80を取り付けてあるが、蓋体20にラッチ部材61を取り付けて灯具本体10にラッチ受け金具80を取り付けるようにしてもよい。また、上記各実施形態では、蓋体20にロック用フックを設けて灯具本体10にロック部72を設けてあるが、灯具本体10にロック用フックを設けて蓋体20にロック部72を設けるようにしてもよい。また、上記各実施形態では、支柱50としてポールを想定してあるが、支柱50としてアームを想定してもよいことは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上面開口し光源を保持するとともに支柱に取り付けるための取付部を一端部に有する灯具本体と、灯具本体の上面を開放する位置と塞ぐ位置との間で開閉自在となるように灯具本体の支柱側の上記一端部に枢着される蓋体と、灯具本体および蓋体それぞれにおいて支柱から遠い側の各先端部の一方に取り付けたラッチ部材を他方に取り付けたラッチ受け部材に引掛係止して蓋体により灯具本体の上面を塞いだ状態を保持するラッチ装置と、上記各先端部の一方に設けたロック用フックと他方に設けたロック部とが上下方向において互いに引っ張り合うように噛み合うことにより灯具本体の落下を防止する落下防止装置とを備えてなるものであり、蓋体を閉めた状態でラッチ部材がラッチ受け部材に引掛係止されていない場合に、何らかの外力により灯具本体が破断したとしても、破断箇所よりも支柱側の部分は支柱に保持され、破断箇所よりも先端側の部分ではロック用フックとロック部とが上下方向において互いに引っ張り合うように噛み合うことにより、破断箇所よりも先端側の部分が落下防止装置を介して蓋体に保持されて落下が防止されるので、従来のような落下防止用ワイヤを設ける必要がないから、支柱にあらかじめ丸棒を溶接しておく必要がなく、しかも、施工時に落下防止用ワイヤの一端側を丸棒に引っ掛けてから他端側を灯具本体に固定ねじで固定するための作業が不要となり、さらにラッチ部材が蓋体ないし灯具本体に対して動かないように固定するための開き防止ねじを設ける必要もないから、従来に比べて施工作業が容易になるという効果がある。また、蓋体を閉めた状態でラッチ部材をラッチ受け部材に引掛係止するのを忘れたりラッチ部材が破損してラッチ受け部材から外れていたとしても、振動や風などによって蓋体が開くのを防止することができるという利点がある。
【0034】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ロック部は、前記蓋体を閉じた状態で前記ロック用フックが内側に配置されるロ字状の形状に形成されたロック体と、ロック体の上端縁から斜め上方へ延設され前記蓋体を閉じる時に前記ロック用フックをロック体の内側へ誘導する誘導片とを有するので、前記蓋体を容易に閉じることが可能となるとともに、前記蓋体を閉じる作業を行うだけで別の作業を行うことなしに前記ロック用フックをロック体の内側に配置することが可能となるという効果がある。
【0035】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記ロック用フックは、前記ラッチ受け部材から連続一体に延設されているので、前記ロック用フックを個別部品として設ける場合に比べて部品点数を削減することができ、組立作業が容易になるとともに低コスト化を図れるという効果がある。
【0036】
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記ロック用フックは、上記各先端部の一方の一部と、前記ラッチ受け部材とで構成されているので、前記ロック用フックを個別部品として設ける場合に比べて部品点数を削減することができ、組立作業が容易になるとともに低コスト化を図れるという効果がある。また、請求項3の発明に比べて前記ロック用フックで受けることのできる荷重を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の照明器具を示し、(a)は断面図、(b)は蓋体が閉じられる直前の状態における要部断面図、(c)は蓋体が閉じられる直前の状態における要部正面図である。
【図2】同上の照明器具の一部破断した正面図である。
【図3】同上の照明器具において蓋体を閉じた状態を示し、(a)は要部断面図、(b)は要部正面図である。
【図4】実施形態2の照明器具の断面図である。
【図5】同上の照明器具の一部破断した正面図である。
【図6】同上において蓋体が閉じられる直前の状態を示し、(a)は要部断面図、(b)は要部正面図である。
【図7】同上において蓋体を閉じた状態を示し、(a)は要部断面図、(b)は要部正面図である。
【図8】従来例を示し使用形態における概略斜視図である。
【図9】同上を示し、蓋体を開いた状態の概略斜視図である。
【図10】同上の一部破断した要部平面図である。
【図11】同上を取り付ける支柱の一部破断した斜視図である。
【符号の説明】
1 外郭
2 電源接続室
3 ランプ収納室
6 ラッチ装置
7 落下防止装置
10 灯具本体
11 取付部
20 蓋体
31 ランプ
32 ランプソケット
33 反射板
50 支柱
51 先端部
61 ラッチ部材
61a ラッチ突起
70 ラッチ押え金具
71 押え片
72 ロック部
72a ロック体
72b ロック溝
73 誘導片
80 ラッチ受け金具
81 取付片
82 係止片
83 フック用フック

Claims (4)

  1. 上面開口し光源を保持するとともに支柱に取り付けるための取付部を一端部に有する灯具本体と、灯具本体の上面を開放する位置と塞ぐ位置との間で開閉自在となるように灯具本体の支柱側の上記一端部に枢着される蓋体と、灯具本体および蓋体それぞれにおいて支柱から遠い側の各先端部の一方に取り付けたラッチ部材を他方に取り付けたラッチ受け部材に引掛係止して蓋体により灯具本体の上面を塞いだ状態を保持するラッチ装置と、上記各先端部の一方に設けたロック用フックと他方に設けたロック部とが上下方向において互いに引っ張り合うように噛み合うことにより灯具本体の落下を防止する落下防止装置とを備えてなることを特徴とする照明器具。
  2. 前記ロック部は、前記蓋体を閉じた状態で前記ロック用フックが内側に配置されるロ字状の形状に形成されたロック体と、ロック体の上端縁から斜め上方へ延設され前記蓋体を閉じる時に前記ロック用フックをロック体の内側へ誘導する誘導片とを有することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記ロック用フックは、前記ラッチ受け部材から連続一体に延設されてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明器具。
  4. 前記ロック用フックは、上記各先端部の一方の一部と、前記ラッチ受け部材とで構成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明器具。
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