JP2022157576A - パネル取り付け金具、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法 - Google Patents

パネル取り付け金具、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法 Download PDF

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Mineo Baba
数典 仁部
Kazunori Nibe
洋輔 小濱
Yosuke Kohama
歩 牛山
Ayumi Ushiyama
亮士 渡辺
Ryoji Watanabe
正柱 文
Jeong Ju Moon
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Abstract

Figure 2022157576000001
【課題】施工性の向上、作業コスト(部材コスト)の低減を図ることが可能なパネル取り付け金具を提供する。
【解決手段】パネル取り付け金具1は、建物Bの基礎B1に対し壁パネルB5(ALCパネル)を取り付けるための金具である。パネル取り付け金具1は、基礎B1の側面に設けられた被取り付け部B1aに取り付けられる基礎取り付け部10と、基礎取り付け部10よりも上方位置に設けられ、壁パネルB5の表面又は裏面に設けられた被組み付け部B5aに組み付けられるパネル組み付け部20と、基礎取り付け部10及びパネル組み付け部20の上下方向の間の位置に設けられ、基礎B1の上面と壁パネルB5の底面の間に介在し、壁パネルB5を支持するパネル支持部30と、を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、パネル取り付け金具、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法に係り、特に、建物の基礎に対し壁パネル(界壁パネル)を取り付けるためのパネル取り付け金具、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法に関する。
従来、建物の基礎に対し界壁パネル(例えば、軽量気泡コンクリートパネル)をかさ上げした状態で取り付けるために、複数の取り付け金具を組み合わせて用い、これら取り付け金具を溶接することで、基礎に対し界壁パネルを取り付ける工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的な界壁パネル取り付け工法としては、まず、建物の基礎の上面にL字型アングルを溶接し、基礎の上面にL字型アングルと対向する位置で定規アングルを溶接し、定規アングルの上面にかさ上げプレートを溶接する。そして、基礎に対し界壁パネルを建て込み、当該界壁パネルに予め取り付けられたZ字型のリブクリップを用いて定規アングルを挟み込むように界壁パネルを固定する。そして、定規アングル及びリブクリップを溶接する。
特開2007-332655号公報
ところで、上記のような界壁パネル取り付け工法では、基礎と界壁パネルの間で複数の取り付け金具(L字型アングル、定規アングル、かさ上げプレート及びリブクリップ)を介在させ、基礎に対し界壁パネルを固定するために複数箇所で溶接作業を行っており、施工性の向上、作業コストや部材コストの低減が求められていた。
また、基礎の上面にはアンカーボルトが突出するように埋設されており、取り付け金具及び界壁パネルの配置によっては、アンカーボルトと干渉する虞があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、施工性の向上、作業コストや部材コストの低減を図ることが可能なパネル取り付け金具、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、基礎に対し界壁パネルを取り付ける際に用いられる取り付け金具の部品数を減らし、溶接作業を削減又は不要とすることが可能なパネル取り付け金具、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法を提供することにある。
前記課題は、本発明のパネル取り付け金具によれば、建物の基礎に対し壁パネルを取り付けるためのパネル取り付け金具であって、前記基礎の側面に設けられた被取り付け部に取り付けられる基礎取り付け部と、前記基礎取り付け部よりも上方位置に設けられ、前記壁パネルの表面又は裏面に設けられた被組み付け部に組み付けられるパネル組み付け部と、前記基礎取り付け部及び前記パネル組み付け部の上下方向の間の位置に設けられ、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面の間に介在し、前記壁パネルを支持するパネル支持部と、を有していること、により解決される。
上記構成により、施工性の向上、作業コスト及び部材コストの低減を図ることが可能なパネル取り付け金具を実現することができる。
詳しく述べると、上記パネル取り付け金具を用いることで基礎に対し壁パネルを取り付けることができるため、従来例と比較して取り付け金具の部品数を圧倒的に減らすことができる。
また上記のように、パネル取り付け金具は、基礎の側面を利用し、基礎の側面に設けられた被取り付け部に取り付けられる基礎取り付け部と、基礎の上面及び壁パネルの底面の間に介在するパネル支持部と、を有している。そのため、パネル取り付け金具が基礎の側面及び上面に支持されることになる。そうすることで、パネル取り付け金具の回転を防止することができる。また、取り付け金具に必要とされる、自重を基礎に伝える機能、壁パネルをかさ上げする機能(ロッキング変形させる機能)を付与することができる。
このとき、前記壁パネルは、気泡コンクリートパネル(ALCパネル)であって、前記基礎取り付け部は、前記被取り付け部に対して取り付け部材によって取り付けられ、前記パネル組み付け部は、前記被組み付け部に対して組み付け部材によって組み付けられていると良い。
上記のようにALCパネルを採用することで、例えば、パテ処理のない乾式工法によって耐火界壁を施工する新たな工法を実現することができる。
また上記構成により、基礎に対し界壁パネルを取り付ける際に溶接作業を削減又は不要とすることができる。
このとき、前記パネル取り付け金具は、前記基礎の側面に当接し、前記側面に沿って上下方向に延びている第1壁部と、前記壁パネルの表面又は裏面に当接し、前記表面又は裏面に沿って上下方向に延びている第2壁部と、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面とに当接し、前記基礎の上面に沿って水平方向に延びており、前記第1壁部及び前記第2壁部を連結している第3壁部と、を有し、前記基礎取り付け部は、前記第1壁部に形成され、前記パネル組み付け部は、前記第2壁部に形成され、前記パネル支持部は、前記第3壁部に形成されていると良い。
あるいは、前記パネル取り付け金具は、前記基礎の側面に当接し、前記側面に沿って上下方向に延びている第1壁部と、前記壁パネルの表面に当接し、前記表面に沿って上下方向に延びており、前記第1壁部から連続しているか、又は前記第1壁部から連結壁部を介して連続している第2壁部と、前記第1壁部及び前記第2壁部の連結部分から前記基礎の上面に沿って水平方向に延びているか、又は前記連結壁部から前記基礎の上面に沿って水平方向に延びており、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面とに当接している第3壁部と、を有し、前記基礎取り付け部は、前記第1壁部に形成され、前記パネル組み付け部は、前記第2壁部に形成され、前記パネル支持部は、前記第3壁部に形成されていると良い。
上記構成により、より施工性の向上を図ることが可能なパネル取り付け金具のバリエーションを実現することができる。
このとき、前記基礎取り付け部は、前記基礎の側面に設けられた被取り付け穴に取り付けボルトによって取り付けられる取り付け穴であって、前記パネル組み付け部は、前記壁パネルの表面又は裏面に設けられた被組み付け穴に組み付けボルトによって組み付けられる組み付け穴であって、前記取り付け穴は、前記第1壁部の延出方向又は延出方向とは直交する方向に沿って長尺に延びている長穴又は切り欠き穴であって、前記組み付け穴は、前記取り付け穴の長尺方向とは直交する方向に長尺に延びている長穴又は切り欠き穴であると良い。
上記のように、取り付けボルト及び組み付けボルトを用いることで、基礎及び壁パネルに対して取り付け金具を施工性良く取り付けることができる。
また上記のように長穴又は切り欠き穴の形状を採用することで、例えば施工誤差が幾分生じた場合であっても、作業者が効率良くパネル取り付け金具を取り付けることができる。
また前記課題は、上記パネル取り付け金具と、前記建物の梁に対し前記壁パネルを固定するための第2パネル取り付け金具と、を備えたパネル取り付け構造であって、前記第2パネル取り付け金具は、前記梁の底面に当接し、前記底面に沿って水平方向に延びている第1壁部と、前記壁パネルの裏面に当接し、前記裏面に沿って上下方向に延びており、前記第1壁部から連続している第2壁部と、前記第1壁部及び前記第2壁部の連結部分から上方に突出しているか、又は前記第1壁部の先端部から上方に突出しており、前記梁の側面に当接している突出壁部と、を有し、前記第1壁部は、前記梁の底面に設けられるか、又は前記梁に設けられた梁連結部材の底面に設けられた被取り付け部に取り付けられる梁取り付け部を有し、前記第2壁部は、前記壁パネルの裏面に設けられた被組み付け部に組み付けられるパネル組み付け部を有している、パネル取り付け構造によっても解決される。
上記のように、第2パネル取り付け金具を用いることで建物の梁に対し壁パネルを施工性良く取り付けることができ、従来と比較して取り付け金具の部品数を減らすことができる。
また上記のように、第2パネル取り付け金具は、梁の底面に当接する第1壁部と、壁パネルの裏面に当接する第2壁部と、梁の側面を利用し、梁の側面に当接している突出壁部と、を有している。そうすることで、第2パネル取り付け金具の回転を防止することができる。
また前記課題は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のパネル取り付け金具を用いたパネル取り付け方法であって、前記基礎に対し前記パネル取り付け金具を取り付ける第1の工程と、前記基礎の上面に対し前記壁パネルを配置する第2の工程と、前記壁パネルに対し前記パネル取り付け金具を取り付ける第3の工程と、を含み、前記第1の工程では、前記基礎の側面に前記パネル取り付け金具の基礎取り付け部を取り付けることとし、前記第2の工程では、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面の間に前記パネル取り付け金具の前記パネル支持部を介在させることとし、前記第3の工程では、前記壁パネルの表面又は裏面に前記パネル取り付け金具のパネル組み付け部を組み付ける、パネル取り付け方法によっても解決される。
本発明のパネル取り付け金具、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法によれば、施工性の向上、作業コストや部材コストの低減を図ることが可能となる。
また、基礎に対し界壁パネルを取り付ける際に用いられる取り付け金具の部品数を減らし、溶接作業を削減又は不要とすることが可能となる。
建物の基礎に対し壁パネルを取り付けた壁パネル取り付け構造を示す斜視図である。 壁パネル取り付け構造を示す側断面図であって、パネル取り付け金具の配置を説明する図である。 パネル取り付け金具を示す斜視図である。 パネル取り付け金具を用いたパネル取り付け方法を示す工程図である。 第2実施形態の壁パネル取り付け構造を示す側断面図である。 第2実施形態のパネル取り付け金具を示す斜視図である。 第3実施形態の壁パネル取り付け構造を示す側断面図である。 第3実施形態のパネル取り付け金具を示す斜視図である。 第4実施形態の壁パネル取り付け構造を示す側断面図である。 第4実施形態のパネル取り付け金具を示す斜視図である。 建物の梁に対し壁パネルを取り付けた壁パネル取り付け構造を示す側断面図である。 第2パネル取り付け金具を示す斜視図である。 図8Aの壁パネル取り付け構造の変形例である。 梁側における第2実施形態の壁パネル取り付け構造の側断面図である。 第2実施形態の第2パネル取り付け金具を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図1-図9A、Bを参照して説明する。
本実施形態は、建物の基礎に対し壁パネルを取り付けるためのパネル取り付け金具であって、基礎の側面に取り付けられる基礎取り付け部と、基礎取り付け部よりも上方位置に設けられ、壁パネルの表面又は裏面に組み付けられるパネル組み付け部と、基礎取り付け部及びパネル組み付け部の上下方向の間の位置に設けられ、基礎の上面と壁パネルの底面の間に介在し、壁パネルを支持するパネル支持部と、を有していることを主な特徴とするパネル取り付け金具の発明に関するものである。
また、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法の発明に関するものである。
本実施形態のパネル取り付け構造は、図1、図2に示すように、建物Bの基礎B1に対し壁パネルB5(界壁パネル)をかさ上げした状態で取り付ける建物の納まり構造である。
パネル取り付け構造では、建物Bの土台となる鉄筋コンクリート製の基礎B1と、基礎B1の上面に埋設されたアンカーボルトB2と、基礎B1の上面にアンカーボルトB2によって連結されるベースプレートB3と、ベースプレートB3上に固定され、建物Bの上部構造物を支持する鋼製の柱B4と、基礎B1の上面に取り付けられる複数の壁パネルB5と、を備えている。
そして、複数の壁パネルB5は、基礎B1の上面にパネル取り付け金具1によってかさ上げされた状態でそれぞれ取り付けられている。
なお、壁パネルB5をかさ上げすることで、例えば地震が生じた際にロッキング変形させて壁パネルB5の損傷を抑制することができる。
基礎B1は、基礎B1の側面に形成され、パネル取り付け金具1を取り付けるための取り付け穴B1aを有している。具体的には、取り付け穴B1aは、基礎B1の側面に埋設されたインサートナットである。
壁パネルB5は、耐火性を有するセメント系パネルであって、例えば、気泡コンクリートパネル(ALCパネル)である。
壁パネルB5は、壁パネルB5の表面に形成され、パネル取り付け金具1を組み付けるための組み付け穴B5aを有している。具体的には、組み付け穴B5aは、壁パネルB5の内部に埋め込まれた組み付けアンカー(タテパイプ)であって、当該組み付けアンカーの組み付け穴が壁パネルB5の表面に露出している。
パネル取り付け金具1は、図1-図3に示すように、基礎B1と壁パネルB5の上下方向の間に介在し、基礎B1に壁パネルB5を取り付ける際に用いられる屈曲形状を有する接合金具である。
パネル取り付け金具1は、具体的な形状として、基礎B1の側面に当接し、当該側面に沿って上下方向に延びている第1壁部2と、壁パネルB5の表面に当接し、当該表面に沿って上下方向に延びている第2壁部3と、基礎B1の上面と壁パネルB5の底面とに当接し、基礎B1の上面に沿って水平方向に延びており、第1壁部2及び第2壁部3を連結している第3壁部4と、を有している。
第2壁部3は、壁パネルB5の厚み方向において第1壁部2よりも外側に張り出すように配置されている。
第3壁部4は、厳密には、第1壁部2及び第2壁部3を連結し、水平方向に延びている連結壁部4aと、連結壁部4aの上面に設けられ、第2壁部3の内側面から第1壁部2側(基礎B1側)に突出して延びている突出壁部4bと、を有している。
突出壁部4bは、パネル取り付け金具1の幅方向の中央部に配置されており、第1壁部2及び第2壁部3よりも幅狭となるように形成されている。
パネル取り付け金具1は、具体的な機能として、第1壁部2に形成され、基礎B1の側面(取り付け穴B1a)に取り付けられる基礎取り付け部10と、第2壁部3に形成され、壁パネルB5の表面(組み付け穴B5a)に組み付けられるパネル組み付け部20と、第3壁部4(突出壁部4b)に形成され、壁パネルB5を支持するパネル支持部30と、を有している。
基礎取り付け部10は、基礎B1の側面(取り付け穴B1a)に取り付けボルト11によって取り付けられる取り付け穴であって、具体的には、上下方向に沿って延びている長穴である。
パネル組み付け部20は、壁パネルB5の表面(組み付け穴B5a)に組み付けボルト21によって組み付けられる組み付け穴であって、具体的には、パネル取り付け金具1の幅方向に沿って延びている長穴である。
パネル支持部30は、第3壁部4(突出壁部4b)のパネル支持面であって、略平面状に形成されている。
上記構成により、基礎に対する壁パネルの取り付け構造において、施工性の向上、作業コストや部材コストの低減を図ることが可能なパネル取り付け金具を実現できる。
特に、従来例と比較して取り付け金具の部品数を1点とし、溶接作業を不要とすることが可能となる。
<パネル取り付け方法>
次に、パネル取り付け金具を用いたパネル取り付け方法について説明する。
まずは、図4に示すように、作業者が、基礎B1に対しパネル取り付け金具1を取り付ける「第1の工程」(ステップS1)から始まる。
当該工程では、基礎B1の側面にパネル取り付け金具1の基礎取り付け部10を当接させて、取り付けボルト11を用いて取り付けることとする。
その後、作業者が、基礎B1の上面に対し壁パネルB5を建て込み、当該壁パネルB5を所定位置に配置する「第2の工程」を行う(ステップS2)。
当該工程では、基礎B1の上面と壁パネルB5の底面の間にパネル取り付け金具1のパネル支持部30を介在させることとする。
その後、作業者が、壁パネルB5に対しパネル取り付け金具1を取り付ける「第3の工程」を行う(ステップS3)。
当該工程では、壁パネルB5の表面にパネル取り付け金具1のパネル組み付け部20を当接させて、組み付けボルト21を用いて取り付けることとする。
上記方法であれば、施工性の向上、作業コストや部材コストの低減を図ることが可能なパネル取り付け方法を実現することができる。
なお、上記パネル取り付け方法では、「第1の工程」と、「第2の工程」と、「第3の工程」とを上記のステップで必ずしも行わなくても良い。
例えば、「第3の工程」、「第2の工程」、「第1の工程」の順番で行っても良い。すなわち、壁パネルB5の表面にパネル取り付け金具1を最初に取り付けておき、最後に基礎B1の側面に対しパネル取り付け金具1を取り付けることとしても良い。
<パネル取り付け金具の別実施形態>
次に、パネル取り付け金具の第2-第4実施形態について、図5A、B-図7A、Bに基づいて説明する。
なお、上述したパネル取り付け金具と重複する内容は説明を省略する。
第2実施形態のパネル取り付け金具101は、図5A、Bに示すように、具体的な形状として、基礎B1の側面に当接し、当該側面に沿って上下方向に延びている第1壁部102と、壁パネルB5の表面に当接し、当該表面に沿って上下方向に延びている第2壁部103と、基礎B1の上面と壁パネルB5の底面とに当接し、基礎B1の上面に沿って水平方向に延びており、第1壁部102及び第2壁部103を連結している第3壁部104と、を有している。
第3壁部104は、厳密には、第1壁部102及び第2壁部103を連結し、水平方向に延びている連結壁部104aと、連結壁部104aの延出端部から基礎B1の上面に沿ってさらに突出するように延びている突出壁部104bと、を有している。
突出壁部104bは、第2壁部103よりも基礎B1の幅方向の中央側に配置されており、基礎B1及び壁パネルB5の間に介在している。
パネル取り付け金具101は、具体的な機能として、基礎取り付け部110と、パネル組み付け部120と、第3壁部104(突出壁部104b)に形成されるパネル支持部130と、を有している。
基礎取り付け部110は、パネル取り付け金具1の幅方向に延びている長穴であって、パネル組み付け部120は、上下方向に延びている切り欠き穴である。
第3実施形態のパネル取り付け金具201は、図6A、Bに示すように、具体的な形状として、基礎B1の側面に当接し、当該側面に沿って上下方向に延びている第1壁部202と、壁パネルB5の表面に当接し、当該表面に沿って上下方向に延びており、第1壁部202から連続している第2壁部203と、第1壁部202及び第2壁部203の連結部分から基礎B1の上面に沿って水平方向に延びている第3壁部204と、を有している。
また、パネル取り付け金具201は、基礎取り付け部210と、パネル組み付け部220と、第3壁部204に形成されるパネル支持部230と、を有している。
基礎取り付け部210は、円形状の穴であって、パネル組み付け部220は、上下方向に延びている切り欠き穴である。
第4実施形態のパネル取り付け金具301は、図7A、Bに示すように、具体的な形状として、基礎B1の側面に当接し、当該側面に沿って上下方向に延びている第1壁部302と、壁パネルB5の裏面に当接し、当該裏面に沿って上下方向に延びている第2壁部303と、基礎B1の上面と壁パネルB5の底面とに当接し、基礎B1の上面に沿って水平方向に延びており、第1壁部302及び第2壁部303を連結している第3壁部304と、を有している。
また、パネル取り付け金具301は、基礎取り付け部310と、パネル組み付け部320と、パネル支持部330と、を有している。
基礎取り付け部310は、複数の円形状の穴であって、パネル組み付け部320は、上下方向に延びている切り欠き穴である。
<第2パネル取り付け金具>
次に、建物Bの梁B6に対し壁パネルB5を取り付けるための第2パネル取り付け金具について、図8A、B-図9A、Bに基づいて説明する。
第2パネル取り付け金具50は、図8A、Bに示すように、屈曲形状を有する接合金具であって、具体的な形状として、梁B6の底面に当接し、当該底面に沿って水平方向に延びている第1壁部51と、壁パネルB5の裏面に当接し、当該裏面に沿って上下方向に延びており、第1壁部51から連続している第2壁部52と、第1壁部51及び第2壁部52の連結部分から上方に突出しており、梁B6の側面に当接している突出壁部53と、を有している。
また、第2パネル取り付け金具50は、具体的な機能として、梁B6に設けられた梁連結部材B7の底面に設けられた取り付け穴B7aに取り付けられる梁取り付け部60と、壁パネルB5の裏面に設けられた組み付け穴B5bに組み付けられるパネル組み付け部70と、を有している。
突出壁部53は、壁パネルB5の裏面と梁B6の側面とに当接しているパネル支持部に相当し、第2パネル取り付け金具50の回転を防止する機能を果たす。
なお、図8Aの代替案として図8Cに示すように、第2パネル取り付け金具50が梁B6に直接取り付けられても良い。すなわち、梁取り付け部60が、梁B6の底面に設けられた取り付け穴B6aに取り付けられても良い。
第2実施形態の第2パネル取り付け金具150は、図9A、Bに示すように、具体的な形状として、梁B6の底面に当接し、当該底面に沿って水平方向に延びている第1壁部151と、壁パネルB5の裏面に当接し、当該裏面に沿って上下方向に延びており、第1壁部151から連続している第2壁部152と、第1壁部151の先端部から上方に突出しており、前記梁の側面に当接している突出壁部153と、を有している。
また、第2パネル取り付け金具150は、梁B6の底面に設けられた取り付け穴B6aに取り付けられる梁取り付け部160と、パネル組み付け部170と、を有している。
突出壁部153は、第1壁部151の上面に取り付けられ、梁B6の側面に当接する当接プレートであって、梁支持部に相当する。
上記別実施形態であっても、施工性の向上、作業コストや部材コストの低減を図ることが可能なパネル取り付け金具(第2パネル取り付け金具)を実現できる。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、図1、図2に示すように、壁パネルB5が「界壁パネル」として説明されているが、特に「界壁パネル」に限定されることなく広く適用可能である。
例えば、壁パネルが、「外壁パネル」や、界壁パネル以外の「内壁パネル」等であっても良い。
上記実施形態では、図2に示すように、基礎取り付け部10(パネル組み付け部20)が、取り付けボルト11(組み付けボルト21)によって組み付けられているが、ボルト締結以外の取り付け手段(組み付け手段)であっても良い。
例えば、係合凸部(嵌合凸部)と係合凹部(嵌合凹部)等の取り付け手段によって取り付けられていても良い。
上記実施形態では、主として本発明に係るパネル取り付け金具、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法に関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
B 建物
B1 基礎
B1a 取り付け穴(被取り付け部)
B2 アンカーボルト
B3 ベースプレート
B4 柱
B5 壁パネル(界壁パネル)
B5a、B5b 組み付け穴(被組み付け穴)
B6 梁
B6a 取り付け穴(被取り付け部)
B7 梁連結部材
B7a 取り付け穴(被取り付け部)
1、101、201、301、401 パネル取り付け金具
2、102、202、302、402 第1壁部
3、103、203、303、403 第2壁部
4、104、204、304、404 第3壁部
4a、104a 連結壁部
4b、104b 突出壁部
10、110、210、310 基礎取り付け部
11 取り付けボルト(取り付け部材)
20、120、220、320 パネル組み付け部
21 組み付けボルト(組み付け部材)
30、130、230、330 パネル支持部
50、150 第2パネル取り付け金具
51、151 第1壁部
52、152 第2壁部
53、153 突出壁部
60、160 梁取り付け部
70、170 パネル組み付け部

Claims (7)

  1. 建物の基礎に対し壁パネルを取り付けるためのパネル取り付け金具であって、
    前記基礎の側面に設けられた被取り付け部に取り付けられる基礎取り付け部と、
    前記基礎取り付け部よりも上方位置に設けられ、前記壁パネルの表面又は裏面に設けられた被組み付け部に組み付けられるパネル組み付け部と、
    前記基礎取り付け部及び前記パネル組み付け部の上下方向の間の位置に設けられ、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面の間に介在し、前記壁パネルを支持するパネル支持部と、を有していることを特徴とするパネル取り付け金具。
  2. 前記壁パネルは、気泡コンクリートパネル(ALCパネル)であって、
    前記基礎取り付け部は、前記被取り付け部に対して取り付け部材によって取り付けられ、
    前記パネル組み付け部は、前記被組み付け部に対して組み付け部材によって組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載のパネル取り付け金具。
  3. 前記パネル取り付け金具は、
    前記基礎の側面に当接し、前記側面に沿って上下方向に延びている第1壁部と、
    前記壁パネルの表面又は裏面に当接し、前記表面又は裏面に沿って上下方向に延びている第2壁部と、
    前記基礎の上面と前記壁パネルの底面とに当接し、前記基礎の上面に沿って水平方向に延びており、前記第1壁部及び前記第2壁部を連結している第3壁部と、を有し、
    前記基礎取り付け部は、前記第1壁部に形成され、
    前記パネル組み付け部は、前記第2壁部に形成され、
    前記パネル支持部は、前記第3壁部に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル取り付け金具。
  4. 前記パネル取り付け金具は、
    前記基礎の側面に当接し、前記側面に沿って上下方向に延びている第1壁部と、
    前記壁パネルの表面に当接し、前記表面に沿って上下方向に延びており、前記第1壁部から連続しているか、又は前記第1壁部から連結壁部を介して連続している第2壁部と、
    前記第1壁部及び前記第2壁部の連結部分から前記基礎の上面に沿って水平方向に延びているか、又は前記連結壁部から前記基礎の上面に沿って水平方向に延びており、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面とに当接している第3壁部と、を有し、
    前記基礎取り付け部は、前記第1壁部に形成され、
    前記パネル組み付け部は、前記第2壁部に形成され、
    前記パネル支持部は、前記第3壁部に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル取り付け金具。
  5. 前記基礎取り付け部は、前記基礎の側面に設けられた被取り付け穴に取り付けボルトによって取り付けられる取り付け穴であって、
    前記パネル組み付け部は、前記壁パネルの表面又は裏面に設けられた被組み付け穴に組み付けボルトによって組み付けられる組み付け穴であって、
    前記取り付け穴は、前記第1壁部の延出方向又は延出方向とは直交する方向に沿って長尺に延びている長穴又は切り欠き穴であって、
    前記組み付け穴は、前記取り付け穴の長尺方向とは直交する方向に長尺に延びている長穴又は切り欠き穴であることを特徴とする請求項3又は4に記載のパネル取り付け金具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のパネル取り付け金具と、
    前記建物の梁に対し前記壁パネルを固定するための第2パネル取り付け金具と、を備えたパネル取り付け構造であって、
    前記第2パネル取り付け金具は、
    前記梁の底面に当接し、前記底面に沿って水平方向に延びている第1壁部と、
    前記壁パネルの裏面に当接し、前記裏面に沿って上下方向に延びており、前記第1壁部から連続している第2壁部と、
    前記第1壁部及び前記第2壁部の連結部分から上方に突出しているか、又は前記第1壁部の先端部から上方に突出しており、前記梁の側面に当接している突出壁部と、を有し、
    前記第1壁部は、前記梁の底面に設けられるか、又は前記梁に設けられた梁連結部材の底面に設けられた被取り付け部に取り付けられる梁取り付け部を有し、
    前記第2壁部は、前記壁パネルの裏面に設けられた被組み付け部に組み付けられるパネル組み付け部を有していることを特徴とするパネル取り付け構造。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のパネル取り付け金具を用いたパネル取り付け方法であって、
    前記基礎に対し前記パネル取り付け金具を取り付ける第1の工程と、
    前記基礎の上面に対し前記壁パネルを配置する第2の工程と、
    前記壁パネルに対し前記パネル取り付け金具を取り付ける第3の工程と、を含み、
    前記第1の工程では、前記基礎の側面に前記パネル取り付け金具の基礎取り付け部を取り付けることとし、
    前記第2の工程では、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面の間に前記パネル取り付け金具の前記パネル支持部を介在させることとし、
    前記第3の工程では、前記壁パネルの表面又は裏面に前記パネル取り付け金具のパネル組み付け部を組み付けることを特徴とするパネル取り付け方法。
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