JP2023079482A - ドア枠の固定構造 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023079482000001
【課題】
現場での溶接作業を伴わず、RC造やALC造へ対応可能なドア枠の固定構造を提供する。
【解決手段】
ドア枠と、開口部を形成する躯体と、の固定構造であって、ドア枠の背面には、見付方向に延びる少なくとも1つの第1突片31を備えた第1連結部材3が設けてあり、躯体には、対向状の一対の見付片42、43を備えた第2連結部材4が設けてあり、第1連結部材3の突片31と、第2連結部材4の一対の見付片42、43のいずれか一方の見付片42が当接した状態で螺子S1で固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドア枠の固定構造に関するものである。
一般に、ドア枠は、現場において、建物躯体側の構造体に固定されることで、ドアによって開閉される開口部を形成する。また、ドア枠は、当該ドア枠の背面に設けた要素(アンカーと称する場合がある)を建物躯体側の構造体に溶接することで固定される場合が多い(特許文献1)。
しかしながら、ドア枠を溶接によって固定するやり方は、火気作業ができない現場で採用することができず、また、溶接作業には熟練の技術が必要となるため、施工技術者の確保も問題となる。したがって、ドア枠を、溶接作業を用いずに、建物躯体側の構造体に固定したいというニーズがある。
近年、建築現場では溶接による火災事故の防止や、施工効率の向上を目的としていわゆる「火無し工法」による建具取り付けが増えている。火無し工法としては幾つかの工法が提案され(特許文献2)、また、確立されているが、その殆どがLGS(軽量鉄骨)造のみの対応となっており、RC造やALC造へ対応可能な工法が要望されいた。
特開2012-87529 特開2021-134587
本発明は、現場での溶接作業を伴わず、RC造やALC造へ対応可能なドア枠の固定構造を提供することを目的とする。
本発明が採用した技術手段は、
ドア枠と、開口部を形成する躯体と、の固定構造であって、
前記ドア枠の背面には、見付方向に延びる少なくとも1つの突片を備えた第1連結部材が設けてあり、
躯体には、対向状の一対の見付片を備えた第2連結部材が設けてあり、
前記第1連結部材の前記突片と、前記第2連結部材の前記一対の見付片のいずれかが当接した状態で螺子で固定されている、
ドア枠の固定構造、である。
1つの態様では、前記一対の見付片の間に、前記突片が位置している。
1つの態様では、前記第1連結部材は、対向状の一対の突片を備えており、
前記一対の突片は、前記一対の見付面の間に位置している。
1つの態様では、前記第2連結部材は、第1部分と、前記第1部分に対して垂直方向に延びる第2部分と、を備え、
前記第2連結部材は、前記第2部分を前記躯体に当接させた状態でボルトにより固定されており、
前記第1部分の前記第2部分から離間した側には前記見付片が立ち上がり状に形成されており、正面視において、前記躯体と前記見付片の間の空間に、前記ボルトの頭部が露出している。
1つの態様では、前記第2部分は、前記第1部分に対して前記見付片と同じ側に立ち上がり状に形成されており、正面視において、前記第2部分と前記見付片の間の空間に、前記ボルトの頭部が露出している。
1つの態様では、前記第2部分には、見込方向に延びる長孔が形成されており、前記第2連結部材は、前記長孔を挿通して前記躯体に固定されるボルトにより固定されており、
前記第2連結部材は、前記ボルトを緩めた状態で、前記長孔を介して見込方向に移動可能であり、また、前記ボルトの軸を中心として傾動可能である。
1つの態様では、第2連結部材は、前記ボルトの軸を中心として回転可能である。
本発明が採用した他の技術手段は、
ドア枠と、開口部を形成する躯体と、の固定構造であって、
前記ドア枠の背面には、見付方向に延びる対向状の一対の突片を備えた第1連結部材が設けてあり、
躯体には、少なくとも1つの見付片を備えた第2連結部材が設けてあり、
前記第1連結部材の前記一対の突片のいずれか一方と、前記第2連結部材の前記見付片が当接した状態で螺子で固定されている、
ドア枠の固定構造、である。
1つの態様では、前記一対の突片の間に、前記見付片が位置している。
本発明に係るドア枠の固定構造は、現場での溶接作業を伴わず、RC造やALC造へ対応可能である。
本発明に係るドア枠の固定構造では、第1連結部材の突片と第2連結部材の見付片を当接させて螺子で連結する際に、対向状の一対の見付片間に突片を位置させ、あるいは、対向状の一対の突片間に見付片を位置させることで、ドア枠の前後方向の倒れを防止しつつ、ドア枠の位置調整や固定作業を行うことが可能であり、現場における作業性が良好である。後述する実施形態では、躯体に設けた第2連結部材の第1見付片と第2見付片の間の空間に、ドア枠の背面側に設けた第1連結部材の対向状の一対の突片を受け入れた状態で仮保持可能である。
建物開口部に取り付けられたドア枠の正面図であり、仕上げ壁が省略されている。 図1の部分拡大図である。 連結手段を用いた縦枠と躯体の固定構造を示す図であり、上図は下図のA矢視断面図である。 連結手段を用いた上枠と躯体の固定構造を示す図である。 第2連結手段の回転態様を説明する図であり、上下3つの図の最下位の図は図3下図のB矢視方向から見た図である。 第1連結部材を示す図である。 第2連結部材を示す図である。
[A]躯体に取り付けられたドア枠を備えたドア装置の全体構成
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、建物開口部に取り付けられたドア装置の正面図であって、仕上壁は省略されており、いわば、仕上壁が施工される前の状態を示している。本実施形態に係るドア枠は、上枠1と、左右の縦枠2と、からなる三方枠であり、三方枠であるドア枠と床面FLで囲まれた空間が建物開口部となっており、扉体Dによって当該建物開口部がヒンジHを介して開閉されるようになっている。図示の態様のドア枠は、開き戸用であるが、ドアの種類は限定されない。
三方枠であるドア枠は、工場において、左右の金属製(例えば、スチール製)の縦枠2の上端を金属製(例えば、スチール製)の上枠1の長さ方向両端にそれぞれ固定(溶接、螺子止め等)することで組み立てられる。1つの態様では、ドア枠は工場で組み立てられて、現場に搬入され、躯体側の構造体に固定されるが、現場でドア枠をネジ等で組み立ててもよい。なお、三方枠のドア枠は例示であって、ドア枠は下枠(沓摺)を備えた四周枠であってもよい。
本実施形態では、躯体側の構造体はRC構造であり、左右の側壁W1及び上壁W2から三方の躯体面が形成されている。図1、図2に示すように、上枠1と左右の縦枠2からなるドア枠は、第1連結部材3と第2連結部材4とからなる連結手段5によって躯体(左右の側壁W1及び上壁W2)に取り付けられている。
[B]ドア枠の構成
[B-1]縦枠
ドア枠の構成について、主として縦枠2の構成に基づいて説明する。左右の縦枠2は、高さ方向(垂直方向)に延びる長尺部材であって、図3に示すように、第1側の第1見付面20と、第2側の第2見付面21と、を備え、第2見付面21の見付幅は第1見付面20の見付幅よりも大きい。縦枠2は、さらに、第1見付面20の内側(開口部側)端から第2側に延びる第1見込面22と、第2見付面21の内側(開口部側)端から第1側に延びる第2見込面23と、第1見込面22と第2見込面23とを接続する中間見付面24と、を備えており、第1見込面22、第2見込面23、中間見付面24は、開口部に面している。
縦枠2の第1見付面20には、第1見付面20の外側(開口部から遠い側)端から見込方向に延びる第1外側見込辺25が一体形成されており、第2見付面21には、第2見付面21の外側(開口部から遠い側)端から見込方向に延びる第2外側見込辺26が一体形成されている。縦枠2において、第1外側見込辺25と第2外側見込辺26は、見込方向に延びる同一仮想面上に位置しており、第1外側見込辺25の先端と第2外側見込辺26の先端は離間している。縦枠2の形状(特に、開口部に面する部位の形状)は図示の態様に限定されない。
[B-2]上枠
本実施形態に係る上枠1は縦枠2と同じ断面形状を備えており、図4に示すように、縦枠2を90度回転させた姿勢となっている。図4に示すように、上枠1は、第1側の第1見付面10と、第1見付面10よりも幅広の第2側の第2見付面11と、第1見付面10の内側(開口部側)端ないし下端から第2側に延びる第1見込面(第1下面)12と、第2見付面11の内側(開口部側)端ないし下端から第1側に延びる第2見込面(第1下面)13と、第1見込面12と第2見込面13とを接続する中間見付面14と、第1見付面10の外側(開口部から遠い側)端ないし上端から見込方向に延びる第1外側見込辺(第1上辺)15と、第2見付面11の外側(開口部から遠い側)端ないし上端から見込方向に延びる第2外側見込辺(第2上辺)16と、を備えている。上枠1において、第1外側見込辺(第1上辺)15と第2外側見込辺(第2上辺)16は、見込方向(水平)に延びる同一仮想面上に位置しており、第1外側見込辺15の先端と第2外側見込辺16の先端は離間している。上枠1の形状(特に、開口部に面する部位の形状)は図示の態様に限定されない。
[C]連結手段
本実施形態において、ドア枠を躯体に固定するための連結手段5は、ドア枠に設けた第1連結部材3と、躯体に設けた第2連結部材4と、からなる。躯体に固定された第2連結部材4に対して、ドア枠の背面側(開口部と反対側)に設けた第1連結部材3を連結することで、躯体にドア枠を取り付けるようになっている。
[C-1]第1連結部材
図6に示すように、第1連結部材3は、長方形ないし帯状の板状要素30と、板状要素30の面部に立ち上がり状に設けた対向状の一対の板状の突片、すなわち、第1突片31と第2突片32と、からなる。1つの態様では、第1突片31、第2突片32は基端を板状要素30の面部に溶接(溶接は例示であって、ビス止めしてもよい)することで板状要素30と一体化されている。本実施形態では、第1突片31と第2突片32は、第1突片31と第2突片32の間の中央が板状要素30の長さの中央に位置するように設けられている。
第1連結部材3の長さ寸法、すなわち、板状要素30の長さ寸法は、上枠1の第1外側見込辺15の先端と第2外側見込辺16の先端間の距離、及び、第1外側見込辺25の先端と第2外側見込辺26の先端間の距離よりも大きい。第1連結部材3は、板状要素30の長さ方向端部が、それぞれ、ドア枠の第1外側見込辺15、25、第2外側見込辺16、26に重なるように当接して状態で固定(溶接、螺子止等)されており、第1連結部材3は、ドア枠の第1外側見込辺15、25、第2外側見込辺16、26間に架け渡すように設けられる。第1連結部材3は、ドア枠(上枠1、縦枠2)の補強部材としても機能する。第1連結部材3は工場においてドア枠(上枠1、縦枠2)に取り付けられ、ドア枠は第1連結部材3が固定された状態で現場に搬入される。
第1連結部材3は、上枠1の長さ方向(開口幅方向)に間隔を存して複数設けられ、また、縦枠2の長さ方向(高さ方向)に間隔を存して複数設けられる(図1、図2参照)。第1連結部材3が縦枠2に固定された姿勢では、板状要素30が垂直姿勢にあり(図3)、第1連結部材3が上枠1に固定された姿勢では、板状要素30が水平姿勢にある(図4)。いずれの姿勢においても、第1連結部材3の一対の突片31、32は見付方向に延びている。
[C-2]第2連結部材
図7に示すように、第2連結部材4は、板状の第1部分40と、第1部分40に対して垂直方向に延びる板状の第2部分41と、から側面視L形状を備えた本体と、第1部分40の先端側半部の幅方向両端から立ち上がる一対の板状の見付片、すなわち、第1見付片42と第2見付片43とからなる。第2連結部材4の第2部分41には、幅方向に延びる長孔410が形成されている。
第2連結部材4は、第2部分41を躯体面(側壁W1、上壁W2)に当接させた状態で躯体に固定されている。本実施形態に係る第2連結部材4の固定手段は、アンカーボルト6であり、アンカーボルト6は、躯体に固定されたアンカーナット60に対して締結可能であり、軸部61と頭部62を備えている。第2連結部材4の第2部分41の長孔410にアンカーボルト6の軸部61を挿入して頭部62を回転させてアンカーボルト6を締めることで第2部分41を躯体面に押し当てて躯体に固定するようになっている。頭部62を回転させてアンカーボルト6を緩めた状態において、第2部分41はアンカーボルト6の軸部61に対して長孔410を介して見込方向に移動可能であり、かつ、回転可能である(図5参照)。なお、本実施形態に係る第2連結部材4の固定手段であるアンカーボルトは、躯体に固定されたアンカーと、アンカーと一体化されており、躯体面から突出する軸部に対して締緩可能なナット(アンカーボルト6の頭部62に相当する役割がある)とから構成し、第2連結部材4の第2部分41の長孔410にアンカーボルトの軸部を挿入して、長孔410から突出する軸部に対してナットを締めることで第2部分41を躯体面に押し当てて躯体に固定するようにしてもよい。
複数の第2連結部材4が、ドア枠の背面側の周囲に亘って間隔を存して設けた複数の第1連結部材3のそれぞれに対応するように、左右の側壁W1、上壁W2に亘って固定されている(図1、図2参照)。第2連結部材4が側壁W1に固定された姿勢では、第1部分40が水平姿勢、第2部分41が垂直姿勢にあり(図3)、第2連結部材4が上壁W2に固定された姿勢では、第1部分40が垂直姿勢、第2部分41が水平姿勢にある(図4)。いずれの姿勢においても、第1部分40から垂直に延びる一対の見付片42、43は見付方向に延びており、第2部分41に形成された長孔410は見込方向に延びている。
[C-3]第1連結部材と第2連結部材の連結
図3、図4に示すように、第2連結部材4の第1見付片42と第2見付片43との間の間隔は、第1連結部材3の対向状の一対の突片(第1突片31と第2突片32)の外面間の寸法(一対の突片の見込寸法)よりも大きく、ドア枠を躯体に取り付ける際に、第2連結部材4の第1見付片42と第2見付片43の間に、ドア枠の背面側に設けた一対の突片(第1突片31と第2突片32)を受け入れて仮保持することができるようになっている。
第1連結部材3と第2連結部材4は、第2連結部材4の第1見付片42と第2見付片43の間に、ドア枠の背面側に設けた一対の突片(第1突片31と第2突片32)を受け入れた状態でドア枠の位置調整(見付方向X、見込方向Y、高さ方向Z)を行った後に、第1突片31と第1見付片42を重ねるように当接させ、あるいは、第2突片32と第2見付片43を重ねるように当接させて、螺子S1で連結するようになっている。
本実施形態では、第1連結部材3の一対の突片(第1突片31、第2突片32)の見込寸法と、第2連結部材4の一対の見付片(第1見付片42、第2見付片43)間の間隔とのクリアランスは、第2連結部材4の第1見付片42と第2見付片43の間に、ドア枠の背面側に設けた一対の突片(第1突片31と第2突片32)を受け入れた状態において、第1連結部材3に対して、第2連結部材4が回転可能なように設定されている。
[D]ドア枠と躯体との固定構造
本実施形態に係るドア枠と躯体との固定構造において、ドア枠の背面には、見付方向に延びる対向状の一対の突片31、32を備えた第1連結部材3が設けてあり、躯体には、対向状の一対の見付片42、43を備えた第2連結部材4がアンカーボルト6によって設けてあり、第1連結部材3の一対の突片31、32の一方の突片(図示の態様では、第1突片31)と、第2連結部材4の一対の見付片42、43の一方の見付片(図示の態様では、第1見付片42)が当接した状態で螺子S1で固定されている。
[E]ドア枠と躯体との固定方法
上枠1と左右の縦枠2とからなる三方枠であるドア枠は、工場において組み立てられ、さらに、工場において、ドア枠の背面側(三方枠で囲まれる側と反対側)に複数の第1連結部材3を固定した状態で、現場に搬入される。なお、ドア枠を現場で組み立ててもよい。
現場において、左右の側壁W1、上壁W2の所定部位に複数の第2連結部材4を位置決めして、アンカーボルト6を用いて固定する。アンカーボルト6の頭部62は、第1側、第2側のいずれの側からも露出しており、第2連結部材4を躯体にアンカーボルト6で固定した状態において、第1側あるいは第2側から頭部62を回転させることで、アンカーボルト6を緩めたり締めたりすることが可能となっている。
現場に搬入されたドア枠の背面側に設けた各第1連結部材3の一対の突片(第1突片31、第2突片32)を、躯体に設けた複数の第2連結部材4の一対の見付片(第1見付片42、第2見付片43)間に受け入れるように位置させる。この時、第2連結部材4を正規の固定姿勢から回転させて仮固定しておき、ドア枠を所定位置に配置した状態で、アンカーボルト6の頭部62を回転させてアンカーボルト6を緩めて第2連結部材4を回転させて正規の固定姿勢とし、頭部62を回転させてアンカーボルト6を締めて第2連結部材4を躯体に固定してもよい(図5参照)。
ドア枠の背面側に設けた各第1連結部材3の一対の突片(第1突片31、第2突片32)を、躯体に設けた対応する各第2連結部材4の一対の見付片(第1見付片42、第2見付片43)間に受け入れた状態で仮保持することで、ドア枠の倒れを防止する。すなわち、仮保持状態において、ドア枠が第1側に倒れようとすると、ドア枠に設けた第1連結部材3の第1突片31が躯体に設けた第2連結部材4の第1見付片42の内面に当接し、ドア枠が第2側に倒れようとすると、ドア枠に設けた第1連結部材3の第2突片32が躯体に設けた第2連結部材4の第2見付片43の内面に当接することで、ドア枠の倒れを防止する。
ドア枠を仮保持した状態で、左右の縦枠2に設けた第1連結部材3の一対の突片(第1突片31、第2突片32)と左右の側壁W1に設けた第2連結部材4の一対の見付片(第1見付片42、第2見付片43)の重なり状態が維持される範囲において、ドア枠の見付方向Xの取付位置の調整が可能である。
ドア枠を仮保持した状態で、アンカーボルト6の頭部62は、第1側、第2側のいずれの側からも露出しており、頭部62を回転させることでアンカーボルト6を緩めた状態とすることで、第2連結部材4の第2部分41の長孔410の範囲内において、第2連結部材4の固定位置を見込方向Yに調整可能であり、第2連結部材4(第1見付片42、第2見付片43)の見込方向Yの固定位置を変えることで、ドア枠の見込方向Yの取付位置の調整が可能である。調整後に、頭部62を回転させてアンカーボルト6を締めることで、第2連結部材4の固定位置が決定される。
ドア枠を仮保持した状態で、アンカーボルト6の頭部62は、第1側、第2側のいずれの側からも露出しており、頭部62を回転させることでアンカーボルト6を緩めた状態とすることで、各第2連結部材4を回転させて、第2連結部材4の固定姿勢の傾きを調整することができる(図5下図の矢印方向)。例えば、ドア枠に対する板状要素30の取付位置が僅かにズレているような場合には、ドア枠に連結した第1連結部材3の一対の突片(第1突片31、第2突片32)の傾斜姿勢に合わせて、第2連結部材4を回転ないし傾動させて、第2連結部材4の見付片42、43の一方の見付片と突片31、32の一方の片を密着させることができる。アンカーボルト6の軸部61は長孔410内を挿通しているので、第2連結部材4の見込方向Yの位置調整と回転、傾斜調整を同時に行うことができる。
ドア枠を仮保持した状態で、ドア枠に設けた第1連結部材3と躯体に設けた第2連結部材4の連結位置を調整して、第2連結部材4の固定位置を決定し、第2連結部材4の一対の見付片(第1見付片42、第2見付片43)の一方の見付片と、第1連結部材3の一対の突片(第1突片31、第2突片32)の一方の見付片を当接させた状態で、当接状態にある見付片と突片を、第1側あるいは第2側から螺子S1で連結することで、ドア枠を躯体に固定する。
1 上枠
2 縦枠
3 第1連結部材
31 第1突片
32 第2突片
4 第2連結部材
40 第1部分
41 第2部分
410 長孔
42 第1見付片
43 第2見付片
5 連結手段
6 アンカーボルト(ボルト)
62 ボルトの頭部
S1 螺子
W1 側壁(躯体)
W2 上壁(躯体)

Claims (7)

  1. ドア枠と、開口部を形成する躯体と、の固定構造であって、
    前記ドア枠の背面には、見付方向に延びる少なくとも1つの突片を備えた第1連結部材が設けてあり、
    躯体には、対向状の一対の見付片を備えた第2連結部材が設けてあり、
    前記第1連結部材の前記突片と、前記第2連結部材の前記一対の見付片のいずれかが当接した状態で螺子で固定されている、
    ドア枠の固定構造。
  2. 前記一対の見付片の間に、前記突片が位置している、
    請求項1に記載のドア枠の固定構造。
  3. 前記第1連結部材は、対向状の一対の突片を備えており、
    前記一対の突片は、前記一対の見付面の間に位置している、
    請求項1、2いずれか1項に記載のドア枠の固定構造。
  4. 前記第2連結部材は、第1部分と、前記第1部分に対して垂直方向に延びる第2部分と、を備え、
    前記第2連結部材は、前記第2部分を前記躯体に当接させた状態でボルトにより固定されており、
    前記第1部分の前記第2部分から離間した側には前記見付片が立ち上がり状に形成されており、正面視において、前記躯体と前記見付片の間の空間に、前記ボルトの頭部が露出している、
    請求項1~3いずれか1項に記載のドア枠の固定構造。
  5. 前記第2部分には、見込方向に延びる長孔が形成されており、前記第2連結部材は、前記長孔を挿通して前記躯体に固定されるボルトにより固定されており、
    前記第2連結部材は、前記ボルトを緩めた状態で、前記長孔を介して見込方向に移動可能であり、また、前記ボルトの軸を中心として傾動可能である、
    請求項4に記載のドア枠の固定構造。
  6. ドア枠と、開口部を形成する躯体と、の固定構造であって、
    前記ドア枠の背面には、見付方向に延びる対向状の一対の突片を備えた第1連結部材が設けてあり、
    躯体には、少なくとも1つの見付片を備えた第2連結部材が設けてあり、
    前記第1連結部材の前記一対の突片のいずれか一方と、前記第2連結部材の前記見付片が当接した状態で螺子で固定されている、
    ドア枠の固定構造。
  7. 前記一対の突片の間に、前記見付片が位置している、
    請求項6に記載のドア枠の固定構造。
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