JPH0323509Y2 - - Google Patents

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JPH0323509Y2
JPH0323509Y2 JP4593384U JP4593384U JPH0323509Y2 JP H0323509 Y2 JPH0323509 Y2 JP H0323509Y2 JP 4593384 U JP4593384 U JP 4593384U JP 4593384 U JP4593384 U JP 4593384U JP H0323509 Y2 JPH0323509 Y2 JP H0323509Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の後部ドアに適用されるウイ
ンドレギユレータのキヤリヤプレート案内装置に
関する。
〔従来技術〕
従来、この種のウインドレギユレータは、例え
ば実公昭55−35406号公報に記載されているよう
に、自動車の後部ドアにおいては、後輪の配置の
都合上から、ウインドガラスを収納するスペース
が小さくなるために、ウインドガラスを、非直線
的に昇降させるように構成されている。
このため、ウインドガラスを止着したキヤリヤ
プレートは、その中間部が昇降装置によつて昇降
させられる際に、左右の端部は、案内装置を介し
て、非平行で、かつ非直線の1対のガイドレール
に沿つて案内されるようになつている。
第7図は、従来のキヤリヤプレートの案内装置
の構造を示すもので、キヤリヤプレート(図示
略)の左右の端部側面に突設された枢軸aの遊端
部外周には、矩形板状の摺動子bが枢着され、ま
たその遊端面には、弾性部材cが嵌入されてい
る。これらは、内向きの鍔部を有するほぼコ字形
断面のガイドレールd内に摺動自在に挿入され、
その内壁面に摺接しながら走行するようになつて
いる。
しかし、上述した構造の案内装置では、側方に
湾曲しているガイドレールd内を、摺動子bが走
行するためには、多少の隙間が必要であるが、こ
の隙間によつて、枢軸aががたつき、その結果、
ウインドガラスの昇降が不円滑となつたり、ウイ
ンドガラスの停止時に、ウインドガラスががたつ
く等の欠点があつた。
このような欠点を除去するため、出願人は、ガ
イド部材に設けられた凸曲面を有する1対の摺動
子をもつて、ガイドレールを摺動自在に挾持する
ようにしたキヤリヤプレート案内装置につき、す
でに特許出願している(特開昭60−126479号公報
参照)。
〔考案の目的及び構成〕 本考案は、上記先願の装置において、ガイドレ
ールと摺動子との間のがたを除去して、キヤリヤ
プレートが、ガイドレールに沿つて円滑に摺動す
るようにしたウインドレギユレータのキヤリヤプ
レート案内装置を提供することを目的とするもの
で、その特徴とするところは、昇降手段に連係さ
れ、かつウインドガラスの下端が止着されたキヤ
リヤプレートに部材を枢着し、該ガイド部材に
は、非直線のガイドレールを両側方より挾んで摺
動する1対の摺動子を設けてなるウインドレギユ
レータのキヤリヤプレート案内装置において、上
記摺動子の少なくとも一方の基端部を、前記ガイ
ド部材に枢着するとともに、該摺動子における前
記ガイドレールの側面に摺接する遊端部に、中央
から端部に向かうにつれて、その回転半径が大と
なる凸曲面を形成し、かつ該摺動子の一端に、前
記ガイドレールに弾性力をもつて圧接させること
により、該摺動子に自転力を付与するようにした
弾性舌片を設け、もつて、該摺動子とガイドレー
ルとの間にがたが生じた場合には、該摺動子が自
転して、そのがたをすみやかに吸収しうるように
したことにある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。
1は、自動車用後部ドアにおけるインナーパネ
ル(図示略)に取付けられた上下方向をなす基板
で、この基板1の非平行形の曲線を描く左右の縁
部には、それぞれ外方を向く逆L字形断面の立上
り壁、すなわち、ガイドレール2,3が連設され
ている。
右側のガイドレール3は、左方のガイドレール
2よりも上方に段違い状に配設されている。
これらガイドレール2,3間には、縦長の菱形
をなすキヤリヤプレート4が張り渡されるととも
に、このキヤリヤプレート4の上端部4aの下面
とガイドレール3との間に、案内装置5が取付け
れている。また、キヤリヤプレート4の下端部4
bの下面とガイドレール2との間には、案内装置
6が取付けられている。これら2つの案内装置
5,6については、後で詳細に説明する。
キヤリヤプレート4の左右側縁には、それぞれ
突片4c,4dが連設され、これら突片4c,4
dに想像線で示すウインドガラス7の下端部が止
着されている。
8は、キヤリヤプレート4の昇降手段、すなわ
ち駆動装置で、これは、インナーパネル(図示
略)に取付けられた矩形板状のフレーム9に、軸
10をもつてドラム11が枢着されており、この
ドラム11は、図示しないハンドルをもつて回転
されるようになつている。
12は、上部ワイヤで、その基端部は、前記ド
ラム11に巻取られた後、その端末をドラム11
に止着され、かつ遊端部は、下向きU字形のガイ
ド管13の中を通つた後、前記案内装置6の右側
上端部に止着されている。
14は、下部ワイヤで、その基端部は、前記ド
ラム11に逆向きに巻取られた後、その端末をド
ラム11に固着され、かつ遊端部は、左側が長い
上向きU字形のガイド管15の中を通り、その中
間部がガイドレール2に摺接した後、端末を前記
案内装置6の下端部に止着されている。
したがつて、駆動装置8をもつて、ドラム11
を正転あるいは逆転させて、ワイヤ12を巻き取
るか、あるいはワイヤ14を巻き取るようにすれ
ば、キヤリヤプレート4は、基板1に対して、上
方にあるいは下方に、非直線的な動きを伴いなが
ら、昇降させられる。
次に、案内装置5,6について説明するが、ほ
ぼ同様の構成であるから、一方の案内装置6を先
に説明する。
16は、ガイド部材で、第5図に示すように、
矩形状をなす本体16aと、この本体16aの一
辺に、段部を介して、これより若干下方に延出さ
れた突片16bと、残りの3辺に、直角方向に連
設された1対の側板16c,16c、及び若干幅
の狭い後板16dとからなり、ほぼ2方を開口し
た箱状をなしている。
本体16aは、突片16b寄りに軸孔17が穿
設され、これと対向するキヤリヤプレート4に
は、段付孔18が穿設されている。
段付軸19は、ワツシヤ20を介して、上記段
付孔18及び軸孔17に挿通された後、その下端
部がかしめられて、ガイド部材16は、キヤリヤ
プレート4に枢着されている。
21及び22は、上記ガイド部材に設けられた
左右1対の摺動子、すなわち、固定摺動子及び可
動摺動子であつて、その一方の固定摺動子21
は、ほぼ直方体状をなし、その一側面は、両端に
幅細の平面部21aを残して、中央部に、前記ガ
イドレール2の曲線部と合つた凹曲面21bが形
成されている。
また、この凹曲面21bの一側縁には、凹曲面
21bと反対側面に、長手方向に沿う溝部21c
が切設された突片21dが連設され、この突片2
1dと上記平面部21aとで、前記ガイドレール
2と摺接する摺動面を形成している。
固定摺動子21の上下の端面は、段部を介し
て、その長さが短くなつた嵌合面21eをなし、
この嵌合面21eは、前記ガイド部材16の側板
16c間に嵌合されている。また、嵌合面21e
には、U字形に開口する凹溝21fがそれぞれ切
設されている。
これら、凹溝21fと対向するガイド部材16
の側板16cには、横向きU字形をなす切欠部1
6eが切設されている。
第4図に示すように、前述した上部ワイヤ12
の遊端部が、上方の前記切欠部16eを通つた
後、その球状端末12aは、上溝21f内に収納
され、かつ係止されている。
同様に、下部ワイヤ14の遊端部が、下方の前
記切欠部16eを通つた後、その球状端末14a
は、下方の凹溝21f内に収納されかつ係止され
ている。
22は、もう一方の摺動子、すなわち正面から
見て扇形なす可動摺動子で、その基端部には、ボ
ス部22aが正面側に突設されるとともに、前記
固定動子21の凹曲面21bと対向する一側に
は、凸曲面22bが形成されている。
この凸曲面22bは、第4図に示すように、凸
曲面22bの中央の接点pを通る枢軸中心Oから
の回転半径Rと、凸曲面22bの上下の端部にお
ける接点Q,Sの曲率半径Lとは、L>Rの関係
にあるなだらかな曲線をなし、接点Q,Sの回転
中心Tは、枢軸Oに対して偏心している。
この凸曲面22bの上端部には、弾性力を有す
る弾性舌片22cが連接され、その遊端部は、こ
れと対向する固定摺動子21の凹曲面21b側に
向けて、若干傾斜した状態で延出している。
23は、鍔付きの段付軸で、その先端部23a
は、前記可動摺動子22のボス部22aの孔22
d、およびガイド部材16の軸孔24に挿通され
た後、かしめられ、このようにして、可動摺動子
22は、ガイド部材16に枢着されている。
固定摺動子21と可動摺動子22との間には、
第3図に示すように、対向する凹曲面21b及び
凸曲面22bとの間に生じた間隙と、この間隙と
連通する直角方向の間隙とからなるL字形に開口
する溝状の間隙25が形成され、この間隙25内
には、前記ガイドレール2が相対的に摺動自在に
嵌挿されている。
以上のように構成された案内装置6と、ほぼ同
様な構造をもつ案内装置5が、第6図に示すよう
に、キヤリヤプレート4の上端に設けられてい
る。
この案内装置5は、固定摺動子26の凹曲面2
6aの曲率が前記凹曲面22bと異なり、また駆
動装置8からワイヤ12,14の端末が連結され
ていないだけで、他の構成は、すべて案内装置6
と同構造なので、同符号を付して説明は省略す
る。
(実施例の作用) 駆動装置8をもつて、ドラム11を回転させ、
ワイヤ14を巻き取ると、案内装置6は、ガイド
レール2に沿つて摺動させられ、同時に案内装置
5は、ガイドレール3に沿つて摺動させられるこ
とにより、キヤリヤプレート4はほぼガイドレー
ル2,3の曲面に沿つて、適宜の回動を行ないな
がら下降し、ウインドガラス7は、ドア(図示
略)内に収納される。
ドラム11を逆転させると、上述した動作と逆
に、ウインドガラス7が上昇させられる。
このような、案内装置5,6の走行に際して、
固定摺動子21,26及び可動摺動子22と、そ
れらによつて挟持されたガイドレール2,3との
がたが生じた場合、そのがたは、可動摺動子22
の回動によつて吸収され、円滑なキヤリヤプレー
ト4の昇降動作が確保される。
(実施例の作用及び効果) 第4図に示すように、案内装置6においては、
ガイドレール2の右側面は、固定摺動子21の平
面部21aに接触し、かつ左側面は、可動摺動子
22の凸曲面22bにおける中央の接点Pに接触
している。また、弾性舌片22cが、ガイドレー
ル2に圧接されることにより、その反作用で、可
動摺動子22には、第4図における矢印C方向の
回動習性すなわち自転力が付与されている。これ
によつて、たとえ、固定摺動子21及び可動摺動
子22とガイドレール2との間にがたが生じたと
しても、可動摺動子22は矢印C方向に回動し、
ガイドレール2の左側おける接点は、中心の接点
Pから下方の接点Sとの間に移動する。即ち、回
転半径の大きい弧状面と接触することとなり、が
たが吸収される。案内装置5においても、同様な
作動をもつてがたが吸収される。
(変形例) 上記実施例においては、ガイド部材に設けられ
た1対の摺動子の内、一方を凹曲面を有する固定
摺動子とし、他方を凸曲面を有する可動摺動子と
したが、該固定摺動子は凹曲面でなく、ガイドレ
ールの形状によつては凸曲面としてもよく、さら
に、ガイド部材に対して回動し得るように支持さ
せるようにしてもよい。
また、1対の摺動子を、共に弾性舌片を備える
可動摺動子としてガイド部材に枢着させるように
構成してもよい。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案において
は、1対の摺動子をもつて、非直線のガイドレー
ルを挟んで摺動させるとともに、少なくとも一方
の摺動子には、該摺動子に自転力を付与するよう
にした弾性舌片を設けたことにより、該摺動子の
回動をもつて、摺動子とガイドレールとの間のが
たを吸収させることができる。
従つて、ガイドレールと1対の摺動子との間に
隙間が生じることはなく、ウインドガラスの昇降
を円滑に行なえ、また、ウインドガラスの停止時
に、ウインドガラスががたつくこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案をウインドレギユレータに使
用した一実施例を示す正面図、第2図は、第1図
の要部である下方の案内装置を一部切して示す拡
大正面図、第3図は、第2図のA−A線による横
断面図、第4図は、第3図のB−B線による縦断
面図、第5図は、第2図のガイド部材と摺動子の
みを取りだして示す分解斜視図、第6図は、第1
図の要部である上方の案内装置を一部切欠して示
す拡大正面図、第7図は、従来のキヤリヤプレー
ト案内装置を一部切欠して示す斜視図である。 2,3……ガイドレール、4……キヤリヤプレ
ート、5,6……案内装置、8……駆動装置、1
1……ドラム、12……上部ワイヤ、14……下
部ワイヤ、16……ガイド部材、21,26……
固定摺動子、21b,26a……凹曲面、22…
…可動摺動子、22b……凸曲面、22c……弾
性舌片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 昇降手段に連係され、かつウインドガラスの下
    端が止着されたキヤリヤプレートにガイド部材を
    枢着し、該ガイド部材には、非直線のガイドレー
    ルを両側方より挾んで摺動する1対の摺動子を設
    けてなるウインドレギユレータのキヤリヤプレー
    ト案内装置において、 上記摺動子の少なくとも一方の基端部を、前記
    ガイド部材に枢着するとともに、該摺動子におけ
    る前記ガイドレールの側面に摺接する遊端部に、
    中央から端部に向かうにつれてその回転半径が大
    となる凸曲面を形成し、かつ該摺動子の一端に、
    前記ガイドレールに弾性力をもつて圧接させるこ
    とにより、該摺動子に自転力を付与するようにし
    た弾性舌片を設けたことを特徴とするウインドレ
    ギユレータのキヤリヤプレート案内装置。
JP4593384U 1984-03-31 1984-03-31 ウインドレギユレ−タのキヤリヤプレ−ト案内装置 Granted JPS60159180U (ja)

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JPS6340079A (ja) * 1986-08-04 1988-02-20 本田技研工業株式会社 自動車のワイヤ式ウインドウレギユレ−タ

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JPS60159180U (ja) 1985-10-23

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