JPH087014Y2 - 自動車用ウインドレギュレータの駆動部構造 - Google Patents

自動車用ウインドレギュレータの駆動部構造

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JPH087014Y2
JPH087014Y2 JP1989143442U JP14344289U JPH087014Y2 JP H087014 Y2 JPH087014 Y2 JP H087014Y2 JP 1989143442 U JP1989143442 U JP 1989143442U JP 14344289 U JP14344289 U JP 14344289U JP H087014 Y2 JPH087014 Y2 JP H087014Y2
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JP
Japan
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drum
inner panel
wire
door inner
window glass
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賢二 原
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Johnan Manufacturing Co Ltd
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Johnan Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車用ウインドレギュレータの駆動部構造
に関するものである。
従来の技術 自動車のウインドレギュレータとして、窓ガラスの昇
降軌跡にほぼ沿って張設されたワイヤに窓ガラスを結合
し、該ワイヤの両端部を、ベースプレートに回転可能に
取付けたドラムに巻付固定し、該ドラムを電動モータの
正,逆転によって回転させることにより、ワイヤのいず
れか一方の端部がドラムに巻き込まれると共に他方の端
部がドラムより巻き戻されてワイヤが窓ガラス昇降軌跡
上を上下に移動し、これに結合されている窓ガラスを昇
降作動させるようにしたワイヤ・ドラム式パワウインド
レギュレータが従来より開発され(例えば特開昭59-154
278号公報参照)、実際に用いられるようになってきて
いる。
考案が解決しようとする課題 上記ワイヤ・ドラム式パワウインドレギュレータは、
窓ガラスの昇降軌跡に沿うようドアインナパネルに取付
けられ窓ガラス下縁部に固着したスライダが上下に摺動
可能に嵌装されるガイドレールの上下端部にワイヤを掛
装する上下のプーリをそれぞれ取付け該上下のプーリ間
にワイヤを掛装すると共に該ワイヤをスライダに結合し
た構造の窓ガラス案内部と、ドアインナパネルに取付け
たベースプレートに電動モータ,減速機構及び該減速機
構の出力軸にて回転駆動されるドラムを取付けると共に
上記窓ガラス案内部の上下のプーリに掛装されたワイヤ
の上方の端部及び下方の端部を該ドラムにそれぞれ巻付
固定した駆動部とにより構成される。
該駆動部は、従来は第3図に示すように、ベースプレ
ートBのドアインナパネルAに対向する側の面に電動モ
ータC及び減速機構Dを取付け、その反対側の面にドラ
ムEを取付けた構造に構成されるのが普通であり、ドア
インナパネルAに対するドラムEの取付高さHを所定の
高さ範囲内におさめようとすると、ベースプレートBと
ドアインナパネルAとの間に電動モータC及び減速機構
Dは入りきらず、一般乗用車等ではドアインナパネルA
に部分的に絞り出し部A′を形成して電動モータC及び
減速機構Dの装着スペースをつくっている。
ところが、スライドドアのようにドアインナパネルA
に車室内側に突出する絞り出し部A′を形成することが
できないものの場合は、ドアインナパネルAに対するベ
ースプレートBの高さを高くして電動モータC及び減速
機構Dが入り込めるスペースをつくらざるを得ず、この
ようにするとドラムEの取付高さHが高くなり、該ドラ
ムEから窓ガラス案内部にかけて引きまわされるワイヤ
は窓ガラスの昇降面よりドアインナパネルA側を通さな
ければならないので、該ドラムEの取付高さHが高くな
ると、ドラムEの近くでワイヤをドアインナパネルA側
に大きく屈曲させて引きまわさなければならず、ワイヤ
の作動が円滑には行われにくくなる。ドラムEの設置高
さHが高くなった分だけ窓ガラスの昇降面をドアアウタ
パネル側に寄せることにより上記のようなワイヤのドア
インナパネル側への大きな屈曲を不必要とするとドア全
体の厚さが厚くなってしまう。
本考案は上記のような従来の課題に対処することを主
目的とするものである。
課題を解決するための手段 本考案は、上記のように窓ガラスの案内部と駆動部と
からなる自動車用ワイヤ・ドラム式パワウインドレギュ
レータの駆動部を、ベースプレートのドアインナパネル
側の面にドラムを回転可能に取付け、ベースプレートの
上記とは反対側の面に該ドラムを回転駆動する電動モー
タ及び減速機構を固着した構造に構成したものである。
作用 上記により、ドアインナパネルに車室内側へ突出する
絞り出し部を設けることなく、ドアインナパネルに対す
るドラムの設置高さHを従来よりはるかに低くすること
ができ、駆動部から窓ガラス案内部に至る間ワイヤを無
理な屈曲なくドアインナパネルの極く近くに沿って引き
まわすことができ、円滑な窓ガラス昇降作動を行い得る
と共に、窓ガラスの昇降面をドアインナパネル側に寄せ
ることによりドアの厚味をより薄くすることも可能とな
る。
実施例 以下本考案の実施例を第1,2図を参照して説明する。
第1,2図において、1はベースプレートであり、該ベ
ースプレート1は、平板状をなすベース本体部11の外周
部に、先端にドアインナパネルAへの取付面12aをもっ
た所定高さの取付脚部12を複数個所折曲形成すると共
に、該ベース本体部11の中央部付近に後述する減速機構
3の出力軸部嵌挿用の穴11aがあけられ、該穴11aの周囲
のベース本体部11の下面側(ドアインナパネル側の面)
には該穴11aの周囲をほぼ囲むように有底円筒状のカバ
ー13をカシメ固着して該カバー13内にドラム4の収納部
を形成した構造に構成される。
2は電動モータ、3は該電動モータに一体的に結合固
着された減速機構(例えばウオームギヤとウオームホイ
ールとの組合せよりなる)であって、該減速機構3をベ
ースプレート1のベース本体部11の上面側(ドアアウタ
パネル側の面)に接合しボルト等により締付固定するこ
とにより、該減速機構3及び電動モータ2はベース本体
部11の上面側に取付けられる。
上記ベース本体部11の下面側に形成したドラム収納部
内には減速機構3の出力軸に固定されたドラム4が組付
けられる。
カバー13の周面には、ドラム4外周面に形成した螺旋
溝41に両端部を巻付固定したワイヤ5の引き出し用開口
部13aが形成されている。
該ワイヤ5は、図示しない窓ガラス案内部のガイドレ
ールに設けた上下のプーリに、窓ガラス昇降軌跡に沿う
よう掛装張設され、該ワイヤ5の両端部は上下のプーリ
よりアウタチューブ6に挿通ガイドされた状態でドアイ
ンナパネルAにほぼ沿って引きまわされ、その両端部を
上記ドラム4の螺旋溝41に巻付固定され、該ドラム4の
回転に伴ないワイヤ5のいずれか一方の端部がドラム4
に巻き込まれると共に他方の端部がドラム4より巻き戻
されて該ワイヤ5が窓ガラス昇降軌跡上を上下に移動
し、該ワイヤ5に結合されている窓ガラスを昇降させる
ものであり、窓ガラス案内部の構造及び機能等は従来よ
り公知のものと同じである。
上記のように、ベース本体部11のドアインナパネルA
側の面にドラムを取付けその反対側の面に電動モータ2,
減速機構3を取付けると、ドアインナパネルに車室内側
に突出する絞り出し部を形成しなくても、ドアインナパ
ネルに対するドラム4の取付高さHを充分低くできるの
で、駆動部から窓ガラス案内部に至る間ワイヤを無理な
くドアインナパネルAの極く近くで引きまわすことがで
き、窓ガラス昇降面をよりドアインナパネルA側に寄せ
ドア全体の厚味をより薄くすることが可能となる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、ワイヤ・ドラム式パワ
ウインドレギュレータにおいて、その駆動部を、ドアイ
ンナパネルに対し所定高さ位置に取付けられるベースプ
レートの該ドアインナパネル側の面にドラムを取付け、
該ベースプレートの上記とは反対側の面に電動モータと
減速機構を取付け、該減速機構の出力軸に上記ドラムを
固定した構造に構成したことにより、該ドラムに両端部
をそれぞれ巻き付け固定されたワイヤをドアインナパネ
ルの極く近くに沿わせて窓ガラス案内部まで引きまわす
ことができ、その間においてワイヤにドア厚味方向の極
端な屈曲が入ることがないので窓ガラス昇降作動の円滑
さをいささかも損なうようなことがないばかりか、ドア
インナパネルに対する窓ガラス案内部の高さ位置を低く
することができるので窓ガラス昇降面をドアインナパネ
ル側に寄せてドアの厚味を従来のものより薄くすること
も可能であり、特にドアインナパネルに車室内側に突出
する絞り出し部を設けることができないスライドドアの
ウインドレギュレータに適用した場合極めて大なる効果
をもたらし得るものである。
又従来のようにベースプレートのドアインナパネル側
の面に電動モータと減速機構を取付けた構造であると、
ベースプレートの取付脚部が電動モータ,減速機構に干
渉することがないよう配慮しなければならないのでベー
スプレートの面積が必要以上に大きくなるが、本考案の
ようにベースプレートのドアインナパネル側の面にドラ
ムを取付けた構造とすると、上記のような問題はなくな
り、ベースプレートの面積を必要最小限まで小さくする
ことができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の実施例を示すもので、第1図は駆動
部の断面図、第2図は第1図のX矢視図である。第3図
は従来の駆動部の断面図である。 1……ベースプレート、11……ベース本体部、12……取
付脚部、13……カバー、2……電動モータ、3減速機
構、4……ドラム、5……ワイヤ、6……アウタチュー
ブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスの昇降軌跡に沿うようドアインナ
    パネルに取付けられ窓ガラスの昇降を案内するガイドレ
    ールの上下端部にプーリ等のワイヤ掛装部材をそれぞれ
    取付け該上下のワイヤ掛装部材間にワイヤを掛装すると
    共に該ワイヤを窓ガラスに結合した窓ガラス案内部と、
    該ワイヤの両端を巻付固定したドラム及び該ドラムを回
    転駆動する電動モータ,減速機構をドアインナパネルに
    取付けられるベースプレートに組付けて構成した駆動部
    とからなる自動車用ワイヤ・ドラム式パワウインドレギ
    ュレータにおいて、上記駆動部を、ドアインナパネルへ
    取付けるための取付脚部をもちドアインナパネルに対し
    所定高さをもって取付けられるほぼ平板状のベースプレ
    ートのドアインナパネルに対向する側の面にドラムを回
    転可能に取付けると共にベースプレートの上記とは反対
    側の面に電動モータ及び減速機構を固着し、該減速機構
    の出力軸と上記ドラムとを連結した構造に構成したこと
    を特徴とする自動車用ウインドレギュレータの駆動部構
    造。
JP1989143442U 1989-12-12 1989-12-12 自動車用ウインドレギュレータの駆動部構造 Expired - Lifetime JPH087014Y2 (ja)

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JPH0380881U JPH0380881U (ja) 1991-08-19
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847885A (ja) * 1981-09-16 1983-03-19 日産自動車株式会社 ウインドガラス昇降装置用昇降駆動装置
JPS6085179A (ja) * 1983-10-14 1985-05-14 日産自動車株式会社 ウインドレギユレ−タ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6411279U (ja) * 1987-07-09 1989-01-20

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