JPH0436387Y2 - - Google Patents

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JPH0436387Y2
JPH0436387Y2 JP1985002324U JP232485U JPH0436387Y2 JP H0436387 Y2 JPH0436387 Y2 JP H0436387Y2 JP 1985002324 U JP1985002324 U JP 1985002324U JP 232485 U JP232485 U JP 232485U JP H0436387 Y2 JPH0436387 Y2 JP H0436387Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、自動車等のドア用ウインドガラス
の開閉動作をなすウインドレギユレータにおい
て、ワイヤを案内する機構に関する。
(従来の技術) 自動車等の車両用ドアのウインドガラスを開閉
するウインドレギユレータには、リンク機構を使
用したものがある。しかし、これは設置スペース
が大となり、特に、自動車のドアに収納する場合
にはドアの設計に大きな制約を与えていた。これ
に対処するに、動力伝達系にワイヤ、テープを使
用したウインドレギユレータが案出されている。
例えば、第8図に、ワイヤ2′を動力伝達系に
使用するウインドレギユレータ1′を示す。レー
ル8′の上下端にはコーナ部材10a′,10b′が
取り付けられている。上記コーナ部材10a′,1
0b′にはワイヤ2′が架けられていて摺動自在に
支持されるようになつている。ワイヤ2′は上下
のワイヤ案内機構20a′,20b′に案内されてお
り、その両端部は駆動装置3′の回転ドラム4′に
螺旋状に巻き付けられるとともに固定されてい
る。この回転ドラム4′の回転によりワイヤ2′が
駆動されるようになつている。ワイヤ2′にはス
ライダ11′が連結されている。このスライダ1
1′はワイヤ2′の駆動によりレール8′に沿つて
移動し、スライダ11′に取り付られたウインド
ガラス(図示しない)を昇降させるようになつて
いる。
(考案が解決しようとしている問題点) 上記ワイヤ2′は回転ドラム4′に螺旋状に巻き
つけられているため、回転ドラム4′の回転によ
り上記ワイヤ案内機構20a′,20b′を支点とし
て回転ドラム4′の軸方向に振れる。この時に、
駆動装置3′側の各ワイヤ案内機構20a′,20
b′の端部において、ワイヤ2′に局所的に大きな
曲げ力が加わり、この曲げ力が繰り返されること
によつて断線するおそれがあつた。また、ワイヤ
2′が各ワイヤ案内機構20a′,20b′の端部に
おいて曲げられた状態で擦れ合うため、摩耗して
断線するおそれがあつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は、上記問題点を解消するためになさ
れたもので、その要旨は、回転ドラムを支持部材
で支持することにより駆動装置を構成し、この駆
動装置の回転ドラムにワイヤを巻き付け、回転ド
ラムの回転によりワイヤを駆動させ、このワイヤ
に連結されたスライダをレールに沿つて移動させ
ることによりウインドガラスの開閉動作をなし、
上記レールの上下端と駆動装置の支持部材との間
でそれぞれワイヤをワイヤ案内機構で案内するよ
うにしたウインドレギユレータにおいて、このワ
イヤ案内機構は、ワイヤを挿通させるインナケー
ブルと、このインナケーブルを挿通させる非伸縮
性の外管とを有し、上記インナケーブルは上記外
管よりも可撓性に優れており、この外管は、一端
がレール側に固定され、他端が駆動装置の支持部
材側に固定され、上記インナケーブルの駆動装置
側の端部は上記外管の端部より突出するように長
く形成されていることを特徴とするワイヤ案内機
構を有するウインドレギユレータにある。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図から第7図
までの図面に基づいて説明する。
第1図は、図示しない自動車のドアに設置され
るウインドレギユレータ1の全体概略を示す。図
中符号2は環状のワイヤを示す。このワイヤ2
は、駆動装置3の回転ドラム4に固定されてい
る。詳述すると、第7図に示すように、ワイヤ2
の両端がそれぞれ回転ドラム4の両端に固定され
るとともに螺旋状に巻かれている。そして、この
ワイヤ2は回転ドラム4の回転により駆動される
ようになつている。回転ドラム4は、支軸5を介
して支持部材6に回転可能に支持されている。こ
の支軸5にはレギユレータハンドル7が取り付け
られている。
一方、符号8はメインレールを示し、このメイ
ンレール8の上下端には支持部材9a,9bが取
り付けられている。そして、支持部材9a,9b
の駆動装置3側には、定滑車10a、コーナ部材
10bがそれぞれ設けられており、これら定滑車
10a、コーナ部材10bに上記ワイヤ2が架け
られている。上記メインレール8にはスライダ1
1が上下のローラ12,12を介して走行自在に
支持されている。このスライダ11は、所定手段
を介してワイヤ2に連結されており、ワイヤ2の
駆動によりメインレール8に沿つて昇降するよう
になつている。また、スライダ11の両側の取付
孔11a,11bには、所定手段を介してウイン
ドガラス(図示しない)が取り付けられている。
上記メインレール8は上記ウインドガラスの移
動軌跡に沿つて湾曲して形成されている。さら
に、上記メインレール8の駆動装置3の反対側に
は断面コ状のサブレール13が取り付けられてい
る。このサブレール13内には、動滑車兼用のバ
ランスローラ14が設けられている。このバラン
スローラ14と、前記上端の支持部材9aに取り
付けられた定滑車10cには、サブワイヤ15が
架けられている。このサブワイヤ15の一端は支
持部材9aに、他端は所定手段を介してスライダ
11にそれぞれ連結されている。上記バランスロ
ーラ14の中心部と、前記下端の支持部材9bの
取付溝10dには、バランススプリング16の上
下端が掛止されている。このバランススプリング
16は円筒形の引張コイルバネであり、ワイヤ2
を介してウインドガラスの荷重を支えるようにな
つている。そして、バランスローラ14はスライ
ダ11の上昇によつてサブレール13内を下降
し、スライダ11の下降によつてサブレール13
内を上昇するようになつている。
メインレール8の上下端の支持部材9a,9b
と駆動装置3の支持部材6との間では、それぞれ
ワイヤ案内機構20a,20bによりワイヤ2が
案内されている。上記各ワイヤ案内機構20a,
20bは、この考案の要旨をなすものである。以
下、各ワイヤ案内機構20a,20bの構成につ
いて説明する。
上方のワイヤ案内機構20aは、第2図、第3
図に示すように、ワイヤ2を挿通させる樹脂製の
インナケーブル21aと、このインナケーブル2
1aを挿通させる外管22aとを有している。こ
のワイヤ案内機構20aでは、外管22aはアウ
タケーブル23によつてのみ構成されている。ア
ウタケーブル23は金属製の螺旋管24と、この
螺旋管24を被う樹脂製の外皮25とによつて構
成されており、伸縮不能になつている。上記イン
ナケーブル21aはアウタケーブル23よりも可
撓性に優れている。
上記インナケーブル21aの駆動装置3側の端
部はアウタケーブル23の端部より突出するよう
に長く形成されている。また、インナケーブル2
1aのメインレール8側の端部には熱加工により
拡径部26が形成されており、この拡径部26が
外管22aのメインレール8側の端部に係止され
るようになつている。
上記ワイヤ案内機構20aの両端部は、樹脂製
の取付部材30a,30bによつてそれぞれメイ
ンレール8側、支持部材6側に支持されている。
詳述すると、第4図、第5図に示すように、取付
部材30a,30bの両側面には、溝31がそれ
ぞれ形成されている。一方の取付部材30aは駆
動装置3の支持部材6の上端に形成された取付穴
6aの両側縁に溝31をはめ込むことにより取り
付けられている。また、他方の取付部材30b
は、メインレール8の上端支持部材9aに形成さ
れた取付穴9cの両側縁に溝31をはめ込むこと
により取り付けられている。上記取付部材30
a,30bにはそれぞれ凹部32が形成されてお
り、この凹部32に上記アウタケーブル23の両
端部が挿入支持されている。なお、一方の取付部
材30aでは凹部32の底部をインナケーブル2
1aおよびワイヤ2が貫通しており、他方の取付
部材30bでは凹部32の底部をワイヤ2のみが
貫通している。
下方のワイヤ案内機構20bは第2図に示すよ
うに、インナケーブル21bと外管22bとを有
している。インナケーブル21bは、上方のワイ
ヤ案内機構20aのインナケーブル21aと同様
に構成されている。外管22bは、アウタケーブ
ル27と、外周面に螺子部を有した金属製のパイ
プ管28を連続させることにより構成されてい
る。アウタケーブル27は、上方のワイヤ案内機
構20aのアウタケーブル23と同様に構成され
ている。そして、アウタケーブル27の一端は、
パイプ管28の端部に形成された凹部28に挿入
されている。
第7図に示すように、パイプ管28は、駆動装
置3の支持部材6の下端に形成された取付板6b
を貫通し、このパイプ管28に螺合された2つの
ナツト29で取付板6bをはさみ付けることによ
つて、支持部材6に取り付けられている。また、
第2図、第6図に示すように、アウタケーブル2
7の他端は、メインレール8の下端支持部材9b
に固定された前記コーナ部材10bの凹部10e
に挿入支持されている。上記インナケーブル21
bの駆動装置3側の端部は上記パイプ管28より
も突出している。
上述の構成において、ウインドレギユレータ1
のレギユレータハンドル7を手動操作すると、回
転ドラム4の回転によりワイヤ2が駆動し、この
ワイヤ2に固定されたスライダ11がメインレー
ル8に沿つて昇降し、ドアのウインドガラス(図
示しない)の開閉動作をなす。
ここで、案内機構20aのアウタケーブル23
及び案内機構20bの外管22bは伸縮不能であ
り、しかも、上記アウタケーブル23の両端がメ
インレール8の支持部材9aあるいは駆動装置3
の支持部材6に固定されており、外管22bの両
端がメインレール8の支持部材9bあるいは駆動
装置3の支持部材6に固定されているので、ワイ
ヤ2は常に緊張した状態に保持される。したがつ
て、ハンドル7の操作による回転ドラム4の回転
運動が、このワイヤ2を介してスライダ11の昇
降運動に無駄なく確実に変換される。
この際、ワイヤ2が回転ドラム4に螺旋状に巻
きつけられているため、回転ドラム4の回転によ
り、ワイヤ2が第7図中矢印で示すようにワイヤ
案内機構20a,20bの端部を支点として回転
ドラム4の軸方向に振れる。このため、各ワイヤ
案内機構20a,20bの端部において、ワイヤ
2に曲げ力が加わる。しかし、ワイヤ2を挿通し
ているインナケーブル21a,21bが外管22
a,22bの駆動装置3側の端部より突出するよ
うに長く形成されており、この突出部が上記ワイ
ヤ2の振れに応じて緩やかに曲がるようになるの
で、インナケーブル21a,21bに案内される
ワイヤ2も緩やかに曲がるようになる。したがつ
て、外管22a,22bの端部近傍において、ワ
イヤ2に局所的に曲げ力が集中するのを防止で
き、ワイヤ2の断線を防止できる。また、ワイヤ
2がインナケーブル21a,21bの突出部に案
内されるために、ワイヤ2が外管22の端部で擦
れることはない。その結果、ワイヤ2が摩耗する
ことがなく、ワイヤ2の断線を防止できる。
また、インナケーブル21a,21bのメイン
レール8側の端部にそれぞれ拡径部26が形成さ
れており、この拡径部26がアウタケーブル2
3,27の端部に係止されているため、インナケ
ーブル21a,21bが駆動装置3側へ移動する
のを防止できる。また、これら拡径部26が取付
部材30bの凹部32の底面、コーナ部材10b
の凹部10eの底面に係止されているため、イン
ナケーブル21a,21bがメインレール8側へ
移動してインナケーブル21a,21bの駆動装
置3側の端部が取付部材30aあるいはパイプ管
28の中に引き込まれるのを防止できる。
この考案は上記実施例に制約されず等種々の態
様が可能である。
考案の結果 以上説明したように、この考案では、ワイヤ案
内機構において、ワイヤを挿通したインナケーブ
ルの駆動装置側の端部が外管の端部より突出する
ように長く形成されていることにより、ワイヤ案
内機構の端部でワイヤに大きな曲げ力が生じた
り、摩耗が生じるのを防止でき、ワイヤの断線を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであり、
第1図はウインドレギユレータの全体を示す正面
図、第2図は各ワイヤ案内機構の正面図、第3図
は上方のワイヤ案内機構の断面図、第4図から第
6図はワイヤ案内機構と支持部材の取り付け状態
を示す断面図、第7図は駆動装置の側面図、第8
図は従来のウインドレギユレータの全体を示す正
面図である。 1……ウインドレギユレータ、2……ワイヤ、
3……駆動装置、4……回転ドラム、6……支持
部材、8……レール、11……スライダ、20
a,20b……ワイヤ案内機構、21a,21b
……インナケーブル、22a,22b……外管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転ドラムを支持部材で支持することにより駆
    動装置を構成し、この駆動装置の回転ドラムにワ
    イヤを巻き付け、回転ドラムの回転によりワイヤ
    を駆動させ、このワイヤに連結されたスライダを
    レールに沿つて移動させることによりウインドガ
    ラスの開閉動作をなし、上記レールの上下端と駆
    動装置の支持部材との間でそれぞれワイヤをワイ
    ヤ案内機構で案内するようにしたウインドレギユ
    レータにおいて、このワイヤ案内機構は、ワイヤ
    を挿通させるインナケーブルと、このインナケー
    ブルを挿通させる非伸縮性の外管とを有し、上記
    インナケーブルは上記外管よりも可撓性に優れて
    おり、この外管は、一端がレール側に固定され、
    他端が駆動装置の支持部材側に固定され、上記イ
    ンナケーブルの駆動装置側の端部は上記外管の端
    部より突出するように長く形成されていることを
    特徴とするワイヤ案内機構を有するウインドレギ
    ユレータ。
JP1985002324U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0436387Y2 (ja)

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JP1985002324U JPH0436387Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JP1985002324U JPH0436387Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JPS61120887U JPS61120887U (ja) 1986-07-30
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JP2005195093A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Nippon Cable Syst Inc アウターケーシング保持具およびケーブルガイド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58117189A (ja) * 1981-12-31 1983-07-12 白木金属工業株式会社 ウインドレギユレ−タにおけるケ−ブルの伸び自動調節装置

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JPS58117189A (ja) * 1981-12-31 1983-07-12 白木金属工業株式会社 ウインドレギユレ−タにおけるケ−ブルの伸び自動調節装置

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