JPH0545746Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545746Y2
JPH0545746Y2 JP1985155741U JP15574185U JPH0545746Y2 JP H0545746 Y2 JPH0545746 Y2 JP H0545746Y2 JP 1985155741 U JP1985155741 U JP 1985155741U JP 15574185 U JP15574185 U JP 15574185U JP H0545746 Y2 JPH0545746 Y2 JP H0545746Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
slider
rail
window glass
pinion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985155741U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6263379U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985155741U priority Critical patent/JPH0545746Y2/ja
Publication of JPS6263379U publication Critical patent/JPS6263379U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0545746Y2 publication Critical patent/JPH0545746Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車等のドア用ウインドガラス
を開閉させるモータ駆動式ウインドレギユレータ
に関する。
(従来の技術) 自動車等の車両用ドアのウインドガラスをモー
タ駆動で自動的に開閉するウインドレギユレータ
には、リンク機構を使用したものがある。しか
し、これは重量および設置スペースが大となり、
特に、自動車のドアに収納する場合には、ドアの
設計に大きな制約を与えていた。
これに対処するに、第10図に示すように、動
力伝達系にワイヤを使用したモータ駆動式ウイン
ドレギユレータが案出されている。ドア1′の内
部にあるモータ30′により、回転ドラム6′が回
転し、この回転ドラム6′に螺旋状に巻き付けら
れたワイヤ4′が駆動する。この駆動でワイヤ
4′に固定されたスライダ20′がレール10′に
沿つて昇降することにより、スライダ20′に取
り付けられたウインドガラス3′が開閉するよう
になつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記ウインドレギユレータ2′の構成
では、ワイヤ4′およびワイヤ4′を巻き取る回転
ドラム6′、ワイヤ4′をスムーズに駆動させるた
めの案内機構(図示しない)等を必要とするた
め、構成が複雑でコスト高であつた。
又、ウインドガラス3′を上昇させる時と下降
させる時では、モータ30′に対する負荷が異な
るため、上昇スピードと下降スピードに差が生じ
るという不具合もあつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記問題点を解消するためになさ
れたもので、その要旨は、レールに沿つて昇降可
能にされたスライダに直流モータが設置され、こ
のモータの回動をスライダの直進動に変換させる
変換機構を具備し、スライダの昇降によりスライ
ダに取り付けたウインドガラスを開閉するウイン
ドレギユレータにおいて、上記直流モータが正逆
回転切り換え可能に直流電源に接続されており、
上記スライダを下降させるモータの回転方向の回
路に、スライダを上昇させる時よりも下降させる
時の方が電圧降下を大ならしめる電気抵抗が、直
流モータと直列に接続されていることを特徴とす
るモータ駆動式ウインドレギユレータにある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を第1図から第6図ま
での図面に基づいて説明する。
第5図中符号1は自動車のドアである。このド
ア1の内部には、ウインドガラス3を開閉するた
めのウインドレギユレータ2が設置されている。
このウインドレギユレータ2は長尺のレール10
を有している。このレール10には、ウインドガ
ラス3を支持するスライダ20が走行自在に支持
されている。スライダ20には、直流モータ30
が設置されている。このモータ30の回動を変換
機構40によりスライダ20の直進動に変換させ
て上記ウインドガラス3の開閉を行うようになつ
ている。
上記レール10は、第3図に示すように、上記
ウインドガラス3の移動軌跡に沿つて湾曲して形
成されており、その横断面形状は、第6図に示す
ように、底面部11と、この底面部11の両側か
ら底面部11に対して垂直に起立した側片部1
2,12とを有している。一方の側片部12は、
多数個の矩形の孔13を有しており、ラツクとな
つている。この側片部12の端部には、底面部1
1と平行をなす内側鍔部12aが形成されてい
る。また、他方の側片部12には、底面部11と
平行をなす内側鍔部12bおよびこれと連続する
外側鍔部12cが形成されている。
上記スライダ20の上下には、ローラ21が回
転可能に支持されており、これらローラ21が上
記レール10の側片部12,12間に収容されて
走行することにより、スライダ20を案内するよ
うになつている。スライダ20の上部には、ウイ
ンドガラス3支持用のブラケツト(図示しない)
を固定するために用いる孔22が形成されてい
る。スライダ20の略中央には、ギヤボツクス2
5が固定されている。このギヤボツクス25の側
面にはモータ30が固定されており、その出力軸
31は、ギヤボツクス25内まで延びている。
モータ30は、ドア1の屋内側に設けられた切
り換えスイツチ5により制御される。第4図はモ
ータ30の制御回路6を示す。切り換えスイツチ
5は、連動する2つのスイツチ部7,7′を有し
ており、各スイツチ部7,7′では、共通端子7
aと2つの接触端子7b,7cとが可動片7dに
よつて選択的に接続されるようになつている。各
スイツチ部7,7′の各共通端子7a,7aは直
流電源8の異なる極に接続されている。また、ス
イツチ部7の接続端子7bとスイツチ部7′の接
触端子7cが、モータ30の一方の端子に接続さ
れ、スイツチ部7の接触端子7cとスイツチ部
7′の接触端子7bが、モータ30の他方の端子
に接続されている。上記スイツチ部7′の接触端
子7cとモータ30との間には電気抵抗9がモー
タ30に対して直列に接続されている。なお、第
5図中符号4は、スイツチ5とモータ30を接続
するコードである。
変換機構40は、ギヤボツクス25内において
モータ30の出力軸31の先端に固定されたウオ
ームギヤ41と、ウオームギヤ41に噛み合うホ
イールギヤ42と、一端がホイールギヤ42の中
央に連結されるとともに、他端がスライダ20を
貫通して突出したシヤフト43と、シヤフト43
の他端に連結されたピニオン44と、ピニオン4
4に噛み合うラツクとしての側片部12から構成
されている。
上述構成において、ウインドレギユレータ1を
用いてウインドガラス3を開閉する場合には、ド
ア1の内側に設けられた切り換えスイツチ5を操
作するだけで自動的に行うことができる。即ち、
ウインドガラス3を閉じる場合には、切り換えス
イツチ5を操作して各スイツチ部7,7′の可動
片7dを接続端子7bに接触させる。これによ
り、モータ30に直流電源8の電圧が付与されて
モータ30が正転する。これに伴つて、ウオーム
ギヤ41、ホイールギヤ42を介してピニオン4
4が回動する。このピニオン44は、側片部12
の孔13に噛み合つているため、この側片部12
に沿つて上方に転動する。この結果、スライダ2
0がレール10に沿つて上昇し、ウインドガラス
3が自動的に閉じられる。この場合、抵抗9での
電圧降下が生じないので、モータ30のトルクを
大とすることができ、ウインドガラス3の重量に
抗してこのウインドガラス3を確実に閉じること
ができる。
また、ウインドガラス3を開く場合には、切り
換えスイツチ5を操作して各スイツチ部7,7′
の可動片7dを接触端子7cに接触させる。これ
により、モータ30が逆転しし、スライダ20が
レール10に沿つて下降する。これにより、ウイ
ンドガラス3が自動的に開かれる。この場合、抵
抗9での電圧降下により、モータ30のトルクは
比較的小さく、ウインドガラス3の下降速度は、
前述した上昇速度と同程度にすることができる。
上記のように、モータ30がスライダ20に配
置されているので、ワイヤが不要であり、このワ
イヤに伴う複雑な機構を省略できる。また、変換
機構40はウオームギヤ41、ホイールギヤ4
2、ピニオン44およびラツクとしての側片部1
2によつて簡単な構成とすることができる。
第7図は、他の実施例を示すものである。この
実施例のスライダ20の裏面には、ピニオン44
を挾むようにして、上下に一対の樹脂製ガイド部
材50(1個のみ示す)が配置され、上記ピニオ
ン44に対向して他の樹脂製ガイド部材51が配
置されている。各ガイド部材50,51は、L字
形のブラケツト52,53によりスライダ20に
取り付けられている。そして、これら樹脂製ガイ
ド部材50,51には、レール10の一方の側片
部12および外側鍔部12cが挿通されている。
これにより、スライダ20はレール10に沿つて
スムーズに往復走行するようになつている。他の
構成は、上記実施例と同様であるので同符号を付
してその説明を省略する(次の実施例でも同様で
ある)。
第8図、第9図は、さらに他の実施例を示すも
のである。この実施例では、スライダ27は、段
27aを有してほぼZ字形に形成されており、レ
ール10から離れている方の平坦部27bには、
ローラ21が回転可能に支持されている。また、
レール10に近い方の平坦部材27cには、ギヤ
ボツクス25が直に固定されており、このギヤボ
ツクス25には、モータ30が連結されている。
モータ30の一部は平坦部材27cからレール1
0側に突出している。これにより、全体の幅Hす
なわち、レール10の底面部11からギヤボツク
ス25の外面部までの幅Hを、上記各実施例より
狭くしたものである。また、この実施例では、側
片部材12の孔13の両端縁13aが内側に折り
曲げられており、ピニオン44との噛み合いを確
実なものにしている。ローラ21の外周面には、
環状の溝21aが形成されており、この溝21a
に上部端縁13aおよびピニオン44の一部が収
容されている。
この考案は上記各実施例に制約されず種々の態
様が可能である。例えば、凹凸面を有する板状の
ラツクをレール10とは別に形成してこのレール
10の側片部12に取り付けてもよい。この場合
に、板状のラツクと側片部12との間に吸振材を
介装してラツクとピニオンの噛合音を吸収するよ
うにしてもよい。
また、ラツクはレールと別体をなし、レールと
平行をなしてドアフレームに固定してもよい。
さらに、ピニオンとラツクに樹脂等をコーテン
グして被膜を作つたり、あるいはピニオンとラツ
クを樹脂製にすることにより、これらの噛合音を
吸収するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案では、レールに
沿つて往復走行するスライダに直流モータを設置
し、このモータの回動をスライダの直進動に変換
する変換機構をドア内部に備えている。したがつ
て、従来のワイヤ駆動タイプのウインドレギユレ
ータに用いられるようなワイヤ巻き取り用の回転
ドラムや案内機構等が不要となり、低コストで製
造することができる。
又、上記直流モータが正逆回転切り換え可能に
直流電源に接続されており、スライダを下降させ
るモータの回転方向の回路に電気抵抗が直流モー
タと直列に接続されているので、ウインドガラス
の上昇スピードと下降スピードとをほぼ同じにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図はこの考案の実施例を示すも
のであり、第1図はウインドレギユレータの全体
を示す正面図、第2図は同背面図、第3図は同左
側面図、第4図はモータの制御回路図、第5図は
ドアの概略図、第6図は第1図中−線に沿う
断面図、第7図は他の実施例の第6図相当図、第
8図、第9図はさらに他の実施例を示し、第8図
は第6図相当図、第9図はレールとピニオンの拡
大断面図、第10図は従来のドアを示す概略であ
る。 1……ドア、2……ウインドレギユレータ、3
……ウインドガラス、5……切り換えスイツチ、
8……直流電源、9……電気抵抗、10……レー
ル、12……側片部(ラツク)、20,27……
スライダ、30……直流モータ、31……出力
軸、41……ウオームギヤ、42……ホイールギ
ヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レールに沿つて昇降可能にされたスライダに直
    流モータが設置され、このモータの回動をスライ
    ダの直進動に変換させる変換機構を具備し、スラ
    イダの昇降によりスライダに取り付けたウインド
    ガラスを開閉するウインドレギユレータにおい
    て、上記直流モータが正逆回転切り換え可能に直
    流電源に接続されており、上記スライダを下降さ
    せるモータの回転方向の回路に、スライダを上昇
    させる時よりも下降させる時の方が電圧降下を大
    ならしめる電気抵抗が、直流モータと直列に接続
    されていることを特徴とするモータ駆動式ウイン
    ドレギユレータ。
JP1985155741U 1985-10-14 1985-10-14 Expired - Lifetime JPH0545746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985155741U JPH0545746Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985155741U JPH0545746Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6263379U JPS6263379U (ja) 1987-04-20
JPH0545746Y2 true JPH0545746Y2 (ja) 1993-11-25

Family

ID=31076715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985155741U Expired - Lifetime JPH0545746Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545746Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60112977A (ja) * 1983-08-04 1985-06-19 エキプマン、オ−トモビル、マルシヤル 可動部片の作動装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6068284U (ja) * 1983-10-18 1985-05-15 三菱自動車工業株式会社 パワウインドレギユレ−タ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60112977A (ja) * 1983-08-04 1985-06-19 エキプマン、オ−トモビル、マルシヤル 可動部片の作動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6263379U (ja) 1987-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0737023Y2 (ja) パワーウインド装置
US20050001446A1 (en) Hard top convertible for jeep-type utility vehicle
US5782038A (en) Window regulator
WO2001066895A1 (en) Dual drum and rail window regulator drive system
JPH0545746Y2 (ja)
CN112918231A (zh) 一种遮阳帘可开闭的全景天窗
JPH087014Y2 (ja) 自動車用ウインドレギュレータの駆動部構造
CN2406028Y (zh) 电动上滑防护门
JP3555440B2 (ja) ウインドレギュレータ装置
CN217396199U (zh) 一种电动天窗轨道总成
CN220285626U (zh) 一种全开合电动蜂窝遮阳板
CN2373535Y (zh) 遥控全玻璃旋转式电动窗
JP3803010B2 (ja) アーム式ウインドレギュレータ
CN210309871U (zh) 天窗结构
JPH0545747Y2 (ja)
CN218816018U (zh) 一种平移式车库门
CN109138806B (zh) 一种双模式百叶窗传动装置
CN213245328U (zh) 一种转弯折叠电动门
KR0137228B1 (ko) 차량용 2중 윈도우 구조
JP2516114Y2 (ja) ドアウインドウレギュレータ
JP2524160Y2 (ja) ドアウインドウレギュレータ
JP3850227B2 (ja) ワイヤ式ウィンドレギュレータユニット
JP2526714Y2 (ja) パワーウインド装置
JPH0351519Y2 (ja)
JPH054545Y2 (ja)