JP2577867B2 - カーテンの構造 - Google Patents

カーテンの構造

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JP2577867B2
JP2577867B2 JP655794A JP655794A JP2577867B2 JP 2577867 B2 JP2577867 B2 JP 2577867B2 JP 655794 A JP655794 A JP 655794A JP 655794 A JP655794 A JP 655794A JP 2577867 B2 JP2577867 B2 JP 2577867B2
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清人 野村
秀一 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾斜窓に取り付けられ
るカーテンの構造に関し、特に自動車等のリヤウィンド
に取り付けて好適なカーテンの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車等のリヤウィンドに代表
される傾斜窓には、日除け等を目的として開閉自在なカ
ーテンが配設されている。従来、この種のカーテンの構
造は、リヤウィンドの上下の窓枠部にレールが取り付け
られ、各レールに複数のランナーを摺動自在に設け、上
下のランナー間にカーテンを架け渡してリヤウィンドの
前後方向の傾斜に沿って張るものが知られている。この
従来のカーテンは、人が手で開閉する手動のものが一般
的だが、モータ等を用い、このモータの電源のオン,オ
フの制御によって前記カーテンを開閉する機構が備えら
れているものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカーテンの構造では、近年、自動車のリヤウィ
ンドの上窓枠が湾曲して形成されているために、カーテ
ンをリヤウィンドの傾斜に沿って張るためには、3次元
的な加工を施してレールを形成しなければならず、その
結果、レールの厚みおよび重量が増して大型化してしま
い、取り付けスペースが広くなるという問題点があっ
た。また、レールを固定する部品点数が増加し、しかも
コストがかかる。また、自動車の種類によって上窓枠の
湾曲およびリヤウィンドの傾斜が異なるために、従来品
には汎用性がない。従って、各種自動車に対応してカー
テンを製造しなければならずコストが増すという問題も
生じていた。
【0004】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、傾斜する窓に対して汎用性を有するレールを備える
とともに該レールを小型化かつ軽量化して、コストを低
減することができるカーテンの構造を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によるカーテンの構造は、上窓枠51に対して所
定角度傾斜して窓50が取り付けられ、該窓50を遮蔽
するためのカーテン24,25を前記上窓枠51に横架
されたレール1に案内するカーテンの構造において、前
記レール1に摺動自在に遊嵌された先頭ランナー10に
配設されるとともに、前記カーテン24,25を支持し
て、該カーテン24,25を前記窓50の傾斜に沿って
所望の角度に保持する角度調整部材18を有したジョイ
ント15を具備したことを特徴としている。
【0006】
【作用】窓50の上窓枠51に取り付けられたレール1
に案内されたカーテン24,25は、角度調整部材18
を備えたジョイントによって、窓50の傾斜に沿って傾
斜し、窓50を遮蔽する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。この実施例によるカーテンの構造は、
図1に示すように上窓枠51が湾曲するとともに両側窓
枠52が末広に形成された傾斜窓(特に自動車のリヤウ
ィンドであり、以下リヤウィンドという)50に適用さ
れるもので、リヤウィンド50の上窓枠51にはレール
1が配設されており、左右に分割されたカーテン24,
25をレール1に沿って両開きに開閉するようになって
いる。
【0008】レール1は、取付レール2と案内レール3
とからなっている。取付レール2は、アルミニウム等の
軽金属によって長板状に形成され、リヤウィンド50の
上窓枠51の形状(図中湾曲形状)に合わせて曲げ加工
が可能であり、取り付けの際には上面を自動車の天井に
当接させるとともに上窓枠51の形状に沿って固定され
る。
【0009】図2に示すように、案内レール3は、可撓
性を有する合成樹脂で形成された長尺のもので、取付レ
ール2の下面に取り付けられている。この案内レール3
は、室内側と窓側とに並列して平行に配設されて1対で
構成されており、2本の案内レール3,3は所定間隔の
間隙5を形成している。また、案内レール3は、断面略
コ字形状に形成されており、下側に開口する開口部6が
設けられている。開口部6内部の対向した内側壁6a,
6aには、開口端部および略中央部分にそれぞれ向き合
って突起7が一体に設けられており、案内レール3内部
には、長手方向に連通した上段および下段の2層の通路
8,9が形成されている。
【0010】上段通路8にはカーテン24,25の開閉
を導く先頭ランナー10が摺動自在に遊嵌されている。
先頭ランナー10は、図3に示すように、細長の矩形状
に形成され、各案内レール3,3の上段通路8,8にそ
れぞれ設けられていて、その長手方向両端部にはフレキ
シブルラック11が固定されている。フレキシブルラッ
ク11は、ナイロン繊維等の合成樹脂繊維を用いて編組
された帯状体としての織布テープに硬質な合成樹脂の成
形体よりなる歯を織布テープに対してこれを囲むように
して所定ピッチで圧着成型させたもので、各先頭ランナ
ー10,10の長手方向両端部から延出し、各上段通路
8,8の外側にて連続し、2つの先頭ランナー10,1
0を互いに対向する位置関係で連結するように環状に形
成されている。
【0011】また、フレキシブルラック11は、歯を内
周方向に向けて配設され、案内レール3の外側端部に配
設された駆動歯車12および従動歯車13に歯合して巻
架されている。従動歯車13は、コイルバネ等の付勢手
段14により、各歯車12,13に巻架されたフレキシ
ブルラック11に弛みが生じないように図3中矢印A方
向に付勢されている。駆動歯車12は、図示しないモー
タ等の駆動手段の駆動力が伝達されるようになってお
り、駆動歯車12の回動によりフレキシブルラック11
が上段通路8内を回動して、各先頭ランナー10,10
を各上段通路8,8内で同距離づつ相反する方向に移動
させる。
【0012】また、先頭ランナー10には、図2および
図4に示すように、カーテン24,25の内側端部を取
り付けるためのジョイント15が設けられている。この
ジョイント15は、ベース部材16と回動部材17と角
度調整部材18とで構成されている。
【0013】ベース部材16は、板状に形成され、案内
レール3の開口部6の下側に水平に配設され、先頭ラン
ナー10にネジ止め等で固定されている。また、ベース
部材16には、前記間隙5側で垂下した取付片16aが
一体に設けられている。
【0014】回動部材17は、ベース部材16の取付片
16aに取り付けられており、一端側17aが各案内レ
ール3,3間の間隙5に挿入され、他端側17bが案内
レール3の長手方向に回動可能に支持されている。ま
た、回動部材17の一端側17a先端には、ころ19が
設けられている。さらに、案内レール3,3間の間隙5
には板カム20が設けられている。この板カム20は、
間隙5の長手方向中央部および両端部に設けられてい
る。そして、中央部に設けられた板カム20には間隙5
の長手方向の外方に傾斜20aを有し、両端部に設けら
れた板カム20,20には内方に傾斜20aを有してい
て、それぞれ回動部材17に設けられたころ19と当接
するようになっている。
【0015】つまり、各先頭ランナー10,10が両端
に移動した際には、ころ19と板カム20の傾斜20a
とが当接し、回動部材17の他端側17bを外側に回動
させる。また、各先頭ランナー10,10が中央に移動
した際には、回動部材17の他端側17bを内側に回動
させる。
【0016】角度調整部材18は、回動部材17の他端
側17bに支持され、下方に延出した板状の誘導部材2
2を備えている。この角度調整部材18は、図2中一点
鎖線で示すように、案内レール3の長手方向と同方向に
配設された支軸21により誘導部材22と共にリヤウィ
ンド50の傾斜に沿って傾けられるようになっている。
また、支軸21はネジで構成されており、ネジを締める
ことにより角度調整分材18の角度が保持される。
【0017】ところで、上記下段通路9には、複数の追
従ランナー23が摺動自在に遊嵌されている。この追従
ランナー23は、室内側および窓側の各下段通路9,9
において、各先頭ランナー10,10の後ろ側に連続し
て配設されている。
【0018】前記ジョイント15の角度調整部材18に
設けられた誘導部材22には、カーテン24,25の内
側端部24a,25aが取り付けられている。カーテン
24,25は、左右に分割され、じゃばら状にひだが連
続して設けられている。このカーテン24,25の上下
方向の長さと誘導部材22の長さとは略同一に形成され
ている。また、各カーテン24,25の上端部24b,
25bは、前記各追従ランナー23に係合されている。
さらに、各カーテン24,25の上側の側端部は案内レ
ール3の下段通路の側端部に固定され、同カーテン2
4,25の下側の側端部はリヤウィンド50の両側窓枠
52の下側端部に固定されている。
【0019】次に、上述したカーテンの動作を説明す
る。フレキシブルラック11により連結された各先頭ラ
ンナー10,10は、駆動歯車12の回動によって各上
段通路8,8内で同距離づつ相反する方向に移動され
る。カーテン24,25を閉める場合には、各先頭ラン
ナー10,10を案内レール3の中央方向に移動させ
る。そして、カーテン24,25が案内レール3の中央
まで移動すると、回動部材17のころ19とレール1の
中央部に設けられた板カム20とが当接する。これによ
り、回動部材17が回動してカーテン24,25の内側
端部24a,25aが互いに重なり、内側端部24a,
25a間に生じる隙間を塞いで全閉状態となる。
【0020】また、カーテン24,25を開ける場合に
は、各先頭ランナー10,10を案内レール3の各端部
方向に移動させる。そして、カーテン24,25が案内
レール3の両端まで移動すると、回動部材17のころ1
9とレール1の両端に設けられた板カム20とが当接す
る。これにより、回動部材17が回動してリヤウィンド
50の両側窓枠52の形状に沿ってカーテン24,25
を両端に寄せて全開状態となる。
【0021】そして、これらカーテン24,25の開閉
動作では、角度調整部材18がリヤウィンド50の傾斜
に沿って傾斜しており、カーテン24,25は、リヤウ
ィンド50の室内側をリヤウィンド50の傾斜に沿って
開閉する。
【0022】従って、このように構成されたカーテンの
構造では、曲げ加工自在の取付レール2を基部とし、取
付レール2に対して可撓性を有する一対の案内レール3
を取り付ける構成のレール1を備え、各案内レール3内
を移動する先頭ランナー10に角度調整部材18を設け
たことにより、上窓枠51が湾曲し、さらに前後方向に
傾斜したリヤウィンド50に対して、汎用性を有する小
型かつ軽量のレール1を上窓枠51に取り付けることが
できるとともに、リヤウィンド50の傾斜に沿ってカー
テン24,25を配設させることができる。
【0023】また、小型かつ軽量のレール1を備えたこ
とにより、レール1の取り付けを簡素化して部品点数を
減少させ、コストを低減することができる。
【0024】ところで、上述した実施例では、角度調整
部材18を支持する支軸21をネジで構成し、与えられ
た傾斜をネジを締めて保持しているが、この限りではな
く、例えば、角度調整部材18をコイルバネが巻回され
た支軸によって支持し、角度調整部材18の傾斜をコイ
ルバネの付勢力で保持してもよい。また、角度調整部材
18を回動自在に軸支し、カーテン24,25の下端を
リヤウィンド50の長手方向に配設された竿状の部材で
支えてもよい。この構成は、リヤウィンド50の長手方
向(左右方向)が湾曲している場合に好適であり、竿状
部材をこの湾曲に沿って形成することにより、該湾曲に
沿ってカーテン24,25を開閉させることができる。
【0025】さらに、カーテン24,25のひだ部分に
ひだの稜線を形作る芯材を設けることにより、カーテン
24,25が角度調整部材18によって与えられた傾斜
で弛むことなく円滑に開閉させることができる。
【0026】また、上述したカーテンの構造は、モータ
等の制御で作動するものに限らず、手動のものにも適用
することが可能である。なお、上述したカーテンの構造
が適用される窓は、自動車のリヤウィンドに限らず、例
えば、住宅の天窓のように傾斜した窓であれば有効に取
り付けることができる。
【0027】また、自動車のリヤウィンド50および上
窓枠の形状は、上述したものの他に、レール1を取り付
ける上窓枠が水平でなく、上窓枠が自動車の前後方向に
傾斜しているもの、上窓枠が湾曲してさらに傾斜してい
るものなど車種によって様々あるが、上述したカーテン
の構造によれば、何れのタイプの上窓枠にもレール1を
取り付けることができ、角度調整部材18によって、何
れのタイプの傾斜にも対応することが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるカーテ
ンの構造は、可撓性を有する案内レールを備え、該案内
レールを移動する先頭ランナーに角度調整部材を設けた
ことにより、上窓枠が湾曲し、さらに上窓枠に傾斜して
取り付けられた窓に対して、汎用性を有する小型かつ軽
量のレールを上窓枠に取り付けることができるととも
に、窓の傾斜に沿ってカーテンを配設させることができ
るという効果がある。
【0029】また、小型かつ軽量のレールを備えたこと
により、レールの取り付けを簡素化して部品点数を減少
させ、コストを低減することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカーテンの構造の全体
構成図。
【図2】同実施例の側断面図。
【図3】同実施例のレールの底面図。
【図4】同実施例の斜視図。
【符号の説明】
1…レール、10…先頭ランナー、15…ジョイント、
18…角度調整部材、24,25…カーテン、50…窓
(リヤウィンド)、51…上窓枠。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上窓枠(51)に対して所定角度傾斜し
    て窓(50)が取り付けられ、該窓を遮蔽するためのカ
    ーテン(24,25)を前記上窓枠に横架されたレール
    (1)に案内するカーテンの構造において、 前記レールに摺動自在に遊嵌された先頭ランナー(1
    0)に配設されるとともに、前記カーテンを支持して、
    該カーテンを前記窓の傾斜に沿って所望の角度に保持す
    る角度調整部材(18)を有したジョイント(15)を
    具備したことを特徴とするカーテンの構造。
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