JPS5816432B2 - テ−プ駆動窓ガラス調節器機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用のテープ駆動窓ガラス調節器機構に関
するものである。

□テープ駆動窓ガラス調節器機構はリンク機構型のもの
に対して、コスト、重量、空間節約、更に製造及び組立
の容易さの点で種々の利点を有する。

本発明は、特にテープを窓ガラスに連結する面において
これらの利点を一層増進せしめんとするものである。

この連結は数個のブラケット及びネジ留具によっても達
成可能ではあるが、この場合は多くの部材が必要となる
ばかりでなく、かなりの組立時間が必要となる。

本発明は、駆動ブロック、案内ブロック及びサツシ板の
協働関係によってこの連結を簡潔−確実に且つ低コスト
で与えるものである。

案内プロツりは通常のテープ軌道上を案内され、またテ
ープと噛合う駆動ブロックとスナップ組み付けする。

案内ブロックは駆動ブロックをテープとの機台状態に保
持すると共に、窓ガラスの底部に固定されるサツシ板と
回転組み付けする。

案内ブロック、駆動ブロック及びサツシ板はすべて強靭
プラスチック製品に成形し得る簡潔な形状を有し、加え
てテープと窓ガラスとの連結部の縮寸法及び重量も小さ
い。

更にネジ留具を必要とせず、これに代えてすべての部材
が相互に組み付くので組立時間が非常に短かくなり、製
造が簡素化されることと相俟って、自動車用テープ駆動
窓ガラス調節器の分野において意味のある進歩を与える
ものである。

以下に図面を参照しつつ本発明の実施例を例示的に説明
する。

図面において本発明は自動車ドア１２内に装着された自
動車窓ガラス調節器機構１０に用いるものとして例示的
に示されている。

調節器機構１０は窓ガラス１４をドアのベルト線と車体
（不図示［とによって開示される窓開口に関して開閉す
るように作動可能である。

窓枠１５は窓ガラスをドア内に案内する。

窓ガラス調節器機構１０はドアの前側半部においてドア
の内側パネル１８と外側パネル１９との間に装着された
作動器１６を含み、該作動器は内側パネルに固定されて
いる。

作動器１６はスプロケット２０を含み、該スプロケット
は溝軌道２４内に摺動可能に装着された有孔プラスチッ
ク・テープ２１に噛合してこれを駆動する。

溝軌道２４は作動器１６において、また一対のブラケッ
ト２５によって内側ドア・パネル１８に固定されている
。

テープ２１は本発明に従った連結装置２６によって、窓
ガラス１４の底縁の中間地点近傍において窓ガラスに連
結される。

テープに作動的に連結された揺動腕平衡装置２８はテー
プを緊張状態に保つと共に、窓ガラスが作動器１６の作
動によって動かされる時に窓ガラスの重量を平衡させる
。

第３図乃至第７図を参照すると、テープと窓ガラスとの
間の連結装置２６は相互に組み付く三個の連結部材、す
なわち駆動ブロック３０、案内ブ。

ロック３２及びサツシ板３４を含む。

これらの連結部材は成形硬質プラスチック一体部片であ
り、確実に連結されるように相互に組合い、またその相
互の連結のためにネジ留具を全く必要としない。

内ブロック３２と駆動ブロック３０は非回動的に固定連
結され、駆動ブロックは更にテープとの噛合状態に保持
される。

第３．５．６図に示すように、サツシ板３４は互いに並
行な長い平坦な両側辺５９と短い凹状の両側辺６０とを
備えた略矩形のスロット５８を有する。

更にサツシ板の一側にはスロット５８に境する突出した
錠穴形カラー６１が設けられ、これはスロットの一端に
関して中心に置かれた中心６３を有する円形部分６２と
、スロットの他の一端と間延のスロット部分６４とを含
む。

案内ブロック３２はＴ字形突起６６を含み、これは、平
坦な両側部７０とサツシ板スロット５８の横断面に適合
する横断面を備えた弧状両端部７１とを有する枢着類６
９と、円筒状部分６８とより成る。

Ｔ字形突起６６はカラー６１と反対の側からサツシ板ス
ロット５８内に挿入可能で次いでサツシ板３４は枢着類
６９の中心を円形カラ一部分６２の中心６３に芯台せし
めるべくＴ字形突起に対し相対的に横方向に可動である
。

この後に案内ブロックとサツシ板を相対的に９０°回転
または回動させると、枢着類の長い平坦な両側部がサツ
シ板スロットの長い両側辺と交差することにより案内ブ
ロックとサツシ板が相互に組み付けられ、一方甲筒状部
分７１は円筒状カラ一部分６２の中心６３のまわりで回
動可能である。

更に、第２，３，４図に明瞭に示されている如く一対の
突起７２が設けられている。

これらは、サツシ板を案内ブロックに組付けた場合に溝
軌道２４の両側に延びる位置において該サツシ板上に形
成され、案内ブロックに対する該サツシ板の相対的回動
を制限することにより、サツシ板が第１図に示す従来型
の留具７４によって窓ガラスに取付けられる前の該サツ
シ板と案内ブロックとの離脱を防止する。

したがって、本発明においては、有孔テープを窓ガラス
に連結するように１駆動フ七ツク、案内ブロック及びサ
ツシ板を説け、駆動ブロックをテープと噛合状態に保持
するように案内ブロックと相互に組み付ける第１組み付
は手段を駆動ブロックと案内ブロックに設け、さらにサ
ツシ板を案内ブロックに組み付ける第２組み付は手段を
案内ブロックとサツシ板に設けて、１駆動ブロツクと案
内ブロックとサツシ板とを他の連結手段を要さないで容
易に一体として、有孔テープを窓ガラスに連結すること
によりテープを窓ガラスに確実に連結するのに極めて短
い時間しか要せず、大量生産を円滑にし、低コストに抑
えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従った窓ガラス調節器機構を示すため
内側パネルを切欠いた自動車ドアの側面図、第２図は第
１図の窓ガラス調節器機構の拡大図、第３図は窓ガラス
調節器機構の連結装置を示す、第２図の線３−３に沿っ
た拡大断面図、第４図は第３図の線４−４に沿った断面
図、第５図は第３図の線５−５に沿った図、第６図は第
４図の線６−６に沿った断面図、第７図は上記図面中の
連結装置の分解図である。 主要部分の符号の説明、１０・・・・・・テープ駆動窓
ガラス調節器機構、２１・・・・・・有孔テープ、２４
・・・・・・溝軌道、３０・・・・・・駆動ブロック、
３２・・・・・・案内ブロック、３４・・・・・・サツ
シ板、３６・・・・・・少なくとも一個の突起、３９・
・・・・・弾性ロック腕、４２゜４３・・・・・・溝手
段、４４・・・・・・ロック溝、４６．４８・・・・・
・二個の壁部分、５８・・・・・・スロット、６６・・
・・・・突起。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 摺動可能な窓ガラスを開閉すべく固定溝軌道に摺動
   可能に装着される有孔テープを有するテープ駆動窓ガラ
   ス調節器機構において：前記有孔テープ（例えば２１）
   は駆動ブロック（例えば３０゜と案内ブロック（例えば
   ３２）とサツシ板（例えば３４）とにより前記窓ガラス
   （例えば１４）に連結され；前記駆動ブロックは前記テ
   ープの孔内で噛合う少なくとも一個の突起（例えば３６
   ）を有し：前記案内ブロック（例えば３２）は前記溝軌
   道（例えば２４）の外側上に該案内ブロックを摺動可能
   に装着する溝手段（例えば４２，４３）を有し；前記案
   内フ七ツクと駆動ブロックは該駆動ブロックを前記テー
   プとの噛合状態に保持するように該案内ブロックと駆動
   ブロックを相互に組み付ける第１組み付は手段（例えば
   ３９，４４゜４６．４８，４９，５２，５３，５５）に
   より互いに固定組み付けされ；前記サツシ板（例えば３
   ４）は前記窓ガラス（例えば１４）の底縁部に固定され
   かつ第２組み付は手段（例えば５８゜５９．６０，６１
   ．６２，６３，６４，６６゜６８．６９，７０，７１）
   により前記案内ブロック（例えば３２）に連結されてい
   ることを特徴とするテープ駆動窓ガラス調節器機構。 ２、特許請求の範囲第１項に記載のものにおいて：前記
   第１組み付は手段は前記駆動ブロックから突出する弾性
   組み付は腕（例えば３９）と、前記案内ブロックに設け
   られた組み付は溝（例えば４４）の両端を亘って延びる
   二個の壁部分（例えば４６，４８）とを含み、該壁部分
   が前記組み付は腕に対するディテントを与えるようにし
   たことを特徴とするテープ駆動窓ガラス調節器機構。 ３ 特許請求の範囲第２項に記載のものにおいて：前記
   案内ブロックは、該案内ブロックと前記サツシ板とを互
   いに保持すべく該サツシ板のスロット（例えば５８）を
   通り挿入可能な突起（例えば６６）を有することを特徴
   とするテープ駆動窓ガラス調節器機構。