JP3082901B2 - 折戸用二軸蝶番 - Google Patents

折戸用二軸蝶番

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JP3082901B2
JP3082901B2 JP08260253A JP26025396A JP3082901B2 JP 3082901 B2 JP3082901 B2 JP 3082901B2 JP 08260253 A JP08260253 A JP 08260253A JP 26025396 A JP26025396 A JP 26025396A JP 3082901 B2 JP3082901 B2 JP 3082901B2
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一男 関根
弘二 小宮
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アトムリビンテック株式会社
磯川産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の折戸用二軸蝶番は、
例えば、部屋の間仕切りとして使用される折戸を構成す
るもので、この折戸用二軸蝶番自体に、戸板を閉じた状
態に保持する保持機構とを付設することにより、実用度
を向上させ、更に、この折戸用二軸蝶番のがたつきや音
鳴りを防止できる構造の折戸用二軸蝶番を提供する。
【0002】
【従来の技術】部屋の間仕切りとして、折戸が広く使用
されている。このような折戸は、例えば、図7に示すよ
うに、第一の羽根板1と、この第一の羽根板1の両端に
枢支され、それぞれに戸板2を固定する1対の第二の羽
根板3とを備えた折戸用二軸蝶番を用いて構成されてい
る。
【0003】このような従来から知られた二軸蝶番を用
いて構成した折戸により、部屋を仕切る場合は、1対の
戸板2が一直線上に位置するようにこれら戸板2を開か
せる。部屋の仕切りを解除する場合は、上述した場合と
は逆に、1対の戸板2を折り畳む。尚、図示は省略した
が、このような折戸は、部屋の天井から釣り下げるとと
もに、戸板2の上方或いは上下両方にガイドレールを、
上記戸板2の上端或いは上下両端にスライドピン等のス
ライダを設けている。そして、戸板2の開閉時には、上
記スライダが上記ガイドレールに案内されつつ、戸板2
が移動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来から知られた二軸蝶番においては、単に、第一
の羽根板の両端に、第二の各羽根板を回動自在に枢支し
た構成であるため、使用に伴ってがたつきや音鳴りが生
じることが避けられない。このようながたつきや音鳴り
を防止するためには、戸板を開いた状態に保持する保持
機構や、同じく開いた状態の戸板の蛇行を修正する調整
機構を設けることが効果がある。しかしながら、このよ
うな各機構を別途設けることは、工数の増大、製造コス
トの増大を招来する。
【0005】本発明の折戸用二軸蝶番は、このような事
情に鑑みて発明したもので、折戸用二軸蝶番自体に、戸
板を閉じた状態に保持する保持機構を、更には、同じく
閉じた状態の戸板の蛇行を修正する調整機構を付設する
ことにより、実用度を向上させるとともに、上記がたつ
きや音鳴りを防止し得る構造の折戸用二軸蝶番を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第一の羽根板と、この第一の羽根板の両端部に枢支され
それぞれに戸板を固定する1対の第二の羽根板とを備え
て平面視略々コ字形を呈する折戸用二軸蝶番において、
上記第一及び第二の羽根板の間には、第二の羽根板の閉
じ位置を姿勢保持する保持機構を備え、保持機構が、第
二の羽根板の間隔を有するブロックと、キャッチとから
なることを特徴とする。
【0007】この発明では、第一及び第二の羽根板の間
に設けられている保持機構によって第二の羽根板の閉じ
位置の姿勢が保持される。その際に、第二の羽根板の閉
じ位置の姿勢がブロックによって保持されるとともに、
キャッチによって第二の羽根板の開閉がスムーズに行わ
れる。
【0008】請求項2記載の発明は、ブロックには、第
二の羽根板への各当接面に蛇行調整ねじがそれぞれ設け
られていることを特徴とする。
【0009】この発明では、ブロックに設けられている
蛇行調整ねじによって第二の羽根板の蛇行調整が行われ
る。
【0010】請求項3記載の発明は、キャッチは、第一
の羽根板と第二の羽根板との間に設けられる弾性片とこ
の弾性片に係合離脱するカムとから構成されることを特
徴とする。
【0011】この発明では、弾性片とカムとからなるキ
ャッチによって第二の羽根板の開閉がスムーズに行われ
る。
【0012】請求項4記載の発明は、第一の羽根板と、
この第一の羽根板の両端部に枢支されそれぞれに戸板を
固定する1対の第二の羽根板とを備えて平面視略々コ字
形を呈する折戸用二軸蝶番において、上記第一及び第二
の羽根板の間には第二の羽根板の閉じ状態を姿勢保持す
る保持機構を備え、第一及び第二の羽根板の端部には第
二の羽根板の回動ぶれを防止するガイド手段が設けられ
ていることを特徴とする。
【0013】この発明では、第二の羽根板の開閉動作が
行われる際、ガイド手段によってこれら第二の羽根板の
回動ぶれが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の1例
について、図面を参照しつつ説明する。本発明の折戸用
二軸蝶番は、前述した従来の二軸蝶番と同様、図1〜3
に示すように、金属材製の第一の羽根板1と、この第一
の羽根板1の両端(図1、2の左右方向)に枢支され、
それぞれに戸板2を固定する、やはり金属材製の1対の
第二の羽根板3とを備える。特に、本発明の折戸用二軸
蝶番においては、上記1対の第二の羽根板3の閉じた状
態を保持する保持機構4と、上記1対の第二の羽根板3
が閉じた状態におけるこれら第二の羽根板3同士の平行
度を調整自在な調整機構5とを備える。
【0015】上記保持機構4は、上記第一の羽根板1に
固定された弾性片6と、上記第二の羽根板3に一体に設
けられた、ポリアセタール等の合成樹脂製のカム片7と
によって構成される。上記弾性片6は、例えば1枚の弾
性材製の板材をコ字形に折り曲げ形成した後、両端部を
図示のように湾曲させることにより造る。そして、この
ようにして造られた弾性片6の中間部を、上記第一の羽
根板1に、ねじ止め等の手段により固定する。
【0016】これにより、弾性片6の先端部は、第二の
羽根板3に向けて突出した状態となる。又、上記カム片
7は、図示のような、外側面一部が突出した円筒形状を
有しており、第一、第二の羽根板1、3を枢支する枢軸
8に回動自在に枢支されている。このカム片7の一部
は、第二の羽根板3に固定し、第二の羽根板3と一体と
される。
【0017】一方、上記調整機構5は、上記第一の羽根
板1に固定された金属製のブロック9と、上記第二の羽
根板3が閉じた状態時にその頭部10が第二の羽根板3
に当接するように上記ブロック9のねじ孔9aに螺合
し、且つ、この頭部10の上記ブロック9の外側面から
の突出量を調整自在としたねじ11とによって構成され
る上記ブロック9は、第一の羽根板1に固定した場合
に、上記弾性片6及びカム片7の設置スペースが確保さ
れるように、その奥部(図5の上部)両側面を幅狭に形
成している。
【0018】更に、上記折戸用二軸蝶番のうち、折戸を
構成する戸板2の最上部に設けられる折戸用二軸蝶番に
おいては、図示のように、ガイド機構12を設けてい
る。このガイド機構12は、第一のガイド金具15と、
第二のガイド金具17とから構成されている。第一の羽
根板1に固定される第一のガイド金具15は、枢軸13
の上端部を遊嵌する、第二の羽根板3の回動に伴うこの
枢軸13の回動軌跡と等しい形状の円弧状長孔14を有
する。
【0019】又、この第一のガイド金具15の上方に配
設される第二のガイド金具17は、上記枢軸13の上端
部を遊嵌する水平方向に亙る長孔16を有する。上記枢
軸13が、第一の案内突部である。折戸を構成する場
合、二軸蝶番は、図1に示すように、戸板2の3個所位
置に、互いに等間隔に設ける。上記ガイド機構12を設
けるのは、戸板2の最上位置に設けられる二軸蝶番であ
る。他の二軸蝶番は、図4に示すように、ガイド機構1
2を設けない。
【0020】尚、第一のガイド金具15と第二のガイド
金具17とのいずれか一方に第二の案内突部を、他方
に、この案内突部を遊嵌する、上記第二のガイド金具1
7の移動方向に亙る第二の案内凹部を、それぞれ設け、
第二のガイド金具17の移動を円滑に行わせることもで
きる。例えば、第一の ガイド金具15の、図2に二点
鎖線で示す位置に長孔を形成するとともに、第二のガイ
ド金具17の内面で、図2に二点鎖線で示す位置に、上
記長孔に遊嵌する突出ピンを形成する。
【0021】上述のように構成される本発明の折戸用二
軸蝶番を用いて折戸を構成するには、1対の戸板2を第
二の羽根板3にねじ止め固定する。そして、この折戸を
閉じた状態とする場合には、1対の第二の羽根板3を、
互いに略平行な状態に閉じる。この際、上記保持機構4
を構成するブロック9の両側面により、第二の羽根板3
の回動のし過ぎが防止されるとともに、カム片7によ
り、第二の羽根板3と、この第二の羽根板3に固定され
た戸板2とは、当該状態を保持する。
【0022】すなわち、カム片7が弾性片6の先端部に
当接した状態であるため、外力が加わらない限り、カム
片7の突出部がこの弾性片6を乗り越えられず、当該位
置に保持される。又、1対の戸板2が一直線上に位置し
ない、蛇行した状態にある場合には、上記調整機構5に
より調整する。すなわち、1対の戸板2が蛇行した状態
にある場合、上記ブロック9に螺合するねじ11の螺合
量を変化させることにより、上記調整を行う。
【0023】そして、この状態から折戸を折り畳んだ状
態とする場合には、戸板2を開くべき所定の方向に力を
加える。この結果、1対の第二の羽根板3が回動して開
いた状態となり、第二の羽根板3に固定された戸板2が
折り畳まれる。この際、上記力を加えることにより、保
持機構4を構成するカム片7は、同じく保持機構4を構
成する弾性片6を、弾性変形させつつ乗り越える。乗り
越えた後は、上記弾性片6が復位するため、戸板2は開
いた状態に保持される。又、戸板2がこのように折り畳
まれた状態から閉じた状態にする場合には、上述の場合
とは逆に行う。
【0024】本例の折戸用二軸蝶番は、上述のように作
用するため、この折戸用二軸蝶番を用いて構成した折戸
は、音鳴りやがたつきが生じがたい。しかも、保持機構
4及び調整機構5を、この折戸用二軸蝶番自体に設けて
いるため、これら保持機構及び調整機構を、羽根板等に
別途設ける場合に比べ、折戸の組み付け作業が面倒にな
らず、製造コストの低減に寄与する。
【0025】又、第一の羽根板1の幅(ブロック9の
幅)を比較的大きくすることにより、操作時等における
指詰めを防止できる。従って、実用度の高い折戸用二軸
蝶番を提供できる。更に、戸板2の最上位置に設ける二
軸蝶番にガイド機構12を設けているため、羽根板2の
開閉が円滑に行われる。
【0026】
【発明の効果】本発明の折戸用二軸蝶番は、第一の羽根
板と第二の羽根板とを備えた折戸用二軸蝶番自体に、1
対の第二の羽根板の閉じた状態を保持するキャッチ付き
保持機構を備え、さらに、必要に応じて、戸板の開閉を
円滑に行わせるガイド機構を設けるため、がたつきや音
鳴りを防止でき、実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、折戸の部分
斜視図。
【図2】図1のA部を拡大して示す、分解斜視図。
【図3】要部を示す横断面図。
【図4】羽根板が開いた状態におけるガイド機構を示
す、平面図。
【図5】羽根板が閉じた状態におけるガイド機構を示
す、平面図。
【図6】従来構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1 第一の羽根板 2 羽根板 3 第二の羽根板 4 保持機構 5 調整機構 6 弾性片 7 カム片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−229355(JP,A) 実開 昭64−7690(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 3/06 E05D 11/10 E06B 3/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の羽根板と、この第一の羽根板の両
    端部に枢支されそれぞれに戸板を固定する1対の第二の
    羽根板とを備えて平面視略々コ字形を呈する折戸用二軸
    蝶番において、 上記第一及び第二の羽根板の間には、第二の羽根板の閉
    じ位置を姿勢保持する保持機構を備え、保持機構が、第
    二の羽根板の間隔を有するブロックと、キャッチとから
    なることを特徴とする折戸用二軸蝶番。
  2. 【請求項2】 ブロックには、第二の羽根板への各当接
    面に蛇行調整ねじがそれぞれ設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の折戸用二軸蝶番。
  3. 【請求項3】 キャッチは、第一の羽根板と第二の羽根
    板との間に設けられる弾性片とこの弾性片に係合離脱す
    るカムとから構成されることを特徴とする請求項1記載
    の折戸用二軸蝶番。
  4. 【請求項4】 第一の羽根板と、この第一の羽根板の両
    端部に枢支されそれぞれに戸板を固定する1対の第二の
    羽根板とを備えて平面視略々コ字形を呈する折戸用二軸
    蝶番において、 上記第一及び第二の羽根板の間には第二の羽根板の閉じ
    状態を姿勢保持する保持機構を備え、第一及び第二の羽
    根板の端部には第二の羽根板の回動ぶれを防止するガイ
    ド手段が設けられていることを特徴とする折戸用二軸蝶
    番。
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