JP3102729B2 - スライド蝶番 - Google Patents

スライド蝶番

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JP3102729B2
JP3102729B2 JP05164045A JP16404593A JP3102729B2 JP 3102729 B2 JP3102729 B2 JP 3102729B2 JP 05164045 A JP05164045 A JP 05164045A JP 16404593 A JP16404593 A JP 16404593A JP 3102729 B2 JP3102729 B2 JP 3102729B2
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義人 佐々木
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株式会社太田製作所
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家具、建築物等の扉
の開閉に用いる、扉の左右調整機構付きのスライド蝶番
に関する。
【0002】
【従来の技術】扉の左右調整機構付きのスライド蝶番と
しては、例えば図5に示す構造のものが知られている。
このスライド蝶番は、断面コ字状の本体アーム1、該ア
ームに内装されかつ末端部をかしめ鋲4にて本体アーム
と分離不能に鋲着された調整座2、該調整座を螺着する
固定座3、および本体アーム1と調整座2の間隔を調整
する調整ねじ5とから構成され、固定座3は取付ねじ6
により家具等の側壁7に固着され、調整座2は取付ねじ
8により固定座3に固着されている。9−1、9−2は
蝶番軸を取付ける軸孔で、扉側に設けた取付カップに4
本の蝶番軸と2個の連結片を介して蝶番結合する構造と
なっている。
【0003】上記構造のスライド蝶番において、調整ね
じ5は本体アーム1の背板1−1に螺着されかつその先
端を調整座2の背板2−1に貫通止着されており、該調
整ねじ5を回動させると、螺回の回動方向により本体ア
ーム1の背板1−1が調整座2の背板2−1に対して接
近、離間する構造となっている。すなわち、調整ねじ5
を時針方向に回動させると本体アーム1の背板1−1が
調整座2の背板2−1に接近し(図5A参照)、反時針
方向に回動させると本体アーム1の背板1−1が調整座
2の背板2−1から離間する仕組みとなっている(図5
B参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記構造の
スライド蝶番の場合、本体アーム1の背板1−1と調整
座2の背板2−1の間隔を調整する調整ねじ5が図5
(A)、(B)に示すごとく本体アーム1の背板1−1
より外方に突出するため、家具等に衣類を出し入れする
際にこの突出した調整ねじに衣類を引っ掛けたり、手や
指を負傷したりする場合がある。かかる対策として、調
整ねじが本体アーム1の背板1−1より突出しないよう
に、該調整ねじの頭部を本体アーム1の背板1−1にか
しめる方法を採用したものがある(実願昭60−398
64)。しかし、調整ねじの頭部を本体アーム1の背板
1−1にかしめる方法は、調整ねじの頭部を本体アーム
1の背板1−1の内側からかしめなければならないため
極めて面倒であるという難点がある。
【0005】この発明は、上記した従来のスライド蝶番
における調整ねじ頭部突出の問題を簡易な手段で解決す
るスライド蝶番を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、スライド蝶
番の調整ねじの部分に調整ねじ突出防止用のスペーサ部
材を組込むことによって調整ねじの外方突出を防止する
もので、断面コ字状の本体アーム、該アームに内装され
かつ末端部を本体アームと分離不能に鋲着された調整
座、該調整座を螺着する固定座、および本体アームと調
整座の間隔を調整する調整ねじとからなり、固定座を壁
側に固定し、扉側に設けた取付カップに4本の蝶番軸と
2個の連結片を介して蝶番結合する構造のスライド蝶番
において、前記調整ねじを本体アームの背板を緩貫通し
て調整座に螺着し、断面形状が凹形状で垂直片部が調整
座の背板を内側から緩貫通し頂部が本体アームの背板に
係止するごとく前記調整ネジを囲むように内装したスペ
ーサ部材を有し、調整ねじの頭部が本体アームの背板に
接触した状態で前記スペーサ部材に調整ねじの下端を回
動自在にかしめ、調整ねじとスペーサ部材が本体アーム
と一体的に動作するごとく構成したことを要旨とするも
のである。
【0007】
【作用】調整ねじは本体アームの背板を緩貫通して調整
座の背板に螺着されているため、該ねじを回動させるこ
とにより本体アームの背板部が調整座の背板に対して接
近、離間する。この調整ねじはその頭部を本体アームの
背板に接触させた状態で調整座の背板に螺着され、その
先端部は調整座に内装した断面凹形状のスペーサ部材に
回動自在にかしめて結合し、スペーサ部材は調整座を緩
貫通してその頂部を本体アームの背板に係止されている
ので、調整ねじを回動させた場合、該調整ねじは頭部が
本体アームの背板に接触した状態で本体アームとスペー
サ部材と一体的に動く。したがって、調整ねじを回動さ
せて本体アームを調整座に対して接近、離間させても、
調整ねじの頭部が本体アームの背板より突出することは
ない。
【0008】スペーサ部材を本体アームの背板に係止す
る手段としては、例えばスペーサ部材の頂部に突起を設
け、この突起が嵌入する係止孔を本体アームの背板に設
ける方式を採用することができる。なお、スペーサ部材
の形状は断面形状が凹形状であれば特に限定するもので
はないが、適当な幅の板片からなる凹形部材、あるいは
有底筒状体等が好適である。
【0009】
【実施例】図1はこの考案に係るスライド蝶番の全体構
成を示す展開斜視図、図2は同上のスライド蝶番を組立
てた状態を示す斜視図、図3は同上のスライド蝶番の使
用状態を示す縦断側面図、図4は同上のスライド蝶番の
本体アームの動きを示す図で、(A)は本体アームと調
節座との間隔を狭めた状態を示す縦断側面図、(B)は
本体アームと調節座との間隔を広げた状態を示す縦断側
面図であり、11は断面コ字状の本体アーム、12は断
面コ字状の調整座、13は固定座、14はかしめ鋲、1
5は調整ねじ、16は固定座取付ねじ、18は調整座取
付ねじ、19はスペーサ部材、20−1〜20−4は蝶
番軸、21−1、21−2は連結片、23は取付カッ
プ、24は側壁、25は扉である。
【0010】断面コ字状の本体アーム11は、背板11
−1に穿設した調整ねじ15の緩貫通孔11−2の周囲
にスペーサ部材19の係止孔11−3を有し、その後端
部を該アームに内嵌した調整座12とかしめ鋲14によ
りかしめ結合されている。
【0011】調整座12は、背板12−1に設けたねじ
孔12−2の周囲に前記係止孔11−3と同じ位置にス
ペーサ部材19を遊嵌するガイド孔12−3を有し、調
整座取付ねじ18にて固定座13に固定される。固定座
13は固定座取付ねじ16にて側壁24に固定される。
【0012】調整ねじの外方突出を防止するスペーサ部
材19は、平板19−1と垂直板19−2とからなる凹
形状で、垂直板19−2は調整座12の背板12−1に
穿設したガイド孔12−3に遊嵌し得る幅を有し、その
先端部には本体アーム11の背板11−1に穿設した係
止孔11−3に嵌入し得る突起19−3を設けている。
平板19−1には調整ねじ15の径より大きい貫通孔1
9−1aが穿設されている。このスペーサ部材19は、
調整座12の内側より挿入して垂直板19−2を調整座
背板12−1のガイド孔12−3を貫通してその先端部
の突起19−3を本体アームの背板11−1に設けた係
止孔11−3に嵌入させる。一方、調整ねじ15は本体
アームの緩貫通孔11−2より挿通し調整座のねじ孔1
2−2に螺入するとともに、その先端部をスペーサ部材
19の貫通孔19−1aに回動自在に貫通しかしめる。
調整ねじ15は、該調整ねじ15の頭部15−1が本体
アームの背板11−1に接触した状態でスペーサ部材1
9と一体的にかしめる。
【0013】上記構造のスライド蝶番において、調整ね
じ15を回動させると本体アーム11の背板11−1が
調整座12の背板12−1に対して接近、離間する。こ
のとき、調整ねじ15はその頭部15−1が本体アーム
の背板11−1に接触した状態で調整座12の背板12
−1に螺着され、かつその先端部は調整座12に内装し
たスペーサ部材19に回動自在にかしめられており、該
スペーサ部材の突起19−3が本体アームの係止孔11
−3に係止されているため、調整ねじ15は本体アーム
11とスペーサ部材19と一体的に動く。したがって、
図4(A)に示すごとく、該調整ねじ15を回動させて
本体アーム11の背板11−1を調整座12の背板12
−1に接近させても調整ねじ15が本体アームの背板1
1−1より外方へ突出することはない。また、図4
(B)に示すごとく、調整ねじ15を回動させて本体ア
ーム11の背板11−1を調整座12の背板12−1よ
り離間させても同様、調整ねじ15が本体アームの背板
11−1より外方へ突出することはない。
【0014】
【発明の効果】この発明は上記のごとく、調整ねじを本
体アームの背板より外方へ突出させないための部材を組
込んで構成したスライド蝶番であるから、扉の左右調整
を行っても調整ねじが本体アームの背板より外方へ突出
することがなくなり、家具等の扉の開閉に用いても衣類
を出入れする際に調整ねじに衣類を引っ掛けたり、手や
指等を負傷したりすることがなくなる。また、構造的に
も比較的簡単な部材を組込むだけでよいので、製作が容
易でかつコスト的にも高くつくことはなく、さらに既存
のスライド蝶番にも容易に適用可能である等の効果を有
し、極めて有用性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスライド蝶番の全体構成を示す
展開斜視図である。
【図2】同上のスライド蝶番を組立てた状態を示す斜視
図である。
【図3】同上のスライド蝶番の使用状態を示す縦断側面
図である。
【図4】同上のスライド蝶番の本体アームの動きを示す
図で、(A)は本体アームと調整座との間隔を狭めた状
態を示す縦断側面図、(B)は本体アームと調整座との
間隔を広げた状態を示す縦断側面図である。
【図5】従来のスライド蝶番の本体アームの動きを示す
図で、(A)は本体アームと調整座との間隔を狭めた状
態を示す縦断側面図、(B)は本体アームと調整座との
間隔を広げた状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
11 断面コ字状の本体アーム 12 断面コ字状の調整座 13 固定座 14 かしめ鋲 15 調整ねじ 16 固定座取付ねじ 18 調整座取付ねじ 19 スペーサ部材 20−1〜20−4 蝶番軸 21−1、21−2 連結片 23 取付カップ 24 壁側 25 扉

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面コ字状の本体アーム、該アームに内
    装されかつ末端部を本体アームと分離不能に鋲着された
    調整座、該調整座を螺着する固定座、および本体アーム
    と調整座の間隔を調整する調整ねじとからなり、固定座
    を壁側に固定し、扉側に設けた取付カップに4本の蝶番
    軸と2個の連結片を介して蝶番結合する構造のスライド
    蝶番において、前記調整ねじを本体アームの背板を緩貫
    通して調整座に螺着し、断面形状が凹形状で垂直片部が
    調整座の背板を内側から緩貫通し頂部が本体アームの背
    板に係止するごとく前記調整ネジを囲むように内装した
    スペーサ部材を有し、調整ねじの頭部が本体アームの背
    板に接触した状態で前記スペーサ部材に調整ねじの下端
    を回動自在に固定(又は、固着)し、調整ねじとスペー
    サ部材が本体アームと一体的に動作するごとく構成した
    ことを特徴とするスライド蝶番。
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