JP2831111B2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP2831111B2
JP2831111B2 JP2233977A JP23397790A JP2831111B2 JP 2831111 B2 JP2831111 B2 JP 2831111B2 JP 2233977 A JP2233977 A JP 2233977A JP 23397790 A JP23397790 A JP 23397790A JP 2831111 B2 JP2831111 B2 JP 2831111B2
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JP
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rack
hinge
door
slide body
case
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参郎 南
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OOSAKA KANAGU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は外部に露出せず、かつ開閉する扉端部が固定
側に接動しないようになした蝶番に関するものである。
〔従来の技術〕 扉を開閉可能にして柱、框等に取り付ける蝶番は一般
に扉側と柱等側とにそれぞれビス止めする平板状で、先
端に軸を挿通する枢着部を一体に形成した蝶番片を少な
くとも2つを用い、その枢着部を互いに絡み合わせてこ
れに軸を挿通して両片を可動自在に構成している。した
がってこの蝶番を用いると扉を閉じた状態でも蝶番の枢
着部が外部に露出し、外観を損なうものとなる。
しかし流し台、調理台、吊棚等の厨房用家具、タン
ス、ロッカー等においてはそのデザイン的に外観をすっ
きり納めることが要求される。この要求を満たすために
蝶番は閉扉時、外部に露しないものも提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の外部に露出しない蝶番はその外観をすっきりす
ることができるが、その構造が複雑で、蝶番に大きなト
ルクが作用するため、取付ビスが緩み易い欠点がある。
本発明では軽快に扉が開閉し、蝶番に大きなトルクが
作用せず、しかも扉の開閉時、固定側に接触摺動しない
ようになすことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するためになしたもので、固
定側にビス止めされるケース内に、出没摺動自在にスラ
イド体を嵌挿し、このスライド体の先端を扉側にビス止
めされるヒンジ本体と枢着し、前記スライド体内に摺動
自在にしてラックを嵌合するとともにこのラックの一端
に係着したリンクを介して前記ヒンジ本体と枢着し、前
記ラックと噛合するようにしてスライド体内にピニオン
を嵌合係止し、さらにこのピニオンに前記ラックと対向
し、同時にピニオンと噛合させるラックレールをケース
に固着してなることを要旨とする。
〔作 用〕
扉の開閉時でも蝶番には大きなトルクが作用しないの
で開閉作用は軽く行われる。また柱叉は框に対し扉を隙
間を設けることなく、開閉動作時、扉の一部が固定側に
接触摺動することもなく、開閉可能に取り付けられ、扉
の外部から蝶番が見えないので、外観がすっきりする。
〔実施例〕
以下本発明を図示の実施例にもとづいて説明する。
図においてAは柱、側板などの固定側にビス止めされ
るケース、BはこのケースA内に嵌挿され、出没摺動す
るスライド体、Cはスライド体Bと軸Eにて枢着される
ヒンジ本体、Dはスライド体内に嵌挿されるラック、F
はこのラックと噛合されるピニオンである。ケースAは
柱叉は側板・框等の固定側(以下柱等と略称する)にビ
スにて取り付けられるように角筒形をしたケース本体1
の側面叉または背面に取付片2,2を突設し、かつケース
Aの裏面側、すなわち柱等に接する側面に窓孔3を形成
すると共にこの凹溝4内に嵌挿されるスライド体Bを支
持するようにしてその長さ、幅等を適当に定められる。
スライド体Bは前記ケースAの凹溝4内に許容された
誤差の範囲内で、がたつくことなく摺動可能として嵌挿
支持されるようそのスライド体本体6の外形状を定め、
その長さはケース長と等しくするか、もしくはこれより
も長くすると共にその先端、すなわち常にケース端より
突出する側端にはL字形に曲がり、かつクレビス状のヒ
ンジ片7,7を一体に形成し、かつこのヒンジ片7,7にそれ
ぞれ2つの軸穴7a、7bを互いに対向して穿孔するととも
にスライド対本体6にその長手方向中央部に凹溝8を形
成し、この凹溝8のヒンジ側では溝幅を広くしてこの広
幅凹溝9内にラックDの係止片を嵌挿するようにし、凹
溝8に嵌合されるピニオンFを軸10にて回動自在に支持
する。この軸10はスライド体本体6に穿孔した軸穴11に
嵌合支持される。
ラックDは片面にラック歯を刻設した平板状のラック
本体12とこの一端部に設けた係止片13とよりなり、この
係止片13にはクレビス14を設け、このクレビス14にL字
形をしたリンク15の一端をピン軸16にて枢着せしめ、ラ
ック本体にはスライド体本体6の一側面、すなわち第1
図では底面側に広幅凹溝9よりも広い幅を有し、かつラ
ック本体12をスライド体長手方向に摺動可能にして嵌挿
するために形成した溝6a内に嵌挿され、かつ係止片13は
広幅凹溝9内に嵌挿される。そしてリンク15の先端はピ
ン軸17を介してヒンジ本体の取付片の軸穴に枢着され
る。
ケース本体1の窓孔3にはその周囲に形成した断面3a
を利用して平板状のラックレールGを嵌合する。この
時、ラックレールGに刻設したラック歯18はスライド体
本体に設けたピニオンFと噛合するようになす。したが
ってピニオンFにはその上下両面よりラックレールGが
互いに対向して噛合される。
先端がともにL字形となしたスライド体本体のヒンジ
7とリンク15の一端とはヒンジ本体Cに軸E、ピン軸17
を介して枢着される。このヒンジ本体Cは端部に扉側に
ビス止め可能とする取付フランジ18を突設し、有底筒形
をなしたヒンジ本体片19内にスライド体本体のヒンジ
7、リンク15の端部を嵌合するくぼみ20を形成し、この
くぼみ内に係片21を突設し、この係片21に前記リンク15
の一端をピン軸17にて枢着し、かつヒンジ本体片19に穿
孔した軸穴21に軸Eを介してスライド体本体6のヒンジ
7を枢着せしめ、扉に固定し、かつ開閉時ケースAとは
ケース端部をくぼみ20内に嵌合して直交するように両者
を連結される。
上述のように構成される蝶番はケースAをビスにて側
板等の固定側へ取り付ける際、窓孔3内に嵌合されたラ
ックレールGは固着されるとともにヒンジ本体Cを扉側
にビス止めする。扉を閉じた状態では側板端面に扉内側
面は当接されるようになっている。今、扉を開くと軸E
を中心としてヒンジ本体Cが扉の開き角度に応じて旋回
することとなる。この時、ヒンジ本体Cには軸Eを枢着
したスライド本体片のヒンジ7とL形のリンク15とがと
もに枢着されている。このため軸Eを中心としてヒンジ
本体Cが旋回するとき、軸Eとピン軸17とは偏心して設
けられているのでピン軸17は軸Eを中心にして旋回移動
することになる。これによりピン軸17にてリンク15がス
ライド体本体内より引き出されるようになる。このリン
ク15にはラックDが係止されているので、リンク15の引
き出しはラックDをも引き出すようになりこのラックD
の移動にてこれに噛合されているピニオンFを回動させ
る。このピニオンFはスライド体本体に軸10にて支持さ
れ、かつピニオンは固定側に固定されたケースのラック
レールのラック歯とも噛合されているので、ピニオンの
回動はスライド体Bを引き出すものとなる。このスライ
ド体Bの移動量はラックと噛合されるピニオン径及びヒ
ンジ本体の旋回角により定まり、これを扉を開く場合、
扉の一部が側板等の固定側に接しないようにして定める
ものである。
また反対に扉を閉じるときはヒンジ本体の旋回に応じ
てリンク15も開扉時と反対にスライド体本体内に押し込
められるようになって、さらにスライド体をも没するよ
うに移動するものとなり、扉は隙間なく閉じるものであ
る。
なおケースAとスライド体Bの全長はケースA内に嵌
挿されたスライド体Bが摺動して出没する際にもこのス
ライド体にかかる扉等の荷重を支持できるようにして適
当に定めるものである。
〔発明の効果〕
本発明による時は、固定側にビス止めされるケース内
に、出没摺動自在にスライド体を嵌挿し、このスライド
体の先端を扉側にビス止めされるヒンジ本体とを枢着
し、前記スライド体内に摺動自在にしてラックを嵌合す
るとともにこのラックの一端に係着したリンクを介して
前記ヒンジ本体と枢着し、前記ラックと噛合するように
してスライド体内にピニオンを嵌合係止し、さらにこの
ピニオンに前記ラックと対向し、同時にピニオンと噛合
させるラックレールをケースに固着してなるため、扉の
開閉動作に追従して扉の荷重を支持するスライド体をラ
ックピニオンにより出没させてこれをケースにて支持す
るようにしているので、扉の開閉がスムーズに行えると
ともに扉は開時において固定側より少し離間するため、
扉を傷つけることがなく、しかも扉の外部より露出する
ことなく取り付けられ、外観がしっくりし、かつ軽快に
開閉できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明蝶番の一実施例を示し、第1図は分解斜視
図、第2図は断面図、第3図は正面図、第4図は側面図
である。 Aはケース、Bはスライド体、Cはヒンジ本体、Dはラ
ック、Eは軸、Fはピニオン、Gはラックレール。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側にビス止めされるケース内に、出没
    摺動自在にスライド体を嵌挿し、このスライド体の先端
    を扉側にビス止めされるヒンジ本体と枢着し、前記スラ
    イド体内に摺動自在にしてラックを嵌合するとともにこ
    のラックの一端に係着したリンクを介して前記ヒンジ本
    体と枢着し、前記ラックと噛合するようにしてスライド
    体内にピニオンを嵌合係止し、さらにこのピニオンに前
    記ラックと対向し、同時にピニオンと噛合させるラック
    レールをケースに固着してなることを特徴とする蝶番。
JP2233977A 1990-09-04 1990-09-04 蝶 番 Expired - Lifetime JP2831111B2 (ja)

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