JP3190539B2 - 扉等開度調整器 - Google Patents

扉等開度調整器

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JP3190539B2 JP07919095A JP7919095A JP3190539B2 JP 3190539 B2 JP3190539 B2 JP 3190539B2 JP 07919095 A JP07919095 A JP 07919095A JP 7919095 A JP7919095 A JP 7919095A JP 3190539 B2 JP3190539 B2 JP 3190539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は扉等開度調整器に関す
る。さらに詳しくは、枠部材と、該枠部材に蝶着されて
いる扉等とのあいだに設けられ、扉等を90度以上開く
ことができるとともに、90度から180度の任意の角
度で、それ以上開かないような開度(最大開度)を設定
することができる扉等開度調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の扉等開度調整器としては、実公平
4−54294号公報、実公平5−7400号公報、実
公平5−7401号公報、実公平5−7402号公報、
実公平5−7403号公報、実公平5−7404号公
報、実公平5−19482号公報、実公平5−1948
3号公報などに開示されているようなものが知られてい
る。すなわち、図9に示されるように、外筒82と該外
筒82内に進退自在に挿通される長尺の内挿部材83と
から構成された伸縮ステー81のように、ステー(つっ
かえ棒)の長さを自由に調整して扉などの開度を調整す
る開度調整器が知られている。
【0003】そして、内挿部材83は外筒82に対し
て、ラチェット機構やデテント機構によって、不用意に
窓などが閉止しないように、全開または途中開度におい
て保持される仕組みになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の伸縮ステー81が取りつけられた窓Wでは通常90
〜110度ぐらいまで開いたときに、前記伸縮ステー8
1が伸びきったり、扉の角84に当たってしまうため、
それ以上開くことが物理的に不可能であるという問題が
ある。
【0005】一方、扉等を90度以上180度くらいま
で開くことができたとしても、建物の構造から、開度に
よっては壁や柱などに扉等が当たるおそれがある。ま
た、家具などを設置したあとで、その家具などに扉等が
当たるようになる可能性もある。そうしたばあい、扉や
家具等の破損が問題となる。
【0006】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、扉等を90度以上開くことができると
ともに、90度から180度の任意の角度で最大開度を
自由に設定することができる扉等開度調整器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の扉等開度調整器
は、(a)扉等にその先端部が回動自在に取り付けら
れ、最長位置を維持するためのステーストッパが設けら
れた伸縮ステーと、(b)枠部材に固着されるケースに
回動自在に支持され、その先端部に前記伸縮ステーの基
部が回動自在に取り付けられる送出レバーと、(c)前
記送出レバーを前記伸縮ステーのステーストッパがかか
るまで前記ケースに係止させておく係止手段と、(d)
前記送出レバーを挟着する挟着手段を有するとともに、
前記ケース内の適宜の位置に移動可能に形成されるスト
ッパと、(e)前記ストッパを前記ケースの適宜の位置
に固着するための固着手段を備えてなることを特徴とし
ている。
【0008】そして、前記送出レバーの後端部近傍に円
孔が形成されており、当該円孔に挿入される軸部材を前
記ケースが支持しており、前記係止手段が、前記送出レ
バーの円孔と先端部のあいだに設けられた係合溝と、該
係合溝に係止しうる係合ピンを揺動自在に支持する揺動
プレートと、該揺動プレートを前記係合ピンを前記係合
溝に係止させる方向に付勢する付勢手段からなり、前記
伸縮ステーが伸び切ってステーストッパがかかるまで前
記送出レバーの回動を阻止するよう調整されてなること
が好ましい。
【0009】また、前記ストッパが、略扇形状を呈する
複数のプレートを軸方向に積層したものであり、前記挟
着手段が、(a)前記送出レバーの後端部の回動を阻止
するために前記ストッパに形成された当接面と、(b)
該当接面に当接した前記送出レバーの後端部を挟持しう
る位置に配設された押圧プレートと、(c)該押圧プレ
ートに形成された係合突起と、(d)該係合突起が嵌入
するように前記送出レバーの後端部に形成された係合孔
からなり、扉等を閉じるときに前記伸縮ステーのステー
ストッパが外れるよりも先に、前記挟着手段から前記送
出レバーの後端部が離れるように調整されてなることが
好ましい。
【0010】さらに、前記固着手段が、(a)前記ケー
スに、前記軸部材を中心とし、かつ前記ストッパの周近
傍が当接しうる位置に穿設された三日月状孔と、(b)
該三日月状孔を貫通し、前記ストッパに設けられたネジ
孔に螺入される固定ネジと、(c)前記ストッパの周縁
部近傍に周に沿って等間隔に複数形成される小孔群と、
(d)該小孔群に嵌合するため当該小孔群と同じ径の周
上でかつ同じ間隔に前記ケースに前記小孔群に向かって
突設される小突起群からなることが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の扉等開度調整器によれば、まず伸縮ス
テーの伸長により扉等はほぼ90度の開度まで開くこと
ができる。
【0012】ほぼ90度で伸縮ステーが伸び切るとステ
ーストッパがそれを維持するように働くため、扉等はそ
の開度を維持することができる。
【0013】さらに、扉等を開くと、送出レバーを係止
させていた係止手段が外れ、送出レバーが回動し、伸縮
ステーの基部をさらに押し出す。これにより、扉等の縁
端部に伸縮ステーがつかえることなくほぼ90度から1
80度の開度まで開かせることが可能である。
【0014】送出レバーは軸部材を中心に回動し、送出
レバーのほぼ中央に設けられた係合溝に揺動プレートの
先端に設けられた係合ピンが係合しており、伸縮ステー
が伸び切ってステーストッパが完全にかかるまで、送出
レバーは回動を始めないよう係止手段によって制御され
る。
【0015】扉等の最大開度に、ほぼ90度から180
度のあいだで制限を設けたいときには、軸部材に遊嵌さ
れている扇型ストッパ(請求項におけるストッパ、以下
扇型ストッパという)の位置を適当な位置に変え、固着
手段によって固定する。扇型ストッパに設けられた挟着
手段は、送出レバーの後端部を挟着するので固定された
開度以上に送出レバーを回動させることはない。
【0016】扇型ストッパは、ケースに設けられた三日
月状孔を通して螺入される固定ネジによってケースに螺
着される。その際、扇型ストッパに形成された小孔群
に、ケースに設けられた小突起群が嵌入し、扇型ストッ
パの固定を強固なものとすることができる。
【0017】また、扇型ストッパに形成された当接面に
送出レバーが当接することにより、送出レバーの回動は
阻止され、押圧プレートによって押圧挟持される。送出
レバーの後端部に係合孔が、押圧プレートに係合突起が
それぞれ設けられており、それらが係合して、より強固
に送出レバーを挟持することができる。しかし、この挟
着手段の挟持力は、伸縮ステーのステーストッパの係止
力よりも弱く、扉等を閉じるときには、先に送出レバー
が挟着手段より離れて後退を始め、係止手段に納まって
から、ステーストッパが外れて伸縮ステーが縮小を始め
る。
【0018】
【実施例】つぎに、添付図面を参照しながら本発明の扉
等開度調整器を説明する。
【0019】図1は本発明の扉等開度調整器のケースの
上蓋を開いた状態での一部切欠斜視図、図2および図3
は図1の扉等開度調整器の切欠斜視図、図4は図1の扉
等開度調整器の組立斜視図、図5、図6および図7は本
発明の扉等開度調整器の使用状態の説明図、図8は伸縮
ステーの一例を示す組立前斜視説明図である。
【0020】本発明の扉等開度調整器は、図4に示され
るように、上蓋1と底板2とからなるケース3と、その
内部に収納される各要素と、送出レバー5の先端部5c
に取り付けられる伸縮ステーとからなり、各要素は、図
1〜2に示されるように配設されている。すなわち、ケ
ース3の図面上手前側には軸部材4が支持され、この軸
部材4に送出レバー5と扇型ストッパ7とが回動自在に
支持される。また、扇型ストッパ7の送出レバー5側の
側面には、送出レバー5の後端部5aを挟着するための
挟着手段8が形成されており、扇型ストッパ7の上面に
は扇型ストッパ7をケース3に固定するための固着手段
10が形成されている。さらに、送出レバー5の先端部
5cと軸部材4とのあいだには、係止手段9が設けられ
ている。係止手段9は送出レバー5の回動を制御する。
【0021】図4において、ケース3は、軸部材4を支
持しており、送出レバー5が、図4において向こう側に
進出できるように、向こう側の側面に溝(図示せず)が
設けられている。また、底板2は枠部材F(図5参照)
に螺着され、上蓋1の適当な位置にドライバーを挿入す
るための切欠2a、2bが設けられている。そして、螺
着後に被せられるようなカバー11を設けておくと、ネ
ジの頭や切欠2a、2bなどを隠せるので外観上好まし
い。そのようなカバー11は、嵌着または接着によって
取り付けることができる。
【0022】図1において、送出レバー5は、その後端
部5a近傍に円孔5bが設けられており、該円孔5bに
軸部材4が挿入され、送出レバー5は回動自在に支持さ
れる。送出レバー5の先端部5cにも円孔5dが設けら
れており、該円孔5dには伸縮ステー6の基部6aが回
動自在に取り付けられる。また、送出レバー5のほぼ中
央部には係止手段9が設けられ、伸縮ステー6が伸び切
ってステーストッパ(図8参照)が掛かるまで送出レバ
ー5が進出しないようにその係止力が制御される。
【0023】係止手段9は、係合溝12、揺動プレート
13およびスプリング14とから構成されることが好ま
しく、その係止力の調整は、スプリング14の強さ、係
合溝12の傾きなどによって適宜調整される。なお、ス
プリング14のほか、ゴムなどを揺動プレート13を付
勢する手段として用いることもできる。
【0024】揺動プレート13はケース3に支持された
軸15に遊嵌され、その先端には係合ピン16が突設さ
れている。また、先端の側部には舌片17が設けられて
おり、該舌片17にスプリング14の一方が取り付けら
れる。スプリング14のもう一方の端は、揺動プレート
13を矢印の逆方向に付勢する位置に、止めピン18
に取り付けられる。
【0025】係合溝12は、揺動プレート13の先端に
設けられる係合ピン16を受けるためのものであり、送
出レバー5の先端部5cがステーストッパの掛かった伸
縮ステー6によって矢印方向に強固に引っ張られる
と、揺動プレート13がスプリング14の付勢力に抗し
て矢印方向に揺動し、係合ピン16が係合溝12の側
面12aを摺動して係合状態が解除される。したがっ
て、この側面12aは、送出レバー5の進出方向に対
して傾斜するように形成される。また、送出レバー5が
後退すると、係合ピン16が係合溝12の外側面19に
当接し、この外側面19を摺動しつつ揺動プレート13
を矢印方向に揺動させ、係合溝12に嵌まり込む。
【0026】扇型ストッパ7は、複数の略扇型を呈する
プレートを積層してなることが好ましく、そのばあい、
各プレートの軸方向の厚さを変えることによって軸方向
の寸法を簡単に調整することができる。以下各プレート
を図面上において上から順に説明する。
【0027】1番上のプレート21の周縁部近傍には、
周に沿って等間隔に小孔が複数設けられ、固着手段10
としての役割を担う小孔群22を形成している。上から
2番目と3番目のプレートの厚さは送出レバー5の後端
部5aの段差に対応し、段差部分が内部に入り込むため
の切欠23が内周側に形成されている。4番目のプレー
ト24は送出レバー5の後端部5aとほぼ同じ厚さであ
り、その側面が当接面25を形成する。5番目のプレー
トは押圧プレート26であり、3番目のプレートの下面
27とともに、矢印方向に回転してくる送出レバー5
の後端部5aを挟持する。押圧プレート26の上面には
係合突起28が設けられており、送出レバー5の後端部
5aに形成された係合孔5eと係合し挟着力を強めるこ
とができる。押圧プレート26の下の2枚のプレート
は、押圧プレート26の押圧力を調整する役割を担って
おり、厚さを変えることによって挟着力を微調整するこ
とができる。
【0028】次に、図3に基づいて固着手段10を説明
する。
【0029】固着手段10は、扇型ストッパ7をケース
3に固定するためのものであり、固定位置を変えること
によって送出レバー5の最大回転角度θを変えることが
できる。このような固着手段10は、ケース3に形成さ
れた三日月状孔31(図4参照)と、固定ネジ32と、
小孔群22および小突起群33からなる。扇型ストッパ
7の位置を変えたいときには、固定ネジ32をゆるめ、
固定ネジ32の頭部を指でつまんで三日月状孔31に沿
って扇型ストッパ7および固定ネジ32を移動させ、所
望の位置で再び固定ねじ32を締結する。
【0030】三日月状孔31は、図4に示されるよう
に、軸部材4を中心とした三日月状の孔であり、該孔を
通して固定ネジ32が、扇型ストッパ7のネジ孔34
(図1参照)に螺入される。固定ネジ32の首部には締
結を強固なものとするため座金35が設けられることが
好ましく、また、外部からの締めつけを容易に行なえる
ように六角穴付ボルトとすることも好ましい。
【0031】小孔群22は扇型ストッパ7のプレート2
1に、周に沿って等間隔に設けられており、小突起群3
3は、小孔群22に嵌入しうるように、同じ円周に沿っ
て等間隔に、ケース3の上面から下面に突出するように
打刻されている。固定ネジ32を螺着する過程で小突起
33は一番近くの小孔22に導かれ嵌入する。これによ
って固着力は強固なものとなるので、扉等が勢いよく開
かれても、送出レバー5の後端部5aの側面を当接面2
5がしっかりと受け止めることができ、固定ネジ32の
締結によって決められた扉等の最大開度を確実に維持す
ることができる。
【0032】伸縮ステー6は、図8に示されるように、
外筒54と、外筒54内にその長手方向に挿入されうる
内挿部材55とから構成されている。伸縮ステー6は本
明細書の従来技術の欄にあげた各公告公報に開示されて
いるデテント機構による抵抗を受けながら内挿部材が出
入するものなど、公知のものを用いてもよい。しかし、
本実施例では、本出願人の出願(特願平5−15238
8号)にかかわる伸縮ステー6を用いている。このもの
は、内挿部材55の基部に外筒54に挿入されうるステ
ーストッパ56が備えられたものである。ステーストッ
パ56にはH型スリット57が形成され、その中央部に
テーパ状座面を有するネジ孔が形成され、このネジ孔に
テーパ下面を有する調節ネジ58が螺入されている。調
節ネジ58を締め込むとH型スリット57が開き、ステ
ーストッパ56の両側面59が張り出し、外筒54の両
内側面に押圧されて摺動抵抗が生じるようになってい
る。かかる抵抗により、伸縮ステー6を任意の長さで保
持することができる。また、60は外筒54内の底部に
形成された浅溝であり、ステーストッパ56下面に形成
された凸部61をガイドするものである。凸部61は、
内挿部材55が最大限引き出されたときに浅溝60内に
形成された係止突起62を乗り越えて係止されるので、
伸縮ステー6は最長位置で強固に保持される。
【0033】つぎに、図5、図6および図7に基づいて
本発明の扉等開度調整器の動作を説明する。
【0034】図5において、扉DはD1側が枠部材Fに
蝶着されており、ケース3は枠部材FのD1寄りにネジ
などによって固着される。また、伸縮ステー6は伸縮ス
テー6の先端を回転自在に取り付ける金具40を介し
て、ネジなどによって扉Dの取手側D2寄りに取り付け
られる。
【0035】図5は閉状態を示している。扉Dを開ける
にしたがって伸縮ステー6は伸長し、図6に示されるよ
うに約90度開いたところでステーストッパ(図8参
照)が最長位置を維持しうる位置に嵌合する。このとき
係止手段9(図1参照)は、送出レバー5を回動させな
いようにしっかりと係合している。図6の位置で扉Dは
ステーストッパによって開度を維持しうるが、さらに手
で扉Dを開いてやると係止手段9の係合状態が外れ、送
出レバー5が回動を始め、伸縮ステー6の基部6aを進
出させる。
【0036】図7は全開状態を示している。図7に示さ
れるように、伸縮ステー6の基部6aを送出レバー5で
送り出すことによって、伸縮ステー6の本体などが扉D
の縁端部D3に引っ掛かることなく、扉Dを約180度
まで開かせることができる。
【0037】また、扉Dを約180度まで開かせる途中
で、壁、柱、家具などの障害物に扉Dが衝突するおそれ
のあるばあいには、カバー11(図4参照)を外し、固
定ネジ32を適当な位置に固定して、送出レバー5の最
大回転角度θを制限しておく。たとえば、最大回転角度
θを45度としておくと扉Dは伸縮ステーによる約90
度の開度と合わせておよそ135度を最大開度とし、1
40度近辺にある障害物に衝突して破損する事故を防ぐ
ことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の扉等開度調整器は、扉や窓を9
0度以上180度程度まで開くことができ、しかも予め
決めておいた最大の開度以上に扉等が開かないよう強固
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉等開度調整器のケースの上蓋を開い
た状態での一部切欠斜視図である。
【図2】図1の扉等開度調整器の切欠斜視図である。
【図3】図1の扉等開度調整器の切欠斜視図である。
【図4】図1の扉等開度調整器の組立斜視図である。
【図5】本発明の扉等開度調整器の使用状態の説明図で
ある。
【図6】本発明の扉等開度調整器の使用状態の説明図で
ある。
【図7】本発明の扉等開度調整器の使用状態の説明図で
ある。
【図8】伸縮ステーの一例を示す組立前斜視図である。
【図9】伸縮ステーの扉への取付状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
3 ケース 4 軸部材 5 送出レバー 5a 後端部 5b 円孔 5c 先端部 5e 係合孔 6 伸縮ステー 6a 基部 7 扇型ストッパ 8 挟着手段 9 係止手段 10 固着手段 12 係合溝 13 揺動プレート 14 付勢手段(スプリング) 16 係合ピン 22 小孔群 25 当接面 26 押圧プレート 28 係合突起 31 三日月状孔 32 固定ネジ 33 小突起群 56 ステーストッパ F 枠部材 D 扉

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)扉等にその先端部が回動自在に取
    り付けられ、最長位置を維持するためのステーストッパ
    が設けられた伸縮ステーと、(b)枠部材に固着される
    ケースに回動自在に支持され、その先端部に前記伸縮ス
    テーの基部が回動自在に取り付けられる送出レバーと、
    (c)前記送出レバーを前記伸縮ステーのステーストッ
    パがかかるまで前記ケースに係止させておく係止手段
    と、(d)前記送出レバーを挟着する挟着手段を有する
    とともに、前記ケース内の適宜の位置に移動可能に形成
    されるストッパと、(e)前記ストッパを前記ケースの
    適宜の位置に固着するための固着手段を備えてなること
    を特徴とする扉等開度調整器。
  2. 【請求項2】 前記送出レバーの後端部近傍に円孔が形
    成されており、当該円孔に挿入される軸部材を前記ケー
    スが支持しており、前記係止手段が、前記送出レバーの
    円孔と先端部のあいだに設けられた係合溝と、該係合溝
    に係止しうる係合ピンを揺動自在に支持する揺動プレー
    トと、該揺動プレートを前記係合ピンを前記係合溝に係
    止させる方向に付勢する付勢手段からなり、前記伸縮ス
    テーが伸び切ってステーストッパがかかるまで前記送出
    レバーの回動を阻止するよう調整されてなる請求項1記
    載の扉等開度調整器。
  3. 【請求項3】 前記ストッパが、略扇形状を呈する複数
    のプレートを軸方向に積層したものであり、前記挟着手
    段が、(a)前記送出レバーの後端部の回動を阻止する
    ために前記ストッパに形成された当接面と、(b)該当
    接面に当接した前記送出レバーの後端部を挟持しうる位
    置に配設された押圧プレートと、(c)該押圧プレート
    に形成された係合突起と、(d)該係合突起が嵌入する
    ように前記送出レバーの後端部に形成された係合孔から
    なり、扉等を閉じるときに前記伸縮ステーのステースト
    ッパが外れるよりも先に、前記挟着手段から前記送出レ
    バーの後端部が離れるように調整されてなる請求項2記
    載の扉等開度調整器。
  4. 【請求項4】 前記固着手段が、(a)前記ケースに、
    前記軸部材を中心とし、かつ前記ストッパの周近傍が当
    接しうる位置に穿設された三日月状孔と、(b)該三日
    月状孔を貫通し、前記ストッパに設けられたネジ孔に螺
    入される固定ネジと、(c)前記ストッパの周縁部近傍
    に周に沿って等間隔に複数形成される小孔群と、(d)
    該小孔群に嵌合するため当該小孔群と同じ径の周上でか
    つ同じ間隔に前記ケースに前記小孔群に向かって突設さ
    れる小突起群からなる請求項3記載の扉等開度調整器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101673910B1 (ko) * 2015-05-14 2016-11-09 박치열 버튼 시동용 스위치의 캡

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101673910B1 (ko) * 2015-05-14 2016-11-09 박치열 버튼 시동용 스위치의 캡

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