JPH0511055Y2 - - Google Patents

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JPH0511055Y2
JPH0511055Y2 JP1986140700U JP14070086U JPH0511055Y2 JP H0511055 Y2 JPH0511055 Y2 JP H0511055Y2 JP 1986140700 U JP1986140700 U JP 1986140700U JP 14070086 U JP14070086 U JP 14070086U JP H0511055 Y2 JPH0511055 Y2 JP H0511055Y2
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JP
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window glass
outer frame
tilt
sliding
glass
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用サイドウインドに関するもの
である。
(従来の技術) 従来この種の車両用サイドウインドとしては、
第11図及び第12図に示されるように、車体に
取付けられるチヤンネル材1に内外2個の溝1
a,1bを設け、溝1aにフロントウインドガラ
ス2が、溝1bにリアウインドガラス3が夫々、
摺動可能に保持されている引違い窓や、第13図
及び第14図に示されるように、トグル式開閉機
構5とヒンジ6とによりチルトウインドガラスを
所定角だけ開閉可能なように保持するチルトウイ
ンドガラスが利用されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし上記したような引違い窓では、フロント
ウインドガラス2とリアウインドガラス3との間
に段差が生じる。このため、見ばえが悪くなり、
又、チヤンネル材1とフロントウインドガラス2
及びリアウインド3との間で風切音が発生する恐
れがあつた。一方、チルトウインド2では、窓開
時、トグル式開閉機構5により所定の角度のみし
か開放することができない。このため十分な開口
及び換気が望めないという欠点があつた。
故に本考案は引違い窓における欠点とチルトウ
インドにおける欠点とを同時に解決することを技
術的課題とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本考案におい
て講じた手段は、車体に取付けられた外枠フレー
ムと、該外枠フレームに前記外側フレームの側面
に沿つて摺動可能に支持されたスライドウインド
ガラスと、前記外側フレームに所定角回動可能に
支持され閉状態において前記スライドウインドガ
ラスと面一になると共に開状態において全体が前
記スライドウインドガラスの摺動軌道上から開放
されるチルトウインドガラスと、前記外側フレー
ムと前記チルトウインドガラスの一端側との間に
配設され前記チルトウインドガラスを閉状態及び
開状態で保持すると共に前記チルトウインドガラ
スの前記スライドウインドガラスより離間した一
端側を所定角回動させる開閉機構と、前記チルト
ウインドガラスの前記スライドウインドガラス近
傍の他端側と前記外側フレームとの間に配設され
前記開閉機構による前記チルトウインドガラスの
一端側の所定角回動動作に伴い前記チルトウイン
ドガラスの他端側を移行させるリンクを有したこ
とにある。
(作用) 上記技術的手段は次のよう作用する。
すなわち、サイドウインドの閉時は、スライド
ウインドガラスとチルトウインドガラスとが車体
に沿つて略面一となつている。しかし、チルトウ
インドガラスの開時には、リンク状ヒンジ機構に
よりスライドウインドガラスの軌道つまりレール
上を解放するため、スライドガラスを開けること
ができる。
よつて、サイドウインドをその閉時には車体に
沿つて略面一とでき風切音をなくせる。しかも、
開時には充分な開口量を確保できることとなる。
(実施例) 本考案の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
第1図に図示したように、車両用スライドウイ
ンド10は、矩形状を呈した外枠フレーム11
と、フロントウインドガラス20と、リアウイン
ドガラス30とを有している。
フロントウインドガラス20の4つのコーナ部
分には、夫々リテーナ21が設けられ、第2図に
図示したように各リテーナ21を介してガイドロ
ーラ22がフロントウインドガラス20の面に対
して平行となるように取付けられている。更に外
枠フレーム11の第1図示上部及び下部の全長に
わたり断面略Cの字形の溝23aとガイドレール
23bとを有するチヤンネル材23が外枠フレー
ム11に設けられている。この上下のガイドレー
ル23b内に各ガイドローラ22が装架され外枠
フレーム11の側面に沿つて摺動可能なようにフ
ロントウインドガラス20が保持されている。
ガイドレール23bにはリツプ状ひだ部材23
cが装着されている。このひだ部材23cはゴム
製で、リテーナ21に当接して、ガイドレール2
3bが車外から覆われるようにシールしている。
尚、ガイドレール23bの形状を明示するため下
側のガイドレール23bでは本来装着されている
ひだ部材23cの図示を省略している。又、チヤ
ンネル材23の上下各溝23aにはウエザースト
リツプ25が装着されておりチヤンネル材23と
フロントウインドガラス20及びリアウインドガ
ラス30(第3図参照)との間をシールしてい
る。同様に、外枠フレーム11の両側部分の溝2
3aにもウエザーストリツプ25が装着されてい
る(第4図参照)。
外枠フレーム11の外周にはウエザーストリツ
プ27が装着され、外枠フレーム11とボデー4
0との間をシールする。又、外枠フレーム11の
下面に、固定されている位置決め部材26により
外枠フレーム11のボデー30への取付け高さが
規定される。この規定された取付け高さにおい
て、止め部材24により外枠フレーム11がボデ
ー40に係止固定されている。
第3図に図示したように、リアウインドガラス
30の前端上下には、夫々ピン31により2本の
リンク32の一端が回動可能に軸支されている。
両リンク32の他端はチヤンネル材23にビス3
3により回動可能に軸支されている。更にリアウ
インドガラス30の後端中央部には、リアウイン
ドガラス30をロツク、又は所定の角度だけ開け
て保持するトグル式の開閉機構34が設けてある
(第4図乃至第6図参照)。尚、ピン31はリアウ
インドガラス30に取付けられたフレーム31a
に設けられている。
次に作動について説明する。
第4図において、フロントウインドガラス20
及び、リアウインドガラス30が閉の時、フロン
トウインドガラス20とリアウインドガラス30
とは互いに面一となつており、しかも両ウンンド
ガラス20,30はボデー40とも同一面となつ
ている。更に、フロントウインドガラス20とリ
アウインドガラス20とリアウインドガラス30
との当接部は、リアウインドガラス30の前縁に
沿つて取付けられたセンターシール部材35によ
りシールされている。又、フロントウインドガラ
ス20は周知のロツク機構29により外枠フレー
ム11にロツクされている。又、リアウインドガ
ラス30は周知のトグル式の開閉機構34により
外枠フレーム11にロツクされている。
ここで、開閉機構34を第4図に図示したA方
向に回動さながら室外側へ押し出すと第5図に示
されるようにリアウインドガラス30は所定の角
度だけチルトアツプし、開状態となる。この時、
両リンク32も回動するため、センターシール部
材35がリテーナ21よりも室外側へ移行する。
この結果、フロントウインドガラス20はその摺
動する軌道が開放され摺動可能となる。これによ
り第6図に示されるようにロツク機構29をはず
しフロントウインドガラス20を摺動させフロン
トウインドガラス20も開状態とすることができ
る。
第7図及び第8図に示されるように、リアウイ
ンドガラス30のリンク32を1本の長いリンク
としたり、第9図および第10図に示されるよう
にリンク32を外枠フレーム11の上部に、開閉
機構34を外枠フレーム11の下部側に設けるこ
とによりリアウインドガラス30の下部をチルト
アツプさせるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案と同じように、フロントウインドガラス
とリアウインドガラスとを面一的にする手段とし
ては、実開昭57−27077号公報に示されるものが
知られている。このものでは、リアウインドガラ
スを固定ガラスとして、フロントウインドガラス
をリンクにより室外側へ移行させながら固定ガラ
スの前方へスライドさせて窓を閉じるようになつ
ている。このためフロントウインドガラスの外面
を外枠フレームの内面に押圧して閉時のシールを
確保しなければならず、ガラス面と外枠フレー
ム、即ちボデーとの間に段差が生じる。この段差
により風切音が発生する問題があつた。
しかし本考案は、車体に取付けられた外枠フレ
ームと、該外枠フレームに前記外側フレームの側
面に沿つて摺動可能に支持されたスライドウイン
ドガラスと、前記外側フレームに所定角回動可能
に支持され閉状態において前記スライドウインド
ガラスと面一になると共に開状態において全体が
前記スライドウインドガラスの摺動軌道上から開
放されるチルトウインドガラスと、前記外側フレ
ームと前記チルトウインドガラスの一端側との間
に配設され前記チルトウインドガラスを閉状態及
び開状態で保持すると共に前記チルトウインドガ
ラスの前記スライドウインドガラスより離間した
一端側を所定角回動させる開閉機構と、前記チル
トウインドガラスの前記スライドウインドガラス
近傍の他端側と前記外側フレームとの間に配設さ
れ前記開閉機構による前記チルトウインドガラス
の一端側の所定角回動動作に伴い前記チルトウイ
ンドガラスの他端側を移行させるリンクとを有し
て車両用サイドウインドを構成したので、上記の
ものに比し次のような効果を奏する。
スライドウインドガラスとチルトウインドガ
ラスとがボデーに対しても面一であるため見ば
えが良くなり、しかも、風切音が発生しない。
スライドウインドガラスとチルトウインドガ
ラスの何れも開けることができ充分な換気をす
ることができる。
チルトウインドガラス全体をスライドウイン
ドガラスの摺動軌跡上から開放することができ
スライドウインドガラスの開口量を大きくとる
ことができる。
チルトウインドガラスを両端側で支持するこ
とができその支持を安定的なものとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる車両用サイドウインド
の外観図、第2図は第1図のD−D線断面図、第
3図は第1図のE−E線断面図、第4図〜第6図
は車両用スライドウインドの作動を示す第1図の
F−F線断面図、第7図〜第10図は本考案に係
る車両用スライドウインドの2つの変形実施例を
表わす外観図若しくは正面図、第11図〜第15
図は従来の車両用スライドウインドの外観図、断
面図及び車両への取付け状態の一例を示す斜視図
である。 10……車両用スライドウインド、11……外
枠フレーム、20……フロントウインドガラス
(スライドウインドガラス)、21……リテーナ、
22……ガイドローラ23……チヤンネル材、2
3b……ガイドレール、24……止め部材、2
5,27……ウエザーストリツプ、26……位置
決め部材、29……ロツク機構、30……リアウ
インドガラス(チルトウインドガラス)、31…
…ピン、32……リンク(ヒンジ機構)、33…
…ビス、34……開閉機構(ヒンジ機構)、35
……センターシール部材、40……ボデー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に取付けられた外枠フレームと、該外枠フ
    レームに前記外側フレームの側面に沿つて摺動可
    能に支持されたスライドウインドガラスと、前記
    外側フレームに所定角回動可能に支持され閉状態
    において前記スライドウインドガラスと面一にな
    ると共に開状態において全体が前記スライドウイ
    ンドガラスの摺動軌道上から開放されるチルトウ
    インドガラスと、前記外側フレームと前記チルト
    ウインドガラスの一端側との間に配設され前記チ
    ルトウインドガラスを閉状態及び開状態で保持す
    ると共に前記チルトウインドガラスの前記スライ
    ドウインドガラスより離間した一端側を所定角回
    動させる開閉機構と、前記チルトウインドガラス
    の前記スライドウインドガラス近傍の他端側と前
    記外側フレームとの間に配設され前記開閉機構に
    よる前記チルトウインドガラスの一端側の所定角
    回動動作に伴い前記チルトウインドガラスの他端
    側を移行させるリンクとを有する車両用サイドウ
    インド。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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