JPH021137Y2 - - Google Patents

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JPH021137Y2
JPH021137Y2 JP15689884U JP15689884U JPH021137Y2 JP H021137 Y2 JPH021137 Y2 JP H021137Y2 JP 15689884 U JP15689884 U JP 15689884U JP 15689884 U JP15689884 U JP 15689884U JP H021137 Y2 JPH021137 Y2 JP H021137Y2
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stopper
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、乗物屋根に設けられるスライドサン
ルーフ装置に関する。
(従来の技術) スライドサンルーフ装置として、例えば、実開
昭57−62727号明細書及び実願昭57−134952号明
細書に記載されたものが公知である。
この従来のものは、第11図及び第12図に示
すように、案内レール111の上面に切欠き部1
12が設けられ、この切欠き部112にセツトプ
レート113が取付けられ、このセツトプレート
113には上方へ突出するストツパー114が設
けられている。
この切欠き部112及びストツパー114は、
カバー部材の開口部閉鎖状態維持、及び、カバー
部材の後部上昇時におけるカバー部材の後方移動
阻止のために不可欠のものである。
(考案が解決しようとする問題点) サンルーフ装置は、乗物屋根の厚み内に設けな
ければならない。その厚みは非常に薄いものであ
る。
しかし、上記の如く、案内レールの上面にスト
ツパー114が突出していると、このストツパー
114の上方に案内レールの構造物(例えば、ガ
ラスサポートやW/Sやデフレクシヨンカバー
等)の通過すき間を確保しなければならず、これ
は、サンルーフ装置の厚みの増大の原因となつて
いた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、厚みの薄いサンルーフ装置を提供す
ることを目的とし、その目的達成のための手段
は、乗物屋根に開口部を設け、該開口部をカバー
部材で開閉自在に施蓋すると共に、開口部の左右
両側の下方に案内レールを前後方向に沿つて設
け、該レールに駆動体を前後移動自在に嵌合し、
該駆動体と前記カバー部材に設けたリフターとを
所定量の相対移動を許容しその後は同行移動する
よう連結し、前記相対移動によりリフターがカム
を介しそて上下動してカバー部材の後部を昇降自
在とすると共に、前記駆動体の移動でリフターと
相対移動が生じるよう、リフターに係脱自在に係
合してリフターの上下動は許容するか前後方向の
移動は阻止するストツパーが設けられたものにお
いて、 前記ストツパーは案内レール上面から出没自在
に設けられ、且つ常時スプリング力で没入姿勢に
保持されていると共に、リフターの上下動の時、
リフターに係合すべく、前記スプリング力に抗し
てストツパーを案内レール上面より突出させる押
圧手段が前記駆動体に設けられた点にある。
〔作用〕
本考案によれば、カバー部材の昇降動作時には
ストツパーは押圧手段により押圧されて案内レー
ル上面より突出し、リフターと係合してリフター
の前後方向の移動を防止し、そのストツパーとし
ての機能を発揮し、カバー部材が前後方向に移動
する時は、案内レール内に没入するため、案内レ
ール上の構造物のすき間を、案内レールの上面か
ら取ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に従い説明すると、
第7〜10図において、乗物Aの一例としての車
輛の屋根1には、その前部に窓開口部2が形成さ
れ、該窓開口部2は断面L字状のシール部材3で
縁取りされている。屋根1下面には乗物室内の上
面を形成する天井板4が固着され、窓開口部2位
置で屋根1と天井板4とは離間配置され、天井板
4に窓開口部2に対応する天井開口部5が形成さ
れ、該天井開口部5は化粧部材で縁取りされてい
る。
天井開口部5両側の天井板4上面に夫々案内レ
ール6が設けられ、該案内レール6に沿つて前後
移動自在とされる駆動体7及び前・後移動体8,
9が設けられる。該駆動体7は、駆動源、例えば
電動機や手動ハンドルに押・引可能のワイヤー等
連動体10を介して連結される駆動体本体11
と、該本体11から突設された前後一対の摺動子
12,12とで構成され、これら摺動子12,1
2及び前・後移動体8,9は側面視楕円形をなす
樹脂材等で形成される。案内レール6は第4図に
示す如く、開口のコの字形状に形成され、上記摺
動子12,12や前・後移動体8,9は案内レー
ル6のコの字形案内溝6aに前後摺動自在に内嵌
される。
カバー部材13は窓開口部2に嵌脱自在に内嵌
されて該窓開口部2を開閉自在とするもので、透
明ガラス、金属板、樹脂板等で構成され、カバー
部材13の窓開口部2への内嵌時には、カバー部
材13の周縁部、特に周縁部下面がシール部材3
の下片3a上面に押接してシール機能が達成さ
れ、窓開口部2が閉鎖される。
上記カバー部材13は図外ブラケツトを介し
て、左右一対のカバーフレーム14に架設支持さ
れ、カバーフレーム14前端が前移動体8に横向
軸心回り回動自在に枢支される。
リフター15は左右一対設けられ、各リフター
15前後端は後移動体9とカバーフレーム14回
動部に夫々枢支され、駆動体7とリフター15中
途部の一方にカム軸16、他方に該カム軸16と
係合するカム溝17が設けられ、これらカム軸1
6とカム溝17はカム装置を構成する。図例で
は、駆動体7に前・後カム軸16a,16bが軸
心横向として突設され、リフター15中途部に直
線的な前カム溝17aと伏倒姿勢のくの字状後カ
ム溝17bとが形成されている。
リフター15前端は更に前方に延設され、該延
設端に補助移動体19が突設される。該補助移動
体19は、リフター15が上方回動し、カバー部
材13後部を上方回動姿勢とした状態で案内レー
ル6に摺動自在に内嵌され(第9図、及び第10
図)、カバー部材13の窓開口部2対向位置で、
カバー部材13が上方回動姿勢から下方回動する
間、該補助移動体19は案内レール6に形成され
た係合切欠20を通過して案内レール6に対する
嵌合が解除される(第8図)。
すなわち、第1〜6図に示すように、案内レー
ル6のコの字形案内溝6aの上壁に切欠部18が
設けられ、その切欠部18の案内レール6上面に
セツトプレート21が取着され、該セツトプレー
ト21に前記係合切欠20が形成されている。
セツトプレート21の裏面には、板スプリング
を折曲成形して成るストツパー22がリベツト2
3で固着されている。ストツパー22の頭部24
は、係合切欠20から上方へ出没自在に構成さ
れ、常時は、第2図に示すように案内溝6a内に
没入するようスプリング力により付勢されてい
る。
上記ストツパー22は、第1図に示す如く、摺
動子12に押圧されてその頭部24が係合切欠2
0より突出する。また、前移動体8によつても押
圧され、その頭部24は突出する。従つて、スト
ツパー22には、摺動子12及び前移動体8と滑
らかに摺接すべく傾斜面22a,22bが形成さ
れている。
而して、カバー部材13の窓開口部2対向位置
において、駆動源の作動による駆動体7の前方移
動でカム軸16がカム溝17に沿つて前方に摺動
してリフター15が後移動体9を中心として下方
回動し、これに連動するカバーフレーム14の前
移動体8を中心とする下方回動を介して、カバー
部材13が下方回動され、この下方回動姿勢のカ
バー部材13で窓開口部2が閉鎖状態とされる
(第8図)。上記の場合、前カム軸16aが前カム
溝17aの上面を押圧し、後カム軸16bが後カ
ム溝17bの下面を押圧する。また、カム軸16
がカム溝17に沿つて前方移動する際、カバー部
材13前端がシール部材3の堅向片3bに当接
し、若しくは他のストツパー部材によりカバー部
材13の前方移動が阻止される。
そして、ストツパー22は第1図に示すように
摺動子12に押圧されて案内レール6上方へ突出
している。補助移動体19は切欠20より上方移
動してストツパー22の頭部24の前面に当接し
ている。
一方、カバー部材13の窓開口部2対向位置に
おいて、駆動源の作動による駆動体7の後方移動
でカム軸16がカム溝17に沿つて摺動してリフ
ター15が後移動体9を中心として上方回動し、
これに連動するカバーフレーム14の前移動体8
を中心とする上方回動を介して、カバー部材13
が上方回動され、この上方回動姿勢のカバー部材
13は窓開口部2の主に後部を開放状態とする
(第9図)。そして、上記した如く、カム軸16が
カム溝17に沿つて後方移動する際、補助移動体
19がストツパー22の頭部24前面に押接し
て、カバー部材13の後方移動が阻止されると共
に、移動体19は切欠20を通つて案内溝6a内
に嵌合する。ストツパー22は摺動子12による
押圧を解除される。
尚、カバー部材13の上方回動姿勢からの駆動
体7の後方駆動で、案内レール6を摺動する後移
動体9と補助移動体19とが協働してリフター1
5を上方回動姿勢に保持し、これによつて、カバ
ー部材13の上方回動姿勢が保持され、窓開口部
2が開放される(第10図、及び第2図)。
この第2図及び第10図の状態では、ストツパ
ー22は案内溝6a内に没入しており、案内レー
ル6上面には突出物がなくなつている。
尚、上記説明から明らかな如く、駆動体7、前
後移動体8,9、リフター15等により昇降装置
が構成され、また摺動子12等によりストツパー
22の押圧手段が構成されている。
第13図及び第14図に示すものは、本考案の
他の実施例であり、カバー部材13が開口部閉塞
状態からその後部が下方へ移動し、次に後方へ移
動して開口部2を開放すると共に、カバー部材1
3は屋根1下方に収納される形式のスライドサン
ルーフ装置である。
この第13,14図に示す実施例においても、
そのストツパー22の詳細は、第1〜6図に示す
ものと全く同じである。
第13,14図において、カバー部材13の前
部は案内レール6に前後方向移動自在に嵌合され
た前移動体8にブラケツト30を介して支持され
ている。
カバー部材13の後部は昇降装置により支持さ
れており、この昇降装置は、案内レール6に前後
方向移動自在に嵌合された駆動体7と、該駆動体
7に連結されたリフター15とから成る。
駆動体7は連動体10に連結された本体11
と、本体11に取付けられた前後一対の摺動子1
2,12を有し、摺動子12が案内レール6に嵌
合している。
この駆動体本体11の上面にカム軸16が固定
されている。
リフター15は、カバー部材13の後部の左右
両側に取付けられるカムブラケツト31と、該カ
ムブラケツト31の外側面に取付けられるカム3
2とから成る。カム32の後部は支軸33を介し
て回動自在にカムブラケツト31に枢支され、カ
ム32の前部はピン34を介してカムブラケツト
31の長孔35に係合している。
カム32にはカム溝17が設けられ、このカム
溝17に前記カム軸16が相対移動自在に嵌合し
ている。上記カム溝17は前部が水平で後部が後
上がり状に成形されている。
前記カムブラケツト31の前部の下部にピンか
ら成る補助移動体19が取付けられている。この
補助移動体19は、案内レール6に摺動自在に嵌
合すると共に、案内レール6に設けられた係合切
欠20を通つて案内レール6の上方へ移動自在で
ある。
上記案内レール6の切欠部20には、第1〜6
図に示すようにストツパー22が取付けられてい
る。
上記第13,14図に示す実施例によれば、第
13図に示す開口部閉塞状態において、駆動体7
は前側に移動しており、カム軸16はカム溝17
の前端部に位置している。従つて、リフター15
は相対的に上昇位置にあり、補助移動体19は切
欠部20から案内レール6の上方へ移動してい
る。
このとき、前部の摺動子12がストツパー22
の傾斜面22aを押圧するので、ストツパー22
の頭部24が案内レール6の上面より上方へ突出
し、該頭部24に補助移動体19が接当している
(第1図の状態)。
しかして、この実施例においても、摺動子12
がストツパー22の押圧手段を構成している。
次に、第14図に示すように、カバー部材13
の後部を下降させるには、連動体10を介して駆
動体7を後方へ移動さす。このとき、補助移動体
19はまだ突出しているストツパーの頭部24に
当接しているので、リフター15の後方移動は阻
止され、カム軸16とカム溝17の相対移動が生
じ、リフター15は下降する。下降完了するとカ
ム軸16はカム溝17の後端に位置するので、そ
の後移動体7が更に後方へ移動すれば、それに同
行してリフター15も移動する。すなわちカバー
部材13は屋根Tの下方へ収納され開口部2が開
放される。
上記後方移動に際して、ストツパー22は押圧
手段12による押圧を解除されるため案内レール
6内に没入する(第2図の状態)。
しかして案内レール6上面上には突出する何も
のも存在しなくなる。
尚、本考案は、上記各々の実施例に限定される
ものではなく、例えば、特公昭58−14328号公報
に記載の形式のサンルーフ装置にも適用可能であ
る。
(考案の効果) 本考案によれば、ストツパーが案内レールから
出没自在であるから、常時突出しているものに比
べ、サンルーフ装置全体の厚みを薄くすることが
出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部正面図であ
り、ストツパーが突出している状態を示し、第2
図は同ストツパーが没入している状態を示してい
る。第3図は同平面図、第4図は第3図−線
断面図、第5図は第3図の正面図、第6図はスト
ツパー等の斜視図、第7図は乗物の平面図、第8
図は第7図の−線断面図、第9図は第8図の
状態からカバー部材の後部を上方移動させた状態
を示す断面図、第10図は同後方移動した状態を
示す断面図、第11図は従来例の斜視図、第12
図は従来例の正面図、第13図及び第14図は本
考案の他の実施例を示す各断面図である。 1……屋根、2……開口部、6……案内レー
ル、13……カバー部材、22……ストツパー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 乗物屋根に開口部を設け、該開口部をカバー部
    材で開閉自在に施蓋すると共に、開口部の左右両
    側の下方に案内レールを前後方向に沿つて設け、
    該レールに駆動体を前後移動自在に嵌合し、該駆
    動体と前記カバー部材に設けたリフターとを所定
    量の相対移動を許容しその後は同行移動するよう
    連結し、前記相対移動によりリフターがカムを介
    して上下動してカバー部材の後部を昇降自在とす
    ると共に、前記駆動体の移動でリフターと相対移
    動が生じるよう、リフターに係脱自在に係合して
    リフターの上下動は許容するが前後方向の移動は
    阻止するストツパーが設けられたものにおいて、 前記ストツパーは案内レール上面から出没自在
    に設けられ、且つ常時スプリング力で没入姿勢に
    保持されていると共に、リフターの上下動の時、
    リフターに係合すべく、前記スプリング力に抗し
    てストツパーを案内レール上面より突出させる押
    圧手段が前記駆動体に設けられたことを特徴とす
    るスライドサンルーフ装置。
JP15689884U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH021137Y2 (ja)

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JPS6171512U JPS6171512U (ja) 1986-05-15
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JPH0428818Y2 (ja) * 1987-07-31 1992-07-14
DE102015105381B4 (de) * 2015-04-09 2019-05-29 Webasto SE Anordnung mit einem Deckel für ein Fahrzeugdach und Fahrzeugdach für ein Kraftfahrzeug

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