JP2521928Y2 - サッシ窓 - Google Patents

サッシ窓

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JP2521928Y2
JP2521928Y2 JP7106990U JP7106990U JP2521928Y2 JP 2521928 Y2 JP2521928 Y2 JP 2521928Y2 JP 7106990 U JP7106990 U JP 7106990U JP 7106990 U JP7106990 U JP 7106990U JP 2521928 Y2 JP2521928 Y2 JP 2521928Y2
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俊男 袋
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、常時窓に固定された嵌殺し状態にある障子
を、例えば窓拭きの時に障子ガラスの外側へ手が届くよ
うに移動させ得るサッシ窓に関する。
(従来の技術) 嵌殺し障子は、一般に上框、下框、左右縦框で枠組み
された框体の中に板ガラスを組み込んだもので、窓枠に
は完全に嵌まった固定状態となっていて開くことができ
ず、また、多くの場合、窓枠の片側に引き障子や開き障
子が嵌殺し障子と並べて納められていて、このような場
合には、嵌殺し障子と引き障子または開き障子との間
に、方立が介在されているため、嵌殺し障子を開くこと
ができない。
(考案が解決しようとする課題) 従来の嵌殺し障子は、上記のように建物に固定して設
けられているため、強風等に対する強度的な安定性、防
犯に対する安心、開閉の煩わしさから開放される等の利
点を有している。しかしその反面、室内側から板ガラス
の外側を拭くことはできないという不都合があった。確
かに、片側に引き障子や開き障子がある場合は、その障
子を開くことによって、嵌殺し障子の板ガラスに手が届
くけれども、この場合でも端までは手が届かないことが
多く、ガラスの隅々までを拭くことはできい。そのた
め、一般的には室外に出て長い柄付きの拭き具を使った
り、ホースで水を掛ける等の手段で嵌殺し障子の板ガラ
スの外側全面を拭いていた。
本考案は、上記のような実情に鑑みてなされたもの
で、通常は嵌殺し障子として用いられているものを、必
要に応じて開放することができるサッシ窓を提案するも
のである。
(課題を解決するための手段) すなわち本考案は、実施例で用いる符号を付して記す
と、 障子走行用のレール7,8を備えた上下枠3,4と、左右縦
枠5,5とを枠組みして形成される窓枠Fと、 前記レール7,8間に配置され、前記窓枠Fに対する固
定手段を有するとともに、前記下枠4のレール8を転動
する左右の戸車51,52を備えた障子1と、 前記障子1に隣接し、前記窓枠Fに装着される辷出し
障子2と、 を備え、前記障子1は、前記戸車51,52間に前記レー
ル8を転動する補助戸車53を備え、さらに、前記窓枠F
は、前記辷出し障子2に対峙する部位のレール7,8を切
欠き形成したサッシ窓である。
(作用) 上記のように構成した場合は、障子1は嵌殺し障子と
して常時固定状態に設けることができる。つまり、辷出
し障子2と関係のない単独の固定手段があるため、辷出
し障子2を開いても障子1が開くことはなく、嵌殺し障
子に準じた機能を発揮する。
障子1を開くときは、辷出し障子2を開くとともに、
固定手段を解除し、辷出し障子2側へ移動させて障子1
を開く。この場合、本考案では、障子1が大きく開いて
一方の戸車が外れても、補助戸車53が存在しているの
で、これにより障子1が外れたり傾いたりすることがな
い。
したがって、辷出し障子2を開いて、その開き口から
手を差し延べることができ、障子1の片側のガラス拭き
を行い得る。この拭き作業が終わってから、障子1を動
かして(開いて)、その開き口から手を差し延べれば、
もう一方の片側の拭き作業を行うことができ、その結
果、障子1の板ガラス全面に手が届き得る。
換気は辷出し障子2の開放によってなし得るが、障子
1をも同時に開くことにより、両開きの効率的な換気を
行い得る。
(実施例) 以下、本考案を一実施例を示した図面に基づいて説明
する。
第1図及び第2図に示すように、窓枠Fには幅広い障
子1と幅狭い辷出し障子2とが納められている。
前記窓枠Fは、上下枠3,4と左右縦枠5,5とから構成さ
れ、そのうち、上枠3と下枠4には、室内側半部に風雨
避けの突部6,6を相対向して設けてある。室外側半部に
障子1走行用のレール7が突設されており、これらのレ
ール7,8は、辷出し障子2の納まり箇所において、切欠
き形成されている。
また、前記障子1は、上下框11,12と左右縦枠13,14と
の枠組み体の中に板ガラス15を嵌め込んで構成され、第
3図に示すように、前記下框12に、左右一対の戸車51,5
2が取付けられている。そして、前記戸車51,52の中央よ
りも辷出し障子2側に寄った位置に、もう一個の戸車53
が、戸車51の補助として取付けられる。以下、この戸車
を「補助戸車53」と称する。
そして、前記辷出し障子2側の縦框13には、室内側へ
の張出し部16が中空状に形成され、該張出し部16に、一
般の室内ドアの袖部におけるようなフランス落し装置
(以下、「固定手段9」と称する。)が設けられてい
る。
前記固定手段9は、障子1を閉めた状態において固定
するためのもので、その張出し部16の上下両端部に、第
10図及び第11図に示すように、ピン20,20と、そのピン2
0,20の操作ボタン21,21が設けられており、、上枠3と
下枠4には、ピン20,20が落としこまれるキャップ22,22
が固着されている。
辷出し障子2は、上下のリンク機構28,28により外側
へ開閉可能に取付けられたもので、リンク機構28は、第
4図に示すように、上枠3と下枠4にそれぞれ固定され
る基部材30,30と、リンクアーム31,31と、摺動片32,32
とが組合されて構成されている。
基部材30は、案内レール7,8の切欠かれた部位の全長
に亘って、上枠3及び下枠4の室外側半部にビス止めさ
れており、該基部材30の断面形状は、第5図に示すよう
に、幅広い固定基板33の室内側端を上側に屈曲して摺動
片32を正確にスライドさせるための案内溝34を備えさせ
た形状となし、さらに前記案内溝34は、摺動片32が抜け
ないように蟻溝形となされている。
リンクアーム31は、第1、第2、第3、第4の各リン
ク41,42,43,44からなり、辷出し障子2を閉じたとき
に、各リンク41〜44が基部材30の固定基板33の上に重な
るように組合されている。
第1リンク41は、辷出し障子2の幅とほぼ同じ長さで
あって、その上下端面にそれぞれピン止めされる。第2
リンク42は、基部材30の固定基板33に、障子1とは反対
側の端において基端をピン45で連結し、先端を第1リン
ク41のほぼ中央部にピン46で連結してある。第3リンク
43は、基端を摺動片32にピン47で連結し、先端を第2リ
ンク42の中央よりもやや先端よりにピン48で連結されて
いる。第4リンク44は、基端を摺動片32にピン49で連結
し、先端は第1リンク41に障子1側の端においてピン50
で連結されている。
このリンク機構28の動きを簡単に説明すると、辷出し
障子2の開放端は障子1の反対側にあって、閉めた状態
においてその開放端を外側へ押すと、ピン46を中心とす
る辷出し障子2の回転作用と、ピン46を中心とする第2
リンク42の外側へ回転する作用が生じて、第3リンク43
及び第4リンク44を介して、摺動片32を障子1の反対側
へ移動させ、この結果、第3、第4リンク43,44も外側
へ突き出るため、辷出し障子2が窓枠Fに対し直角に近
い角度に開き、辷出し障子2全体が窓枠Fから外へ突出
することになる。この状態において、障子1をリンクア
ーム31近くまで寄せて開くことができる。このとき、障
子1の戸車のうち、辷出し障子2に近い方の戸車51はレ
ール8から離脱するが、前述のように、障子1には補助
戸車53を設けてあるので、これにより障子1が外れたり
傾いたりすることがない。
逆に、閉じる時には、辷出し障子2の開放端を手前に
引けばよい。
なお、各リンク41,42,43,44及び摺動片32との位置関
係は相対的であるから、摺動片32の動かない限り、辷出
し障子2は開閉しない。
摺動片32は、アルミ押出形材からなる基部材30との摩
擦が大きいプラスチック材で形成され、その材質により
辷出し障子2の開き状態が安定するようにしてある。
なお、実施例の窓枠Fには、辷出し障子2の納り箇所
に網戸55が設けられていて、該網戸55は、障子1の縦框
13の張出し部16との間を封じるように、一方の縦枠5に
軸支されている。また、辷出し障子2にはクレセント56
が、そして張出し部16にはクレセント受け57が、取付け
られる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、障子1と辷出し障子
2を隣接して配したので、辷出し障子2を閉じた状態で
は、障子1を開き得ないことはもちろん、障子1に窓枠
Fに対する固定手段を備えているので、辷出し障子2を
開いたとしても、障子1を開くことなく固定することが
でき、障子1に嵌殺し障子に準じた機能を付与すること
ができる。そして、ここで辷出し障子2を開いて固定手
段を解除することにより、障子1も開くことができ、こ
の結果、障子1の外側ガラス拭きを全面的になす上で非
常に好都合であり、また、両開きの効率的な換気をなす
こともできるという優れた効果を奏する。
また、障子1を移動して開くことができ、大きく開い
て一方の戸車51が案内レールから外れても、補助戸車53
が存在するので、障子1が傾いたり外れたりする不都合
がなく、常時安定した障子取付け状態を得ることができ
る等の長所もある。
【図面の簡単な説明】
図面は一実施例を示し、第1図は閉じた状態において外
側から見た窓の背面図、第2図は両開き状態を示す室内
側から見た斜視図、第3図は障子の斜視図、第4図はリ
ンク機構の平面図、第5図は基部材と摺動片との組合せ
状態を示す断面図、第6図は障子の納まり部分の縦断面
図、第7図は辷出し障子の納まる部分の縦断面図、第8
図は第1図の状態における横断面図、第9図は第2図の
状態における横断面図、第10図及び第11図は固定手段を
説明するための障子の上端部及び下端部の側面図であ
る。 F…窓枠、1…障子 2…辷出し障子、3…上枠 4…下枠、7,8…レール 9…固定手段、51,52…戸車 53…補助戸車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】障子走行用のレール7,8を備えた上下枠3,4
    と、左右縦枠5,5とを枠組みして形成されるサッシ窓枠
    Fと、 前記レール7,8間に配置され、前記窓枠Fに対する固定
    手段を有するとともに、前記下枠4のレール8を転動す
    る左右の戸車51,52を備えた障子1と、 前記障子1に隣接し、前記窓枠Fに装着される辷出し障
    子2と、 を備え、前記障子1は、前記戸車51,52間に前記レール
    8を転動する補助戸車53を備え、さらに、前記窓枠F
    は、前記辷出し障子2に対峙する部位のレール7,8を切
    欠き形成したことを特徴とするサッシ窓。
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