JPH03227297A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH03227297A
JPH03227297A JP2022966A JP2296690A JPH03227297A JP H03227297 A JPH03227297 A JP H03227297A JP 2022966 A JP2022966 A JP 2022966A JP 2296690 A JP2296690 A JP 2296690A JP H03227297 A JPH03227297 A JP H03227297A
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bis
ethylene
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JP2022966A
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Katsuaki Yoshizawa
吉沢 克明
Ritsuo Mandou
律雄 萬道
Yukio Takayama
高山 幸夫
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Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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    • B41M5/327Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring
    • B41M5/3275Fluoran compounds

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、赤外領域に読取り波長域を持つ光学文字(又
はマーク)読取り装置に対して優れた特性を備えた感熱
記録体に関するものである。
「従来の技術」 従来から、無色ないし淡色の塩基性染料と有機ないし無
機の電子受容性物質との呈色反応を利用し、熱エネルギ
ーの媒介によって伝達される情報を記録する感熱記録体
はよく知られている。
一方、事務処理の合理化と相俟って近年、記録体の記録
像を光学文字読取り装置(マーク読取りを含む)によっ
て読取り処理するケースが著しく増加しており、特に赤
外領域に読取り波長をもつ光学文字読取り装置を用いる
ケースが多くなっている。例えば、流通業界においては
、消費者のニーズにいち早く対応する為に、POSシス
テムが有力なツールとして注目されており、OCR文字
やバーコード等を印刷した値札を、レジ精算と同時にコ
ンピューター処理して経営効率の向上が図られているが
、この読取り装置には小型で、安価な赤外領域に読取り
波長をもつ装置が使用されている。
ところが、一般の感熱記録体で得られる記録像(黒発色
像、青発色像、赤発色像、緑発色像など)は可視領域(
400〜700 nm)に読取り波長域を持つ光学文字
読取り装置に対しては、リードカラーとして読み取りで
きるものの、赤外領域(700〜900 nm)に読取
り波長域を持つ光学文字読取り装置に対しては、発色色
調に関係なく全てドロップアウトカラーとして機能して
しまうため適用できなかった。
このため、近赤外部の光を利用した光学文字読取り装置
に適した塩基性染料の開発が進められており、例えば2
つのビニル基を有するフタリド誘導体(特公昭58−5
940号等)やフルオレン骨格を持つフタリド誘導体(
特開昭59−199757号等)などの使用が提案され
ている。
しかしながら、これらの塩基性染料を用いた感熱記録体
は、染料自体の安定性が不充分であることに起因して、
特に温度や湿度の影響で印字部が褪色したり或いは地肌
カブリを生じ、印字部と地肌部の光学的なコントラスト
が低下する傾向があり、結果として光学文字読取り装置
での誤読を招きやすい。しかも、発色性や可視領域にお
ける白色度の点でも必ずしも充分ではない。
また、上記の如きフタリド誘導体の発色色調は一般に緑
色〜青黒色であり、汎用の感熱記録体に要求される黒色
とは異なるため、通常、黒色に発色するフルオラン系染
料と併用して感熱記録体が製造される。ところが、併用
されるフルオラン系染料にも同様な欠点があり、例えば
高温あるいは高湿度条件下に曝されると地肌カブリを生
じたり、印字濃度が低下しやすく、その結果、可視領域
における白色度及び印字の安定性についても必ずしも満
足し得る感熱記録体が得られていない。
[発明が解決しようとする課題」 かかる現状に鑑み本発明者等は、可視領域および赤外領
域の双方において、白色度が高く、発色性に優れ、しか
も高温或いは高湿度条件下に曝されても白色度や印字濃
度の低下のない感熱記録体を得るべく、感熱記録層を構
成する塩基性染料および呈色剤について幅広い検討を重
ねた。その結果、塩基性染料として特定のフタリド誘導
体とフルオラン系染料とを併用し、且つ特定の呈色剤を
組み合わせることで、かかる目的が達成できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
「課題を解決するための手段」 本発明は、支持体上に、無色ないし淡色の塩基性染料と
該染料と接触して呈色し得る呈色剤を含有する感熱記録
層を設けた感熱記録体において、該塩基性染料として■
下記一般式〔I〕で表される化合物の少なくとも一種と
、■3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン及び/又は3−ジペンチルアミノ−6−メチル
−7アニリノフルオランを用い、且つ呈色剤として4゜
4′−イソプロピリデンジフェノールを用いたことを特
徴とする感熱記録体である。
〔式中、R,およびR2は各々水素原子;ハロゲン原子
;ニトロ基;置換されてもよい飽和又は不飽和のアルキ
ル基;置換されてもよいシクロアルキル基;置換されて
もよいアルコキシル基;置換されてもよいアシロキシ基
;置換されてもよいアリール基;置換されてもよいアル
アルキル基;置換されてもよいフェノキシ基;置換ささ
れでもよいシクロアルキル基;置換されてもよいアリー
ル基;置換されてもよいアルアルキル基;テトラヒドロ
フルフリル基;又は置換されてもよいアシル基を示すが
、互いに又は隣接するベンゼン環とへテロ環を形成する
こともできる。)を示す。但し、R,とR2は同時にア
ミノ基を示すことはない。
また、a、b、c、dは各々炭素原子を示すが、そのう
ち1〜2個は窒素原子であってもよい。
炭素原子には置換基として水素原子;ハロゲン原子;ア
ルキル基;アルコキシル基;置換されてもよいアミノ基
;又はニトロ基が結合してもよく、a−b、b−cまた
はc−d結合が他の芳香環を形成してもよい。〕 「作用」 本発明では、上記の如き特定の塩基性染料と呈色剤とを
選択的に使用することで、白色度が高く、かつ赤外領域
における発色性に優れ、しかも温湿度による地肌カブリ
や印字褪色が少なく、光学文字読取り装置に対して極め
て優れた特19ヲ発揮し得る感熱記録体を得ているもの
である。
本発明で使用する上記一般式〔I〕で表される塩基性染
料の具体例としては、例えば下記が挙げられる。
3.3−ビス[1−(4−エチルフェニル)1−(4−
ジメチルアミノフェニル)エチレン2−イル)−4,5
,6,7−チトラクロロフタリド、3.3−ビス(1−
(4−メチルフェニル)1−(4−ピロリジノフェニル
)エチレン−2イル)−4,5,6,7−、rラクロロ
フタリド、3,3−ビス〔1−フェニル−1−(4−ジ
ベンジルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕4.5
,6.7−チトラクロロフタリド、3゜3−ビス〔1,
l−ビス(4−エトキシフェニル)エチレン−2−イル
)−4,5,6,7−チトラブロモフタリド、3.3−
ビス[1−(4−エトキシフェニル)−1−(4−メト
キシフェニル)エチレン−2−イル)−4,5,6,7
−チトラクロロフタリド、3.3−ビス(1−(4−シ
クロへキシルフェニル)−1−(4−ピロリジノフェニ
ル)エチレン−2−イル)−4,5,6,7−チトラク
ロロフタリド、3.3−ビス〔1−(4−アリルフェニ
ル)−1−(4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル)−4,5,6゜7−チトラクロロフタリド、
3,3−ビス〔1(4−N−テトラヒドロフルフリル−
N−メチルアミノフェニル)−1−(4−エトキシフェ
ニル)エチレン−2−イル〕−6−クロロー4.5.7
−ドリブロモフタリド、3.3−ビス(1−(4β−フ
ェノキシエチルフェニル)−1−(4N−メチル−N−
エチルアミノフェニル)エチレン−2−イルツー5−ニ
トロフタリド、3.3−ビス(1−(4−β−p−クロ
ロフェノキシエチルフェニル)−1−(4−N−メチル
−N−エチルアミノフェニル)エチレン−2−イル)−
6−ニトロフタリド、3,3−ビス(1−(4−N−p
−クロロフェニル−N−エチルアミノフェニル1−(4
−メチルフェニル)エチレン−2−イル]−5−エトキ
シフタリド、3.3−ビス〔1(4−メトキシフェニル
)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イ
ル〕フタリド、3.3−ビス(1−(4−β−ジメチル
アミノエチルアミノフェニル)−1−(4−アセチルフ
ェニル)エチレン−2−イル〕フタリド、3.3−ビス
(1−(4−r−ジエチルアミノプロピルアミノフェニ
ル)−1−(4−p−エチルベンゾイルフェニル)エチ
レン−2−イル)−4,5,6゜7−チトラクロロフタ
リド、3.3−ビス〔1−(4−p−クロロフェニルフ
ェニル)−1−(4−フェネチルフェニル)エチレン−
2−イル〕フタリド、3.3−ビスEl−(4−ブトキ
シフェニル)−1−(4−N−シクロへキシル−N−メ
チルアミノフェニル)エチレン−2−イル)−4゜5.
6.7−チトラブロモフタリド、3,3−ビス(1−(
4−メチルメルカプトエチルフェニル)−1−(4−ジ
アリルアミノフェニル)エチレン−2−イル)−5,6
−ジクロロ−4,7−ジブロモフタリド、3.3−ビス
[1−(4−3’3’   5’−トリメチルシクロへ
キシルフェニル)−1−(4−N−p−メチルフェニル
−N−エチルアミノフェニル)エチレン−2−イル)−
4゜5.6.7−チトラブロモフタリド、3.3−ビス
(1−(4−メチルメルカプトフェニル)−1−(4−
N−p−)ルオイルフェニルーN−2−ブテニルアミノ
フェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6−)ジブ
ロモフタリド、3.3−ビス(1−(4−シクロヘキシ
ルエチルフェニル)−1−(4−N−テトラヒドロフル
フリル−N−β−メタリルアミノフェニル)エチレン−
2−イル)−4,5,6,7−チトラクロロフタリド、
3.3−ビス(1−(4−3’ 、3’−ジメトキシプ
ロピルフェニル) −1−(4−N−p−クロロフェニ
ルルーN−イソプロピルアミノフェニル)エチレン−2
−イル〕−5−エチルフタリド、3゜3−ビス(1−(
4−イソアミルフェニル)−1=フェニルエチレン−2
−イル〕−4−ニトロフタリド、3,3−ビス(1−(
4−α−ナフチルフェニル)−1−(4−N−3’ −
メチルシクロへキシル−N−アセチルアミノフェニル)
エチレン−2−イル〕−4−二トロフタリド、3.3−
ビス(1−(4−p−ジメチルアミノフェニルフェニル
)−1−(4−モルホリノフェニル)エチレン−2−イ
ル〕−5−ジアリルアミノフタリド、3.3−ビス(1
−(4−イソプロポキシフェニル)−1−(4−ピペラ
ジノフェニル)エチレン−2−イル)−4,5,6,7
−チトラクロロフタリド、3.3−ビス(1−(4−ブ
ロモフェニル)−1−(1−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン−6−イル)エチレン−2−イル
)−4,5,6,7−チトラクロロフタリド、3.3−
ビス(1−(4−イソプロポキシフェニル)−1−(2
,2,4−トリメチル−1,2ジヒドロキノリン−6−
イル)エチレン−2−イル)−4,5,6,7−チトラ
クロロフタリド、3.3−ビス(1−(4−ピペリジノ
フェニル)−1−(4−3’、5’−ジメチルフェノキ
シフェニル)エチレン−2−イル〕フタリド、3,3−
ビス〔1−フェニル−1−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)エチレン−2−イル)−4,5,6゜7−チトラク
ロロフタリド、3.3−ビス〔1−フェニル−1−(4
−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル)−4,5
,6,7−チトラクロロフタリド、3.3−ビス(1−
(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノ
フェニル)エチレン−2−イル)−4,5,6,7−チ
トラクロロフタリド、3,3−ビス(1−(4−エトキ
シフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エ
チレン−2−イル)−4,5,6,7−チトラクロロフ
タリド、3.3−ビス(1−(4−メトキシフェニル)
−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル
)−4,5,6,7−チトラクロロフタリド、3.3−
ビス〔1−(4−フェノキシフェニル)−1−(4−ピ
ロリジノフェニル)エチレン−2−イル)−4,5,6
゜7−チトラクロロフタリド、3.3−ビス〔1−(4
−エトキシフェニル)−1−(4−ジエチルアミノフェ
ニル)エチレン−2−イル)−4,5゜6.7−チトラ
クロロフタリド、3.3−ビス〔1−(4−ブトキシフ
ェニル)−1−(4−ピペリジノフェニル)エチレン−
2−イル)−4,5゜6.7−チトラクロロフタリド、
3.3−ビス〔1−(4−クロロフェニル) −1−(
4−ヘキサメチレンイミノフェニル)エチレン−2−イ
ル〕4.5.6.7−チトラクロロフタリド、3゜3−
ビス[1−(4−エトキシフェニル)−1(4−ピペリ
ジノフェニル)エチレン−2−イル〕5.6−ベンゾフ
タリド、3.3−ビス〔1−(4−メチルフェニル)−
1−(ジュロリジン9−イル)エチレン−2−イル)−
4,5,6゜7−チトラクロロフタリド、3,3−ビス
〔1−(4−プロポキシフェニル)−1−(4−ピロリ
ジノフェニル)エチレン−2−イル)−4,7−ジアザ
フタリド、3,3−ビス(l−(4−n−ブチルフェニ
ル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル)−5,6−ベンゾ4.7−ジアザフタリド、
3.3−ビス〔1−(4−エトキシフェニル) −1−
(4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕
−4−アザフタリド、3.3−ビス(1−(4−エトキ
シフェニル)−1−(4−ピペリジノフェニル)エチレ
ン−2−イル〕−5−ジブチルアミノフタリド、3.3
−ビス(1−(4−エトキシフェニル)−1−(4−ピ
ペリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−6−ジニチ
ルアミノフタリド、3,3ビス(1−(4−メトキシフ
ェニル)−1−、(4−ジメチルアミノフェニル)エチ
レン−2−イル〕−6−ビロリジノフタリド、3.3−
ビス〔1−(4−N−メチル−N−β−ジメチルアミノ
エチルフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)エチ
レン−2−イル〕−4−アザフタリド、3゜3−ビス(
1−(4−N−エチル−N−β−クロロエチルアミノフ
ェニル)−1−(4−シクロヘキシルオキシフェニル)
エチレン−2−イル〕−4−アザフタリド、3.3−ビ
ス〔1,l−ビス(4−n−ブチルフェニル)エチレン
−2−イル〕−4.5,6.7−チトラクロロフタリド
等。
これらのフタリド誘導体は単独あるいは2種以上を混合
して使用することができるが、記録層中に感熱記録体1
ボ当たり0.01〜2g、好ましくは0.05〜1g程
度のフタリド誘導体が含まれるように配合する必要があ
る。
なお、上記フタリド誘導体のうちでも3.3−ビス(1
−(4−メトキシフェニル)−1−(4ジメチルアミノ
フエニル)エチレン−2−イル〕4.5,6.7−チト
ラクロロフタリドおよび3.3−ビス[1−(4−メト
キシフェニル)−1−(4−ピペリジノフェニル)エチ
レン−2−イル)−4,5,6,7−チトラクロロフタ
リドは、本発明の所望の効果において特に優れるためよ
り好ましく用いられる。
本発明では、塩基性染料として上記の如き特定のフタリ
ド誘導体と、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン及び3−ジペンチルアミノ−−6−メ
チル−7−アニリノフルオランからなるフルオラン系染
料の少なくとも一方を併用し、且つ呈色剤として4,4
′−イソプロピリデンジフェノールを選択的に使用する
ものである。
上記フタリド誘導体と特定のフルオラン系染料の併用割
合については、使用するフタリド誘導体の種類や目的に
応じて適宜選択すべきものであり特に限定するものでは
ないが、フタリド誘導体1重量部に対してフルオラン系
染料が0.1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部の
範囲となるよう併用するのが望ましい。
また、塩基性染料と呈色剤との使用比率についても用い
る塩基性染料の種類に応じて適宜選択し得るもので、特
に限定するものではないが、一般に塩基性染料1重量部
に対して1〜50重量部、好ましくは2〜10重量部重
量部量色剤が使用される。
これらを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・粉砕
機により、塩基性染料と呈色剤とを一緒に又は別々に分
散するなどして調製される。
かかる塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビ
アガム、ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性
ポリビニルアルコール、ジイソブチレン・無水マレイン
酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体塩、
エチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・アクリル
酸共重合体塩、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂、
スチレン・ブタジェン共重合体エマルジョン等が全固形
分の2〜40重量%、好ましくは5〜25重量%程度配
合される。
さらに、塗液中には必要に応じて各種の助剤を添加する
ことができ、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、ラウ
リルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金
属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤、
その他消泡剤、蛍光染料、着色染料等が適宜添加される
また、必要に応じてステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラ
フィンワックス、エステルワックス等のワックス類、カ
オリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成カオリ
ン、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白
土等の無機顔料等を添加することも可能であり、目的に
応じて増感剤を併用することもできる。増感剤の具体例
としては例えばステアリン酸アミド、ステアリン酸メチ
レンビスアミド、オレイン酸アミド、バルミチン酸アミ
ド、ヤシ脂肪酸アミド等の脂肪酸アミドl[,2,2’
−メチレンビス(4−メチル−5−tert−ブチルフ
ェノール)、4.4’−ブチリデンビス(6−tert
−ブチル−3−メチルフェノール)、2.2’−メチレ
ンビス(4−エチル−6−te’rt−ブチルフェノー
ル)、2.4−ジーtert−ブチルー3−メチルフェ
ノール等のヒンダードフェノール類、2− (2’ −
ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノ
ン等の紫外線吸収剤、1,2−ジ(3−メチルフェノキ
シ)エタン、1.2−ジフェノキシエタン、l−フェノ
キシ−2−(4−メチルフェノキシ)エタン、4−メト
キシフェノキシ−2−メチルフェノキシエタン、テレフ
タル酸ジメチルエステル、テレフタル酸ジブチルエステ
ル、テレフタル酸ジベンジルエステル、イソフタル酸ジ
ブチルエステル、1−ヒドロキシナフトエ酸フェニルエ
ステル及び各種公知の熱可融性物質等が挙げられる。
増感剤の使用量については特に限定するものではないが
、一般に呈色剤1重量部に対して4重量部以下程度の範
囲で調節するのが望ましい。
記録層の形成方法については特に限定されず、例えばエ
アーナイフコーティング、パリパープレードコーティン
グ、ピュアーブレードコーティング、シッート・ドウエ
ルコーティング等の適当な塗布方法により記録層塗液を
支持体に塗布・乾燥する等の方法で形成される。なお、
塗液の塗布量も特に限定されず、通常乾燥重量で2〜1
2g/ボ、好ましくは3〜10g/rrf程度の範囲で
調節される。
支持体としては、紙、プラスチックフィルム、合成紙等
が用いられるが、価格、塗布適性などの点で紙が最も好
ましく用いられる。
なお、必要に応じて記録層上に保護層を設けたり、感熱
記録体の裏面側にも保護層を設けることで一層保存性を
高めることも可能である。さらに、支持体に下塗り層を
設けたり、記録体裏面に粘着剤処理を施し、粘着ラベル
に加工するなど、感熱記録体製造分野における各種の公
知技術が必要に応じて付加し得るものである。
「実施例」 以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明す
るが、これらに限定されるものではない。
また例中の部および%は特に断らない限り、それぞれ重
量部および重量%を表わす。
実施例1 ■ A液調製 3.3−ビス(1−(4−メトキシフェニル)1−(4
−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル)−4
,5,6,7−チトラクロロフタリド        
       4部3−ジブチルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン            10
部メチルセルロース 5%水溶液     5部水  
                     40部こ
の組成物をサンドミルで平均粒子径3μmまで粉砕した
■ B液調製 4.4′−イソプロピリデンジフェノール30部 メチルセルロース 5%水溶液     5部水   
                    55部この
組成物をサンドミルで平均粒子径3μmまで粉砕した。
■ C漆調製 1.2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン20部 メチルセルロース 5%水溶液     5部水   
                    55部この
組成物をサンドミルで平均粒子径3μmまで粉砕した。
■ 記録層の形成 A液59部、B液90部、C液80部、酸化珪素顔料(
吸油量180mj!/100g)  15部、20%酸
化デンプン水溶液30部、水10部を混合し攪拌する。
得られた塗液を100 g/nfの原紙に乾燥重量が5
g/rrfとなるように塗布乾燥して、感熱記録紙を得
た。
実施例2 A液調製において、3.3−ビス(1−(4−メトキシ
フェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチ
レン−2−イル)−4,5,6゜7−チトラクロロフタ
リド4部の代わりに、3゜3−ビス(1−(4−メトキ
シフェニル)−1(4−ピロリジノフェニル)エチレン
−2−イル〕4.5,6.7−チトラクロロフタリド4
部を使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙
を得た。
実施例3 A液調製において、3.3−ビス(1−(4メトキシフ
エニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレ
ン−2−イル)−4,5,6゜7−チトラクロロフタリ
ド4部の代わりに、3゜3−ビス(1−(4−エトキシ
フェニル)−1(4−メトキシフェニル)エチレン−2
−イル〕4.5,6.7−チトラクロロフタリド4部を
使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を得
た。
実施例4 A液調製において、3−ジブチルアミノ−6メチル一7
−アニリノフルオランlO部の代わりに、3−ジペンチ
ルアミノ−−6−メチル−7−アニリノフルオラン10
部を使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙
を得た。
比較例1 A液調製において、3−ジブチルアミノ−6−メチル−
7〜アニリノフルオラン10部の代わりに、3−(N−
エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン10部を使用した以外は、実施例1と
同様にして感熱記録紙を得た。
比較例2 B液調製において、4.4′−イソプロピリデンジフェ
ノール30部の代わりに、4.4−シクロへキシリデン
ビスフェノール30部を使用した以外は、実施例1と同
様にして感熱記録紙を得た。
比較例3 B液調製において、4.4′−イソプロピリデンジフェ
ノール30部の代わりに、4−ヒドロキシ−4′−イソ
プロピルオキシジフェニルスルホン30部を使用した以
外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
比較例4 A液調製において、3.3−ビス(1−(4−メトキシ
フェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチ
レン−2−イル)−4,5,6゜7−チトラクロロフタ
リド4部の代わりに、3゜3−ビス[1,1−ビス(4
−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル)−5,6
−ジクロロ−4,7−ジブロモフタリド4部を使用した
以外は実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
上記の如くして得られた8種類の感熱記録体について、
下記の方法で品質を評価し、その結果を第1表に示した
〔白色度〕
各感熱記録体の白色度をハンター白色度計で測定した。
〔地肌カブリ〕
各感熱記録体を40℃、50%R,H,の条件下で48
時間処理し、処理後の白色度をハンター白色度計にて測
定した。
〔近赤外領域での耐熱性〕
各感熱記録体を120°Cの熱板に5秒間押圧(4kg
/cj) して発色させ、得られた記録体を60℃の条
件下で48時間処理し、処理後の記録像と地肌部の反射
率(%)を波長830nmで分光光度計にて測定し、P
C5値を算出した。
なh、PC3値は下記の式で算出される。
記録像に要求されるPO3値は、使用される光学文字読
み取り装置の種類によって異なるため、−概には決めら
れないが、読み取り波長域において概ね0.7〜1.0
、好ましくは0.75〜1.0の範囲が望ましい。
〔近赤外領域での耐湿性〕
上記の同様にルで得た記録体をそれぞれ5゜”C,75
%R,H,の条件下で48時間処理し、処理後のPC3
値を上記と同様に測定算出した。
〔近赤外eMkAでの発色濃度〕
各感熱記録体を感熱プリンター(PC−100A型、テ
キサスインスッルメント社製)で印字して得られた記録
像の反射率(%)を、波長830no+で分光光度計に
て測定した。なお、反射率の数値が小さい程、発色濃度
が高いことを示す。
第 表 「効果」 各実施例の結果から明らかなように、本発明の感熱記録
体は、いずれも白色度が高く、且つ近赤外領域における
発色濃度が充分であり、しかも高温や高温条件下に曝さ
れても高いPC3値が維持でき、また地肌カブリも少な
い極めて商品価値の高い感熱記録体であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、無色ないし淡色の塩基性染料と該染
    料と接触して呈色し得る呈色剤を含有する感熱記録層を
    設けた感熱記録体において、該塩基性染料として[1]
    下記一般式〔 I 〕で表される化合物の少なくとも一種
    と、[2]3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニ
    リノフルオラン及び/又は3−ジペンチルアミノ−6−
    メチル−7−アニリノフルオランを用い、且つ呈色剤と
    して4,4’−イソプロピリデンジフェノールを用いた
    ことを特徴とする感熱記録体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R_1およびR_2は各々水素原子;ハロゲン
    原子;ニトロ基;置換されてもよい飽和又は不飽和のア
    ルキル基;置換されてもよいシクロアルキル基;置換さ
    れてもよいアルコキシル基;置換されてもよいアシロキ
    シ基;置換されてもよいアリール基;置換されてもよい
    アルアルキル基;置換されてもよいフェノキシ基;置換
    されてもよいチオアルコキシル基;又はアミノ基▲数式
    、化学式、表等があります▼(R_3、R_4は各々水
    素原子;置換されてもよい飽和又は不飽和のアルキル基
    ;置換されてもよいシクロアルキル基;置換されてもよ
    いアリール基;置換されてもよいアルアルキル基;テト
    ラヒドロフルフリル基;又は置換されてもよいアシル基
    を示すが、互いに又は隣接するベンゼン環とヘテロ環を
    形成することもできる。)を示す。但し、R_1とR_
    2は同時にアミノ基を示すことはない。 また、a、b、c、dは各々炭素原子を示すが、そのう
    ち1〜2個は窒素原子であってもよい。 炭素原子には置換基として水素原子;ハロゲン原子;ア
    ルキル基;アルコキシル基;置換されてもよいアミノ基
    ;又はニトロ基が結合してもよく、a−b、b−cまた
    はc−d結合が他の芳香環を形成してもよい。〕
  2. (2)一般式〔 I 〕で表される化合物が3,3−ビス
    〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチル
    アミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,
    7−テトラクロロフタリドである請求項(1)記載の感
    熱記録体。
  3. (3)一般式〔 I 〕で表される化合物が3,3−ビス
    〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジ
    ノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−
    テトラクロロフタリドである請求項(1)記載の感熱記
    録体。
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JPS6027589A (ja) * 1983-07-26 1985-02-12 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 記録体
US4730057A (en) * 1985-01-17 1988-03-08 Kanzaki Paper Manufacturing Co., Ltd. Phthalide derivatives useful as colorless chromogenic material
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JPH0773950B2 (ja) * 1986-06-17 1995-08-09 新王子製紙株式会社 感熱記録体

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