JPH0322066Y2 - - Google Patents

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JPH0322066Y2
JPH0322066Y2 JP1987106649U JP10664987U JPH0322066Y2 JP H0322066 Y2 JPH0322066 Y2 JP H0322066Y2 JP 1987106649 U JP1987106649 U JP 1987106649U JP 10664987 U JP10664987 U JP 10664987U JP H0322066 Y2 JPH0322066 Y2 JP H0322066Y2
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JP
Japan
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basket
bolt
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nut
vehicle body
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JP1987106649U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスクータ、オートバイ、自転車等の乗
物の車体に取り付けるバスケツトの改良に関する
ものである。
(従来の技術) 出願人は以前第9図に示す乗物用バスケツトを
提案した(実願昭62−71087号)。
これはバスケツト1の背面10に縦方向に平行
に延びる真直な2本の案内部材14,14を突設
し、該案内部材に跨がつて2本のステイ8,80
を当て、ステイ8,80の両端と案内部材14,
14をボルト81、ナツト83及び押え金82に
て締付固定する。
上部のステイ8の中央の孔84に車体の上部に
突出したボルト4を、下部のステイ80の両側の
長孔85,85に車体カバー3の下部に突出した
2本のボルト4を嵌め、夫々ナツト6を締める。
車種によつて車体側の3本のボルト4の配列ピ
ツチが異なつても、ステイ8,80の両端のナツ
ト83を緩めると両ステイの上下の間隔を自由に
調整出来、又ステイ80の両側は長孔85,85
が開設されているため、車体側の下部の2本のボ
ルト4,4の配列ピツチに対応出来、取付け車種
を選ばない。
(解決しようとする問題点) ところが上記の場合、バスケツトを取り付ける
にはステイ8,80、該ステイをバスケツト1の
案内部材14,14に取り付けるためのボルト8
1、ナツト83及び座金82が必要であり、部品
点数が増えると共にバスケツト1には案内部材1
4,14を突設しなれけばならず、バスケツト1
の加工工程が増える等、コスト高を招来する。
ステイ8,80及び案内部材14を省略してバ
スケツト1の網目に車体カバー3に突設したボル
ト4を直接に嵌めて締付固定出来れば、上記問題
は解決出来る。
しかし、バスケツト1を形成する素材は、第7
図に示す如く、金属薄板に密なるピツチで切れ目
を施し、これを切れ目と直交して引つ張り、菱
形、六角形の網目を形成したラス板9であり、ラ
ス板の網目が大きい場合は強度が不足する。又、
バスケツト1の網目が小さいときは、車体カバー
3から突出した3本のボルト4の配列ピツチと網
目が一致せず、或は一致してもバスケツト1を傾
けなければ3本のボルト4が嵌まらない事態が生
じ、このためバスケツト1の網目に車体カバー3
のボルト4を直接貫通させて取り付けることは実
施されていない。
出願人は、ラス板9の網目を大きくする代わり
に、厚みを大きくして強度を確保した素材にてバ
スケツト1を形成し、該バスケツト1の網目に車
体カバー3のボルト4を直接嵌めてナツト止めす
ることを試みた。
上記の場合、バスケツト1の取付けが簡素化さ
れ、車体カバー3のボルト4の配列ピツチとバス
ケツト1の網目が対応しない問題も解決される筈
であつた。
しかし、第7図、第8図に示す如く、ラス板9
は隣合う網目の交差部91は他の部分の2倍の厚
みがあり、各網目は隣合う一方の網目から他方の
網目に傾斜しており、ラス板9はフラツトにはな
らない。
従つて、網目を貫通したボルト4に座金5を嵌
め、ナツト締めしたとき、座金5と網目との間の
一部に隙間60が生ずる。即ち、ナツト6と座金
5は完全な面接触とは成らない。
バスケツト1の取付け部は、スクータの走行に
よつて絶えず振動を受けるため、上記の様に座金
5とラス板9との間に隙間が生じていれば、ナツ
ト6が緩み易く、走行中にバスケツト1が外れる
危険があることが判つた。
更に、ラス板9の網目の交差部91が他の部分
の2倍の厚みがあるため、薄いラス板9でなけれ
ば、車体のボルトにナツト6が届かず、厚手のラ
ス板にてバスケツトの背面を形成することはこの
点でも、既存のスクターへのバスケツト取付けは
実施出来ない。
(問題点を解決する為の手段) 本考案は、バスケツトの背面を、鋼板に多数の
打抜きを施したパンチングメタルにて形成するこ
とにより、車体への取付けが簡素化出来ると共に
車種を選ぶことなく取付け出来るバスケツトを明
らかにするものである。
本考案の乗物用バスケツト1はバスケツト1の
背面10は円形或は略ひようたん形の貫通孔2
1,22が千鳥配列にて密なるピツチで規則的に
開設されたパンチングメタル2にて形成され、バ
スケツト1の背面10の内面には前記ボルト4に
嵌まつてバスケツト背面10を押圧する座金5が
介装されている。
(作用及び効果) バスケツトの取付け面たる背面10は、パンチ
ングメタル2にて形成されているため、該背面は
フラツトとなり、締付用の座金5を当てても、従
来のラス板に座金5を当てた場合の様に、座金5
が傾くことはなく、確実に締付け出来、緩む虞れ
がない。
パンチングメタル2はラス板の様に切込み線は
存在しておらず、同じ厚みであればラス板に比べ
て強度は高く、従つて、孔21,22を大きくす
ることが出来る。然も、パンチングメタル2の孔
は千鳥配列にて密なるピツチで開設されているた
め、車体から突出したボルト4に引つ掛かること
なく、正しく位置決めしてボルト4を孔21,2
2に貫通させてバスケツト1取り付け出来る。
更に、パンチングメタル2の孔21,22は、
円形又は略ひようたん形であつて、孔縁に角部が
存在しておらず、孔縁の一部に応力が集中するこ
とはなく、薄手のパンチングメタル2にてバスケ
ツト1を形成出来、バスケツト1の軽量化に寄与
出来る。
以下実施例にもとずき本考案を具体的に説明す
る。
(第1実施例) 第1図、第3図は、バスケツト取付け用のボル
ト4が車体カバー3の上部中央に1本、下部の左
右に2本突出したスクータへ、バスケツト1を取
り付ける説明図である。
バスケツト1は、金属フレーム11に鋼板製パ
ンチングメタル2,20を接合して形成され、背
面10のパンチングメタルはフラツトに、両側面
から前面につながるパンチングメタルは少し湾曲
している。
バスケツト1の背面10中央には、小さい円形
の孔22が密なるピツチで1列に開設された帯板
状のパンチングメタル20がフレーム11の上杆
12から下杆13の間にて縦方向に接合されてい
る。
帯状のパンチングメタル20の小孔22は前記
車体カバー3のボルト4があまりガタつくことな
く挿入出来る大きさである。
帯状パンチングメタル20の両側、バスケツト
1の側面、前面及び底面には該パンチングメタル
20の小孔22よりも大きい円形の孔21、実施
例では直径約15mmの孔21が、千鳥配列にて密な
るピツチで開設されたパンチングメタル2がフレ
ーム11に接合されている。
上記パンチングメタル2の隣合う大径孔21,
21間の最短距離は1.5〜2mmである。
然して、車体カバー3の上部のボルト4をバス
ケツト背面10の中央小孔22,22の何れかに
嵌め、下部の2本のボルト4を背面10の大径孔
21,21に嵌める。
この時、下部のボルト4にパンチングメタル2
が当たつて、バスケツト1を左右に傾けなればボ
ルト4がバスケツト1の背面10を貫通しない場
合ある。しかし、パンチングメタル2の大径孔2
1は千鳥配列にて密なるピツチで開設されている
ため、上部のボルト4を上又は下の小孔22に嵌
め変えれば、下部のボルト4と大径孔21,21
が一致し、バスケツト1を左右に傾けることな
く、3本ボルト4をバスケツト背面10に貫通さ
せることが出来る。中央の小孔22はバスケツト
1の背面の中央部に縦方向に開設されているた
め、車体カバー3とバスケツト1のセンターがず
れることもない。
バスケツト1の背面10は、パンチングメタル
2にて形成されているため、該背面10はフラツ
トとなり、第3図の如くボルト4の先端側から締
付用の座金5を嵌め、袋ナツト6を締めても、従
来のラス板に座金5を当てた場合の様に座金5が
傾くことはなく、確実に締付出来、ナツト6が緩
む虞れはない。
パンチングメタル2はラス板の様に切込み線は
存在しておらず、同じ厚みであればラス板に比べ
て強度は高く、従つて、打抜き孔21,22を大
きくすることが出来る。
然も、パンチングメタル2の孔21,22は、
円形又は略ひようたん形であつて孔縁に角部が存
在しておらず、孔縁の一部に応力が集中するこは
なく、薄手のパンチングメタル2にて十分な強度
を持つバスケツト1を形成出来、バスケツ1の軽
量化に寄与出来る。
尚、車体カバー3の下部の2本のボルト4を第
5図に示す長孔51付きの帯状の座金5に嵌め
て、ナツト6,6を締め付けることも出来る。
更に、バスケツト1の背面10を形成するパン
チングメタル2は第6図に示す如く、2つの丸孔
が連続した略ひようたん形の孔21を、千鳥配列
にて密なる間隔で開設しても上記と同様の効果を
奏することが出来る。
(第2実施例) 第4図は、バスケツト1の内側からボルト4を
車体カバー3に螺合してバスケツト1を取り付け
る他の実施例を示している。
この場合、車体カバー3のバスケツト取付け部
は凹んでおり、凹み部31の裏側にナツト6が装
着されている。
車体カバー3の凹み部31に外端にフランジ7
1を突設した筒状のスペーサ7を嵌め、該スペー
サ7のフランジ71にバスケツト1の背面10を
当て、座金5を嵌めたボルト4をバスケツト1の
内側からパンチングメタル2の孔21,22、ス
ペーサ7を貫通してナツト6に螺合して取り付け
たものである。
本考案は上記実施例の構成に限定されることは
なく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で
種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はバスケツト取付けの説明図、第2図は
バスケツトを背面側から見た斜面図、第3図はバ
スケツト取付け部の断面図、第4図は他の実施例
のバスケツト取付け部の断面図、第5図は座金の
他の実施例の斜面図、第6図はパンチングメタル
の他の実施例の正面図、第7図は従来例のバスケ
ツトの素材であるラス板の正面図、第8図はラス
板製のバスケツトを取り付けた状態の取付け部の
平面図、第9図は出願人が以前提案したバスケツ
ト取付の説明図、第10図はスペーサの斜面図で
ある。 1……バスケツト、2……パンチングメタル、
4……ボルト、5……座金、6……ナツト、7…
…スペーサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バスケツト1の背面10を貫通したボルト4
    とナツト6を用いてバスケツト1を車体のバス
    ケツト取付け面に締付け固定するものに於て、
    バスケツト1の背面10は金属板を打抜いて円
    形或は略ひようたん形の貫通孔21,22が千
    鳥配列にて密なるピツチで規則的に開設され表
    面が平滑なパンチングメタル2にて形成され、
    該背面10の内面には前記ボルト4が貫通孔2
    1,22を貫通して先端が露出し、該ボルトに
    はバスケツト背面10の孔21,22縁を押圧
    する座金5が介装され、ナツト6が螺合してい
    る乗物用バスケツト。 車体カバー3からボルト4が突出して該ボル
    トがバスケツトの背面10を貫通し、バスケツ
    ト1の内側からボルト4に座金5を嵌め更にナ
    ツト6が螺合されている実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の乗物用バスケツト。 車体カバー3のバスケツト取付け部は凹んで
    おり、該凹み部31の裏側にナツト6が取り付
    けられ、凹み部31には外端にフランジ71を
    突設した筒状スペーサ7が嵌められ、座金5を
    嵌めたボルト4をバスケツト1の内側から前記
    スペーサ7を貫通してナツト6に螺合した実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の乗物用バス
    ケツト。
JP1987106649U 1987-07-10 1987-07-10 Expired JPH0322066Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60179586U (ja) * 1984-05-10 1985-11-28 宮田工業株式会社 自転車用荷かごの脱着自在取付装置

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JPS6410491U (ja) 1989-01-19

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