JPH0322054Y2 - - Google Patents

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JPH0322054Y2
JPH0322054Y2 JP1986139142U JP13914286U JPH0322054Y2 JP H0322054 Y2 JPH0322054 Y2 JP H0322054Y2 JP 1986139142 U JP1986139142 U JP 1986139142U JP 13914286 U JP13914286 U JP 13914286U JP H0322054 Y2 JPH0322054 Y2 JP H0322054Y2
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plunger
sleeve
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hole
stopper
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JP1986139142U
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両等のブレーキ装置に使用される液
圧制御弁に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
本出願人は先にこの種の液圧制御弁として先に
実願昭56−159536号(実開昭58−64557号公報参
照)で記載したようなものを提案した。この液圧
制御弁ではプランジヤの小径部のシールすなわち
第2の密封部材の脱落防止のため、ばね受けを利
用して行つている。またポペツトすなわち弁体の
位置を制限する部材や蓋部材の密封なども別個の
部品で行なつている。従つて部品点数が多くな
り、生産性も悪い。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記問題に鑑みてなされ部品点数を減
少して生産性を向上することができる液圧制御弁
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、一端開口の段付孔を形成した本体
と、前記開口側に嵌合したスリーブと、前記段付
孔の開口をふさぐ蓋部材と、前記段付孔及びスリ
ーブに各々摺動自在に嵌合するプランジヤと、該
プランジヤの一端側と前記段付孔底部との間に形
成される出口室と、前記プランジヤの他端側と前
記蓋部材との間に形成される入口室と、該入口室
と前記出口室とを連絡して前記プランジヤに設け
た貫通孔と、該貫通孔の開口部に形成した弁座に
着離座可能に前記蓋部材と前記プランジヤとの間
に配設される弁体と、該弁体を前記弁座に向つて
付勢する弁ばねと、前記プランジヤを前記弁体か
ら離れる方向に付勢する予負荷ばねと、前記プラ
ンジヤと前記段付孔との間に配置される第1の密
封部材と、前記プランジヤと前記スリーブとの間
に配置される第2の密封部材と、不作動時、前記
弁座と前記弁体との間に隙間を形成するため前記
弁体に係合可能なストツパとを備え、前記第2の
密封部材を、前記スリーブの前記入口室側開口端
部に設けた増径孔部に嵌着させた液圧制御弁にお
いて、前記ストツパを、可撓性材料から成り、前
記蓋部材と前記スリーブとの間で液密に圧縮固定
される板リング状に形成するとともに、当該スト
ツパの内周部の少なくとも一部を、前記増径孔部
の径及び前記弁体の外周よりも径内方側に突出さ
せてなる液圧制御弁。によつて達成される。
〔作用〕
弁体に対するストツパを第2の密封部材の抜け
止め用及び蓋部材の密封用に兼用することができ
るので部品点数を減少して、生産性を向上するこ
とができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例による液圧制御弁について
第1図及び第2図を参照して説明する。
図において本体もしくはケーシング1の内部に
は段付孔2が形成され、その右開口端部には防水
用のシールリング4を介在させて蓋部材3が螺着
されている。蓋部材3には接続孔5が形成されこ
れにマスターシリンダーからの管路が接続されて
いる。又、ケーシング1の左端部には出力接続孔
8が形成され、これにはホイルシリンダーからの
管路が接続されている。
段付孔2の大径孔部にはスリーブ9が嵌着され
ており、これは上記蓋部材3を螺着させることに
より本体1に対し固定される。蓋部材3とスリー
ブ9との間には本考案に係わる可撓性の金属(例
えばアルミニウムや銅)から成るリング状のスト
ツパ部材16が介在している。
ストツパ部材16は、蓋部材3が本体1に螺合
されることにより、蓋部材3とスリーブ9との間
に圧縮固定されるが、その際ストツパ部材16の
内周部は、スリーブ9の増径部9aの径内方側に
位置される。
蓋部材3には凹所21が形成され、この内部が
入口室20とされる。これは通孔19を介して上
述の接続孔5と常時連通している。入口室20内
には弁ばね18が張設され、これにより弁体17
が図において左方へと付勢されている。弁体17
は第2図に明示されるようにその外周壁部に径方
向に伸びる4つの突出部17aを有し、これら突
出部17aはストツパー部材16に当接すること
により、この弁体17の左方位置が規正されてい
る。段付孔2及びスリーブ9の中心孔に摺動自在
にプランジヤー11が嵌合しており、この内部に
は貫通孔13が軸方向に形成され、この右端部に
上記の弁体17に対する弁座14が形成され、こ
れは通常の図示する状態では弁体17の頭部17
bと所定の隙間をおいて対向している。プランジ
ヤー11の左方の大径部にはシールリング12が
装着されており、この小径部の右端部には上記の
スリーブ9の右端部に形成した増径孔部9aに嵌
着したシールリング10によつてシールされてい
る。プランジヤー11はばね15によつて図にお
いて左方に付勢されそのフランジ部22がケーシ
ング1の内壁に形成される段部に図のように当接
することによりその左方位置が規正されている。
このようにして本体1内に配置されたプランジ
ヤ11は、段付孔2の小径孔部とスリーブ9の中
心孔とにより両端部が支持され、かつその両端部
で、シールリング12とシールリング10からの
弾力を受けるので、軸心部中央に安定して配置す
ることができ、両端部間の偏心を小さくできる。
また、蓋部材3の螺着時にストツパ部材16を介
してスリーブ9に力が作用しても、該スリーブ9
は本体1と別体に形成され、かつ、スリーブ9内
にシールリング10が介在されているので、プラ
ンジヤ11の偏心しようとする力を吸収すること
ができる。
ケーシング1の段付孔21の底壁部6とプラン
ジヤー11の左端部との間には出力室21が形成
され、これは底壁部6に形成した通孔7を介し上
述の出力孔8と常時連通している。弁体17の頭
部17bはストツパー部材16の中心孔16a内
にあつて図示する状態では弁座14から離座して
おり、弁体17の突出部17aがストツパー部材
16に当接することによりその左方位置が規正さ
れているのであるが、入口室20は弁体17の突
出部17a間の隙間及びストツパー部材16の中
心孔16a及びプランジヤ11の貫通孔13を介
して出力室21と連通している。
本考案の実施例による液圧制御弁は以上のよう
に構成されるのであるが以下、この作用、効果な
どについて説明する。
図示しないブレーキペダルを踏み込むとマスタ
ーシリンダーから接続孔5に圧液が供給され、こ
れは通孔19、入力室20、開弁している弁体1
7と弁座14との隙間及びプランジヤ11の貫通
孔13、出力室21、通孔7及び接続孔8を通つ
てホイルシリンダー側に供給される。これにより
ブレーキがかけられ始める。ブレーキ液圧が上昇
しプランジヤ11の受圧面積差及びばね15のば
ね力によつて定まる所定の値より高くなるとプラ
ンジヤ11は右方へと移動し始め弁体17が弁座
14に着座するに至る。これにより入力室20と
出力室21とは遮断される。ブレーキ液圧が更に
上昇するとプランジヤ11は再び左方へと移動し
弁体17は弁座14から離座し再び入力室20側
から出力室21側にブレーキ液圧が供給される。
出力室21の液圧が上昇しプランジヤ11の右方
への付勢力がその左方への付勢力より大きくなる
と再び右方へと移動し弁体17と当接する、以
後、離座、着座を繰返えすことにより公知の液圧
比例制御を行う。
図示しないブレーキペタルより踏力を解除する
とプランジヤ11は図示の位置に復帰しホイルシ
リンダーから圧液がマスターシリンダー側へと還
流する。よつてブレーキは弛められる。
本実施例の作用は以上のようであるが次のよう
な格別の効果を奏するものである。
即ち、ストツパー部材16によりスリーブ9内
に嵌着したシールリング10の抜け止めが防止さ
れる。又弁体17の突出部17aが当接すること
によりこの弁体17の左方位置が規正されてい
る。更にストツパー部材16は本実施例によれば
可撓性であるのでシール性能を有し、入口室20
と、シール4と10との間の空間との間のシール
作用も行つている。即ちストツパー部材16は従
来はそれぞれの部材で行つていた機能を一つの部
材で行つている。このように、可撓性材料からな
るストツパ部材16は、多くの作用を有するの
で、スリーブ9と本体1との間、蓋部材3と本体
1との間にそれぞれシール材を別々に配設する必
要がなく、それらはストツパ部材16で兼用する
ことができ、また、シールリング4を省略するこ
ともできる。従つて部材点数を従来より少くする
ことが出来、かつ組立工数が少ないので生産性を
向上させることが出来る。
以上、本考案の実施例について説明したが勿
論、本考案はこれに限定されることなく、本考案
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
また以上の実施例ではストツパー部材16は蓋
部材3の左端部に形成した凹所に嵌着しており、
蓋部材3をケーシング1に螺着することによりス
リーブ9の右端面に密接して固定されるようにな
つているが、ストツパー部材16を図示の形状に
変え更にその径を大きくし、かつ、蓋部材3の凹
所の形成を無くしてケーシング1の内壁に段部を
形成しこれにストツパー部材を当接させて蓋部材
3を螺着することによりこのストツパー部材を上
記段部に圧接固定させると共にスリーブ9の右端
面に密接固定させるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の液圧制御弁によれば
部品点数を従来より少なくして生産性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による液圧制御弁の側
断面図、及び第2図は第1図における−線方
向断面図である。 なお図において、9……スリーブ、10……シ
ールリング、16……ストツパ部材、17……弁
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端開口の段付孔を形成した本体と、前記開口
    側に嵌合したスリーブと、前記段付孔の開口をふ
    さぐ蓋部材と、前記段付孔及びスリーブに各々摺
    動自在に嵌合するプランジヤと、該プランジヤの
    一端側と前記段付孔底部との間に形成される出口
    室と、前記プランジヤの他端側と前記蓋部材との
    間に形成される入口室と、該入口室と前記出口室
    とを連絡して前記プランジヤに設けた貫通孔と、
    該貫通孔の開口部に形成した弁座に着離座可能に
    前記蓋部材と前記プランジヤとの間に配設される
    弁体と、該弁体を前記弁座に向つて付勢する弁ば
    ねと、前記プランジヤを前記弁体から離れる方向
    に付勢する予負荷ばねと、前記プランジヤと前記
    段付孔との間に配置される第1の密封部材と、前
    記プランジヤと前記スリーブとの間に配置される
    第2の密封部材と、不作動時、前記弁座と前記弁
    体との間に隙間を形成するため前記弁体に係合可
    能なストツパとを備え、前記第2の密封部材を、
    前記スリーブの前記入口室側開口端部に設けた増
    径孔部に嵌着させた液圧制御弁において、前記ス
    トツパを、可撓性材料から成り、前記蓋部材と前
    記スリーブとの間で液密に圧縮固定される板リン
    グ状に形成するとともに、当該ストツパの内周部
    の少なくとも一部を、前記増径孔部の径及び前記
    弁体の外周よりも径内方側に突出させてなる液圧
    制御弁。
JP1986139142U 1986-09-10 1986-09-10 Expired JPH0322054Y2 (ja)

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JPS6344875U JPS6344875U (ja) 1988-03-25
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JPS5772367U (ja) * 1980-10-21 1982-05-04

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JPS6344875U (ja) 1988-03-25

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