JPH068953Y2 - 液圧制御弁 - Google Patents

液圧制御弁

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JPH068953Y2
JPH068953Y2 JP1987170294U JP17029487U JPH068953Y2 JP H068953 Y2 JPH068953 Y2 JP H068953Y2 JP 1987170294 U JP1987170294 U JP 1987170294U JP 17029487 U JP17029487 U JP 17029487U JP H068953 Y2 JPH068953 Y2 JP H068953Y2
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JP1987170294U
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JPH0174958U (ja
Inventor
一郎 石渡
Original Assignee
株式会社ナブコ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ブレーキ用マスタシリンダの吐出部に取付
けられる液圧制御弁に関し、特に、ハウジングの内部の
各部品を容易かつ確実に適正な状態にセットしうるよう
にした改良技術に関する。
(従来の技術) この種の液圧制御弁は、たとえば特開昭60−2263
47号の公報に記載されているように、ハウジングと、
そのハウジングの内部にセットされる調圧ピストンおよ
びばね等の内部部品とを有する。そして、ハウジングは
二つの部材に分割され、一方の部材(すなわち、本体部
材)に、後車輪のホイールシリンダ等のブレーキ作動装
置に連絡する配管の接続部が形成され、他方の部材(す
なわち、蓋部材)に、マスタシリンダ側に取付けるため
のねじ部などの取付け部が形成されている。なお、二つ
の部材はねじ結合により一体化されている。
(考案が解決しようとする課題) ハウジングを分割構造とし、分割した各部材をねじ結合
するようにした従来のものでは、二つの部材を結合する
際、回転運動を伴なうことから、内部部品であるばねを
ねじったり、あるいは、調圧ピストンをこじったりする
ことがあり、液漏れ、あるいは作動不良などの不具合を
生じるおそれがある。
こうした問題を解決するための有効な方法として、たと
えば実開昭58−11164号の公報に記載されている
ように、ハウジング自体を一体(つまり、単一)構造と
し、その端部に蓋部材をカシメによって固定するように
した技術が知られている。
しかし、蓋部材はハウジングである本体部材のカシメに
よって固定されているだけであるため、調圧ピストンを
付勢するばねの力等を繰返し受けることによって、本体
部材から蓋部材が外れてしまうおそれがある。
この考案は、ハウジングを一体の構造とした上で、その
端部に配置する蓋部材をより確実に固定することができ
るようにした技術を提供することを目的とする。
(考案の概要) この考案では、実施例を示す添付図面から分かるよう
に、液圧制御弁20のハウジングである本体部材22
を、その端部外周のねじ部28aを利用してマスタシリ
ンダ側10にねじ結合するが、そのねじ結合を利用し
て、蓋部材34の外向きフランジ42をマスタシリンダ
側と本体部材22の端面との間に挟み付けて支持する。
したがって、蓋部材34は、本体部材22だけでなく、
マスタシリンダ側にも一体化した構成となる。それによ
って、蓋部材34は強固かつ確実に支持され、ばね76
等から繰返し力を受けようとも外れるようなことはな
い。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を添付の第1図を参照しなが
ら説明する。
タンデム形マスタシリンダのシリンダボデー10の側部
に、後車輪ブレーキ系への吐出部、すなわち、ボス部1
2とその中心に位置する吐出孔14がある。液圧制御弁
20は、そうした吐出部に取付けられ、後車輪のブレー
キ圧を前車輪のそれに比べて所定割合だけ低くする機能
を有する。
液圧制御弁20のハウジングの主体は本体部材22であ
る。本体部材22は、その一端に配管接続のための接続
部24を有する。接続部24の内周のねじ孔24aの部
分には、図示しないホイールシリンダへ連絡する配管の
一端が接続される。ねじ孔24aの部分は、本体部材2
2の中心に沿う段付きの孔26を通して本体部材22の
他端まで連絡している。この他端部28はマスタシリン
ダへの取付け部であり、その外周におねじ部28a、そ
の隣りにシールリング30用の溝32が形成されてい
る。おねじ部28aはマスタシリンダ側のボス部12の
内周のめねじ部12aに適合し、両ねじ部28a,12
aの結合によって、本体部材22あるいは液圧制御弁2
0はマスタシリンダのシリンダボデー10の側部に取付
けられている。
また、本体部材22の他端部28の内周に、孔26の開
口をふさぐようにして蓋部材34が設けられている。蓋
部材34は概ね筒体であって、その外径は他端部28の
開口部分の内径に適合している。蓋部材34は、外周部
分にシールリング36を保持する溝38、筒の一端に内
向きフランジ40、他端に外向きフランジ42を各々有
する。こうした蓋部材34は本体部材22の他端部28
に圧入固定されるが、その圧入部44は開口端に位置
し、しかも、本体部材22の肉厚は他の部分よりも薄
く、蓋部材34側の方は厚くなっている。それにより、
圧入によって他の部分が不用に変形するのを防止してい
る。なお、蓋部材34の外向きフランジ42は、一面が
圧入時のストッパーとなり、他面が液圧制御弁20の取
付け時のストッパーとなる。
蓋部材34の内周は弁室46であり、その中には、ポペ
ット弁体48が弁ばね50によって付勢され、大径な底
部側が蓋部材34内周の段部に座している。弁ばね50
は、一端がポペット弁体48に支持されているのに対
し、他端は皿形状のばね受け52によって支持されてい
る。ばね受け52は蓋部材34の内周に圧入固定されて
いるので、ポペット弁体48が飛び出るようなことはな
い。ポペット弁体48には、連絡孔54のほか、底部側
の中央に半球形状の突起56が設けられている。この突
起56は調圧ピストン60の一端の弁座58に対向し、
調圧ピストン60の動きに応じてその弁座58に着座可
能である。
調圧ピストン60は段付きのピストンであり、小径な部
分62が蓋部材34の内向きフランジ40の内周に嵌ま
り合い、また、大径な部分64が本体部材22の孔26
の一部26aに嵌まり合っている。それによって、調圧
ピストン60は孔26内を軸線方向に移動可能である。
それらの嵌まり合う部分のシールリング66,68が液
圧制御弁20の減圧比を規定する。こうした調圧ピスト
ン60は、孔26の中に二つの室、すなわち、大気室7
0と出口室72とを区分している。出口室72は、一方
で接続部24のねじ孔24aに連絡し、他方で調圧ピス
トン60の中央を走る貫通孔74を通して弁室46に連
絡している。弁室46に臨む貫通孔74の開口部が弁座
58を構成している。調圧ピストン60は、通常時、ば
ね76の力を受け、中途のフランジ部78が本体部材2
2の内周の段部に当たり静止状態にある。しかし、マス
タシリンダ側から吐出される圧液が所定値を越えると、
調圧ピストン60の両端に作用する圧力の差がばね76
に打ち勝ち、調圧ピストン60をポペット弁体48側に
動かし弁座58に突起56を着座させる。なお、大気室
70は、本体部材22の壁を貫く通孔80によって外気
に通じている。そして、通孔80を取り巻くようにし
て、リップ82a付きのシール部材82が設けられてい
る。
以上に述べた実施例によれば、液圧制御弁20の内部の
調圧ピストン60、ばね76等を組み付けるに際し、回
転運動を伴なうことがないので、ピストンのこじり、あ
るいはばねのねじりなどという不都合を生じることがな
い。
この考案は、図示した実施例に限定されることなく、種
々変形可能である。
たとえば、蓋部材34の外向きフランジ42とボス部1
2の底部との間に、銅ガスケット等のシールを設けるこ
とができ、その場合、本体部材22の他端部28内外の
シールリング30,36を省略することができる。ま
た、弁ばね50の他端を、蓋部材34の内周に設けた溝
あるいは段部に支持することによって、ばね受け52を
省略することもできる。
(考案の効果) この考案によれば、蓋部材34を本体部材22の一方端
の内周に圧入固定し、しかも、本体部材22に対してマ
スタシリンダへの取付け部28を設けることによって、
液圧制御弁20のハウジングを本体部材22を主体に構
成しているので、内部部品を適正にセットし液漏れ、作
動不良等の問題を未然に防止することができる。しかも
また、この考案では、本体部材22のねじ結合を利用し
て、蓋部材34の外向きフランジ42をマスタシリンダ
側と本体部材22の端面との間に挟み付けて支持するよ
うにしているため、蓋部材34を強固かつ確実に支持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図である。 20……液圧制御弁、22……本体部材、24……接続
部、26……孔、28……取付け部(他端部)、28a
……おねじ部(ねじ部)、34……蓋部材、42……外
向きフランジ、44……圧入部、48……弁体、60…
…調圧ピストン、70……大気室、72……出口室、7
6……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキ作動装置に連絡する配管が接続さ
    れる接続部を形成した本体部材と、この本体部材に前記
    接続部に連絡して形成した孔と、本体部材の接続部とは
    反対側に取付けられ前記孔の開口をふさぐ蓋部材と、こ
    の蓋部材と前記本体部材とにまたがって摺動自在に嵌合
    する調圧ピストンと、この調圧ピストンにより区分して
    前記孔内に形成される大気室、および前記接続部に連絡
    する出口室と、調圧ピストンに形成された貫通孔と、蓋
    部材に形成されマスタシリンダの圧力室に連絡するとと
    もに貫通孔により出口室に連絡する弁室と、この弁室に
    配置され前記貫通孔の弁室に対する開口部を弁座として
    この弁座に向かって付勢される弁体と、本体部材と蓋部
    材との間に支持され調圧ピストンを弁体が弁座から離れ
    る方向に付勢するばねと、前記本体部材の前記蓋部材が
    取付けられる側の端部外周に位置するねじ部とを備え、
    前記ねじ部をマスタシリンダの吐出部に連絡して形成さ
    れる凹所にねじ結合することにより、全体がマスタシリ
    ンダ側に取付けられる液圧制御弁において、前記蓋部材
    は、一端に前記本体部材に圧入固定される筒状部と、他
    端に外向きフランジとが形成され、この外向きフランジ
    が前記本体部材の前記凹所へのねじ結合により、前記凹
    所側と前記本体部材の端面とにより挾み込み支持される
    ことを特徴とする液圧制御弁。
JP1987170294U 1987-11-07 1987-11-07 液圧制御弁 Expired - Lifetime JPH068953Y2 (ja)

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JPH0174958U JPH0174958U (ja) 1989-05-22
JPH068953Y2 true JPH068953Y2 (ja) 1994-03-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5555044A (en) * 1978-10-16 1980-04-22 Gen Motors Corp Universallmaster cylinder assembled body

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5555044A (en) * 1978-10-16 1980-04-22 Gen Motors Corp Universallmaster cylinder assembled body

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JPH0174958U (ja) 1989-05-22

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