JPH0212132Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0212132Y2 JPH0212132Y2 JP1983075311U JP7531183U JPH0212132Y2 JP H0212132 Y2 JPH0212132 Y2 JP H0212132Y2 JP 1983075311 U JP1983075311 U JP 1983075311U JP 7531183 U JP7531183 U JP 7531183U JP H0212132 Y2 JPH0212132 Y2 JP H0212132Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel brake
- hydraulic pressure
- rear wheel
- seal
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、車輌の液圧ブレーキ装置に組込ま
れる失陥時補償機能付のプロポーシヨナルバルブ
に関する。
れる失陥時補償機能付のプロポーシヨナルバルブ
に関する。
(ロ) 従来技術とその問題点
主として自動車の液圧ブレーキ装置に組込まれ
るこの種のプロポーシヨナルバルブには、前輪ブ
レーキの液圧回路と後輪ブレーキの液圧回路とを
遮断するシールが使用される。このシールには、
第１図に示すように、前輪回路の入力ポート１、
出力ポート２、後輪回路の入力ポート３、出力ポ
ート４を有するバルブボデイ５内部に組込まれた
バルブプランジヤ６の先端軸に固定されて両回路
間の通路７を遮断する外径摺動タイプのシール８
と、第２図に示す如く、バルブボデイ５に固定さ
れてプランジヤ６の先端軸外周をシールする内径
摺動タイプのシール９の２つがあるが、バルブの
小型化が進むにつれてプランジヤ等の内部部品も
小型化されている今日、機能維持の上で外径摺動
タィプシールは、益々小径化する傾向にあり充分
な機能と寿命を維持するのが困難となり、内径タ
イプシールの採用が次第に増加する傾向にある。
るこの種のプロポーシヨナルバルブには、前輪ブ
レーキの液圧回路と後輪ブレーキの液圧回路とを
遮断するシールが使用される。このシールには、
第１図に示すように、前輪回路の入力ポート１、
出力ポート２、後輪回路の入力ポート３、出力ポ
ート４を有するバルブボデイ５内部に組込まれた
バルブプランジヤ６の先端軸に固定されて両回路
間の通路７を遮断する外径摺動タイプのシール８
と、第２図に示す如く、バルブボデイ５に固定さ
れてプランジヤ６の先端軸外周をシールする内径
摺動タイプのシール９の２つがあるが、バルブの
小型化が進むにつれてプランジヤ等の内部部品も
小型化されている今日、機能維持の上で外径摺動
タィプシールは、益々小径化する傾向にあり充分
な機能と寿命を維持するのが困難となり、内径タ
イプシールの採用が次第に増加する傾向にある。
しかしながら、このタイプのシールは、その保
持のため、バルブボデイを２方向から加工し、か
つプラグ等で組付側からシールを押さえる必要が
あり、しかもこのシールは特殊形状の大きなもの
が必要になる。
持のため、バルブボデイを２方向から加工し、か
つプラグ等で組付側からシールを押さえる必要が
あり、しかもこのシールは特殊形状の大きなもの
が必要になる。
ここで、通路７内に、リセス加工してシールの
収納溝を設ければ、バルブボデイの一方向からの
加工も可能ではあるが、穴径の極小さい通路内に
溝を設ける作業は、非常に難しく相当の手間を要
する。
収納溝を設ければ、バルブボデイの一方向からの
加工も可能ではあるが、穴径の極小さい通路内に
溝を設ける作業は、非常に難しく相当の手間を要
する。
(ハ) 問題点を解決するための手段
この考案は、上記に鑑み特公昭51−48225号の
バルブ（第２図がそれ）を改良するためになされ
たもので、その目的は、加工工数が少なく、前・
後輪回路のシール材も小径のＯリングでよいプロ
ポーシヨナルバルブを提供することにあり、この
目的を次のようにして達成している。
バルブ（第２図がそれ）を改良するためになされ
たもので、その目的は、加工工数が少なく、前・
後輪回路のシール材も小径のＯリングでよいプロ
ポーシヨナルバルブを提供することにあり、この
目的を次のようにして達成している。
即ち、この考案のプロポーシヨナルバルブは、
減圧弁機構を組込む後輪回路の液圧室端面に、シ
ール材の収能される溝を設け、さらに、上記液圧
室の最先端部（奥所）に、リツプシール座、バル
ブプランジヤ先端軸の挿通穴及び後輪ブレーキへ
の出力液圧流出路を有する上記シールの抜け止め
部材を設けた構成として、バルブボデイの１方向
からの穿孔を可能にし、加工工数の削減を実現し
ている。
減圧弁機構を組込む後輪回路の液圧室端面に、シ
ール材の収能される溝を設け、さらに、上記液圧
室の最先端部（奥所）に、リツプシール座、バル
ブプランジヤ先端軸の挿通穴及び後輪ブレーキへ
の出力液圧流出路を有する上記シールの抜け止め
部材を設けた構成として、バルブボデイの１方向
からの穿孔を可能にし、加工工数の削減を実現し
ている。
(ニ) 実施例
以下、添付第３図に基いて、この考案のバルブ
の実施例を説明する。
の実施例を説明する。
図に示すように、前輪ブレーキ液圧の入力ポー
ト１、出力ポート２、後輪ブレーキ液圧の入力ポ
ート３、出力ポート４を有するバルブボデイ５に
は、減圧弁機構１０を収納する液圧室１１が形成
され、前・後輪回路を結ぶ通路７の一端を開放さ
せたこの室の端面にシール１２を収納する溝１３
が設けられている。また、液圧室１１の最先端部
には、減圧弁機構の弁座としてのリツプシール１
４を支持する座面１５と、プランジヤ６の先端軸
を挿通する穴１６及び出力液圧の出力ポート４へ
の流出路１７を有する環状部材が圧入され、この
部材１８によつてシール１２が抜け止めされてい
る。
ト１、出力ポート２、後輪ブレーキ液圧の入力ポ
ート３、出力ポート４を有するバルブボデイ５に
は、減圧弁機構１０を収納する液圧室１１が形成
され、前・後輪回路を結ぶ通路７の一端を開放さ
せたこの室の端面にシール１２を収納する溝１３
が設けられている。また、液圧室１１の最先端部
には、減圧弁機構の弁座としてのリツプシール１
４を支持する座面１５と、プランジヤ６の先端軸
を挿通する穴１６及び出力液圧の出力ポート４へ
の流出路１７を有する環状部材が圧入され、この
部材１８によつてシール１２が抜け止めされてい
る。
なお、以上から成るプロポーシヨナルバルブの
作用は従来のそれと変わらない。即ち、これをか
い摘んで説明すると、入力液圧PM＝PM′の正常時
は、前輪系ではマスターシリンダからの入力液圧
PM′を直接前輪ブレーキに供給し、後輪系では規
定の減圧された液圧PRを供給する。そして、こ
のときの折点液圧（第４図参照）は、スプリング
１９のセツト荷重をＦ、シリンダ各部の断面積を
Ａ，Ｂ，Ｃとすると、PS1＝Ｆ／Ａ、また、減圧
比は、プランジヤに対する平衡式 PM′＋（Ｂ−Ｃ）PR＝（Ｂ−Ａ）PM＋Ｆ より、tanθ1＝Ｂ−（Ａ＋Ｃ）／Ｂ−Ｃで表わされる。
作用は従来のそれと変わらない。即ち、これをか
い摘んで説明すると、入力液圧PM＝PM′の正常時
は、前輪系ではマスターシリンダからの入力液圧
PM′を直接前輪ブレーキに供給し、後輪系では規
定の減圧された液圧PRを供給する。そして、こ
のときの折点液圧（第４図参照）は、スプリング
１９のセツト荷重をＦ、シリンダ各部の断面積を
Ａ，Ｂ，Ｃとすると、PS1＝Ｆ／Ａ、また、減圧
比は、プランジヤに対する平衡式 PM′＋（Ｂ−Ｃ）PR＝（Ｂ−Ａ）PM＋Ｆ より、tanθ1＝Ｂ−（Ａ＋Ｃ）／Ｂ−Ｃで表わされる。
一方、前輪ブレーキ回路に失陥が生じた場合の
折点液圧は、PS2＝Ｆ／Ａ−Ｃで、減圧比は、 PM′＝０よりプランジヤの平衡式が、 （Ｂ−Ｃ）PR＝（Ｂ−Ａ）PM＋Ｆ となり、故にtanθ2＝Ｂ−Ａ／Ｂ−Ｃで表わされ、折点
液 圧減圧比とも正常時より大きくなつて、１系統失
陥時の制動力不足が補われる。
折点液圧は、PS2＝Ｆ／Ａ−Ｃで、減圧比は、 PM′＝０よりプランジヤの平衡式が、 （Ｂ−Ｃ）PR＝（Ｂ−Ａ）PM＋Ｆ となり、故にtanθ2＝Ｂ−Ａ／Ｂ−Ｃで表わされ、折点
液 圧減圧比とも正常時より大きくなつて、１系統失
陥時の制動力不足が補われる。
(ホ) 効果
以上説明したように、この考案のプロポーシヨ
ナルバルブは、減圧弁機構の組込まれる液圧室端
面にシール収納溝を設け、この溝に嵌めた前・後
輪回路遮断用シールを、上記液圧室の最先端部に
挿入した抜け止め部材で押さえ、定位置に保持す
る構造とすることにより、液圧室、シール溝及び
バルブプランジヤ先端を挿入する液通路の一方向
からの穿孔を可能ならしめたので、バルブボデイ
の加工工数が削減され、かつシール材も小径のＯ
リングで間に合う。
ナルバルブは、減圧弁機構の組込まれる液圧室端
面にシール収納溝を設け、この溝に嵌めた前・後
輪回路遮断用シールを、上記液圧室の最先端部に
挿入した抜け止め部材で押さえ、定位置に保持す
る構造とすることにより、液圧室、シール溝及び
バルブプランジヤ先端を挿入する液通路の一方向
からの穿孔を可能ならしめたので、バルブボデイ
の加工工数が削減され、かつシール材も小径のＯ
リングで間に合う。
第１図及び第２図は、従来の失陥時補償機能付
プロポーシヨナルバルブを示す断面図、第３図は
この考案のバルブの一実施例を示す断面図、第４
図は制動圧の変化を示すグラフである。 １，３……入力ポート、２，４……出力ポー
ト、５……バルブボデイ、６……バルブプランジ
ヤ、７……液通路、１０……減圧弁機構、１１…
…液圧室、１２……シール溝、１３……シール、
１４……リツプシール、１８……抜け止め部材、
１９……液点液圧セツトスプリング。
プロポーシヨナルバルブを示す断面図、第３図は
この考案のバルブの一実施例を示す断面図、第４
図は制動圧の変化を示すグラフである。 １，３……入力ポート、２，４……出力ポー
ト、５……バルブボデイ、６……バルブプランジ
ヤ、７……液通路、１０……減圧弁機構、１１…
…液圧室、１２……シール溝、１３……シール、
１４……リツプシール、１８……抜け止め部材、
１９……液点液圧セツトスプリング。
Claims (1)
- 後輪ブレーキ回路の液圧室内に組込まれる減圧
弁機構のバルブプランジヤ先端を、前輪ブレーキ
回路に臨ませ、バルブプランジヤ先端軸の外周部
で前輪、後輪ブレーキ回路を遮断するシールに内
径摺動シールを用い、前輪、後輪ブレーキ回路失
陥時に後輪制動液圧の折点及び減圧比を正常時よ
りも増大させる失陥時補償機能付プロポーシヨナ
ルバルブにおいて、上記液圧室の前輪ブレーキ回
路が開口している端面にシール溝を設けてこの溝
に上記内径摺動シールを挿入し、さらに、液圧室
の最先端に、リツプシール座、上記バルブプラン
ジヤ先端軸の挿通穴及び後輪ブレーキへの出力液
圧流出路を有する上記内径摺動シールの抜け止め
部材を上記シール溝を有する液圧室端面に押圧し
て設けたことを特徴とするプロポーシヨナルバル
ブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7531183U JPS59179162U (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 失陥時補償機能付プロポ−シヨナルバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7531183U JPS59179162U (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 失陥時補償機能付プロポ−シヨナルバルブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59179162U JPS59179162U (ja) | 1984-11-30 |
| JPH0212132Y2 true JPH0212132Y2 (ja) | 1990-04-05 |
Family
ID=30205383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7531183U Granted JPS59179162U (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 失陥時補償機能付プロポ−シヨナルバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59179162U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS556535A (en) * | 1978-06-26 | 1980-01-18 | Otsuka Kagaku Yakuhin | Improving of paper quality by acid hydrazide polymer |
-
1983
- 1983-05-17 JP JP7531183U patent/JPS59179162U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS556535A (en) * | 1978-06-26 | 1980-01-18 | Otsuka Kagaku Yakuhin | Improving of paper quality by acid hydrazide polymer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59179162U (ja) | 1984-11-30 |
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