JPH03218363A - ピリダジン系液晶化合物 - Google Patents

ピリダジン系液晶化合物

Info

Publication number
JPH03218363A
JPH03218363A JP19336690A JP19336690A JPH03218363A JP H03218363 A JPH03218363 A JP H03218363A JP 19336690 A JP19336690 A JP 19336690A JP 19336690 A JP19336690 A JP 19336690A JP H03218363 A JPH03218363 A JP H03218363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
liquid crystal
smectic
formula
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19336690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2976235B2 (ja
Inventor
Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
Masahiro Sato
正洋 佐藤
Kunikiyo Yoshio
邦清 吉尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP2193366A priority Critical patent/JP2976235B2/ja
Publication of JPH03218363A publication Critical patent/JPH03218363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2976235B2 publication Critical patent/JP2976235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は強誘電性液晶材料として有用な新規な液晶化合
物に関する。
[従来の技術] 現在、液晶表示素子としてはTN(ねじれネマチック)
型表示方式が最も広汎に使用されている。
=1一 このTN液晶表示は、駆動電圧が低い、消費電力が少な
いなど、多くの利点を持っている。しかしながら、応答
速度の点に於で発光型素子(陰極管、エレクトロルミネ
ッセンス、プラズマディスプレイ等)と比較して劣って
いる。ねじれ角を180〜270°にした新しいTN型
表示素子も開発されているが、応答速度はやはり劣って
いる。この様に種々の改善の努力は行われているが、応
答速度の速いTN型表示素子は実現には至っていない。
しかしながら最近、盛んに研究が進められている強誘電
性液晶を用いる新しい表示方式においては、著しい応答
速度の改善の可能性がある(N. A.Ciarkら;
 Appl ied Phys.Lett., 36,
 899(1980))。この方式は強誘電性を示すカ
イラルスメクチックC相等のカイラルスメクチック相を
利用する方法である。強誘電性を示す相はカイラルスメ
クチックC相のみではなく、カイラルスメクチックF,
G,H等の相が強誘電性を示すことが知られている。実
際に利用される強誘電性液晶表示素子に使用される強誘
電性液晶材料には多くの−2ー 特性が要求されるが、それらを満たすには現在のところ
、一つの化合物では応じられず、いくつかの液晶化合物
または非液晶化合物を混合して得られる強誘電性液晶組
成物を使用する必要がある。
また、強誘電性液晶化合物のみからなる強誘電性液晶組
成物ばかりではなく、特開昭60−36003号公報に
は非カイラルなスメクチックC,F,G,H,I等の相
を呈する化合物および組成物を基本物質として、これに
強誘電性液晶相を呈する一種または複数の化合物を混合
して全体を強誘電性液晶組成物とし得ることが報告され
ている。さらにスメクチックC等の相を呈する化合物お
よび組成物を基本物質として、光学活性ではあるが強誘
電性液晶相は呈しない一種あるいは複数の化合物を混合
して全体を強誘電性液晶組成物とする報告も見受けられ
る(Mol.Cryst.Liq.Cryst., 8
9,327 (1982))。
これらのことを総合すると強誘電性液晶相を呈するか否
にかかわらず光学活性である化合物の一種または複数を
基本物質と混合して強誘電性液晶−3− 組成物を構成できることがわかる。
これらの基本物質としては、スメクチツクC等の非カイ
ラルなスメクチツク液晶相を示す種々の化合物が用いら
れるが、実用的には室温を含む広い温度範囲でスメクチ
ツクC相を呈する液晶化合物もしくは混合物が望ましい
。これらのスメクチックC液晶混合物の成分として、フ
エニルベンゾエート系、ビフエニル系、フエニルピリジ
ン系および5−アルキルー2−(4−アルコキシフエニ
ル)ビリミジンなどの液晶化合物が挙げられる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらに光学活性化合物を添加することによっ
て得られるカイラルスメクチツクC液晶材料が強誘電性
を利用する液晶表示に於で優れた性能を示すか否かにつ
いては、未だ最終的な評価が得られていない。それは強
誘電性を利用する液晶表示が技術的に完成していないこ
とによるものである。従って、現状では新しいスメクチ
ツクC材料を種々試験してみることが必要である。
[課題を解決するための手段] −4− 本発明者らは上記の様な用途に使用するに適した、スメ
クチックC相を呈する新規な液晶化合物について鋭意検
討を行った結果、本発明に到達した。すなわち本発明は
、一般式 R−X1−(−A’−X”−)n−Q−A2−X3−R
’  (1)〔式中、R,R’は炭素数1〜18のアル
キル基を、x1は直接結合、一〇−、一S−または−C
=C−を、A1、A2は1〜4個のフッ素原子または塩
素原子で置換されていてもよい1,4−フエニレン基を
、nはOまたは1を、X2は−CミC−または−CH2
CH2−を、x3は直接結合、一〇一または−S−を表
す〕で示されるピリダジン系液晶化合物である。
一般式(1)において、R,R’を示す炭素数1〜18
のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロ
ビル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル
基、n−へブチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、
 n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、
n−テトラデシル基、nーヘキサデシル基、n−オクタ
デシル基などが挙げ一5− られる。
これらのうち、好ましくは炭素数4〜14のアルキル基
である。
A1、A2は、好ましくは1〜2個のフッ素原子で置換
されていてもよい1,4−フェニレン基である。
X3は好ましくは直接結合および一〇一である。
一般式(1)で示される化合物の具体例としては、表−
1に示すような基を有する化合物が挙げられる。
−6一 (I)nが0の場合。
表−1 (1) −7一 表−1 (2) −8− 表−1 (3) −9− 表−1 (4) −10− 表−1 (5) 表−1 (6) 表−1 (7) 一13− 表−1 (8) −14− 表−1 (9) (n) nが1、 X2が−C=C−の場合。
表−1(10) 表−1 (11) 表−1 (12) (m) nが1、 x2がーCH2CH2−の場合。
表−1(13) −17− 表−1 (14) ー18一 表−1 (15) 表−1中、 BUT PEN HEX 11EP OCT NON DEC UND DOD TED 各記号はそれぞれ以下の基を表す。
n−C,,}Ig− n−C5H1 1 − n−C6tll3− n−CJ,5− n−CBI{17− n−CgH1g− n−cj 2 N2 + − n−C1 1 }12a− n”C12H25− n−CI4N29” 単結合 一般式(1)に含まれる化合物は、例えば次の工程を経
て合成できる〔下記式中、R,R′、X1およびx3は
一般式(1)の場合と同一である〕。
−21− すなわち、一般式(2)の化合物を、塩基(例えば水酸
化ナトリウム)の存在下アルキル化剤(例えばハロゲン
化アルキル)と反応させて、一般式(4)の化合物を得
る。
一般式(4)の化合物に金属マグネシウムを作用させグ
リニャール試薬とした後、不活性ガス雰囲気下、0価ま
たは2価のパラジウム触媒存在下、3,6−ジハロゲノ
ビリダジン類(例えば3,6−ジクロロビリダジン)と
反応させることにより、一般式(6)の化合物を得る 一般式(6)の化合物と一般式(7)の化合物を、トリ
エチルアミン中不活性ガス雰囲気下、0価または2価の
パラジウム触媒を用いて反応させ−22− ることにより、本発明の化合物である一般式(1a)の
化合物を得ることができる。
一〇−の場合。
(R”−CI12Cll2− ; R) すなわち、一般式(la’)の化合物〔一般式(1a)
の化合物においてR” −CH2CH2−がRのもの〕
をパラジウムカーボン存在下、水素添加することにより
本発明の化合物である一般式(1b)の化合物を得るこ
とができる。
(Y”; CI,Br or 1) (Y”; Cl,Br or l) すなわち一般式(8)の化合物と3−メチルー1−ブチ
ンー3−オールを、不活性ガス雰囲気下、0価または2
価のパラジウム触媒を用いて反応させ、次いで水酸化ナ
トリウムで処理することにより、一般式(10)の化合
物を得る。
一般式(6′)の化合物と一般式(10)の化合物とを
、不活性ガス雰囲気下、0価または2価のパラジウム触
媒を用いて反応させることにより、−25− 本発明の化合物である一般式(IC)の化合物を得るこ
とができる。
なお、一般式(6′)の化合物の合成法は、X3が一〇
−の場合は、一般式(6)の化合物の合成法に従う。X
3が直接結合の場合、例えば次の工程を経て合成できる
R’−0−Nu2 (11) R’−0−Y” (13) −26− すなわち、一般式(11)の化合物に亜硝酸ナトリウム
を作用させジアゾニウム塩へと誘導後、ハロゲン化カリ
ウムと反応させることにより一般式(13)の化合物を
得る。
一般式(13)の化合物に金属マグネシウムを作用させ
グリニャール試薬とした後、不活性ガス雰囲気下、0価
または2価のパラジウムあるいはニッケル触媒存在下、
3,6−ジハロゲノピリダジン類(例えば3,6−ジク
ロロビリダジン)と反応させることにより、一般式(6
”)の化合物を得ることができる。
すなわち、一般式(IC)の化合物をパラジウムカーボ
ン存在下、水素添加することにより本発明の化合物であ
る一般式(1d)の化合物を得ることができる。
液晶は一般に2種以上の多成分から成る液晶組成物とし
て用いられ、本発明の液晶化合物も液晶鞘成物の成分と
して利用することができる。液晶組成物には、スメクチ
ック液晶、たとえば光学活性部位を有しないスメクチッ
ク液晶[2−p−アルキルオキシフエニルー5−アルキ
ルピリミジン、2−p−アルキルフエニル−5−アルキ
ルオキシビリミシン、2−p−アルカノイルオキシフエ
ニル−5−アルキルピリミジン、2−p−アルキルオキ
シ力ルポニルフェニル−5−アルキルビリミジン、2−
p−アルキルフェニルー5−p−アルキルオキシフェニ
ルピリミジン、2−p−アルキルオキシーm−フルオロ
フエニル−5−アルキルビリミジン、2−p−アルキル
オキシフェニルー5− (trans−4−アルキルシ
クロへキシル)ビリミジン、2−p−アルキルオキシフ
ェニル−5−アルキルピリジン、2−p−アルキルオキ
シーm−フルオロフェニル−5−アルキルビリジン、2
−p− (p’−アルキルフェニル)フェニルー5−ア
ルキルピリミジン、2−p−アルキルフェニル−5一p
−アルキルフエニルピリミジン、p−アルキルオキシフ
エニルー5−アルキルビコリネート、2−pーアルキル
オキシフェニルー5−アルキルオキシピラジン、2−p
−アルキルフエニルー5−アルキルピリミジン、2−p
−アルキルオキシフェニル−5−アルキルオキシビリミ
シン、2−p−アルキルフエニル−5−アルキルオキシ
ピリミシン、4−アルキルオキシ−4′−ビフェニルカ
ルボン酸−p’−(アルキルオキシ力ルボニル)フェニ
ルエステル、4−アルキー29− ルオキシ− 4′−ビフエニルカルボン酸−アルキルエ
ステルなどコおよび/または強誘電性液晶[光学活性4
−アルキルオキシ−4′−ビフエニルカルボン酸−p’
−(2−メチルブチルオキシ力ルボニル)フェニルエス
テル、光学活性4−n−アルキルオキシ−4′−ビフエ
ニルカルボン酸−2−メチルブチルエステル、光学活性
p−アルキルオキシベンジリデン−p′−アミノー2−
クロロプロビルシンナメート、光学活性p−アルキルオ
キシベンジリデン−p′−アミノー2−メチルブチルシ
ンナメートなど]および/または通常のカイラルスメク
チック液晶[光学活性4− (p−アルキルオキシビフ
エニルーp′−オキシカルボニル)−4’ − (2−
メチルブチルオキシ力ルボニル)シクロヘキサン、光学
活性p−n−アルキルオキシベンジリデン−p’−(2
−メチルブチルオキシカルボニル)アニリンなど]を含
有してもよい。また液晶性を示さないカイラル化合物お
よび/または2色性色素、たとえばアントラキノン系色
素、アゾ系色素などを含んでいてもよい。
強誘電性を示す液晶組成物は、電圧印加により−30− 光スイッチング現象を起こし、これを利用した応答の速
い表示素子を作製できる〔たとえば特開昭56−107
216号公報、特開昭59−118744号公報、エヌ
エークラーク(N.A.Clark)、エス ティー 
ラガウォール (S.T.Lagerwal I) ;
アブライド フィジックス レター (Applied
  Physics  Letter)父、899(1
980)など〕。
本発明における液晶組成物は、セル間隔0.5〜10μ
m、好ましくは0.5〜3μmの液晶セルに真空封入し
、両側偏光子を設置することにより光スイッチング素子
(表示素子)として使用できる。
上記液晶セルは透明電極を設け、表面を配向処理した2
枚のガラス基板をスペーサーを挟んで貼り合わせること
によって作製することができる。
上記スベーサーとしては、アルミナビーズ、ガラスファ
イバー、ポリイミドフィルムなどが挙げられる。配向処
理方法としては、通常の配向処理、たとえばポリイミド
膜、ラビング処理、SiO斜め蒸着などが適用できる。
[実施例] 以下、本発明を実施例により更に説明するが、本発明は
これに限定されない。
実施例−1 表−1中No,8の化合物の製造 ■0−フルオローp−ヨードフェノール22.0gをジ
メチルスルホキシド80mlに溶かし、これに水酸化ナ
トリウム水溶液(7.4g/30ml )および1−ブ
ロモオクタン21.2gを加え、室温で4日間攪拌した
。反応混合物をヘキサンで抽出、3回水洗した。ヘキサ
ンを留去することにより、油状のp−n−オクチルオキ
シーm−フルオロヨードベンゼン25.0gを得た。
■p−n−オクチルオキシーm−フルオロヨードベンゼ
ン5.0gとマグネシウムより調整したグリニャール試
薬のエーテル溶液50+n Iと、3,6−ジクロ口ピ
リダジン3.2gの乾燥テトラヒド口フラン溶液40■
1とを、触媒にジクロ口ビスジフエニルホスフイノブタ
ンパラジウム1 30mgを用いて、窒素雰囲気下室温
で5時間反応させた。水で反応を止め、反応混合物をエ
ーテルで抽出、IN塩酸、水で順次洗浄?、エーテルを
留去した。得られた固体をメタノールから再結晶するこ
とにより、下記化合物(a)3.5gを得た。
F Cl−Q−d−OCetL1■(a) ■■で得られた化合物(a)1.5gと1一ノニン66
0mgをトリエチルアミン50■1中、触媒にジクロロ
ビストリフエニルホスフィンパラジウム100mg、ヨ
ウ化銅( I ) 25mgおよびトリフエニルホスフ
ィン140mgを用いて、窒素雰囲気下5時間加熱還流
させた。放冷後、トリエチルアミンを留去し、ヘキサン
で抽出した。ヘキサン層を IN塩酸、水で順次洗浄後
、シリカゲル力ラムクロマトグラフィーで精製した。得
られた固体をメタノールから2回再結晶することにより
、本発明の化合物である表−1中No,8の化合物1.
1gを得た。化合物の構造は、NMR (核磁気共鳴ス
ペクトル分析) 、MS (質量分析)、IR(赤外吸
収スペクトル分析)および元素分析により確認した。上
記化合物のIRスペクトル、H−NMRスペクトルおよ
びF−NMRス−33− ベクトルをそれぞれ第1図、第2図および第3図に示す
元素分析値: 理論値(%)  実測値(%) C:76.38     C:76.52H: 8.7
8     H: 8.66F: 4.47     
F: 4.52N: 6.60     N: 6.5
8実施例−2 表−1中N o,5 2の化合物の製造実施例−1で得
られた表−1中No8の化合物500mgをエタノール
20mlに懸濁させ、これに5%パラジウムカーボン1
00mgを加え、常圧の水素雰囲気下、室温で水素添加
を行った。水素の吸収が無くなるのを確認した後、ろ過
により触媒を除きエタノールを留去した。得られた固体
をシリカゲル力ラムクロマトグラフィーで精製後、エタ
ノールから2回再結晶することにより、本発明の化合物
である表−1中No.52の化合物350mgを得た。
上記−34一 化合物のIRスペクトル、H−NMRスペクトルおよび
F−NMRスペクトルをそれぞれ第4図、第5図および
第6図に示す。
元素分析値:  理論値(%)  実測値(%)C:7
5.70     C:75.70H: 9.58  
   H: 9.45F: 4.44      F:
 4.41N: 6.54      N: 6.62
実施例−3 表−1中No,114の化合物の製造 ■0−フルオローp−ヨードフェノール15.0gをジ
メチルスルホキシド120mlに溶かし、これに水酸化
ナトリウム水溶液(3.0g/10ml )および1−
プロモヘキサン10.4gを加え、室温で4日間攪拌し
た。反応混合物をヘキサンで抽出、3回水洗した。ヘキ
サンを留去することにより、油状のp−n−へキシルオ
キシーm−フルオロヨードベンゼン16.7gを得た。
■■で得たp−n−へキシルオキシーm−フルオロヨ一
ドベンゼン14.0gと3−メチル−1−ブチンー3−
オールをトリエチルアミン80ml中、触媒にジクロ口
ビストリフエニルホスフィンパラジウム272mgおよ
びヨウ化銅( I ) 68mgを用いて窒素雰囲気下
室温で一昼夜反応させた。反応終了後、トリエチルアミ
ンを留去しヘキサンで抽出した。ヘキサン層をIN塩酸
、水で順次洗浄後、ヘキサンを留去することにより下記
化合物(b)12.5gを得た。
F n−CB}1130七−CEC−C(CI13)2−0
1{  (b)■■で得た化合物(b)12.5gを乾
燥トルエン400mlに溶かし、これに粉末の水酸化ナ
トリウム5.4gを加えて1時間加熱還流した。冷却後
、水洗を経てからトルエンを留去した。得られた黒色の
オイルをメタノール抽出した後、メタノールを留去する
ことにより油状のp−n−へキシルオキシーm−フルオ
ロフエニルアセチレン7.55gを得た。
■p−n−へキシルオキシーm−フルオロヨードベンゼ
ン11.0gとマグネシウムより調整したグリニャール
試薬のエーテル溶液100mlと、3,6−ジクロロピ
リダジン7.6gの乾燥テトラヒド口フラン溶液1 0
0m lとを、触媒にジクロロビスジフエニルホスフイ
ノブタンパラジウム250mgを用いて、窒素雰囲気下
室温で5時間反応させた。水で反応を止め、反応混合物
をエーテルで抽出、IN塩酸、水で順次洗浄後、エーテ
ルを留去した。得られた固体をメタノールから再結晶す
ることにより、下記化合物(c)7.3gを得た。
F Cl−Q−d−OC6Ht3(C) ■■で得た化合物(c)1.0gと■で得たp−n−へ
キシルオキシーm−フルオロフエニルアセチレン850
mgをトリエチルアミン50m1中、触媒にジクロロビ
ストリフエニルホスフィンパラジウム24mg、ヨウ化
鋼( I ) 6mgおよびトリフエニルホスフィン1
68mgを用いて、窒素雰囲気下5時間加熱還流させた
。放冷後、トリエチルアミンを留去しトルエンで抽出し
た。トルエン層をIN塩酸、水で順次洗浄後、シリカゲ
ル力ラムクロマトグラフイーで精製した。
得られた固体をエタノールで2回再結晶すること−37
− により本発明の化合物である表−1中No.114の化
合物920mgを得た。上記化合物のIRスペクトル、
H−NMRスペクトルおよびF−NMRスペクトルをそ
れぞれ第7図、第8図および第9図に示す。
元素分析値: 理論値(%)  実測値(%) C:73.17     C:73.30旧6.91 
   H: 7.00 F: 7.72     F: 7.82N: 5.6
9     N: 5.59実施例−4 表−1中No,136の化合物の製造 実施例−3で得られた表−1中No,114の化合物5
00mgをエタノール20mlに懸濁させ、これに5%
パラジウムカーボン100mgを加え、常圧の水素雰囲
気下、室温で水素添加を行った。水素の吸収が無くなる
のを確認した後、ろ過により触媒を除きエタノールを留
去した。得られた固体をシリカゲル−38− カラムクロマトグラフィーで精製後、エタノールから2
回再結晶することにより、本発明の化合物である表−1
中No,136の化合物300mgを得た。
上記化合物のIRスペクトル、H−NMRスペクトルお
よびF−NMRスペクトルをそれぞれ第10図、第11
図および第12図に示す。
元素分析値: 理論値(%)  実測値(%) C:72.58     C:72.39H: 7.6
6     N: 7.63F: 7.66     
F: 7.60N: 5.65     N: 5.7
2実施例−1、実施例−2、実施例−3および実施例−
4で得られた化合物の相転移温度を表−2に示す。
表−2 表−2中各記号はそれぞれ以下のとうりである。
Cry  結晶相 SO  スメクチックC相 S, スメクチックA相 N  ネマチック相 Iso  等方性液体相 相が存在する 相が存在しない [発明の効果] 本発明は新規のスメクチックC液晶を提供し、またこれ
らのスメクチック液晶は次のような顕著な特徴を有する
(1)液晶組成物には負の誘電率異方性が求められてい
るが、本発明のスメクチックC液晶は分子短軸方向に電
子吸引性であるハロゲン原子が結合および/または窒素
原子を含有しているため誘電率異方性が負であり、液晶
組成物の誘電率異方性を負にするための成分として非常
に有用である。
(2)特にフッ素原子が結合した本発明のスメク=41
− チックC液晶はスメク゜・チックC相より低温側に他の
スメクチック相がないため混合によりスメクチックC相
の温度範囲を広げることができ非常に有用である。
(3)本発明のスメクチック液晶の中でCry一Soの
相系列を持つものは、混合によりスメクチックC相の下
限温度を下げることが可能であり、スメクチックC相の
温度範囲を拡大する成分として非常に有用である。
(4)分子内にエステル結合が無いため低粘度である。
(5)他のスメクチックC液晶との相溶性がすぐれてい
る。
(6)分子が剛直なため配向性が非常に良い。
(7)光、熱、水分に対する安定性が良い。
(8)本発明のスメクチック液晶はアセチレン結合を有
しているため複屈折率が大きく、このためスメクチック
C液晶組成物だけでなくネマチック液晶組成物にも添加
することにより、液晶表示セルの厚さを薄くして応答速
度を速くすることがで一42一 きる。
上記効果を奏することから本発明の液晶化合物は実用的
な強誘電性スメクチック液晶組成物を間発するにあたっ
て非常に有用な物質である。
【図面の簡単な説明】
第1図・第2図・第3図、第4図・第δ図・第6図、第
7図・第8図・第9図および第10図・第11図・第1
2図はそれぞれ実施例−1、実施例一2、実施例−3お
よび実施例−4で得られた化合物のIR,H−NMRお
よびF−NMRスペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 R−X^1−(−A^1−X^2−)n−▲数式、化学
    式、表等があります▼−A^2−X^3−R’(1)〔
    式中、R、R’は炭素数1〜18のアルキル基を、X^
    1は直接結合、−O−、−S−または−C≡C−を、A
    ^1、A^2は1〜4個のフッ素原子または塩素原子で
    置換されていてもよい1,4−フェニレン基を、nは0
    または1を、X^2は−C≡C−または−CH_2CH
    _2−を、X^3は直接結合、−O−または−S−を表
    す〕で示されるピリダジン系液晶化合物。
JP2193366A 1989-11-22 1990-07-20 ピリダジン系液晶化合物 Expired - Lifetime JP2976235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2193366A JP2976235B2 (ja) 1989-11-22 1990-07-20 ピリダジン系液晶化合物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-303849 1989-11-22
JP30384989 1989-11-22
JP2193366A JP2976235B2 (ja) 1989-11-22 1990-07-20 ピリダジン系液晶化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03218363A true JPH03218363A (ja) 1991-09-25
JP2976235B2 JP2976235B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=26507840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2193366A Expired - Lifetime JP2976235B2 (ja) 1989-11-22 1990-07-20 ピリダジン系液晶化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2976235B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017222588A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 Dic株式会社 液晶化合物の製造方法及びその化合物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017222588A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 Dic株式会社 液晶化合物の製造方法及びその化合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2976235B2 (ja) 1999-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0825176B1 (en) Azine derivative, process for the preparation thereof, nematic liquid crystal composition and liquid crystal display system comprising same
EP0162437A2 (en) Liquid crystal compound and liquid crystal composition including the same
JP2931057B2 (ja) 液晶化合物および組成物
JPH03218363A (ja) ピリダジン系液晶化合物
JP2965634B2 (ja) ピリジン系液晶化合物
JP2976236B2 (ja) ピリダジン系液晶化合物
JP2010024157A (ja) ジアマンタン化合物
JP3054177B2 (ja) ピリジン系液晶化合物
JPH089565B2 (ja) 液晶化合物
JPH03174491A (ja) ピリジン系液晶化合物
JP3073760B2 (ja) ピリミジン系液晶化合物
JPS5998051A (ja) 液晶性化合物並びに液晶組成物
JPS62181238A (ja) 液晶性化合物
JPH03275652A (ja) 液晶化合物
JPH06287165A (ja) 液晶化合物
JPH0782181A (ja) (フルオロアルケニル)シクロヘキサン誘導体及び液晶組成物
JPS62181237A (ja) 液晶化合物及び液晶組成物
JPH035441A (ja) エステル誘導体
JPS61161244A (ja) 新規化合物とその製造法および液晶組成物
JPH05140042A (ja) 不飽和エステル類
JPH08259483A (ja) 光学活性化合物
JPH02304041A (ja) ハロゲノアリルフェノールのエーテル誘導体
JPS62181239A (ja) 液晶性化合物および液晶組成物
JPH03176445A (ja) 含弗素ビフェニル誘導体及び液晶組成物
JPH04342572A (ja) ピリミジン誘導体とそれを含む強誘電性液晶組成物