JP2017222588A - 液晶化合物の製造方法及びその化合物 - Google Patents

液晶化合物の製造方法及びその化合物 Download PDF

Info

Publication number
JP2017222588A
JP2017222588A JP2016117970A JP2016117970A JP2017222588A JP 2017222588 A JP2017222588 A JP 2017222588A JP 2016117970 A JP2016117970 A JP 2016117970A JP 2016117970 A JP2016117970 A JP 2016117970A JP 2017222588 A JP2017222588 A JP 2017222588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
liquid crystal
independently
general formula
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016117970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6801245B2 (ja
Inventor
健太 東條
Kenta Tojo
健太 東條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
DIC Corp
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DIC Corp, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical DIC Corp
Priority to JP2016117970A priority Critical patent/JP6801245B2/ja
Publication of JP2017222588A publication Critical patent/JP2017222588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6801245B2 publication Critical patent/JP6801245B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】 本発明が解決しようとする課題は、大きなΔεを示す化合物を提供し、併せて当該化合物を構成部材とする液晶組成物及び液晶表示素子を提供することである。【解決手段】 一般式(i)【化1】で表される化合物及び本化合物の製造方法を提供し、併せて当該化合物を含有する液晶組成物及び当該液晶組成物を用いた液晶表示素子を提供する。一般式(i)で表される化合物を液晶組成物の成分として用いる事により、高いTni、低いγ1及び液晶組成物への高い混和性を示し、さらに化学的に高い安定性を併せ持つ液晶組成物を得ることができる。このため、高速応答が求められる液晶表示素子用の液晶組成物の構成成分として非常に有用である。【選択図】 なし

Description

本発明は有機電子材料や医農薬、特に液晶表示素子用材料として有用なピリダジン環を有する化合物及びこれらを用いた液晶組成物に関する。
液晶表示素子は、時計、電卓をはじめとして、各種測定機器、自動車用パネル、ワードプロセッサー、電子手帳、プリンター、コンピューター、テレビ、時計、広告表示板等に用いられている。液晶表示方式としては、その代表的なものにTN(ツイステッド・ネマチック)型、STN(スーパー・ツイステッド・ネマチック)型、TFT(薄膜トランジスタ)を用いた垂直配向型やIPS(イン・プレーン・スイッチング)型等の駆動方式がある。これらの液晶表示素子に用いられる液晶組成物は水分、空気、熱、光などの外的要因に対して安定であること、また、室温を中心としてできるだけ広い温度範囲で液晶相(ネマチック相、スメクチック相及びブルー相等)を示し、低粘性であり、かつ駆動電圧が低いことが求められる。更に液晶組成物は個々の表示素子にあわせて誘電率異方性(Δε)及び屈折率異方性(Δn)等を最適な値とするために、数種類から数十種類の化合物を選択し、構成されている。
液晶組成物を表示素子等として使用する際には、可能な限り回転粘性係数(γ)が低いことが求められる。γの低い液晶組成物を得るためには様々な方法があるが、その一つとして大きな|Δε|(外挿値)を有する化合物を用いる事が知られている。この理由について以下に説明する。液晶組成物のγを低下させるためには、|Δε|(外挿値)がほぼ0であり低いγ(外挿値)を示す非極性化合物の使用量を可能な限り増やすことが有効である。一般的に必要とされる組成物のΔεは液晶パネルごとに決まっており、Δεを付与するためにγ(外挿値)の大きな極性化合物を添加している。したがって、大きな|Δε|(外挿値)を示す化合物に置き換える事で、非極性化合物の使用量を増やすことが出来るため、結果として液晶組成物のγ低下を達成することが出来る。なお、本願は負のΔε(外挿値)を示す化合物に関するものである。
これまで、2,3−ジフルオロビフェニル構造を有する下記のような化合物が報告されているが、Δεが十分に大きくないという課題があった(特許文献1)。
Figure 2017222588
英国特許第2300642号明細書
本発明が解決しようとする課題は、大きなΔεを有する化合物を提供し、併せて当該化合物を構成部材とする液晶組成物及び液晶表示素子を提供することである。
前記課題を解決するため、本願発明者らは種々の化合物の検討を行った結果、ピリダジン環及びフッ素原子が置換したフェニル基を有する化合物が効果的に課題を解決できることを見出し、本願発明の完成に至った。
本願発明は、一般式(i)
Figure 2017222588
(式中、Ri1及びRi2はそれぞれ独立して炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−C≡C−、−O−、−S−、−COO−、−OCO−又は−CO−により置き換えられても良く、これらの基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良く、
i1及びAi2はそれぞれ独立して
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する1つの水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)1,4−シクロヘキセニレン基、ナフタレン−2,6−ジイル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基(ナフタレン−2,6−ジイル基又は1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、また、これらの基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基を表すが、存在するAi1及びAi2のうち少なくとも一つはフッ素原子に置換された1,4−フェニレン基を表し、
i1及びZi2はそれぞれ独立して、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CHCH−、−CFCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
及びmはそれぞれ独立して0、1又は2を表し、n+mは1、2又は3を表し、mが2であってAi1及びZi1が複数存在する場合は、それらはそれぞれ独立して同一であっても異なっていてもよく、nが2であってAi2及びZi2が複数存在する場合は、それらはそれぞれ独立して同一であっても異なっていてもよい。)
で表される化合物を提供し、併せて当該化合物を含有する液晶組成物及び当該液晶組成物を用いた液晶表示素子を提供する。
本発明により提供される、一般式(i)で表される化合物は、大きなΔεを示しさらに化学的に高い安定性を併せ持つ。従って、一般式(i)で表される化合物を液晶組成物の成分として用いる事により、低いγを示す液晶組成物を得ることができる。このため、高速応答が求められる液晶表示素子用の液晶組成物の構成成分として非常に有用である。
一般式(i)において、Ri1及びRi2はγを低下させる為には、炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましい。また、直鎖状であることが好ましい。Δε大きくさせるためには、炭素原子数1〜5のアルコキシ基であることが好ましい。他の液晶成分との混和性を上昇させるためには、Ri1及びRi2が異なることが好ましく、アルコキシ基はRi1又はRi2のいずれか一方であることが好ましい。Ri1及びRi2中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されていても良いが、フッ素原子に置換されていないことが好ましい。
i1及びAi2はそれぞれ独立して
Figure 2017222588
から選ばれる基を表すことが好ましい。具体的には、Ai1及びAi2は各々独立して、γを低下させる為にはトランス−1,4−シクロヘキシレン基、無置換の1,4−フェニレン基、2−フルオロ−1,4−フェニレン基又は3−フルオロ−1,4−フェニレン基であることが好ましく、トランス−1,4−シクロヘキシレン基であることが更に好ましい。他の液晶成分との混和性を向上させる為には、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、2−フルオロ−1,4−フェニレン基又は3−フルオロ−1,4−フェニレン基であることが好ましい。Tniを上昇させる為には、無置換の1,4−フェニレン基、無置換の1,4−シクロヘキセニレン基、1,4−シクロヘキセニレン基又は無置換のナフタレン−2,6−ジイル基であることが好ましい。負に大きなΔεを示すためには、2−フルオロ−1,4−フェニレン基、3−フルオロ−1,4−フェニレン基又は2,3−ジフルオロー1,4−フェニレン基であることが好ましい。大きなΔεを示しながら、他の液晶成分との混和性を両立させるためには、Ai1及びAi2中に存在するフッ素原子の数の合計は、1〜4であることが好ましく、1〜3であることが好ましい。
i1及びZi2はそれぞれ独立して、γを低下させる為には単結合、−CHCH−、−CHO−又は−OCH−であることが好ましく、単結合又は−CHCH−であることが更に好ましい。Tniを上昇させるためには、単結合、−COO−,−OCO−、−CH=CH−又は−C≡C−であることが好ましく、単結合、−CH=CH−又は−C≡C−であることが更に好ましい。他の液晶成分との混和性を向上させる為には、単結合、−CHCH−、−CHO−又は−OCH−であることが好ましい。液晶表示素子とした際の長期信頼性を向上させるには単結合であることが好ましい。一般式(i)中のn+mが2を表す場合、Zi1及びZi2のいずれか一つ以上が単結合を表すことが好ましい。また、一般式(i)中のn+mが3を表す場合、Zi1及びZi2のいずれか一つ以上が単結合を表すことが好ましく、いずれか二つ以上が単結合を表すことがより好ましい。 n+mはγを重視する場合には1又は2であることが好ましく、1であることが更に好ましい。Tniを重視する場合には1又は2であることが好ましい。他の液晶成分との混和性を高くする為には、1であることが好ましい。
なお、一般式(i)で表される化合物において、ピリダジン環以外の部分においてヘテロ原子同士が直接結合する構造となることはない。
一般式(i)の中では以下の一般式(i−1)〜一般式(i−43)で表される各化合物が好ましい。その中で特に好ましい化合物は、(i−1)、(i−2)、(i−3)、(i−12)である。
Figure 2017222588
(式中、Ri1及びRi2は、一般式(i)におけるRi1及びRi2と同じ意味を表す。)
Figure 2017222588
(式中、Ri1及びRi2は、一般式(i)におけるRi1及びRi2と同じ意味を表す。)
Figure 2017222588
(式中、Ri1、Ri2及びAi1は、一般式(i)におけるRi1、Ri2及びAi1と同じ意味を表す。)
(製造方法)
本発明において、一般式(i)で表される化合物は、以下のようにして製造することができる。勿論本発明の趣旨及び適用範囲は、これら製造例により制限されるものではない。
一般式(ii−1)
Figure 2017222588
(式中、Ri1、Ai1及びni1は、一般式(i)で表されるRi1、Ai1及びni1と同じ意味を表し、Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表す。)で表される化合物を、一般式(ii−2)
Figure 2017222588
(式中、Ai2及びRi2は、一般式(i)におけるAi2及びRi2と同じ意味を表し、Y
Figure 2017222588
(式中、Ri3及びRi4はそれぞれ独立して水素原子又は直鎖若しくは分岐していても良い炭素数1から5のアルキル基を表し、Eは基中に存在する一つ以上の水素原子が各々独立してメチル基に置換されていても良い−(CHpi−を表し、piは2、3又は4を表す。)で表される化合物を遷移金属触媒及び塩基存在下反応させる事で、目的とする一般式(i)で表される化合物を製造する事が出来る。
使用する遷移金属触媒としては、反応を好適に進行させるものであればいずれでも構わないが、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、酢酸パラジウム(II)、二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、二塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)又は二塩化ビス[ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン]パラジウム(II)が好ましく、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、二塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)又は二塩化ビス[ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン]パラジウム(II)であることが更に好ましい。また、反応を好適に進行させるため、必要に応じてトリフェニルホスフィン等のホスフィン系配位子を添加しても良い。
使用する反応溶媒としては、反応を好適に進行させるものであればいずれでも構わないが、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒が好ましく、テトラヒドロフラン、エタノール、トルエンが更に好ましい。また、反応を好適に進行させるため、必要に応じて水を用いても良い。
使用する塩基としては、反応を好適に進行させるものであればいずれでも構わないが、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム等の炭酸塩、りん酸三カリウム、りん酸二水素カリウム等のりん酸塩が好ましく、炭酸カリウム、炭酸セシウム、りん酸三カリウムが更に好ましい。
反応温度としては、反応を好適に進行させるものであれば何度でも構わないが、室温から使用している溶媒が還流する温度までが好ましく、40℃から溶媒が還流するまでの温度が更に好ましく、60℃から溶媒が還流するまでの温度であることが特に好ましい。
本発明の液晶組成物において一般式(i)で表される化合物の含有量が少ないとその効果が現れないため、組成物中に下限値として、1質量%(以下組成物中の%は質量%を表す。)以上含有することが好ましく、2%以上含有することが好ましく、5%以上含有することが好ましく、10%以上含有することが更に好ましい。又、含有量が多いと析出等の問題を引き起こすため、上限値としては、70%以下含有することが好ましく、60%以下含有することがより好ましく、50%以下含有することが更に好ましく、40%以下含有することが特に好ましい。一般式(i)で表される化合物は1種のみで使用することもできるが、2種以上の化合物を同時に使用してもよい。 液晶組成物の物性値を調整するために一般式(i)で表される化合物以外の化合物を使用してもよく、液晶相を持つ化合物以外にも必要に応じて液晶相を持たない化合物を添加することもできる。
このように、一般式(i)で表される化合物と混合して使用することのできる化合物の好ましい代表例としては、本発明の提供する組成物においては、その第一成分として一般式(i)で表される化合物を少なくとも1種含有するが、その他の成分として特に以下の第二から第四成分から少なくとも1種含有することが好ましい。
即ち、第二成分は誘電率異方性が正のいわゆるp型液晶化合物であって、以下の一般式(LC1)及び一般式(LC2)で示される化合物を挙げることができる。
Figure 2017222588
(式中、RLC11及びRLC21はそれぞれ独立して炭素原子数1〜15のアルキル基を表し、該アルキル基中の1つ又は2つ以上の−CH−は、酸素原子が直接隣接しないように、−O−、−CH=CH−、−CO−、−OCO−、−COO−又は−C≡C−で置換されてよく、該アルキル基中の1つ又は2つ以上の水素原子は任意にハロゲン原子によって置換されていてもよく、ALC11、及びALC21はそれぞれ独立して下記の何れかの構造
Figure 2017222588
(該構造中、シクロヘキシレン基中の1つ又は2つ以上の−CH−は酸素原子で置換されていてもよく、1,4−フェニレン基中の1つ又は2つ以上の−CH−は窒素原子で置換されていてもよく、また、該構造中の1つ又は2つ以上の水素原子はフッ素原子、塩素原子、−CF又は−OCFで置換されていてもよい。)を表し、XLC11、XLC12、XLC21〜XLC23はそれぞれ独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、−CF又は−OCFを表し、YLC11及びYLC21はそれぞれ独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、−CF、−OCHF、−OCHF又は−OCFを表し、ZLC11及びZLC21はそれぞれ独立して単結合、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−、−CHCH−、−(CH−、−OCH−、−CHO−、−OCF−、−CFO−、−COO−又は−OCO−を表し、mLC11及びmLC21はそれぞれ独立して1〜4の整数を表し、ALC11、ALC21、ZLC11及びZLC21が複数存在する場合は、それらは同一であっても異なっていても良い。)
LC11及びRLC21はそれぞれ独立して炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基が好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基、炭素原子数1〜5のアルコキシ基、炭素原子数2〜5のアルケニル基がより好ましく、直鎖状であることが更に好ましく、アルケニル基としては下記構造を表すことが最も好ましい。
Figure 2017222588
(式中、環構造へは右端で結合するものとする。)
LC11及びALC21はそれぞれ独立して下記の構造が好ましい。
Figure 2017222588
LC11及びYLC21はそれぞれ独立してフッ素原子、シアノ基、−CF又は−OCFが好ましく、フッ素原子又は−OCFが好ましく、フッ素原子が特に好ましい。
LC11及びZLC21は単結合、−CHCH−、−COO−、−OCO−、−OCH−、−CHO−、−OCF−又は−CFO−が好ましく、単結合、−CHCH−、−OCH−、−OCF−又は−CFO−が好ましく、単結合、−OCH−又は−CFO−がより好ましい。
LC11及びmLC21は1、2又は3が好ましく、低温での保存安定性、応答速度を重視する場合には1又は2が好ましく、ネマチック相上限温度の上限値を改善するには2又は3が好ましい。
一般式(LC1)は、下記一般式(LC1−a)から一般式(LC1−c)
Figure 2017222588
(式中、RLC11、YLC11、XLC11及びXLC12はそれぞれ独立して前記一般式(LC1)におけるRLC11、YLC11、XLC11及びXLC12と同じ意味を表し、ALC1a1、ALC1a2及びALC1b1は、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表し、XLC1b1、XLC1b2、XLC1c1〜XLC1c4はそれぞれ独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、−CF又は−OCFを表す。)で表される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であることが好ましい。
LC11はそれぞれ独立して炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基が好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基、炭素原子数1〜5のアルコキシ基、炭素原子数2〜5のアルケニル基がより好ましい。
LC11〜XLC1c4はそれぞれ独立して水素原子又はフッ素原子が好ましい。
LC11はそれぞれ独立してフッ素原子、−CF又は−OCFが好ましい。
また、一般式(LC1)は、下記一般式(LC1−d)から一般式(LC1−m)
Figure 2017222588
(式中、RLC11、YLC11、XLC11及びXLC12はそれぞれ独立して前記一般式(LC1)におけるRLC11、YLC11、XLC11及びXLC12と同じ意味を表し、ALC1d1、ALC1f1、ALC1g1、ALC1j1、ALC1k1、ALC1k2、ALC1m1〜ALC1m3は、1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表し、XLC1d1、XLC1d2、XLC1f1、XLC1f2、XLC1g1、XLC1g2、XLC1h1、XLC1h2、XLC1i1、XLC1i2、XLC1j1〜XLC1j4、XLC1k1、XLC1k2、XLC1m1及びXLC1m2はそれぞれ独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、−CF又は−OCFを表し、ZLC1d1、ZLC1e1、ZLC1j1、ZLC1k1、ZLC1m1はそれぞれ独立して単結合、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−、−CHCH−、−(CH−、−OCH−、−CHO−、−OCF−、−CFO−、−COO−又は−OCO−を表す。)で表される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であるのが好ましい。
LC11はそれぞれ独立して炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基が好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基、炭素原子数1〜5のアルコキシ基、炭素原子数2〜5のアルケニル基がより好ましい。
LC11〜XLC1m2はそれぞれ独立して水素原子又はフッ素原子が好ましい。
LC11はそれぞれ独立してフッ素原子、−CF又は−OCFが好ましい。
LC1d1〜ZLC1m1はそれぞれ独立して−CFO−、−OCH−が好ましい。
一般式(LC2)は、下記一般式(LC2−a)から一般式(LC2−g)
Figure 2017222588
(式中、RLC21、YLC21、XLC21〜XLC23はそれぞれ独立して前記一般式(LC2)におけるRLC21、YLC21、XLC21〜XLC23と同じ意味を表し、XLC2d1〜XLC2d4、XLC2e1〜XLC2e4、XLC2f1〜XLC2f4及びXLC2g1〜XLC2g4はそれぞれ独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、−CF又は−OCFを表し、ZLC2a1、ZLC2b1、ZLC2c1、ZLC2d1、ZLC2e1、ZLC2f1及びZLC2g1はそれぞれ独立して単結合、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−、−CHCH−、−(CH−、−OCH−、−CHO−、−OCF−、−CFO−、−COO−又は−OCO−を表す。)で表される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であるのが好ましい。
LC21はそれぞれ独立して炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基が好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基、炭素原子数1〜5のアルコキシ基、炭素原子数2〜5のアルケニル基がより好ましい。
LC21〜XLC2g4はそれぞれ独立して水素原子又はフッ素原子が好ましく、
LC21はそれぞれ独立してフッ素原子、−CF又は−OCFが好ましい。
LC2a1〜ZLC2g4はそれぞれ独立して−CFO−、−OCH−が好ましい。
第三成分は誘電率異方性が負のいわゆるn型液晶化合物であって、以下の一般式(LC3)〜一般式(LC5)で示される化合物を挙げることができる。
Figure 2017222588
(式中、RLC31、RLC32、RLC41、RLC42、RLC51及びRLC52はそれぞれ独立して炭素原子数1〜15のアルキル基を表し、該アルキル基中の1つ又は2つ以上の−CH−は、酸素原子が直接隣接しないように、−O−、−CH=CH−、−CO−、−OCO−、−COO−又は−C≡C−で置換されてよく、該アルキル基中の1つ又は2つ以上の水素原子は任意にハロゲン原子によって置換されていてもよく、ALC31、ALC32、ALC41、ALC42、ALC51及びALC52はそれぞれ独立して下記の何れかの構造
Figure 2017222588
(該構造中シクロヘキシレン基中の1つ又は2つ以上の−CH−は酸素原子で置換されていてもよく、1,4−フェニレン基中の1つ又は2つ以上の−CH−は窒素原子で置換されていてもよく、また、該構造中の1つ又は2つ以上の水素原子はフッ素原子、塩素原子、−CF又は−OCFで置換されていてもよい。)のいずれかを表し、ZLC31、ZLC32、ZLC41、ZLC42、ZLC51及びZLC51はそれぞれ独立して単結合、−CH=CH−、−C≡C−、−CHCH−、−(CH−、−COO−、−OCH−、−CHO−、−OCF−又は−CFO−を表し、Zは−CH−又は酸素原子を表し、XLC41は水素原子又はフッ素原子を表し、mLC31、mLC32、mLC41、mLC42、mLC51及びmLC52はそれぞれ独立して0〜3を表し、mLC31+mLC32、mLC41+mLC42及びmLC51+mLC52は1、2又は3であり、ALC31〜ALC52、ZLC31〜ZLC52が複数存在する場合は、それらは同一であっても異なっていても良い。)
LC31〜RLC52は、それぞれ独立して、炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基が好ましく、アルケニル基としては下記構造を表すことが最も好ましく、
Figure 2017222588
(式中、環構造へは右端で結合するものとする。)
LC31〜ALC52はそれぞれ独立して下記の構造が好ましく、
Figure 2017222588
LC31〜ZLC51はそれぞれ独立して単結合、−CHO−、−COO−、−OCO−、−CHCH−、−CFO−、−OCF−又は−OCH−が好ましい。
一般式(LC3)は、下記一般式(LC3−a)及び一般式(LC3−b)
Figure 2017222588
(式中、RLC31、RLC32、ALC31及びZLC31はそれぞれ独立して前記一般式(LC3)におけるRLC31、RLC32、ALC31及びZLC31と同じ意味を表し、XLC3b1〜XLC3b6は水素原子又はフッ素原子を表すが、XLC3b1及びXLC3b2又はXLC3b3及びXLC3b4のうちの少なくとも一方の組み合わせは共にフッ素原子を表し、mLC3a1は1、2又は3であり、mLC3b1は0又は1を表し、ALC31及びZLC31が複数存在する場合は、それらは同一であっても異なっていても良い。ただし、一般式(LC3−a)において一般式(LC3−b)で表される群より選ばれる化合物を除く。)で表される化合物群から選ばれる1種又は2種以上の化合物であることが好ましい。
LC31及びRLC32はそれぞれ独立して炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基又は炭素原子数2〜7のアルケニルオキシ基を表すことが好ましい。
LC31は、1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表すことが好ましく、1,4−フェニレン基、トランス−1,4−シクロヘキシレン基を表すことがより好ましい。
LC31は単結合、−CHO−、−COO−、−OCO−、−CHCH−を表すことが好ましく、単結合を表すことがより好ましい。
一般式(LC3−a)としては、下記一般式(LC3−a1)〜一般式(LC3−a4)を表すことが好ましい。
Figure 2017222588
(式中、RLC31及びRLC32はそれぞれ独立して前記一般式(LC3)におけるRLC31及びRLC32と同じ意味を表す。)
LC31及びRLC32はそれぞれ独立して、炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基が好ましく、RLC31が炭素原子数1〜7のアルキル基を表し、RLC32が炭素原子数1〜7のアルコキシ基を表すことがより好ましい。
一般式(LC3−b)としては、下記一般式(LC3−b1)〜一般式(LC3−b12)を表すことが好ましく、一般式(LC3−b1)、一般式(LC3−b6)、一般式(LC3−b8)、一般式(LC3−b11)を表すことがより好ましく、一般式(LC3−b1)及び一般式(LC3−b6)を表すことがさらに好ましく、一般式(LC3−b1)を表すことが最も好ましい。
Figure 2017222588
(式中、RLC31及びRLC32はそれぞれ独立して前記一般式(LC3)におけるRLC31及びRLC32と同じ意味を表す。)
LC31及びRLC32はそれぞれ独立して、炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基が好ましく、RLC31が炭素原子数2又は3のアルキル基を表し、RLC32が炭素原子数2のアルキル基を表すことがより好ましい。
一般式(LC4)は下記一般式(LC4−a)から一般式(LC4−c)、一般式(LC5)は下記一般式(LC5−a)から一般式(LC5−c)
Figure 2017222588
(式中、RLC41、RLC42及びXLC41はそれぞれ独立して前記一般式(LC4)におけるRLC41、RLC42及びXLC41と同じ意味を表し、RLC51及びRLC52はそれぞれ独立して前記一般式(LC5)におけるRLC51及びRLC52と同じ意味を表し、ZLC4a1、ZLC4b1、ZLC4c1、ZLC5a1、ZLC5b1及びZLC5c1はそれぞれ独立して単結合、−CH=CH−、−C≡C−、−CHCH−、−(CH−、−COO−、−OCH−、−CHO−、−OCF−又は−CFO−を表す。)で表される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であるのがより好ましい。
LC41、RLC42、RLC51及びRLC52はそれぞれ独立して炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基又は炭素原子数2〜7のアルケニルオキシ基を表すことが好ましい。
LC4a1〜ZLC5c1はそれぞれ独立して単結合、−CHO−、−COO−、−OCO−、−CHCH−を表すことが好ましく、単結合を表すことがより好ましい。
第四成分は誘電率異方性が0程度である、いわゆる非極性液晶化合物であり、以下の一般式(LC6)で示される化合物を挙げることができる。
Figure 2017222588
(式中、RLC61及びRLC62はそれぞれ独立して炭素原子数1〜15のアルキル基を表し、該アルキル基中の1つ又は2つ以上の−CH−は、酸素原子が直接隣接しないように、−O−、−CH=CH−、−CO−、−OCO−、−COO−又は−C≡C−で置換されてよく、該アルキル基中の1つ又は2つ以上の水素原子は任意にハロゲン置換されていてもよく、ALC61〜ALC63はそれぞれ独立して下記
Figure 2017222588
(該構造中シクロヘキシレン基中の1つ又は2つ以上の−CHCH−は−CH=CH−、−CFO−、−OCF−で置換されていてもよく、1,4−フェニレン基中1つ又は2つ以上のCH基は窒素原子で置換されていてもよい。)のいずれかを表し、ZLC61及びZLC62はそれぞれ独立して単結合、−CH=CH−、−C≡C−、−CHCH−、−(CH−、−COO−、−OCH−、−CHO−、−OCF−又は−CFO−を表し、mLc6は0〜3を表す。ただし、一般式(LC1)〜一般式(LC5)で表される化合物、及び一般式(i)を除く。)
LC61及びRLC62は、それぞれ独立して、炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基が好ましく、アルケニル基としては下記構造を表すことが最も好ましく、
Figure 2017222588
(式中、環構造へは右端で結合するものとする。)
LC61〜ALC63はそれぞれ独立して下記の構造が好ましく、
Figure 2017222588
LC61及びZLC62はそれぞれ独立して単結合、−CHCH−、−COO−、−OCH−、−CHO−、−OCF−又は−CFO−が好ましい。
一般式(LC6)は、一般式(LC6−a)から一般式(LC6−m)
Figure 2017222588
(式中、RLC61及びRLC62はそれぞれ独立して炭素原子数1〜7のアルキル基、炭素原子数1〜7のアルコキシ基、炭素原子数2〜7のアルケニル基又は炭素原子数2〜7のアルケニルオキシ基を表す。)で表される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物であるのがより好ましい。
本発明の化合物を含有する液晶組成物を用いた液晶表示素子は、高速応答と表示不良の抑制を両立させた有用なものであり、特に、アクティブマトリックス駆動用液晶表示素子に有用であり、VAモード、PSVAモード、PSAモード、IPSモード、FFSモード又はECBモード用等の種々のモードの液晶表示素子に適用できる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例及び比較例の組成物における「%」は『質量%』を意味する。相転移温度の測定は温度調節ステージを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を併用して行った。
n−iはネマチック相−等方相の転移温度を表す。
化合物記載に下記の略号を使用する。
THF:テトラヒドロフラン
Me:メチル基、Et:エチル基、Pr:n−プロピル基、Bu:n−ブチル基
(実施例1)3−(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)−6−メチルピリダジンの製造
Figure 2017222588
(1−1)乾燥窒素下、3−クロロ−6−メチルピリダジン(25g)を濃硫酸(65mL)に溶解させ、二塩化[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)(1.4g)、THF(250mL)及び2mol/L炭酸カリウム水溶液(200mL)を混合し、撹拌下60℃に加熱した。加熱下、2−フルオロ−4−プロピルフェニルボロン酸(35.4g)をTHF(100mL)に溶解させた溶液をゆっくりと加えた。60℃にて8時間撹拌した後、5℃まで冷却し、飽和食塩水(200mL)及びトルエン(200mL)を加えて分液した。有機層をもう一度飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。硫酸ナトリウムをろかにより除去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ヘキサンから5回再結晶する事で10.9gの3−(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)−6−メチルピリダジンを白色固体として得た。
相転移温度: Cr 55.6 Iso
MS m/z:230[M
HNMR(400MHz、CDCl、TMS内部標準):δ(ppm)=8.08(1H,t,J=8.1Hz),7.83(1H,dd,J=7.8Hz,J=2.0Hz),7.36(1H,d,J=8.8Hz),7.13(1H,d,J=8.0Hz),7.00(1H,d,J=12.5Hz),2.76(3H,s),2.65(2H,t,J=7.3Hz),1.69(2H,sext,J=7.6Hz),0.97(3H,t,J=7.3Hz)
(実施例2)3−(4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジンの製造
Figure 2017222588
実施例1と同様な方法にて、3−(4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジンを白色固体として得た。
相転移温度: Cr 136.6 Iso
MS m/z:250[M
HNMR(400MHz、CDCl、TMS内部標準):δ(ppm)=7.92(1H,dt,J=8.4Hz,J=2.4Hz),7.81(1H,dd,J=8.8Hz,J=2.1Hz),7.38(1H,d,J=8.7Hz),6.90(1H,dt,J=7.4Hz,J=1.8Hz),4.20(2H,q,J=7.0Hz),2.76(3H,s),2.76(3H,s)1.50(3H,t,J=7.0Hz)
(実施例3)3−メチル−6−(4−(trans−4−プロピルシクロヘキシル)−2−フルオロフェニル)ピリダジンの製造
Figure 2017222588
実施例1と同様な方法にて、3−メチル−6−(4−(trans−4−プロピルシクロヘキシル)−2−フルオロフェニル)ピリダジンを白色固体として得た。
MS m/z:312[M
HNMR(400MHz、CDCl、TMS内部標準):δ(ppm)=8.08(1H,t,J=8.0Hz),7.82(1H,dd,J=7.8Hz,J=2.0Hz),7.36(1H,d,J=8.8Hz),7.13(1H,d,J=8.0Hz),7.00(1H,d,J=12.5Hz),2.76(3H,s),2.53−2.47(1H,m),1.94−1.87(4H,m),1.51−1.19(7H,m),1.10−1.01(2H,m),0.91(3H,t,J=8.0Hz)
(実施例4)3,6−ビス(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)ピリダジンの製造
Figure 2017222588
実施例1と同様な方法にて、3,6−ビス(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)ピリダジンを白色固体として得た。
MS m/z:352[M
HNMR(400MHz、CDCl、TMS内部標準):δ(ppm)=8.06(2H,t,J=8.0Hz),7.80(1H,dd,J=7.8Hz,J=2.1Hz),7.33(1H,d,J=8.7Hz),7.13(2H,d,J=8.0Hz),7.00(2H,d,J=12.5Hz),2.79(4H,d,J=7.1Hz),1.69(2H,sext,J=7.7Hz),0.99(3H,t,J=7.1Hz)
(実施例5)液晶組成物の調製−1
以下の組成からなるホスト液晶(H)
Figure 2017222588
を調製した。本ホスト液晶(H)のTn−i(ネマチック相−等方性液体相転移温度)、Δε(25℃における誘電率異方性)、Δn(25℃における屈折率異方性)及びγ(25℃における回転粘性係数)の値(いずれも実測値)は以下の通りであった。
n−i:73.8℃
Δε :−2.79
Δn :0.101
γ :112この母体液晶(H)85%と、実施例1で得られた3−(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)−6−メチルピリダジン15%からなる液晶組成物(M−A)を調製した。この組成物(M−A)のTn−i、Δε、Δn及びγの値を測定し母体液晶からの変化量をもとに、実施例1で得られた3−(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)−6−メチルピリダジンの各物性値の外挿値を求めると、以下のとおりであった。
外挿Tn−i:−43.0℃
外挿Δε:−8.10
外挿Δn:0.139
外挿γ:116mPa・s
また、調製した液晶組成物(M−A)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
さらに、液晶組成物(M−A)を用いて作製した液晶表示装置は、優れた表示特性を示し、長期にわたり安定な表示特性を保ち、高い信頼性を示した。
(実施例6)液晶組成物の調製―2
母体液晶(H)95%と、実施例2で得られた3−(4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン5%からなる液晶組成物(M−B)を調製した。この組成物(M−B)より、実施例2で得られた3−(4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジンの外挿Tn−i、外挿Δε、外挿Δn、外挿γの値は以下のとおりである。
外挿Tn−i:8.1℃
外挿Δε:−12.8
外挿Δn:0.118
外挿γ:133mPa・s
また、調製した液晶組成物(M−B)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
さらに、液晶組成物(M−B)を用いて作製した液晶表示装置は、優れた表示特性を示し、長期にわたり安定な表示特性を保ち、高い信頼性を示した。
(実施例7)液晶組成物の調製―3
母体液晶(H)90%と、実施例3で得られた3−メチル−6−(4−(trans−4−プロピルシクロヘキシル)−2−フルオロフェニル)ピリダジン10%からなる液晶組成物(M−C)を調製した。この組成物(M−C)より、実施例3で得られた3−メチル−6−(4−(trans−4−プロピルシクロヘキシル)−2−フルオロフェニル)ピリダジンの外挿Tn−i、外挿Δε、外挿Δn、外挿γの値は以下のとおりである。
外挿Tn−i:144.3℃
外挿Δε:−7.11
外挿Δn:0.121
外挿γ:401mPa・s
また、調製した液晶組成物(M−C)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
さらに、液晶組成物(M−C)を用いて作製した液晶表示装置は、優れた表示特性を示し、長期にわたり安定な表示特性を保ち、高い信頼性を示した。
(実施例8)液晶組成物の調製―4
母体液晶(H)90%と、実施例4で得られた3,6−ビス(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)ピリダジン10%からなる液晶組成物(M−D)を調製した。この組成物(M−D)より、実施例4で得られた3,6−ビス(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)ピリダジンの外挿Tn−i、外挿Δε、外挿Δn、外挿γの値は以下のとおりである。
外挿Tn−i:120.5℃
外挿Δε:−9.16
外挿Δn:0.0532
外挿γ:455mPa・s
また、調製した液晶組成物(M−D)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
さらに、液晶組成物(M−D)を用いて作製した液晶表示装置は、優れた表示特性を示し、長期にわたり安定な表示特性を保ち、高い信頼性を示した。
(比較例1)液晶組成物の調製―5
母体液晶(H)85%と、1−エトキシ−4−(4−プロピルフェニル)−2,3−ジフルオロベンゼン
Figure 2017222588
15%からなる液晶組成物(M−E)を調製した。この組成物(M−E)より、1−エトキシ−4−(4−プロピルフェニル)−2,3−ジフルオロベンゼンの外挿Tn−i、外挿Δε、外挿Δn、外挿γの値は以下のとおりである。
外挿Tn−i:−7.6℃
外挿Δε:−6.50
外挿Δn:0.151
外挿γ:68mPa・s
実施例5及び6と比較例1の外挿Δεを比較すると、本願化合物は比較例1の化合物と比べて十分に大きな外挿Δεを示すことがわかる。このことから、本願化合物は大きなΔεを示すという特徴を有することが明らかとなった。

Claims (5)

  1. 一般式(i)
    Figure 2017222588
    (式中、Ri1及びRi2はそれぞれ独立して炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−C≡C−、−O−、−S−、−COO−、−OCO−又は−CO−により置き換えられても良く、これらの基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良く、
    i1及びAi2はそれぞれ独立して
    (a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH−又は隣接していない2個以上の−CH−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
    (b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する1つの水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
    (c)1,4−シクロヘキセニレン基、ナフタレン−2,6−ジイル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイル基(ナフタレン−2,6−ジイル基又は1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、また、これらの基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
    からなる群より選ばれる基を表すが、存在するAi1及びAi2のうち少なくとも一つはフッ素原子に置換された1,4−フェニレン基を表し、
    i1及びZi2はそれぞれ独立して、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−OCO−、−CHCH−、−CFCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
    及びmはそれぞれ独立して0、1又は2を表し、n+mは1、2又は3を表し、mが2であってAi1及びZi1が複数存在する場合は、それらはそれぞれ独立して同一であっても異なっていてもよく、nが2であってAi2及びZi2が複数存在する場合は、それらはそれぞれ独立して同一であっても異なっていてもよい。)
    で表される化合物。
  2. 一般式(i)において、Ai1及びAi2がそれぞれ独立して
    Figure 2017222588
    から選ばれる基を表す、請求項1に記載の化合物。
  3. 一般式(i)において、Zi1及びZi2がそれぞれ独立して−CHO−、−OCH−、−CHCH−、又は単結合を表す請求項1又は2に記載の化合物。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物を一種又は二種以上含有する組成物。
  5. 請求項4記載の組成物を使用した液晶表示素子。
JP2016117970A 2016-06-14 2016-06-14 液晶化合物の製造方法及びその化合物 Active JP6801245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117970A JP6801245B2 (ja) 2016-06-14 2016-06-14 液晶化合物の製造方法及びその化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117970A JP6801245B2 (ja) 2016-06-14 2016-06-14 液晶化合物の製造方法及びその化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017222588A true JP2017222588A (ja) 2017-12-21
JP6801245B2 JP6801245B2 (ja) 2020-12-16

Family

ID=60687555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016117970A Active JP6801245B2 (ja) 2016-06-14 2016-06-14 液晶化合物の製造方法及びその化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6801245B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114574220A (zh) * 2020-12-01 2022-06-03 江苏和成显示科技有限公司 液晶组合物及其液晶显示器件

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6372680A (ja) * 1986-09-16 1988-04-02 Chisso Corp 3,6−ジフエニルピリダジン類
JPH01306493A (ja) * 1988-06-03 1989-12-11 Chisso Corp 強誘電性液晶組成物
JPH02209872A (ja) * 1989-02-09 1990-08-21 Chisso Corp 誘電率異方性が負である液晶性化合物
JPH03167176A (ja) * 1989-11-22 1991-07-19 Sanyo Chem Ind Ltd 光学活性化合物
JPH03218364A (ja) * 1989-11-27 1991-09-25 Sanyo Chem Ind Ltd ピリダジン系液晶化合物
JPH03218363A (ja) * 1989-11-22 1991-09-25 Sanyo Chem Ind Ltd ピリダジン系液晶化合物
JPH04103554A (ja) * 1990-08-24 1992-04-06 Sanyo Chem Ind Ltd 液晶化合物および組成物
JPH0565485A (ja) * 1991-09-05 1993-03-19 Sharp Corp 強誘電性液晶組成物および液晶素子
JPH07179380A (ja) * 1993-12-22 1995-07-18 Sumitomo Chem Co Ltd アルコール誘導体およびその製造法
JPH07267885A (ja) * 1994-02-14 1995-10-17 Sumitomo Chem Co Ltd フッ素原子を有する化合物、その製造法および用途
JPH07304696A (ja) * 1993-08-03 1995-11-21 Sumitomo Chem Co Ltd トランスオレフィン化合物、その製造法、それを有効成分とする液晶組成物およびそれを用いてなる液晶素子
JP2003064365A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Mitsui Chemicals Inc 液晶組成物および液晶素子
JP2003213264A (ja) * 2002-01-17 2003-07-30 Mitsui Chemicals Inc 液晶組成物および液晶素子
JP2008088165A (ja) * 2006-09-06 2008-04-17 Chisso Corp アルケニルを有するシクロヘキセン誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP2011519985A (ja) * 2008-04-22 2011-07-14 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 液晶媒体
CN103804421A (zh) * 2012-11-13 2014-05-21 海洋王照明科技股份有限公司 一种蓝光有机电致磷光材料铱金属配合物及其制备方法和有机电致发光器件
WO2016052455A1 (ja) * 2014-10-03 2016-04-07 住友化学株式会社 ピリダジン化合物

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6372680A (ja) * 1986-09-16 1988-04-02 Chisso Corp 3,6−ジフエニルピリダジン類
JPH01306493A (ja) * 1988-06-03 1989-12-11 Chisso Corp 強誘電性液晶組成物
JPH02209872A (ja) * 1989-02-09 1990-08-21 Chisso Corp 誘電率異方性が負である液晶性化合物
JPH03167176A (ja) * 1989-11-22 1991-07-19 Sanyo Chem Ind Ltd 光学活性化合物
JPH03218363A (ja) * 1989-11-22 1991-09-25 Sanyo Chem Ind Ltd ピリダジン系液晶化合物
JPH03218364A (ja) * 1989-11-27 1991-09-25 Sanyo Chem Ind Ltd ピリダジン系液晶化合物
JPH04103554A (ja) * 1990-08-24 1992-04-06 Sanyo Chem Ind Ltd 液晶化合物および組成物
JPH0565485A (ja) * 1991-09-05 1993-03-19 Sharp Corp 強誘電性液晶組成物および液晶素子
JPH07304696A (ja) * 1993-08-03 1995-11-21 Sumitomo Chem Co Ltd トランスオレフィン化合物、その製造法、それを有効成分とする液晶組成物およびそれを用いてなる液晶素子
JPH07179380A (ja) * 1993-12-22 1995-07-18 Sumitomo Chem Co Ltd アルコール誘導体およびその製造法
JPH07267885A (ja) * 1994-02-14 1995-10-17 Sumitomo Chem Co Ltd フッ素原子を有する化合物、その製造法および用途
JP2003064365A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Mitsui Chemicals Inc 液晶組成物および液晶素子
JP2003213264A (ja) * 2002-01-17 2003-07-30 Mitsui Chemicals Inc 液晶組成物および液晶素子
JP2008088165A (ja) * 2006-09-06 2008-04-17 Chisso Corp アルケニルを有するシクロヘキセン誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP2011519985A (ja) * 2008-04-22 2011-07-14 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 液晶媒体
CN103804421A (zh) * 2012-11-13 2014-05-21 海洋王照明科技股份有限公司 一种蓝光有机电致磷光材料铱金属配合物及其制备方法和有机电致发光器件
WO2016052455A1 (ja) * 2014-10-03 2016-04-07 住友化学株式会社 ピリダジン化合物

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"CAS登録番号:1219566-14-9、他(合計4化合物)", REGISTRY(STN)[ONLINE], JPN6020006862, 19 April 2010 (2010-04-19), ISSN: 0004219536 *
"CAS登録番号:1841484-89-6", REGISTRY(STN)[ONLINE], JPN6020006859, 6 January 2016 (2016-01-06), ISSN: 0004219535 *
"CAS登録番号:891379-47-8", REGISTRY(STN)[ONLINE], JPN6020006857, 10 July 2006 (2006-07-10), ISSN: 0004219534 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114574220A (zh) * 2020-12-01 2022-06-03 江苏和成显示科技有限公司 液晶组合物及其液晶显示器件

Also Published As

Publication number Publication date
JP6801245B2 (ja) 2020-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6137419B2 (ja) ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子
WO2018225522A1 (ja) 液晶化合物及びその組成物
JP5622066B2 (ja) フッ素化ナフタレン構造を持つ化合物及びその液晶組成物
JP2019218303A (ja) 液晶化合物及びその組成物
JP4691893B2 (ja) トリフルオロナフタレン誘導体を含有する液晶組成物と表示素子及び化合物。
US9523038B2 (en) Dihydropyran compound, liquid crystal composition and liquid crystal display device
JP2005314385A (ja) ベンゼン誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP7027850B2 (ja) 液晶化合物及びその組成物
JP2020079215A (ja) 液晶化合物
JP2020083761A (ja) 液晶化合物
WO2018225520A1 (ja) 液晶化合物及びその組成物
JP6136589B2 (ja) 化合物、液晶組成物、及び表示素子
JP5077621B2 (ja) ジフルオロベンゼン誘導体及びこれを用いた液晶組成物
JPH10291945A (ja) 誘電率異方性値が負の液晶性化合物、この液晶性化合物を含有する液晶組成物、及びこの液晶組成物を用いた液晶表示素子
JP2011173894A (ja) ベンゼン誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP6801245B2 (ja) 液晶化合物の製造方法及びその化合物
JP6816394B2 (ja) 液晶化合物
JP3579756B2 (ja) 結合基に不飽和結合を有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP2000191653A (ja) フラン環を有する液晶性化合物、液晶組成物及び液晶表示素子
JP6085912B2 (ja) 化合物、液晶組成物および液晶表示素子
TW201805408A (zh) 具有2原子鍵結基與2,3-二氟伸苯基的4環液晶化合物、液晶組成物和液晶顯示元件
JPH10237075A (ja) 誘電率異方性値が負の液晶性化合物、この液晶性化合物を含有する液晶組成物、及びこの液晶組成物を用いた液晶表示素子
JPH10236994A (ja) 誘電率異方性値が負の液晶性化合物、この液晶性化合物を含有する液晶組成物、及びこの液晶組成物を用いた液晶表示素子
JP2007261954A (ja) ジフルオロヒドロキノン誘導体及び当該化合物を含有する液晶組成物
JP2896648B2 (ja) フッ素含有基置換液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20180220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190419

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201109

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6801245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151