JPH08259483A - 光学活性化合物 - Google Patents

光学活性化合物

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JPH08259483A
JPH08259483A JP6397995A JP6397995A JPH08259483A JP H08259483 A JPH08259483 A JP H08259483A JP 6397995 A JP6397995 A JP 6397995A JP 6397995 A JP6397995 A JP 6397995A JP H08259483 A JPH08259483 A JP H08259483A
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貞夫 竹原
Haruyoshi Takatsu
晴義 高津
Shinji Ogawa
真治 小川
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式I (R1:C1〜16のアルキル、アルコキシ、C2〜1
6のアルケニル、アルケニルオキシ、環A、B:独立的
にトランス−1,4−シクロヘキシレン、Fで置換され
てもよい1,4−フェニレン基、トランス−1,3−ジ
オキサン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイ
ル、ピリジン−2,5−ジイル、ピラジン−2,5−ジ
イル、L、M:独立的に単結合、−C≡C−、−CH2
CH2−、n:0、1、2、Y:F、H、R2:C4〜1
2のアルキル)の光学活性化合物、これを含有する組成
物及びこれを用いた液晶素子。 【効果】 本化合物は工業的に製造が容易、化学的に安
定、他の液晶材料との相溶性に優れ、ホスト液晶への添
加により温度範囲を狭くすることなく少量の添加で充分
短く温度依存性が比較的小さい螺旋ピッチを誘起でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気光学的液晶表示材
料として有用な新規光学活性化合物、それを含有する液
晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、時計、電卓をはじめと
して、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子
手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いら
れるようになっている。液晶表示方式としては、その代
表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩
れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲス
ト・ホスト)型あるいはFLC(強誘電性液晶)等が知
られているが、このうち現在最もよく用いられているの
はTN型及びSTN型である。また駆動方式としても従
来のスタティック駆動からマルチプレックス駆動が一般
的になり、更に単純マトリックス方式、最近では高精細
表示の可能なアクティブマトリックス方式が実用化され
ている。
【0003】この上記TN型あるいはSTN型液晶表示
に用いられる液晶材料には、通常ネマチック液晶に、少
量の光学活性な液晶性化合物をドーパントとして添加し
たキラルネマチック液晶が用いられているが、この光学
活性液晶性化合物には以下のような特性が要求されてい
る。 イ) 少量の添加でも充分な螺旋を誘起すること。 ロ) 極性が小さく、化学的に安定であること。 ハ) 螺旋ピッチの温度依存性が小さいこと。 ニ) 閾値電圧を高くしないこと。
【0004】現在汎用されている光学活性液晶性化合物
の例を以下にあげる。
【0005】
【化2】
【0006】しかしながら、式(A)〜(C)ともに、
化学的には比較的安定であるが、その分子内にシアノ基
やエステル基など極性の強い基が存在するため、例えば
上述のアクティブマトリックス駆動を行った場合、高い
電圧保持率を得難いという問題点もあった。また、これ
らの化合物は特にアクティブマトリックス駆動用のホス
ト液晶と比較すると高極性のため、その混合物を例えば
シリカゲル等の吸着剤を用いて精製した場合に、その組
成比が減少し、ピッチの再調整が必要となる等の問題点
も存在した。
【0007】また、1−メチルアルコキシル基を有する
光学活性な液晶化合物も報告されている。例えば式
(D)
【0008】
【化3】
【0009】の光学活性化合物では分子中に極性の強い
基を含まないため、高い電圧保持率を得ることが可能で
ある。しかしながら、式(D)の誘起する螺旋のピッチ
は、前記式(B)、式(C)等と比較するとかなり長い
という問題点があり、充分とはいえなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、以上の目的に応じ、ネマチック液晶に少量
添加することにより充分な螺旋ピッチを誘起し、且つそ
の温度依存性が少なく、更に化学的に安定であって、シ
アノ基やエステル基といった極性基を含まず、アクティ
ブマトリックス駆動を行っても、充分な電圧保持率が得
れらるような新規な光学活性液晶性化合物を提供するこ
とにあり、更にそれを含有する液晶組成物を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、一般式(I)
【0012】
【化4】
【0013】(式中、R1は炭素原子数1〜16のアル
キル基もしくはアルコキシル基又は炭素原子数2〜16
のアルケニル基もしくはアルケニルオキシ基を表わす
が、炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基が好ましく、
また後述の強誘電性液晶用キラルドーパントとしての用
途には炭素原子数5〜12の直鎖状アルキル基あるいは
直鎖状アルケニル基も好ましい。環A及び環Bはそれぞ
れ独立的にトランス−1,4−シクロヘキシレン基、フ
ッ素置換されていてもよい1,4−フェニレン基、トラ
ンス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基、ピリミ
ジン−2,5−ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基
又はピラジン−2,5−ジイル基を表わすが、好ましく
はトランス−1,4−シクロヘキシレン基又はフッ素置
換されていてもよい1,4−フェニレン基を表わす。L
及びMはそれぞれ独立的に単結合、−C≡C−あるいは
−CH2CH2−を表わすが、少なくとも一方は単結合が
好ましい。nは0、1又は2を表わし、n=2の場合、
2個の環B及びMは互いに同一であっても異なっていて
もよいが、nは0又は1が好ましい。Yはフッ素原子あ
るいは水素原子を表わすが、フッ素原子が好ましい。R
2は不斉炭素原子を有する炭素原子数4〜12のアルキ
ル基を表わすが、炭素原子数4〜10の1−メチルアル
キル基又は炭素原子数5〜10の2−メチルアルキル基
が好ましく、特に炭素原子数4〜10の1−メチルアル
キル基が好ましい。また、シクロヘキサン環はトランス
配置である。)で表わされる光学活性化合物を提供す
る。
【0014】このなかでも特に、R1が炭素原子数1〜
10のアルキル基又は炭素原子数2〜10のアルケニル
基を表わし、環A及び環Bがそれぞれ独立的に、フッ素
原子により置換されていてもよい1,4−フェニレン基
又はトランス−1,4−シクロヘキシレンキを表わすこ
とが好ましく、このとき、Yがフッ素原子であることが
好ましく、nが0又は1であることが好ましく、R2
炭素原子数4〜12の1−メチルアルキル基又は炭素原
子数4〜12の2−メチルアルキル基を表わすことが好
ましい。
【0015】このうち、更には、nが1であるとき、環
A及び環Bが共にトランス−1,4−シクロヘキシレン
基であり、L及びMが共に単結合である場合が好まし
く、同様にnが1であるとき、環A及び環Bのうちいず
れか一方がトランス−1,4−シクロヘキシレン基であ
り、他方が1,4−フェニレン基であり、L及びMがそ
れぞれ独立的に単結合又は−C≡C−を表わす場合も好
ましい。また、nが0であるとき、環Aが1,4−フェ
ニレン基であり、Lは単結合である場合が好ましい。ま
た、これらの場合、R1が炭素原子数1〜10の直鎖状
アルキル基であることが好ましい。
【0016】一般式(I)で表わされる化合物のなか
で、以下の一般式(Ia)〜(Ir)
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】
【0020】(式中、Raは炭素原子数1〜7の直鎖状
アルキル基を、Rbは炭素原子数2〜7の直鎖状アルケ
ニル基を表わし、Rcは不斉炭素原子を含む炭素原子数
4〜10の1−メチルアルキル基又は炭素原子数5〜1
0の2−メチルアルキル基を表わす。)で表わされる化
合物が好ましく、なかでも一般式(Ia)、(Ib)、
(Ic)、(Id)、(Ie)、(Ih)、(Ii)、
(Ik)、(Il)、(Im)、(In)、(Io)及
び(Ip)で表わされる化合物が特に好ましく、なかで
も一般式(Ia)、(Ie)、(Ih)、(Ii)及び
(Ik)で表わされる化合物が特に好ましい。
【0021】一般式(I)で表わされる各化合物は、例
えば、以下のようにして製造することができる。一般式
(II)
【0022】
【化8】
【0023】(式中、R1、環A、環B、L、M、n及
びYは一般式(I)におけると同じ意味を表わす。)で
表わされる3,4,5−トリフルオロベンゼン誘導体あ
るいは3,4−ジフルオロベンゼン誘導体と一般式(I
II)
【0024】
【化9】R2−OH (III) (式中、R2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
す。)で表わされる光学活性アルコールのアルコラート
とを反応させることにより、一般式(I)の化合物を得
ることができる。
【0025】ここで原料として用いた一般式(II)の
化合物は、例えば、特開平2−233626号公報、特
表平4−501576号公報、特表平4−501270
号公報、特開平6−247886号公報、特開平3−6
6632号公報、特開昭61−282328号公報、特
開昭57−154135号公報、特開昭64−36号公
報等に記載されている方法により製造することができ
る。
【0026】この方法は特にYがフッ素原子の場合に適
しているが、この方法によると、液晶骨格への不斉基の
導入が光学活性2級アルコールの場合でも不斉中心にお
ける反応とはならないために、光学純度の低下がなく、
反応収率もより良好であるという長所を有する。
【0027】あるいは一般式(I)の化合物は、一般式
(IV)
【0028】
【化10】
【0029】(式中、R1、環A、環B、L、M、n及
びYは一般式(I)におけると同じ意味を表わす。)で
表わされる2−フルオロ−5−置換フェノール誘導体を
強塩基存在下にフェノラートとし、これを一般式(V)
【0030】
【化11】R2−W (V) (式中、R2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
し、Wは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子あるいはp−
トルエンスルホニル基等の脱離基を表わす。)で表わさ
れる光学活性化合物と反応させることによっても得るこ
とができる。
【0031】ここで一般式(IV)の化合物は、一般式
(II)の化合物をt−ブトキシカリウムと反応させる
か、あるいはベンジルアルコールのアルコラートと反応
させた後に接触還元により脱ベンジル化するか、あるい
は上述の一般式(II)のの化合物の製造法と同様にし
て、一般式(VI)
【0032】
【化12】
【0033】(式中、R1、環A、環B、L、M、n及
びYは一般式(I)におけると同じ意味を表わす。)で
表わされる4−フルオロ−3−メトキシベンゼン誘導体
を製造し、これの脱メチル化によっても得ることができ
る。
【0034】斯くして製造された一般式(I)で表わさ
れる化合物の代表例を第1表に掲げる。
【0035】
【表1】
【0036】第1表からわかるように、一般式(I)の
化合物は融点が低く、その多くは油状物であって、液晶
性は示さない。しかしながら、一般式(I)の化合物
は、通常用いられる液晶化合物あるいは組成物との相溶
性に優れており、保存中に析出や相分離が生じる危険性
は小さい。しかも、そのホスト液晶に対する添加量は通
常少量で充分であり、その範囲では液晶相温度範囲を狭
くすることもほとんどない。
【0037】従って、一般式(I)の化合物は、他のネ
マチック液晶化合物との混合物の状態で、TN型あるい
はSTN型といった電界効果型表示セルの材料として、
好適に使用することができる。しかも一般式(I)の化
合物は、その分子内にシアノ基やエステル結合などの強
い極性基を有さないため、大きい比抵抗と高い電圧保持
率を得ることが容易である。そのため、アクティブマト
リックス駆動用液晶材料の構成成分としても適してい
る。本発明はその第二として、このように一般式(I)
で表わされる化合物の少なくとも1種類をその構成成分
として含有する液晶組成物を提供するものである。
【0038】この組成物中において、一般式(I)で表
わされる化合物と混合して使用することのできるネマチ
ック液晶化合物の好ましい代表例としては、例えば、4
−置換安息香酸4−置換フェニル、4−置換シクロヘキ
サンカルボン酸4−置換フェニル、4−置換シクロヘキ
サンカルボン酸4’−置換ビフェニリル、4−(4−置
換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸4−置換
フェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4
−置換フェニル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息
香酸4−置換シクロヘキシル、4,4’−置換ビフェニ
ル、1−(4−置換シクロヘキシル)−4−置換ベンゼ
ン、4,4’−置換ビシクロヘキサン、1−[2−(4
−置換シクロヘキシル)エチル]−4−置換ベンゼン、
1−(4−置換シクロヘキシル)−2−(4−置換シク
ロヘキシル)エタン、4,4”−置換ターフェニル、4
−(4−置換シクロヘキシル)−4’−置換ビフェニ
ル、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−
4’−置換ビフェニル、4−(4−置換フェニル)−
4’−置換ビシクロヘキサン、4−[2−(4−置換シ
クロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、4−
[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]シクロヘキ
シル−4’−置換ベンゼン、4−[2−(4−置換フェ
ニル)エチル]−4’−置換ビシクロヘキサン、1−
(4−置換フェニルエチニル)−4−置換ベンゼン、1
−(4−置換フェニルエチニル)−4−(4−置換シク
ロヘキシル)ベンゼン、2−(4−置換フェニル)−5
−置換ピリミジン、2−(4’−置換ビフェニリル)−
5−置換ピリミジン及び上記各化合物においてベンゼン
環が側方置換基を有する化合物等を挙げることができ
る。
【0039】このうちアクティブマトリックス駆動用と
しては4,4’−置換ビフェニル、1−(4−置換シク
ロヘキシル)−4−置換ベンゼン、4,4’−置換ビシ
クロヘキサン、1−[2−(4−置換シクロヘキシル)
エチル]−4−置換ベンゼン、1−(4−置換シクロヘ
キシル)−2−(4−置換シクロヘキシル)エタン、
4,4”−置換ターフェニル、4−(4−置換シクロヘ
キシル)−4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置
換シクロヘキシル)エチル]−4’−置換ビフェニル、
4−(4−置換フェニル)−4’−置換ビシクロヘキサ
ン、4−[2−(4−置換シクロヘキシル)エチル]−
4’−置換ビフェニル、4−[2−(4−置換シクロヘ
キシル)エチル]シクロヘキシル−4’−置換ベンゼ
ン、4−[2−(4−置換フェニル)エチル]−4’−
置換ビシクロヘキサン、1−(4−置換フェニルエチニ
ル)−4−置換ベンゼン、1−(4−置換フェニルエチ
ニル)−4−(4−置換シクロヘキシル)ベンゼン及び
上記においてベンゼン環がフッ素置換されている化合物
が適している。
【0040】更に、一般式(I)の化合物の、ドーパン
トとしての優れた効果は以下のように明らかである。ネ
マチック液晶材料として汎用のホスト液晶(H)
【0041】
【化13】
【0042】(式中、「%」は「重量%」を表わし、シ
クロヘキサン環はトランス配置を表わす。)のN(ネマ
チック)相の上限温度は73.8℃であった。次に、こ
のホスト液晶(H)99重量%及び第1表中の(No.
1)の化合物1重量%からなるキラルネマチック
(N*)液晶組成物(MH−1)を調製したところ、そ
のN*相の上限温度は72.4℃と、ホスト液晶(H)
と比較してほとんど変化しなかった。
【0043】また、この(MH−1)の室温(25℃)
における螺旋のピッチは11.2μmと短かった。更
に、この(MH−1)を加熱し、より高温域での螺旋ピ
ッチを測定したところ、40℃で12.1μm、55℃
で12.7μm、70℃で13.5μmとその温度依存
性は比較的小さいものであった。
【0044】次に、ホスト液晶(H)99重量%及び
(No.2)の化合物1重量%からなるN*液晶組成物
(MH−2)を調製したところ、そのN*相の上限温度
は70.8℃と、やはりホスト液晶(H)と比較してほ
とんど変化しなかった。
【0045】また、この(MH−2)の室温(25℃)
における螺旋のピッチは8.2μmと更に短かった。更
に、この(MH−2)を加熱し、より高温域での螺旋ピ
ッチを測定したところ、40℃で8.6μm、55℃で
9.2μm、70℃で9.7μmとその温度依存性はや
はり比較的小さいものであった。
【0046】次に、アクティブマトリックス駆動用とし
て好適なホスト液晶(J)
【0047】
【化14】
【0048】(式中、「%」は「重量%」を表わし、シ
クロヘキサン環はトランス配置を表わす。)の80℃に
おける電圧保持率は97.5%であった。次に、ホスト
液晶(J)90重量%及び(No.1)の化合物10重
量%からなるN*液晶組成物(MJ−1)を調製した。
この(MJ−1)の80℃における電圧保持率を測定し
たところ、97.3%とほとんど低下していなかった。
【0049】また、この(MJ−1)5.0gをヘキサ
ン20mlに溶解し、高さ15cmのカラムに充填した
シリカゲル25gに吸着させ、ついでヘキサン300m
lで溶出させた。溶質を含むフラクションを併せ濃縮し
て(MJ−1)5.0gを回収した。この回収した組成
物をホスト液晶(J)で2倍に希釈し、そのピッチを測
定したところ、室温(25℃)において、1.9μmで
あった。カラム処理により精製する前の(MJ−1)を
同様に希釈して測定したピッチは1.9μmであったの
で、カラム精製によりピッチはほとんど変化していない
ことがわかる。
【0050】これに対し、前述の式(C)の化合物10
重量%及びホスト液晶(J)90重量%からなるN*
晶組成物(MJ−C)を調製し、同様にして80℃にお
ける電圧保持率を測定したところ91.8%と低くなっ
た。また、この組成物を同様にしてシリカゲルカラムを
用いて精製し、ホスト液晶(J)で2倍に希釈してその
室温におけるピッチを測定したところ、8.9μmであ
った。カラム処理により精製する前の(MJ−C)を同
様に希釈して測定したピッチは5.4μmであったの
で、カラム精製によりピッチは大きく変化(増大)した
ことが明らかである。
【0051】次に、比較のために、前述の式(D)の化
合物1重量%及びホスト液晶(H)99重量%からなる
キラルネマチック(N*)液晶組成物(MH−D)を調
製した。この組成物の室温におけるピッチを測定したと
ころ54.4μmであり、(MH−1)と比較して、約
5倍と大きくなってしまった。
【0052】以上のように、本発明の一般式(I)の化
合物はホスト液晶に添加することにより、その温度範囲
を狭くすることなく、少量の添加でも充分短い螺旋ピッ
チを誘起し、その螺旋ピッチの温度依存性が比較的小さ
いという特性を有する。更に、アクティブマトリックス
用組成物に用いた場合、容易に高い電圧保持率を得るこ
とが可能であり、しかもホスト液晶材料と同様に低い極
性を有するため、組成物のシリカゲルカラム精製を行っ
てもその組成比が変化せず、従ってピッチも変化せずそ
の再調整の必要もないことがわかる。
【0053】以上のことから、本発明の一般式(I)の
化合物は、ネマチック液晶用キラルドーパントとして、
特にアクティブマトリックス駆動用液晶材料の構成成分
として、非常に優れていることがわかる。
【0054】また、本発明の一般式(I)の化合物は、
強誘電性液晶材料用キラルドーパントとしても好適に用
いることができる。強誘電性液晶材料において、キラル
ドーパントに大きく依存する物性としては螺旋ピッチと
自発分極があげることができる。通常の表面安定化強誘
電性液晶表示(SSFLC)においてはその螺旋ピッチ
は充分長いことが要求されるが、短い螺旋ピッチが要求
される表示方式(SBF、DHF等)も存在する。これ
らのそれぞれに応じてその螺旋ピッチを調整する必要が
あるわけであるが、キラルドーパントの添加はもう一つ
の特性である自発分極に大きな影響を与える。良好な表
示を得るためには自発分極においても望ましい値に設定
する必要があるが、キラルドーパントの誘起する螺旋ピ
ッチと自発分極は密接に相関するため、組成物の自発分
極だけあるいはピッチだけを調整することはなかなか困
難であった。ところが、本発明の一般式(I)の化合物
はキラルドーパントとして、螺旋ピッチを強く誘起する
が、自発分極はほとんど誘起しないという特性を有す
る。従って、自発分極を変化させずに組成物の螺旋ピッ
チを容易に調整することが可能である。
【0055】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0056】なお、相転移温度の測定は温度調節ステー
ジを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を
併用して行った。また、化合物の構造は核磁気共鳴スペ
クトル(1H−NMR)、質量スペクトル(MS)等に
より確認した。NMRにおけるCDCl3は溶媒を表わ
し、sは1重線、dは2重線、tは3重線、sexte
tは6重線、mは多重線を表わし、例えばttは3重の
3重線を表わし、Jはカップリング定数を表わす。IR
におけるneatは液膜による、KBrは錠剤成型によ
る測定を表わす。また、組成比における「%」は「重量
%」を表わす。 (実施例1) (S)−トランス−4−[3,5−ジ
フルオロ−4−(1−メチルヘプチルオキシ)フェニ
ル]−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン(第
1表中のNo.1の化合物)の合成
【0057】
【化15】
【0058】(S)−2−オクタノール2.50gをジ
メチルホルムアミド(DMF)6mlに溶解し、DMF
4mlに懸濁させた水素化ナトリウム0.77g中に滴
下した。5℃で1時間攪拌してアルコラートを精製さ
せ、これにトランス−4−(3,4,5−トリフルオロ
フェニル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサ
ン5.0gのDMF8mlとテトラヒドロフラン(TH
F)4ml溶液を滴下した。10℃で2時間攪拌した後
室温に戻し、水にあけ、ヘキサンで抽出した。ヘキサン
層を併せ、水で洗滌後、溶媒を溜去して得られた粗生成
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)
を用いて精製して、無色油状の(S)−トランス−4−
[3,5−ジフルオロ−4−(1−メチルヘプチルオキ
シ)フェニル]−トランス−4’−プロピルビシクロヘ
キサン6.4gを得た。 旋光度:[α]D 25=−1.35(d=0.50g/1
00ml,EtOH) NMR:δ=0.83〜1.87(m,42H),2.
32(tt,J=12and3Hz,1H),4.31
(sextet,J=6Hz,1H),6.52〜6.
58(m,2H) IR(neat):1620,1605,1520,1
440,1375,1335,1225,1115,1
080cm-1 (実施例2) (S)−3,5−ジフルオロ−4−
(1−メチルヘプチルオキシ)−4’−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)ビフェニル(第1表中のN
o.2の化合物)の合成 実施例1において、トランス−4−(3,4,5−トリ
フルオロフェニル)−トランス−4’−プロピルビシク
ロヘキサンに換えて、3,4,5−トリフルオロ−4’
−(トランス−4−プロピル)シクロヘキシルビフェニ
ルを用いた他は実施例1と同様にして、(S)−3,5
−ジフルオロ−4−(1−メチルヘプチルオキシ)−
4’−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)ビフ
ェニルの白色結晶を得た。 融点:48℃ NMR:δ=0.86〜0.93(m,6H),1.0
7(m,2H),1.20〜1.53(m,18H),
1.57〜1.64(m,1H),1.76〜1.83
(m,1H),1.87〜2.53(m,4H),2.
50(tt,J=12and3Hz,1H),6.91
〜6.97(m,2H),7.26(d,J=8.5H
z,2H),7.41(d,J=8.5Hz,2H) IR(KBr):1615,1605,1530,15
10,1430,1405,1220,1120,10
85,1070,830cm-1 (実施例3) (S)−3,5−ジフルオロ−4−
(1−メチルヘプチルオキシ)−4’−ペンチルビフェ
ニル(第1表中のNo.3の化合物)の合成 実施例1において、トランス−4−(3,4,5−トリ
フルオロフェニル)−トランス−4’−プロピルビシク
ロヘキサンに換えて、3,4,5−トリフルオロ−4’
−ペンチルビフェニルを用いた他は実施例1と同様にし
て、無色油状の(S)−3,5−ジフルオロ−4−(1
−メチルヘプチルオキシ)−4’−ペンチルビフェニル
を得た。 (実施例4) (S)−3,5−ジフルオロ−4−
(1−メチルヘプチルオキシ)−1−[4−(トランス
−4−エチルシクロヘキシル)フェニルエチニル]ベン
ゼン(第1表中のNo.4の化合物)の合成 実施例1において、トランス−4−(3,4,5−トリ
フルオロフェニル)−トランス−4’−プロピルビシク
ロヘキサンに換えて、3,4,5−トリフルオロ−1−
[4−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)フェニ
ルエチニル]ベンゼンを用いた他は実施例1と同様にし
て、無色油状の(S)−3,5−ジフルオロ−4−(1
−メチルヘプチルオキシ)−1−[4−(トランス−4
−エチルシクロヘキシル)フェニルエチニル]ベンゼン
を得た。この化合物は低温に放置すると結晶化したが、
その融点は12℃であった。 (実施例5) (S)−トランス−4−[3,5−ジ
フルオロ−4−(2−メチルブチルオキシ)フェニル]
−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン(第1表
中のNo.5の化合物)の合成 実施例1において(S)−2−オクタノールに換えて、
(S)−2−メチルブタノールを用いた他は実施例1と
同様にして、(S)−トランス−4−[3,5−ジフル
オロ−4−(2−メチルブチルオキシ)フェニル]−ト
ランス−4’−プロピルビシクロヘキサンの白色結晶を
得た。その融点は61℃であった。 NMR:δ=0.83〜1.28(m,20H),1.
54(m,1H),1.68〜1.85(m,10
H),2.32(tt,J=12and3Hz,1
H),3.74〜3.86(m,2H),6.52〜
6.54(m,2H) IR(KBr):1625,1605,1530,14
70,1440,1345,1225,1090cm-1 (実施例6) (S)−3,5−ジフルオロ−4−
(2−メチルブチルオキシ)−4’−ペンチルビフェニ
ル(第1表中のNo.6の化合物)の合成 実施例3において、(S)−2−オクタノールに換え
て、(S)−2−メチルブタノールを用いた他は実施例
3と同様にして、無色油状の(S)−3,5−ジフルオ
ロ−4−(2−メチルブチルオキシ)−4’−ペンチル
ビフェニルを得た。 (実施例7) キラルネマチック相における螺旋ピッ
チの測定 ネマチック液晶材料として汎用されるホスト液晶(H)
【0059】
【化16】
【0060】(式中、シクロヘキサン環はトランス配置
を表わす。)を調製した。このホスト液晶(H)のN相
の上限温度は73.8℃であった。このホスト液晶
(H)99重量%及び(No.1)の化合物1重量%か
らなるキラルネマチック(N*)液晶組成物(MH−
1)を調製したところ、そのN*相の上限温度は72.
4℃とほとんど変化しなかった。また、この(MH−
1)の室温(25℃)における螺旋のピッチを測定した
ところ11.2μmと短かった。更に、この(MH−
1)を加熱し、より高温域での螺旋ピッチを測定したと
ころ、40℃で12.1μm、55℃で12.7μm、
70℃で13.5μmとその温度依存性は比較的小さい
ものであった。
【0061】次に、ホスト液晶(H)99重量%及び
(No.2)の化合物1重量%からなるN*液晶組成物
(MH−2)を調製したところ、そのN*相の上限温度
は70.8℃とホスト液晶(H)と比較して、ほとんど
変化しなかった。
【0062】また、この(MH−2)の室温(25℃)
における螺旋のピッチを測定したところ8.2μmと
(MH−1)より更に短かった。更に、この(MH−
2)を加熱し、より高温域での螺旋ピッチを測定したと
ころ、40℃で8.6μm、55℃で9.2μm、70
℃で9.7μmとその温度依存性は比較的小さいもので
あった。 (実施例8) 電圧保持率の測定 アクティブマトリックス駆動用低粘性液晶として好適な
ホスト液晶(J)
【0063】
【化17】
【0064】(式中、シクロヘキサン環はトランス配置
を表わす。)を調製した。この組成物の80℃における
電圧保持率は97.5%であった。次に、このホスト液
晶(J)90重量%及び(No.1)の化合物10重量
%からなるN*液晶組成物(MJ−1)を調製した。こ
の(MJ−1)の80℃における電圧保持率を測定した
ところ、97.3%とホスト液晶(J)と比較してほと
んど低下していなかった。 (実施例9) 組成物のカラム精製 実施例8で調製した(MJ−1)をホスト液晶(J)で
2倍に希釈し、その螺旋ピッチを測定したところ、1.
9μmであった。つぎに(MJ−1)の5.0gをヘキ
サン20mlに溶解し、高さ15cmのカラムに充填し
たシリカゲル(Kieselgel 60)25gに吸
着させ、ついでヘキサン300mlで溶出させた。溶質
を含むフラクションを併せ濃縮したところ、(MJ−
1)5.0gを回収できた。この回収した組成物をホス
ト液晶(J)で2倍に希釈し、そのピッチを測定したと
ころ、室温(25℃)において、1.9μmであった。
従って、カラム精製によりほとんど変化していないこと
がわかる。 (比較例1)ホスト液晶(H)99重量%及び式(D)
【0065】
【化18】
【0066】の(S)−トランス−4−[4−(1−メ
チルヘプチルオキシ)フェニル]−トランス−4’−プ
ロピルビシクロヘキサン1重量%からなるN*液晶組成
物(MH−D)を調製し、実施例7と同様にしてこの組
成物の室温(25℃)におけるピッチを測定したとこ
ろ、54.4μmと(MH−1)と比較して、約5倍と
大きくなってしまった。 (比較例2)ホスト液晶(J)90重量%及び式(C)
【0067】
【化19】
【0068】のノナン酸コレステリル10重量%からな
るN*液晶組成物(MJ−C)を調製した。次に、実施
例8と同様にして(MJ−C)の80℃における電圧保
持率を測定したところ91.8%と(MJ−1)と比較
してかなり低くなってしまった。(比較例3)比較例2
で調製した(MJ−C)をホスト液晶(J)で2倍に希
釈し、その室温(25℃)における螺旋ピッチを測定し
たところ、5.4μmであった。次に、この5.0gを
実施例9と同様にしてシリカゲルカラムに通したとこ
ろ、4.8gを回収した。更に同様にして2倍に希釈し
た後、その螺旋ピッチを測定したところ、8.9μmと
大きく変化してしまった。
【0069】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表わされる化合
物は、実施例に示したように工業的にも容易に製造で
き、熱、光、水等に対し、化学的に安定であり、ネマチ
ック液晶として現在汎用されているホスト液晶との相溶
性にも優れている。しかも、ホスト液晶に添加すること
により、その温度範囲を狭くすることなく、少量の添加
でも充分短い螺旋ピッチを誘起し、その螺旋ピッチの温
度依存性が比較的小さいという特性を有する。
【0070】更に分子内にシアノ基やエステル結合など
の極性基が存在しないため、アクティブマトリックス用
組成物に用いた場合、容易に高い電圧保持率を得ること
が可能であり、しかもホスト液晶材料と同様の低極性化
合物であるため、組成物のシリカゲルカラム精製を行っ
てもその組成比が変化しないので、ピッチも変化せずそ
の再調整の必要もない。
【0071】従って、本発明の一般式(I)の化合物
は、ネマチック液晶用キラルドーパントとして、特にア
クティブマトリックス駆動用液晶材料の構成成分とし
て、特に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 241/12 C07D 241/12 319/06 319/06 C09K 19/12 C09K 19/12 19/18 19/18 19/30 19/30 19/34 19/34 19/58 9279−4H 19/58 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 // C07M 7:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜16のアルキル基もしく
    はアルコキシル基又は炭素原子数2〜16のアルケニル
    基もしくはアルケニルオキシ基を表わし、環A及び環B
    はそれぞれ独立的にトランス−1,4−シクロヘキシレ
    ン基、フッ素置換されていてもよい1,4−フェニレン
    基、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイル
    基、ピリミジン−2,5−ジイル基、ピリジン−2,5
    −ジイル基又はピラジン−2,5−ジイル基を表わし、
    L及びMはそれぞれ独立的に、単結合、−C≡C−ある
    いは−CH2CH2−を表わし、nは0、1又は2を表わ
    し、n=2の場合、2個の環B及びMは互いに同一であ
    っても異なっていてもよく、Yはフッ素原子あるいは水
    素原子を表わし、R2は不斉炭素原子を有する炭素原子
    数4〜12のアルキル基を表わし、シクロヘキサン環は
    トランス配置である。)で表わされる光学活性化合物。
  2. 【請求項2】 R1が炭素原子数1〜10のアルキル基
    又は炭素原子数2〜10のアルケニル基を表わし、環A
    及び環Bがそれぞれ独立的に、フッ素原子により置換さ
    れていてもよい1,4−フェニレン基又はトランス−
    1,4−シクロヘキシレンキを表わすことを特徴とする
    請求項1記載の一般式(I)で表わされる化合物。
  3. 【請求項3】 Yがフッ素原子であることを特徴とする
    請求項2記載の一般式(I)で表わされる光学活性化合
    物。
  4. 【請求項4】 nが0又は1であることを特徴とする請
    求項3記載の一般式(I)で表わされる光学活性化合
    物。
  5. 【請求項5】 R2が炭素原子数4〜12の1−メチル
    アルキル基又は炭素原子数4〜12の2−メチルアルキ
    ル基を表わすことを特徴とする請求項4記載の一般式
    (I)で表わされる光学活性化合物。
  6. 【請求項6】 R1が炭素原子数1〜10の直鎖状アル
    キル基を表わすことを特徴とする請求項5記載の一般式
    (I)で表わされる光学活性化合物。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6記載の一般式(I)で表
    わされる光学活性化合物を含有する液晶組成物。
  8. 【請求項8】 キラルネマチック相を呈することを特徴
    とする請求項7記載の液晶組成物。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載の液晶組成物を用い
    て構成される液晶素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280337A (ja) * 2008-04-08 2008-11-20 Chisso Corp ナフタレン環を有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
WO2010106910A1 (ja) * 2009-03-16 2010-09-23 チッソ株式会社 液晶組成物および液晶表示素子

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